JPH09109064A - 油圧打撃装置の緩衝機構 - Google Patents

油圧打撃装置の緩衝機構

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JPH09109064A
JPH09109064A JP7267196A JP26719695A JPH09109064A JP H09109064 A JPH09109064 A JP H09109064A JP 7267196 A JP7267196 A JP 7267196A JP 26719695 A JP26719695 A JP 26719695A JP H09109064 A JPH09109064 A JP H09109064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャンクロッド2からの反射エネルギーを油
圧で緩衝して損傷を少なくすると共に、さく岩機本体1
の推力が不足して、一旦後退した後次の打撃時までにさ
く岩機本体1が所定位置まで前進できない場合でも、ビ
ットを岩盤に接するよう前進させて打撃することができ
るようにし、打撃効率を向上させる。 【解決手段】 シャンクロッド2を打撃する打撃機構
と、シャンクロッド2に破砕対象側への推力を伝達する
チャックドライバブッシュ13とを備えたさく岩機にお
いて、チャックドライバブッシュ13の後方に、さく岩
機本体1の推力より推力が小さいフロントダンピングピ
ストン4と、さく岩機本体1の推力より推力が大きいリ
ヤダンピングピストン5とを配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロッドやチゼル
等の工具に打撃を与えて岩盤等の破砕を行う、さく岩機
やブレーカ等の油圧打撃装置の緩衝機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、さく岩機は、図2に示すよう
に、さく岩機本体1の前端部にシャンクロッド2が挿着
されており、このシャンクロッド2には、さく孔用のビ
ット21を取付けたロッド22がスリーブ23で連結さ
れている。さく岩機の打撃機構3の打撃ピストン31が
シャンクロッドを打撃すると、その打撃エネルギーはシ
ャンクロッド2からロッド22を経てビット21に伝達
され、ビット21が破砕対象である岩盤Rを打撃して破
砕する。
【0003】このときの反射エネルギーEr は、ビット
21からロッド22、シャンクロッド2を経てさく岩機
本体1に伝達されるので、この反射エネルギーEr によ
ってさく岩機本体1は一旦後退する。それから、さく岩
機本体1が送り装置(図示略)の推力により1打撃によ
る破砕長分だけ前進した後に、打撃機構3が次の打撃を
行う。この行程を繰り返すことによりさく孔作業が行わ
れる。
【0004】従来のさく岩機本体1には、図6に示すよ
うに、チャック11を介してシャンクロッド2に回転を
与えるチャックドライバ12を備えており、このチャッ
クドライバ12にはシャンクロッド2の大径部後端2b
に当接するチャックドライバブッシュ13が装着されて
いる。このチャックドライバブッシュ13は、さく岩機
本体1に前方への推力が与えられると、この推力をシャ
ンクロッド2に伝達するものであり、打撃時のビット2
1からの反射エネルギーEr もシャンクロッド2からこ
のチャックドライバブッシュ13を介してさく岩機本体
1へ伝達される。
【0005】この反射エネルギーEr をチャックドライ
バブッシュ13で直接さく岩機本体1に伝達するとその
衝撃でさく岩機の損傷を生ずるおそれがあるので、図7
に示すように、この反射エネルギーEr を緩衝させるた
めに、緩衝機構としてチャックドライバブッシュ13の
後側にダンピングピストン50を設けたものも用いられ
ている。
【0006】上記の如く、さく岩機本体1は打撃後一旦
後退し、推力により1打撃による破砕長分だけ前進した
後に、次の打撃を行なわねばならない。従って、一旦後
退した後、次の打撃が行われるまでには、1打撃による
破砕長分だけ速やかに前進させる必要がある。この前進
が十分でない場合、シャンクロッド2の位置が一定せ
ず、図8に示すように、ビット2は岩盤Rから離れてい
るので、打撃ピストン31の打撃エネルギーは岩盤Rに
伝達されず、破砕作業は行われない。このときの打撃エ
ネルギーは、ほとんどが反射エネルギーEr となってさ
く岩機本体1へ戻り、ロッド22、ビット21、スリー
ブ23等の工具の損耗の増加をまねくばかりでなく、強
力なさく岩機本体1への後退力となり、さらに次の打撃
への前進の遅れをきたすことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、油圧
