JPH09107558A - ディジタルカラーエンコーダ - Google Patents

ディジタルカラーエンコーダ

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JPH09107558A
JPH09107558A JP29046695A JP29046695A JPH09107558A JP H09107558 A JPH09107558 A JP H09107558A JP 29046695 A JP29046695 A JP 29046695A JP 29046695 A JP29046695 A JP 29046695A JP H09107558 A JPH09107558 A JP H09107558A
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JP
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signal
color
sampling frequency
frequency
color difference
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JP29046695A
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Takao Mukai
琢雄 向井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受像機に接続されるディジタル
カラーエンコーダの消費電流の低減と回路規模の縮小化
を図る。 【解決手段】 色副搬送波の整数比倍の標本化周波数で
標本化されたRGB信号から輝度信号Yと色差信号R−
Y,B−Yとを生成するマトリクス回路11と、低域通
過フィルタ12−1,12−2と、遅延回路13と、低
域通過フィルタの出力を1/mに間引くスイッチ回路2
1と、スイッチ回路21の出力信号で色副搬送波を直交
2相平衡変調して元の1/mの標本化周波数の搬送色信
号23を出力するディジタル変調器22と、搬送色信号
23をm倍に変換して元の標本化周波数の搬送色信号1
4を出力する標本化周波数変換回路24と、DLY13
で遅延された輝度信号と標本化周波数変換回路24から
出力された搬送色信号23と複合同期信号16を加算し
て複合ビデオカラー信号17を生成する加算器18とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーテレビジョン
受像機に接続されてディジタル方式でRGB信号を複合
ビデオカラー信号に変換するディジタルカラーエンコー
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディジタルカラーエンコ
ーダは、例えば図6に示すように構成されていた。この
ディジタルカラーエンコーダは、色副搬送波の整数比倍
の標本化周波数で標本化されたRGB原色信号を所定の
比率に応じて合成し、輝度信号Yと2系統の色差信号R
−Y,B−Yとを生成するマトリクス回路11と、2系
統の色差信号R−Y,B−Yの帯域をそれぞれ制限する
低域通過ディジタルフィルタ(LPF)12−1,12
−2と、輝度信号Yの位相をLPF12−1,12−2
による群位相遅延量と同じ量だけ遅延させるための遅延
回路(DLY)13と、LPF12−1,12−2から
出力された色差信号で色副搬送波を直交2相平衡変調し
て搬送色信号14を出力するディジタル変調器15と、
DLY13で遅延された輝度信号、ディジタル変調器1
5から出力された搬送色信号14および規格に準拠した
複合同期信号16を加算して複合ビデオカラー信号(コ
ンポジットビデオ信号)17を生成する加算器18とを
備えている。
【0003】ディジタル変調器15は、色副搬送波
(3.58MHz)と同じ周波数のcos波形(cos
(ωn・T); 但し、ωnは角周波数、Tは標本化周
期)をRGB原色信号と同じ標本化周波数で標本化して
得たデータテーブルを格納するcosテーブルROM3
1と、色副搬送波と同じ周波数のsin波形(sin
(ωn・T))をRGB原色信号と同じ標本化周波数で
標本化して得たデータテーブルを格納するsinテーブ
ルROM32と、LPF12−1の出力信号とcosテ
ーブルROM31の出力信号とを乗ずる乗算器33と、
LPF12−2の出力信号とsinテーブルROM32
の出力信号とを乗ずる乗算器34と、乗算器33と乗算
器34の出力信号同士を加算する加算器35とを備えて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ディジタルカラーエンコーダでは、標本化周波数が色副
搬送波周波数の整数倍である場合、ディジタル変調器で
行う平衡変調には、通常、乗算器とcos波形およびs
in波形のテーブルROMが用いられるが、この平衡変
調における標本化周波数は、入力されたRGB原色信号
の標本化周波数と同一である。したがって、乗算器は、
