JPH09103332A - 把手取付け構造及び把手取付け具 - Google Patents

把手取付け構造及び把手取付け具

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JPH09103332A
JPH09103332A JP26506895A JP26506895A JPH09103332A JP H09103332 A JPH09103332 A JP H09103332A JP 26506895 A JP26506895 A JP 26506895A JP 26506895 A JP26506895 A JP 26506895A JP H09103332 A JPH09103332 A JP H09103332A
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JP
Japan
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handle
mounting
movable
cylinder
hole
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JP26506895A
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English (en)
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Shigeru Taniguchi
茂 峪口
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SUEHIRO SANGYO KK
Original Assignee
SUEHIRO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉扉等の可動板の板厚の変化に拘らず、最
小の板厚を基準にして製作された一種類又は少品種の部
品をもって、把手を前方側に一定範囲内で引張操作自在
に取付けることのできる製造コスト面及び施工現場での
作業能率面で優れた把手取付け構造及び把手取付け具を
提供する。 【解決手段】 扉や引出しの前面板等の可動板1の表面
に対して、把手2を前方側に一定範囲内で引張操作自在
に取付けるに、可動板1に形成した貫通孔3に、該貫通
孔3の開口周縁に接当する鍔部4Aを備えた取付け筒体
4を、可動板1の表面側から挿入固定し、この取付け筒
体4内に、把手2に対する取付け面5aを備えた可動筒
体5を、前方側へ一定範囲内で突出移動自在に挿入する
とともに、取付け筒体4の内周面と可動筒体5の外周面
との間には、取付け筒体4に対して可動筒体5を可動板
1の背面側に移動付勢する弾性付勢体7を介装し、更
に、可動筒体5の取付け面5aに把手2を固定する固定
部材8を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、開閉扉や
引出しの前面板等の可動板を閉止姿勢で保持する鍵装置
を、前記可動板の表面に設けられた把手の引張操作で係
止解除する場合に用いられる把手取付け構造及び把手取
付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、図9に示すように、可動板の
一例である揺動開閉自在な開閉扉50の表面に対して、
コの字状の把手51を前方側に一定範囲内で引張操作自
在に取付けるための把手取付け構造を構成するに、前記
開閉扉50に形成した貫通孔52に、該貫通孔52の開
口周縁に接当する鍔部53Aを一端部に形成してある合
成樹脂製の取付け筒体53を、前記開閉扉50の裏面側
から挿入し、この取付け筒体53内に、前記把手51の
一端部に対する取付け面54a及び抜け止め用環状突起
54Aを一端部に形成してある合成樹脂製の可動筒体5
4を、その環状突起54Aが取付け筒体53の他端部に
形成した小径孔を通して前方に突出する状態で強制挿入
するとともに、前記可動筒体54の外周面と取付け筒体
53の内周面との間で、かつ、前記可動筒体54の他端
に形成した鍔部54Bと取付け筒体53の他端部に形成
した直径方向内方に突出する環状突起53Bとの間に
は、開閉扉50の裏面側に向かって可動筒体54を移動
付勢するコイルスプリング55を介装し、更に、前記可
動筒体54の取付け面54aに把手51の一端部を締め
付け固定するネジ部材56を、前記開閉扉50の裏面側
から可動筒体54に挿通させている。また、前記把手5
1の他端部は、開閉扉50の裏面に取付けられた鍵装置
Aの操作軸60に固定されている。前記鍵装置Aは、開
閉扉50の裏面にビス止めされたケーシング61に、該
ケーシング61に形成された開口を通して固定部62側
