JPH091070A - 付着性原料用篩分機 - Google Patents

付着性原料用篩分機

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JPH091070A
JPH091070A JP15811195A JP15811195A JPH091070A JP H091070 A JPH091070 A JP H091070A JP 15811195 A JP15811195 A JP 15811195A JP 15811195 A JP15811195 A JP 15811195A JP H091070 A JPH091070 A JP H091070A
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JP
Japan
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cleaner
raw material
roller
sieving
rotating
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JP15811195A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Yamashita
直利 山下
Isao Setoguchi
勲 瀬戸口
Hajime Chigoi
一 地後井
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Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転ローラに付着した粉分を確実に掻き落とす
と共に、クリーナの保守性を向上させる。 【構成】ロールスクリーン15の回転ローラ16の直下
に、櫛の歯状のクリーナ36が配置されている。回転ロ
ーラ16と、クリーナ36の隙間35は、0.8〜2.
0mmに保持されている。したがって、回転ローラ16
に付着した粘土分や泥分などの粉分が、最小限だけ残さ
れてクリーナ36によって確実に掻き落とされると共
に、クリーナ36が回転ローラ16に接触しないので、
クリーナ36の磨耗が最小限に抑えられ、長期間交換す
る必要がなく、これによって、保守性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱石や石灰石などのよ
うな原料の粗篩(スカルピング)に適用して好適な付着
性原料用篩分機に関する。詳しくは、篩分け用の回転ロ
ーラに付着した粉分を確実に掻き落とすことが可能な付
着性原料用篩分機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば石灰石などの原料は、採掘された
後篩分けが行なわれ、次に細かく破砕されて製品に仕上
げられる。従来、このような原料の篩分けは、櫛の歯状
の篩(グリズリバー)又は網目状の篩によって行なわれ
ていた。この篩分け工程は、原料に含まれている泥分や
粘土分などの粉分を抜き取る役目も担っている。原料に
泥分や粘土分などの粉分が多く含まれていると、原料を
破砕するときに粉分による緩衝作用によって、原料の破
砕効率が低下したり、粉分が破砕装置(クラッシャ)な
ど設備の各構成部品の隙間に入り込んで、故障の原因と
なるおそれがあるため、これらの粉分を抜き取ることが
必要なのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグリズ
リバーや網目状の篩では、グリズリバーや網目などに付
着した原料中に含まれる粉分を棒などで掻き落としてい
たが、粉分の粒度や水分量によっては粉分が付着するの
を避けられず、篩分け性能を著しく低下させたり、後段
の設備の故障を引き起したりするという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、粉分が付着して篩分け性能が低下した
り、後段の設備に粉分が流れて故障が発生したりするの
を防止することができる付着性原料用篩分機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、外
部から供給された原料を篩分けするため複数の回転ロー
ラが所定の間隔で配置されたロールスクリーンと、前記
回転ローラに付着した前記原料中の粉分を強制的に掻き
落とすため、前記回転ローラとの間に0.8〜2.0m
mの隙間を保持する板状のクリーナとを具備したことを
特徴とする付着性原料用篩分機によって達成することが
できる。
【0006】また、本発明の上記目的は、外部から供給
された原料を篩分けするため複数の回転ローラが所定の
間隔で配置されたロールスクリーンと、前記回転ローラ
に付着した前記原料中の粉分を強制的に掻き落とすた