少なくともその標本化周波数と同一の周波数で動作する
必要がある。しかも、1つの乗算器で時分割処理を行う
場合には、標本化周波数の2倍の動作速度が必要とな
る。例えば、入力信号(RGB原色信号)の標本化周波
数が13.5MHzである場合、2系統の色差信号R−
Y,B−Yに対しては、13.5MHzで動作する乗算
器を2個、あるいは27MHzで動作する乗算器を1個
用意する必要がある。
【0005】このように、従来のディジタルカラーエン
コーダでは、ディジタル変調器の構成要素として高速並
列乗算器を使用する必要があったため、乗算器の回路規
模が大きくなると共に、消費電流が大きくなるという問
題があった。また、入力信号の標本化周波数と同一の標
本化周波数で構成された波形ROMテーブルが必要なの
で、ROMの容量が大きくなってその回路規模が大きく
ならざるを得なかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、ディジタル変調
器の消費電流を低減するとともに、その回路規模を小さ
くすることができるディジタルカラーエンコーダを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、カラーテレビジョン受像機に接続されるディジタル
カラーエンコーダにおいて、色副搬送波の整数比倍の標
本化周波数で標本化されたRGB原色信号を所定の比率
で合成し、輝度信号と2系統の色差信号とを生成する信
号合成手段と、前記色差信号を所定の帯域で制限する低
域通過フィルタと、この低域通過ディジタルフィルタで
帯域制限された色差信号から色差データを間引いてこの
色差信号の標本化周波数を1/m(mは整数)に変換す
るスイッチ手段と、前記標本化周波数の変換された2系
統の色差信号に応じて任意の位相の搬送色信号を合成す
る変調手段と、前記搬送色信号を元の標本化周波数に変
換する標本化周波数変換手段と、前記輝度信号と元の周
波数に変換された搬送色信号および規格に準拠した複合
同期信号とを加算して、複合ビデオカラー信号を生成す
る加算手段とを具備させることで前記目的を達成する。
この発明では、色差データを1/mに間引くことで標本
化周波数が1/mに変換された2系統の色差信号に応じ
て変調が行われて搬送色信号が合成される。そして、こ
の搬送色信号を元の標本化周波数に変換した後、これを
輝度信号および規格に準拠した複合同期信号と加算する
ことで複合ビデオカラー信号が生成される。変調は、例
えば直交2相平衡変調により行われる。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ディジタルカラーエンコーダにおいて、前記変調手段
を、前記2系統の色差信号に対して元の標本化周波数の
1/mで動作する2つの乗算器を含んで構成することで
前記目的を達成する。この発明では、変調手段における
2系統の色差信号に対する乗算処理は、元の標本化周波
数の1/mで動作する2つの乗算器によって行われる。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
ディジタルカラーエンコーダにおいて、前記変調手段
を、前記2系統の色差信号に対して時分割的に元の標本
化周波数で動作する一の乗算器を含んで構成することで
前記目的を達成する。この発明では、変調手段における
2系統の色差信号に対する乗算処理は、元の標本化周波
数で時分割的に動作する1つの乗算器によって行われ
る。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
ディジタルカラーエンコーダにおいて、前記標本化周波
数変換手段によって搬送色信号の標本化周波数をn倍
(nは整数)に変換すると共に、輝度信号周波数変換手
段によって前記輝度信号の標本化周波数をn/m倍に変
換し、輝度信号と搬送色信号の標本化周波数を整合させ
たうえで加算することで前記目的を達成する。この発明
では、元の標本化周波数の1/mの周波数を有する搬送
色信号の標本化周波数がn倍に変換されるため、最終的
な搬送色信号の標本化周波数はn/mとなる。一方、輝
度信号の標本化周波数もn/m倍に変換される。したが
って、複合ビデオカラー信号を生成するための加算処理
は、ともに元の標本化周波数のn/m倍の標本化周波数
を有する輝度信号および搬送色信号を用いて行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図1ないし図5を参照して詳細に説明する。ま
す、図1は、本発明の実施の一形態にかかるディジタル
カラーエンコーダの要部構成を表すものである。この図
で従来例(図6)と同一部分には同一の符号を付すもの
とする。このディジタルカラーエンコーダは、色副搬送
波の整数比倍の標本化周波数で標本化されたRGB原色
信号を所定の比率に応じて合成して輝度信号Yと2系統
の色差信号R−Y,B−Yとを生成するマトリクス回路
11と、2系統の色差信号R−Y,B−Yの帯域をそれ
