JP2004300947A - 作業機械のエンジン制御装置 - Google Patents

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育久 澤田
Makoto Hasuike
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Abstract

【課題】エンジン回転速度を単に低下させる場合より更なる省エネルギ運転を容易に実現できる作業機械のエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】作業機械に搭載したエンジン31により駆動するメイン油圧ポンプ32を含む油圧回路33に、この油圧回路33により作動する負荷が有負荷状態であるか無負荷状態であるかを検出する圧力スイッチ36を設ける。この圧力スイッチ36により検出した無負荷状態の時間をコントローラ41により監視し、無負荷状態が一定時間経過したときはエンジン31を停止させる。コントローラ41は、無負荷状態が数秒程度の所定時間継続したときは、エンジン回転速度をローアイドル位置まで低下させ、無負荷状態が数十秒の一定時間経過したときは、ローアイドル状態のエンジン31を停止させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン停止機能を備えた作業機械のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルなどの建設機械を操作する操作レバーに設けられたスイッチを押すことで、エンジン回転速度を、アクセルダイヤルで設定された回転速度から低速回転に落す技術がある。
【0003】
建設機械のエンジン回転速度制御を利用した省エネルギ化手段として、従来より以下のような方法が採用されている。
【0004】
(1) 無負荷もしくは軽負荷の状態が、ある一定時間以上経過すると、自動的にエンジン回転速度を下げる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
(2) スイッチ(ワンタッチローアイドルスイッチなど)を押して、瞬時にエンジン回転速度を下げる(例えば、特許文献1、2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−60706号公報(第2頁、図3)
【0007】
【特許文献2】
特開平9−88650号公報(第3−4頁、図1−5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においても建設機械の省エネルギには有効であるが、エンジン回転速度はローアイドル付近まで低下するに止まっている。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エンジン回転速度を単に低下させる場合より更なる省エネルギ運転を容易に実現できる作業機械のエンジン制御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、作業機械に搭載されたエンジンにより駆動されるポンプを含む流体圧回路と、流体圧回路により作動される負荷が有負荷状態であるか無負荷状態であるかを検出する負荷状態検出手段と、負荷状態検出手段により検出された無負荷状態の時間を監視し、無負荷状態が一定時間経過したときはエンジンを停止させるコントローラとを具備した作業機械のエンジン制御装置であり、そして、作業機械に搭載されたエンジンにより駆動される流体圧回路により作動される負荷が無負荷状態であることを負荷状態検出手段により検出して、一定時間が経過すると、コントローラはエンジンを自動的に停止させるので、エンジン回転速度を単に低下させる場合より更なる省エネルギ運転を容易に実現できる。
【0011】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の作業機械のエンジン制御装置におけるコントローラが、無負荷状態が一定時間経過する前であって所定時間継続したときは、エンジン回転速度を低下させ、無負荷状態が一定時間経過したときはエンジンを停止させる作業機械のエンジン制御装置であり、そして、コントローラは、無負荷状態が一定時間経過する前であっても、所定時間継続したときは、エンジン回転速度をいったん低下させてから停止させるので、エンジンをいきなり停止させる場合よりも、エンジンを再起動させる困難性を軽減できる。
【0012】
請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載の作業機械のエンジン制御装置において、エンジンを停止させる前にエンジン停止を作業機械のオペレータに認識させる予告手段を具備した作業機械のエンジン制御装置であり、そして、エンジン停止を作業機械のオペレータに予告することで、オペレータは、エンジン不具合によるエンジン停止と区別できる。
