JPH09108961A - 燃焼器の交換装置 - Google Patents
燃焼器の交換装置Info
- Publication number
- JPH09108961A JPH09108961A JP27099795A JP27099795A JPH09108961A JP H09108961 A JPH09108961 A JP H09108961A JP 27099795 A JP27099795 A JP 27099795A JP 27099795 A JP27099795 A JP 27099795A JP H09108961 A JPH09108961 A JP H09108961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustor
- slide
- gas turbine
- hand
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 燃焼器の交換を行う場合は手作業により実施
しているが、狭隘な内部と不安定な外部の簡易足場上に
おける作業は適正な姿勢がとれないために危険であり、
また作業性が悪いために時として設備を損傷することが
あり、これらの手直しに多くの時間と費用を必要とす
る。 【解決手段】 ガスタービン本体gの中央に放射状に設
置されている燃焼器bの外周にリング状に取付けられた
レール1を介して燃焼器bの周りを旋回する台車2にガ
スタービン本体gの中心軸に向かう上下回転軸およびガ
スタービン本体gの半径軸回りの左右回転軸を介して支
持され放射状に配置された燃焼器bの軸方向zに移動す
る引き抜きスライドに燃焼器bの径方向に上下する芯だ
しスライドを介してハンドが支持されて燃焼器bを把持
するようにする。
しているが、狭隘な内部と不安定な外部の簡易足場上に
おける作業は適正な姿勢がとれないために危険であり、
また作業性が悪いために時として設備を損傷することが
あり、これらの手直しに多くの時間と費用を必要とす
る。 【解決手段】 ガスタービン本体gの中央に放射状に設
置されている燃焼器bの外周にリング状に取付けられた
レール1を介して燃焼器bの周りを旋回する台車2にガ
スタービン本体gの中心軸に向かう上下回転軸およびガ
スタービン本体gの半径軸回りの左右回転軸を介して支
持され放射状に配置された燃焼器bの軸方向zに移動す
る引き抜きスライドに燃焼器bの径方向に上下する芯だ
しスライドを介してハンドが支持されて燃焼器bを把持
するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電用のガス
タービンにおいて燃焼器の点検、修理などする場合に燃
焼器の取り外し、組み込みなどに適用される燃焼器の交
換装置に関する。
タービンにおいて燃焼器の点検、修理などする場合に燃
焼器の取り外し、組み込みなどに適用される燃焼器の交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は火力発電用のガスタービンにおい
て燃焼器の点検、修理などする場合における従来の燃焼
器の交換方法の説明図である。図において、ガスタービ
ンの燃焼器bはガスタービン本体gの中央部に放射状に
16台前後が等間隔で並び、ガスタービン本体g内に差
し込まれてフランジfを介して組み込まれている。燃焼
器bを交換する場合、従来は燃焼器b周辺の配管などを
取り外した後、簡易足場sを組立てて作業者がその簡易
足場s上に乗り、天井クレーンcを操作、玉掛けを行う
などして手作業により燃焼器bの交換を実施している。
て燃焼器の点検、修理などする場合における従来の燃焼
器の交換方法の説明図である。図において、ガスタービ
ンの燃焼器bはガスタービン本体gの中央部に放射状に
16台前後が等間隔で並び、ガスタービン本体g内に差
し込まれてフランジfを介して組み込まれている。燃焼
器bを交換する場合、従来は燃焼器b周辺の配管などを
取り外した後、簡易足場sを組立てて作業者がその簡易
足場s上に乗り、天井クレーンcを操作、玉掛けを行う
などして手作業により燃焼器bの交換を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、燃焼器bの交換
を行う場合は上記のように手作業により実施している
が、燃焼器bは外径が約400mm、長さが約1500mm
と長く、燃焼器bを引き抜く場合にはガスタービン本体
gの内部にも作業者が入って外部の簡易足場s上の作業
者と共同して燃焼器bを人手により持ち上げて外側へ運
び出した後、天井クレーンcに玉掛けして吊り上げ、点
検、修理場所へ移動している。しかも、燃焼器bは1基
で約250kgの重量があって数分割する必要があるため
に多くの時間を費やしているが、分割するにも構造上の
限界があって単位重量が100kg前後のものもあり、狭
隘な内部と不安定な外部の簡易足場s上における作業は