ぞれ制限するLPF12−1,12−2と、輝度信号Y
の位相をLPF12−1,12−2による群位相遅延量
と同じ量だけ遅延させるためのDLY13と、LPF1
2−1,12−2から出力された色差信号を1/m(m
は整数)に間引くためのスイッチ回路21とを具備して
いる。さらに、このディジタルカラーエンコーダは、ス
イッチ回路21の出力信号で色副搬送波を直交2相平衡
変調し、1/mに変換された状態の搬送色信号23を出
力するディジタル変調器22と、搬送色信号23をm倍
に変換して元の標本化周波数の搬送色信号14を出力す
る標本化周波数変換回路24と、DLY13で遅延され
た輝度信号、標本化周波数変換回路24から出力された
搬送色信号23、および規格に準拠した複合同期信号1
6を加算して複合ビデオカラー信号17を生成する加算
器18とを具備している。
【0012】すなわち、このディジタルカラーエンコー
ダは、従来の回路構成に加えて、LPF12−1,12
−2から出力された周波数f1の色差信号をそれぞれ1
/mに間引いて周波数f2(f2=f1/m)の色差信
号を出力するスイッチ回路21と、ディジタル変調器2
2の出力信号の周波数をm倍に変換して元の標本化周波
数に戻す標本化周波数変換回路24とを備えている点、
およびディジタル変調器22では、スイッチ回路21に
よって1/mに間引かれた色差信号(周波数f2)で色
副搬送波をディジタル平衡変調する点を特徴としてい
る。その他の回路構成は従来回路(図6)と同様であ
る。なお、以下の説明では、入力信号の標本化周波数f
1=13.5MHzとし、また、説明を簡単にするた
め、m=2とする。
【0013】図2は、図1におけるディジタル変調器2
2の構成を表すものである。このディジタル変調器22
は、色副搬送波(3.58MHz)と同じ周波数のco
s波形(cos(ωn・T); 但し、ωnは角周波
数、Tは標本化周期)をRGB原色信号の標本化周波数
の1/2(=1/m)の標本化周波数で標本化して得た
データテーブルを格納するcosテーブルROM41
と、色副搬送波と同じ周波数のsin波形(sin(ω
n・T))をRGB原色信号の標本化周波数の1/2の
標本化周波数で標本化して得たデータテーブルを格納す
るsinテーブルROM42と、スイッチ回路21によ
って1/2に間引かれた周波数f2の色差信号(R−
Y)とcosテーブルROM41の出力信号(周波数f
2)とを乗ずる乗算器43と、スイッチ回路21によっ
て1/2に間引かれた周波数f2の色差信号(B−Y)
とsinテーブルROM42の出力信号(周波数f2)
とを乗ずる乗算器44と、乗算器43と乗算器44の出
力信号同士を加算して周波数f2の搬送色信号14を出
力する加算器45とを備えている。
【0014】図3は、図1における標本化周波数変換回
路24の構成を表すものである。この回路は、ディジタ
ル変調器22から出力され入力端子50から入力された
周波数f2の搬送色信号23の位相を所定量遅延させる
遅延器51と、この遅延器51の出力と位相を遅延しな
い搬送色信号23とを加算する加算器52と、加算器5
2の出力端に接続された所定の伝達関数を有する補間フ
ィルタ53と、入力端子50側と補間フィルタ53の出
力端側との間を周波数f1で切り替えるように動作する
スイッチ回路54とを備えている。補間フィルタ53の
伝達関数は、例えば次の(1)式のように表されるが、
これに限定されるものではない。
【0015】
【数1】 H(z)=(1/2)・(1+2・z-1+z-2)……(1)
【0016】以上のような構成のディジタルカラーエン
コーダの動作を説明する。色副搬送波の整数比倍の標本
化周波数f1で標本化されたRGB原色信号は、マトリ
クス回路11において所定の比率に応じて合成され、輝
度信号Yと2系統の色差信号R−Y,B−Yが生成され
る。このうち、2系統の色差信号R−Y,B−Yは、そ
れぞれLPF12−1,12−2に入力され、輝度信号
YはDLY13に入力される。
【0017】LPF12−1,12−2から出力され帯
域制限された周波数f1の色差信号は、それぞれスイッ
チ回路21によって間引かれて1/2の周波数f2に変
換され、ディジタル変調器22に入力される。ディジタ
ル変調器22では、スイッチ回路21から出力された周
波数f2の色差信号で色副搬送波を直交2相平衡変調
し、周波数f2の搬送色信号23を出力する。ディジタ
ル変調器22から出力された周波数f2の搬送色信号2
3は、標本化周波数変換回路24において周波数が2倍
に変換される。これにより、ディジタル変調器22から
は元の標本化周波数と同じ標本化周波数f1で標本化さ
れた搬送色信号14が出力され、加算器18に入力され
る。
【0018】一方、DLY13によって位相を遅延させ
られた輝度信号は、直接加算器18に入力される。そし
て、加算器18は、DLY13で遅延された輝度信号
と、標本化周波数変換回路24から出力された搬送色信
号23と、規格に準拠した複合同期信号16とを加算し
て複合ビデオカラー信号17を生成し、出力する。
