JPH09105136A - 土木作業機のスタビライザ操作装置 - Google Patents

土木作業機のスタビライザ操作装置

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JPH09105136A
JPH09105136A JP26428795A JP26428795A JPH09105136A JP H09105136 A JPH09105136 A JP H09105136A JP 26428795 A JP26428795 A JP 26428795A JP 26428795 A JP26428795 A JP 26428795A JP H09105136 A JPH09105136 A JP H09105136A
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JP
Japan
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rotor
stabilizer
operating
civil engineering
work machine
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Application number
JP26428795A
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English (en)
Inventor
Eiji Yamazaki
栄二 山崎
Satoru Nishimura
悟 西村
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Komatsu Ltd
Komatsu Est Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Est Corp
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Est Corp filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH09105136A publication Critical patent/JPH09105136A/ja
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタビライザのロータを任意の回転数で精度
良く回転できるようにする。 【解決手段】 スタビライザのロータ12を油圧モータ
23で回転する。油圧ポンプ51の吐出圧油をロータ用
操作弁55で油圧モータ23に供給する。正転用電磁比
例圧力制御弁58の出力圧でロータ用操作弁55の開口
面積を制御し、その比例ソレノイド58aにコントロー
ラ60より通電する。このコントローラ60よりの通電
量を増減するロータ回転数調整用操作部材46を設け
る。これにより、ロータ回転数調整用操作部材46によ
り設定した回転数によりロータ12を正確に回転できる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両にスタビ
ライザを装着し、地面に散布した土質改良材と土砂を混
合撹拌する土木作業機におけるスタビライザを操作する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地面に散布した土質改良材と土砂を混合
撹拌する土木作業機としては、走行車両にスタビライザ
を上下揺動自在に装着したものが知られている。
【0003】このスタビライザはロータカバーにロータ
を回転自在に設け、このロータを油圧モータで回転駆動
するものとなっている。
【0004】前述のスタビライザを操作する装置として
は、走行車両の運転席に操作レバーを設け、この操作レ
バーをリンク、ケーブル等を介して操作弁のスプールに
連結し、操作レバーを中立位置、供給位置に操作するこ
とで操作弁のスプールを移動して操作弁を中立位置、供
給位置に切換え、この操作弁により油圧ポンプの吐出圧
油を油圧モータに供給してロータを回転、停止するもの
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる操作装置である
と、操作レバーと操作弁のスプールをリンク、ケーブル
等で連結しているので、それらの設置スペースは広くな
るし、操作レバーの位置と操作弁の位置を正しく調整す
ることが大変面倒となる。
【0006】また、操作レバーの操作ストロークを変え
て操作弁のスプールのストロークを変えることにより油
