JP4724025B2 - キーユニット - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ別々に形成されて相互に結合される一対の合成樹脂から成るケース部材を少なくとも備える把持ケースに、シリンダ錠に差し込み可能なキープレートの一端部にキーヘッドが結合されて成るメカニカルキーの前記キーヘッドが、前記メカニカルキーの全体を格納する格納位置ならびに前記キープレートを突出させる突出位置間で前記メカニカルキーを回動させることを可能として支持されるキーユニットに関する。
このようなキーユニットは、たとえば特許文献1で既に知られており、このものでは、メカニカルキーのキーヘッドが、メカニカルキーの全体を格納する格納位置ならびにキープレートを突出させる突出位置間でメカニカルキーを変位させることを可能として把持ケースに支持されている。
特開昭63−110377号公報
ところで、把持ケースにキーホルダを連結することができれば携帯に便利であり、そのためにキーホルダを連結するための金属製のホルダリングを把持ケースに取り付けたいと言う要望があるが、従来のものでは、把持ケースにキーホルダを連結するための開口部を設けるのが一般的である。ところがメカニカルキーのキーヘッド内にイモビライザー用の通信手段が内臓されたり、把持ケース内にキーレスエントリー用の通信手段が内蔵されたりするようにして各種機能が付加されることにより、把持ケースの厚みが近年増加しており、把持ケースにキーホルダ連結用の開口部を設けた構成ではキーホルダの大型化が必要となってしまう。
このため把持ケースとは別体の金属製のホルダリングを把持ケースに取り付けることが考えられているが、ポケットからキーホルダの紐等を引っ張ってキーユニットを取り出す際にホルダリングの把持ケースへの取付け部には比較的大きな荷重が作用するものであり、その荷重に耐えるような取付け強度でホルダリングを把持ケースに取り付けることが必要であり、しかもホルダリングを把持ケースに組付けるにあたっては組付け作業を容易とすることが望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、組付けを容易とするとともに組付け強度を高めて金属製のホルダリングを把持ケースに取付け得るようにしたキーユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、それぞれ別々に形成されて相互に結合される一対の合成樹脂から成るケース部材を少なくとも備える把持ケースに、シリンダ錠に差し込み可能なキープレートの一端部にキーヘッドが結合されて成るメカニカルキーの前記キーヘッドが、前記メカニカルキーの全体を格納する格納位置ならびに前記キープレートを突出させる突出位置間で前記メカニカルキーを回動させることを可能として支持されるキーユニットにおいて、キーホルダを連結するための金属製のホルダリングが、前記両ケース部材間に挟持される被挟持部と、その被挟持部に一体に連なり且つ前記把持ケース外に突出してキーホルダを連結させる部分とを備えており、前記ホルダリングの前記被挟持部には、一方のケース部材に設けられた複数の嵌合孔にそれぞれ嵌合する複数の嵌合突起が一体に突設され、前記一方のケース部材には、前記ホルダリングの前記被挟持部に設けられた係合孔に弾発係合する係合爪が一体に突設されることを特徴とする。
なお実施例ではモジュールケース29およびモジュールカバー31が本発明のケース部材に対応する。
本発明の上記構成によれば、金属製のホルダリングを、それぞれ別々に形成されて把持ケースの少なくとも一部を構成する一対のケース部材の一方に、当該一方のケース部材に設けられた係合爪をホルダリングの係合孔に弾発係合するとともにホルダリングが備える複数の嵌合突起を前記一方のケース部材の嵌合孔に嵌合した状態で、両ケース部材を結合することによりホルダリングの被挟持部が両ケース部材間に挟持されるようにして把持ケースに取付けられることになる。