JP3437280B2 - 作業車のアクセル位置自動変更構造 - Google Patents

作業車のアクセル位置自動変更構造

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JP3437280B2
JP3437280B2 JP20407394A JP20407394A JP3437280B2 JP 3437280 B2 JP3437280 B2 JP 3437280B2 JP 20407394 A JP20407394 A JP 20407394A JP 20407394 A JP20407394 A JP 20407394A JP 3437280 B2 JP3437280 B2 JP 3437280B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に備えられた作業
部を油圧アクチュエータにより駆動操作するように構成
した作業車において、エンジンのアクセル位置を自動的
に操作する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例である土木建
設用のバックホウにおいては、機体に備えられたバック
ホウ装置(作業部に相当)を駆動操作する油圧シリンダ
(油圧アクチュエータに相当)、機体に備えられたエン
ジンで駆動されるポンプからの作動油を油圧シリンダに
給排操作する制御弁、この制御弁を切換操作する操作レ
バー(人為操作具に相当)、並びにエンジンのアクセル
位置を操作するアクセルレバー(アクセル操作具に相
当)を備えている。
【0003】このような構成を持つバックホウにおい
て、操作レバーの操作位置を検出する位置センサー(作
動センサーに相当)を備えて、操作レバーが作業位置か
ら中立位置に操作されると(油圧シリンダが作動状態か
ら停止状態に切り換わると)、この時点から設定時間後
にエンジンのアクセル位置をアイドリング位置側に自動
的に操作し、操作レバーが中立位置から作業位置に操作
されると(油圧シリンダが停止状態から作動状態に切り
換わると)、直ちにエンジンのアクセル位置をアクセル
レバーの操作位置に対応する位置に自動的に操作する制
御手段を備えているものがある。
【0004】このように、油圧アクチュエータの停止状
態ではエンジンのアクセル位置をアイドリング位置側に
落とすことにより、燃料の節約及び騒音の低下が図れ
る。そして、操作レバーが中立位置に切換操作されてか
ら設定時間後にアクセル位置をアイドリング位置側に操
作するのは、操作レバーを中立位置と作業位置とに亘っ
て繰り返し操作するような場合に、アクセル位置をアク
セルレバーの操作位置に対応する位置に保持して、あま
り頻繁にアイドリング位置側に落とさないようにする為
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなバックホ
ウでは、運転部の作業者が操作レバーを中立位置に操作
し作業を中断して、すぐに運転部から出るようなことが
ある。このような場合、前述の構成では作業者が操作レ
バーを中立位置に操作して運転部から出ても、まだエン
ジンのアクセル位置がアイドリング位置側に落とされず
に、設定時間が経過するまでアクセル位置がアクセルレ
バーの操作位置に対応する位置に残される状態となる。
【0006】これにより少しの時間ではあるが、作業を
中断しているのにエンジンのアクセル位置が落ちないと
言うような状態が生じるので、エンジンのアクセル位置
が落ちないと、燃料の節約及び騒音の低下と言う面で改
善の余地がある。本発明は、前述のように油圧アクチュ
エータの作動及び停止状態に応じて、エンジンのアクセ
ル位置を自動的に操作するように構成した作業車のアク
セル位置自動変更構造において、さらに燃料の節約及び
騒音の低下を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車のアクセル位置自動変更構造において、次の
ように構成することにある。つまり、 〔1〕 機体に備えられた作業部を駆動操作する油圧アクチュエ
ータと、機体に備えられたエンジンで駆動されるポンプ
からの作動油を油圧アクチュエータに給排操作する制御