適正な姿勢がとれないために著しく危険を伴う。さら
に、作業性が悪いために時として燃焼器b、或いはガス
タービン本体gの内部を損傷することがあり、これらの
手直しにさらに多くの時間と費用を必要とすることがあ
る。
を行う場合は上記のように手作業により実施している
が、燃焼器bは外径が約400mm、長さが約1500mm
と長く、燃焼器bを引き抜く場合にはガスタービン本体
gの内部にも作業者が入って外部の簡易足場s上の作業
者と共同して燃焼器bを人手により持ち上げて外側へ運
び出した後、天井クレーンcに玉掛けして吊り上げ、点
検、修理場所へ移動している。しかも、燃焼器bは1基
で約250kgの重量があって数分割する必要があるため
に多くの時間を費やしているが、分割するにも構造上の
限界があって単位重量が100kg前後のものもあり、狭
隘な内部と不安定な外部の簡易足場s上における作業は
適正な姿勢がとれないために著しく危険を伴う。さら
に、作業性が悪いために時として燃焼器b、或いはガス
タービン本体gの内部を損傷することがあり、これらの
手直しにさらに多くの時間と費用を必要とすることがあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る燃焼器の交
換装置は上記課題の解決を目的としており、ガスタービ
ン本体の中央に放射状に設置されている燃焼器の外周に
リング状に取付けられたレールを介して燃焼器の周りを
旋回する台車にガスタービン本体の中心軸に向かう上下
回転軸およびガスタービン本体の半径軸回りの左右回転
軸を介して支持され放射状に配置された燃焼器の軸方向
に移動する引き抜きスライドに燃焼器の径方向に上下す
る芯だしスライドを介してハンドが支持されて燃焼器を
把持するようになっている。本燃焼器の交換装置を用い
て燃焼器を交換する場合は、燃焼器の回りを旋回する台
車で各燃焼器の円周方向の中心位置を割り出し、引き抜
きスライドにより燃焼器のフランジ面に向けてハンドを
伸ばしてハンドの中心を芯だしスライドにより燃焼器の
中心軸に一致させ、上下回転軸および左右回転軸で燃焼
器のフランジ面の傾きにハンドの面を合わせる。そし
て、その燃焼器のフランジとハンドとを結合して引き抜
きスライドを戻してガスタービン本体から燃焼器を引き
抜き、上下回転軸で起こし、台車を旋回させて燃焼器を
クレーンの届くガスタービン本体の上部に移動して玉掛
けし搬出した後、交換用の燃焼器をハンドで把持して逆
手順で再び組み込む。これにより、燃焼器の交換作業が
機械化されて各燃焼器を人の力を特に要さずに、また燃
焼器を小分割することなく一度で交換することができ
る。
換装置は上記課題の解決を目的としており、ガスタービ
ン本体の中央に放射状に設置されている燃焼器の外周に
リング状に取付けられたレールを介して燃焼器の周りを
旋回する台車にガスタービン本体の中心軸に向かう上下
回転軸およびガスタービン本体の半径軸回りの左右回転
軸を介して支持され放射状に配置された燃焼器の軸方向
に移動する引き抜きスライドに燃焼器の径方向に上下す
る芯だしスライドを介してハンドが支持されて燃焼器を
把持するようになっている。本燃焼器の交換装置を用い
て燃焼器を交換する場合は、燃焼器の回りを旋回する台
車で各燃焼器の円周方向の中心位置を割り出し、引き抜
きスライドにより燃焼器のフランジ面に向けてハンドを
伸ばしてハンドの中心を芯だしスライドにより燃焼器の
中心軸に一致させ、上下回転軸および左右回転軸で燃焼
器のフランジ面の傾きにハンドの面を合わせる。そし
て、その燃焼器のフランジとハンドとを結合して引き抜
きスライドを戻してガスタービン本体から燃焼器を引き
抜き、上下回転軸で起こし、台車を旋回させて燃焼器を
クレーンの届くガスタービン本体の上部に移動して玉掛
けし搬出した後、交換用の燃焼器をハンドで把持して逆
手順で再び組み込む。これにより、燃焼器の交換作業が
機械化されて各燃焼器を人の力を特に要さずに、また燃
焼器を小分割することなく一度で交換することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の実施の一
形態に係る燃焼器の交換装置の説明図である。図におい
て、本実施の形態に係る燃焼器の交換装置は火力発電用
のガスタービンなどにおいて燃焼器の修理、点検などす
る場合に燃焼器の取り外し、組み込みなどに使用される
もので、図に示すようにガスタービンの燃焼器bはガス
タービン本体gの中央部に放射状に16台前後が等間隔
で並び、ガスタービン本体g内に差し込まれてフランジ
を介して組み込まれている。この燃焼器bの交換を容易
に行うことができるように、本燃焼器の交換装置におい
ては全燃焼器bの周りをθ方向に旋回する台車2を設
け、この台車2で各燃焼器bの円周方向の中心位置を割
り出し、台車2に装着した引き抜きスライド5を介して
燃焼器bのフランジf面にハンド7を伸ばしてハンド7
