JP2006247537A5 - - Google Patents

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カッティングスクリーン装置
本発明は、カッティングスクリーン装置に関するものである。
従来より、法面等の緑化を目的として、現場発生材(生チップ、堆肥化物、表土、砂質土、粘性土等) を緑化基材として利用する場合があるが、その際には、現場発生材の粒度を調整し、かつ現場発生材から石、合成樹脂片、木片等の異物を除去するためにカッティングスクリーン装置を使用する。このようなカッティングスクリーン装置としては、傾斜状態に配設した円筒状網体をその中心軸を回転中心として回転させ又は円筒状網体を水平方向に振動させるようにしてなるものが既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−102266号公報(3頁、図4及び図7)
しかしながら、上記のカッティングスクリーン装置においては、湿潤材料、特に、掘り起こし直後の含水率の高い粘土系材料のふるい分けを行う場合に、円筒状網体が目詰まりを起こすか、ふるい分けされずに団子状になって排出されることが多かった。そのため、目詰まりを起こすたびに掃除をせざるを得ず、処理作業効率を悪化させていた。また、ふるい分け可能な現場発生材の範囲も限定されていた。
そこで、本発明の主たる課題は、現場発生材から石、合成樹脂片、木片等の異物などの残留物を効率よく確実に除去すると共に、様々な種類・性状の現場発生材をふるい分けすることができ、特に、含水率の高い粘土系材料でも確実にふるい分けができ、処理効率を向上させることが可能なカッティングスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、複数のディスクと回転ロールとを有するディスク付回転ロールを所定の間隔で複数配設してカッティングスクリーンを構成し、該カッティングスクリーンにより現地発生材をふるい分けるカッティングスクリーン装置であって、前記ディスク付回転ロールは、ディスク中心が回転ロールの軸芯から偏心し、前記現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とされた、ことを特徴とするカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
ディスク付回転ロールは、ディスク中心が回転ロールの軸芯から偏心し、ディスク付回転ロールが回転することにより、現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とすることにより、この振動とディスクの回転のせん断力によって、効率よく現地発生材を破砕することができ、従来のカッティングスクリーン装置に比べて処理能力も向上させることができる。また、上下方向の振動は、泥や粘土分のディスクへの付着を防ぐ効果もあるため、付着による破砕効率の低下を防ぎ、処理効率の低減を抑え、メンテナンス性も優れたものとすることができる。さらに、専用の振動装置を取付ける必要がないので、小型化ができ、かつ製作コストも安価となる。
なお、現地発生材としては、現地を掘削して発生した掘削土のように、0.5〜3吋破砕生チップ、マサ土、火山灰などの砂質土、表土、堆肥化物、粘性土等が含まれる。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、前記ディスクは、円板状、又は角が丸みを帯びた多角形状である、請求項1記載のカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
ディスクを円板状、又は角が丸みを帯びた多角形状とすることにより、礫混じり粘性土等をふるい分けた場合の、対向して隣接するディスク同士で礫の噛み込みを防止することができる。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、複数のディスクと回転ロールとを有するディスク付回転ロールを所定の間隔で複数配設してカッティングスクリーンを構成し、該カッティングスクリーンにより現地発生材をふるい分けるカッティングスクリーン装置であって、前記ディスク付回転ロールは、ディスク中心と回転ロールの軸芯とが一致し、かつ該ディスクは略楕円形状であり、前記現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とされた、ことを特徴とするカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