の被係合部材63に係合可能な係合部64Aを備えたラ
ッチ本体64と、当該ラッチ本体64を係合側に突出付
勢するコイルスプリング65、及び、前記ラッチ本体6
4の出退方向に対してほぼ直交する方向に移動自在な前
記操作軸60とを設けるとともに、前記ラッチ本体64
には、前記操作軸60の一端部に設けた押圧体66と接
当し、かつ、前記操作軸60の開閉扉50の表面側への
引張操作に連れて前記ラッチ本体64をコイルスプリン
グ65の弾性復元力に抗して係合解除側に移動させるカ
ム面67を形成して構成されている。そして、前記把手
51を両コイルスプリング55,65の弾性復元力に抗
して前方側に引張操作すると、可動筒体54が取付け筒
体53の環状突起53Bに摺動案内されながら前方に突
出移動すると同時に、鍵装置Aの操作軸60も前方に引
き出され、該操作軸60の押圧体66がラッチ本体64
のカム面67を押圧し、固定部62側の被係合部材63
に係合していたラッチ本体64が係合解除位置に移動さ
せられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の把手取付け構造
では、取付け筒体53の一端部に形成した鍔部53Aが
開閉扉50の裏面に接当し、かつ、取付け筒体53の他
端部に形成した環状突起53Bに、開閉扉50の表面と
面一状態で位置する可動筒体54の環状突起54Aが接
当し、この状態で可動筒体54の取付け面54aと把手
51の一端部とがネジ部材56にて締め付け固定されて
いるため、前記開閉扉50の板厚が異なると、その板厚
に対応した寸法の取付け筒体53、可動筒体54、コイ
ルスプリング55、ネジ部材56が必要となる。その結
果、前記取付け筒体53、可動筒体54、コイルスプリ
ング55、ネジ部材56として、開閉扉50の板厚の種
類と同じ種類だけ製作しなければならないため、製造コ
ストの高騰化を招来するとともに、施工現場に多種類の
部品を搬入して、その中から開閉扉50の板厚に応じた
寸法の部品を選出しなければならないため、現場施工が
煩雑化する問題がある。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、開閉扉等の可動板の板厚の変
化に拘らず、最小の板厚を基準にして製作された一種類
又は少品種の部品をもって、把手を前方側に一定範囲内
で引張操作自在に取付けることのできる製造コスト面及
び施工現場での作業能率面で優れた把手取付け構造及び
把手取付け具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
把手取付け構造の特徴構成は、扉や引出しの前面板等の
可動板に形成した貫通孔に、該貫通孔の開口周縁側に接
当する鍔部を備えた取付け筒体を、前記可動板の表面側
から挿入固定し、この取付け筒体内に、前記把手に対す
る取付け面を備えた可動筒体を、前方側へ一定範囲内で
突出移動自在に挿入するとともに、前記取付け筒体の内
周面と可動筒体の外周面との間には、取付け筒体に対し
て可動筒体を可動板の背面側に移動付勢する弾性付勢体
を介装し、更に、前記可動筒体の取付け面に把手を固定
する固定部材を設けた点にある。上記特徴構成によれ
ば、把手用取付け面を備えた可動筒体を保持する取付け
筒体を、可動板の貫通孔に対して表面側から挿入固定す
るが故に、つまり、取付け筒体の取付け位置を可動板の
表面を基準とするが故に、この取付け筒体に可動筒体及
び弾性付勢体を組付けた状態での非引張操作時の全長
を、可動板の最小の板厚を基準にして製作しておけば、
可動板の板厚が大きくなっても、貫通孔の背面側に余裕
空間が発生するだけであり、いずれの場合でも、可動板
に対して把手を前方側に一定範囲内で引張操作自在に確
実に取付けることができる。従って、従来の把手取付け
構造のように、可動板の板厚の種類と同じ種類だけの部
品を制作しておく必要がなく、一種類の部品をもって各
種板厚の可動板に把手を確実に取付けることができるか
ら、製造コストの低廉化と施工現場での作業能率の向上
とを図ることができる。
【0006】本発明の請求項2による把手取付け構造の
特徴構成は、前記貫通孔に対して可動板の裏面側からキ
ャップが嵌着されている点にある。上記特徴構成によれ
ば、可動板の裏面の貫通孔形成箇所を体裁良く仕上げる
ことができるばかりでなく、貫通孔内への塵埃の侵入堆
積に起因する可動筒体の作動不良を抑制することができ
る。
【0007】本発明の請求項3による把手取付け具の特
徴構成は、扉や引出しの前面板等の可動板に形成した貫
通孔に挿入固定可能で、かつ、前記貫通孔の開口周縁側
に接当する鍔部を一端部に形成してある取付け筒体内
に、把手に対する取付け面を一端側に備えた可動筒体
を、前記取付け面が取付け筒体の鍔部側に位置する状態
で挿入し、前記取付け筒体の内周面と可動筒体の外周面