弁と、制御弁を切換操作するもので人為的に操作される
人為操作具と、エンジンのアクセル位置を変更操作する
もので人為的に操作されるアクセル操作具とを備えて、
油圧アクチュエータが作動しているか否かを検出可能に
構成し、油圧アクチュエータが作動状態から停止状態に
切り換わったことが検出されると、この時点から設定時
間後にエンジンのアクセル位置をアイドリング位置側に
自動的に変更操作し、油圧アクチュエータが停止状態か
ら作動状態に切り換わったことが検出されると、エンジ
ンのアクセル位置を直ちにアクセル操作具の操作位置に
対応する位置に自動的に変更操作する第1制御手段を備
えると共に、油圧アクチュエータの停止状態に対応する
中立位置において、人為操作具を人為的に固定及び固定
解除自在な固定手段を備え、固定手段が固定側に操作さ
れると、エンジンのアクセル位置を直ちにアイドリング
位置側に自動的に変更操作する第2制御手段を備えてあ
る。
【0008】〔2〕 機体に備えられた作業部を駆動操作する油圧アクチュエ
ータと、機体に備えられたエンジンで駆動されるポンプ
からの作動油を油圧アクチュエータに給排操作する制御
弁と、制御弁を切換操作するもので人為的に操作される
人為操作具と、エンジンのアクセル位置を変更操作する
もので人為的に操作されるアクセル操作具とを備えて、
油圧アクチュエータが作動しているか否かを検出可能に
構成し、油圧アクチュエータが作動状態から停止状態に
切り換わったことが検出されると、この時点から第1設
定時間後にエンジンのアクセル位置をアイドリング位置
側に自動的に変更操作し、油圧アクチュエータが停止状
態から作動状態に切り換わったことが検出されると、エ
ンジンのアクセル位置を直ちにアクセル操作具の操作位
置に対応する位置に自動的に変更操作する第1制御手段
を備えると共に、油圧アクチュエータの停止状態に対応
する中立位置において、人為操作具を人為的に固定及び
固定解除自在な固定手段を備え、固定手段が固定側に操
作されて、この時点から第2設定時間後に固定手段が固
定側に操作されていると、この第2設定時間後の時点で
エンジンのアクセル位置をアイドリング位置側に自動的
に変更操作する第2制御手段を備えて、油圧アクチュエ
ータが作動状態から停止状態に切り換わったことが検出
され、固定手段が固定側に操作された際に、第1及び第
2制御手段のうち第1及び第2設定時間の早く経過した
方を優先して作動させる牽制手段を備えてある。
【0009】
【作用】〔I〕 前項〔1〕のように構成すると例えば図3に示すよう
に、アクセル操作具36をある操作位置m1に操作して
いる状態において、アクセル位置(アクセル29)はア
イドリング位置A側に操作されている。この状態におい
て、油圧アクチュエータが停止状態から作動状態に切り
換わると(時点B1)、直ちにアクセル位置(アクセル
29)がアイドリング位置A側から、アクセル操作具3
6の操作位置m1に対応する位置M1に自動的に操作さ
れて、エンジン及び油圧アクチュエータ用のポンプの回
転数が上昇する。
【0010】次に、油圧アクチュエータが作動状態から
停止状態に切り換わると(時点B2)、この時点B2か
ら設定時間Tの経過後に、アクセル位置(アクセル2
9)が位置M1からアイドリング位置A側に自動的に操
作されて(時点B2,B3)、エンジン及び油圧アクチ
ュエータ用のポンプの回転数が低下する。この場合、油
圧アクチュエータが停止状態に切り換わってから設定時
間Tが経過するまでに、油圧アクチュエータが作動状態
に切り換わると、アクセル29(エンジン27の回転
数)は最初の位置M1に残されて、アイドリング位置A
に操作されることはない。
【0011】バックホウ等の作業車においては、油圧ア
クチュエータ用の人為操作具を中立位置で固定可能な固
定手段を備えて、油圧アクチュエータを停止させた状態
で作業を中断して運転部を出る際に、人為操作具を中立
位置で固定しておくことがある。これにより前項〔1〕
のように構成すると、作業を中断するために固定手段に
より人為操作具を中立位置で固定すると、設定時間の経
過を待つ前に直ちにエンジンのアクセル位置がアイドリ
ング位置側に変更操作される。