の中心を芯出しスライド6により燃焼器bの中心軸の位
置に一致させるとともに、上下回転軸3および左右回転
軸4により燃焼器bのフランジf面の傾きにハンド7の
面を合わせることができるようになっており、その燃焼
器bのフランジfとハンド7とを3本程度のボルトで結
合して引き抜きスライド5を戻して燃焼器bをガスター
ビン本体gから引き抜き、上下回転軸3で起こし、台車
2を旋回させて天井クレーンの届くガスタービン本体g
上部に移動し、天井クレーンに玉掛けして搬出した後、
交換用の燃焼器bをハンド7で把持して逆の手順で再び
組み込むことにより、各燃焼器bを特に人の力を要さず
に、また燃焼器bを小分割することもなく一回で交換す
ることができるようになっている。
形態に係る燃焼器の交換装置の説明図である。図におい
て、本実施の形態に係る燃焼器の交換装置は火力発電用
のガスタービンなどにおいて燃焼器の修理、点検などす
る場合に燃焼器の取り外し、組み込みなどに使用される
もので、図に示すようにガスタービンの燃焼器bはガス
タービン本体gの中央部に放射状に16台前後が等間隔
で並び、ガスタービン本体g内に差し込まれてフランジ
を介して組み込まれている。この燃焼器bの交換を容易
に行うことができるように、本燃焼器の交換装置におい
ては全燃焼器bの周りをθ方向に旋回する台車2を設
け、この台車2で各燃焼器bの円周方向の中心位置を割
り出し、台車2に装着した引き抜きスライド5を介して
燃焼器bのフランジf面にハンド7を伸ばしてハンド7
の中心を芯出しスライド6により燃焼器bの中心軸の位
置に一致させるとともに、上下回転軸3および左右回転
軸4により燃焼器bのフランジf面の傾きにハンド7の
面を合わせることができるようになっており、その燃焼
器bのフランジfとハンド7とを3本程度のボルトで結
合して引き抜きスライド5を戻して燃焼器bをガスター
ビン本体gから引き抜き、上下回転軸3で起こし、台車
2を旋回させて天井クレーンの届くガスタービン本体g
上部に移動し、天井クレーンに玉掛けして搬出した後、
交換用の燃焼器bをハンド7で把持して逆の手順で再び
組み込むことにより、各燃焼器bを特に人の力を要さず
に、また燃焼器bを小分割することもなく一回で交換す
ることができるようになっている。
【0006】即ち、図1に示すようにガスタービン本体
g中央部の燃焼器bが取付けられている近傍の外周にリ
ング状にT型のレール1が敷設されており、このレール
1上を台車2がθ方向に自走して旋回するようになって
いる。台車2の中央には図2に示すようにガスタービン
本体gの中心軸に向かってα方向に回転する上下回転軸
3が搭載されており、その回転可動部にガスタービン本
体g半径方向の軸回りβ方向に回転する左右回転軸4が
取付けられている。この左右回転軸4の駆動部は燃焼器
bの軸Z方向に移動する引き抜きスライド5を支持し、
さらに引き抜きスライド5の可動部に燃焼器bの径Y方
向に動く芯だしスライド6を設け、この芯だしスライド
6の可動部に燃焼器bのフランジfとボルト結合される
ハンド7が取付けられている。台車2はレール1のT型
をなすレールフランジ11に対応して台車2のフレーム
に取付けられた上部車輪22、下部車輪23、幅車輪2
4でクランプガイドされ、レール1に取付けられたラッ
ク12にモータ25の出力軸のピニオン26を噛合させ
て走行可能に設けられている。
g中央部の燃焼器bが取付けられている近傍の外周にリ
ング状にT型のレール1が敷設されており、このレール
1上を台車2がθ方向に自走して旋回するようになって
いる。台車2の中央には図2に示すようにガスタービン
本体gの中心軸に向かってα方向に回転する上下回転軸
3が搭載されており、その回転可動部にガスタービン本
体g半径方向の軸回りβ方向に回転する左右回転軸4が
取付けられている。この左右回転軸4の駆動部は燃焼器
bの軸Z方向に移動する引き抜きスライド5を支持し、
さらに引き抜きスライド5の可動部に燃焼器bの径Y方
向に動く芯だしスライド6を設け、この芯だしスライド
6の可動部に燃焼器bのフランジfとボルト結合される
ハンド7が取付けられている。台車2はレール1のT型
をなすレールフランジ11に対応して台車2のフレーム
に取付けられた上部車輪22、下部車輪23、幅車輪2
4でクランプガイドされ、レール1に取付けられたラッ
ク12にモータ25の出力軸のピニオン26を噛合させ
て走行可能に設けられている。
【0007】上下回転軸3は図3に示すように台車2に
搭載されている固定フレーム31に軸32を設け、この
軸32を介して回転フレーム33を取付けている。この
回転フレーム33の基端に取付けられた軸32を中心と
する円弧ギヤ34に固定フレーム31に取付けたモータ
35の出力軸のピニオン36が噛合して回転フレーム3
3を駆動するようになっている。左右回転軸4は回転フ
レーム33中心の軸受41に支持され、左右回転軸4の
片側に取付けたウォムホイール42に回転フレーム33