との間に、取付け筒体に対する可動筒体の前記鍔部側へ
の突出移動を一定範囲内に規制し、かつ、取付け筒体に
対する可動筒体の前記鍔部の存在側とは反対側への抜け
出し移動を接当阻止する接当規制部と、取付け筒体に対
して可動筒体を鍔部の存在側とは反対側に移動付勢する
弾性付勢体とを設けるとともに、前記可動筒体の取付け
面に把手を締付け固定するネジ部材を、前記鍔部の存在
側とは反対側から可動筒体内に挿通させた点にある。上
記特徴構成によれば、取付け筒体内に可動筒体及び弾性
付勢体を予め組付けることができるから、施工現場で
は、この組付けられたものを、可動筒体の把手用取付け
面が可動板の表面側に位置する状態で該可動板の貫通孔
内に挿入固定したのち、可動板の背面側から可動筒体内
に挿通させたネジ部材により、可動筒体の取付け面に把
手を締付け固定するだけで済む。しかも、取付け筒体の
取付け位置を可動板の表面を基準とするが故に、この取
付け筒体に可動筒体及び弾性付勢体を組付けた状態での
非引張操作時の全長を、可動板の最小の板厚を基準にし
て製作しておけば、可動板の板厚が大きくなっても、貫
通孔の背面側に余裕空間が発生するだけであり、いずれ
の場合も、可動板に対して把手を前方側に一定範囲内で
引張操作自在に確実に取付けることができる。従って、
従来の把手取付け構造のように、可動板の板厚の種類と
同じ種類だけの部品を制作しておく必要がなく、一種類
の部品をもって各種板厚の可動板に把手を確実に取付け
ることができ、しかも、施工現場での組付け作業工程数
も少なくなるから、製造コストの低廉化と施工現場での
作業能率の向上とを図ることができる。
【0008】本発明の請求項4による把手取付け具の特
徴構成は、前記取付け筒体の外周面に、該取付け筒体を
可動板の貫通孔に打ち込み固定したとき、前記貫通孔の
内周壁に食い込む抜止突起が突出形成されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、取付け筒体を可動板の貫通
孔への打ち込みによって簡単に抜け止め状態で強固に挿
入固定することができるから、該取付け筒体を貫通孔の
内周壁に接着剤やネジ等で挿入固定する場合に比して、
施工現場での作業能率の向上を促進することができる。
【0009】本発明の請求項5による把手取付け具の特
徴構成は、扉や引出しの前面板等の可動板に形成した貫
通孔に挿入可能で、かつ、前記貫通孔の一方の開口周縁
側に接当する第1鍔部を一端部に形成してある第1取付
け筒体内に、前記貫通孔の他方の開口周縁側に接当する
第2鍔部を一端部に形成してある第2取付け筒体を螺合
し、前記第2取付け筒体内には、把手に対する取付け面
を一端側に備えた可動筒体を、前記取付け面が第2鍔部
側に位置する状態で挿入し、前記第2取付け筒体の内周
面と可動筒体の外周面との間に、第2取付け筒体に対す
る可動筒体の前記第2鍔部側への突出移動を一定範囲内
に規制する接当規制部と、第2取付け筒体に対して可動
筒体を第2鍔部の存在側とは反対側に移動付勢する弾性
付勢体とを設けるとともに、前記可動筒体の取付け面に
把手を締付け固定するネジ部材を、前記第2鍔部の存在
側とは反対側から可動筒体内に挿通させた点にある。上
記特徴構成によれば、前記第2取付け筒体内に可動筒体
及び弾性付勢体を組付け、この組付け状態で可動筒体の
取付け面と把手とを、第2取付け筒体の第2鍔部の存在
側とは反対側から可動筒体内に挿通させたネジ部材によ
って締付け固定したのち、前記可動板の表面側から貫通
孔内に挿入された第2取付け筒体と可動板の裏面側から
貫通孔内に挿入された第1取付け筒体とを、それらの第
2鍔部及び第1鍔部が可動板の表裏両面に接当する状態
まで螺合結合することにより、可動板に対して把手を前
方側に一定範囲内で引張操作自在に確実に取付けること
ができる。従って、前記第1取付け筒体と第2取付け筒
体との結合を最小限維持できるだけの螺合代を除いた他
の残りの螺合代が、可動板の板厚変動を吸収するための
調節代として利用することができるから、従来の把手取
付け構造のように、可動板の板厚の種類と同じ種類だけ
の部品を制作しておく必要がなく、少品種化によって製
造コストの低廉化と施工現場での作業能率の向上とを図
ることができる。
【0010】本発明の請求項6による把手取付け具の特
徴構成は、前記第1取付け筒体が、前記第2取付け筒体
の他端側の開口を閉止可能な有底筒状体から構成されて
いる点にある。上記特徴構成によれば、可動板の裏面の
貫通孔形成箇所を体裁良く仕上げることができるばかり
でなく、貫通孔内への塵埃の侵入堆積に起因する可動筒
体の作動不良を抑制することができ、しかも、第1取付
け筒体をキャップとして兼用構成するから、部品点数及
び組付け工程数の削減を図ることができる。