ディスク付回転ロールは、ディスク中心と回転ロールの軸芯とが一致し、かつディスクを略楕円形状とし、現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とすることにより、この振動とディスクの回転のせん断力によって、効率よく現地発生材を破砕することができ、従来のカッティングスクリーン装置に比べて処理能力も向上させることができる。また、上下方向の振動は、泥や粘土分のディスクへの付着を防ぐ効果もあるため、付着による破砕効率の低下を防ぎ、処理効率の低減を抑え、メンテナンス性も優れたものとすることができる
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、前記カッティングスクリーンの上部に、前記現地発生材をカッティングスクリーンに押さえつけるためのじゃま板を設けた、請求項1乃至3のいずれか1項記載のカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
カッティングスクリーンの上部に、現地発生材をカッティングスクリーンに押さえつけるためのじゃま板を設けることによって、塊となった現地発生材を回転するディスクに押さえつけることができ、そのため、現地発生材が破砕されやすくなり、ふるい分け処理効率が向上する。
<請求項5記載の発明>
請求項5記載の発明は、前記カッティングスクリーンは、傾斜して配置され、前記ディスク付回転ロールは、前記現地発生材が上方に搬送されるように、すべて同一方向に回転し、前記現地発生材は、前記カッティングスクリーンの搬送方向の後方側から供給される構成とされた、請求項1乃至4のいずれか1項記載のカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
ディスク付回転ロールの回転方向は、すべて同一方向に回転し、現地発生材が上方に搬送される方向になっているのに対して、カッティングスクリーンは、傾斜して配置され、現地発生材は、カッティングスクリーンの搬送方向の後方側から供給される構成となっていることにより、投入された現地発生材には重力が作用して、ふるい分けするための十分な時間(ディスクと接触する時間)を確保することができる。そのため、カッティングスクリーンを水平に配置した従来の場合に比べて、カッティングスクリーンの長さを短縮することができ、ディスク付回転ロールの本数を減らすことができ、結果として、カッティングスクリーン装置自体を小型化することができる。
<請求項6記載の発明>
請求項6記載の発明は、前記カッティングスクリーンの傾斜角は、調整自在である構成とされた、請求項5記載のカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
カッティングスクリーンの傾斜角を調整自在とすることにより、現地発生材の性状等に合わせて傾斜角度を選択でき、最適なふるい分け処理を行うことができる。
<請求項7記載の発明>
請求項7記載の発明は、前記カッティングスクリーンの搬送方向の前方部端部及び後方部端部から、カッティングスクリーン上の残留物を排出する構成とされた、請求項5又は6記載のカッティングスクリーン装置である。
(作用効果)
カッティングスクリーンの搬送方向の前方部端部及び後方部端部から、カッティングスクリーン上の残留物を排出する構成とすることにより、ふるい分け作業を行ないながら連続的に排出処理を行うことができるため、作業効率が向上する。
本発明によれば、現場発生材から石、合成樹脂片、木片等の異物などの残留物を効率よく確実に除去すると共に、様々な種類・性状の現場発生材をふるい分けすることができ、特に、含水率の高い粘土系材料でも確実にふるい分けができ、処理効率を向上させることができる等の利点がもたらされる。