に取付けたモータ43の出力軸のウォーム44が噛合し
て左右回転軸4を駆動するようになっている。
搭載されている固定フレーム31に軸32を設け、この
軸32を介して回転フレーム33を取付けている。この
回転フレーム33の基端に取付けられた軸32を中心と
する円弧ギヤ34に固定フレーム31に取付けたモータ
35の出力軸のピニオン36が噛合して回転フレーム3
3を駆動するようになっている。左右回転軸4は回転フ
レーム33中心の軸受41に支持され、左右回転軸4の
片側に取付けたウォムホイール42に回転フレーム33
に取付けたモータ43の出力軸のウォーム44が噛合し
て左右回転軸4を駆動するようになっている。
【0008】引き抜きスライド5は図4に示すように左
右回転軸4に取付けたフランジ51をベースにして枠組
みしたフレーム52の両側面に取付けたレール53にガ
イド54を介して嵌められ、フレーム52に固定したモ
ータ55の出力軸のスクリューを軸受56で支持し、こ
のスクリューに引き抜きスライド5下部に取付けたナッ
ト57を噛合して駆動されるようになっている。
右回転軸4に取付けたフランジ51をベースにして枠組
みしたフレーム52の両側面に取付けたレール53にガ
イド54を介して嵌められ、フレーム52に固定したモ
ータ55の出力軸のスクリューを軸受56で支持し、こ
のスクリューに引き抜きスライド5下部に取付けたナッ
ト57を噛合して駆動されるようになっている。
【0009】芯だしスライド6は図5に示すように引き
抜きスライド5に取付けられた固定フレーム61の両側
面に取付けたレール62にガイド63を嵌め込んで取付
け、固定フレーム61下部のモータ64の出力軸を軸受
65で支持したスクリュー66にナット67を噛合させ
て駆動されるようになっている。このようにして芯だし
スライド6の可動部にエンドエフェクターのハンド7が
取付けられている。ハンド7は燃焼器bのフランジf面
に設けたねじ穴に対応してボルト穴が穿けられ、フラン
ジ型をなしている。
抜きスライド5に取付けられた固定フレーム61の両側
面に取付けたレール62にガイド63を嵌め込んで取付
け、固定フレーム61下部のモータ64の出力軸を軸受
65で支持したスクリュー66にナット67を噛合させ
て駆動されるようになっている。このようにして芯だし
スライド6の可動部にエンドエフェクターのハンド7が
取付けられている。ハンド7は燃焼器bのフランジf面
に設けたねじ穴に対応してボルト穴が穿けられ、フラン
ジ型をなしている。
【0010】本装置を用いて燃焼器bを交換する場合
は、図6に示すように燃焼器bのフランジ面に交換装置
Mのハンド7を台車2で割り出し、上下回転軸3で燃焼
器bの取付け角度に合わせて引き抜きスライド5を前進
させ、左右回転軸4、芯だしスライド6で燃焼器bのフ
ランジ面の中心に位置決め合わせし、ハンド7をボルト
でフランジに結合する。そして、引き抜きスライド5を
後退させて燃焼器bを取り出し、取り出した燃焼器bを
上下回転軸3で起こして天井クレーンの玉掛けを可能と
する。
は、図6に示すように燃焼器bのフランジ面に交換装置
Mのハンド7を台車2で割り出し、上下回転軸3で燃焼
器bの取付け角度に合わせて引き抜きスライド5を前進
させ、左右回転軸4、芯だしスライド6で燃焼器bのフ
ランジ面の中心に位置決め合わせし、ハンド7をボルト
でフランジに結合する。そして、引き抜きスライド5を
後退させて燃焼器bを取り出し、取り出した燃焼器bを
上下回転軸3で起こして天井クレーンの玉掛けを可能と
する。
【0011】従来、燃焼器の交換を行う場合は手作業に
より実施しているが、燃焼器は外径が約400mm、長さ
が約1500mmと長く、燃焼器を引き抜く場合にはガス
タービン本体の内部にも作業者が入って外部の簡易足場
上の作業者と共同して燃焼器を人手により持ち上げて外
側へ運び出した後、天井クレーンに玉掛けして吊り上
げ、点検、修理場所へ移動している。しかも、燃焼器は
1基で約250kgの重量があって数分割する必要がある
ために多くの時間を費やしているが、分割するにも構造
上の限界があって単位重量が100kg前後のものもあ
り、狭隘な内部と不安定な外部の簡易足場上における作
業は適正な姿勢がとれないために著しい危険を伴う。さ
らに、作業性が悪いために時として燃焼器、或いはガス
タービン本体の内部を損傷することがあり、これらの手
直しにさらに多くの時間と費用を必要とすることがある
が、本燃焼器の交換装置においてはガスタービン本体の
外周にリング状にレール1を設置し、このレール1を軌
道として燃焼器bの回りを台車2が旋回θするようにな
っている。そして、この台車2にはガスタービン本体g
の中心軸に向かう上下回転軸3およびガスタービン本体
gの半径軸回りの左右回転軸4と、左右回転軸4に支持
され放射状に配置されている燃焼器bの軸方向に移動す
る引き抜きスライド5と、引き抜きスライド5に支持さ