【0011】本発明の請求項7による把手取付け具の特
徴構成は、前記把手のうち、前記取付け面から偏位した
部位に、鍵装置の操作軸に対する取付け部が形成されて
いる場合には、把手の前方側への引張操作で鍵装置の操
作軸を係止解除操作することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図4は、可動板の一例である揺
動開閉自在な開閉扉1の表面1aに対して、コの字状の
把手2を前方側に一定範囲内で引張操作自在に取付ける
ための把手取付け具を示し、前記開閉扉1に形成した円
形状の貫通孔3に挿入固定可能で、かつ、前記貫通孔3
の開口周縁側に接当する鍔部4Aを一端部に形成してあ
るABS樹脂等の合成樹脂製の取付け筒体4内に、把手
2の一端部2Aに対する取付け面5aを一端側に備えた
ナイロン等の合成樹脂製の可動筒体5を、前記取付け面
5aが取付け筒体4の鍔部4A側に位置する状態で挿入
してある。また、前記取付け筒体4の内周面と可動筒体
5の外周面との間に、取付け筒体4に対する可動筒体5
の前記鍔部4A側への突出移動を一定範囲内に規制し、
かつ、取付け筒体4に対する可動筒体5の前記鍔部4A
の存在側とは反対側、つまり、開閉扉1の裏面1b側へ
の抜け出し移動を接当阻止する接当規制部6と、前記取
付け筒体4に対して可動筒体5を鍔部4Aの存在側とは
反対側に移動付勢する弾性付勢体の一例であるバネ鋼製
のコイルスプリング7とを設けるとともに、前記可動筒
体5の取付け面5aに把手2の一端部2Aを締付け固定
する固定部材の一例である頭部8a付きネジ部材8を、
前記鍔部4Aの存在側とは反対側、つまり、開閉扉1の
裏面1b側から可動筒体5内に挿通させてある。
【0013】前記接当規制部6は、前記鍔部4Aが存在
する取付け筒体4の内周面の一端側で、かつ、その端面
から鍔部4Aの厚み分だけ離れた部位に、直径方向内方
に向かって突出する環状の係止突起6Aを一体形成する
とともに、前記可動筒体5の外周面の取付け面5a側の
端部には、前記鍔部4Aと同じ厚みで直径方向外方に向
かって突出する被係止突起6Bを一体形成し、更に、前
記可動筒体5の外周面には、前記取付け筒体4の係止突
起6Aが係入状態で筒軸芯方向(開閉扉1の板厚方向)
に相対移動自在な環状溝6Cを形成して構成されてい
る。
【0014】そして、前記取付け筒体4に対して鍔部4
Aの存在側とは反対側から可動筒体5を挿入して、該可
動筒体5側の被係止突起6Bを、取付け筒体4側の係止
突起6Aに対して強制的に乗り越え移動させる、つま
り、取付け筒体4及び可動筒体5の各々を構成する合成
樹脂の持つ弾性力を利用して無理嵌めすることにより、
取付け筒体4に対する可動筒体5の前記鍔部4A側への
最大突出位置を、前記係止突起6Aとこれに筒軸芯方向
(開閉扉1の板厚方向)で相対向する環状溝6Cの端面
6Dとの間に介在された前記コイルスプリング7が最大
限に圧縮される位置に規制する、換言すれば、取付け筒
体4に対する可動筒体5の前記鍔部4A側への突出移動
範囲を、前記環状溝6Cの筒軸芯方向長さから最大限に
圧縮されたコイルスプリング7の筒軸芯方向長さを差し
引いた長さの範囲に規制するように構成されている。ま
た、前記係止突起6Aの外周面6a及び被係止突起6B
の外周面6bの各々は、これら両者6A,6Bの乗り越
え移動をスムーズに行わせるために傾斜面に形成されて
いるとともに、前記取付け筒体4に対する可動筒体5の
前記鍔部4Aの存在側とは反対側への抜け出し移動は、
可動筒体5側の被係止突起6Bと取付け筒体4側の係止
突起6Aとの接当により阻止するように構成されてい
る。
【0015】前記取付け筒体4の外周面には、該取付け
筒体4を開閉扉1の表面1a側から貫通孔3内に打ち込
み固定したとき、前記貫通孔3の内周壁に食い込む横断
面ほぼ三角形状の複数個(当該実施形態では4つ)の環
状抜止突起4aが、筒軸芯方向(開閉扉1の板厚方向)
に沿って所定ピッチで一体形成されている。
【0016】次に、上述の如く構成された把手取付け具
を開閉扉1に取付けた取付け構造について説明する。ま
ず、前記取付け筒体4内にコイルスプリング7を挿入し
たのち、該取付け筒体4に対して鍔部4Aの存在側とは
反対側から可動筒体5を無理嵌めする。この状態では、
可動筒体5側の被係止突起6Bが取付け筒体4側の係止
突起6Aに係合しているため、可動筒体5がコイルスプ
リング7の弾性復元力で抜け出し移動することがなく、
取付け筒体4と可動筒体5及びコイルスプリング7とを
一つの組立部品として取り扱うことができる。そして、
この組立部品を、取付け筒体4の鍔部4Aが開閉扉1の
表面1aに接当する状態まで貫通孔3内に打ち込み固定
したのち、前記開閉扉1の裏面1b側から可動筒体5内
に挿通させたネジ部材8の先端側を把手2の一端部2A