打撃装置が受ける反射エネルギーの強さは、1打撃毎に
異なるものであり、これに伴う油圧打撃装置の後退量も
まちまちであって、岩盤の岩質によって大きく変動す
る。また、打撃ピストンの前進加速に伴う油圧打撃装置
本体への反力も後退力に加わる。
【0008】従来の油圧打撃装置では、この反射エネル
ギーと後退量の変動に対して適切に対処できず、次の打
撃への前進の遅れを生ずることがあった。この前進の遅
れは、反射エネルギーの緩衝だけでは対処できない。本
発明は、油圧打撃装置における上記の問題を解決するも
のであって、工具からの反射エネルギーを油圧で緩衝し
て油圧打撃装置に伝達させることにより損傷を少なくす
ると共に、油圧打撃装置の推力が不足して、一旦後退し
た後次の打撃時までに装置本体の所定位置までの前進が
得られない場合でも、工具を岩盤に接するよう前進させ
て打撃することができ、打撃効率を向上させる油圧打撃
装置の緩衝機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明では、工具を打
撃する打撃機構と、工具に破砕対象側への推力を伝達す
る伝達部材とを備えた油圧打撃装置において、伝達部材
の後方に、油圧打撃装置の装置本体の推力より推力が小
さいフロントダンピングピストンと、装置本体の推力よ
り推力が大きいリヤダンピングピストンとを配設して油
圧打撃装置の緩衝機構を構成することにより上記課題を
解決している。
【0010】油圧打撃装置では、打撃機構が工具に打撃
を与えると、その打撃エネルギーで工具が破砕対象を打
撃して破砕する。このときの反射エネルギーは、工具か
ら伝達部材を経て油圧打撃装置に伝達されるので、この
反射エネルギーによって油圧打撃装置は一旦後退し、推
力により1打撃による破砕長分だけ前進した後に、打撃
機構が次の打撃を行う。
【0011】ここで、工具から伝達部材に伝達される反
射エネルギーは、フロントダンピングピストンとリヤダ
ンピングピストンの後退により緩衝されるので、油圧打
撃装置の装置本体及び工具の損傷が少なくなる。リヤダ
ンピングピストンの推力は、油圧打撃装置の装置本体の
推力より大きいので、フロントダンピングピストンとリ
ヤダンピングピストンは、速やかにリヤダンピングピス
トンの所定の前端位置まで前進する。フロントダンピン
グピストンの推力は装置本体の推力より小さいが、伝達
部材と工具は、質量が油圧打撃装置の装置本体よりはる
かに小さいので、その後、フロントダンピングピストン
により伝達部材と工具のみをさらに前進させることがで
きる。従って、油圧打撃装置の推力が不足し、一旦後退
した後次の打撃時までに装置本体が所定の位置まで前進
ができない場合にも、工具は岩盤に接した状態となって
次の打撃を行うことができるので、打撃効率を向上させ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
すさく岩機の緩衝機構の縦断面図、図2はさく岩機の基
本的構成の説明図、図3は緩衝機構の作動の説明図、図
4はピストンの打撃位置とピストン速度との関係の説明
図である。ここで、さく岩機の基本的な構成は、従来の
さく岩機と同様であり、図2に示すように、さく岩機本
体1の前端部にシャンクロッド2が挿着されており、そ
の後方にシャンクロッド2に打撃を与える打撃機構3が
設けられている。シャンクロッド2には、さく孔用のビ
ット21を取付けたロッド22がスリーブ23で連結さ
れている。
【0013】図1に示すように、さく岩機本体1には、
チャック11を介してシャンクロッド2に回転を与える
チャックドライバ12を備えており、このチャックドラ
イバ12にはシャンクロッド2の大径部後端2b に当接
するチャックドライバブッシュ13が装着されている。
このチャックドライバブッシュ13の後側には、フロン
トダンピングピストン4とリヤダンピングピストン5と
が配設され緩衝機構を構成している。
【0014】リヤダンピングピストン5は、円筒状のピ
ストンでその外側と内側とを連通させる油路51を備え
ており、さく岩機本体1に設けられている中央段部14
と後方段部15との間で前後に摺動可能に装着され、さ
く岩機本体1との間に形成されるりリヤダンピングピス
トン油室52の油圧で前方への推力が与えられる。フロ
ントダンピングピストン4は、前端部外径を大径、その
後方を小径とする円筒状のピストンであり、小径の部分
がリヤダンピングピストン5の内側に前後摺動可能装着
され、大径の部分により、さく岩機本体1に設けられて
いる前方段部16とリヤダンピングピストン5の前端面
f との間で前後の移動範囲を規制されている。フロン