圧モータへの供給流量を増減し、それによってロータの
回転数をコントロールしているので、ロータの回転数を
任意に精度良くコントロールすることができない。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした土木作業車のスタビライザ操作装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、車体に上下揺動腕部材を装着した作業車両と、この
作業車両の上下揺動腕部材にスタビライザ10を装着し
た土木作業機において、前記スタビライザ10のロータ
12を回転駆動する油圧モータ23と、油圧ポンプ51
と、この油圧ポンプ51の吐出圧油を油圧モータ23に
供給するロータ用操作弁55と、前記車体の運転室9に
設けられて電気的なロータ駆動信号を出力するロータ操
作部材と、このロータ操作部材からのロータ駆動信号で
ロータ用操作弁55を切換える手段より構成したことを
特徴とする土木作業機のスタビライザ操作装置である。
【0009】第1の発明によれば、運転室9に設けたロ
ータ操作部材とロータ用操作弁は電気的に接続してある
ために設置スペースが小さくなるし、電気的に調整すれ
ば良いから調整が簡単である。
【0010】第2発明は、車体に上下揺動腕部材を装着
した作業車両と、この作業車両の上下揺動腕部材にスタ
ビライザ10を装着した土木作業機において、前記スタ
ビライザ10のロータ12を回転駆動する油圧モータ2
3と、油圧ポンプ51と、この油圧ポンプ51の吐出圧
油を油圧モータ23に供給するロータ用操作弁55と、
前記車体の運転室9に設けられて電気的なロータ駆動信
号を任意の大きさとして出力するロータ操作部材と、こ
のロータ操作部材からのロータ駆動信号の大きさに応じ
た開口面積となるようにロータ用操作弁55を切換える
手段より構成したことを特徴とする土木作業機のスタビ
ライザ操作装置である。
【0011】第2の発明によれば、運転室9に設けたロ
ータ操作部材とロータ用操作弁は電気的に接続してある
ために設置スペースが小さくなるし、電気的に調整すれ
ば良いから調整が簡単である。また、ロータ操作部材が
出力するロータ駆動信号の大きさを変更することでロー
タ用操作弁55の開口面積が変化し、油圧モータ23へ
の供給流量が増減されるので、ロータ12を任意の回転
数で精度良く回転駆動できる。したがって、土質や土質
改良材の混合比に適した回転数でロータ12を回転駆動
して効率良く掘削混合撹拌できるし、ロータ駆動馬力を
無駄に消費することがない。また、ロータ回転を電気的
に自動制御することもでき、かつ容易に可能である。
【0012】第3の発明は、第1・第2の発明における
ロータ用操作弁55と油圧モータ23を接続する回路6
1に圧力検出手段62を設け、この圧力検出手段62が
設定圧力以上の圧力を検出した時に作動する警報器6
3、表示手段64等を設けた土木作業機のスタビライザ
操作装置である。
【0013】第3の発明によれば、ロータ12の回転抵
抗が設定値以上となったことをオペレータが感知でき
る。これによって、オペレータはロータ12の回転抵抗
を減少させる操作を行なうことができ、作業効率を向上
できる。
【0014】第4の発明は、第3の発明における圧力検
出手段62が設定圧力以上の圧力を検出した時にロータ
12を一定時間だけ逆回転する手段を設けた土木作業機
のスタビライザ操作装置である。
【0015】第4の発明によれば、ロータ12の回転抵
抗が設定値以上となるとロータ12が一定時間だけ逆回
転するので、ロータ12にかみ込んだ岩石等を排出して
再び作業できるから、作業の効率を向上できる。
【0016】第5の発明は、前記各発明における油圧ポ
ンプ51の駆動するエンジン50の始動系統とロータ操
作部材を、ロータ操作部材がロータ駆動状態の時にはエ
ンジン50の始動を禁止するように連係した土木作業機
のスタビライザ操作装置である。
【0017】第5の発明によれば、エンジン50を停止
した状態でロータ操作部材がロータ駆動状態の時にはエ
ンジン50を始動できない。したがって、エンジン50
が始動した後にロータ操作部材を操作しなければロータ
12が回転することがないので安全である。
【0018】第6の発明は、前記各発明におけるロータ
操作部材からのロータ駆動信号を保持する保持手段71
と、この保持手段71の保持を解除する保持解除手段7
2を設けた土木作業機のスタビライザ操作装置である。
【0019】第6の発明によれば、ロータ操作部材と保
持解除手段を操作しなければロータ12が回転しないか
ら、ロータ12を誤まって回転することがなく安全であ
る。
