JPH08330025A - 電気コネクタの端子位置安定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子の不完全な挿入を探知し、不完全挿入端
子を正規の探知可能な位置に移動させることを目的とす
る。 【構成】 ラッチ肩部分（２０）が成形される、端子挿
入路（１４）を有する絶縁ハウジング（１２）を備えて
いる、電気コネクタ（１０）の端子位置安定（ＴＰＡ）
システム。端子（２２）は、挿入路（１４）の後端（１
４ａ）に挿入可能であり、外に伸びる第一固定部（３
６）を備え、挿入路のラッチ肩部分（２０）を越えてラ
ッチ係合する。ＴＰＡ装置（４０）は、ハウジング（１
２）の前方接続端（１２ｂ）に係合可能で、挿入路の前
端（１４ｂ）に挿入可能な第二固定部（４６）を備え、
ラッチ肩部分（２０）から第一固定部が外れることを防
ぐ。仮に端子（２２）が挿入路（１４）に不完全に挿入
されるならば、ＴＰＡ装置（４０）の第二固定部（４
６）は、端子（２２）の第一固定部（３６）に接触する
ようになり、端子を後方に移動し、それ故に、端子（２
２）の不完全な挿入を探知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに係り、
詳細には、改良された端子位置安定（ＴＰＡ）装置を組
み込んだ電気コネクタに係る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、電気コネクタは、電気的に導性
の端子を取り付ける絶縁ハウジングを備えている。端子
は、個別のワイヤーのような他の回路部品に電気的に結
合される。コネクタは屡々、接続可能な対において使用
され、各端子及び一つのコネクタのハウジングは、それ
に相当する端子及びもう一つのコネクタのハウジングに
接続可能である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】仮に一つ又はそれ以上
の端子が各ハウジングで適切に配置されないならば、電
気結合の不良が生じるだろう。仮に、端子がコネクタの
最初の組立の間にハウジングに完全に挿入されなけれ
ば、又は、端子がコネクタ仕様の間に完全に配置された
状態からずらされるか外されるかするようなことがある
ならば、端子のハウジングへの不適切な据え付けが、様
々な理由によって生じるだろう。これらの問題を避ける
ために、様々なコネクタが、ある形態の端子位置安定
（ＴＰＡ）装置によって提供され、端子の不完全な挿入
を探知する。

【０００４】いくつかの例では、端子又はハウジング上
の固定アームのような第一固定手段は、ハウジングに端
子を固定し、ＴＰＡ装置は、第二固定手段として機能す
る。ＴＰＡ装置はそれ故に、コネクタハウジングの端子
挿入路に挿入可能な突起を備え、固定された位置から離
れて第一固定アームが動くことを止める。仮に端子が完
全に挿入されないならば、第一固定アームは又、ＴＰＡ
装置の挿入又は固定を妨げ、それによって、特定の端子
の不完全な挿入の状態を示すだろう。しかし、仮にＴＰ
Ａ装置が一つ又はそれ以上の端子が完全に挿入又は配置
されないということを探知するならば、不完全に挿入さ
れる端子を孤立させ確認するために探索が必要とされ
る。このことは、時間を消費する作業であろうし、コネ
クタ組立作業のコストも加わる。本発明は、第二固定手
段としてのみ機能するだけではなく、不完全に挿入され
ている端子を探知し、不完全に挿入されている端子を探
知可能な正規の位置に移動させるＴＰＡ装置を提供する
ことにある。

