JPH09108869A - Ｙａｇレーザ加工装置 - Google Patents
Ｙａｇレーザ加工装置Info
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- JPH09108869A JPH09108869A JP7269949A JP26994995A JPH09108869A JP H09108869 A JPH09108869 A JP H09108869A JP 7269949 A JP7269949 A JP 7269949A JP 26994995 A JP26994995 A JP 26994995A JP H09108869 A JPH09108869 A JP H09108869A
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- laser processing
- welding
- processing head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接線が一方向の直線でなく曲線であっても
フイラーワイヤ送給ノズルの向きを、常にＹＡＧレーザ
加工ヘッドの進行方向の前方になるように姿勢を制御す
るようにする。 【解決手段】 フイラーワイヤ送給ノズル１３を備えた
ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１を、加工すべきワークどお
しの予め設定された溶接線に沿って移動させてワークに
溶接加工を行うＹＡＧレーザ加工装置１であって、前記
ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１の進行方向の前方に前記フ
イラーワイヤ送給ノズル１３が常に位置すべく、フイラ
ーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１１
に対して回転自在に、またはＹＡＧレーザ加工ヘッド１
１を回転自在に設けてなることを特徴とする。
フイラーワイヤ送給ノズルの向きを、常にＹＡＧレーザ
加工ヘッドの進行方向の前方になるように姿勢を制御す
るようにする。 【解決手段】 フイラーワイヤ送給ノズル１３を備えた
ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１を、加工すべきワークどお
しの予め設定された溶接線に沿って移動させてワークに
溶接加工を行うＹＡＧレーザ加工装置１であって、前記
ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１の進行方向の前方に前記フ
イラーワイヤ送給ノズル１３が常に位置すべく、フイラ
ーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１１
に対して回転自在に、またはＹＡＧレーザ加工ヘッド１
１を回転自在に設けてなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークにレーザ
溶接を行うＹＡＧレーザ加工装置に関する。
溶接を行うＹＡＧレーザ加工装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＹＡＧレーザ加工機では、母材ど
おしを溶かして溶接を行うことがメインであった。実際
には、例えば図４に示されているように、ワークＷA と
ＷB との間に隙間のある継手形状がある。このような場
合には、母材と同じ材質のフイラーワイヤを用いて溶接
を行っている。このときのＹＡＧレーザ加工ヘッド１０
１としては、例えば図５に示されているように、ＹＡＧ
レーザ加工ヘッド本体１０３の外周における一部にはフ
イラーワイヤ送給ノズル１０５が固定して設けられてい
る。そして、ワークどおしに溶接を行う際、溶接線に沿
ってＹＡＧレーザ加工ヘッド本体１０３を移動せしめて
行うが、フイラーワイヤ送給ノズル１０５を常にＹＡＧ
レーザ加工ヘッド本体１０３の進行方向の前方に位置決
めしてフイラーワイヤ１０７を送給してレーザ溶接を行
っている。
おしを溶かして溶接を行うことがメインであった。実際
には、例えば図４に示されているように、ワークＷA と
ＷB との間に隙間のある継手形状がある。このような場
合には、母材と同じ材質のフイラーワイヤを用いて溶接
を行っている。このときのＹＡＧレーザ加工ヘッド１０
１としては、例えば図５に示されているように、ＹＡＧ
レーザ加工ヘッド本体１０３の外周における一部にはフ
イラーワイヤ送給ノズル１０５が固定して設けられてい
る。そして、ワークどおしに溶接を行う際、溶接線に沿
ってＹＡＧレーザ加工ヘッド本体１０３を移動せしめて
行うが、フイラーワイヤ送給ノズル１０５を常にＹＡＧ