【0013】
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の作業機械のエンジン制御装置において、無負荷状態が一定時間経過したときにエンジンを停止させるエンジン停止制御の要否を選択するとともにエンジン停止制御の動作時間を設定する操作手段を具備した作業機械のエンジン制御装置であり、そして、操作手段により、必要に応じてエンジン停止制御を機能させたり止めたりすることができ、エンジン停止制御を機能させる場合はエンジン停止のための一定時間を変更することができるので、作業機械の置かれた状況に柔軟に対応して、最適な運転をすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1乃至図4に示された実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図3は、作業機械としての油圧ショベルを示し、下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に設けられ、この上部旋回体12に、エンジンおよびこのエンジンにより駆動される油圧ポンプなどの動力装置部13、油圧ポンプを油圧源とする油圧回路を制御するコントロール弁ユニット(図示せず)、オペレータの運転空間を覆うキャブ14、作業装置15などが搭載されている。
【0016】
作業装置15は、ブーム用油圧シリンダ16により回動されるブーム17の先端部に、アーム用油圧シリンダ18により回動されるアーム19が軸支され、このアーム19の先端部にバケット用油圧シリンダ21によりリンケージ22を介し回動されるバケット23が軸支されている。
【0017】
図4は、前記キャブ14の内部を示し、座席24の前方に走行用の操作レバー26Trが設けられ、座席24の左右両側に作業用の操作レバー26L,26Rが設けられ、その一側の操作レバー26Rの上端部に、ワンタッチ操作でエンジン回転速度をローアイドル状態まで落すワンタッチローアイドルスイッチなどのレバートップスイッチ27が設けられている。走行用の操作レバー26Trの一側には、入力機能も有する予告手段としてのモニタ28が配置されている。
【0018】
また、座席24より昇降口側には油圧ロックレバー29が配置され、この油圧ロックレバー29を実線で示された直立状態に操作することで、この油圧ロックレバー29の動きを検知して作動する油圧ロックレバースイッチ(図示せず)がオンとなり、油圧回路がロックされ、一方、油圧ショベルを稼働するに当ってこの油圧ロックレバー29を鎖線で示された傾倒状態に操作することで、油圧ロックレバースイッチを解除して油圧回路を働かせることができる。
【0019】
次に、図1(a)に示されるように、前記油圧ショベルには、エンジン31が搭載され、このエンジン31により駆動されるポンプとしてのメイン油圧ポンプ32を含む流体圧回路としての油圧回路33が搭載されている。
【0020】
この油圧回路33は、メイン油圧ポンプ32からコントロール弁34を経て、下部走行体11の走行用油圧モータ、上部旋回体12の旋回用油圧モータ、作業装置15のブーム用油圧シリンダ16、アーム用油圧シリンダ18およびバケット用油圧シリンダ21などの負荷としての各油圧アクチェータに作動油を供給し、コントロール弁34は、その各油圧アクチェータに供給される作動油を方向制御および流量制御する。
【0021】
コントロール弁34は、各々の油圧アクチェータに対応する複数のスプールを含み、各々のスプールは、操作レバー26(すなわち走行用の操作レバー26Tr、作業用の操作レバー26L,26R)により操作される複数のパイロット弁(このパイロット弁は、「リモコン弁」と呼ばれる)35からのパイロット圧によりそれぞれストローク制御される。
【0022】
このコントロール弁34に対し、油圧回路33により作動される負荷としての各種油圧アクチェータが有負荷状態であるか無負荷状態であるかを検出する負荷状態検出手段としての圧力スイッチ36が設けられている。
【0023】
この圧力スイッチ36は、少なくとも一つの操作レバー26が操作中のときは、油圧回路33により作動される負荷が有負荷状態であることを検出し、全部の操作レバー26が中立位置の非操作状態のときは、油圧回路33により作動される負荷が無負荷状態であることを検出する。
【0024】
ここで、負荷状態検出手段としては、各々の操作レバー26に対して、この操作レバー26の動きを直接検出するレバー動作検出器を設けてもよいが、圧力スイッチ36は、一つでもその設置場所によって、どのレバーが操作されてもそのレバー操作状態を検出できる利点がある。