以下、図1乃至図19に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係るカッティングスクリーン装置は、現地発生材が投入されるホッパー部2と、このホッパー部2に投入された現地発生材をふるい分けるカッティングスクリーン部1と、このカッティングスクリーン部1を支持するベースフレーム部3と、を備えている。なお、図1は本発明に係るカッティングスクリーン装置の使用状態を説明する側面図であり、図2はその非使用状態を説明する側面図であり、図3はその平面図であり、図4はそのI−I断面図であり、図5はその上部のII−II断面図であり、図6はカッティングスクリーン部の平面図であり、図7はカッティングスクリーンとじゃま板の側面図であり、図8はカッティングスクリーン部のIII−III断面であり、図9は現地発生材のカッティングスクリーン上の移動を説明するための説明図であり、図10はそのIV−IV断面図であり、図11は円形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図であり、図12は楕円形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図であり、図13は略六角形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図であり、図14は角張った六角形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図であり、図15は90度づつずれるように偏心させたディスクの配列状態を示す拡大側面図であり、図16は180度づつずれるように偏心させたディスクの配列状態を示す拡大側面図であり、図17は偏心方向を一致させたディスクの配列状態を示す拡大側面図であり、図18はスクレーパとカッティングスクリーンとの関係を示す平面図であり、図19はディスクと回転ロールとの関係を説明するための断面図である。
ホッパー部2は、図1乃至図5に示すように、カッティングスクリーン部1の後方側で、かつカッティングスクリーン部1の左右の側壁13a,13bの上部に取付けられており、ここから現地発生材が投入されるようになっている。ふるい分け処理能力との関係で、所望の現地発生材を貯留できるように、立ち上がり壁によって漏斗状に形成されている。
カッティングスクリーン部1は、図1乃至図10、及び図14に示すように、複数のディスク付回転ロール11A,11A,…から構成されるカッティングスクリーン11と、このカッティングスクリーン11を軸支する左右のロール支持フレーム12a,12bと、を備えている。
ディスク付回転ロール11Aは、回転ロール11aと、この回転ロール11aの外周部分に、ロール軸線方向に向って所定の間隔をおいて配設された複数のディスク11bと、を備えている。そして、図18に示すように、隣接するディスク付回転ロール11A,11Aのそれぞれのディスク11b,11bが、対向するそれぞれの回転ロール11a,11aの外周部分に対向するように配設され、隣接するディスク付回転ロール11A,11Aのそれぞれのディスク11b,11bの隙間によって篩目が形成されるようになっている。この篩目よりも大きいものは、後述する下部排出口14又は上部に設けられた排出シュート15より残留物として排出され、この篩目よりも小さいもの(細粒分など)は、隙間通過材料としてこの篩目から下方にふるい落とされる。なお、残留物としては、土系の大塊物、または石、合成樹脂片、木片等の異物があるが、このうち、土系の大塊物については、クラッシャー(図示せず)やタブグラインダー(図示せず)によって再破砕され利用される。
ディスク付回転ロール11Aの一方端には、図6に示すように、内側・外側スプロケット16a,16bが取付けられており、隣接するディスク付回転ロール11Aのそれぞれの内側スプロケット16a又は外側スプロケット16bにチェーン(図示せず)が交互に巻装され、同一方向に回転するようになっており、すべてのディスク付回転ロール11Aは同一方向(図1では、現地発生材が上方に搬送される方向)に回転するように構成されている。なお、図1乃至図5に示すように、カッティングスクリーン11の略中央部分のディスク付回転ロール11Aに駆動モータ21が連結され、このディスク付回転ロール11Aが回転することにより、チェーン回転されるようになっている。
ディスク付回転ロール11Aの回転方向は、すべて同一方向に回転し、上記のように現地発生材が上方に搬送される方向になっているのに対して、カッティングスクリーン部1の体勢は、図1及び図9に示すように、現地発生材が投入されるホッパー部2近傍を最下部(後方部)とし、排出シュート15側を最上部(前方部)として傾斜しているので、投入された現地発生材には重力が作用して、ディスクと接触する時間を十分に確保することができる。そのため、カッティングスクリーン部を水平に配置した従来の場合に比べて、カッティングスクリーン11の長さを短縮することができ、ディスク付回転ロール11Aの本数を減らすことができ、結果として、カッティングスクリーン装置自体を小型化することができる。