め、前記回転ローラの篩分けを行なう回転面に当接する
移動可能なクリーナと、前記クリーナを前記回転面側に
付勢する付勢手段とを具備したことを特徴とする付着性
原料用篩分機によって達成することができる。
【0007】そして、前記クリーナの少なくとも前記回
転ローラと接触する部分を弾性体から構成することがで
きる。
【0008】
【作用】本発明の請求項1の付着性原料用篩分機におい
ては、ロールスクリーンの回転ローラの回転面に付着し
た粘土分や泥分などの粉分が、回転ローラと0.8〜
2.0mmの隙間を保持しているクリーナによって強制
的に掻き落とされる。したがって、間隙をこの寸法の範
囲に設定したところ驚くべきことに、回転ローラに付着
した粉分を確実に除去することができ、篩分け性能が低
下するのを防止できた。クリーナは、回転ローラに接触
していないので磨耗を最小限に抑えることができ、保守
性を向上させることができる。
【0009】また、請求項2記載の付着性原料用篩分機
においては、クリーナが付勢手段によって回転ローラの
回転面に常時押しつけられている。したがって、クリー
ナの掻き落とし部が磨耗しても、クリーナが回転ローラ
に常時当接し、回転ローラに付着した粉分を確実に掻き
落とすことができる。これによって篩分け性能の低下を
防止できる。更に、クリーナが磨耗しても長期間にわた
って交換する必要がないので、保守性を向上させること
ができる。 又、前記クリーナの少なくとも前記回転ロ
ーラと接触する部分が弾性体から構成されていることに
より、連結手段により複数のクリーナが連動して動作す
るように構成されたときに、各クリーナの位置の誤差を
許容して回転ローラに対して掻き落とし作用に不都合が
ないように適宜対応させることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係わる付着性原料用篩分機の
実施例について、図1乃至図8を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係わる付着性原料用篩分機のクリー
ナを示す図、図2は付着性原料用篩分機の平面図、図3
は図2のA矢視図、図4は回転ローラの駆動方法を示す
図、図5は付着性原料用篩分機の動作を示す図、図6は
クリーナの別の実施例を示す図、図7は図6のB矢視
図、図8は図7のC矢視図である。
【0011】ここでは、説明の都合上、まず図2〜図4
を参照して付着性原料用篩分機の構成を説明し、次に図
1を参照してクリーナを説明し、続いて図5を参照して
付着性原料用篩分機を説明し、次に図6〜図8を参照し
てクリーナの別の実施例について説明する。図2に示す
ように、本発明による付着性原料用篩分機1は、外部か
ら供給された原料37(図5)を蓄積して排出するため
のホッパ11が設けられ、その排出側にパンデッキ12
が配置されている。パンデッキ12は原料37を搬送す
るためのもので、格子状の枠部13上に、後端部が高く
なっている平板14が取付けられている。
【0012】パンデッキ12の排出側には、ロールスク
リーン15が配置されている。ロールスクリーン15
は、原料37を篩分け及び払い出すためのもので、複数
の回転ローラ16が所定の間隔で配列されている。これ
らの回転ローラ16は、パンデッキ12の枠部13を支
持する側部17、18に、直接又は軸受けを介して回転
自在に取付けられている。パンデッキ12及びロールス
クリーン15上にある原料37が側方に落下するのを防
止するため、側部17、18の上端が、パンデッキ12
及びロールスクリーン15より高くなっている。
【0013】ロールスクリーン15の各回転ローラ16
には、所定幅の円周溝19が複数設けられている。各回
転ローラ16の円周溝19は、原料37の流れ方向に沿
って整合配置されており、隣接する回転ローラ16、1
6の円周溝19、19によって形成される隙間20が篩
目となる。すなわち、隙間20より大きな原料37中の
原石は、回転ローラ16によって最後まで搬送されて払
い出され、隙間20より小さな原料37中の原石及び泥
分や粘土分などの粉分は、隙間20を通って落下するこ
とにより篩分けられる。
【0014】パンデッキ12の両側の側部17、18に
は、図3にも示すように発振手段、本例では偏心板2
1、22が配置されている。これらの偏心板21、22
の重心39からずれた位置にある回転中心が、側部1
7、18に回転自在に取付けられた回転軸23の両端に
取付けられている。回転軸23の片側の偏心板22より
外側には、プーリ24が取付けられている。
【0015】一方、偏心板22の図中左下には、モータ
25が配置されている。モータ25の回転軸26には、
プーリ27が取付けられている。そして、中心軸23の
プーリ24と、モータ25のプーリ27にベルト28が