に螺合し、可動筒体5の取付け面5aに把手2の一端部
2Aを締付け固定する。しかるのち、前記貫通孔3に対
して開閉扉1の裏面1b側からABS樹脂等の合成樹脂
製のキャップ9を打ち込みにて嵌合固定する。このキャ
ップ9の外周面には、前記貫通孔3の内周壁に食い込む
横断面ほぼ三角形状の環状抜止突起9aが一体形成され
ている。
【0017】前記把手2の他端部2Bは、開閉扉1の裏
面に取付けられた鍵装置Aの操作軸25に対する取付け
部(ネジ孔)が形成されていて、該取付け部に螺合連結
される前記鍵装置Aは次の如く構成されている。図1、
図2、図5に示すように、前記開閉扉1の裏面1bへの
取付け部を備えたABS樹脂製のケーシング20に、当
該ケーシング20に形成された開口20aを通して縦框
等の固定部21側の被係合部材22に係合可能な係合部
23Aを備えたジュラコン樹脂製のラッチ本体23と、
当該ラッチ本体23を係合側に突出付勢するための弾性
付勢体の一例である一対のコイルスプリング24、及
び、前記ラッチ本体23の出退方向に対してほぼ直交す
る方向(直交方向を含む)に移動自在なジュラコン樹脂
製の筒状の操作軸25とを設けるとともに、前記ラッチ
本体23には、前記操作軸25の一端部に設けた押圧体
26と接当し、かつ、その接当状態での操作軸25の開
閉扉1の表面側への引張操作に連れて前記ラッチ本体2
3を両コイルスプリング24の弾性復元力に抗して係合
解除位置に移動させるカム面27を形成し、更に、前記
操作軸25の他端部には、当該操作軸25の一端側(開
閉扉1の裏面側)から挿入した連結ボルト28を介して
前記把手2の他端部2Bを締付け固定してある。
【0018】前記ケーシング20は、前記操作軸25の
他端側に向かって開口するケース20Aと、当該ケース
20Aの開口を閉止する蓋体20Bとから構成されてい
るとともに、前記蓋体20Bには、前記操作軸25の他
端部側を軸芯方向に沿って摺接移動自在に案内する円筒
状のガイド筒部20bが突出形成されている。
【0019】前記ケース20Aの側壁の長辺方向に沿う
内面の各々には、ラッチ本体23のうち、該ラッチ本体
23の出退方向及び操作軸25の軸芯方向に対して共に
直交する方向(開閉扉1の厚み方向)の両側面の各々に
突出形成したバネ受け部23Bが前記出退方向に沿って
移動自在に係入する凹部29が形成されているととも
に、前記各凹部29のうち、ラッチ本体23のバネ受け
部23Bに相対向する端面の各々を、前記バネ受け部2
3Bとの間でコイルスプリング5を保持するためのバネ
受け部30に構成してある。また、前記ケース20Aの
短辺方向に沿う一方の側壁には、前記ラッチ本体23の
先端に形成された先窄まり形状(ほぼ三角柱状)の係合
部23Aが出退移動する開口20aが切欠き形成されて
いるとともに、前記被係合部材22には、ラッチ本体2
3の係合部23Aが係合して、該係合部23Aの扉厚み
方向での移動を接当阻止可能なほぼVの字状の凹部22
aが形成されている。
【0020】前記ケース20Aの天板部の内面には、操
作軸25のうち、その軸芯方向の中央部に形成された四
角柱状部25Aを軸芯方向にのみ摺動自在に案内する一
対のガイド板31が、前記ラッチ本体23の出退方向に
間隔を隔てて一体的に突設形成され、この両ガイド板2
3のガイド面の各々には、操作軸25の四角柱状部25
Aの外面に軸芯方向に沿って形成された横断面ほぼVの
字状の縦溝25aに係合するほぼ三角柱状の突条31a
が一体成形されている。
【0021】前記ラッチ本体23には、当該ラッチ本体
23の係合位置と係合解除位置とにわたる出退移動を許
容する状態で操作軸25の一端部及び前記両ガイド板3
1が入り込む矩形状の貫通孔32を形成し、この貫通孔
32に臨むラッチ本体23の内面と操作軸25の外面と
のうち、前記ラッチ本体23の出退方向及び操作軸25
の軸芯方向に対してそれぞれほぼ直交する方向(開閉扉
1の厚み方向)で相対向する部位の各々に、前記カム面
27を備えたほぼVの字状のカム溝33と、前記押圧体
26を構成する長円柱状の突起とを形成してある。
【0022】前記突起26は、図1に示すように、前記
ラッチ本体23が両コイルスプリング24の弾性復元力
でケーシング20外に最大限突出した係合位置に保持さ
れているとき、カム溝33のカム面27の山部(頂部)
側の一端部(開閉扉1の裏面から最も離れる側の一端
部)に位置するように構成されているとともに、この係
合状態では、前記操作軸25の四角柱状部25Aに形成
された縦溝25aの一端部に対して、ケース20A側の
両突条31aの端面が軸芯方向から当接し、かつ、前記
把手2の他端部2Bの端面が蓋体20Bのガイド筒部2
0bの端面に対して軸芯方向から当接するように構成さ
れている。しかし、開閉扉1に対するケーシング20の
取付け位置誤差等によっては、突起26がカム面27の