れて燃焼器bの径方向に上下する芯だしスライド6など
が搭載されており、芯だしスライド6の先端に装着され
たハンド7により燃焼器bを把持して引き抜きスライド
5により引き出したり組み込んだりすることができるよ
うになっており、燃焼器bを交換する際の引き抜き、挿
入を燃焼器bを分割することなく一度で行うことができ
て大幅な工期の短縮、省人化が図られる。また、燃焼器
bを交換する際の手作業が機械化されて燃焼器bを交換
する際の安全性が向上する。また、燃焼器bを交換する
際の作業精度が向上して燃焼器bやガスタービン本体g
などを損傷することがなくなり、補修のコスト、工期な
どが不要になる。
より実施しているが、燃焼器は外径が約400mm、長さ
が約1500mmと長く、燃焼器を引き抜く場合にはガス
タービン本体の内部にも作業者が入って外部の簡易足場
上の作業者と共同して燃焼器を人手により持ち上げて外
側へ運び出した後、天井クレーンに玉掛けして吊り上
げ、点検、修理場所へ移動している。しかも、燃焼器は
1基で約250kgの重量があって数分割する必要がある
ために多くの時間を費やしているが、分割するにも構造
上の限界があって単位重量が100kg前後のものもあ
り、狭隘な内部と不安定な外部の簡易足場上における作
業は適正な姿勢がとれないために著しい危険を伴う。さ
らに、作業性が悪いために時として燃焼器、或いはガス
タービン本体の内部を損傷することがあり、これらの手
直しにさらに多くの時間と費用を必要とすることがある
が、本燃焼器の交換装置においてはガスタービン本体の
外周にリング状にレール1を設置し、このレール1を軌
道として燃焼器bの回りを台車2が旋回θするようにな
っている。そして、この台車2にはガスタービン本体g
の中心軸に向かう上下回転軸3およびガスタービン本体
gの半径軸回りの左右回転軸4と、左右回転軸4に支持
され放射状に配置されている燃焼器bの軸方向に移動す
る引き抜きスライド5と、引き抜きスライド5に支持さ
れて燃焼器bの径方向に上下する芯だしスライド6など
が搭載されており、芯だしスライド6の先端に装着され
たハンド7により燃焼器bを把持して引き抜きスライド
5により引き出したり組み込んだりすることができるよ
うになっており、燃焼器bを交換する際の引き抜き、挿
入を燃焼器bを分割することなく一度で行うことができ
て大幅な工期の短縮、省人化が図られる。また、燃焼器
bを交換する際の手作業が機械化されて燃焼器bを交換
する際の安全性が向上する。また、燃焼器bを交換する
際の作業精度が向上して燃焼器bやガスタービン本体g
などを損傷することがなくなり、補修のコスト、工期な
どが不要になる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る燃焼器の交換装置は前記の
ように構成されており、燃焼器の交換作業が機械化され
て各燃焼器を人の力を特に要さずに、また燃焼器を小分
割することなく一度で交換することができるので、燃焼
器の交換作業における大幅な工期短縮、省人化などが図
られる。また、燃焼器の交換作業における安全性が向上
するとともに、燃焼器の交換作業における精度が向上し
て燃焼器やガスタービン本体などを損傷することがなく
なり、補修のための経費、工期などが不要になる。
ように構成されており、燃焼器の交換作業が機械化され
て各燃焼器を人の力を特に要さずに、また燃焼器を小分
割することなく一度で交換することができるので、燃焼
器の交換作業における大幅な工期短縮、省人化などが図
られる。また、燃焼器の交換作業における安全性が向上
するとともに、燃焼器の交換作業における精度が向上し
て燃焼器やガスタービン本体などを損傷することがなく
なり、補修のための経費、工期などが不要になる。
【図1】図1(a)は本発明の実施の一形態に係る燃焼
器の交換装置の正面図、同図(b)は同図(a)におけ
るB−B矢視図、同図(c)はその要部詳細図である。
器の交換装置の正面図、同図(b)は同図(a)におけ
るB−B矢視図、同図(c)はその要部詳細図である。
【図2】図2(a)はその台車の正面図、同図(b)は
側面図、同図(c)その要部詳細図である。
側面図、同図(c)その要部詳細図である。
【図3】図3(a)はその回転フレームの正面図、同図
(b)は断面図である。
(b)は断面図である。
【図4】図4(a)はその引き抜きスライドの正面図、
同図(b)は側面図である。
同図(b)は側面図である。
【図5】図5(a)はその芯だしスライドの側面図、同
図(b)は正面図である。
図(b)は正面図である。
【図6】図6はこれらの作用説明図である。
【図7】図7は従来の燃焼器の交換方法の説明図であ
る。
る。