しかも係合爪の係合孔への弾発係合によってホルダリングを一方のケース部材に仮組付けすることが可能であるので組付けが容易となり、また金属製のホルダリングが備える複数の嵌合突起を一方のケース部材の嵌合孔に嵌合するようにしているので、ホルダリングに外力が作用してもその外力が複数箇所に分散されてホルダリングの把持ケースへの取付け箇所に作用することになり、組付け強度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図20は本発明の一実施例を示すものであり、図1はメカニカルキーが突出位置にある状態でのキーユニットの側面図、図2はメカニカルキーが格納位置にある状態でのキーユニットの側面図、図3は図2の3矢視図、図4はメカニカルキーを図1とは反対側から見た側面図、図5は図4の5−5線断面図、図6はメカニカルキーをシリンダ錠に差し込んだ状態を示す縦断側面図、図7はキーユニットの分解斜視図、図8は図1の8−8線断面図、図9は図8の9矢示部拡大図、図10はロアケースがインサート結合された状態のモジュールケースの一部を示す側面図、図11はモジュールケースの金型成形時の状態を図10の11−11線に沿って示す断面図、図12はモジュールケースの金型成形時の状態を図10の12−12線に沿って示す断面図、図13はアッパケースの斜視図、図14は支軸にメカニカルキーを回動可能に支持した状態を示す側面図、図15は図9の15−15線断面図、図16は図15の16−16線断面図、図17はアッパケースがばね係合位置にある状態を示す側面図、図18は締結位置に回動したアッパケースをロアケースに締結した状態での図17に対応した一部切欠き側面図、図19は図18の19−19線断面図、図20は図1の20−20線断面図である。
先ず図1〜図3において、このキーユニット11は、メカニカルキー12と、該メカニカルキー12の全体を格納する格納位置ならびにメカニカルキー12の一部を突出させる突出位置間での回動を可能としてメカニカルキー12を支持する把持ケース13とを備える。
図4および図5において、メカニカルキー12は、金属製のキープレート15と、該キープレート15の一端に結合されるキーヘッド16とから成り、キーヘッド16はキープレート15の一端をインサート結合するようにして合成樹脂により形成される。しかもキーヘッド16には、キープレート15の長手方向と平行に長く延びる矩形状の収容凹部17がキーヘッド16の一側面に開口するようにして設けられる。また収容凹部17の長手方向両端の幅方向一端側に連なる凹部19,19が収容凹部17よりも浅くしてキーヘッド16に設けられる。
前記収容凹部17にはトランスポンダー14が収容されるものであり、収容凹部17内のトランスポンダー14を保持するようにしてキーヘッド16に蓋部材21が接着される。而して蓋部材21は、収容凹部17を覆う蓋部21aと、前記凹部19…にそれぞれ嵌合するようにして前記蓋部21aに連なる一対の突部21b,21bとを一体に有するものである。
ところで、メカニカルキー12のキーヘッド16は、メカニカルキー12の全体を格納する格納位置(図2および図3で示す位置)と、メカニカルキー12のうちキープレート15を突出させる突出位置(図1で示す位置)との間で回動するようにして前記把持ケース13に支持されるものであり、把持ケース13から突出した状態にあるキープレート15は、図6で示すように、車両の操向ハンドルのロックおよびロック解除を切換えるとともにエンジンのオン・オフを切換えるシリンダ錠24のキー孔25に挿入される。而してキープレート15のキー孔25への挿入時に、前記シリンダ錠24の前端に設けられるコイル26からの電磁力を受けてトランスポンダー14が特定のID信号を発信し、そのIDコードが予め設定されているIDコードと一致したことをシリンダ錠24側で確認するのに応じて、キーユニット11によるエンジン始動が可能となる。
図7〜図9を併せて参照して、把持ケース13は、金属たとえば亜鉛合金等の軽金属から成るロアケース27と、金属たとえば亜鉛合金等の軽金属により形成されて前記ロアケース27にねじ部材32,32で結合されるアッパケース28と、前記ロアケース27の一部を一端部にインサート結合せしめて合成樹脂により形成されるモジュールケース29と、前記アッパケース28を覆ってモジュールケース29に超音波溶着される合成樹脂製のカバー30と、該カバー30および前記モジュールケース29に弾発係合されるとともにモジュールケース29にねじ部材33で締結される合成樹脂製のモジュールカバー31とを備える。
図10を併せて参照して、ロアケース27は、平板状の基板27aと、該基板27aに直角に連設されてアッパケース28側に突出する円筒状の支軸27bと、円弧状の断面形状を有して支軸27bの一部を囲む連結壁部27cとを一体に有し、前記基板27aがモジュールケース29の内面側にインサート結合される。