【0020】第7の発明は、前記各発明におけるロータ
操作部材の操作を禁止及び操作を可能とする補助操作部
材を設けた土木作業機のスタビライザ操作装置である。
【0021】第7の発明によれば、補助操作部材を操作
しなければロータ操作部材を操作できないので、ロータ
操作部材を誤動作することを防止できる。
【0022】第8の発明は、前記各発明におけるロータ
用操作弁55の開口面積を一時的にゼロとするロータ回
転一時停止手段80を、腕部材を操作する操作部材に設
けた土木作業車のスタビライザ操作装置である。
【0023】第8の発明によれば、回転しているロータ
12を一時的に停止できるので、腕部材を上方に揺動し
てロータ12を地中から上昇して移動する際にロータ1
2を停止し、移動した後に腕部材を下方に揺動してロー
タ12を地中に貫入する際にはロータ12を回転でき、
しかも腕部材を上下揺動操作しながらロータ回転一時停
止手段80を操作できる。したがって、ロータ12を移
動する際に腕部材を上方に揺動する力が低減され、腕部
材の上方に揺動する消費馬力を低減できるし、ロータ1
2をスムーズに移動できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に示すように、走行体1を備
えた下部車体2に上部車体3を旋回自在に取付けて車体
とし、その上部車体3にブーム4をブームシリンダ5で
上下揺動自在に取付け、そのブーム4にアーム6をアー
ムシリンダ7で上下揺動自在に取付けて上下揺動腕部材
としてあり、前記下部車体2にブレード8が図示しない
ブレードシリンダにより上下揺動自在に取付けて作動車
両としてある。9は運転室である。
【0025】スタビライザ10はロータカバー11内に
ロータ12を回転自在に取付け、そのロータカバー11
にロータ駆動機構13を取付けたものであり、そのロー
タケース11がアーム6の先端部にピン14で上下首振
り自在に連結され、アーム6に作業機シリンダ15がピ
ン16で上下揺動自在に連結してあり、そのピストン杆
17が第1リンク18と第2リンク19を介してアーム
6とロータケース11に連結され、この作業機シリンダ
15のピストン杆17を伸び、縮み作動するとロータカ
バー11がピン14を中心として上下に首振りするよう
にしてある。
【0026】前記ロータ12はロータカバー11に回転
自在に支承したロータシャフト20にビット21を備え
たディスク22を複数取付けたものである。ロータ駆動
機構13は油圧モータ23で前記ロータシャフト20を
回転駆動するようにしてある。
【0027】前記運転室9には図2に示すように座席3
0が取付けてある。この座席30の前部中央に左操作レ
バー31、右操作レバー32、左走行用レバー33、右
走行用レバー34が設けてある。前記座席30の前部右
側方には足踏ペダル35が設けてある。前記座席30の
右側部に補助操作レバー36が設けてある。
【0028】前記各操作レバーは図示しない油圧パイロ
ット弁を作動するもので、その油圧パイロット弁の出力
圧油により車両用操作弁を切換えて車両用油圧アクチュ
エータ、例えば、ブームシリンダ5、アームシリンダ
7、作業機シリンダ15、ブレード8を上下揺動するシ
リンダ、上部車体を旋回する旋回用油圧モータに圧油を
供給するようにしてある。
【0029】前記足踏ペダル35は前述と同様に油圧パ
イロット弁を作動し、その油圧パイロット弁により車両
用操作弁を切換えて車両用油圧アクチュエータ、例えば
ブーム4を左右にスイングするスイング用シリンダに圧
油を供給する。
【0030】つまり、座席30の前部と右側部には車両
用油圧アクチュエータを作動するための操作部材が設け
てある。
【0031】前記座席30の左側部にはスイッチボック
ス40が取付けてある。このスイッチボックス40には
ロータ起動操作部材41、ロータ停止操作部材42、ロ
ータ正逆切換操作部材43が設けてある。
【0032】前記座席30の右側部にはモニタパネル4
5、ロータ回転数調整用操作部材46が設けてある。
【0033】前記ロータ起動操作部材41、ロータ停止
操作部材42、ロータ正逆切換操作部材43はON、O
FF式の押釦スイッチとなり、ロータ起動操作部材4
1、ロータ正逆切換操作部材43は補助操作部材、例え
ば常時閉じ方向に付勢されたカバー47を開放すること
で操作可能としてある。これによって、誤操作を防止す
るようにしてある。
【0034】なお、ロータ起動操作部材41、ロータ正
逆切換操作部材43は図3に示すように、レバー41
a,43aを揺動してON、OFFするレバー式スイッ
チ、又は可変容量式スイッチとし、そのレバー41a,
43aの揺動を阻止するストッパ48を、図3(a)の