【0025】
例えば、図示されないパイロットポンプからコントロール弁34内に供給された圧油を、このコントロール弁34内の全てのスプールが中立状態の場合のみ、各スプールを順次経てタンクに排出する圧力検出通路(図示せず)を形成しておくと、全てのスプールが中立状態にあるときはこの圧力検出通路に圧力が発生しないが、いずれか一つの操作レバー26が操作されると、そのレバーに対応するスプールは中立状態でなくなり、そのスプールにて上記圧力検出通路が遮断され、その上流側に圧力が発生するので、このような圧力検出通路の上流側管路に対し前記圧力スイッチ36を設けておくとよい。
【0026】
また、油圧ショベルには、エンジン回転速度をコンピュータ制御するためのコントローラ41が搭載されている。
【0027】
このコントローラ41の入力端子には、上記圧力スイッチ36が接続され、さらに、オペレータがエンジン31を始動または停止させるためのエンジンキースイッチ42、エンジン31のアクセル位置を設定するためのアクセルダイヤル43、無負荷状態が一定時間経過したときにエンジン31を停止させるエンジン停止制御の要否を選択する操作手段としての選択スイッチ44、エンジン停止制御の動作時間を設定する操作手段としてのタイマ操作部45がそれぞれ接続され、また、操作レバー26の上端に設けられたワンタッチローアイドルスイッチのような前記レバートップスイッチ27が接続されている。
【0028】
さらに、コントローラ41の別の入力端子には、エンジン回転速度を制御するアクセルアクチェータ46に設置されその作動量(アクセル位置)を検出する位置センサ47と、エンジン回転速度を検出する回転速度センサ48とがそれぞれ接続されている。
【0029】
また、コントローラ41の出力端子は、アクセルアクチェータ46の駆動部に接続されており、コントローラ41で処理された信号が、アクセルアクチェータ46にエンジン31のアクセルレバー31aの作動指令信号として出力される。アクセルアクチェータ46は、アクセルレバー31aをエンジン停止位置から高速アクセル位置にわたって作動して、エンジン停止位置とエンジン回転速度を制御する。
【0030】
コントローラ41は、圧力スイッチ36により検出された無負荷状態の時間を監視し、無負荷状態が一定時間経過したときは、アクセルアクチェータ46を制御して、エンジン31を停止させる機能を有する。
【0031】
その際、コントローラ41は、無負荷状態が一定時間経過する前であっても所定時間継続したときは、エンジン回転速度をローアイドル状態まで低下させるようにアクセルアクチェータ46を制御し、そして無負荷状態が一定時間経過したときは、エンジン31を停止させるようにアクセルアクチェータ46を制御する。この制御を、アイドリングストップ制御という。
【0032】
さらに、コントローラ41の出力端子には、エンジン31を停止させる前にエンジン停止を作業機械のオペレータに画面表示で認識させる予告手段としての前記モニタ28と、音声で認識させる予告手段としてのスピーカ49とがそれぞれ接続されている。
【0033】
このようなエンジン制御装置の構成において、図1(b)に示されるように、少なくとも1つの操作レバー26が非中立位置に操作されたレバー作動状態から、全ての操作レバー26が中立位置にある無負荷状態に切換わって数秒経過すると、コントローラ41の自動デセル制御機能が働いて、コントローラ41からの制御信号により、アクセルアクチュエータ46がエンジン31のアクセルレバー31aを、アクセルダイヤル43で設定された本来のアクセル位置からローアイドル位置まで操作して、エンジン回転速度をローアイドル状態まで低下させる。
【0034】
オペレータが、少なくとも1つの操作レバー26を非中立位置にレバー作動すると、このレバー作動状態を圧力スイッチ36や操作レバー26のレバー動作検出器などにより検出したコントローラ41は、アクセルアクチュエータ46を制御して、ローアイドル位置のエンジン回転速度を、アクセルダイヤル43で設定された本来のアクセル位置に戻す。
【0035】
さらに、全ての操作レバー26が中立位置にある無負荷状態に切換わってから、そのまま数十秒間経過した場合は、コントローラ41のアイドリングストップ制御機能が働いて、コントローラ41からの制御信号により、アクセルアクチュエータ46がエンジン31のアクセルレバー31aをローアイドル位置からエンジン停止位置に作動し、エンジン31を停止させる。
【0036】
次に、図2に示されたフローチャートを参照しながら、アイドリングストップ制御機能を有するコントローラ41によるエンジン制御方法を説明する。なお、図中の丸数字は、ステップ番号を示す。
【0037】
(ステップ1)
