JPH09106840A - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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JPH09106840A
JPH09106840A JP24241496A JP24241496A JPH09106840A JP H09106840 A JPH09106840 A JP H09106840A JP 24241496 A JP24241496 A JP 24241496A JP 24241496 A JP24241496 A JP 24241496A JP H09106840 A JPH09106840 A JP H09106840A
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JP
Japan
Prior art keywords
cord
lock spring
blade
cover
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP24241496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tateishi
博之 立石
Yoshimitsu Tsukawaki
義光 塚脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内配線路におけるジョイントが可能で、レ
イアウト変更等に伴う配線の変更を容易に行なえ、結
線、解除が迅速かつ容易で作業性の良好な配線器具を提
供すること。 【解決手段】 ボディ2と、カバーと3、ボディ2及び
カバー3により内蔵した複数の栓刃8とを備え、略四角
筒状の栓刃囲壁兼接続案内部11を設け、該接続案内部
11内に前記栓刃8の一部を挿入し、各栓刃8にコード
を結線する端子部7を一体に設け、各端子部7に対応し
て錠ばね9を設け、端子部7と錠ばね9の間にコードを
挿入して鎖錠すると共に、各錠ばね9に接触しコードと
錠ばね9との鎖錠状態を解除する解錠釦10を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーアクセスフ
ロア等の下側に設置される配線の接続を目的とする配線
器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配線器具たとえばプラグ、コネク
タ等には種々のものがあり、より線結線用として提供さ
れている。従来のこの種の配線器具の結線は、巻締め端
子が採用され、より線を端子板に端子ねじを用いて固定
するようになっている。
【0003】最近、フリーアクセスフロア等の開発によ
り、フロアパネルの下側にビニールシースケーブルによ
る配線が行なわれており、差込みプラグやコネクタによ
る接続ができないために、巻締め端子を用いた接続器が
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
プラグ、コネクタには、単線及び単線ケーブルを接続で
きるものがなく、巻締め端子への結線に手間がかかり、
作業性が悪いという問題がある。また、室内の機器等の
レイアウト変更に伴う配線変更作業が面倒であった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて成されたもので
あり、その目的とするところは、屋内配線路におけるジ
ョイントが可能で、レイアウト変更等に伴う配線の変更
を容易に行なえ、結線、解除が迅速かつ容易で作業性の
良好な配線器具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1記載の発明は、ボディと、カバーと、ボ
ディ及びカバーにより内蔵した複数の栓刃とを備え、略
四角筒状の栓刃囲壁兼接続案内部を設け、該接続案内部
内に前記栓刃の一部を挿入した配線器具であって、各栓
刃にコードを結線する端子部を一体に設け、各端子部に
対応して錠ばねを設け、端子部と錠ばねの間にコードを
挿入して鎖錠すると共に、各錠ばねに接触しコードと錠
ばねとの鎖錠状態を解除する解錠釦を備えた構成として
ある。線器具。
【0007】請求項2の本発明は、請求項1記載の発明
において、前記端子部は、長手方向からみて略コ字状を
呈し、その上下面板間に錠ばねが組み込まれ、上面板に