1 レール 2 台車 3 上下回転軸 4 左右回転軸 5 引き抜きスライド 6 芯だしスライド 7 ハンド 11 レールフランジ 12 ラック 22 上部車輪 23 下部車輪 24 幅車輪 25 モータ 26 ピニオン 31 固定フレーム 32 軸 33 回転フレーム 34 円弧ギヤ 35 モータ 36 ピニオン 41 軸受 42 ウォームホイール 43 モータ 44 ウォーム 51 フランジ 52 フレーム 53 レール 54 ガイド 55 モータ 56 軸受 57 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 寿恭 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 ガスタービン本体の中央に放射状に設置
されている燃焼器の外周にリング状に取付けられたレー
ルと、該レールを介して燃焼器の周りを旋回する台車
と、該台車にガスタービン本体の中心軸に向かう上下回
転軸およびガスタービン本体の半径軸回りの左右回転軸
を介して支持され放射状に配置された燃焼器の軸方向に
移動する引き抜きスライドと、該引き抜きスライドに燃
焼器の径方向に上下する芯だしスライドを介して支持さ
れて燃焼器を把持するハンドとを備えたことを特徴とす
る燃焼器の交換装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27099795A JP2955218B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ガスタービン燃焼器交換装置 |
CA 2206983 CA2206983C (en) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Burner replacing system |
EP96935369A EP0800892B1 (en) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Exchanging device for combustor |
US08/849,996 US5921075A (en) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Burner replacing system |
PCT/JP1996/003030 WO1997014529A1 (fr) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Appareil a remplacer les bruleurs |
ES96935369T ES2177812T3 (es) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Dispositivo de reempllazo de quemadores. |
DE69621585T DE69621585T2 (de) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Vorrichtung zum auswechseln von brennern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27099795A JP2955218B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ガスタービン燃焼器交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108961A true JPH09108961A (ja) | 1997-04-28 |
JP2955218B2 JP2955218B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17493972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27099795A Expired - Fee Related JP2955218B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ガスタービン燃焼器交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955218B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009119149A1 (ja) | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 三菱重工業株式会社 | 燃焼器尾筒案内治具及びガスタービンの燃焼器の取り外し方法、並びに取付方法 |
JP4885314B1 (ja) * | 2011-01-05 | 2012-02-29 | 三菱重工業株式会社 | 管状部材固定用治具及びこれを用いた管状部材の組み立て方法 |