【0012】〔II〕 前項〔2〕のように構成すると前項〔1〕と同様に例え
ば図4に示すように、アクセル操作具36をある操作位
置m1に操作している状態において、アクセル位置(ア
クセル29)はアイドリング位置A側に操作されてい
る。この状態において、油圧アクチュエータが停止状態
から作動状態に切り換わると(時点B11)、直ちにア
クセル位置(アクセル29)がアイドリング位置A側か
ら、アクセル操作具36の操作位置m1に対応する位置
M1に自動的に操作されて、エンジン及び油圧アクチュ
エータ用のポンプの回転数が上昇する。
【0013】次に油圧アクチュエータが作動状態から停
止状態に切り換わると(時点B12)、この時点B12
から第1設定時間T1の経過後に、アクセル位置(アク
セル29)が位置M1からアイドリング位置A側に自動
的に操作されて(時点B12,B13)、エンジン及び
油圧アクチュエータ用のポンプの回転数が低下する。こ
の場合、油圧アクチュエータが停止状態に切り換わって
から第1設定時間T1が経過するまでに、油圧アクチュ
エータが作動状態に切り換わると、アクセル29(エン
ジン27の回転数)は最初の位置M1に残されて、アイ
ドリング位置A側に操作されることはない。
【0014】前項〔1〕と同様に、油圧アクチュエータ
用の人為操作具を中立位置で固定可能な固定手段を備え
た場合、前項〔2〕のように構成すれば作業を中断する
ために固定手段により人為操作具を中立位置で固定する
と、例えば図4の時点B15〜B19に示すように、油
圧アクチュエータ用の第1設定時間T1及び固定手段用
の第2設定時間T2のうち早く経過した方の時点B1
6,B19で、アクセル位置(アクセル29)が位置M
1からアイドリング位置A側に自動的に操作される。
【0015】前項〔2〕では前項〔1〕よりも、作業の
中断時にアクセル位置(アクセル29)がアイドリング
位置A側に操作されるのが少し遅れるが、単純に油圧ア
クチュエータ用の第1設定時間T1が経過するのを待つ
状態よりも、アクセル位置(アクセル29)がアイドリ
ング位置A側に操作されるのは早いものとなる。そし
て、前述のように固定手段用の第2設定時間T2を設定
すると、固定手段を誤って固定側に操作したとしても、
第2設定時間T2が経過するまでに固定手段を解除側に
操作すれば、アクセル位置(アクセル29)が位置M1
からアイドリング位置A側に自動的に操作されることは
ない。
【0016】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、油圧アク
チュエータの作動及び停止状態に応じて、エンジンのア
クセル位置を自動的に操作するように構成した作業車の
アクセル位置自動変更構造において、人為操作具を中立
位置で固定する操作を行うと、直ちにアクセル位置がア
イドリング位置側に操作されるように構成することによ
り、作業を中断しているのにエンジンのアクセル位置が
落ちないと言うような状態を抑えて、燃料の節約及び騒
音の低下を図ることができた。
【0017】請求項2のように構成すると、油圧アクチ
ュエータの作動及び停止状態に応じて、エンジンのアク
セル位置を自動的に操作するように構成した作業車のア
クセル位置自動変更構造において、人為操作具を中立位
置で固定する操作を行うと、比較的早くアクセル位置が
アイドリング位置側に操作されるように構成することに
より、作業を中断しているのにエンジンのアクセル位置
が落ちないと言うような状態を抑えて、燃料の節約及び
騒音の低下を図ることができた。そして、請求項2のよ
うに構成すれば、固定手段を誤って固定側に操作したと
してもすぐに固定手段を解除側に操作すれば、アクセル
位置がアイドリング位置側に操作されることはないの
で、不必要にアクセル位置を操作することによる無駄を
抑えることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は作業車の一例であるバックホウを示してお
り、ゴムクローラ型式の走行装置1にドーザ20及びこ
の上部に旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバック
ホウ装置3(作業部に相当)が備えられている。バック