は切欠を設けて各錠ばねに解錠釦を接触させ、解錠釦を
栓刃の長手方向と交差する方向に押すようにした構成と
してある。
【0008】請求項3の本発明は、請求項1または請求
項2何れか記載の発明において、コードを端子部に誘導
する電線挿入凹部を、各端子部ごとに対応して設けた構
成としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
8に基づいて以下に説明する。
【0010】1は配線器具の一つであるプラグで、衝撃
に強い熱可塑性樹脂からなるボティ2、カバー3、コー
ド止め部材4及び接続配線器具(たとえばコネクタ)嵌
合係止部材5と、熱硬化性樹脂からなる中ボディ6と、
該中ボディ6に組込まれた端子部7を有する栓刃8及び
錠ばね9と、解錠釦10とから成っている。
【0011】前記ボディ2は、カバー嵌着部2Aの先端
に、略四角筒状の栓刃囲壁兼接続案内部11が連通状に
設けられ、内部には2枚の仕切壁12が平行に設けられ
て、3つの前記栓刃8がそれぞれ1つずつ挿入せられる
ようになっている。また、カバー嵌着部2Aの電線挿入
側端部には、内側(下側)に3つの電線挿入凹部13が
設けられると共に外側(上側)に該凹部13両端外側に
またがる幅の解錠釦操作用の器具挿入孔14が設けられ
ており、前記凹部13に続いて解錠釦嵌入凹部15及び
栓刃保持凹溝16が設けられている。3つの電線挿入凹
部13は、挿入されるコード47を端子部7に誘導する
と共に、3つの各栓刃8に設けた3つの各端子部7ごと
に対応して設けられている。
【0012】そして、解錠釦嵌入凹部15の上壁15A
は、器具挿入孔14に向って深くなる傾斜面とせられ、
該凹部15と器具挿入孔14は連通せられ、上壁15A
に沿って解錠釦操作器具たとえばドライバー17が挿入
しうるようになっている。
【0013】さらに、ボディ2には、電線挿入側端部
に、左右両側方に張出され、かしめ鋲18の鋲挿通孔1
9が設けられており、前記嵌着部2Aの外側にも鋲挿通
孔20が設けられ、カバー嵌着部2Aの両側面に断面T
形を呈する前記係止部材5の取付溝21が上下方向に形
成され、前記接続案内部11の上下面に長手方向の案内
溝22が形成されている。
【0014】前記カバー3は、略平板状でボディ2のカ
バー嵌着部2Aと一致する形状とせられ、中ボディ嵌合
凹部3Aを設けると共に、コード止め部23を電線挿入
側にかつ上方にも突出状に設けてあり、かしめ鋲18の
鋲挿通孔24,25を貫通状に形成したボディ接続筒部
26,27が、前記ボディ2の鋲挿通孔19,20に対
応して設けられている。
【0015】また、カバー3には、上面に前記コード止
め部23に近接して電線挿入凹部28が、ボディ2の電
線挿入凹部13に対応して設けられ、コード止め部23
の一側にはコード締付ねじ29の挿通孔30が設けられ
ると共に他側には長手方向の鋲挿通孔31を有するコー
ド止め部材4の取付部32が突設されている。
【0016】前記コード止め部材4は、下面にコード押
圧部4Aが凹設され、その一側下方に取付ヒンジ部33
が突設されて鋲挿通孔34が設けられ、この鋲挿通孔3
4に挿通されたかしめ鋲35を前記カバー3の鋲挿通孔
31に挿通してかしめ、かしめ鋲35を中心にカバー3
に対して回動可能に取付けられている。また、コード止
め部材4の他端にコード締付ねじ挿通孔36が設けら
れ、該ねじ挿通孔36に挿通したコード締付ねじ29
を、カバー3の挿通孔30に挿通してナット37により
固定するようになっている。
【0017】前記接続配線器具嵌合係止部材5は、平板
状で略中央部内面に上下方向の断面T形の係合突条38
が設けられると共に先端に係止フック部39が形成され
ており、係合突条38がボディ2の取付溝21に下側か
ら挿入され固定されるようになっている。
【0018】前記中ボディ6は、上側が開いた略箱形を
呈し、内部に異極間隔壁40が設けられて3つの端子部
嵌着凹部41及び栓刃圧入凹部42が形成され、栓刃圧
入凹部42側の外壁に栓刃保持凹溝43が設けられ、端
子部嵌着凹部41側の外壁に電線挿入凹部44がボディ
2の電線挿入凹部13に対応して形成されている。
【0019】前記栓刃8の端子部7は、長手方向からみ
て略コ字状を呈し、上下面板間に錠ばね9が組込まれる
ようになっており、上面板には切欠45を設けて錠ばね
9に解錠釦10が接触するようにしてある。
【0020】また、栓刃8の下面には、圧入固定部46