オペレータは、選択スイッチ44により、アイドリングストップ制御の要否を選択するとともに、タイマ操作部45により、アイドリングストップ制御の動作時間を設定する。
【0038】
(ステップ2)
エンジンキースイッチ42をスタート位置に操作して、エンジン31を始動する。
【0039】
(ステップ3)
コントローラ41は、アクセルアクチュエータ46を通じて、エンジン回転速度をアクセルダイヤル43で設定された本来のアクセル位置に制御する。
【0040】
(ステップ4)
コントローラ41は、圧力スイッチ36や操作レバー26のレバー動作検出器などの検出信号により、油圧回路33の負荷状態が有負荷状態か無負荷状態かを判断する。
【0041】
(ステップ5)
コントローラ41は、全ての操作レバー26が中立位置にある無負荷状態を検出した場合は、その無負荷状態の経過時間を監視する。
【0042】
(ステップ6)
無負荷状態が所定時間、例えば数秒、継続した場合は、コントローラ41に組込まれた自動デセル制御機能が働き、コントローラ41からの制御信号によりアクセルアクチュエータ46がエンジン31のアクセルレバー31aを、アクセルダイヤル43で設定されたアクセル位置からローアイドル位置に作動し、エンジン回転速度を低下させる。
【0043】
(ステップ7)
コントローラ41は、圧力スイッチ36などの検出信号により、油圧回路33の負荷状態が有負荷状態か無負荷状態かを監視して、操作レバー26の1つでも操作された結果、油圧回路33が有負荷状態となった場合は(YES)、圧力スイッチ36などより有負荷状態の情報を取得したコントローラ41が、エンジン回転速度をローアイドル位置からアクセル位置に戻す。
【0044】
(ステップ8)
無負荷状態が、タイマ操作部45で設定された一定時間、例えば数十秒、経過したか否かが判断される。
【0045】
(ステップ9)
コントローラ41は、選択スイッチ44がアイドリングストップ制御を選択したか否を判断し、アイドリングストップ制御が選択されていない場合は(NO)、エンジン回転速度をローアイドル位置に維持する。
【0046】
(ステップ10)
一方、アイドリングストップ制御が選択されている場合は、エンジン31を停止する旨の情報を機体のモニタ28に表示したり、スピーカ49から音声で知らせることにより、オペレータに認識させる。
【0047】
(ステップ11)
無負荷状態が、数十秒間経過し(ステップ8でYES)、アイドリングストップ制御が選択され(ステップ9でYES)、エンジン停止が表示された後に(ステップ10)、コントローラ41からのアイドリングストップ信号により、アクセルアクチュエータ46は、エンジン31のアクセルレバー31aをエンジン停止位置まで作動し、エンジン31の回転を停止させる。
【0048】
次に、図示された実施の形態の効果を説明する。
【0049】
作業機械に搭載されたエンジン31により駆動される油圧回路33により作動される油圧シリンダ16,18,21などの負荷が無負荷状態であることを圧力スイッチ36などにより検出して、一定時間が経過すると、コントローラ41はアクセルアクチュエータ46を通じてエンジン31を自動的に停止させるので、すなわち、無負荷状態の時間を監視し、無負荷状態が長時間続いたときはエンジン31を自動停止させるので、エンジン回転速度を単に低下させる場合より更なる省エネルギ運転を容易に実現できる。
【0050】
特に、コントローラ41は、無負荷状態が一定時間経過する前であっても、所定時間継続したときは、エンジン回転速度をローアイドル付近までいったん低下させてから停止させるので、すなわち、従来からの自動デセル制御と組合せて、エンジン回転速度をローアイドル付近まで低下させた後、更に次のステップとして、エンジン31を自動的に停止させるので、建設機械のローアイドル運転における更なる省エネルギを実現できるとともに、エンジン31をアクセル位置回転からいきなり停止させる場合よりも、ローアイドル運転中はローアイドル位置よりアクセル位置に戻せるので、エンジン31を再起動させる困難性を軽減できる。
【0051】
また、エンジン31を停止させる前に、機体のモニタ28、スピーカ49などにより表示や音声などで、エンジン停止を作業機械のオペレータに予告し認識させることで、オペレータは、エンジン不具合によるエンジン停止、所謂「エンスト」と区別できる。
【0052】
さらに、選択スイッチ44やタイマ操作部45により、本エンジン停止制御の要否を選択したり、動作時間を設定できるので、必要に応じてエンジン停止制御を機能させたり止めたりすることができ、エンジン停止制御を機能させる場合はエンジン停止のための一定時間を変更することができるので、作業機械の置かれた状況に柔軟に対応して、最適な運転をすることができる。
【0053】