山部(頂部)に移動するまでに、ラッチ本体23の係合
部23Aの先端が被係合部材22の凹部22aに当接し
て、この当接状態から突起26がカム面27の山部(頂
部)に位置するまでの範囲において、操作軸25のみが
ラッチ本体23側に押し込み移動自在となる。つまり、
操作軸25に連結された把手2に前記範囲のガタ付き
(遊び)発生することになるが、該第1実施形態におい
は、前記蓋体20Bのガイド筒部20b内で、かつ、該
ガイド筒部20bの端部に直径方向内方に向かって形成
した鍔部と前記操作軸25の四角柱状部25Aの他端面
との間に、操作軸25を軸芯方向の一端側に移動付勢す
る、換言すれば、前記操作軸25の四角柱状部25Aに
形成された縦溝25aの一端部に対して、ケース20A
側の両突条31aの端面が軸芯方向から当接し、かつ、
前記把手2の他端部2Bの端面が蓋体20Bのガイド筒
部20bの端面に対して軸芯方向から当接するように、
前記操作軸25を軸芯方向の一端側に移動付勢する第2
弾性付勢体の一例である圧縮コイルスプリング34を介
在してあるため、操作軸25に連結された把手2にガタ
付き(遊び)が発生することがない。
【0023】また、前記開閉扉1に形成された貫通孔3
5には、把手2の他端部2Bを引張操作自在に摺動案内
するABS樹脂製のガイド筒36が取付けられている。
【0024】〔第2実施形態〕上述の第1実施形態で
は、前記開閉扉1の裏面1b側から可動筒体5内に挿通
させたネジ部材8の先端側を把手2の一端部2Aに螺合
して、可動筒体5の取付け面5aと把手2の一端部2A
とを締付け固定するように構成したが、図6に示すよう
に、前記把手2の一端部2Aに、可動筒体5に連通する
貫通孔2Cを形成するとともに、前記可動筒体5の内周
面には、把手2の貫通孔2Cに挿入されたネジ部材8に
螺合する雌ネジを形成して、開閉扉1の表面1a側から
把手2の貫通孔2Cに挿入されたネジ部材8により、可
動筒体5の取付け面5aと把手2の一端部2Aとを締付
け固定するように構成してもよい。また、当該第2実施
形態においては、前記把手2の貫通孔2Cの開口を閉止
する合成樹脂製のキャップ10が嵌着されている。その
他の構成は第1実施形態と同一であり、同一構成の部分
には同一番号を付記してそれの説明は省略する。
【0025】〔第3実施形態〕図7、図8は、可動板の
一例である揺動開閉自在な開閉扉1の表面1aに対し
て、コの字状の把手2を前方側に一定範囲内で引張操作
自在に取付けるための把手取付け具を示し、前記開閉扉
1に形成した円形状の貫通孔3に挿入可能で、かつ、前
記貫通孔3の一方(開閉扉1の裏面1b側)の開口周縁
側に接当する第1鍔部11Aを一端部に形成してあるA
BS樹脂等の合成樹脂製の第1取付け筒体11の内周面
に雌ネジ11aを形成するとともに、前記貫通孔3の他
方(開閉扉1の表面1a側)の開口周縁側に接当する第
2鍔部12Aを一端部に形成してあるABS樹脂等の合
成樹脂製の第2取付け筒体12の外周面には雄ネジ12
aを形成して、第1取付け筒体11の雌ネジ11aと第
2取付け筒体12の雄ネジ12aとを筒軸芯方向から脱
着自在に螺合結合させてある。
【0026】前記第2取付け筒体12内には、把手2の
一端部2Aに対する取付け面13aを一端側に備えたA
BS樹脂等の合成樹脂製の可動筒体13を、前記取付け
面13aが第2鍔部12A側に位置する状態で挿入し、
前記第2取付け筒体12の内周面と可動筒体13の外周
面との間に、第2取付け筒体12に対する可動筒体13
の前記第2鍔部12A側への突出移動を一定範囲内に規
制する接当規制部14と、第2取付け筒体12に対して
可動筒体13を第2鍔部12Aの存在側とは反対側(開
閉扉1の裏面1b側)に移動付勢する弾性付勢体の一例
であるバネ鋼製のコイルスプリング15とを設けるとと
もに、前記可動筒体13の取付け面13aに把手2の一
端部2Aを締付け固定するネジ部材16を、前記第2鍔
部12Aの存在側とは反対側(開閉扉1の裏面1b側)
から可動筒体13内に挿通させてある。
【0027】前記接当規制部14は、第2取付け筒体1
2の第2鍔部12A側の一端部から直径方向外方に一体
的に突出形成した第1環状突起14Aと、この第1環状
突起14Aに対して筒軸芯方向から相対向する状態で可
動筒体13の一端から直径方向外方に一体的に突出形成
した第2環状突起14Bとから構成されていて、前記第
1環状突起14Aと第2環状突起14Bとの間に前記コ
イルスプリング15が介在されている。そして、前記第
2取付け筒体12に対する可動筒体13の前記第2鍔部
12A側への最大突出位置を、前記コイルスプリング1
5が最大限に圧縮される位置に規制する、換言すれば、
第2取付け筒体12に対する可動筒体13の前記第2鍔
部12A側への突出移動範囲を、非引張操作時における