【０００５】

【目的】それ故に、本発明の目的は、上記性質を有する
新規且つ改良された端子位置安定（ＴＰＡ）装置を提供
することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によると、端子位
置安定（ＴＰＡ）装置は、電気コネクタのために提供さ
れる。コネクタは、絶縁ハウジングを備え、それは、前
方接続端及び後方結線端及びそれらの間を伸びる端子挿
入路を有する。拡大ラッチ肩部分を有するラッチ部は、
ハウジングの前方接続端の近くの挿入路で成形される。
端子は、ハウジングの後方結線端から挿入路に挿入可能
である。端子は、接続可能な結合装置の相補的端子に接
続する接続部を有する。端子の外に伸びる第一固定部
は、挿入路のラッチ肩部分を越えてラッチ係合する。Ｔ
ＰＡ装置は、前方接続端でハウジングに係合可能であ
る。ＴＰＡ装置は、端子の第一固定部に位置設定可能な
第二固定部を備え、ラッチ肩部分から第一固定部が外れ
ることを防ぐ。

【０００７】ＴＰＡ装置は更に、ハウジングの挿入路に
組み込まれる挿入口を備え、それを通って、接続可能な
結合装置の相補的端子に挿入する。加えて、相補的相互
係合する予め設置されるラッチは、ＴＰＡ装置及びハウ
ジングの間に設けられ、ハウジングにＴＰＡ装置を取り
付け、ラッチ肩部分を有する第一固定部のラッチ係合を
許容する第一の位置及び、ラッチ肩部分から第一固定部
が外れることを防ぐ第二の位置の間を移動する。

【０００８】本発明において、端子の第一固定部は、ハ
ウジングの前方接続端を越えて突起し、第一固定部への
アクセスを提供し、端子をラッチから外し取り除く。Ｔ
ＰＡ装置の挿入口は、拡大部を備え、突起する第一固定
部を受ける。加えて、端子の接続部は、溝の各側面に第
一固定部を有する縦溝を備え、それによって、第一固定
部間の横方向の可撓性を提供する。ＴＰＡ装置の第二固
定部は、端子の第一固定部間に受けるために寸法を取ら
れ輪郭を作られ、横方向へ曲がることを防ぐ。

【０００９】最後に、端子の第一固定部は、ハウジング
の挿入路のラッチ肩部分を越えてラッチ係合されるか又
は係合している第一の完全に挿入された位置及び、端子
が完全に挿入されていない第二の位置の間を横方向に移
動可能である。本発明はＴＰＡ装置の第二固定部が、第
二の位置で、端子の第一固定部に接触するようになり、
端子を後方に移動し、端子を不完全に挿入されることを
探知することを意図する。実際に、端子は、十分後方に
動かされ、接続可能な結合装置の相補的端子に接続する
ことができないだけでなく、ハウジングの後方結線端か
ら取り除かれる。

【００１０】

【実施例】添付図面を参照すると、まず図１では、電気
コネクタ（１０）は、複数の細長い端子挿入路（１４）
を画成する絶縁ハウジング（１２）を備えている。二つ
の端子挿入路（１４）は、図１のハウジング（１２）の
一部に図示されるが、そのような挿入路は何本も、並置
される絶縁ハウジングにおいて成形される。各挿入路
は、ハウジング（１２）の後方接続面（１２ａ）を通っ
て開口している入口（１４ａ）及び、ハウジングの前方
接続面（１２ｂ）を通って開口しているラッチ端（１４
ｂ）を備えている。

【００１１】細長い溝（１６）は、その長さに沿って各
挿入路（１４）と繋がっている。溝は、各挿入路の入口
（１４ａ）に接する幅のある開口端（１６ａ）から、次
第に、各挿入路のラッチ端（１４ｂ）に接する狭いラッ
チ端（１６ｂ）に変化する。各溝（１６）のラッチ端
（１６ｂ）は、急に拡大されたラッチ部（１８）を有
し、それは、溝の狭いラッチ端（１６ｂ）の溝の両面に
ラッチ肩部分（２０）を画成する。

【００１２】複数の端子（２２）は、矢印「Ａ」（図
１）の方向で、挿入路（１４）に挿入可能である。各端
子（２２）は、二対の圧着アーム（２４及び２６）を備
え、電気ケーブル又はワイヤー（２８）を結線する。そ
の圧着アーム（２４）の対は、ケーブルの外縁クラッデ
ィング又はカバーに圧着し、それ故に、緊張解放を提供
する。その圧着アーム（２６）の対は、ケーブルの導線
（３０）に圧着し、端子及び導線の間の伝導性を確立す
る。図示されていないが、端子は、ワイヤーに圧着する
代わりにプリント回路版に取り付けられる。