ホウ装置3は油圧シリンダ11(油圧アクチュエータに
相当)により上下に揺動駆動されるブーム4、油圧シリ
ンダ12(油圧アクチュエータに相当)により前後に揺
動駆動されるアーム5、及び油圧シリンダ13(油圧ア
クチュエータに相当)により掻き込み揺動駆動されるバ
ケット6を備えて構成されている。旋回台2の旋回駆動
用として油圧モータ14が備えられている。
【0019】バックホウ装置3におけるブーム4は図1
に示すように、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4
a、第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに揺動自
在に連結された第2ブーム部分4b、第2ブーム部分4
bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持ブ
ラケット4cで構成されており、支持ブラケット4cに
アーム5が連結されている。第1ブーム部分4aと支持
ブラケット4cに亘り連係リンク8が架設されて平行四
連リンクが構成されており、油圧シリンダ7により第2
ブーム部分4bを揺動操作することによって、アーム5
及びバケット6を左右に平行移動させる。
【0020】図2に示すようにブーム4における第1ブ
ーム部分4aの油圧シリンダ11に対する制御弁21、
ブーム4における第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7
に対する制御弁25、アーム5の油圧シリンダ12に対
する制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13に対す
る制御弁23、及び旋回台2の油圧モータ14に対する
制御弁24が備えられている。制御弁21〜25は3位
置切換式の電磁操作式であり、旋回台2に搭載されたエ
ンジン27により駆動されるポンプ28からの作動油が
供給されている。
【0021】図2及び図1に示すように、旋回台2に右
操作レバー9(人為操作具に相当)及び左操作レバー1
0(人為操作具に相当)が備えられている。右及び左操
作レバー9,10は前後左右に操作自在であり、右操作
レバー9の前後方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ15、左右方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ16が備えられ、左操作レバー10の前後方向の操
作位置を検出するポテンショメータ17、左右方向の操
作位置を検出するポテンショメータ18が備えられてい
る。各ポテンショメータ15〜18からの操作信号が制
御装置19に入力されており、旋回台2の前側下部に操
作ペダル26が設けられて、操作ペダル26からの操作
信号が制御装置19に入力されている。
【0022】以上の構成により、右操作レバー9を前又
は後に操作すると、これに基づき制御弁21が第1ブー
ム部分4aの下降側又は上昇側に操作され、右又は左に
操作するとこれに基づき制御弁23がバケット6の排土
側又は掻き込み側に操作される。左操作レバー10を前
又は後に操作すると、これに基づき制御弁22がアーム
5の前方側又は掻き込み側に操作され、右又は左に操作
するとこれに基づき制御弁24が右旋回側又は左旋回側
に操作される。操作ペダル26を右又は左に踏み分ける
と、これに基づき制御弁25が第2ブーム部分4bの右
又は左揺動側に操作される。
【0023】右及び左操作レバー9,10を強制的に中
立位置(油圧シリンダ11等の停止状態に対応)に戻し
操作して固定するロック機構37(固定手段に相当)
が、右及び左操作レバー9,10の各々に備えられ、両
ロック機構37を固定状態及び解除状態に切換操作する
ロックレバー38が備えられており、ロックレバー38
の操作位置が制御装置19に入力されている。
【0024】次に、エンジン27のアクセル29の操作
構造について説明する。 図2に示すように、回転自在
に支持された従動プーリー30とエンジン27のアクセ
ル29とに亘りロッド31が接続されて、モータ32で