ようにレバー41a,43aと干渉すると位置とレバー
41a,43aと離れる位置に移動可能に設けて補助操
作部材とし、誤操作を防止するようにしても良い。
【0035】前記ロータ回転数調整用操作部材46はダ
イヤルとなり、指針46aを目盛46bに合せて所定の
信号を出力するようにしてある。例えばポテンショメー
タを回転して目盛46bに応じた大きさの信号を出力す
るようにしてある。
【0036】以上の様に、車両用油圧アクチュエータを
作動する操作部材とロータ12を回転制御するためのロ
ータ用操作部材を別々に設けたことにより、車両用油圧
アクチュエータとロータ12を別々に操作できるので、
車両のアーム、ブーム等の動作部材の操作に影響を及ぼ
すことなしにロータ12を回転制御できる。
【0037】図4は制御回路図であり、エンジン50で
油圧ポンプ51と補助油圧ポンプ52を駆動する。油圧
ポンプ51の吐出路53には車両用操作弁、例えばブー
ム用操作弁54とロータ用操作弁55が並列に設けてあ
る。前記補助油圧ポンプ52の吐出路56には車両用油
圧パイロット弁、例えばブーム用油圧パイロット弁57
と正転用電磁比例圧力制御弁58と逆転用電磁比例圧力
制御弁59が設けてある。
【0038】次に作動とともに各部材の具体構造を説明
する。第2操作レバー32を操作してブーム用油圧パイ
ロット弁57を作動し、ブーム用操作弁54の第1の受
圧弁54a、第2受圧部54bにパイロット圧を供給す
ると中立位置aから第1位置b、第2位置cに切換って
油圧ポンプ51の吐出圧油をブームシリンダ5の縮み室
5a、伸び室5bに供給する。これにより、ブームシリ
ンダ5が縮み、伸び作動してブーム4が上下に揺動す
る。
【0039】ロータ起動操作部材41よりコントローラ
60に駆動信号を入力し、ロータ正逆切換操作部材43
よりコントローラ60に正転信号を入力する。これによ
り、コントローラ60は正転用電磁比例圧力制御弁58
の比例ソレノイド58aに通電し、ロータ用操作弁55
の第1受圧部55aに圧油が供給されて中立位置dから
正転位置eとなり、油圧ポンプ51の吐出圧油は油圧モ
ータ23の正転ポート23aに供給されてロータ12を
正転する。
【0040】前記コントローラ60より比例ソレノイド
58aへの通電量は、ロータ回転数調整用操作部材46
からのコントローラ60に入力される指令回転数に応じ
た値となる。正転用電磁比例圧力制御弁58の出力圧は
比例ソレノイド58aへの通電量に比例した圧力とな
り、ロータ用操作弁55の開口面積(供給流量)は第1
受圧部55aに供給される圧力に比例する。油圧モータ
23の回転数はロータ用操作弁55からの供給流量に比
例する。
【0041】このために、油圧モータ23の回転数はロ
ータ回転数調整用操作部材46からの指令回転数に対応
した回転数となり、ロータ12を任意の回転数で正転す
ることができる。
【0042】ロータ正逆切換操作部材43より逆転信号
をコントローラ60に入力すると、コントローラ60は
逆転用電磁比例圧力制御弁59の比例ソレノイド59a
に通電する。これにより、ロータ用操作弁55の第2受
圧部55bに圧力が供給されて逆転位置fとなり、油圧
モータ23の逆転ポート23bに油圧ポンプ51の吐出
圧油が供給されて逆転し、ロータ12が逆転する。この
場合も前述と同様に比例ソレノイド59aへの通電量が
コントロールされるから、ロータ12を任意の回転数で
逆転できる。
【0043】ロータ停止操作部材42より停止信号をコ
ントローラ60に入力すると、コントローラ60は比例
ソレノイド58a又は59aへの通電を中止して正転用
電磁比例圧力制御弁58又は逆転用電磁比例圧力制御弁
59をドレーン位置gとしてロータ用操作弁55を中立
位置dとする。これにより、油圧モータ23が停止して
ロータ12が停止する。
【0044】前記ロータ用操作弁55と油圧モータ23
の正転ポート23aを接続する回路61に圧力センサな
どの圧力検出手段62が設けてある。この圧力検出手段
62は回路61内の圧力が設定圧力以上の時に信号をコ
ントローラ60に入力する。コントローラ60はその信
号が入力されると警報器63、ランプなどの表示手段6
4を作動する。
【0045】これにより、ロータ12が正転して掘削混
合撹拌作業している時に、ロータ12のビット21が岩
石に当ったり、硬い地盤であったりしてロータ12の回
転抵抗が大となると、油圧モータ23の負荷が大となっ
て回路61内の圧力が設定圧力以上となる。圧力検出手
段62から信号がコントローラ60に入力され、コント
ローラ60は警報器63を作動し、表示手段64に表示
する。
【0046】したがって、ロータ12の回転抵抗が大と