レーザ加工ヘッド本体１０３の進行方向の前方に位置決
めしてフイラーワイヤ１０７を送給してレーザ溶接を行
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のＹＡＧレーザ加工ヘッド１０１ではＹＡＧレーザ加
工ヘッド本体１０３の外周における一部に、フイラーワ
イヤ送給ノズル１０５が固定して設けられているから、
例えば図６に示されているような溶接線ＬA ，ＬB ，Ｌ
C に沿って溶接加工を行う場合、溶接線ＬA とＬB およ
び溶接線ＬB とＬC との変更点Ａ，Ｂではフイラーワイ
ヤ送給ノズル１０５の向きを９０度変更しなければなら
ない。
来のＹＡＧレーザ加工ヘッド１０１ではＹＡＧレーザ加
工ヘッド本体１０３の外周における一部に、フイラーワ
イヤ送給ノズル１０５が固定して設けられているから、
例えば図６に示されているような溶接線ＬA ，ＬB ，Ｌ
C に沿って溶接加工を行う場合、溶接線ＬA とＬB およ
び溶接線ＬB とＬC との変更点Ａ，Ｂではフイラーワイ
ヤ送給ノズル１０５の向きを９０度変更しなければなら
ない。
【０００４】したがって、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１０
３が各変更点Ａ，Ｂに到達した時点で、一旦ＹＡＧレー
ザ加工ヘッド１０３の移動を停止した後、フイラーワイ
ヤ送給ノズル１０５の向きを手動で溶接線ＬB ，ＬC の
向きに９０度直した後、再ＹＡＧレーザ加工ヘッド１０
３を移動させて溶接加工を行わなければならない。その
ため、ティーチングが大変であると共に、連続加工がで
きなかった。
３が各変更点Ａ，Ｂに到達した時点で、一旦ＹＡＧレー
ザ加工ヘッド１０３の移動を停止した後、フイラーワイ
ヤ送給ノズル１０５の向きを手動で溶接線ＬB ，ＬC の
向きに９０度直した後、再ＹＡＧレーザ加工ヘッド１０
３を移動させて溶接加工を行わなければならない。その
ため、ティーチングが大変であると共に、連続加工がで
きなかった。
【０００５】この発明の目的は、溶接線が一方向の直線
でなく曲線であってもフイラーワイヤ送給ノズルの向き
を、常にＹＡＧレーザ加工ヘッドの進行方向の前方にな
るように姿勢を制御して連続加工を行い得るようにした
ＹＡＧレーザ加工装置を提供することにある。
でなく曲線であってもフイラーワイヤ送給ノズルの向き
を、常にＹＡＧレーザ加工ヘッドの進行方向の前方にな
るように姿勢を制御して連続加工を行い得るようにした
ＹＡＧレーザ加工装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１によるこの発明のＹＡＧレーザ加工装置は、
フイラーワイヤ送給ノズルを備えたＹＡＧレーザ加工ヘ
ッドを、加工すべきワークどおしの予め設定された溶接
線に沿って移動させてワークに溶接加工を行うＹＡＧレ
ーザ加工装置であって、前記ＹＡＧレーザ加工ヘッドの
進行方向の前方に前記フイラーワイヤ送給ノズルが常に
位置すべく、フイラーワイヤ送給ノズルをＹＡＧレーザ
加工ヘッドに対して回転自在に、またはＹＡＧレーザ加
工ヘッドを回転自在に設けてなることを特徴とするもの
である。
に請求項１によるこの発明のＹＡＧレーザ加工装置は、
フイラーワイヤ送給ノズルを備えたＹＡＧレーザ加工ヘ
ッドを、加工すべきワークどおしの予め設定された溶接
線に沿って移動させてワークに溶接加工を行うＹＡＧレ
ーザ加工装置であって、前記ＹＡＧレーザ加工ヘッドの
進行方向の前方に前記フイラーワイヤ送給ノズルが常に
位置すべく、フイラーワイヤ送給ノズルをＹＡＧレーザ
加工ヘッドに対して回転自在に、またはＹＡＧレーザ加
工ヘッドを回転自在に設けてなることを特徴とするもの
である。
【０００７】したがって、フイラーワイヤ送給ノズルを
ＹＡＧレーザ加工ヘッドに対して回転自在に、またはＹ
ＡＧレーザ加工ヘッドを回転自在に設けられているか
ら、ワークどおしの予め設定された溶接線に沿ってＹＡ
Ｇレーザ加工ヘッドを移動させると共に、レーザ加工ヘ
ッドの進行方向の前方にフイラーワイヤ送給ノズルを常
に位置するように制御してレーザ溶接が行われる。而し
て、予め設定された溶接線が一方向の直線でなく曲線で
あっても容易にかつ正確に溶接が行われる。
ＹＡＧレーザ加工ヘッドに対して回転自在に、またはＹ
ＡＧレーザ加工ヘッドを回転自在に設けられているか
ら、ワークどおしの予め設定された溶接線に沿ってＹＡ
Ｇレーザ加工ヘッドを移動させると共に、レーザ加工ヘ
ッドの進行方向の前方にフイラーワイヤ送給ノズルを常
に位置するように制御してレーザ溶接が行われる。而し
て、予め設定された溶接線が一方向の直線でなく曲線で
あっても容易にかつ正確に溶接が行われる。
【０００８】請求項２によるこの発明のＹＡＧレーザ加
工装置は、請求項１のＹＡＧレーザ加工装置において、
フイラーワイヤが巻き取られたフイラーワイヤリール