【００１３】各端子（２２）は、導体から型抜き成形さ
れ、縦長の開いた溝（３４）を有する円筒形の雌型接続
部（３２）を備えている。溝は、端子を成形する間に設
けられる。第一固定部又はラッチフランジ（３６）は、
溝の各側面で、接続部（３２）から横断的に又は放射状
に外側に伸びる。ラッチフランジは、それらが溝の両側
に位置しているので互いに対して可撓的である、つま
り、円筒形の接続部は、開いた溝のために、圧縮し拡大
することができる。

【００１４】組立の際に、及び、上述のように、各端子
（３２）は、圧着ケーブル（２８）に沿っていて、矢印
「Ａ」の方向（図１）で、ハウジングの各挿入路（１
４）に挿入される。端子が挿入路に挿入されると、外側
に伸びるラッチフランジ（３６）は、分岐溝（１６）に
突入し、縦に移動する。端子が完全に挿入される位置に
移動すると、ラッチフランジ（３６）は、溝（１６）の
両側の壁に係合し、それによって、狭くなる溝が溝のラ
ッチ端（１６ｂ）に向かって狭くなるにつれて、ラッチ
フランジは互いに向かって移動し、接続部（３２）は圧
縮される。ラッチフランジ（３６）が溝のラッチ端で、
ラッチ肩部分（２０）を越えると、ラッチフランジは、
ラッチ肩部分を越えて「パチンと留まり」、矢印「Ａ」
とは反対方向に端子が外れるのを防ぐ。

【００１５】図２は、完全に挿入された位置の両端子を
図示し、左側の端子のラッチフランジ（３６）がどのよ
うにしてラッチ肩部分（２０）を越えて位置設定される
かが明確に分かるだろう。図２において、接続部（３
２）及びラッチフランジ（３６）は、ハウジング（１
２）の接続面（１２ｂ）を越えて突起する。それ故に、
ペンチのような道具は、ラッチフランジ（３６）をつか
み、ラッチフランジを圧縮するため使用することが可能
で、その結果、ラッチフランジがラッチ肩部分（２０）
を越えることができる。ラッチフランジがラッチ肩部分
を越えると、各端子を、挿入とは逆方向（つまり、図１
の矢印「Ａ」とは逆方向）で、各挿入路（１４）から引
き抜くことができる。

【００１６】本発明は、ＴＰＡ装置（４０）を備え、コ
ネクタハウジング（１２）の前方接続面（１２ｂ）に取
り付ける電気コネクタ（１０）の、端子位置安定（ＴＰ
Ａ）装置を意図している。ＴＰＡ装置は、非常に単純で
廉価であり、複数の挿入口（４４）を有する絶縁ハウジ
ング（４２）を備えている。挿入口は、ＴＰＡ装置がコ
ネクタハウジングに取り付けられると、コネクタハウジ
ング（１２）の挿入路（１４）と組み合わせ可能であ
る。挿入口（４４）は、接続可能な結合装置の相補的端
子を受け、相補的端子は、ＴＰＡ装置を通過し、コネク
タ（１０）の端子（２２）に係合する。ＴＰＡ装置のハ
ウジング（４２）を通った各挿入口（４４）は、拡大部
（４４ａ）を備え、各端子（２２）の前方突起端（３
２）、つまり、コネクタハウジング（１２）の前方接続
面（１２ｂ）を越えて突起する端子の端を受ける。

