JPH0911021A - 被覆鋼管の被膜切り離し制御方法 - Google Patents

被覆鋼管の被膜切り離し制御方法

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JPH0911021A
JPH0911021A JP16488295A JP16488295A JPH0911021A JP H0911021 A JPH0911021 A JP H0911021A JP 16488295 A JP16488295 A JP 16488295A JP 16488295 A JP16488295 A JP 16488295A JP H0911021 A JPH0911021 A JP H0911021A
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JP
Japan
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steel pipe
coating
carry
coated steel
covered steel
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JP16488295A
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English (en)
Inventor
Koji Sugano
康二 菅野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆鋼管の被膜切り離し制御方法を提供す
る。 【構成】 管接続治具で直列に接続した短尺の鋼管S
を、搬入ローラ25を介して所定の速度で管軸方向に搬入
しながら被覆装置13によって連続的に被覆処理して被覆
鋼管Pを製造した後、移動台車22に固定した被膜切断装
置1で接続部の被膜7を切断し、ブレーキ付のピンチロ
ール21で後行の被覆鋼管Pを締め付けた状態で、搬出ロ
ーラ27の速度を速めて先行の被覆鋼管Pを引っ張ること
により、先行の被覆鋼管Pを後行の被覆鋼管Pから切り
離すことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆鋼管の被膜切り離
し制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、短尺の鋼管を被覆ラインに送り込
んで合成樹脂等の被覆を施す場合、不連続部があると連
続処理ができないため、ライン入側で予め中子などの管
接続治具を用いて先行する鋼管と後行する鋼管を接続し
てから被覆を施し、被覆処理後、ライン出側で被膜切断
装置を用いて管接続部の被膜を切断し、鋼管同士の切り
離しを行っている。
【0003】ここで、この被膜切断装置について説明す
ると、図2に示すように、被膜切断装置1は中央部に被
覆鋼管Pが通過する孔部2aを備えた円筒状のカッタヘ
ッド2と、このカッタヘッド2を回転自在とするターニ
ングローラ3と、カッタヘッド2の円周方向に回動自在
に支持される複数のアーム4と、アーム4の先端に回転
自在に支持されるディスクカッタ5と、アーム4を操作
する空圧シリンダ6とから構成される。そして、カッタ
ヘッド2の孔部2aに被覆鋼管Pを通過させて、接続部
が到達した時点で、ターニングローラ3でカッタヘッド
2を回転させ、空圧シリンダ6の操作によってディスク
カッタ5を被覆鋼管Pの表面に押し付けて、被膜7のみ
を切断して切り離すのである。
【0004】しかし、このような被膜切断装置では、な
んらかの要因で図3に示すような切り目違いが発生して
完全に切り離すことができないため、例えば人手によっ
て目違い部を切断し切り離す必要がある。この切り離し
作業には、大きな労力を要するとともに、ライン内での
作業を余儀無くされるため、非常に危険であるという問
題を含んでいる。
【0005】また、例えば特開昭52− 67084号公報に
は、図4に示すように、ディスクカッタ5を備えたカッ
タヘッド2からなる被膜切断装置1と、この被膜切断装
置1と管体クランプ8と引き離しクランプ9と引き離し
シリンダ10とを載置する移動台車11と、鋼管Sの移動長
さを測定する長さ測定器12と、被覆装置13で被覆された
後の被覆鋼管Pの接続部Eを検出する継目検出器14と、
長さ測定器12と継目検出器14および移動台車11の位置検