例えば、エンジン31により作動するエアコンディショナ、ヒータなどを必要とする場合、あるいは落石などの緊急退避する可能性のある作業現場に作業機械が位置する場合は、選択スイッチ44により、アイドリングストップ制御を機能させないように選択して、無負荷状態が一定時間経過しても、エンジン31のアイドリング運転を継続させることで、エアコンディショナ、ヒータなどを常に稼働できるとともに、落石などが発生した作業現場から作業機械を緊急退避させることができる。
【0054】
なお、図1(b)および図2に示された実施の形態では、無負荷状態が一定時間経過したときにエンジン31を停止させるエンジン停止制御として、アイドリングストップ制御を例示しているが、無負荷状態が一定時間経過したときにエンジン回転速度をアクセル位置からローアイドル位置を経ずに停止位置まで低下させるエンジン停止制御も、上記エンジン停止制御に含まれる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、作業機械に搭載されたエンジンにより駆動される流体圧回路により作動される負荷が無負荷状態であることを負荷状態検出手段により検出して、一定時間が経過すると、コントローラはエンジンを自動的に停止させるので、エンジン回転速度を単に低下させる場合より更なる省エネルギ運転を容易に実現できる。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、コントローラは、無負荷状態が一定時間経過する前であっても、所定時間継続したときは、エンジン回転速度をいったん低下させてから停止させるので、エンジンをいきなり停止させる場合よりも、エンジンを再起動させる困難性を軽減できる。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、エンジン停止を作業機械のオペレータに予告することで、オペレータは、エンジン不具合によるエンジン停止と区別できる。
【0058】
請求項4記載の発明によれば、操作手段により、必要に応じてエンジン停止制御を機能させたり止めたりすることができ、エンジン停止制御を機能させる場合はエンジン停止のための一定時間を変更することができるので、作業機械の置かれた状況に柔軟に対応して、最適な運転をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る作業機械のエンジン制御装置の一実施の形態を示すブロック図、(b)は、その制御装置によるエンジン回転速度の制御例を示すタイムチャートである。
【図2】同上制御装置のコントローラによる制御手順を示すフローチャートである。
【図3】同上制御装置を搭載した油圧ショベルの側面図である。
【図4】同上油圧ショベルのキャブ内構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
16,18,21 負荷としての油圧シリンダ
28 予告手段としてのモニタ
31 エンジン
32 ポンプとしてのメイン油圧ポンプ
33 流体圧回路としての油圧回路
36 負荷状態検出手段としての圧力スイッチ
41 コントローラ
44 操作手段としての選択スイッチ
45 操作手段としてのタイマ操作部
49 予告手段としてのスピーカ

Claims (4)

  1. 作業機械に搭載されたエンジンにより駆動されるポンプを含む流体圧回路と、
    流体圧回路により作動される負荷が有負荷状態であるか無負荷状態であるかを検出する負荷状態検出手段と、
    負荷状態検出手段により検出された無負荷状態の時間を監視し、無負荷状態が一定時間経過したときはエンジンを停止させるコントローラと
    を具備したことを特徴とする作業機械のエンジン制御装置。
  2. コントローラは、無負荷状態が一定時間経過する前であって所定時間継続したときは、エンジン回転速度を低下させ、無負荷状態が一定時間経過したときは、エンジンを停止させる
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械のエンジン制御装置。
  3. エンジンを停止させる前にエンジン停止を作業機械のオペレータに認識させる予告手段
    を具備したことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械のエンジン制御装置。
  4. 無負荷状態が一定時間経過したときにエンジンを停止させるエンジン停止制御の要否を選択するとともにエンジン停止制御の動作時間を設定する操作手段
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の作業機械のエンジン制御装置。
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