両環状突起14A,14Bの対向面間距離から最大限に
圧縮されたコイルスプリング15の筒軸芯方向長さを差
し引いた長さの範囲に規制するように構成されている。
前記第1取付け筒体11は、前記第2取付け筒体12の
他端側(開閉扉1の裏面1b側)の開口を閉止可能な有
底筒状体から構成されている。
【0028】そして、上述の如く構成された把手取付け
具を開閉扉1に取付ける場合は、前記第2取付け筒体1
2内に可動筒体13及びコイルスプリング15を組付
け、この組付け状態で可動筒体13の取付け面13aと
把手2の一端部2Aとを、第2取付け筒体12の第2鍔
部12Aの存在側とは反対側から可動筒体13内に挿通
させたネジ部材16によって締付け固定したのち、前記
開閉扉1の表面1a側から貫通孔3内に挿入された第2
取付け筒体12と開閉扉1の裏面1b側から貫通孔3内
に挿入された第1取付け筒体11とを、それらの第2鍔
部12A及び第1鍔部11Aが開閉扉1の表裏両面1
a,1bに接当する状態まで螺合結合することにより、
開閉扉1に対して把手2を前方側に一定範囲内で引張操
作自在に確実に取付けることができる。従って、前記第
1取付け筒体11と第2取付け筒体12との結合を最小
限維持できるだけの螺合代を除いた他の残りの螺合代
が、開閉扉1の板厚変動を吸収するための調節代として
利用することができるから、開閉扉1の板厚の種類と同
じ種類だけの部品を制作しておく必要がなく、少品種化
によって製造コストの低廉化と施工現場での作業能率の
向上とを図ることができる。
【0029】尚、前記把手2の他端部2Bは、開閉扉1
の裏面に取付けられた鍵装置Aの操作軸25に螺合固定
されている。この鍵装置Aは、第1実施形態で説明した
鍵装置Aと同一であるため、それの説明は省略する。
【0030】〔その他の実施形態〕 上述の各実施形態では、前記弾性付勢体7,15と
してコイルスプリングを用いたが、皿バネや弾性ゴム等
の他の弾性付勢体を用いてもよい。 上述の各実施形態では、前記可動板1として、揺動
開閉自在な開閉扉を例に挙げて説明したが、スライド開
閉自在な開閉扉や机等に装備される引出しの前面板など
の他の可動板1にも本発明の技術を適用することができ
る。 上述の各実施形態では、前記把手2としてコの字状
のものを用いたが、把手2の形状は使用目的に応じて種
々変更可能であり、また、把手2の引張操作に連動して
係合解除される鍵装置の構造も種々変更可能である。 上述の第1実施形態では、前記固定部材8としてネ
ジ部材を用いたが、嵌合形式のものを用いてもよい。 特許請求の範囲の請求項で記載した「貫通孔3の開
口周縁側に接当する」とは、前記貫通孔3の開口周縁の
全域に亘って接当する必要はなく、その周方向で部分的
に接当するものであってもよく、また、可動板1の外面
で、かつ、貫通孔3の開口周縁から少し直径方向外方に
離れた部位に接当するものであってもよい。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の把手取付け構造を示す非引張操
作時の断面図
【図2】引張操作時の断面図
【図3】要部の拡大断面図
【図4】把手取付け具の分解斜視図
【図5】鍵装置の分解斜視図
【図6】第2実施形態の把手取付け構造を示す非引張操
作時の断面図
【図7】第3実施形態の把手取付け構造を示す非引張操
作時の一部切欠き図
【図8】把手取付け具の分解斜視図
【図9】従来の把手取付け構造を示す非引張操作時の断
面図
【符号の説明】
1 可動板(開閉扉) 2 把手 3 貫通孔 4 取付け筒体 4A 鍔部 4a 抜止突起 5 可動筒体 5a 取付け面 6 接当規制部 7 弾性付勢体(コイルスプリング) 8 固定部材(ネジ部材) 9 キャップ 11 第1取付け筒体 11A 第1鍔部 12 第2取付け筒体 12A 第2鍔部 13 可動筒体 13a 取付け面 14 接当規制部 15 弾性付勢体(コイルスプリング) 16 ネジ部材 25 操作軸 A 鍵装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉や引出しの前面板等の可動板(1)の
    表面に対して、把手(2)を前方側に一定範囲内で引張
    操作自在に取付けるための把手取付け構造であって、 前記可動板(1)に形成した貫通孔(3)に、該貫通孔
    (3)の開口周縁側に接当する鍔部(4A)を備えた取
    付け筒体(4)を、前記可動板(1)の表面側から挿入
    固定し、この取付け筒体(4)内に、前記把手(2)に
    対する取付け面(5a)を備えた可動筒体(5)を、前
    方側へ一定範囲内で突出移動自在に挿入するとともに、
    前記取付け筒体(4)の内周面と可動筒体(5)の外周
    面との間には、取付け筒体(4)に対して可動筒体
