JPH09110175A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JPH09110175A
JPH09110175A JP27227795A JP27227795A JPH09110175A JP H09110175 A JPH09110175 A JP H09110175A JP 27227795 A JP27227795 A JP 27227795A JP 27227795 A JP27227795 A JP 27227795A JP H09110175 A JPH09110175 A JP H09110175A
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moving body
loading
station
unloading
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JP27227795A
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Satoshi Shibata
諭 柴田
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成で、移動体に搭載される複数個に
荷を各別に移載できる搬送設備を提供する。 【解決手段】 搬送設備において、移動体Aに、それの
移動方向に並ぶ状態で複数個の荷9を搭載可能な荷搭載
部A2が備えられ、移動体Aの荷搭載部A2の荷9をス
テーションSTに卸す荷卸し装置LDと、ステーション
STの荷を移動体Aに積む荷積み込み装置LUとが各別
に備えられ、且つ、荷卸し装置LDが移動体移動方向上
流側となる状態で間隔を隔てて配置され、移動体Aの運
行制御手段は、移動体AとステーションSTとの間で荷
9を移載するとき、移動体Aの荷搭載部A2における移
動体移動方向に並ぶ複数個の荷搭載予定箇所夫々のうち
の荷移載を実行するものを荷卸し装置LD及び荷積み込
み装置LUの夫々により移載可能な位置に選択的に位置
させるように、ステーションSTにおける停止位置を切
換えるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷搬送用の移動体
と、その移動体の走行経路を設定する走行案内手段と、
前記走行経路に沿って設置されたステーションと、前記
移動体の運行を制御する運行制御手段とが設けられ、前
記ステーションに、前記移動体と前記ステーションとの
間で荷を移載する移載手段が備えられている搬送設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる搬送設備は、走行案内手段によっ
て設定される走行経路に沿って移動する移動体によって
ステーション間で荷を搬送する設備である。搬送される
荷は、移動体がステーションに対する設定位置に停止し
た状態で、ステーションに備えられた移載手段によっ
て、移動体とステーションとの間で移載される。移動体
によって搬送される荷は搬送先の異なる複数個の荷を搭
載する場合があり、従来このような場合は、ステーショ
ンの移載手段が、ステーションに停止している移動体に
搭載された全ての荷に対して各別に移載動作可能に構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、移載手段には
複雑な動きが要求され、その構成が複雑化してしまう不
都合があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、簡素な構成で、移動体に搭載
される複数個に荷を各別に移載できる搬送設備を提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、移動体は、荷搭載部に移動体移動
方向に並ぶ状態で搭載された搬送先の異なる複数個の荷
を搬送することができる。すなわち、移動体の運行を制
御する運行制御手段は、移動体とステーションとの間で
荷を移載するとき、移動体の荷搭載部における移動体移
動方向に並ぶ複数個の荷搭載予定箇所夫々のうちの荷移
載を実行するものを荷卸し装置及び荷積み込み装置の夫
々により移載可能な位置に選択的に位置させるように、
移動体のステーションにおける停止位置を切換えること
で、荷卸し装置及び荷積み込み装置は、移動体の荷搭載
部の全ての荷搭載予定箇所に対して各別に荷を移載する
ことが可能となる。しかも、複数個の荷搭載予定箇所夫
々のうちの荷移載を実行するものを荷卸し装置及び荷積