【0019】図4は、図1の回路における主要な信号の
周波数スペクトルを表している。このうち、(a)はマ
トリクス回路11から出力された色差信号R−Y、
(b)はLPF12−1で帯域制限された後の色差信
号、(c)はスイッチ回路21によって1/2の周波数
に間引かれた後の色差信号の周波数スペクトルを示して
いる。
【0020】図4(a)に示したように、当初の色差信
号R−Yの周波数帯域はf2=(f1)/2にまで広が
っているが、この色差信号はLPF12−1によって同
図(b)に示したようになる。このとき、周波数(f
1)/4における色差信号の成分が知覚に対して十分減
衰していれば、色差データを1/2に間引いても、知覚
の範囲内では同図(c)に示したような折り返しは生じ
ない。このとき、標本化周波数はf2=(f1)/2に
変換されている。例えば、f1が13.5MHz程度で
あれば、LPF12−1の特性にもよるが、周波数(f
1)/4における色差信号の成分は十分に減衰している
と考えられる。
【0021】本回路構成によれば、ディジタル変調器2
2の乗算器43,44として、f2=(f1)/2=
6.75MHzの周波数で動作するものを使用すればよ
いため、消費電流の低減を図ることができる。また、c
osテーブルROM41およびsinテーブルROM4
2は、共に標本化周波数f2で標本化したものでよく、
ROM容量が従来の1/2で済むため、ディジタル変調
器22の回路規模を小さくすることができる。
【0022】図5は、図1におけるディジタル変調器の
他の構成例を表すものである。このディジタル変調器2
2′は、前段のスイッチ回路21から出力された周波数
f2の色差信号R−Y,B−Yをそれぞれ入力するため
の入力端子61,62と、入力端子61,62の間を周
波数f1で切り替えて色差信号R−Y,B−Yを時分割
で取り込む動作を行うスイッチ回路63と、図2におけ
る同一構成のcosテーブルROM41およびsinテ
ーブルROM42の間を周波数f1で切り替えて各テー
ブルROMの出力を時分割で取り込む動作を行うスイッ
チ回路64と、スイッチ回路63の出力とスイッチ回路
64の出力とを乗ずるように周波数f1で動作する乗算
器65と、乗算器65からの周波数f1の出力を時分離
して周波数f2の色差信号R−Y,B−Yを出力する分
離回路(DMUX)66と、色差信号R−Y,B−Yを
加算する加算器67とを備えている。
【0023】このディジタル変調器22′は、乗算器6
5を周波数f1で動作させて時分割処理を行うものであ
るが、従来回路のように2個の乗算器を必要とはせず、
単一の乗算器で足りる。また、テーブルROMは、周波
数f2での読み出しに対応する容量を有すればよいの
で、図2で用いているものと同様に従来の1/2の容量
で足りる。したがって、ディジタル変調器22′全体と
しての回路規模を小さくすることができる。
【0024】なお、以上説明した実施の形態では、間引
きの程度をm=2としたが、これに限定されるものでは
ない。入力信号の標本化周波数が高いのであれば、例え
ばm=3とすることも可能であり、これによりディジタ
ル変調器の回路規模を一層小さくすることが可能とな
る。また、本実施の形態では、1/mに間引きした後に
ディジタル平衡変調して生成した搬送色信号23を標本
化周波数変換回路24によってm倍に周波数変換し、加
算器18に入力する搬送色信号14を元の入力信号の標
本化周波数と等しくするようにしたが、これに限定され
るものではなく、例えば、標本化周波数変換回路におい
て標本化周波数をn倍(nはmと異なる整数)に変換す
るようにしてもよい。例えば、標本化周波数変換回路に
おいて標本化周波数をn=4倍(すなわち、入力信号の
標本化周波数の2倍)に変換するように構成すれば、色
副搬送波の安定性を図ることが可能である。但し、この
場合、輝度信号Yも入力信号の標本化周波数の2倍に変
換する必要がある。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2系統の
色差信号から色差データをそれぞれ間引いて標本化周波
数を1/mに変換し、しかるのち、その変換後の色差信
号に応じて変調を行って搬送色信号を合成するようにし
たので、変調手段で行われる乗算処理負担が軽減され、
乗算器の消費電流を低減することができるという効果が
ある。また、色差信号に乗ぜられるべき乗算データをテ
ーブルROMに格納しておくように構成した場合、その
ROM容量が少なくて済むことから、変調手段の回路規
模を小さくすることができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のディジタルカラーエンコーダにおいて、2系統の色
差信号に対してそれぞれ元の標本化周波数の1/mで動
作する2つの乗算器を用いて変調手段を構成するように
したので、従来のような高速の並列乗算器を用いる必要
がなく、消費電流の低減と変調手段の回路規模の縮小と
を図ることができる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載のディジタルカラーエンコーダにおいて、2系統の色