ディスク11bと回転ロール11aとの関係については、図19(1),(2)に示すように、断面六角形のロッド部材11eがディスク11bのロッド部材11eと嵌合するように形成された貫通孔(図示せず)を貫通して、軸方向に隣接するディスク11b,11b,…を一体化させていると共に、これらディスク11b,11b,…の間に所定長の円筒状の回転ロール11aが遊挿され、ディスク11b,11b,…の間隔を保っている。図示はしないが、ロッド部材11eに、前述した内側・外側スプロケット16a,16bが取付けられていることによって、この内側・外側スプロケット16a,16bの回転によりディスク付回転ロール11Aが回転するようになっている。なお、断面六角形のロッド部材11eが円筒状の回転ロール11a内に遊びをもって挿入されていることにより、角張った部分を被覆でき、かつ回転ロール11aの法線方向にかかる力(せん断力等)を自身の回転により逃がすことができるため、礫混じり粘性土等をふるい分けた場合の礫の噛み込みを防止することができる。なお、ロッド部材11eの形状は六角形に限らず、多角形であればよい。
図7及び図9に示すように、ディスク11bは、回転ロール11aの外周部分に取付けられているが、回転ロール11a(ロッド部材11e)の軸芯とディスク11bの中心とは一致させていない、すなわち、偏心させて取付けているため、ディスク付回転ロール11Aを回転させるとカッティングスクリーン11上の現地発生材を上方に躍らせる振動を与えることができる。そのため、専用の振動装置を取付ける必要がないので、小型化ができ、かつ製作コストも安価とすることができる。そして、この振動とディスクの回転のせん断力によって、効率よく現地発生材が破砕されることができ、従来のものに比べて処理能力も向上させることができる。また、上下方向の振動は、泥や粘土分のディスク11bへの付着を防ぐ効果もあるため、付着による破砕効率の低下を防ぎ処理効率の低減を抑え、メンテナンス性も優れたものとすることができる。なお、ディスク11bの刃先は、図11(1)や図12(1)に示すように、フラット状でも鋭利状(テーパー状)でもよい。
図7、図9、図11(1)、(2)及び図15に示すディスク11bは、隣接するディスク付回転ロール同士では、偏心の位相が90度づつずれるように回転ロール11aに取付けられている。図12(1)、(2)に示すディスク11cは、略楕円形であり、回転ロール11aの軸中心に中心を一致させているが、隣接するディスク付回転ロール同士のそれぞれのディスクの長軸と短軸が直交するように配設されている。図13(1)、(2)に示すディスク11dは、略六角形で、その角の部分が丸みを帯びるように形成されており、隣接するディスク付回転ロール同士のそれぞれのディスクは、30度づつずれるように配設されている。上記のような配列によって、隣接するディスク同士が回転することにより、現地発生材を挟み込み、これを切断するせん断力が生じるものである。
ここで、図13(2)に示したディスク11dと対照的に、図14(2)に示す六角形状で角が角張ったディスクを使用した場合には、現地発生材には振動を与えることが可能であるが、例えば、礫混じり粘性土等をふるい分けた場合、対向して隣接するディスク同士で礫の噛み込みが発生し、ディスク破損やチェーンの切断を招くという不都合が生じるため、内角に相当する部分が丸みを帯びるように形成することによりこの障害を避けることができる。本発明では、これら図11乃至図13に示す上記の形態を利用することができる。
また、図11(2)に示すディスク11bは、図12(2)に示すディスク11cよりも安価に製作でき、かつ図13(2)は示すディスク11dよりも礫等の噛み込みが少なくなるため好適である。
なお、ディスク11bでも、図15には偏心の位相が90度づつずれるように回転ロール11aに取付けられている場合、図16には偏心の位相が180度づつずれるように回転ロール11aに取付けられている場合が示されている。図17には偏心させてディスク11bを回転ロール11aに取付け、すべてのディスク付回転ロール11Aの偏心方向を一致させた場合が示されている。本発明では、これら上記の配列形態を利用することができる。
図18に示すように、カッティングスクリーン11における後端と前端のディスク付回転ロール11A,11Aに対向する部分には、スクレーパ20,20が取付けられている。このスクレーパ20は、ゴム、プラスチック及び鉄などの金属等からなる平板状で、回転ロール11aの外周部分とディスク11bの部分との隙間をなくすように櫛状に形成されている。このスクレーパ20によって、ディスク11bや回転ロール11aの外周部分に付着した泥や粘土分を掻き落とすことができる。