が突設され、前記中ボディ6の栓刃圧入凹部42に圧入
されて栓刃8を中ボディ6に仮固定しうるようになって
いる。
【0021】前記錠ばね9は、接触部9Aと鎖錠部9B
とを備えており、両部9A,9Bが上側になるように端
子部7に組込まれている。
【0022】前記解錠釦10は、中央部10A及び側脚
10Bを設けて両脚部間にボディ6の異極間隔壁40が
嵌まるようになし、両脚10A,10B下面が各錠ばね
9の鎖錠部9Bに接触するようになっている。
【0023】上記実施形態において、各部品の組立は、
まず、錠ばね9を端子部7に組込んだ栓刃8を中ボディ
6に嵌み込み、栓刃8を仮固定した後解錠釦10を中ボ
ディ6の異極間隔壁40に嵌め合わせ、中ボディ6をカ
バー3の凹部3Aに嵌め込む。次いで前記嵌合係止部材
5をボディ2に取付けた後、ボディ2に、栓刃8の先端
を栓刃囲壁兼接続案内部11内に挿入してボディ2とカ
バー3を嵌合し、かしめ鋲18により両者を固定するこ
とによって作業が完了する。なお、コード止め部材4は
中ボディ6をカバー3に嵌め込む前に、カバー3にかし
め鋲35により固定すると共に締付ねじ29及びナット
37により固定する。
【0024】したがって、結線に際しては、単線からな
るコード47を、電線挿入凹部13,28から端子部7
と錠ばね9の間に挿入すると、もはやコード47を引張
っても抜けないように鎖錠される。そこで、コード止め
部材4の締付ねじ29とナット37によりコード47を
締付けることによって、コード47がカバー3のコード
止め部23と前記部材4によって挟持され、完全に抜け
ない状態になる。
【0025】図7は、本発明にかかるプラグ1が、コー
ド47に結線された状態を示しており、同図において、
48はフロアパネル、49はコードブッシング、50は
端末器具であり、コードブッシング49はフロアパネル
48を上下側から挟むように固定され、フロアパネル4
8を移動させて、コード取出し位置を変更し、フロアパ
ネル48上に配置される機器のレイアウトにまたその変
更に対処しうるようになっている。
【0026】そこで、プラグ1に相手方の接続配線器具
たとえばコードコネクタ等を接続する場合、プラグ1を
コードコネクタに差込むだけで接続ができ、前記嵌合係
止部材5の係止フック部39が、コードコネクタの係止
部に係合され、プラグ1がコネクタから容易に外れない
状態になる。
【0027】なお、プラグ1とコードコネクタとを分離
する場合は、前記嵌合係止部材5の係止フック部39と
反対側の端部を、ボディ2の側面に向けて押すことによ
り、フック部39の係合が解かれるので、そのままプラ
グ1をコードコネクタから引き抜けばよい。
【0028】そして、結線を解除する場合は、図6に示
すように、コード止め部材4から締付ねじ29とナット
37を取外し、コード止め部材4をかしめ鋲35を中心
として上方に回動してコード抜け止めを解放した後、ド
ライバー17を器具挿入孔14から解錠釦10とその嵌
入凹部上壁15Aとの間に挿入する。次いでドライバー
17の把持部を下方に押すと、解錠釦10が栓刃の長手
方向と交差する方向に押されて錠ばね9の鎖錠部9Bが
その弾発力に抗して押し曲げられ、電線鎖錠が解除され
るので、コード47を引き抜くことにより結線を解除す
ることができる。
【0029】再結線を行なう場合は、前述と同様の操作
順序で行なうことができる。図8は、この発明の他の実
施形態を示し、前記実施形態と異なるところは、錠ばね
9の形状特に接触部を鎖錠部と共用にした点であり、そ
の他は前記実施形態と同じであるから、同一符号を付し
説明を省略する。
【0030】前記実施形態において、中ボディ6はカバ
ー3と一体的に構成することができる。
【0031】以上の発明の実施形態によれば、中ボディ
6に栓刃8を仮圧入するようにしたので、ボディ2への
栓刃8の挿入がし易くかつ組立を容易に行なうことがで
き、ボディ2の栓刃囲壁兼接続案内部11内に仕切壁1
2が設けられているので安全性が高く、またコード止め
部材4がかしめ鋲35によりヒンジ装着されているの
で、結線時又は解除時の作業が容易であり、さらに、接
続配線器具嵌合係止部材5はそのT形係合突条38をボ
ディ2の取付溝21に挿入するだけであるから組立が容
易でしかも相手方配線器具との係合分離を簡単に行なう
ことができる。
【0032】さらに、解錠釦操作用の器具挿入孔14に
続いて、解錠釦嵌入凹部上壁15Aを斜めにしたため、