トダンピングピストン4の外周とリヤダンピングピスト
ン5の内周との間には、フロントダンピングピストン油
室42が形成されており、その油圧でフロントダンピン
グピストン4に前方への推力が与えられる。
【0015】フロントダンピングピストン油室42はリ
ヤダンピングピストン油室52と油路51で連通してお
り、リヤダンピングピストン油室52は緩衝用のアッキ
ュムレータ6に連通している。フロントダンピングピス
トン4の外径は、図3に示すように、フロントダンピン
グピストン油室42の前方がD1 後方がD2 であり、フ
ロントダンピングピストン油室42の油圧をPとする
と、フロントダンピングピストン油室42により与えら
れる推力F4 は: F4 =π(D1 2 −D2 2 )P リヤダンピングピストン5の外径は、リヤダンピングピ
ストン油室52の前方がD3 後方がD4 であり、リヤダ
ンピングピストン油室52の油圧はフロントダンピング
ピストン油室42の油圧Pと等しいので、リヤダンピン
グピストン油室52により与えられる推力F5 は: F5 =π(D3 2 −D4 2 )P である。
【0016】そして、さく岩機本体1に与えられるを推
力をF1 とすると: F4 <F1 <F5 となるように設定されている。通常、さく岩機本体1の
推力F1 は1t程度、高打撃力仕様の場合には1t以上
であり: F4 :F1 :F5 =1:2:3 程度に設定される。
【0017】さく孔作業の際には、打撃機構3の打撃ピ
ストン31がシャンクロッド2を打撃すると、その打撃
エネルギーはシャンクロッド2からロッド22を経てビ
ット21に伝達され、ビット21が破砕対象である岩盤
Rを打撃して破砕する。このときの反射エネルギーEr
は、ビット21からロッド22、シャンクロッド2、チ
ャックドライバブッシュ13を経てフロントダンピング
ピストン4、リヤダンピングピストン5に伝達され、前
端面5f がさく岩機本体1の中央段部14と当接する基
準位置にあったリヤダンピングピストン5は、リヤダン
ピングピストン油室52の油圧により緩衝されながらフ
ロントダンピングピストン4と共にリヤダンピングピス
トン5が後方段部15に当接するまで後退し、反射エネ
ルギーEr がさく岩機本体1に伝達される。
【0018】このようにシャンクロッド2からチャック
ドライバブッシュ13に伝達される反射エネルギーEr
は、フロントダンピングピストン4とリヤダンピングピ
ストン5の後退により緩衝されるので、さく岩機本体1
及びビット21からロッド22、シャンクロッド2の損
傷が少なくなる。さく岩機本体1に伝達された反射エネ
ルギーEr によってさく岩機本体1は一旦後退する。リ
ヤダンピングピストン油室52により与えられる推力F
5 は、さく岩機本体1に与えられる推力F1 より大きい
ので、まず、リヤダンピングピストン5はフロントダン
ピングピストン4とチャックドライバブッシュ13、シ
ャンクロッド2を押し戻して、前端面5f がさく岩機本
体1の中央段部14と当接する基準位置まで前進して停
止する。
【0019】静止している質量Mの物体が、外力Fを受
け、距離Sを移動する時間Tは、加速度をaとすると、
運動の方程式より: F=aM S=aT2 /2 ∴ T=(2MS/F)1/2 である。
【0020】一般に、さく岩機本体1の質量M1 は、フ
ロントダンピングピストン4とチャックドライバブッシ
ュ13、シャンクロッド2、スリーブ23、ロッド2
2、及びビット21との合計の質量M2 の10倍〜30
倍であるのに対し、さく岩機本体1の推力F1 は、前述
の通りフロントダンピングピストン4の推力F4 の2倍
程度しかない。
【0021】さく岩機本体1が距離Sを移動するのに要
する時間T1 と、フロントダンピングピストン4がチャ
ックドライバブッシュ13、シャンクロッド2、スリー
ブ23、ロッド22、及びビット21を押しながら距離
Sを移動するのに要する時間T2 との比は: M1 =20M21 =2F4 とすれば、 T1 /T2 =(10)1/2 ≒3.16 となる。
【0022】よって、フロントダンピングピストン4
は、リヤダンピングピストン5の停止後、図3に示すよ
うに、リヤダンピングピストン5から離れ、チャックド
ライバブッシュ13、シャンクロッド2を押して、ビッ
ト21が岩盤Rに接するまで、さく岩機本体1が前進す
るより速やかに前進する。これに続いて、さく岩機本体
1が、その推力F1 により、1打撃による破砕長分だけ
前進する。ビット21が岩盤Rに接した後は、さく岩機
本体1の推力F1がフロントダンピングピストン4の推
力F4 より大きいので、フロントダンピングピストン4
は、リヤダンピングピストン5に当接するまで押し戻さ
れる。