なったことをオペレータが感知できるので、オペレータ
は回転抵抗を減少させる操作、例えばブーム4上昇操
作、ロータ12を逆転して岩石を排出する操作をしてロ
ータ12の回転抵抗を減少できるので、作業効率を向上
できる。
【0047】前記コントローラ60に圧力検出手段62
より信号が入力された時に、コントローラ60が逆転用
電磁比例圧力制御弁59の比例ソレノイド59aに一定
時間だけ通電するようにしてある。
【0048】このようにすれば、ロータ12の回転抵抗
が大きくなった時にロータ12が一定時間だけ逆回転す
るので、ロータ12を上昇することで土中の岩石などの
障害物をロータ12で排出し、その後再びロータ12が
正転して作業できる。
【0049】したがって、オペレータはロータ12の回
転操作をせずにブーム、アーム等を操作することで作業
を連続して行なうことができ、操作性及び作業効率が向
上する。
【0050】前記エンジン50は始動電動機65により
始動される。この始動電動機65には始動電気回路66
により通電され、この始動電気回路66には始動スイッ
チ67よりロータ起動操作部材41を経て始動指令が入
力される。このロータ起動操作部材41を駆動信号を出
力している時に始動信号を始動電気回路66に出力せ
ず、駆動信号を出力していない時に始動信号を始動電気
回路66に出力する。
【0051】このようであるから、ロータ起動操作部材
41を操作して駆動信号をコントローラ60に入力して
いる状態で、始動スイッチ67を操作しても始動信号が
始動電気回路66に入力されないので、エンジン50を
始動できない。
【0052】このために、エンジン始動直後にロータ1
2が回転することがないので、安全である。つまり、エ
ンジン停止した際にロータ起動操作部材41をOFF操
作し忘れて駆動信号をコントローラ60に出力している
状態で、エンジンを始動するとロータ12が直ちに回転
して危険であるので、ロータ起動操作部材41が駆動信
号をコントローラ60に出力している状態ではエンジン
を始動できないようにしてある。
【0053】前記ロータ起動操作部材41とコントロー
ラ60を接続する電気回路70には駆動信号を保持する
保持手段71が設けてあり、この保持手段71を保持解
除部材72でOFFすることで駆動信号をコントローラ
60に入力するようにしてある。
【0054】前記保持手段71は図5に示すように、コ
イル73と接片74より成る自己保持リレーとしてあ
り、スイッチ75がONの時にはコイル73に通電され
て接片74が出力端子76と離れ、スイッチ75を保持
解除部材72でOFFするとコイル73に通電されなく
なって接片74が出力端子76に接続する。
【0055】このようであるから、保持手段71をOF
Fしない状態でロータ起動操作部材41を操作して駆動
信号を出力しても、その駆動信号がコントローラ60に
入力されないし、保持解除部材72で保持手段71をO
FFすれば駆動信号がコントローラ60に入力される。
【0056】したがって、ロータ12を回転するにはロ
ータ起動操作部材41と保持解除部材72を操作する必
要があるので、ロータ12を誤まって回転することを防
止でき、安全である。また、保持解除部材72を操作す
ることでロータ12を停止させることもできる。
【0057】前記コントローラ60にはロータ回転一時
停止手段80から一時停止信号が入力される。このロー
タ回転一時停止手段80から一時停止信号がコントロー
ラ60に入力されると、コントローラ60は正転用電磁
比例圧力制御弁58又は逆転用電磁比例圧力制御弁59
の比例ソレノイド58a又は59aへの通電を中止する
ようにしてある。前記ロータ回転一時停止手段80は図
2に示す第1操作レバー31に設けてある。
【0058】このようであるから、オペレータが第1操
作レバー31を握ってブーム、アーム等を上下に揺動操
作している時に、ロータ回転一時停止手段80を操作す
ることでロータ12の回転が停止する。
【0059】したがって、第1操作レバー31を操作し
ながらロータ12の回転を一時停止できるから、ブー
ム、アーム等を上方に揺動してロータ12を地中から上
方に移動する際にロータ12の回転を一時停止すること
で、ロータ12を地中から上方に移動する時の上昇力を
低減でき、ブーム、アームの上昇消費馬力を低減できる
し、スムーズにブーム、アームを上方に移動でき、しか
も土砂等の飛散も防止できる。
【0060】前記ロータ回転一時停止手段80は図4に
仮想線で示すように、ON,OFF式のスイッチとし、
コントローラ60と比例ソレノイド58a,59aを接