ドライバー17の斜めに挿入でき、電線引抜きが容易で
あるばかりでなく、ドライバー17を仮保持できるので
解錠作業が能率よく行いうるなどの効果を奏する。
【0033】なお、この発明において、コード止め部材
4の取付手段及び接続配線器具嵌合係止部材5の形状並
びに取付手段は、上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0034】また、栓刃囲壁兼接続案内部材11は、上
下に2分割してボディ2とカバー3にそれぞれ設けるこ
とができ、自動組立を容易ならしめることが可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、速結端子とし
て単線結線が容易かつ迅速に行いうるので機器等のレイ
アウト変更その他による配線の変更が容易であると共
に、栓刃囲壁兼接続案内部によって栓刃が囲まれている
ため至極安全性が高く、作業性が良好である。また、各
端子部に複数のコードを容易に接続することができ且つ
解錠釦により端子部から複数のコードを同時に外すこと
が可能であり、作業性に優れている。
【0036】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、栓刃の長手方向に沿ってコードを挿入
する側とは異なる側で解除釦を押すことが出来るので、
接続されたコードが邪魔にならずに解除釦を押圧しやす
く、コードの鎖錠解除作業が容易に出来る。
【0037】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、複数の各コードを、対応
する電線挿入凹部それぞれに挿入することによって各端
子部それぞれに正確に誘導することができるので、複数
のコードを同時に各端子部に接続することができ、作業
性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体分解斜視図であ
る。
【図2】同上における一部破断平面図である。
【図3】同上における下面図である。
【図4】同上における中央縦断側面図である。
【図5】同上における一部破断背面図である。
【図6】同上における解錠操作状態を示す一部破断側面
図である。
【図7】同上における結線状態の一例を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態を示す一部破断側面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・配線器具(プラグ) 2・・・ボディ 3・・・カバー 4・・・コード止め部材 5・・・接続配線器具嵌合係止部材 6・・・中ボディ 7・・・端子部 8・・・栓刃 9・・・錠ばね 10・・・解錠釦 11・・・栓刃囲壁兼接続案内部 14・・・解錠釦操作用器具挿入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、カバーと、ボディ及びカバー
    により内蔵した複数の栓刃とを備え、略四角筒状の栓刃
    囲壁兼接続案内部を設け、該接続案内部内に前記栓刃の
    一部を挿入した配線器具であって、各栓刃にコードを結
    線する端子部を一体に設け、各端子部に対応して錠ばね
    を設け、端子部と錠ばねの間にコードを挿入して鎖錠す
    ると共に、各錠ばねに接触しコードと錠ばねとの鎖錠状
    態を解除する解錠釦を備えたことを特徴とする配線器
    具。
  2. 【請求項2】 前記端子部は、長手方向からみて略コ字
    状を呈し、その上下面板間に錠ばねが組み込まれ、上面
    板には切欠を設けて各錠ばねに解錠釦を接触させ、解錠
    釦を栓刃の長手方向と交差する方向に押すようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  3. 【請求項3】 コードを端子部に誘導する電線挿入凹部
    を、各端子部ごとに対応して設けたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2何れか記載の配線器具。
JP24241496A 1996-09-13 1996-09-13 配線器具 Pending JPH09106840A (ja)

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