ところで、前記モジュールケース29の金型成形にあたっては、図11および図12で示すように、モジュールケース29の外面側を成形する第1の金型81と、モジュールケース29の内面側を成形するとともに前記ロアケース27の基板27aに当接するようにして第1の金型81に対して近接、離反可能な第2の金型82とが用いられるのであるが、第2の金型82には、前記支軸27bの軸線に直交する方向での前記ロアケース27の位置を定めるべく、前記支軸27bおよび前記連結壁部27cを嵌合せしめる嵌合凹部82a,82bが設けられる。
しかも第2金型82には、前記支軸27bに設けられた係合孔83に係合して当該支軸27bの軸方向に沿うロアケース27の位置を定めるスライド金型84が、前記支軸27bの半径方向に移動することを可能として配設される。
図13を併せて参照して、アッパケース28には、ロアケース27側に突出して前記支軸27bの先端部に嵌合する支持筒部28aと、円弧状の断面形状を有して支持筒部28aの一部を囲む連結壁部28bとが一体に設けられる。
而して前記支軸27bの先端部に支持筒部28aを嵌合するとともに連結壁部27c,28bを相互に当接させた状態で、アッパケース28はロアケース27の連結壁部27cにねじ部材32…で締結される。
相互に嵌合、連結される支軸27bおよび支持筒部28aは、メカニカルキー12におけるキーヘッド16の中央部に設けられた支持孔48を貫通するものであり、ロアケース27およびアッパケース28間に挟まれる前記キーヘッド16は、連結状態にある連結壁部27c,28bの内方で支軸27bおよび支持筒部28aの軸線まわりに回動する。
またカバー30には、アッパケース28における支持筒部28aの上端開口部に対応した窓35が設けられており、カバー30は、前記モジュールケース29に対して位置決めされた状態で該モジュールケース29に超音波溶着される。
前記モジュールケース29の一端部およびカバー30間には、メカニカルキー12のキープレート15を突出させるための開口部39がメカニカルキー12の格納位置では前記キーヘッド16の外周の一部を臨ませるようにして形成されており、メカニカルキー12を把持ケース13内に格納すべく把持ケース13の側部に開放して前記開口部39に連なるスリット状の開口部40が、前記モジュールケース29、前記カバー30および前記モジュールカバー31によって形成される。
支軸27bおよび支持筒部28a内には、上端の半球状閉塞部を前記窓35に臨ませるようにして有底円筒状に形成されるリリースボタン41が上下動を可能として挿入されており、ロアケース27およびリリースボタン41間には、リリースボタン41を上方すなわちロアケース27から離反させる側に付勢するコイルばね42が縮設される。
図14を併せて参照して、ロアケース27側でリリースボタン41の外周には、その一直径線に沿って外側方に突出する第1および第2規制突部43,44が一体に突設される。またロアケース27の支軸27bには、軸方向にスリット状に延びる第1および第2規制孔45,46が設けられており、それらの規制孔45,46に前記両規制突部43,44を嵌合せしめることにより、支軸27bおよび支持筒部28a内に挿入されたリリースボタン41が制限された範囲で軸方向に移動することが許容されるとともに、支軸27bおよび支持筒部28a内でのリリースボタン41の回転が阻止される。
また前記両規制突部43,44間でリリースボタン41の外周には位置決め突部86が突設されており、前記支軸27bの内周には位置決め突部86をスライド可能に嵌合せしめる嵌合溝87が軸方向に延びるようにして設けられる。而して位置決め突部86の嵌合溝87への嵌合により、支軸27bの軸線まわりでの支軸27bおよびリリースボタン41の相対位置が一定に定めることになる。
前記メカニカルキー12におけるキーヘッド16の中央部には、支軸27bを嵌合せしめる支持孔48が設けられるとともに、支軸27bの先端部および支持筒部28aを囲繞してアッパケース28側の側面に一端を開口するばね収容孔47が、支持孔48よりも大径にして前記支持孔48の一端に同軸に連なるようにして設けられ、ばね収容孔47および支持孔48間にはアッパケース28側に臨む環状の段部49が形成される。