【００１７】図３を参照すると、端子（２２）の全てが
コネクタハウジング（１２）に完全に挿入されると、Ｔ
ＰＡ装置（４０）は、ハウジングに完全に取り付けら
れ、各挿入口（４４）に接する第二固定部（４６）は、
各端子の第一固定部又はラッチフランジ（３６）間を挿
入可能である。それ故に、突起（４６）は、第二固定手
段として作動し、ラッチフランジ（３６）が溝（１６）
の前端でラッチ肩部分（２０）を越えて外れるのを防
ぐ。基本的に、ＴＰＡ装置の突起（４６）は、ラッチフ
ランジの互いに向かう横の動きを止め、それによって、
端子を完全に挿入された位置に確実に固定する。仮にど
れか一つ端子が完全に挿入されていない時は、各突起
（４６）は、図５に関連して以下に分かるように、完全
に挿入されていない端子を後方に押し、端子が完全に挿
入されないということを示す。

【００１８】図４は、ＴＰＡ装置（４０）とコネクタハ
ウジング（１２）の間の相補的相互係合する予め設置さ
れているラッチ（５０）を図示する。一般に、ラッチ
は、ハウジングにＴＰＡ装置を取り付け、端子挿入路の
ラッチ肩部分を越えてラッチフランジ（３６）がラッチ
係合することを許容する、図４に図示される第一の位置
及び、ラッチ肩部分を越えてラッチフランジが外れるこ
とを防ぐ、図３に図示される第二の位置の間を移動す
る。

【００１９】より詳細には、図４は、コネクタを図示
し、二つの端子を取り付け、相補的相互係合する予め設
置されているラッチ（５０）の例示を容易にする。特
に、一対のラッチアーム（５２）は、コネクタハウジン
グ（１２）に向かって、ＴＰＡ装置（４０）から突起
し、各ラッチアームは、内部ラッチ肩部分（５６）に結
線する溝（５４）を備える。外部ラッチ肩部分（５８）
は、各ラッチアーム（５２）の外縁に成形される。ラッ
チボス（６０）は、コネクタハウジング（１２）と一体
成形され、各側面から外に突起する。各ラッチボスは、
ラッチ肩部分を成形する、細長い前端（６０ａ）及び急
な後端（６０ｂ）を有する。コネクタハウジングは又、
ハウジングの前方接続面（１２ｂ）の近くにラッチ肩部
分（６２）を有する。

【００２０】予め設置されているラッチ（５０）を作動
する際に、ＴＰＡ装置（４０）は、図４で図示されるよ
うに予め設置されている位置でコネクタハウジング（１
２）に取り付けられる。ラッチアーム（５２）は、ＴＰ
Ａ装置のハウジング（４２）と一体的に成形され、二重
矢印「Ｂ」の方向に可撓的である。ＴＰＡ装置を予め設
置する際に、ラッチアームは、ラッチアームのラッチ肩
部分（５８）がコネクタハウジング（１２）のラッチ肩
部分（６２）を越えてパチンと留まるまで、外に曲が
る。ＴＰＡ装置は、ラッチアーム（５２）の末端を、コ
ネクタハウジングの側面でラッチボス（６０）に接する
ことによって、予め設置される位置に固定されるだろ
う。端子がハウジングに完全に挿入されると、ＴＰＡ装
置（４０）は、矢印「Ｃ」の方向に内に押され、ラッチ
アーム（５２）は、ラッチアームの内部ラッチ肩部分
（５６）が、ラッチボスのラッチ肩部分（６０ｂ）を越
えてパチンと留まり、図３に図示されるように、ＴＰＡ
装置をコネクタハウジングの完全に取り付けられた位置
に固定するまで、ラッチボス（６０）の細長い前端（６
０ａ）に沿って外に乗り出す。完全に取り付けられた位
置では、第二固定部又は突起（４６）は、端子の第一固
定部又はラッチフランジ（３６）間に位置設定され、上
述のように、端子をラッチ係合から外すことを防ぐ。