図6及び図8に示すように、複数のディスク付回転ロール11A,11A,…は、所定の間隔をおいて左右のロール支持フレーム12a,12bに架設されている。そして、これら左右のロール支持フレーム12a,12bには、左右の側壁13a,13bがそれぞれ取付けられており、複数のディスク付回転ロール11A,11A,…で形成されるカッティングスクリーン11上で上下動する現地発生材がロール支持フレーム12a,12bの側面から飛び出したり、こぼれ落ちるのを防ぐ働きをしている。これら側壁13a,13bの後方側には、左側壁13aと右側壁13b、カッティングスクリーン11及び後述する第1の下部プレート17で囲まれた下部排出口(下部空間)14を覆うように下部排出用扉14Aが取付けられている。この下部排出用扉14Aが閉じられた状態では、左側壁13aと右側壁13bと同様に、現地発生材が飛び出したり、こぼれ落ちるのを防ぐ働きをすると共に、開状態では、前述したように、残留物が排出されるようになっている。
カッティングスクリーン部1の後方側の下部には、図1及び図2に示すように、折曲した第1の下部プレート17が配設されており、下部排出口14のシュートの底面を形成していると共に、ベルトコンベア4側では、ふるい分けられてディスク11bの隙間から落ちた土等の細粒分などの隙間通過材料をベルトコンベア4上に落とすシュートの役割をしている。なお、この第1の下部プレート17のベルトコンベア4側には弾性シート5が取付けられ、この弾性シート5を介してベルトコンベア上に隙間通過材料が落とされるようになっている。そして、この隙間通過材料は、最終的に吹付材料等として利用される。
カッティングスクリーン部1の前方部側には、図1乃至図4に示すように、左側壁13aと右側壁13bとに跨るように、じゃま板19が取付けられている。じゃま板19は、ゴム等の弾性シートで形成され、その弾性によって塊となった現地発生材を回転するディスクに押さえつけるようになっている。そのため、現地発生材が破砕されやすくなっている。このじゃま板19は、図示はしないが、一箇所に限られず、数箇所に取付けてもよく、また、前方側だけでなく、後方側に取付けてもよい。また、カッティングスクリーン部1の前方部側の下部には、第2の下部プレート18が取付けられており、この第2の下部プレート18は、ふるい分けられてディスク11bの隙間から落ちた隙間通過材料をベルトコンベア4上に落とすシュートの役割を果たしている。この第2の下部プレート18の下端には、落下する隙間通過材料の飛散等を防止する弾性シート6が取付けられている。また、じゃま板19の取付け位置よりも先端側には、図1に示すように、残留物が外部に排出される排出シュート15が取付けられている。
ベースフレーム部3は、図1乃至図4に示すように、4本の脚部材31,31,…と、これら脚部材31,31,…に横架された梁部材32,32,…と、を備えており、カッティングスクリーン部1を下方から支持している。脚部材31,31,…には、それぞれヒンジ部材33,33,が取付けられており、カッティングスクリーン部1の最下部(後方部)側のヒンジ部材33,33がその最下部(後方部)と回動自在に係合している。また、カッティングスクリーン部の最上部(前方部)側のヒンジ部材33,33が、上部支持部材34,34と回動自在に係合しており、この上部支持部材34,34とカッティングスクリーン部1の最上部(前方部)が回動自在に係合している。この上部支持部材34は、その側面に所定の間隔をおいて孔34A,34A,…が穿設されており、所望の孔34Aでカッティングスクリーン部1の最上部(前方部)の端とボルトにより螺着させることにより、カッティングスクリーン部1の傾斜を調整することができる。なお、図4には、右側の上部支持部材の図示を省略している。この構成により、様々な現場発生材料や、その多様な様相(湿潤度等)に合わせて傾斜を調整することができるので、広範囲の現場発生材に対応可能であり、処理効率もよい。また、図2に示すように、使用後はカッティングスクリーン部1を水平に戻すことにより、コンパクトにすることができ、トラック等での輸送に配慮している。
ベースフレーム部3の梁部材32には、図1及び図2に示すように、ベルトコンベア4,4が並設されており、ディスク11bの隙間から落ちた土等の細粒分を搬送する。図示はしないが、このベルトコンベア4,4の下流には、スクリューコンベアやベルトコンベア等の搬送装置(図示せず)が取付けられ、最終的に吹付材料等として使用される。