前記段部49およびアッパケース28間には、支軸27bおよび支持筒部28aを囲繞するねじりばね50が、ばね収容孔47に収容されるようにして配置されており、該ねじりばね50の両端はアッパケース28およびキーヘッド16に係合される。而してこのねじりばね50は、キーヘッド16すなわちメカニカルキー12を、格納位置から突出位置に回動する方向に付勢するばね力を発揮する。
而してねじりばね50の一端に設けられる係合部50aは、図14で明示するように、前記ばね収容孔47の内面に開口するようにして前記キーヘッド16のアッパケース28側に臨む面に設けられる係止孔51に係合される。また図7および図13で示すように、アッパケース28には、前記ねじりばね50の他端に設けられる係合部50bを係合させる溝状のばね係止部28cが設けられる。
図15を併せて参照して、前記キーヘッド16には、前記支持孔48の他端に一端を同軸に連ならせて支持孔48よりも大径に形成される挿入孔52が、第1および第2規制突部43,44を当接させ得る環状の段部53を前記支持孔48との間に形成するとともに支軸27bを囲むようにして同軸に設けられ、挿入孔52の他端はキーヘッド16のアッパケース28とは反対側の側面に開口する。またメカニカルキー12が格納位置および突出位置間で回動する際に、支軸27bから先端部を突出させた第1規制突部43がキーヘッド16に対して相対回動することを許容するための円弧状の案内凹部54が、前記挿入孔52の内周の一部を拡径方向に拡大するようにしてキーヘッド16に設けられており、前記挿入孔52および案内凹部54間には、第1規制突部43を摺接させる円弧状の摺接段部55が形成される。
しかも案内凹部54の周方向一端は、支軸27bの外周の第1規制孔45に隣接した位置に突設される突部56を当接させる第1規制面57として形成されるものであり、突出位置側にねじりばね50で付勢されるメカニカルキー12の突出位置側への回動端は前記第1規制面57を支軸27bの突部56に当接させることによって規制される。また図16で示すように、前記第1規制面57の近傍で摺接段部55には、第1規制突部43を嵌合せしめる第1嵌合凹部58が設けられており、第1規制面57を支軸27bの突部56に当接させてメカニカルキー12が突出位置にある状態でリリースボタン41に外力を作用させない自然な状態としたときには、コイルばね42で付勢されているリリースボタン41の第1規制突部43が第1嵌合凹部58に嵌合し、それにより突出位置でのメカニカルキー12の姿勢が保持される。しかも第1嵌合凹部58の周方向両端壁のうち第1規制面57とは反対側の端壁はカム面58aとして機能するように傾斜して形成される。
また前記案内凹部54の周方向他端は、メカニカルキー12の格納位置で第1規制突部43が当接する第2規制面59として形成されるものであり、第2規制面59に当接した第1規制突部43を嵌合させる第2嵌合凹部60が摺接段部55の周方向他端に設けられる。すなわち第2規制面57を第1規制突部43に当接させてメカニカルキー12が格納位置にある状態でリリースボタン41に外力を作用させない自然な状態としたときには、コイルばね42で付勢されているリリースボタン41の第1規制突部43が第2嵌合凹部60に嵌合し、それにより格納位置でのメカニカルキー12の姿勢が保持される。
而してメカニカルキー12を格納位置から突出位置側に回動するときには、窓35に臨むリリースボタン41をコイルばね42のばね力に抗して押し込んだ後に手を放せばよく、そうすれば第2嵌合凹部60から離脱した第1規制突部43を摺接段部55に摺接させながらメカニカルキー12のキーヘッド16がねじりばね50のばね力によって突出位置側に自動的に回動することになり、突出位置ではリリースボタン41が第1規制突部43を第1嵌合凹部58に嵌合するようにコイルばね42で押し出され、第1規制突部43の第1嵌合凹部58への嵌合により、メカニカルキー12の突出位置での姿勢が保持されることになる。