み込み装置により移載可能な位置に選択的に位置させる
ので、荷卸し装置及び荷積み込み装置は、停止している
移動体の全ての荷搭載予定箇所に対して荷を移載するよ
うな必要がなく、荷卸し装置及び荷積み込み装置により
荷の移載が可能な範囲を一部に限定することができ、移
載手段の構成の簡素化を図ることができる。従って、簡
素な構成で、移動体に搭載される複数個に荷を各別に移
載できる搬送設備を提供できるに至った。
【0005】ところで、上記のように、移動体のステー
ションにおける停止位置を切り換えて、荷卸し装置及び
荷積み込み装置により移載可能な位置に選択的に位置さ
せるので、移動体の荷をステーションに卸す時間及びス
テーションの荷を移動体に積み込む時間自体は長くなる
傾向があるが、荷卸しと荷の積み込みとを各別の装置で
行えるようにしており、荷卸しと荷の積み込みとを並行
して行えることにより荷の移載作業効率が向上するのみ
ならず、例えば荷卸しと荷の積み込みとを兼用できるよ
うな移載手段に較べて、移動体の停止時間を減少させる
ことにより移動体の停止位置の切り換え動作を迅速に行
えることによっても荷の移載作業効率を向上することに
なる。
【0006】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、一つのステーションに2台の移動体を停止させ
て、先行する移動体への荷の積み込み作業と後続の移動
体からの荷卸し作業とを並行して行うことができ、荷の
搬送作業効率を更に向上することができる。又、上記請
求項3記載の構成を備えることにより、移動体は、案内
レールに沿ってリニア直流モータによって走行駆動され
る。リニア直流モータは、駆動用コイルとマグネットと
の移動体移動方向における相対的な位置関係を精度良く
位置決めできるので、ステーションにおける移動体の停
止位置を切換えるのに好適である。
【0007】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、荷卸し装置及び荷積み込み装置は、移動体の荷
搭載予定箇所が位置することになる一箇所設定された移
載用位置に対して荷を移載するだけで良いので、荷卸し
装置及び荷積み込み装置の動作も単純なものとなり、荷
卸し装置及び荷積み込み装置の一層の構成の簡素化を図
ることができる。又、上記請求項5記載の構成を備える
ことにより、荷卸し装置と荷搬入用通路との間、又は、
荷積み込み装置と荷搬出用通路との間に設けられた滞留
部において、移動体に積み込む荷又は移動体から卸した
荷を一時的に滞留させることができるので、荷卸し装置
及び荷積み込み装置での移載動作と荷搬入用通路又は荷
搬出用通路での荷の搬送動作とを必ずしも完全に同期さ
せる必要がなく、搬送設備の制御構成を簡素化を図るこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の搬送設備の実施の
形態を図面に基づいて説明する。搬送設備TSは、図8
に示すように、主に、全体として閉じた曲線をなす案内
レールBと、その案内レールBに案内されて図示する一
方向に走行する複数の移動体Aと、案内レールBに沿っ
て設置された複数のステーションST(図8では簡略的
に一つのステーションのみを示している)とからなって
いる。従って、案内レールBは、移動体Aの走行経路を
設定する走行案内手段GMとして機能する。図3に示す
ように、移動体Aはリニア直流モータLMにて走行駆動
され、リニア直流モータLMの駆動用コイル1が移動体
Aに装着され、駆動用コイル1との共働で推力を発生さ
せるためのリニア直流モータLMのマグネット2が、案
内レールBすなわち地上側に装着されている。案内レー
ルBの上方側において、案内レールBの長手方向に並べ
て、交流電流が通電されて磁界を発生する給電線3が配
置され、移動体Aに、給電線3にて形成された磁界によ
り電力を発生する受電用コイル4が設けられており、こ
の受電用コイル4から発生される電力が供給されて、駆
動用コイル1が、マグネット2と協働で、移動体Aを走
行させるための推力を発生し、移動体Aの停止中には移
動体Aの停止保持する。
【0009】以下各部について説明を加える。移動体A
は、案内レールB内に収納された状態で案内レールBに
載置状態に支持される本体部A1と、案内レールBの上
方に突出状態で位置して、主として物品の保持に関係す
る荷搭載部A2とからなる。本体部A1と荷搭載部A2
とは、正面視において移動車横幅方向の中央部に位置す
る縦姿勢の連結部材5にて接続されている。本体部A1
は、図4及び図5に示すように、前側台車30a及び後