巻回されている。これによって、偏心板21、22がモ
ータ25で回転駆動される。偏心板21、22は回転中
心が重心39からずれているので、回転することによっ
て側部17、18、したがって、パンデッキ12及びパ
ンデッキ12と一体化されたロールスクリーン15の回
転ローラ16に振動が発生する。
【0016】なお、発振手段の上記説明並びに図示の構
造では、実際には振動は回転運動となり、原料の払出し
が上手く出来ないために振動を直線運動とする工夫がな
されている。これは、便宜上図示は省略するが、例えば
回転軸を2本に分け、それらをギヤ等を介して互いに逆
転するようにして振動を直線運動を生じるように構成さ
れている。
【0017】図2に示すように、ロールスクリーン15
の流出端側の回転ローラ16には、側部18の外側に配
置されたモータ29が、自在継手例えばユニバーサルジ
ョイント30を介して連結されている。ユニバーサルジ
ョイント30を使用することによって、回転ローラ16
が振動しても、モータ29の回転力を回転ローラ16に
確実に伝達することができる。
【0018】各回転ローラ16には、図4に示すように
端部側に1個のスプロケット31、又は一体化された2
個のスプロケット32、33が設けられている。すなわ
ち、流入端の回転ローラ16には、片側にだけ一個のス
プロケット31が設けられている。流入端から2番目の
回転ローラ16には、流入端の回転ローラ16とは反対
側にだけ一個のスプロケット31が設けられている。流
出端側の回転ローラ16には、両側にそれぞれ一個のス
プロケット31が設けられている。上述以外の中間の回
転ローラ16には、片側にだけ適宜な間隔で2個のスプ
ロケット32、33が設けられている。これらのスプロ
ケット32、33は、回転ローラ16一個置き毎に同一
側に設けられている。
【0019】モータ29によって直接回転駆動される流
出端側の回転ローラ16の一方のスプロケット31、本
例では図中の下側のスプロケット31と、一個置いた回
転ローラ16の内側のスプロケット32とに、、チェー
ン34が巻装されている。スプロケット32より外側の
スプロケット33と、一個置いた回転ローラ16のスプ
ロケット31とに、チェーン34が巻装されている。
【0020】また、流出端側の回転ローラ16の他方の
スプロケット31と、隣接する回転ローラ16の内側の
スプロケット32とに、チェーン34が巻装されてい
る。このスプロケット32より外側のスプロケット33
と、一個置いた回転ローラ16の外側のスプロケット3
3とに、チェーン34が巻装されている。更に、このス
プロケット33より内側のスプロケット32と、流出端
側の回転ローラ16のスプロケット31とに、チェーン
34が巻装されている。
【0021】流入端側の回転ローラ16から流出端側の
回転ローラ16にかけて徐々に回転数が増加するよう
に、スプロケット31、32、33の歯数が設定されて
いる。これによって、複数の回転ローラ16で原料37
を確実に払い出すことが可能になる。各回転ローラ16
の直下には、図1に示すように回転ローラ16との間に
隙間35を保持するクリーナ36が配置されている。隙
間35は、0.8〜2.0mmに保持される。クリーナ
36は、平板で櫛歯状に形成されている。回転ローラ1
6に付着した泥分や粘土分などの粉分は、クリーナ36
によって強制的に掻き落とされる。
【0022】ここで、例えば回転ローラ16の間隔を165m
m とし、回転ローラの直径を 小径部分90mm, 大径部分
130 mm、 ローラ回転速度50 rpm、原料供給量200t/h、
原料の性質( 水分30%程度) 、クリーナの素材炭素鋼で
厚み9 mm、クリーナ回転軸中心を回転ローラの法線上に
置き、クリーナが回転ローラの法線に対して10度傾斜さ
せ、篩分けテストを繰り返し行った。そのその結果、を
使用して篩分けを繰り返した結果、0.8 mm以下の場合
においては、粉の中の小さい塊によってクリーナ自体に
ビビリや偏摩耗が生じ、良好な清浄結果を得ることがで
きなかった。一方、2.0 mm以上の場合においては、水
分を含んだ粉がロールんい固着し、掻き落とせなくなっ
たため、隣接する回転ローラ16と円周溝19によって
形成される隙間20を狭める結果となってしまった。
【0023】クリーナ36は、側部17、18に設けら
れた取付け板37に、二本のボルト38によって取付け
られている。クリーナ36の両端部のボルト孔39は、
縦長になっており、回転ローラ16との隙間35を調整
できるようになっている。これによって、回収する原料
37の要求粒度、原料水分などに応じて隙間35の寸法
を簡単に調整することができる。 次に、この付着性原
料用篩分機付払出し装置1の動作について説明する。図
5に示すように、ホッパ11に収容された原料37がパ
ンデッキ12に排出される。パンデッキ12は、偏心板