本発明に係るカッティングスクリーン装置の使用状態を説明する側面図である。 その非使用状態を説明する側面図である。 その平面図である。 そのI−I断面図である。 その上部のII−II断面図である。 カッティングスクリーン部の平面図である。 カッティングスクリーンとじゃま板の側面図である。 カッティングスクリーン部のIII−III断面である。 現地発生材のカッティングスクリーン上の移動を説明するための説明図である。 そのIV−IV断面図である。 円形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図である。 楕円形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図である。 略六角形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図である。 角張った六角形状のディスクと回転ロールの拡大平面図及び側面図である。 90度づつずれるように偏心させたディスクの配列状態を示す拡大側面図である。 180度づつずれるように偏心させたディスクの配列状態を示す拡大側面図である。 偏心方向を一致させたディスクの配列状態を示す拡大側面図である。 スクレーパとカッティングスクリーンとの関係を示す平面図である。 ディスクと回転ロールとの関係を説明するための軸端面方向及び軸長手方向の断面図である。
符号の説明
1…カッティングスクリーン部、2…ホッパー部、3…ベースフレーム部、4…ベルトコンベア、5…弾性シート、6…弾性シート、11…カッティングスクリーン、11A…ディスク付回転ロール、11a…回転ロール、11b…ディスク、11c…ディスク、11d…ディスク、11e…ロッド部材、12a…左ロール支持フレーム、12b…右ロール支持フレーム、13a…左側壁、13b…右側壁、14…下部排出口(下部空間)、14A…下部排出用扉、15…排出シュート、16a…内側スプロケット、16b…外側スプロケット、17…第1の下部プレート、18…第2の下部プレート、19…じゃま板、20…スクレーパ、31…脚部材、32…梁部材、33…ヒンジ部材、34…上部支持部材、34A…孔。

Claims (7)

  1. 複数のディスクと回転ロールとを有するディスク付回転ロールを所定の間隔で複数配設してカッティングスクリーンを構成し、
    該カッティングスクリーンにより現地発生材をふるい分けるカッティングスクリーン装置であって、
    前記ディスク付回転ロールは、ディスク中心が回転ロールの軸芯から偏心し、前記現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とされた、
    ことを特徴とするカッティングスクリーン装置。
  2. 前記ディスクは、円板状、又は角が丸みを帯びた多角形状である、請求項1記載のカッティングスクリーン装置。
  3. 複数のディスクと回転ロールとを有するディスク付回転ロールを所定の間隔で複数配設してカッティングスクリーンを構成し、
    該カッティングスクリーンにより現地発生材をふるい分けるカッティングスクリーン装置であって、
    前記ディスク付回転ロールは、ディスク中心と回転ロールの軸芯とが一致し、かつ該ディスクは略楕円形状であり、前記現地発生材に上下方向の振動が生じる構成とされた、
    ことを特徴とするカッティングスクリーン装置。
  4. 前記カッティングスクリーンの上部に、前記現地発生材をカッティングスクリーンに押さえつけるためのじゃま板を設けた、請求項1乃至3のいずれか1項記載のカッティングスクリーン装置。
  5. 前記カッティングスクリーンは、傾斜して配置され、
    前記ディスク付回転ロールは、前記現地発生材が上方に搬送されるように、すべて同一方向に回転し、
    前記現地発生材は、前記カッティングスクリーンの搬送方向の後方側から供給される構成とされた、請求項1乃至4のいずれか1項記載のカッティングスクリーン装置。
  6. 前記カッティングスクリーンの傾斜角は、調整自在である構成とされた、請求項5記載のカッティングスクリーン装置。
  7. 前記カッティングスクリーンの搬送方向の前方部端部及び後方部端部から、カッティングスクリーン上の残留物を排出する構成とされた、請求項5又は6記載のカッティングスクリーン装置。
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