側台車30bの2台の台車30と、前側台車30a及び
後側台車30bの夫々から上方に延びる状態で取り付け
られている前側連結部材5a及び後側連結部材5bの2
つの連結部材5と、前側連結部材5aと後側連結部材5
bを固定連結する連結アーム32とが備えられて構成さ
れている。
【0010】前側台車30a及び後側台車30bの夫々
には、移動車横幅方向に沿う軸芯周りで回転自在な左右
一対の走行輪6と、上下方向に沿う軸芯周りで回転自在
な振れ止め用の4つの転輪7とが装備され、走行輪6及
び転輪7の取り付け部の下方側箇所すなわち前側台車3
0a及び後側台車30bの夫々の底部にリニア直流モー
タLMの駆動用コイル1が固定的に取り付けられてい
る。従って、駆動用コイル1は、前側台車30a及び後
側台車30b夫々の姿勢と連動して姿勢変化する。後側
連結部材5bは、図3に示すように、軸受け33にて縦
軸芯回りに回動自在に後側台車30bに支持されてお
り、後側連結部材5bの上端は、荷搭載部A2に固定さ
れており、前側連結部材5aも後側連結部材5bと同様
の支持構成で支持されている。
【0011】荷搭載部A2には、荷載置台8と、駆動用
コイル1の駆動等を管理するコントローラEと、前述の
受電用コイル4とが装備されている。荷搭載部A2は、
図8に示すように、移動体移動方向に並ぶ状態で2個の
荷9を搭載できるものとしてある。受電用コイル4は、
後側連結部材5bに回動自在に取り付けられ、図3に示
すように、縦断面形状がE字状の磁性材4aと、その磁
性材4aの中央の突起部分に巻回される一次コイル4b
とからなり、磁性材4aが給電線3を覆う位置で且つ給
電線3に沿う姿勢に取り付けられている。受電用コイル
4の下端部は後側台車30bとが接続アーム34にて接
続されているので、案内レールBの湾曲部分を通過する
際、走行輪6及び転輪7が案内レールBの水平方向の移
動体案内面HG及び垂直方向の移動体案内面VGとの接
触によって後側台車30bが案内されて姿勢変化するの
に連動して受電用コイル4も姿勢変化し、受電用コイル
4は上記の姿勢をほぼ維持する。受電用コイル4にて発
生した電力は、図7に示すように、電源回路21に供給
される。この電源回路21は、整流回路や電圧安定化回
路を備えるものであって、受電用コイル4からの電力を
整流並びに電圧調整して、駆動用コイル1を駆動するコ
イル駆動回路K1及びコントローラEに供給するように
なっている。コイル駆動回路K1は、図7に示すよう
に、図示しないホール素子等の磁気検出素子によってマ
グネット2の磁界を検出し、その検出信号に基づいて、
複数の3相Y結線のコイルにより構成される駆動用コイ
ル1に通電する回路であり、リニア直流モータLMはい
わゆる3相LDMを構成している。
【0012】コントローラEは、物品移載用のステーシ
ョンSTに設けた通信装置22及び図8に示すようにス
テーションSTの手前側箇所に設けた通信装置24と光
通信にて通信する通信装置23や、上述したマグネット
2の磁界を検出する磁気検出素子の他、例示はしないが
ステーションSTに対する位置を検出するセンサや先行
する他の移動体Aとの距離を検出するセンサ等の、各種
のセンサ類を備えている。コントローラEの通信装置2
3は、移動体AがステーションSTに停止し、ステーシ
ョンSTの通信装置23と互いに対向した状態で通信を
行い、又、ステーションSTの手前側箇所に設置された
通信装置24とは移動体Aが走行している状態で通信を
行う。
【0013】案内レールBは、図6に示すように、吊り
下げ枠13にて天井側から吊り下げ状態で設置され、平
面視で、各角部に適当な湾曲部を設けた略長方形状に配
置されている。又、案内レールBは、図6に示すよう
に、アルミニウム等の非磁性体にて一体に形成されたレ
ール材10を主要部として構成されており、レール材1
0の間に、マグネット2が配置されている。案内レール
Bの底部には、レール長手方向に間隔を隔てて支持枠1
2が組み付けられ、この支持枠12の両端部が、吊り下
げ枠13にて天井部に対して支持されている。つまり、
図2及び図8に示すように、案内レールBが、天井部に
対して吊り下げ支持されて、搬送設備全体としては、天
井搬送形式となっている。
【0014】また、案内レールBの上部には、左右一対
のスリットカバー14がボルト固定されており、それら
スリットカバー14の間に、前記移動体Aの縦姿勢の連
結部材5が挿通するスリット状の開口部15が形成さ
れ、そのスリット状の開口部15は案内レールBの長手
方向に沿う状態となっている。スリットカバー14の取
付箇所の直上には、給電線3が支持部材3aにて支持さ
れる状態で上記スリット状の開口部15を挟んで左右一
対に設けられている。
【0015】ステーションSTには、図1及び図2に示
すように、移動体AとステーションSTとの間で荷9を
移載する移載手段TFと、移載手段TFによる移載対象
の荷9を一時的に滞留する荷滞留部LSと、荷滞留部L
Sに受渡しする荷9を搬送する昇降エレベータTCとが
設けられている。移載手段TFは、移動体Aの荷搭載部
A2から荷を卸す荷卸し装置LDと荷搭載部A2へ荷を
積み込む荷積み込み装置LUとから構成され、上記の荷
滞留部LS及び昇降エレベータTCは荷卸し装置LD及
び荷積み込み装置LUの夫々に対応して設けられてい
る。荷卸し装置LDと荷積み込み装置LUとは、荷卸し
装置LDが荷積み込み装置LUよりも移動体移動方向上
流側となるように二つの荷滞留部LSを挟んで対象に配
置され、動作も二つの滞留部LSを挟んで対象となって
いる。又、荷卸し装置LDと荷積み込み装置LUとの間
隔は、図1に示すように、荷積み込み装置LUにより移
載可能な位置に移動体Aが停止している時に、荷卸し装
置LDにより移載可能な位置に後続の移動体Aが停止で
きる間隔に設定されている。荷卸し装置LDは、主に、
荷担持用のフォーク40aを備えたフォーク台40と、
フォーク台40を支持する屈曲自在の第1及び第2連結
アーム41a,41bと、第2連結アーム41bを回動
自在に支持する昇降台42と、昇降台42を昇降自在に
支持する昇降機43とからなり、更に、図示を省略する
が、フォーク台40を第1連結アーム41aに対して縦
軸芯周りに回転駆動するモータ、第1連結アーム41a
と第2連結アーム41bとの連結部に設けられ、縦軸芯
周りの回動駆動により第1連結アーム41aと第2連結
アーム41bとを屈曲させるモータ、及び、第2連結ア
ーム41bを昇降台42に対して縦軸芯周りに回動駆動
するモータが備えられている。
【0016】荷卸し装置LDは、これらのモータの作動
により、図1に実線及び二点鎖線示すように、フォーク
台40を前進、後退及び旋回させることができ、更に、
昇降機43によって昇降させることができる。フォーク
台40をこのように動作させることによって、荷卸し装
置LDは、移動体Aの荷搭載部A2の荷9を荷搬入用の
荷滞留部LSへ荷卸しする。一方、荷積み込み装置LU
は、上記の如くフォーク台40の動作が荷滞留部LSを
挟んで対称となり、荷搬出用の荷滞留部LSの荷9を移
動体Aの荷搭載部A2へ積み込む構成であるが、基本的
に同じ構成であり、説明を省略する。荷搬入用の荷滞留
部LS及び荷搬出用の荷滞留部LSは荷9の搬送方向が
異なるだけで基本的には同一の構成である。何れの荷滞
留部LSにおいても、2箇所の滞留位置35,36が設
けられ、案内レールB側の滞留位置35には、図示を省
略するが、ターンテーブルが備えられており、滞留位置
35に載置された荷9は、ターンテーブルにて90度回
転することになる。
【0017】荷9の滞留位置35,36間の移動、及
び、滞留位置36と昇降エレベータTCとの間は図示し
ないクレーン機構等によって荷9が移載される。荷搬入
用の荷滞留部LSに連設する昇降エレベータTCと荷搬
出用の荷滞留部LSに連設する昇降エレベータTCとは
基本的には同一の構成であり、荷9の搬送方向が上昇で
あるか降下であるかが異なるのみである。昇降エレベー
タTCは、荷載置台50に取り付けられたガイドローラ
51が枠体52の案内面に案内されて昇降し、図示しな
いモータによって荷載置台50を吊り下げ支持するチェ
ーン53を駆動して、荷載置台50を昇降駆動し、荷載
置台50は、それに取り付けられたガイドローラ51が
枠体52の案内面に案内されて昇降する。従って、荷搬
入用の荷滞留部LSに連設する昇降エレベータTCは荷
搬入用通路IRを形成し、荷搬出用の荷滞留部LSに連
設する昇降エレベータTCは荷搬出用通路ORを形成す
る。
【0018】次に、移動体AのコントローラEと図示し
ないステーションST側のコントローラとによるステー
ションSTにおける荷9の移載作業の過程を、図9乃至
図12の移動体AのコントローラEによる制御を示すフ
ローチャート及び図13のステーションST側のコント
ローラによる制御を示すフロチャートに基づいて説明す
る。先ず、移動体AがステーションSTに接近し、移動
体Aの通信装置23がステーションSTの手前側箇所に
設置された通信装置24と通信を開始すると、図9及び
図10のフローチャートにおいて、通信装置24から接
近しているステーションSTについての情報を得る(ス
テップ#1)。この情報には、ステーションSTの識別
番号、及び、ステーションSTにおいて移動体Aに搭載
するべき荷9の数等の情報が含まれる。これらの情報を
受け取ると、そのステーションSTに停止するか否かの
判断を行う。
【0019】移動体AのステーションSTに対する停止
位置は、荷搭載部A2における前後に並ぶ二つの荷搭載
予定箇所のうち前側の荷搭載予定箇所(以下、「前側荷
受け台」という)が荷卸し装置LDのフォーク台40の
正面に位置する停止位置(以下、「停止位置a」とい
う)と、後側の荷搭載予定箇所が(以下、「後側荷受け
台」という)荷卸し装置LDのフォーク台40の正面に
位置する停止位置(以下、「停止位置b」という)と、
前側荷受け台が荷積み込み装置LUのフォーク台40の
正面に位置する停止位置(以下、「停止位置c」とい
う)と、後側荷受け台が荷積み込み装置LUのフォーク
台40の正面に位置する停止位置(以下、「停止位置
d」という)との四つの停止位置がある。ちなみに、図
1においては、先行の移動体Aは停止位置cに停止して
おり、後続の移動体Aは停止位置aに停止している。移
動体AのコントローラEは、例えば通信装置24の設置
位置からそれらの停止位置までの距離情報に基づいて、
各停止位置へ選択的に停止制御を行う。つまり、荷卸し
装置LD及び荷積み込み装置LUに対して夫々一箇所設
定されている移載用位置に、前記荷搭載予定箇所が位置
するときに荷9を移載するのである。
【0020】接近しているステーションSTに停止する
か否かの判断について、図11のフローチャートに基づ
いて説明する。先ず、通信装置24から得た情報によっ
て、ステーションSTで搭載するべき荷9の個数を荷搭
載要求数として登録する(ステップ#30)。この荷搭
載要求数は、荷9の積み込みのための停止する必要があ
るか否かの判断のための変数であり、ステーションST
にて搭載を要求している荷9の個数が「2」を超えて
も、荷搭載要求数は「2」を上限とする。前側荷受け台
に荷9がなく(ステップ#31)、荷搭載要求数が
「0」でない場合(ステップ#34)すなわちステーシ
ョンSTにて搭載すべき荷9がある場合は停止位置cで
の停止登録を行い(ステップ#35)、荷搭載要求数を
「1」だけ減算する(ステップ#36)。前側荷受け台
に荷9があって(ステップ#31)、接近しているステ
ーションSTがその荷9を卸すステーションSTであり
(ステップ#32)、荷搭載要求数が「0」である場合
(ステップ#34)すなわちステーションSTにて搭載
すべき荷9がない場合は停止位置aでの停止登録を行う
(ステップ#33)。前側荷受け台に荷9があって(ス
テップ#31)、接近しているステーションSTがその
荷9を卸すステーションSTであり(ステップ#3
2)、荷搭載要求数が「0」でない場合(ステップ#3
4)は停止位置a及び停止位置cでの停止登録を行う
(ステップ#33,35)。
【0021】上記の前側荷受け台についての処理を終了
すると、後側荷受け台についても同様の処理を実行し
(ステップ#37〜41)、停止位置b,dでの停止登
録を行い、終了後図9のフローチャートに戻る。停止位
置登録の処理の終了後に何れの停止位置についても停止
登録がない場合は(ステップ#3)、接近しているステ
ーションSTに対する処理を終了する。つまり、接近し
ているステーションSTを通過する。停止位置aの停止
登録がある場合は、コイル駆動回路K1を制御して移動
体Aを停止位置aで停止させ(ステップ#5)、ステー
ションSTとの間で荷9の移載処理(ステップ#6)を
実行する。
【0022】荷9の移載処理は、図12のフローチャー
トに示すように、移動体A側の通信装置23からステー
ションST側の通信装置22へ荷9の「移載要求」を送
信する(ステップ#50)。尚、ステーションST側の
通信装置22は、移動体Aが停止位置a,b,c,dの
何れの停止位置の停止している状態でも通信可能なよう
に夫々の停止位置に対応して通信用の受発光素子が設置
されている。ステーションST側では、この「移載要
求」を受信すると、荷卸し装置LDの制御を行うコント
ローラは、図12(イ)に示すフローチャートの処理を
開始する。すなわち、上述の如く荷卸し装置LDを作動
させて移動体Aの荷搭載部A2の荷9を荷搬入用の荷滞
留部LSに移載して荷卸しを行い(ステップ#60)、
この荷卸しが完了すると「移載完了信号」を移動体Aの
通信装置23に送信する(ステップ#61)。
【0023】移動体AのコントローラEは、「移載完了
信号」を受信すると(ステップ#51)、処理を図9の
フローチャートに戻し、停止位置b,c又はdについて
停止登録があると(ステップ#7,10,13)、順次
その停止位置へ移動し(ステップ#8,11,14)、
移載処理を行う(ステップ#9,12,15)。尚、停
止位置c,dでは荷9を積み込むので、荷積み込み装置
LUの制御を行うコントローラが、移動体Aの通信装置
23からの「移載要求」を受信すると、図13(ロ)に
示すフローチャートの処理を実行し、荷9の積み込み
(ステップ#70)が終了すると、移動体A側へ「移載
完了信号」を送信する(ステップ#71)。移動体A側
では、その「移載完了信号」を受信すると(ステップ#
51)、次のステップに進む。上記の如くして全ての停
止位置において移載処理が完了すると、移動体Aを次の
ステーションSTに向けて発進させる(ステップ#1
6)。但し、停止位置a,bに停止している移動体A
を、停止位置c,dに移動させる場合、又は、発進させ
る場合において、停止位置c,dに先行する移動体Aが
停止しているときは、その先行する移動体Aが発進した
後に、移動又は発進させるようにしてある。
【0024】又、停止位置aでの停止登録がなく停止位
置bで停止登録がある場合(ステップ#4,17)、停
止位置a,bでの停止登録がなく停止位置cで停止登録
がある場合(ステップ#4,17,19)、及び、停止
位置a,b,cでの停止登録がない場合(ステップ#
4,17,19)は、夫々、停止位置b、停止位置c及
び停止位置cで停止し(ステップ#18,20,2
1)、夫々の停止位置での荷9の移載処理を行い、更に
後続の停止位置での停止登録がある場合は、上記の処理
と同様に、夫々の停止位置で順次荷9の移載処理を行
い、全ての停止位置において移載処理が完了すると、移
動体Aを次のステーションSTに向けて発進させる(ス
テップ#16)。移動体AのコントローラEは、上記の
如き制御を行い、移動体Aの運行を制御する運行制御手
段として機能する。
【0025】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、移動体Aの荷搭載部A2は、
移動体移動方向に2個の荷9を並べて搭載可能な構成と
しているが、3個以上並べて搭載可能な構成としても良
い。又、このように多数の荷9を並べて搭載可能に構成
した場合、荷卸し装置LD及び荷積み込み装置LUは、
上記実施の形態のように一箇所設定された移載用位置に
対して移載を行う構成とするのではなく、荷搭載部A2
に並ぶ荷9の数よりも小さくなる範囲で複数箇所設定さ
れた移載用位置に対して移載を行えるように構成しても
良い。 上記実施の形態では、移動体Aをリニア直流モータ
LMにて走行駆動する構成としているが、リニア誘導モ
ータとするか、あるいは、通常の回転形のモータにて走
行駆動する構成としても良い。
【0026】 上記実施の形態では、ステーションS
Tに荷9を一時的に滞留する荷滞留部LSを備えている
が、荷滞留部LSを備えずに、荷卸し装置LD及び荷積
み込み装置LUが、移動体Aと昇降エレベータTCとの
間で荷9を移載する構成としても良い。 上記実施の形態では、ステーションSTにおいて、
荷卸し装置LDと荷積み込み装置LUとを移動体移動方
向に十分に離間させて配置し、2台の移動体Aに対して
荷卸し作業と荷積み込み作業とを並行して実行できるよ
うに構成しているが、荷卸し装置LDと荷積み込み装置
LUとを、更に接近させて配置し、1台の移動体Aに対
して荷卸し作業と荷積み込み作業とを並行して実行でき
るように構成しても良い。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる要部平面図
【図2】本発明の実施の形態にかかる移動体移動方向視
の部分断面図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部部分断面図
【図4】本発明の実施の形態にかかる移動体の部分側面
【図5】本発明の実施の形態にかかる移動体の部分平面
【図6】本発明の実施の形態にかかる案内レールの断面
【図7】本発明の実施の形態にかかる移動体のブロック
構成図
【図8】本発明の実施の形態にかかる搬送設備の概略構
成図
【図9】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図10】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図11】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図12】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図13】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【符号の説明】 1 駆動用コイル 2 マグネット 9 荷 A 移動体 A2 荷搭載部 B 案内レール E 運行制御手段 GM 走行案内手段 IR 搬入用通路 LD 荷卸し装置 LM リニア直流モータ LS 荷滞留部 LU 荷積み込み装置 OR 搬出用通路 ST ステーション TF 移載手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷搬送用の移動体(A)と、その移動体
    (A)の走行経路を設定する走行案内手段(GM)と、
    前記走行経路に沿って設置されたステーション(ST)
    と、前記移動体(A)の運行を制御する運行制御手段
    (E)とが設けられ、 前記ステーション(ST)に、前記移動体(A)と前記
    ステーション(ST)との間で荷(9)を移載する移載
    手段(TF)が備えられている搬送設備であって、 前記移動体(A)に、それの移動方向に並ぶ状態で複数
    個の荷(9)を搭載可能な荷搭載部(A2)が備えら
    れ、 前記移載手段(TF)は、前記移動体(A)の荷搭載部
    (A2)の荷(9)を前記ステーション(ST)に卸す
    荷卸し装置(LD)と、前記ステーション(ST)の荷
    を前記移動体(A)に積む荷積み込み装置(LU)とが
    各別に備えられ、且つ、前記荷卸し装置(LD)が前記
    移動体移動方向上流側となる状態で間隔を隔てて配置さ
    れ、 前記運行制御手段(E)は、前記移動体(A)と前記ス
    テーション(ST)との間で荷(9)を移載するとき、
    前記移動体(A)の荷搭載部(A2)における移動体移
    動方向に並ぶ複数個の荷搭載予定箇所夫々のうちの荷移
    載を実行するものを前記荷卸し装置(LD)及び前記荷
    積み込み装置(LU)の夫々により移載可能な位置に選
    択的に位置させるように、前記ステーション(ST)に
    おける停止位置を切換えるように構成されている搬送設
    備。
  2. 【請求項2】 前記荷卸し装置(LD)と前記荷積み込
    み装置(LU)との移動体移動方向における間隔が、前
    記荷積み込み装置(LU)により移載可能な位置に前記
    移動体(A)が停止しているときに、前記荷卸し装置
    (LD)により移載可能な位置に後続の移動体(A)が
    停止可能な間隔に設定されている請求項1記載の搬送設
    備。
  3. 【請求項3】 前記移動体(A)は、地上側と前記移動
    体(A)側とに振り分け配置されるマグネット(2)と
    駆動用コイル(1)とが備えられたリニア直流モータ
    (LM)にて走行駆動され、 前記走行案内手段(GM)は、案内レール(B)にて構
    成されている請求項1又は2記載の搬送設備。
  4. 【請求項4】 前記荷卸し装置(LD)及び荷積み込み
    装置(LU)は、それらに対して夫々一箇所設定された
    移載用位置に、前記移動体(A)の荷搭載部(A2)に
    おける移動体移動方向に並ぶ複数個の荷搭載予定箇所の
    うちの一つが位置するときに、荷(9)を移載するよう
    に構成されている請求項1、2又は3記載の搬送設備。
  5. 【請求項5】 前記荷卸し装置(LD)と荷搬入用通路
    (IR)との間、又は、前記荷積み込み装置(LU)と
    荷搬出用通路(OR)との間に、一時的に荷(9)を滞
    留させる荷滞留部(LS)が設けられている請求項1、
    2、3又は4記載の搬送設備。
JP27227795A 1995-10-20 1995-10-20 搬送設備 Pending JPH09110175A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108792472A (zh) * 2018-06-27 2018-11-13 上海新创达智能科技有限公司 一种新型的架空运输系统
CN109018907A (zh) * 2018-06-27 2018-12-18 上海新创达智能科技有限公司 一种架空运输系统

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CN108792472A (zh) * 2018-06-27 2018-11-13 上海新创达智能科技有限公司 一种新型的架空运输系统
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