22の回転によって図中の左下側から右上側の方向に振
動が加えれており、これによって、原料37がロールス
クリーン15側に搬送される。パンデッキ12の原料3
7の搬送量は、振動数又は振幅を変えることによって調
整することができる。
【0024】パンデッキ12によって搬送された原料3
7は、ロールスクリーン15上に供給される。ロールス
クリーン15の回転ローラ16は、流入側から排出側に
かけて回転数が徐々に増速されているので、円周溝19
間の隙間20より大きな原料37中の原石は、確実に搬
送されて払い出される。隙間20より小さな原料37中
の原石や粉分は、隙間20から落下して篩分けられ、原
石から分離される。
【0025】また、隣接する回転ローラ16の回転数に
差があるので、隙間20より僅かに大きくて回転ローラ
16の間に残留した原料37中の原石は、回転ローラ1
6と反対側に回転する。このとき、残留している原石と
その両側の回転ローラ16との間の摩擦が大きくなり、
原石の角部が削り取られて原石が小さくなる。これによ
って、残留していた原石37が隙間20から落下して除
去される。また、原石と回転ローラ16との摩擦によっ
て、回転ローラ16や原石に付着した泥分や粘土分など
の粉分が掻き落とされる。
【0026】原料37を搬送するためパンデッキ12に
加えられている振動は、ロールスクリーン15の各回転
ローラ16にも加えられている。この振動は、原料37
を排出方向に押し出すように作用し、原料37に回転及
び飛行運動を与えている。このように、回転ローラ16
は振動すると共に回転もしているので、振動と回転運動
とが相俟って、原料37と回転ローラ16との間の相対
運動が大きくなり、原料37が回転ローラ16の間に挟
み込まれたり、泥分や粘土分などの粉分が原料37及び
回転ローラ16に付着したりするのを防止することがで
きる。これによって、払い出された原石には粉分が殆ど
含まれなくなるので、次工程の例えば破砕装置などの各
部に粉分が侵入して故障したり、粉分による緩衝作用に
よって原石の破砕効率が低下するようなことを防止でき
る。
【0027】原料37に含まれる粉分の変化、特に細粒
や水分が多くなると、このような粉分の自浄作用が期待
できなくなり、回転ローラ16の粉分の付着が多くな
る。この場合には、回転ローラ16に付着した粉分が、
クリーナ36によって掻き落とされて強制的に除去され
るので、篩分け性能が低下するのを防止できる。このと
き、回転ローラ16の篩分け用の回転面とクリーナ36
との隙間35が0.8〜2.0mmに保持されているの
で、粉分の付着を最小限に押さえて且つクリーナ36の
磨耗を最小限に押さえることができる。また、クリーナ
36の磨耗が進んで、回転ローラ16との隙間35が
2.0mmより大きくなった場合には、取付け用のボル
ト38を緩めてクリーナ36の位置を調整し、隙間35
を0.8〜2.0mmにしてからボルト38を締めて、
クリーナ36を固定することができる。
【0028】上述のように、本発明による付着性原料用
篩分機1においては、原料37の篩分けに用いられるロ
ールスクリーン15の回転ローラ16が、回転すると共
に振動するので、原料37が回転ローラ16の間に滞留
することなく、篩分け及び払出しを確実に行なうことが
できる。また、回転ローラ16の回転及び振動によっ
て、回転ローラ16と原料37との相対運動による摩擦
が大きくなり、回転ローラ16に付着した粉分が描き落
とされる。更に、原料37によって掻き落とされない粉
分は、クリーナ36によって強制的に掻き落とされる。
したがって、次工程の破砕装置などの各部分に粉分が侵
入して故障が発生したり、粉分による緩衝作用によって
破砕効率が低下するのを防止できる。
【0029】このように、本発明の付着性原料用篩分機
は、原料粒度及び水分量の変化に対しても篩分け性能を
低下させずに、安定した原料の払出し及び粗篩(スカル
ピング)が可能なので、例えば土砂、粘土を多く含む原
料や、表土(剥土)や、建設残土などの払出し及び篩分
けによる粗粒原料(原石)の回収に適用することができ
る。
【0030】上述の実施例では、回転ローラ16とクリ
ーナ36の間に隙間35を保持する場合について説明し
たが、図6に示すように例えばゴムなどで成形された板
状のクリーナ40を、回転ローラ16の篩用の回転面4
1に所定の付勢力で押しつけることができる。本例で
は、クリーナ40の先端が回転ローラ16の回転方向に
対して逃げる側に配置されている。 このクリーナ40
は、図7に示すように回転ローラ16の形状に合わせて
櫛の歯状に形成されている。クリーナ40は、両側の側
部17、18に回転自在に支持された回転ロッド42
に、支持板43及び取付け板44を介してボルト45で
取付けられている。
【0031】回転ロッド42は、片側の側板18の外側