回転駆動される駆動プーリー33と従動プーリー30と
に亘り、一対のワイヤ34が接続されており、モータ3
2により駆動プーリー33を正逆に回転駆動することに
よって、アクセル29をアイドリング位置Aと最高速位
置Mとに亘り操作する(アクセル位置に対応)。
【0025】アクセル29は内装されるバネ(図示せ
ず)によりアイドリング位置A側に付勢されている。こ
の場合、アイドリング位置Aと最高速位置Mとの中央位
置でアクセル29が停止するように、アクセル29を最
高速位置M側に付勢するバネ35を設けており、小出力
のモータ32でもアクセル29を操作できるように構成
している。アクセル29の設定用のアクセルレバー36
(アクセル操作具に相当)が備えられており、アクセル
レバー36の操作位置が制御装置19に入力されてい
る。
【0026】次に、アクセル29の操作制御について説
明する。図3に示すように、アクセルレバー36をある
操作位置m1に操作している状態において、アクセル2
9(エンジン27の回転数)はアイドリング位置Aに操
作されている。この状態において、右又は左操作レバー
9,10を中立位置から操作してブーム4の昇降操作等
を行い始めると(時点B1)、各ポテンショメータ15
〜18からの操作信号に基づき油圧シリンダ11等が停
止状態から作動状態に切り換わったと判断されて、アク
セル29(エンジン27の回転数)がアイドリング位置
Aから、直ちにアクセルレバー36の操作位置m1に対
応する位置M1に操作されて、エンジン27及びポンプ
28の回転数が上昇する。
【0027】そして、右又は左操作レバー9,10を中
立位置に戻し操作すると(時点B2)、各ポテンショメ
ータ15〜18からの操作信号に基づき油圧シリンダ1
1等が作動状態から停止状態に切り換わったと判断され
て、設定時間Tの経過後にアクセル29(エンジン27
の回転数)が位置M1からアイドリング位置Aに操作さ
れて(時点B3)、エンジン27及びポンプ28の回転
数が低下する。この場合、右又は左操作レバー9,10
を中立位置に戻し操作して設定時間Tが経過するまで
に、右及び左操作レバー9,10を再び操作すれば、ア
クセル29(エンジン27の回転数)は最初の位置M1
に残されて、アイドリング位置Aに操作されることはな
い(以上、第1制御手段に相当)。
【0028】次に右又は左操作レバー9,10を操作し
ている状態において(時点B4)、図2のロックレバー
38を解除位置から固定位置に切換操作し、右及び左操
作レバー9,10を強制的に中立位置に戻し操作して中
立位置で固定すると(時点B5)、ロックレバー38の
切換操作に基づいてアクセル29(エンジン27の回転
数)が、直ちにアイドリング位置Aに操作される(第2
制御手段に相当)。
【0029】右又は左操作レバー9,10を中立位置に
戻し操作して(時点B6)から設定時間Tが経過するま
でに、図2のロックレバー38を解除位置から固定位置
に切換操作し、右及び左操作レバー9,10を中立位置
で固定すると(時点B7)、ロックレバー38の切換操
作に基づいてアクセル29(エンジン27の回転数)
が、直ちにアイドリング位置Aに操作される(第2制御
手段に相当)。
【0030】〔第1別実施例〕 図3に示す構成に代えて、図4に示すような構成を採用
してもよい。図4に示すように、アクセルレバー36を
ある操作位置m1に操作している状態において、アクセ
ル29(エンジン27の回転数)はアイドリング位置A
に操作されている。この状態において、右又は左操作レ
バー9,10を中立位置から操作してブーム4の昇降操
作等を行い始めると(時点B11)、アクセル29(エ
ンジン27の回転数)がアイドリング位置Aから、直ち
にアクセルレバー36の操作位置m1に対応する位置M
1に操作されて、エンジン27及びポンプ28の回転数
が上昇する。
【0031】そして、右又は左操作レバー9,10を中
立位置に戻し操作すると(時点B12)、第1設定時間
T1の経過後にアクセル29(エンジン27の回転数)
が位置M1からアイドリング位置Aに操作されて(時点
B13)、エンジン27及びポンプ28の回転数が低下
する。この場合、右又は左操作レバー9,10を中立位
置に戻し操作して第1設定時間T1が経過するまでに、