と、フイラーワイヤ送給装置と、を備えてなることを特
徴とするものである。
工装置は、請求項１のＹＡＧレーザ加工装置において、
フイラーワイヤが巻き取られたフイラーワイヤリール
と、フイラーワイヤ送給装置と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【０００９】したがって、フイラーワイヤが、フイラー
ワイヤリールより送り出されて、フイラーワイヤ送給装
置で一定の速度でフイラーワイヤ送給ノズルへ送られて
フイラーワイヤ送給ノズルから溶接部に送られる。而し
て、フイラーワイヤを一定の速度で送り出し自動溶接加
工が行われる。
ワイヤリールより送り出されて、フイラーワイヤ送給装
置で一定の速度でフイラーワイヤ送給ノズルへ送られて
フイラーワイヤ送給ノズルから溶接部に送られる。而し
て、フイラーワイヤを一定の速度で送り出し自動溶接加
工が行われる。
【００１０】請求項３によるこの発明のＹＡＧレーザ加
工装置は、請求項１，２のＹＡＧレーザ加工装置におい
て、溶接速度，レーザパルス周波数に対してフイラーワ
イヤの送給速度を制御せしめる制御装置を備えてなるこ
とを特徴とするものである。
工装置は、請求項１，２のＹＡＧレーザ加工装置におい
て、溶接速度，レーザパルス周波数に対してフイラーワ
イヤの送給速度を制御せしめる制御装置を備えてなるこ
とを特徴とするものである。
【００１１】したがって、ワークどおしの予め設定され
た溶接線に沿って溶接加工を行うに際し、制御装置でフ
イラーワイヤの送給速度を、溶接速度，レーザパルス、
周波数に対して制御せしめることにより、自動的にかつ
均一な溶接加工が行われる。
た溶接線に沿って溶接加工を行うに際し、制御装置でフ
イラーワイヤの送給速度を、溶接速度，レーザパルス、
周波数に対して制御せしめることにより、自動的にかつ
均一な溶接加工が行われる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。
を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１３】図１を参照するに、ＹＡＧレーザ加工装置
１は、すでに公知の例えば５軸制御可能なロボット３を
備えている。このロボット３はベース５を備えており、
このベース５には回転自在な第１アーム７が支承されて
いると共に、この第１アーム７の上部には第１アーム７
に対して回転自在な第２アーム９が支承されている。こ
の第２アーム９の先端部には第２アーム９に対して回転
自在なＹＡＧレーザ加工ヘッド１１が支承されている。
１は、すでに公知の例えば５軸制御可能なロボット３を
備えている。このロボット３はベース５を備えており、
このベース５には回転自在な第１アーム７が支承されて
いると共に、この第１アーム７の上部には第１アーム７
に対して回転自在な第２アーム９が支承されている。こ
の第２アーム９の先端部には第２アーム９に対して回転
自在なＹＡＧレーザ加工ヘッド１１が支承されている。
【００１４】このＹＡＧレーザ加工ヘッド１１の外側に
おける一部にはフイラーワイヤ送給ノズル１３が固定し
て設けられている。また、前記第２アーム９上にはフイ
ラーワイヤ送給装置１５が設けられている。さらに、前
記ロボット３の近傍にはフイラーワイヤリール１７が配
置されていると共に、レーザ発振器１９が配置されてい
る。しかも、このレーザ発振器１９と前記ＹＡＧレーザ
加工ヘッド１１とは光ファイバ２１で接続されている。
おける一部にはフイラーワイヤ送給ノズル１３が固定し
て設けられている。また、前記第２アーム９上にはフイ
ラーワイヤ送給装置１５が設けられている。さらに、前
記ロボット３の近傍にはフイラーワイヤリール１７が配
置されていると共に、レーザ発振器１９が配置されてい
る。しかも、このレーザ発振器１９と前記ＹＡＧレーザ
加工ヘッド１１とは光ファイバ２１で接続されている。
【００１５】上記構成により、レーザ発振器１９で発振
されたレーザビームは光ファイバ２１を経てＹＡＧレー
ザ加工ヘッド１１の上部に備えられたベンドミラーで折
曲げられた後、集光レンズで集光される。次いで、加工
すべきワークどおしの予め設定された溶接線へ向けて照
射されることになる。
されたレーザビームは光ファイバ２１を経てＹＡＧレー
ザ加工ヘッド１１の上部に備えられたベンドミラーで折
曲げられた後、集光レンズで集光される。次いで、加工
すべきワークどおしの予め設定された溶接線へ向けて照
射されることになる。
【００１６】また、フイラーワイヤリール１７に巻かれ
たフイラーワイヤＦＷは、フイラーワイヤリール１７よ
り送り出されてフイラーワイヤ送給装置１５に送られ
る。フイラーワイヤ送給装置１５には一対の送り出しロ
ーラとこの送り出しローラを駆動せしめるサーボモータ