メカニカルキー12を突出位置から格納位置側に回動するときには、窓35に臨むリリースボタン41を回動操作初期にコイルばね42のばね力に抗して押し込めばよく、そうすれば第1嵌合凹部58から離脱した第1規制突部43を摺接段部55に摺接させながら格納位置まで手動操作によって回動操作することができ、格納位置でリリースボタン41が第1規制突部43を第2嵌合凹部60に嵌合するようにコイルばね42で押し出され、第1規制突部43の第2嵌合凹部60への嵌合によりメカニカルキー12の格納位置での姿勢が保持される。またリリースボタン41を押し込むことなく、メカニカルキー12のキープレート15に格納位置側に回動する側への力を加えても良く、そうすれば、第1嵌合凹部58に嵌合していた第1規制突部43がカム面58aを登るようにしてリリースボタン41をコイルばね42のばね力に抗して押し込み側に移動させ、第1規制突部43を第1嵌合凹部58から離脱させることができるので、メカニカルキー12を格納位置側に回動操作することができる。
しかもリリースボタン41に外力を作用させない自然な状態では、突出位置側にコイルばね42で弾発付勢されたリリースボタン41の第1および第2規制突部43,44がメカニカルキー12のキーヘッド16に当接することで、キーヘッド16はアッパケース28に摺接するように弾発付勢されることになる。
前記アッパケース28をロアケース27に組付けるにあたっては、先ずロアケース27の支軸27bにコイルばね42およびリリースボタン41を装着し、当該支軸27bをキーヘッド16の支持孔48に挿通させたメカニカルキー12を突出位置に配置し、前記キーヘッド16のばね収容孔47に収容したねじりばね50の一端側係合部50aを係止孔51に係合した状態で、アッパケース28の支持筒部28aを支軸27bに嵌合、連結しつつ、図17で示すばね係合位置にアッパケース28を配置し、外力を加えない自然な状態にある前記ねじりばね50の他端の係合部50bをばね係止部28cに係合させる。
次いでコイルばね42で弾発付勢された状態にあるキーヘッド16に当接したアッパケース28を、前記コイルばね42のばね力に対抗するようにして押さえつつ図18で示す締結位置まで支軸27bの軸線まわりに所定量回動し、ロアケース27の連結壁部27cにアッパケース28の連結壁部28bを当接させる。
而して前記ばね係合位置から前記締結位置までのアッパケース28の回動によって前記ねじりばね50は弾発力を発揮する側に巻かれることになるものであり、前記ロアケース27の連結壁部27cには、前記締結位置にアッパケース28が回動してきたときに、アッパケース28に設けられている当接面28dを当接させる位置決め規制部27dが外方に膨らむようにして設けられ、前記当接面28dを位置決め規制部27dに当接させることで、アッパケース28の締結位置が定まることになる。
ところでリリースボタン41を押さない限り、アッパケース28にはキーヘッド16が弾発的に当接しており、アッパケース28はロアケース27から離反する側に作用する弾発力が作用しているのであるが、アッパケース28が前記締結位置にあるときに、図19で示すように、アッパケース28に作用する前記弾発力を相互に圧接する方向で受けるようにして当接する当接面88,89が、支軸27bの軸線に直交する平面に沿うようにしてロアケース27の連結壁部27cおよびアッパケース28の連結壁部28bにそれぞれ形成される。すなわちロアケース27の連結壁部27cには外方に突出する突部27eが一体に設けられ、アッパケース28の連結壁部28bには該アッパケース28が締結位置にあるときにロアケース27の基板27a側から前記突部27eに対向する突部28eが一体に設けられ、それらの突部27e,28eの対向面が前記当接面88,89としてそれぞれ形成される。
前記ロアケース27の連結壁部27cには、複数たとえば一対のねじ孔90…が設けられており、前記アッパケース28の連結壁部28bには、アッパケース28が締結位置にある状態で前記ねじ孔90…に連なる挿通孔91…が設けられる。而してアッパケース28が締結位置にある状態で前記挿通孔91…に挿通されるねじ部材32…をねじ孔90…に螺合して締めつけることにより、アッパケース28がロアケース27に締結される。
図7に特に注目して、モジュールケース29およびモジュールカバー31間にはキーレスモジュール62が収容されるものであり、このキーレスモジュール62には、格納位置にあるメカニカルキー12のキープレート15を収容するスペースをモジュールケース29との間に形成するための凹部61がモジュールケース29側に臨んで形成される。