    (5)を可動板(1)の背面側に移動付勢する弾性付勢
    体(7)を介装し、更に、前記可動筒体(5)の取付け
    面(5a)に把手(2)を固定する固定部材(8)を設
    けてある把手取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔(3)に対して可動板(1)
    の裏面側からキャップ(9)が嵌着されている請求項1
    記載の把手取付け構造。
  3. 【請求項3】 扉や引出しの前面板等の可動板(1)の
    表面に対して、把手(2)を前方側に一定範囲内で引張
    操作自在に取付けるための把手取付け具であって、 前記可動板(1)に形成した貫通孔(3)に挿入固定可
    能で、かつ、前記貫通孔(3)の開口周縁側に接当する
    鍔部(4A)を一端部に形成してある取付け筒体(4)
    内に、前記把手(2)に対する取付け面(5a)を一端
    側に備えた可動筒体(5)を、前記取付け面(5a)が
    取付け筒体(4)の鍔部(4A)側に位置する状態で挿
    入し、前記取付け筒体(4)の内周面と可動筒体(5)
    の外周面との間に、取付け筒体(4)に対する可動筒体
    (5)の前記鍔部(4A)側への突出移動を一定範囲内
    に規制し、かつ、取付け筒体(4)に対する可動筒体
    (5)の前記鍔部(4A)の存在側とは反対側への抜け
    出し移動を接当阻止する接当規制部(6)と、取付け筒
    体(4)に対して可動筒体(5)を鍔部(4A)の存在
    側とは反対側に移動付勢する弾性付勢体(7)とを設け
    るとともに、前記可動筒体(5)の取付け面(5a)に
    把手(2)を締付け固定するネジ部材(8)を、前記鍔
    部(4A)の存在側とは反対側から可動筒体(5)内に
    挿通させてある把手取付け具。
  4. 【請求項4】 前記取付け筒体(4)の外周面には、該
    取付け筒体(4)を可動板(1)の貫通孔(3)に打ち
    込み固定したとき、前記貫通孔(3)の内周壁に食い込
    む抜止突起(4a)が突出形成されている請求項3記載
    の把手取付け具。
  5. 【請求項5】 扉や引出しの前面板等の可動板(1)の
    表面に対して、把手(2)を前方側に一定範囲内で引張
    操作自在に取付けるための把手取付け具であって、 前記可動板(1)に形成した貫通孔(3)に挿入可能
    で、かつ、前記貫通孔(3)の一方の開口周縁側に接当
    する第1鍔部(11A)を一端部に形成してある第1取
    付け筒体(11)内に、前記貫通孔(3)の他方の開口
    周縁側に接当する第2鍔部(12A)を一端部に形成し
    てある第2取付け筒体(12)を螺合し、前記第2取付
    け筒体(12)内には、把手(2)に対する取付け面
    (13a)を一端側に備えた可動筒体(13)を、前記
    取付け面(13a)が第2鍔部(12A)側に位置する
    状態で挿入し、前記第2取付け筒体(12)の内周面と
    可動筒体(13)の外周面との間に、第2取付け筒体
    (12)に対する可動筒体(13)の前記第2鍔部(1
    2A)側への突出移動を一定範囲内に規制する接当規制
    部(14)と、第2取付け筒体(12)に対して可動筒
    体(13)を第2鍔部(12A)の存在側とは反対側に
    移動付勢する弾性付勢体(15)とを設けるとともに、
    前記可動筒体(13)の取付け面(13a)に把手
    (2)を締付け固定するネジ部材(16)を、前記第2
    鍔部(12A)の存在側とは反対側から可動筒体(1
    3)内に挿通させてある把手取付け具。
  6. 【請求項6】 前記第1取付け筒体(11)が、前記第
    2取付け筒体(12)の他端側の開口を閉止可能な有底
    筒状体から構成されている請求項5記載の把手取付け
    具。
  7. 【請求項7】 前記把手(2)のうち、前記取付け面
    (5a,13a)から偏位した部位に、鍵装置(A)の
    操作軸(25)に対する取付け部が形成されている請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の把手取付け具。
JP26506895A 1995-10-13 1995-10-13 把手取付け構造及び把手取付け具 Pending JPH09103332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104706047A (zh) * 2015-04-01 2015-06-17 北华大学 桌面充气隔间

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