が備えられているから、フイラーワイヤＦＷを一定の速
度で送り出しすることにより、フイラーワイヤ送給ノズ
ル１３に挿入された後、フイラーワイヤ送給ノズル１３
の先端から溶接部に送られて溶接加工に使用されること
になる。
たフイラーワイヤＦＷは、フイラーワイヤリール１７よ
り送り出されてフイラーワイヤ送給装置１５に送られ
る。フイラーワイヤ送給装置１５には一対の送り出しロ
ーラとこの送り出しローラを駆動せしめるサーボモータ
が備えられているから、フイラーワイヤＦＷを一定の速
度で送り出しすることにより、フイラーワイヤ送給ノズ
ル１３に挿入された後、フイラーワイヤ送給ノズル１３
の先端から溶接部に送られて溶接加工に使用されること
になる。
【００１７】したがって、回転自在なＹＡＧレーザ加工
ヘッド１１の外側の一部にフイラーワイヤ送給ノズル１
３が固定して設けられているので、ＹＡＧレーザ加工ヘ
ッド１１が回転されたときに、ロボット３のふところ部
に干渉する恐れがあるため、図３（Ａ）に示されている
ように、±９０°の範囲内のみでＹＡＧレーザ加工ヘッ
ド１１が回動可能である。そのために、この±９０°の
範囲内で溶接線が屈曲された直線，曲線であれば、フイ
ラーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１
１の進行方向の前方に常に姿勢を維持制御でき、容易か
つ正確に溶接加工を行うことができる。
ヘッド１１の外側の一部にフイラーワイヤ送給ノズル１
３が固定して設けられているので、ＹＡＧレーザ加工ヘ
ッド１１が回転されたときに、ロボット３のふところ部
に干渉する恐れがあるため、図３（Ａ）に示されている
ように、±９０°の範囲内のみでＹＡＧレーザ加工ヘッ
ド１１が回動可能である。そのために、この±９０°の
範囲内で溶接線が屈曲された直線，曲線であれば、フイ
ラーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１
１の進行方向の前方に常に姿勢を維持制御でき、容易か
つ正確に溶接加工を行うことができる。
【００１８】図２には他の実施の形態のＹＡＧレーザ加
工ヘッド１１とフイラーワイヤ送給ノズル１３との関係
が示されている。図２において、ＹＡＧレーザ加工ヘッ
ド１１のボディ本体２３が前記第２アーム９の先端部に
固定して設けられている。このボディ本体２３にはモー
タベース２５が取り付けられており、このモータベース
２５上には駆動モータとしてのサーボモータ２７が設け
られている。
工ヘッド１１とフイラーワイヤ送給ノズル１３との関係
が示されている。図２において、ＹＡＧレーザ加工ヘッ
ド１１のボディ本体２３が前記第２アーム９の先端部に
固定して設けられている。このボディ本体２３にはモー
タベース２５が取り付けられており、このモータベース
２５上には駆動モータとしてのサーボモータ２７が設け
られている。
【００１９】このサーボモータ２７の出力軸２９には駆
動ギヤ３１が装着されており、この駆動ギヤ３１に噛合
した従動ギヤ３３が前記ボディ本体２３に装着されてい
る。前記従動ギヤ３３の一部における下部にはブラケッ
ト３５が上下方向へ延伸して固定されており、このブラ
ケット３５には上下方向へ長孔３７が形成されている。
動ギヤ３１が装着されており、この駆動ギヤ３１に噛合
した従動ギヤ３３が前記ボディ本体２３に装着されてい
る。前記従動ギヤ３３の一部における下部にはブラケッ
ト３５が上下方向へ延伸して固定されており、このブラ
ケット３５には上下方向へ長孔３７が形成されている。
【００２０】この長孔３７にはアーム部材３９の一端に
設けられたピン４１が装着されていると共にアーム部材
３９の他端は前記フイラーワイヤ送給ノズル１３を構成
するノズル本体４３に固定されている。しかも、ノズル
本体４３には上下方向へ延伸したパイプガイド４５が装
着されている。このパイプガイド４５にフイラーワイヤ
ＦＷが挿入されるものである。
設けられたピン４１が装着されていると共にアーム部材
３９の他端は前記フイラーワイヤ送給ノズル１３を構成
するノズル本体４３に固定されている。しかも、ノズル
本体４３には上下方向へ延伸したパイプガイド４５が装
着されている。このパイプガイド４５にフイラーワイヤ
ＦＷが挿入されるものである。
【００２１】上記構成により、サーボモータ２７を駆動
せしめると、出力軸２９を介して駆動ギヤ３１が回転さ
れることにより、従動ギヤ３３を介してフイラーワイヤ
送給ノズル１３のノズル本体４３が３６０度の範囲内で
回転されることになる。
せしめると、出力軸２９を介して駆動ギヤ３１が回転さ
れることにより、従動ギヤ３３を介してフイラーワイヤ
送給ノズル１３のノズル本体４３が３６０度の範囲内で
回転されることになる。
【００２２】また、ノズル本体４３はピン４１をブラケ
ット３５に形成された長孔３７内を上下動せしめて任意
