JPH09106920A - トランス用コア - Google Patents
トランス用コアInfo
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- JPH09106920A JPH09106920A JP29029995A JP29029995A JPH09106920A JP H09106920 A JPH09106920 A JP H09106920A JP 29029995 A JP29029995 A JP 29029995A JP 29029995 A JP29029995 A JP 29029995A JP H09106920 A JPH09106920 A JP H09106920A
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Abstract
つコアのテープ等による結合時に安定した状態で結合さ
せることができ、コアどうしが安定して結合されるトラ
ンス用コアを提供する。 【解決手段】一対のU形コア12、13を突き合わせて
コアを構成する。U形コア12、13の中足12aおよ
び外足12bの断面を扁平形状とする。外足12bの幅
aを中足12aの幅bより大きく形成する。外足12b
の両側に中足12a側に突出した翼12cを形成し、外
足12bの翼12c形成部以外の厚みdを中足12aの
厚みc以下とした。
Description
ナルコンピュータやワードプロセッサ等のように、占有
スペースの狭幅化が要求される場合に使用するに好適な
トランス用コアに関する。
やワードプロセッサ等においては、図4(A)に示すよ
うに、液晶表示画面1のバックライト光源として冷陰極
管が用いられている。該冷陰極管点灯用電源として、高
圧出力トランス2を含むインバータ電源3が、図示のよ
うに、液晶表示画面1とケースの側板部との間に組み込
まれることが多い。
スとして、図4(B)の斜視図に示すように、一対のE
形コア(図4(C)の正面図および図4(D)の平面図
参照)を使用したトランスが使用されている。該コア4
は、その中足4aをボビン5の筒部に挿入して組み付け
られる。該一対のE型コア4は、その周囲にテープ8を
巻くことにより相互に組合わされ、かつボビン5に固定
される。6はコアの外周に巻いた巻線、7aは一次側端
子、7bは二次側端子である 従来のトランスとして、実開平3−90417号におい
て開示され、かつ図5(A)のトランスを示す斜視図、
および図5(B)のコア側面図に示すように、ボビン9
を扁平にし、ボビン9に挿入する中足10a、11aと
外足10b、11bを同じ幅に形成した一対のU形コア
10、11を使用したものがある。
なノート型パーソナルコンピュータやワードプロセッサ
においては、外形をA4サイズ等に固定したまま、画面
サイズを大形化する傾向にあり、このため、電源3の外
形寸法は小形化、とりわけ狭幅化が要求されている。
ア4使用のトランス2においては、その出力電圧、定格
電流、電源効率、出力電力、絶縁性耐電圧等の電気的特
性を同等のままにして狭幅化することは困難である。な
ぜならば、トランス2を狭幅化しようとした場合、トラ
ンス2の高さにも制限があることから、コア4の断面を
小さくせざるを得ず、コア4の断面を小さくすると、当
然、電気的特性も変化する。また、コア4の断面を小さ
くすると、コア4の中足4aおよび外足4bが細長くな
り、コア4の製造上の歩留りが悪くなり量産性が悪くな
るという問題点もある。
の中足10a、11aと外足10b、11bの幅が同一
のU形コア10、11を使用した構造とすれば、トラン
スの高さが高くなり、このため薄形化が困難である。ま
た、このトランスの高さを低くするために外足10b、
11bを薄くしたとすると、コアの断面積が確保でき
ず、所望の電気的特性のトランスが得られない。
0、11の中足10a、11aどうしは、コアの特性を
揃えるために、ギャップgを介して対面させる構造が取
られるから、テープ8によって一対のコア10、11を
結合しかつボビン9にコア10、11を固定しようとし
た場合、コア10、11の対向面が薄いため、矢印r方
向にぐらつき易くなり、安定性が悪くなる上、テープを
貼る幅が狭くなり、その結果、コア10、11固定後の
結合強度が低くなるという問題点がある。
特性を変えることなく、すなわち十分なコア断面積を持
たせたままで狭幅化でき、かつ対をなすU形コアのテー
プ等により安定した状態で結合させることができるトラ
ンス用コアを提供することを目的とする。
め、本発明は、一対のU形コアを突き合わせて構成され
るトランス用コアにおいて、U形コアの中足および外足
の断面を扁平形状とし、外足の幅を中足の幅より大きく
形成し、外足の両側に中足側に突出した翼を形成し、外
足の前記翼形成部以外の厚みを中足の厚み以下としたこ
とを特徴とする。
平形状にし、外足の幅を中足の幅より広幅にし、しかも
外足にはその両側に翼を形成したので、コアの断面積を
従来のE形コアと同様に確保でき、その結果、電気的特
性を従来と同様に確保できる。また、コアの外足の両側
には中足側に突出した翼を設けたので、一対のコアを突
き合わせた場合、実質的に、翼形成部の厚さと同様の安
定したコア突き合わせ面が形成されると共に、翼を設け
たことにより、テープを巻くための幅が確保され、コア
が安定して取付けられる。また、外足の厚さを中足の厚
さ以下にしたので、トランス全体の薄形形状が維持され
る。
ンスの一実施例を示す斜視図、図1(B)はその断面
図、図2(A)、(B)、(C)は本発明による対をな
す一方のU形コア12を示すそれぞれ正面図、側面図、
底面図であり、図2(D)は他方のU形コア13を示す
側面図、図2(E)はU形コア12、13どうしの突き
合わせ構造を示す側面図、図3(A)は本実施例に用い
たボビンの平面図、図3(B)は該ボビンの正面図であ
る。
(A)に示す巻線6を巻くための筒部5aおよび鍔5b
を有する。また、ボビン5の両端には、端子台5c、5
dを一体に有し、これらの端子台5c、5dにそれぞれ
表面実装型の一次側端子7a、二次側端子7bが固定さ
れる。筒部5aは扁平な筒状に形成される。
一対のU形コア12、13を突き合わせて(E)の状態
に構成されるものである。一方のコア12は、図2