出器15からの信号によって、移動台車11を被覆鋼管Pの
移動速度と同期させて移動させる駆動装置16を制御する
制御装置17とから構成される走行被膜切断装置が開示さ
れている。
【0006】しかし、この装置の場合も、管体クラン
プおよび引き離しクランプを必要とすること、各クラ
ンプを鋼管のサイズごとに対応して用意する必要がある
こと、などによって設備費が高くなるという問題を潜在
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来技術の有する課題を解決すべくなされたもので
あって、設備費用が安価で、かつ構造の簡易な被覆鋼管
の被膜切り離し制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、管接続治具で
直列に接続した短尺の鋼管を、搬入ローラを介して所定
の速度で管軸方向に搬入しながら被覆装置によって連続
的に被覆処理して被覆鋼管を製造した後、この被覆鋼管
に同期して移動する被膜切断装置によって接続部の被膜
を切断して搬出ローラを介して搬出する被覆ラインにお
ける先行の被覆鋼管と後行の被覆鋼管の被膜の切り離し
を制御する方法であって、前記被膜切断装置による被膜
の切断後に、前記被膜切断装置の入側に設けられたピン
チロールのブレーキ圧を制御して移動する後行の被覆鋼
管を締め付け、ついで、前記搬出ローラを所定の時間だ
け前記搬入ローラの速度よりも高速で回転させて先行の
被覆鋼管を引っ張ることを特徴とする被覆鋼管の被膜切
り離し制御方法である。
【0009】
【作 用】本発明によれば、ブレーキ付のピンチロール
を被膜切断装置の入側に設けて、先行の被覆鋼管と後行
の被覆鋼管の接続部での被膜を切断した後に、後行の被
覆鋼管を締め付けるとともに搬出ローラの速度を搬入ロ
ーラの速度よりも速めて、先行の被覆鋼管を引っ張るよ
うにしたので、被膜の切断時に切り目違いが発生しても
先行の被覆鋼管を後行の被覆鋼管から確実に切り離すこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明に係る被膜切り
離し制御装置の実施例を示す概要図であり、従来例と同
一の部材には同一の符号を付している。この図におい
て、21はディスクブレーキを取り付けたピンチロール
で、被膜切断装置1の上流側に位置決めされる。22は被
膜切断装置1およびピンチロール21を載置する移動台車
で、台車駆動モータ23の回転駆動力によってレール24上
を被覆鋼管Pの移動速度と同期して管軸方向に移動す
る。25は移動台車22の上流側に配置される搬入ローラ
で、搬入用駆動モータ26によって駆動される。27は移動
台車22の下流側に配置される搬出ローラで、搬出用駆動
モータ28によって駆動される。29はセンサで、被膜切断
装置1に取り付けられて、被膜7の切断完了信号を検出
する。
【0011】30は制御装置で、台車駆動モータ23および
搬入用駆動モータ26、搬出用駆動モータ28の回転数をそ
れぞれ制御するとともに、ブレーキ圧制御装置31を介し
てピンチロール21のブレーキ圧を制御する。なお、セン
サ29で検出される切断完了信号もこの制御装置30に入力
される。また、被覆鋼管Pの接続部Eが被膜切断装置1
に到達したことの情報は、従来例と同じく長さ測定器12
と継目検出器14で検出された移動距離信号および継目位
置信号を制御装置30に入力することによって判定され
る。
【0012】つぎに、このように構成された被膜切り離
し制御装置の動作について説明する。 まず、搬入用駆動モータ26を起動して搬入ローラ25を
駆動し、複数本の短尺の鋼管Sを中子などの管接続治具
で直列に接続した状態で、所定の速度で被覆装置13に送
り込む。同時に、搬出用駆動モータ28を起動して搬出ロ
ーラ27を搬入ローラ25と同じ速度で回転させる。
【0013】被覆装置13によって鋼管Sの表面にポリ
エチレンなどの合成樹脂膜を所定厚に連続的に被覆して
被覆鋼管Pとし、ピンチロール21および被膜切断装置1
を通過させながら搬出ローラ27側に送り込む。 先行の被覆鋼管Pと後行の被覆鋼管Pとの接続部Eが
被膜切断装置1に到達した時点で、台車駆動モータ23を
起動して移動台車22を被覆鋼管Pの移動速度と同期して
管軸方向に移動しながら、被膜切断装置1によって被膜
7のみを切断する。
【0014】センサ29からの切断完了信号によってブ
レーキ圧制御装置31を作動し、ピンチロール21のブレー