の位置に固定せしめることにより、高さ方向の調整を行
うことができる。
ット３５に形成された長孔３７内を上下動せしめて任意
の位置に固定せしめることにより、高さ方向の調整を行
うことができる。
【００２３】したがって、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１
を固定して、フイラーワイヤ送給ノズル１３を図３
（Ｂ）に示されているように、±１８０°の範囲内で回
動させることができる。そのため、この±１８０°の範
囲内で溶接線が屈曲された直線，曲線であれば、フイラ
ーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１１
の進行方向の前方に常に姿勢を維持制御でき、容易かつ
正確に溶接加工を行うことができる。
を固定して、フイラーワイヤ送給ノズル１３を図３
（Ｂ）に示されているように、±１８０°の範囲内で回
動させることができる。そのため、この±１８０°の範
囲内で溶接線が屈曲された直線，曲線であれば、フイラ
ーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレーザ加工ヘッド１１
の進行方向の前方に常に姿勢を維持制御でき、容易かつ
正確に溶接加工を行うことができる。
【００２４】フイラーワイヤ送給ノズル１３をＹＡＧレ
ーザ加工ヘッド１１の進行方向の前方に常に姿勢を維持
制御する際、フイラーワイヤＦＷの送給速度は、制御装
置により溶接速度，レーザパルスの周波数などにより適
宜異ならしめることができると共に、フイラーワイヤ送
給ノズル１３の回動はサーボモータ２７を制御すること
で行うことができ、しかも各パラメータに対して条件設
定が可能である。
ーザ加工ヘッド１１の進行方向の前方に常に姿勢を維持
制御する際、フイラーワイヤＦＷの送給速度は、制御装
置により溶接速度，レーザパルスの周波数などにより適
宜異ならしめることができると共に、フイラーワイヤ送
給ノズル１３の回動はサーボモータ２７を制御すること
で行うことができ、しかも各パラメータに対して条件設
定が可能である。
【００２５】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では駆動伝達手段として駆動ギヤ３１，従動ギヤ
３３を用いているが、ベルトとプーリ，チエンとスプロ
ケットなどを用いるようにしても構わない。また、ＹＡ
Ｇレーザ加工ヘッド１１をロボット３でＸ，Ｙ，Ｚ軸方
向へ移動せしめる例で示したが、通常のレーザ加工機で
Ｘ，Ｙ，Ｚ軸へ移動せしめるようにしてもよい。さら
に、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１のみを回動させたり、
あるいは、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１に対してフイラ
ーワイヤ供給ノズル１３を回動せしめる例で説明した
が、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１とフイラーワイヤ送給
ノズル１３の両方を回動せしめるように対応しても可能
である。
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では駆動伝達手段として駆動ギヤ３１，従動ギヤ
３３を用いているが、ベルトとプーリ，チエンとスプロ
ケットなどを用いるようにしても構わない。また、ＹＡ
Ｇレーザ加工ヘッド１１をロボット３でＸ，Ｙ，Ｚ軸方
向へ移動せしめる例で示したが、通常のレーザ加工機で
Ｘ，Ｙ，Ｚ軸へ移動せしめるようにしてもよい。さら
に、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１のみを回動させたり、
あるいは、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１に対してフイラ
ーワイヤ供給ノズル１３を回動せしめる例で説明した
が、ＹＡＧレーザ加工ヘッド１１とフイラーワイヤ送給
ノズル１３の両方を回動せしめるように対応しても可能
である。
【００２６】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項１の発明によれば、フイラーワイヤ
送給ノズルをＹＡＧレーザ加工ヘッドに対して回転自在
に、またはＹＡＧレーザ加工ヘッドを回転自在に設けら
れているから、ワークどおしの予め設定された溶接線に
沿ってＹＡＧレーザ加工ヘッドを移動させると共に、レ
ーザ加工ヘッドの進行方向の前方にフイラーワイヤ送給
ノズルを常に位置するように制御してレーザ溶接が行わ
れる。而して、予め設定された溶接線が一方向の直線で
なく曲線であっても容易にかつ正確に溶接を行うことが
できる。