差信号に対して時分割的に元の標本化周波数で動作する
一の乗算器を用いて変調手段を構成したので、2つの高
速乗算器を用いる必要がない。このため、消費電流の軽
減と変調手段の回路規模の縮小とを図ることができる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載のディジタルカラーエンコーダにおいて、標本化周波
数が元の1/mである搬送色信号をn倍に周波数変換し
て最終的な搬送色信号の標本化周波数を元のn/mにす
ると共に、輝度信号の標本化周波数も元のn/m倍に変
換し、搬送色信号と輝度信号との周波数整合を図ったう
えで加算処理を行って複合ビデオカラー信号を生成する
ようにしたので、複合ビデオカラー信号の生成が円滑と
なる。特に、例えばnをmより大きく設定すれば、色副
搬送波の安定性を図ることが可能になるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディジタルカラー
エンコーダの全体構成を表すブロック図である。
【図2】図1におけるディジタル変調器の一構成例を表
すブロック図である。
【図3】図1における標本化周波数変換回路の一構成例
を表すブロック図である。
【図4】図1における各点における信号の周波数スペク
トルを表す特性図である。
【図5】図1におけるディジタル変調器の他の構成例を
表すブロック図である。
【図6】従来のディジタルカラーエンコーダの全体構成
を表すブロック図である。
【符号の説明】
11 マトリクス回路(信号合成手段) 12−1,12−2 LPF(低域通過フィルタ) 13 DLY(遅延回路) 14,23 搬送色信号 18 加算器(加算手段) 21 スイッチ回路(スイッチ手段) 22,22′ ディジタル変調器(変調手段) 24 標本化周波数変換回路(標本化周波数変換手段) 41 cosテーブルROM 42 sinテーブルROM 65 乗算器 63,64 スイッチ回路 67 加算器 Y 輝度信号 R−Y,B−Y 色差信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーテレビジョン受像機に接続される
    ディジタルカラーエンコーダであって、 色副搬送波の整数比倍の標本化周波数で標本化されたR
    GB原色信号を所定の比率で合成し、輝度信号と2系統
    の色差信号とを生成する信号合成手段と、 前記色差信号を所定の帯域で制限する低域通過フィルタ
    と、 この低域通過ディジタルフィルタで帯域制限された色差
    信号から色差データを間引いてこの色差信号の標本化周
    波数を1/m(mは整数)に変換するスイッチ手段と、 前記標本化周波数の変換された2系統の色差信号に応じ
    て任意の位相の搬送色信号を合成する変調手段と、 前記搬送色信号を元の標本化周波数に変換する標本化周
    波数変換手段と、 前記輝度信号と元の周波数に変換された搬送色信号およ
    び規格に準拠した複合同期信号とを加算して、複合ビデ
    オカラー信号を生成する加算手段とを備えたことを特徴
    とするディジタルカラーエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記変調手段は、前記2系統の色差信号
    に対して元の標本化周波数の1/mで動作する2つの乗
    算器を含んで構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のディジタルカラーエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記変調手段は、前記2系統の色差信号
    に対して時分割的に元の標本化周波数で動作する一の乗
    算器を含んで構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のディジタルカラーエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記標本化周波数変換手段は、搬送色信
    号の標本化周波数をn倍(nは整数)に変換すると共
    に、 前記輝度信号の標本化周波数をn/m倍に変換する輝度
    信号周波数変換手段を備え、 輝度信号と搬送色信号の標本化周波数との整合を図った
    うえで加算することを特徴とする請求項1記載のディジ
    タルカラーエンコーダ。
JP29046695A 1995-04-06 1995-10-12 ディジタルカラーエンコーダ Pending JPH09107558A (ja)

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JPH09107558A true JPH09107558A (ja) 1997-04-22

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