右及び左操作レバー9,10を再び操作すれば、アクセ
ル29(エンジン27の回転数)は最初の位置M1に残
されて、アイドリング位置Aに操作されることはない
(以上、第1制御手段に相当)。
【0032】次に、右又は左操作レバー9,10を操作
している状態において(時点B14)、図2のロックレ
バー38を解除位置から固定位置に切換操作して、右及
び左操作レバー9,10を強制的に中立位置に戻し操作
して中立位置で固定したとする(時点B15)。この場
合、第1設定時間T1よりも短い第2設定時間T2がロ
ックレバー38用として設定されている。これにより、
右及び左操作レバー9,10を中立位置で固定した時点
B15を起点とすれば、第1設定時間T1よりも第2設
定時間T2の方が早く経過するので、第2設定時間T2
の経過後にアクセル29(エンジン27の回転数)が、
アイドリング位置Aに操作される(時点B16)(第2
制御手段及び牽制手段に相当)。
【0033】そして、ロックレバー38を固定位置に操
作して第2設定時間T2が経過するまでに、ロックレバ
ー38を解除位置に操作し右及び左操作レバー9,10
を再び操作すれば、アクセル29(エンジン27の回転
数)は最初の位置M1に残されて、アイドリング位置A
に操作されることはない。
【0034】次に、右又は左操作レバー9,10を中立
位置に戻し操作して(時点B17)から、ある程度の時
間が経過してから、ロックレバー38を解除位置から固
定位置に切換操作したとする(時点B18)。この場
合、第1設定時間T1は右又は左操作レバー9,10を
中立位置に戻し操作した時点B17から経過することに
なり、第2設定時間T2はロックレバー38を固定位置
に切換操作した時点B18から経過することになる。こ
のような場合には第1設定時間T1の方が早く経過する
ことがあるので、第1設定時間T1の経過した時点B1
9において、アクセル29(エンジン27の回転数)が
アイドリング位置Aに操作される(第1制御手段及び牽
制手段に相当)。
【0035】〔第2別実施例〕 以上の〔実施例〕及び〔第1別実施例〕では、右及び左
操作レバー9,10の操作位置をポテンショメータ15
〜18で検出することにより、油圧シリンダ11等の作
動及び停止を判断しているが、油圧シリンダ11等の作
動及び停止を図2において制御弁21,22,23の作
動状態で判断したり、ブーム4等や油圧シリンダ11等
の動作をポテンショメータ等で直接に検出して判断する
ように構成してもよい。図3及び図4において右及び左
操作レバー9,10を中立位置に戻し操作した場合、ア
クセル29(エンジン27の回転数)をアイドリング位
置Aにまで操作するのではなく、アイドリング位置Aよ
りも少し高速側の位置に操作するように構成してもよ
い。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウ装置用の油圧シリンダ、操作レバー
及びエンジンのアクセル等の連係状態を示す図
【図3】右及び左操作レバー、アクセルレバー及びアク
セルの各位置の関係を示す図
【図4】第1別実施例における右及び左操作レバー、ア
クセルレバー及びアクセルの各位置の関係を示す図
【符号の説明】
3 作業部 9,10 人為操作具 11,12,13 油圧アクチュエータ 21,22,23 制御弁 27 エンジン 28 ポンプ 36 アクセル操作具 37 固定手段 A アイドリング位置 m1 アクセル操作具の操作位置 M1 アクセル操作具の操作位置に対応す
るアクセル位置 T 設定時間 T1 第1設定時間 T2 第2設定時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 26/00 E02F 9/20 F02D 11/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に備えられた作業部(3)を駆動操
    作する油圧アクチュエータ(11),(12),(1
    3)と、機体に備えられたエンジン(27)で駆動され
    るポンプ(28)からの作動油を前記油圧アクチュエー
    タ(11),(12),(13)に給排操作する制御弁