れるように、請求項１の発明によれば、フイラーワイヤ
送給ノズルをＹＡＧレーザ加工ヘッドに対して回転自在
に、またはＹＡＧレーザ加工ヘッドを回転自在に設けら
れているから、ワークどおしの予め設定された溶接線に
沿ってＹＡＧレーザ加工ヘッドを移動させると共に、レ
ーザ加工ヘッドの進行方向の前方にフイラーワイヤ送給
ノズルを常に位置するように制御してレーザ溶接が行わ
れる。而して、予め設定された溶接線が一方向の直線で
なく曲線であっても容易にかつ正確に溶接を行うことが
できる。
【００２７】請求項２の発明によれば、フイラーワイヤ
が、フイラーワイヤリールより送り出されて、フイラー
ワイヤ送給装置で一定の速度でフイラーワイヤ送給ノズ
ルへ送られてフイラーワイヤ送給ノズルから溶接部に送
られる。而して、フイラーワイヤを一定の速度で送り出
し自動溶接加工を行うことができる。
が、フイラーワイヤリールより送り出されて、フイラー
ワイヤ送給装置で一定の速度でフイラーワイヤ送給ノズ
ルへ送られてフイラーワイヤ送給ノズルから溶接部に送
られる。而して、フイラーワイヤを一定の速度で送り出
し自動溶接加工を行うことができる。
【００２８】請求項３の発明によれば、ワークどおしの
予め設定された溶接線に沿って溶接加工を行うに際し、
制御装置でフイラーワイヤの送給速度を、溶接速度，レ
ーザパルス周波数に対して制御せしめることにより、自
動的にかつ均一な溶接加工を行うことができる。
予め設定された溶接線に沿って溶接加工を行うに際し、
制御装置でフイラーワイヤの送給速度を、溶接速度，レ
ーザパルス周波数に対して制御せしめることにより、自
動的にかつ均一な溶接加工を行うことができる。
【図１】この発明を実施する一実施の形態の例のＹＡＧ
レーザ加工装置の構成図である。
レーザ加工装置の構成図である。
【図２】ＹＡＧレーザ加工ヘッドにフイラーワイヤ送給
ノズルを設けた別の例の正面図である。
ノズルを設けた別の例の正面図である。
【図３】フイラーワイヤノズルが回動する説明図であ
る。
る。
【図４】従来のワークどおしに溶接加工を行う説明図で
ある。
ある。
【図５】従来のＹＡＧレーザ加工ヘッドにフイラーワイ
ヤ送給ノズルを設けた正面図である。
ヤ送給ノズルを設けた正面図である。
【図６】従来のフイラーワイヤーノズルを備えたＹＡＧ
レーザ加工ヘッドで溶接加工を行う方法の説明図であ
る。
レーザ加工ヘッドで溶接加工を行う方法の説明図であ
る。
１ ＹＡＧレーザ加工装置 １１ ＹＡＧレーザ加工ヘッド １３ フイラーワイヤ送給ノズル １５ フイラーワイヤ送給装置 １７ フイラーワイヤリール １９ レーザ発振器
Claims (3)
- 【請求項１】 フイラーワイヤ送給ノズルを備えたＹＡ
Ｇレーザ加工ヘッドを、加工すべきワークどおしの予め
設定された溶接線に沿って移動させてワークに溶接加工
を行うＹＡＧレーザ溶接装置であって、前記ＹＡＧレー
ザ加工ヘッドの進行方向の前方に前記フイラーワイヤ送
給ノズルが常に位置すべく、フイラーワイヤ送給ノズル
をＹＡＧレーザ加工ヘッドに対して回転自在に、または
ＹＡＧレーザ加工ヘッドを回転自在に設けてなることを
特徴とするＹＡＧレーザ加工装置。 - 【請求項２】 フイラーワイヤが巻き取られたフイラー
ワイヤリールと、フイラーワイヤ送給装置と、を備えて
なることを特徴とする請求項１記載のＹＡＧレーザ加工
装置。 - 【請求項３】 溶接速度，レーザパルス周波数に対して
フイラーワイヤの送給速度を制御せしめる制御装置を備
えてなることを特徴とする請求項１，２記載のＹＡＧレ
ーザ加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269949A JPH09108869A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | Ｙａｇレーザ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269949A JPH09108869A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | Ｙａｇレーザ加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09108869A true JPH09108869A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17479461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7269949A Pending JPH09108869A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | Ｙａｇレーザ加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09108869A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013233569A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Honda Motor Co Ltd | 加工装置 |