にカラー46が挿入され、カラー46の外側にリング4
7が固定されている。リング47には、調整ロッド48
が設けられている。調整ロッド48の上部側には、図8
に示すように長尺なレバー49が流れ方向に沿って配置
されている。レバー49は、側部18の端面に取付けら
れた支持板50に水平移動可能に取付けられている。レ
バー49の支持板50より外側には、圧縮バネ51が挿
入されている。圧縮バネ51の内端部は支持板50に係
止され、外端部はレバー49に螺入されたリング52に
係止されている。これによって、レバー49が常時図中
の左側に付勢されている。
【0032】レバー49にはピン53が設けられ、この
ピン53に調整ロッド48の縦長穴54がはめ込まれて
いる。これによって、レバー49にかかる圧縮バネ51
の付勢力が、調整ロッド48及び回転ロッド42を介し
てクリーナ40に作用するようになっている。このクリ
ーナ40は、回転ローラ16の回転面41に所定の付勢
力で常時押しつけられているので、回転ローラ16に付
着した粉分を確実に掻き落とすことができる。また、ク
リーナ40の先端が磨耗しても、付勢力が加わっている
ので回転ローラ16に確実に接触し、長期間にわたって
クリーナ40を交換する必要がなく、保守性が向上す
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の付着性原料用篩分機は、
回転ローラとクリーナとの隙間が0.8〜2.0mmに
保持されているので、回転ローラに付着した粉分を確実
に掻き落とすことができると共に、クリーナの磨耗を最
小限に押さえることができる。したがって、篩分け性能
が低下するのを防止でき、更に保守性が向上する。
【0034】また、請求項2記載の付着性原料用篩分機
は、回転ローラの篩分け用の回転面にクリーナが所定の
付勢力で押しつけられているので、クリーナが磨耗して
も回転ローラに確実に押しつけることができ、これによ
って、回転ローラに付着した粉分を確実に掻き落とすこ
とができる。また、クリーナを長時間にわたって交換す
る必要がないので、保守性が向上する。
【0035】又、前記クリーナの少なくとも前記回転ロ
ーラと接触する部分が弾性体から構成されていることに
より、連結手段により複数のクリーナが連動して動作す
るように構成されたときに、各クリーナの位置の誤差を
許容して回転ローラに対して掻き落とし作用に不都合が
ないように適宜対応させることができ、掻き落とし効果
の安定した付着性原料用篩分機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる付着性原料用篩分機のクリーナ
を示す図である。
【図2】本発明に係わる付着性原料用篩分機の平面図で
ある。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】回転ローラの駆動方法を示す図である。
【図5】付着性原料用篩分機の動作を説明する図であ
る。
【図6】クリーナの別の実施例を示す断面図である。
【図7】図6のB矢視図である。
【図8】図7のC矢視図である。
【符号の説明】
1 付着性原料用篩分機 11 ホッパ 12 パンデッキ 15 ロールスクリーン 16 回転ローラ 21、22 偏心板 25、29 モータ 36、40 クリーナ 42 回転ロッド 48 調整ロッド 51 圧縮バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給された原料を篩分けするた
    め複数の回転ローラが所定の間隔で配置されたロールス
    クリーンと、 前記回転ローラに付着した前記原料中の粉分を強制的に
    掻き落とすため、前記回転ローラとの間に0.8〜2.
    0mmの隙間を保持する板状のクリーナとを具備したこ
    とを特徴とする付着性原料用篩分機。
  2. 【請求項2】 外部から供給された原料を篩分けするた
    め複数の回転ローラが所定の間隔で配置されたロールス
    クリーンと、 前記回転ローラに付着した前記原料中の粉分を強制的に
    掻き落とすため、前記回転ローラの篩分けを行なう回転
    面に当接する移動可能なクリーナと、 前記クリーナを前記回転面側に付勢する付勢手段とを具
    備したことを特徴とする付着性原料用篩分機。
  3. 【請求項3】 前記クリーナの少なくとも前記回転ロー
    ラと接触する部分が弾性体から構成されたことを特徴と
    する請求項2に記載の付着性原料用篩分機。
JP15811195A 1995-06-23 1995-06-23 付着性原料用篩分機 Pending JPH091070A (ja)

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