キ圧を制御して後行の被覆鋼管Pを締め付ける。その
後、下流側の搬出用駆動モータ28に増速指令を出力して
所定の時間の間搬出ローラ27を高速駆動する。これによ
って、先行の被覆鋼管Pと搬出ローラ27との間の摩擦に
よって先行の被覆鋼管Pに引っ張り力が作用して、先行
の被覆鋼管Pが後行の被覆鋼管Pから切り離される。
【0015】なお、このときの搬出ローラ27の速度は搬
入ローラ25の速度の3倍にするのがよい。これは、被覆
鋼管Pと搬出ローラ27との間にすべりを生じさせない限
界速度が望ましいとの理由による。また、搬出ローラ27
を高速駆動する時間は、先行の被覆鋼管Pが後行の被覆
鋼管Pから切り離されるのに必要とする時間であるか
ら、およそ3 sec程度で十分である。
【0016】所定の時間経過後、ピンチロール21のブ
レーキを解除して後行の被覆鋼管Pの締め付けを解除
し、台車駆動モータ23を逆回転させて移動台車22を上流
側の起動位置に戻し、待機させる。管サイズが、外径;
165.2 〜660.4 mmφ×肉厚;5〜16mmt×長さ;5.5 〜
18.3 mの短尺の鋼管Sに厚さ 2.5mmのポリエチレン被覆
を施して被覆鋼管Pを製造する際に、本発明法を用いて
被膜7の切り離しを行った。このとき、搬入ローラ25の
速度を1.1 〜9.3m/minとし、被膜切断後の搬出ローラ27
の速度はその3倍の3.3 〜27.9m/min とし、またその高
速駆動時間を3 secとした。なお、ピンチロール21のブ
レーキ圧を17kg-mとした。その結果、最大で5mmの切り
目違いが発生したにもかかわらず、全数完全な切り離し
を行うことができた。
【0017】なお、上記実施例において、移動台車22は
レール24上を走行する構成であるとして説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記した
特開昭52− 67084号公報に記載されたようなラックとピ
ニオンを組み合わせたものであってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブレーキ付のピンチロールを被膜切断装置の入側に設け
て、先行の被覆鋼管と後行の被覆鋼管の接続部での被膜
を切断した後に、後行の被覆鋼管の締め付けを行うとと
もに搬出ローラの速度を搬入ローラの速度よりも速め
て、先行の被覆鋼管を引っ張るようにしたので、自動的
に先行の被覆鋼管を後行の被覆鋼管から確実に切り離す
ことができ、これによって省力化を図ることができると
ともに、危険作業を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被膜切り離し制御装置の実施例を
示す概要図である。
【図2】従来の被膜切断装置の一例を示す概要図であ
る。
【図3】切り目違いの説明図である。
【図4】従来の被膜切断装置の他の例を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
1 被膜切断装置 5 ディスクカッタ 7 被膜 13 被覆装置 21 ピンチロール 22 移動台車 23 台車駆動モータ 24 レール 25 搬入ローラ 26 搬入用駆動モータ 27 搬出ローラ 28 搬出用駆動モータ 29 センサ 30 制御装置 31 ブレーキ圧制御装置 P 被覆鋼管 S 鋼管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管接続治具で直列に接続した短尺の鋼
    管を、搬入ローラを介して所定の速度で管軸方向に搬入
    しながら被覆装置によって連続的に被覆処理して被覆鋼
    管を製造した後、この被覆鋼管に同期して移動する被膜
    切断装置によって接続部の被膜を切断して搬出ローラを
    介して搬出する被覆ラインにおける先行の被覆鋼管と後
    行の被覆鋼管の被膜の切り離しを制御する方法であっ
    て、 前記被膜切断装置による被膜の切断後に、前記被膜切断
    装置の入側に設けられたピンチロールのブレーキ圧を制
    御して移動する後行の被覆鋼管を締め付け、ついで、前
    記搬出ローラを所定の時間だけ前記搬入ローラの速度よ
    りも高速で回転させて先行の被覆鋼管を引っ張ることを
    特徴とする被覆鋼管の被膜切り離し制御方法。
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