| WO2015098463A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 株式会社アマダホールディングス | レーザ溶接方法及び装置 |
| DE102016118189A1 (de) | 2016-09-27 | 2018-03-29 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg | Verfahren und Laserbearbeitungsmaschine zum Laserschweißen eines ersten und eines zweiten Werkstückabschnitts |
| WO2018179632A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日本精工株式会社 | レーザ溶接装置、レーザ加工装置、レーザ溶接方法、軸受の製造方法、機械の製造方法、車両の製造方法、軸受、機械、及び車両 |
| CN110446579A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-12 | 日本精工株式会社 | 激光焊接装置、激光加工装置、激光焊接方法、轴承的制造方法、机械的制造方法、车辆的制造方法、轴承、机械及车辆 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7269949A patent/JPH09108869A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2018059901A1 (de) | 2016-09-27 | 2018-04-05 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg | Verfahren und laserbearbeitungsmaschine zum laserschweissen eines ersten und eines zweiten werkstückabschnitts |
| DE102016118189B4 (de) | 2016-09-27 | 2018-08-30 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg | Verfahren und Laserbearbeitungsmaschine zum Laserschweißen eines ersten und eines zweiten Werkstückabschnitts |
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| JP2018171657A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 日本精工株式会社 | レーザ溶接装置、レーザ加工装置、レーザ溶接方法、軸受の製造方法、機械の製造方法、車両の製造方法、軸受、機械、及び車両 |
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| EP3575030A4 (en) * | 2017-03-31 | 2020-02-26 | NSK Ltd. | LASER WELDING DEVICE, LASER PROCESSING DEVICE, LASER WELDING METHODS, BEARING MANUFACTURING METHODS, MACHINE MANUFACTURING METHODS, VEHICLE MANUFACTURING METHODS, BEARING, MACHINE AND VEHICLE |
| US11213916B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-01-04 | Nsk Ltd. | Laser machining method |
| US11794279B2 (en) | 2017-03-31 | 2023-10-24 | Nsk Ltd. | Laser machining method |
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