【００２１】図５は、各端子挿入路（１４）への異なっ
た段階の挿入位置にある四つの端子（２２、２２ａ、２
２ｂ及び２２ｃ）を図示する。左側の端子（２２）は、
矢印「Ａ」の方向に、ハウジング（１２）の左側の端の
各挿入路（１４）に挿入される丁度前で図示されてい
る。端子が挿入路に挿入されるにつれて、ラッチフラン
ジ（３６）は、容易に溝（１６）に挿入することができ
る。なぜならば、開口端（１６ａ）では、溝は、ラッチ
フランジ（３６）の幅より広いからである。

【００２２】図５の端子（２２ａ）は、部分的に、挿入
路に、端子のラッチフランジ（３６）が狭まる溝（１
６）の側板に係合する地点まで挿入される。しかし、ラ
ッチフランジは、まだ、端子の接続部を圧縮し始めては
いない。

【００２３】図５の端子（２２ｂ）は、ラッチフランジ
（３６）が丁度狭まる溝（１６）のラッチ端において急
に拡大するラッチ部（１８）に挿入される程度まで、挿
入される。基本的に、溝の側板は、ラッチフランジを互
いに向かってバイアスし、それは、端子の円筒形の接続
部を圧縮し、バネエネルギーを上げて、外にバイアス
し、ラッチフランジを静止した状態にする結果をもたら
す。

【００２４】図５の端子（２２ｃ）は、各挿入路（１
４）に完全に挿入された位置で図示されている。ラッチ
フランジ（３６）が、拡大されたラッチ部（１８）に外
側にパチンと止められ、ラッチフランジは、ラッチ肩部
分（２０）を越えて位置設定されることが分かるだろ
う。完全に挿入された位置では、端子は、ラッチフラン
ジ（３６）がラッチ肩部分（２０）を越えてラッチ係合
するので、挿入路から外れることはない。

【００２５】図５は、完全に挿入された端子（２２ｃ）
がハウジング（１２）の接続面（１２ｂ）を越えてどの
ように突起するかを図示している。このことは、ペンチ
のような適切な道具によるラッチフランジ（３６）への
アクセスを可能にする。もし望むならば、ラッチフラン
ジは、ラッチフランジがラッチ肩部分（２０）を越える
ことができるまで、矢印「Ｂ」の方向で、互いに向かっ
て移動することができる。一度肩部分が越えられれば、
端子は、挿入方向とは逆方向に、挿入路から引く抜くこ
とができる。

【００２６】最後に、図５の右側部分は、どのようにし
て、ＴＰＡ装置（４０）の第二固定部分又は突起（４
６）が、端子（２２ｃ）の第一固定部分又はラッチフラ
ンジ（３６）間に受けられ、ラッチフランジの内部への
曲がる動き及び端子がラッチ係合が外れることを防ぐか
を図示する。しかし、端子（２２ｂ）に関して、ＴＰＡ
装置（４０）の突起（４６）は、矢印「Ｄ」に指示され
るように、完全に挿入されていない端子（２２ｂ）のラ
ッチフランジ（３６）と直接に組み合わされていること
が分かる。それ故に、端子（２２ｂ）によって表される
ように、端子の一つが完全に挿入されないならば、ＴＰ
Ａ装置（４０）の各第二固定部又は突起（４６）は、端
子のラッチフランジ（３６）に接触し、矢印「Ｅ」の方
向に後方に端子を移動するだろう。結果として、本発明
のＴＰＡシステムの効果及び機能が完全に挿入されてい
ない端子を孤立させるだけでなく、ＴＰＡ装置は、端子
を後方に移動するのに効果的であり、完全に挿入されて
いない端子が接続可能な結合装置の各相補的端子に係合
又は接続されることはない。

【００２７】

【効果】以上詳述した如く、本発明によれば、不完全に
挿入されている端子を探し、その不完全挿入端子を探知
可能な正規の位置に移動させるＴＰＡ装置をもつ電気コ
ネクタを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】二つの端子の一つは完全にコネクタハウジング
に挿入され、もう一つのコネクタはまさにハウジングに
挿入され、本発明のＴＰＡ装置を組み込んだ、電気コネ
クタの部分破断面を有する部分斜視図。