KR20140053237A (ko) * | 2011-09-02 | 2014-05-07 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 고정 가스 터빈에 또는 그 안에 부품을 설치 및 제거하기 위한 장치 및 고정 가스 터빈의 부품을 설치 및 제거하기 위한 방법 |
JP2015025450A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | 斗山重工業株式会社 | タービン用燃焼器組立装置、及びこれを用いた燃焼器組立方法 |
JP2015534035A (ja) * | 2012-11-07 | 2015-11-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 産業用ガスタービンのためのモジュール式ドロップイン燃焼器アセンブリおよび据え付け方法 |
JP2015534036A (ja) * | 2012-11-07 | 2015-11-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 産業用ガスタービンのためのモジュール式ドロップイントランジションアセンブリおよび組み込みのための方法 |
JP2017106445A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器組立体リフトシステム |
JP2019503448A (ja) * | 2015-12-31 | 2019-02-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器アセンブリリフトアーム、燃焼器アセンブリリフトシステムおよびそれを備えたターボ機械 |
JP2019504279A (ja) * | 2015-12-31 | 2019-02-14 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器アセンブリ用リフト軌道およびこれを備えたターボ機械 |
JP2021116792A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 株式会社中部プラントサービス | ガスタービン燃焼器取出し移送用吊治具および取出し移送方法。 |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP27099795A patent/JP2955218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009119149A1 (ja) | 2008-03-28 | 2009-10-01 | 三菱重工業株式会社 | 燃焼器尾筒案内治具及びガスタービンの燃焼器の取り外し方法、並びに取付方法 |
JP2009243310A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃焼器尾筒案内治具及びガスタービンの燃焼器の取り外し方法、並びに取付方法 |
US8607451B2 (en) | 2008-03-28 | 2013-12-17 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustor-transition-piece guide jig and method of detaching and attaching combustor of gas turbine |
JP4885314B1 (ja) * | 2011-01-05 | 2012-02-29 | 三菱重工業株式会社 | 管状部材固定用治具及びこれを用いた管状部材の組み立て方法 |
US9404390B2 (en) | 2011-09-02 | 2016-08-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Device for installing and removing a component on or in a stationary gas turbine and method for installing and removing a component of a stationary gas turbine |
JP2014525542A (ja) * | 2011-09-02 | 2014-09-29 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 定置型ガスタービンの外部または内部で部品を組立ておよび取外す装置、ならびに定置型ガスタービンの部品を組立ておよび取外す方法 |
KR20140053237A (ko) * | 2011-09-02 | 2014-05-07 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 고정 가스 터빈에 또는 그 안에 부품을 설치 및 제거하기 위한 장치 및 고정 가스 터빈의 부품을 설치 및 제거하기 위한 방법 |