続する電気回路81を連通・遮断するようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図2】運転室の座席周囲部分の斜視図である。
【図3】補助操作部材の他の例を示す斜視図である。
【図4】ロータの制御回路図である。
【図5】保持手段の説明図である。
【符号の説明】
3…上部車体 4…ブーム 6…アーム 9…運転室 10…スタビライザ 11…ロータカバー 12…ロータ 13…ロータ駆動機構 21…ビット 22…ディスク 23…油圧モータ 30…座席 31…第1操作レバー 41…ロータ起動操作部材 42…ロータ停止操作部材 43…ロータ正逆切換操作部材 46…ロータ回転数調整用操作部材 47…カバー 48…ストッパ 50…エンジン 51…油圧ポンプ 55…ロータ用操作弁 58…正転用電磁比例圧力制御弁 58a…比例ソレノイド 59…逆転用電磁比例圧力制御弁 59a…比例ソレノイド 60…コントローラ 62…圧力検出手段 63…警報器 64…表示手段 65…始動電動機 66…始動電気回路 67…始動スイッチ 71…保持手段 72…保持解除部材 80…ロータ回転一時停止部材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に上下揺動腕部材を装着した作業車
    両と、この作業車両の上下揺動腕部材にスタビライザ1
    0を装着した土木作業機において、 前記スタビライザ10のロータ12を回転駆動する油圧
    モータ23と、油圧ポンプ51と、この油圧ポンプ51
    の吐出圧油を油圧モータ23に供給するロータ用操作弁
    55と、前記車体の運転室9に設けられて電気的なロー
    タ駆動信号を出力するロータ操作部材と、このロータ操
    作部材からのロータ駆動信号でロータ用操作弁55を切
    換える手段より構成したことを特徴とする土木作業機の
    スタビライザ操作装置。
  2. 【請求項2】 車体に上下揺動腕部材を装着した作業車
    両と、この作業車両の上下揺動腕部材にスタビライザ1
    0を装着した土木作業機において、 前記スタビライザ10のロータ12を回転駆動する油圧
    モータ23と、油圧ポンプ51と、この油圧ポンプ51
    の吐出圧油を油圧モータ23に供給するロータ用操作弁
    55と、前記車体の運転室9に設けられて電気的なロー
    タ駆動信号を任意の大きさとして出力するロータ操作部
    材と、このロータ操作部材からのロータ駆動信号の大き
    さに応じた開口面積となるようにロータ用操作弁55を
    切換える手段より構成したことを特徴とする土木作業機
    のスタビライザ操作装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータ用操作弁55と油圧モータ2
    3を接続する回路61に圧力検出手段62を設け、この
    圧力検出手段62が設定圧力以上の圧力を検出した時に
    作動する警報器63、表示手段64等を設けた請求項1
    又は2記載の土木作業機のスタビライザ操作装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力検出手段62が設定圧力以上の
    圧力を検出した時にロータ12を一定時間だけ逆回転す
    る手段を設けた請求項3記載の土木作業機のスタビライ
    ザ操作装置。
  5. 【請求項5】 油圧ポンプ51を駆動するエンジン50
    の始動系統とロータ操作部材を、ロータ操作部材がロー
    タ駆動状態の時にはエンジン50の始動を禁止するよう
    に連係した請求項1又は2又は3又は4記載の土木作業
    機のスタビライザ操作装置。
  6. 【請求項6】 ロータ操作部材からのロータ駆動信号を
    保持する保持手段71と、この保持手段71の保持を解
    除する保持解除手段72を設けた請求項1又は2又は3
    又は4又は5記載の土木作業機のスタビライザ操作装
    置。
  7. 【請求項7】 ロータ操作部材の操作を禁止及び操作を
    可能とする補助操作部材を設けた請求項1又は2又は3
    又は4又は5又は6記載の土木作業機のスタビライザ操
    作装置。
  8. 【請求項8】 ロータ用操作弁55の開口面積を一時的
    にゼロとするロータ回転一時停止手段80を、腕部材を
    操作する操作部材に設けた請求項1又は2又は3又は4
    又は5又は6又は7記載の土木作業車のスタビライザ操
    作装置。
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