前記キーレスモジュール62は、施錠ボタン65、解錠ボタン66およびパニックボタン67を備えており、施錠ボタン65を押すことで自動車に設けられるドアロック機構を自動的に施錠作動せしめる信号を出力し、解錠ボタン66を押すことで前記ドアロック機構を自動的に解除作動せしめる信号を出力し、前記パニックボタン67を押すことで自動車側での警報作動を促す信号を出力するように構成され、前記各ボタン65,66,67は、モジュールカバー31に設けられた窓68,69,70に臨んで配置される。
モジュールカバー31は、前記カバー30に係合されるとともにモジュールケース29に弾発係合されるものであり、メカニカルキー12の突出側とは反対側の端部でモジュールカバー31には、モジュールケース29側に突出する取付け脚部74が一体に突設される。一方、モジュールケース29には、前記取付け脚部74の先端部に対向する金属製のナット75が取付けられており、モジュールケース29および前記取付け脚部74の先端部に挿通されるねじ部材33が前記ナット75に螺合される。
図20を併せて参照して、前記メカニカルキー12の突出側とは反対側でモジュールケース29およびモジュールカバー31間には、図示しないキーホルダを連結するための金属製のホルダリング71が、キーホルダを連結させる部分を含む大部分を把持ケース13から突出させるようにして挟持される。
しかもモジュールケース29およびモジュールカバー31の一方、この実施例ではモジュールカバー31には、複数たとえば一対の有底の嵌合孔92,92が設けられ、前記ホルダリング71の被挟持部には、前記両嵌合孔92…にそれぞれ嵌合する複数の嵌合突起93,93が一体に突設される。
また前記ホルダリング71の被挟持部には、複数たとえば一対の係合孔94,94が設けられており、モジュールカバー31には、前記両係合孔94…にそれぞれ弾発係合する係合爪95,95が一体に突設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、メカニカルキー12は、シリンダ錠24に差し込み可能なキープレート15の一端部にキーヘッド16が結合されて成るものであり、このメカニカルキー12のキーヘッド16は、メカニカルキー12の全体を格納する格納位置ならびにキープレート15を突出させる突出位置間で回動することを可能として把持ケース13に支持されるのであるが、シリンダ錠24側に特定のIDコード信号を発信するトランスポンダー14が、キーヘッド16に内蔵されている。
したがって破損等の原因によってメカニカルキー12が把持ケース13から脱落してしまった場合でも、メカニカルキー12のキーヘッド16にトランスポンダー14が内蔵されているので、メカニカルキー12だけでシリンダ錠24との間での信号の授受が可能であり、メカニカルキー12だけでエンジン始動を行うことができる。
またロアケース27が備える支軸27bの周囲には、メカニカルキー12のキーヘッド16に一端を係合せしめた状態でばね力を発揮しない自然な状態にある前記ねじりばね50の他端をロアケース27と非締結状態にあるアッパケース28のばね係止部28cに係合させるようにしたばね係合位置と、ばね係止部28cにねじりばね50を係合したアッパケース28をねじりばね50に弾発力を発揮させる側に所定量回動させた締結位置とが設定されており、支軸27bの軸線まわりに前記ばね係合位置から前記締結位置に回動したアッパケース28に当接する位置決め規制部27dがロアケース27の連結壁部27cに設けられる。
したがってキーヘッド16の支持孔48にロアケース27の支軸27bを嵌合し、一端をキーヘッド16に係合せしめて自然な状態にあるねじりばね50の他端を、前記支軸27bの先端部に支持筒部28aを嵌合、連結した状態でばね係合位置に配置したアッパケース28のばね係止部28cに係合し、アッパケース28をばね係合位置からねじりばね50が弾発力を発揮する側に捩じるようにして支軸27bのまわりに回動操作して位置決め規制部27dに当接させると、ロアケース27が締結位置に達するとともにねじりばね50が所定の弾発力を発揮するように捩じられることになり、この状態でアッパケース28をロアケース27に締結するので、特別な工具や熟練作業員であることを不要とした簡単な組付け作業でアッパケース28をロアケース27に締結することができ、作業工数の低減も可能となる。