JP2015534035A (ja) * | 2012-11-07 | 2015-11-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 産業用ガスタービンのためのモジュール式ドロップイン燃焼器アセンブリおよび据え付け方法 |
JP2015534036A (ja) * | 2012-11-07 | 2015-11-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 産業用ガスタービンのためのモジュール式ドロップイントランジションアセンブリおよび組み込みのための方法 |
JP2015025450A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | 斗山重工業株式会社 | タービン用燃焼器組立装置、及びこれを用いた燃焼器組立方法 |
JP2017106445A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器組立体リフトシステム |
JP2019503448A (ja) * | 2015-12-31 | 2019-02-07 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器アセンブリリフトアーム、燃焼器アセンブリリフトシステムおよびそれを備えたターボ機械 |
JP2019504279A (ja) * | 2015-12-31 | 2019-02-14 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 燃焼器アセンブリ用リフト軌道およびこれを備えたターボ機械 |
JP2021116792A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 株式会社中部プラントサービス | ガスタービン燃焼器取出し移送用吊治具および取出し移送方法。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2955218B2 (ja) | 1999-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5921075A (en) | Burner replacing system | |
CN105666478B (zh) | 核辐射环境下的关节式机械臂快速拆装系统及拆装方法 | |
KR101033127B1 (ko) | 모터 분해 정비용 장치 | |
JPH09108961A (ja) | 燃焼器の交換装置 | |
CN213969171U (zh) | 一种智能双主轴端面铣床 | |
CN211681833U (zh) | 一种井下带式输送机托辊拆卸装置 | |
CN101664869A (zh) | 组合式飞剪机的刀架更换装置 | |
CN112517985A (zh) | 一种用于叶根法兰面加工的智能双主轴端面铣床 | |
JPH09210361A (ja) | 燃焼器の交換装置 | |
CN218874314U (zh) | 轮边支撑轴安装装置 | |
CN114798687B (zh) | 一种铁路报废机车拆解方法 | |
CN108892086B (zh) | 一种机车牵引杆检修平台及检修方法 | |
CN114835024B (zh) | 一种采用链条升降的程控小车 | |
CN201625857U (zh) | 一种气化炉烧嘴拆装装置 | |
CN112897364B (zh) | 一种用于gil通管吊装的工装小车 | |
SU1391850A1 (ru) | Установка дл сварки кольцевых швов | |
CN114506666A (zh) | 一种车架自动上件设备 | |
CN107891244A (zh) | 一种输电线路钢管杆旋转焊接系统 | |
JPH0763884A (ja) | 原子炉内遠隔作業装置 | |
CN217291212U (zh) | 一种铁路报废机车成套拆解系统 | |
JPH08200682A (ja) | 燃焼器の交換装置 | |
CN218873738U (zh) | 一种便携式轴颈车床 | |
CN221439295U (zh) | 一种重卡汽车纵梁生产用临时存放转运工装架 | |
CN220698515U (zh) | 一种用于焊接铸锭的工装夹具 | |
JP2873336B2 (ja) | 圧延ロールの切削方法および圧延ロール切削装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990615 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |