JPH09109734A - パネル装置 - Google Patents

パネル装置

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JPH09109734A
JPH09109734A JP7272614A JP27261495A JPH09109734A JP H09109734 A JPH09109734 A JP H09109734A JP 7272614 A JP7272614 A JP 7272614A JP 27261495 A JP27261495 A JP 27261495A JP H09109734 A JPH09109734 A JP H09109734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
center panel
center
vehicle
opening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7272614A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Yamauchi
孝祥 山内
Hiroyuki Ota
博之 太田
Toyomitsu Suzuki
豊充 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP7272614A priority Critical patent/JPH09109734A/ja
Publication of JPH09109734A publication Critical patent/JPH09109734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルの略中央部に設けら
れ、車載装備品が取り付けられる開口部を形成したセン
タパネルであって、板金リンフォース等の補強部材を用
いることなしに衝撃荷重に対する強度を確保した簡易な
構造のパネル装置を実現する。 【解決手段】 センタパネルの車載装備品が装着される
開口部近傍の、例えば仕切り用桟部(14)に、その車
幅方向に延在する中空のパイプ部(15,16)を備え
た補強部(18)を一体形成し、また上記パイプ部を相
互に連結する複数の縦リブ(17)を一体形成し、この
補強部にて該センタパネルに加わる衝撃荷重をバランス
良く分担して受ける構造として、その強度を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板金リンフォース等
の補強部品を用いることなく、センタパネルの衝撃荷重
に対する強度を確保したパネル装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】車両のインストルメントパネルに
は、図6に示すように運転席側に位置して車速やエンジ
ン回転数等を表示するメータ類が組み込まれ、また助手
席側に位置してグローブボックス等が組み込まれる。ま
たその略中央部にはセンタパネル1が設けられ、このセ
ンタパネル1にはテープデッキやアッシュトレイ等の車
載装備品2が組み込まれる。
【0003】さてこの種のセンタパネル1は、通常、合
成樹脂製の一体成形部品からなり、図7に示すようにそ
の中央部に車載装備品を取り付ける為の複数の開口部3
を形成した構造を有する。ユーザ仕様等に応じて車両に
搭載されるテープデッキ等の車載装備品2は、上記セン
タパネル1の開口部3からその操作面を表側に臨ませた
状態でその裏面側よりねじ止めされる等して該センタパ
ネル1に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで合成樹脂製の
センタパネル1は、その上端をインストルメントパネル
に連結固定し、側部をコンソールサイドカバーにより覆
った状態で車両に取り付けられる。従ってその縁部に加
わる衝撃に対してはある程度の強度を保つが、パネル面
に直接加わる衝撃により破断し易いと言う欠点がある。
特にそのパネル面に設けられた上下2つの開口部3を区
画する仕切り用の桟部4は、その幅が狭いこともあって
十分な強度を確保することが難しく、衝撃を受けたとき
に簡単に破断し易いと言う不具合がある。
【0005】そこで従来では、専ら上記仕切り用桟部4
の裏面に板金リンフォース5を設ける(取り付ける)等
してその強度不足を補っている。しかし板金リンフォー
ス5のような別部品を取り付けてセンタパネル1を補強
する構造を採用すると、その製作作業性が悪くなること
のみならず部品コストが嵩み、またパネル自体の重量が
増加すると言う問題があった。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、車両のインストルメントパネル
の略中央部に設けられるセンタパネルであって、板金リ
ンフォース等の補強部材を用いることなしに衝撃荷重に
対する強度を確保した簡易な構造のパネル装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル装置
は、車載装備品が装着される開口部を備えて車両のイン
ストルメントパネルの略中央部に設けられるセンタパネ
ルであって、このセンタパネルの前記開口部近傍に、該
センタパネルに加わる衝撃荷重を吸収する中空パイプ状
の補強部を一体形成したことを特徴とするものである。
【0008】つまりセンタパネルに一体成形した中空パ
イプ状の補強部により、該センタパネルに加わる衝撃荷
重を分散させて受ける構造とすることで、その全体的な
強度を高めるようにしたことを特徴としている。また請
求項2に記載の発明は前記請求項1に記載の発明におい
て、前記補強部を、上下方向に所定の間隔を隔てて設け
られた複数のパイプ部と、車幅方向に沿って複数箇所に
それぞれ設けられて上記各パイプ部間を上下方向に結合
する複数の縦リブとにより構成することで、該センタパ
ネルに加わる衝撃荷重を、その全体でバランス良く分担
して受けるようにし、衝撃荷重に対する強度を確保する
ようにしたことを特徴とする。
【0009】更に請求項3に記載の発明は前記請求項1
または2に記載の発明において、前記センタパネルが上
部開口部と下部開口部とを有している場合、これらの各
開口部を区画する仕切り用の桟部に前記補強部を設ける
ことで、その補強作用を効果的に発揮させるようにした
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は実施例に係るパネル
装置の概略構成を示す図で、11はセンタパネルをなす
合成樹脂製のパネル本体である。このパネル本体11は
全体的には縦長形状を有し、その上端をインストルメン
トパネルの略中央部に取り付けられる構造となってい
る。しかしてパネル本体11の略中央部には上部開口部
12と下部開口部13とが上下に並べて形成されてお
り、その間は横(車幅)方向に延びる幅狭の仕切り用桟
部14により区画されている。これらの上部開口部12
および下部開口部13には、テープデッキやアッシュト
レイ等の車載装備品が、その裏面側よりそれぞれ取り付
け固定される。
【0011】ここでこのセンタパネルが特徴とするとこ
ろは、前記パネル本体11の上記仕切り用桟部14の裏
面側に、図2(a)(b)に図1に示すセンタパネルの
A−A断面およびB−B断面の構造をそれぞれ示すよう
に、該仕切り用桟部14の縁部に沿って、つまりパネル
本体11の横方向(車幅方向)に沿って延びる中空のパ
イプ部15,16を上下に所定の距離を隔てて平行に一
体に形成し、且つ横方向に並べて一体に形成した複数の
縦リブ17にて上記パイプ部15,16間を相互に連結
した構造の補強部18を設けた点にある。
【0012】即ち、仕切り用桟部14の裏面側の縁部
は、両開口部12,13の縁部に沿ってそれぞれ肉厚形
成されている。これらの各肉厚部の略中心に、車幅方向
に貫く中空をそれぞれ形成することで前記パイプ部1
5,16がそれぞれ形成されている。また前記仕切り用
桟部14の裏面側には、上記パイプ部15,16間を上
下方向に連結する複数の縦リブ17が、図1に示すセン
タパネルのC−C断面構造を図3に示すように所定の間
隔で一体形成されている。これらのパイプ部15,16
と複数の縦リブ17とにより前記仕切り用桟部14に対
する補強部18が構成されている。
【0013】尚、上記縦リブ17は、パネル本体11の
モールド成型時に、その型の一部として該パネル本体1
1と一体に形成されるものである。またパイプ部15,
16は、上記パネル本体11の上記モールド成型時に予
め肉厚部とされた仕切り用桟部14となる部位の中心部
をガスインジェクションの手法を採用する等して形成さ
れるものである。具体的にはパネル本体11のモールド
成形の過程において、その肉厚部中心の固化途中の溶融
状態にある合成樹脂部分をガス流によって排除し、当該
肉厚部の中心部分を中空化することで、前記パイプ部1
5,16が形成される。
【0014】かくしてパネル本体11の開口部12,1
3を区画する仕切り用桟部14に、上述した2本のパイ
プ部15,16および複数の縦リブ17からなる補強部
18を一体形成してなるセンタパネルによれば、該セン
タパネルの表面に加わる衝撃荷重が中空形状のパイプ部
15,16によって受け止められ、その荷重がパイプ部
15,16の全体的な撓みとして分散される。つまり荷
重が局所的に集中することなく、中空形状をなすパイプ
部15,16の全体に分散する。しかも上下2つパイプ
部15,16を連結する複数の縦リブ17によってその
荷重が両パイプ部15,16にバランス良く分散され
る。この結果、パイプ部15,16全体によって衝撃荷
重が効果的に受け止められるので、その破断が防止さ
れ、仕切り用桟部14の強度を十分に高めることが可能
となる。従って従来のように板金リンフォース等によっ
て当該部位を補強しなくても、その強度を実用上十分な
程度に確保することが可能となる。
【0015】しかもセンタパネルの仕切り用桟部14の
ような、車幅方向に細長く、且つその両側(上下縁部)
が車載装備品を収納するための開口部12,13として
大きく開口されている部位であっても、その全体に亘っ
て車幅方向に貫くパイプ部15,16を備えた構造の補
強部18によって衝撃荷重に対する強度を十分に高いも
のとすることができる。
【0016】尚、補強部18の構造としては、例えば図
4の(a)に示すように仕切り用桟部14の全体を肉厚
形成し、その中心部に1本の中空を形成してパイプ部と
なすようにしても良い。この構造は仕切り用桟部14の
上下方向の幅が狭い場合に有用である。また図4の
(b)に示すように仕切り用桟部14の片縁だけを肉厚
形成し、その部位に車幅方向に延びる中空を形成してパ
イプ部となすようにしても良い。この場合には、上記仕
切り用桟部14の他方の片縁とパイプ部との間に複数の
縦リブを形成するようにすれば、その強度を更に高め得
る。
【0017】また或いは図5の(a)に示すように、仕
切り用桟部14の断面凹状をなす裏面側に、合成樹脂材
からなる断面コ字状の部材19を、その凹部を内側にし
て融着固定して一体化し、図5の(b)に示すように内
側に中空部を形成したパイプ部とすることも可能であ
る。但し、この場合には断面コ字状の部材19を仕切り
用桟部14の裏側に融着一体化する分だけ、その製作作
業性が悪くなることが否めない。しかし従来のように板
金リンフォースを取り付けるよりは、部品コストや作業
性の点で有利である。
【0018】かくして上記構成のパネル装置によれば、
センタパネルの車幅方向に延びる、例えば開口部の仕切
り用桟部14等の幅狭の部位に、該仕切り用桟部14に
沿って車幅方向に中空を貫くパイプ部を備えた補強部1
8を一体に形成した構造としているので、板金リンフォ
ースを併用しなくてもその強度を十分に高めることがで
きる。しかも上記補強部18はパネル本体11と一体に
形成されるものであるから、これによってその重量が格
別増大することがない。しかも基本的に、板金リンフォ
ースのような別部品を取り付けるものではないので、そ
の部品コスト自体を安価にすることができ、また1つの
一体成形部品として製作できるので、その製作コストも
低く抑えることができる等の効果が奏せられる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
載装備品が装着される開口部を備え、車両のインストル
メントパネルの略中央部に設けられるセンタパネルの上
記開口部近傍に、該センタパネルに加わる衝撃荷重を吸
収する中空パイプ状の補強部を一体に形成した構造とし
ているので、板金リンフォースを用いなくても当該部分
の強度を効果的に高めて該センタパネルに加わる衝撃荷
重を吸収することができる。
【0020】また請求項2に記載の発明によれば、前記
補強部を上下方向に所定の間隔を隔てて設けられた複数
のパイプ部と、車幅方向に沿って複数箇所にそれぞれ設
けられて上記各パイプ部間を上下方向に結合する複数の
縦リブとにより構成しているので、縦リブを介して衝撃
荷重を上記複数のパイプ部にバランス良く分散させるこ
とができるので、簡易な構造にして効果的に衝撃荷重に
対する強度を高めることができる。
【0021】更に請求項3に記載の発明によれば、前記
補強部を前記センタパネルの上部開口部と下部開口部と
を区画する仕切り用の桟部に一体に設けているので、衝
撃荷重に弱い上記桟部を効果的に補強することができる
と言う実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセンタパネルの構造
を概略的に示す図。
【図2】図1に示すセンタパネルのA−A断面構造およ
びB−B断面構造をそれぞれ示す図。
【図3】図1に示すセンタパネルのC−C断面構造を示
す図。
【図4】本発明に係るセンタパネルの補強部をなすパイ
プ部の変形例を示す図。
【図5】本発明に係るセンタパネルの補強部をなすパイ
プ部の別の構成例を示す図。
【図6】インストルメントパネルとその近傍の構成を示
す図。
【図7】従来のセンタパネルの構造を示す図。
【符号の説明】
11 センタパネル 12 上部開口部 13 下部開口部 14 仕切り用桟部 15,16 パイプ部 17 縦リブ 18 補強部 19 断面コ字状の部材(補強部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載装備品が装着される開口部を備え車
    両のインストルメントパネルの略中央部に設けられるセ
    ンタパネルと、車幅方向に延在して上記センタパネルの
    前記開口部近傍に同センタパネルと一体形成され該セン
    タパネルに加わる衝撃荷重を吸収する中空パイプ状の補
    強部とを具備したことを特徴とするパネル装置。
  2. 【請求項2】 前記補強部は、上下方向に所定の間隔を
    隔てて平行に設けられた複数のパイプ部と、車幅方向に
    沿って複数箇所にそれぞれ設けられて上記各パイプ部間
    を上下方向に結合する複数の縦リブとからなることを特
    徴とする請求項1に記載のパネル装置。
  3. 【請求項3】 前記センタパネルは、車載装備品が装着
    される上部開口部と下部開口部とを有し、前記補強部は
    上記各開口部を区画する仕切り用の桟部に設けられるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のパネル装置。
JP7272614A 1995-10-20 1995-10-20 パネル装置 Withdrawn JPH09109734A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7272614A JPH09109734A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 パネル装置

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JP7272614A JPH09109734A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 パネル装置

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Effective date: 20030107