    (21),(22),(23)と、前記制御弁(2
    1),(22),(23)を切換操作するもので人為的
    に操作される人為操作具(9),(10)と、前記エン
    ジン(27)のアクセル位置を変更操作するもので人為
    的に操作されるアクセル操作具(36)とを備えて、 前記油圧アクチュエータ(11),(12),(13)
    が作動しているか否かを検出可能に構成し、前記油圧ア
    クチュエータ(11),(12),(13)が作動状態
    から停止状態に切り換わったことが検出されると、この
    時点から設定時間(T)後に前記エンジン(27)のア
    クセル位置をアイドリング位置(A)側に自動的に変更
    操作し、前記油圧アクチュエータ(11),(12),
    (13)が停止状態から作動状態に切り換わったことが
    検出されると、前記エンジン(27)のアクセル位置を
    直ちに前記アクセル操作具(36)の操作位置(m1)
    に対応する位置(M1)に自動的に変更操作する第1制
    御手段を備えると共に、 前記油圧アクチュエータ(11),(12),(13)
    の停止状態に対応する中立位置において、前記人為操作
    具(9),(10)を人為的に固定及び固定解除自在な
    固定手段(37)を備え、 前記固定手段(37)が固定側に操作されると、前記エ
    ンジン(27)のアクセル位置を直ちにアイドリング位
    置(A)側に自動的に変更操作する第2制御手段を備え
    てある作業車のアクセル位置自動変更構造。
  2. 【請求項2】 機体に備えられた作業部(3)を駆動操
    作する油圧アクチュエータ(11),(12),(1
    3)と、機体に備えられたエンジン(27)で駆動され
    るポンプ(28)からの作動油を前記油圧アクチュエー
    タ(11),(12),(13)に給排操作する制御弁
    (21),(22),(23)と、前記制御弁(2
    1),(22),(23)を切換操作するもので人為的
    に操作される人為操作具(9),(10)と、前記エン
    ジン(27)のアクセル位置を変更操作するもので人為
    的に操作されるアクセル操作具(36)とを備えて、 前記油圧アクチュエータ(11),(12),(13)
    が作動しているか否かを検出可能に構成し、前記油圧ア
    クチュエータ(11),(12),(13)が作動状態
    から停止状態に切り換わったことが検出されると、この
    時点から第1設定時間後(T1)に前記エンジン(2
    7)のアクセル位置をアイドリング位置(A)側に自動
    的に変更操作し、前記油圧アクチュエータ(11),
    (12),(13)が停止状態から作動状態に切り換わ
    ったことが検出されると、前記エンジン(27)のアク
    セル位置を直ちに前記アクセル操作具(36)の操作位
    置(m1)に対応する位置(M1)に自動的に変更操作
    する第1制御手段を備えると共に、 前記油圧アクチュエータ(11),(12),(13)
    の停止状態に対応する中立位置において、前記人為操作
    具(9),(10)を人為的に固定及び固定解除自在な
    固定手段(37)を備え、 前記固定手段(37)が固定側に操作されて、この時点
    から第2設定時間後(T2)に前記固定手段(37)が
    固定側に操作されていると、この第2設定時間(T2)
    後の時点で前記エンジン(27)のアクセル位置をアイ
    ドリング位置(A)側に自動的に変更操作する第2制御
    手段を備えて、 前記油圧アクチュエータ(11),(12),(13)
    が作動状態から停止状態に切り換わったことが検出さ
    、前記固定手段(37)が固定側に操作された際に、
    前記第1及び第2制御手段のうち、第1及び第2設定時
    間(T1),(T2)の早く経過した方を優先して作動
    させる牽制手段を備えてある作業車のアクセル位置自動
    変更構造。
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