【図２】両端子がハウジングに完全に挿入されている
図。

【図３】ＴＰＡ装置がハウジングに完全に取り付けられ
ている図。

【図４】二つの端子を囲み、ＴＰＡ装置の予め設置され
る取付手段を図示する電気コネクタの斜視図。

【図５】コネクタハウジングの四つの端子挿入路に沿っ
た、端子の挿入の連続した位置及びＴＰＡ装置の最後の
位置を図示する拡大スケールの平面図。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気コネクタ（１０）の端子位置安定
   （ＴＰＡ）装置であって、 前方接続端（１２ｂ）、後方結線端（１２ａ）及び、そ
   の端と端の間を伸び、ハウジングの前方接続端の近くで
   成形される拡大ラッチ部（１８）を備える、少なくとも
   一つの端子挿入路（１４）を有する絶縁ハウジング（１
   ２）並びに、 ハウジングの後方結線端（１２ａ）から挿入路（１４）
   に挿入可能で、ハウジングの前方接続端（１２ｂ）から
   挿入路に挿入される相補的端子に接続する接続部（３
   ２）及び挿入路のラッチ部（１８）にラッチ係合する外
   に伸びる第一固定部（３６）を有する端子（２２）並び
   に、 前方接続端（１２ｂ）でハウジング（１２）と係合可能
   で、端子（２２）の上記第一固定部（３６）に位置設定
   可能な第二固定部（４６）を備え、第一固定部（３６）
   の動きが挿入路（１４）のラッチ部（１８）にラッチ係
   合することを防ぐ、ＴＰＡ装置（４０）からなる電気コ
   ネクタの端子位置安定装置。
2. 【請求項２】 上記ＴＰＡ装置（４０）が、ハウジング
   （１２）の挿入路（１４）に組み込む挿入口（４４）を
   備え、そこを通って、接続可能な結合装置の相補的端子
   を挿入する、請求項１の電気コネクタの端子位置安定装
   置。
3. 【請求項３】 ＴＰＡ装置が、ハウジングのラッチ肩部
   分（６０）に係合可能なラッチ（５０）を備え、ＴＰＡ
   装置が、第一固定部（３６）及びラッチ部（１８）の間
   のラッチ係合を許容する第一の予め設置された位置並び
   に、ラッチ部（１８）から離れて第一固定部（３６）が
   動くことを防ぐ第二固定位置の間を移動する、請求項１
   の電気コネクタの端子位置安定装置。
4. 【請求項４】 端子（２２）の上記第一固定部（３６）
   が、ハウジングの前方接続端（１２ｂ）を越えて突起
   し、第一固定部（３６）へのアクセスを提供し、端子を
   ハウジングのラッチ部（１８）から外す、請求項１の電
   気コネクタの端子位置安定装置。
5. 【請求項５】 上記ＴＰＡ装置（４０）の挿入口が拡大
   部（４４ａ）を備え、端子の突起する第一固定部（３
   ６）を受ける、請求項４の電気コネクタの端子位置安定
   装置。
6. 【請求項６】 上記端子（２２）の接続部（３２）が、
   溝の各側面の上記第一固定部（３６）の一つを有する縦
   に沿った溝（３４）を備える、請求項１の電気コネクタ
   の端子位置安定装置。
7. 【請求項７】 上記端子（２２）の第一固定部（３６）
   が、端子が完全に挿入されるとハウジングの端子挿入路
   のラッチ部（１８）に係合する第一の位置及び、第一固
   定部（３６）がラッチ部（１８）の後方にある端子（２
   ２）の不完全な挿入の第二の位置の間を移動可能で、Ｔ
   ＰＡ装置（４０）の第二固定部（４６）が、第二の位置
   で端子の第一固定部（３６）に接触するようになり、端
   子（２２）を後方に移動し、端子の不完全な挿入を探知
   する請求項１の電気コネクタの端子位置安定装置。