【0023】そこで、打撃機構3が次の打撃を行う。こ
の行程を繰り返すことによりさく孔作業が行われる。も
し、反射エネルギーEr が異常に大きくなり、さく岩機
本体1の前進が遅れるような場合でも、ビット21はフ
ロントダンピングピストン4の前進で既に岩盤Rに接し
ているので、打撃エネルギーは確実に破砕に消費され、
打撃効率が向上する。
【0024】打撃エネルギーが破砕に消費されると異常
な反射エネルギーは発生しないので、さく岩機本体1の
後退は小さくなり、以後の正常な前進が確保できる。打
撃装置において強力な打撃エネルギーを得るためには、
ピストンの前進加速を大きくし、衝突スピードを速くし
なければならない。このピストンの前進加速に伴う反力
は、さく岩機本体1が受けるものであり、この反力は、
打撃タイミングの前に発生するので、さく岩機本体1に
与えられる推力より小さいことが望ましい。もし、この
反力がさく岩機本体1の推力より大きい場合、反力の発
生してる間さく岩機本体1は後退側への加速力を受ける
ことになり、ビット21が岩盤Rに接する位置まで既に
前進していても、さく岩機本体1は打撃前にわずかに後
退を生ずることになる。この場合にも、フロントダンピ
ングピストン4の前進で、ビット21を岩盤Rに接する
位置に保持することができる。
【0025】なお、ビット21先端部が、大きい打撃力
を必要としない粘土層や空洞等に遭遇して、フロントダ
ンピングピストン4の推力F4 でもビット21、ロッド
22が前進するような場合には、フロントダンピングピ
ストン4がシャンクロッド2を図1の基準位置より前方
へ押し出した打撃位置で、打撃ピストン31がシャンク
ロッド2を打撃する。
【0026】この打撃位置では、図4に示すように、打
撃ピストン31が減速域となっていて、打撃力の小さい
軽打撃となるので、粘土層等の軟弱な個所に適当な打撃
力でさく孔することができる。
【0027】
【実施例】図5は、この発明の油圧打撃装置の緩衝機構
の一実施例を示す緩衝機構の縦断面図である。この実施
例では、フロントダンピングピストン4とリヤダンピン
グピストン5との間にフロントダンピングピストン油室
42に代えてフロントダンピングピストン空気室43を
設けて、フロントダンピングピストン4の推力F4にブ
ロー用空気の空気圧を利用するようになっている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧打撃
装置の緩衝機構では、工具からの反射エネルギーを油圧
で緩衝して油圧打撃装置に伝達させることにより損傷を
少なくすると共に、油圧打撃装置の推力が不足して、一
旦後退した後次の打撃時までに装置本体が所定位置まで
前進できない場合でも、工具を岩盤に接するよう前進さ
せて打撃することができ、打撃効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示すさく岩機の緩衝機構の縦
断面図である。
【図2】さく岩機の基本的構成の説明図である。
【図3】緩衝機構の作動の説明図である。
【図4】ピストンの打撃位置とピストン速度との関係の
説明図である。
【図5】この発明の一実施例を示す緩衝機構の縦断面図
である。
【図6】従来のさく岩機の内部構造の説明図である。
【図7】従来のさく岩機の内部構造の説明図である。
【図8】従来のさく岩機の作動の説明図である。
【符号の説明】
1 さく岩機本体 2 シャンクロッド 3 打撃機構 4 フロントダンピングピストン 5 リヤダンピングピストン 6 アッキュムレータ 11 チャック 12 チャックドライバ 13 チャックドライバブッシュ 14 中央段部 15 後方段部 16 前方段部 21 ビット 22 ロッド 23 スリーブ 31 打撃ピストン 42 フロントダンピングピストン油室 51 油路 52 リヤダンピングピストン油室 Er 反射エネルギー R 岩盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を打撃する打撃機構と、工具に破砕
    対象側への推力を伝達する伝達部材とを備えた油圧打撃
    装置において、伝達部材の後方に、油圧打撃装置の装置
    本体の推力より推力が小さいフロントダンピングピスト
    ンと、装置本体の推力より推力が大きいリヤダンピング
    ピストンとを配設したことを特徴とする油圧打撃装置の
    緩衝機構。
JP26719695A 1995-10-16 1995-10-16 油圧打撃装置の緩衝機構 Expired - Lifetime JP3483015B2 (ja)

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