(B)、(E)に示すように、磁気特性調整のため、中
足12aが外足12bより、gに示すギャップ形成分だ
け短く、他のコア13は図2(D)、(E)に示すよう
に、中足13aと外足13bの長さが同一になるように
形成される。U形コア13の形状、寸法は、中足13a
と外足13bとを同一の長さとした点以外は、U形コア
12と同一である。
a、13aおよび外足12b、13bの断面を扁平形状
とし、図1(B)および図2(A)、(C)に示すよう
に、外足12b、13bの幅aを中足12a、13aの
幅bより大きく形成し、外足12b、13bの両側に、
中足12a、13a側に突出した翼12c、13cを形
成し、外足12b、13bの前記翼12c、13c形成
部以外の厚みdを中足の厚みc以下としたものである。
翼12c、13cの外面は、外足12b、13bの外面
に対して垂直をなす。U形コア12、13の外足12
b、13bの幅aは、ボビン5の鍔5bの幅e(図1
(B)参照)にほぼ等しい。
コアの例と対比して示す。これらの寸法に関する図4
(C)、(D)の符号a、f、hは、図2(A)、
(C)に示したもので、aはコア幅、fはコアの長さ、
hはコア高さである。
的特性として、下記のようにほぼ同じ特性が得られた。
には中足12a、13a側に突出した翼12c、13c
を設けたので、一対のU形コア12、13を突き合わせ
た場合、図2(E)から理解されるように、翼形成部の
厚さiを突き合わせ面の全面に形成した場合と同様の安
定したコア突き合わせ面が形成され、矢印r方向のぐら
つきを防止できる。また、図5に示したU形コア10、
11に比較し、外足12b、13bの幅aを広くしたの
で、その結果、図2(E)における紙面に垂直方向のぐ
らつきに対する安定性も向上する。
り、テープ8を巻くための幅iを広く確保することがで
き、U形コア12、13が安定して取付けられる。ま
た、外足12b、13bの厚さdを中足12a、13a
の厚さc以下とすることにより、トランス全体の高さを
高くすることもなく、薄形形状を維持できる。
ュータやワードプロセッサ以外の狭幅化が要求される他
のトランスのコアとして用いることができることはいう
までもない。また本発明は、U形コア12、13どうし
を接着剤によって結合する場合や、端子以外の部分を樹
脂でモールドするものにも適用できる。
中足、外足を扁平にし、外足の厚みを中足の厚み以下と
し、かつ外足の幅を中足の幅より大きくし、外足の両側
に中足側に突出した翼を形成したので、十分なコア断面
積を持たせたままで狭幅化でき、かつトランスの厚みを
増大させることもなく、薄形形状を維持できる。また、
テープによりU形コアどうしを結合する場合には、外足
の両側の翼により、テープの貼り付け面が広く確保さ
れ、対をなすU形コアどうしを安定した状態で結合させ
ることができる。
トランスを示す斜視図、(B)はその断面図である。
す一方のU形コアを示すそれぞれ正面図、側面図、底面
図であり、(D)は他方のU形コアを示す側面図、
(E)はU形コアどうしの突き合わせ構造を示す側面図
である。
3(B)は該ボビンの正面図である。
例であるノート側パーソナルコンピュータに設置箇所を
説明する図、(B)は従来のE形コア使用のトランスの
一例を示す斜視図、(C)、(D)はそれぞれ(B)の
トランスに使用したE形コアの正面図、平面図である。
視図、(B)は該トランスに使用のコアを示す側面図で
ある。
源、6:巻線、7a:一次側端子、7b:二次側端子、
8:テープ、12、13:U形コア、12a、13a:
中足、12b、13b:外足、12c、13c:翼
Claims (1)
- 【請求項1】一対のU形コアを突き合わせて構成される
トランス用コアにおいて、 U形コアの中足および外足の断面を扁平形状とし、 外足の幅を中足の幅より大きく形成し、 外足の両側に中足側に突出した翼を形成し、 外足の前記翼形成部以外の厚みを中足の厚み以下とした
ことを特徴とするトランス用コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29029995A JP3661889B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29029995A JP3661889B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09106920A true JPH09106920A (ja) | 1997-04-22 |
JP3661889B2 JP3661889B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=17754335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29029995A Expired - Fee Related JP3661889B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3661889B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5687374B1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-03-18 | Necトーキン株式会社 | コモンモードチョークコイル |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP29029995A patent/JP3661889B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5687374B1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-03-18 | Necトーキン株式会社 | コモンモードチョークコイル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3661889B2 (ja) | 2005-06-22 |
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