しかもロアケース27およびアッパケース28には、コイルばね42のばね力を、ロアケース27から離反する側にばね付勢されるアッパケース28が前記締結位置にある状態で相互に圧接する方向で受けるようにして当接する当接面88,89が、支軸27bの軸線に直交する平面に沿うようにしてそれぞれ形成されるので、位置決め規制部27dに当接するまでアッパケース28を回動すると、アッパケース28に作用しているばね力でロアケース27およびアッパケース28の当接面88,89が相互に圧接することになり、当接面88,89相互の圧接による摩擦力でアッパケース28から手を離してもアッパケース28が締結位置からばね係合位置側に戻ってしまうことがなく、したがって組付け作業がより容易となる。
また、それぞれ別々に形成されたモジュールケース29およびモジュールカバー31間に挟まれる金属製のホルダリング71に、モジュールカバー31に設けられた一対の嵌合孔92…にそれぞれ嵌合する嵌合突起93…が一体に突設され、ホルダリング72に設けられたたとえば一対の係合孔94…にそれぞれ弾発係合する係合爪95…がモジュールカバー31に一体に突設されるので、モジュールカバー31の係合爪95…をホルダリング71の係合孔94…に弾発係合するとともにホルダリング71の嵌合突起93…をモジュールカバー31の嵌合孔92…に嵌合した状態で、モジュールケース29およびモジュールカバー31を結合することによりホルダリング71が、それの被挟持部をモジュールケース29およびモジュールカバー31間に挟持されるようにして把持ケース13に取付けられることになる。
しかも両係合爪95…の係合孔94…への弾発係合によってホルダリング71をモジュールカバー31に仮組付けすることが可能であるので組付けが容易となり、また金属製のホルダリング71が備える一対の嵌合突起93…をモジュールカバー31の嵌合孔92…に嵌合するようにしているので、ホルダリング71に外力が作用してもその外力が複数箇所に分散されてホルダリング71の把持ケース13への取付け箇所に作用することになり、組付け強度を高めることができる。
さらにロアケース27は、モジュールケース29の内面側にインサート結合される基板27aと、該基板27aに直角に連なる支軸27bを有するものであり、このロアケース27をモジュールケース29にインサート結合する際に、支軸27bの軸線に直交する方向でのロアケース27の位置を定めつつモジュールケース29の内面側を成形する金型82に、支軸27bに係合して当該支軸27bの軸方向に沿うロアケース27の位置を定めるスライド金型84が、支軸27bの半径方向に移動することを可能として配設されている。
したがってロアケース27の基板27aをモジュールケース29の内面側にインサート結合する際に、支軸27bの軸線に沿う方向すなわちモジュールケース29の厚み方向でのロアケース27の位置はスライド金型84によって一定に定められることになり、モジュールケース29の成形時の樹脂圧力によってもロアケース27が移動することはなく、モジュールケース29の厚み方向でのロアケース27の位置を確実に一定に定めることができるようにし、モジュールケース29の外面を安定した確実な意匠面とすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
メカニカルキーが突出位置にある状態でのキーユニットの側面図である。 メカニカルキーが格納位置にある状態でのキーユニットの側面図である。 図2の3矢視図である。 メカニカルキーを図1とは反対側から見た側面図である。 図4の5−5線断面図である。 メカニカルキーをシリンダ錠に差し込んだ状態を示す縦断側面図である。 キーユニットの分解斜視図である。 図1の8−8線断面図である。 図8の9矢示部拡大図である。 ロアケースがインサート結合された状態のモジュールケースの一部を示す側面図である。 モジュールケースの金型成形時の状態を図10の11−11線に沿って示す断面図である。 モジュールケースの金型成形時の状態を図10の12−12線に沿って示す断面図である。 アッパケースの斜視図である。 支軸にメカニカルキーを回動可能に支持した状態を示す側面図である。 図9の15−15線断面図である。 図15の16−16線断面図である。 アッパケースがばね係合位置にある状態を示す側面図である。 締結位置に回動したアッパケースをロアケースに締結した状態での図17に対応した一部切欠き側面図である。 図18の19−19線断面図である。 図1の20−20線断面図である。
11・・・キーユニット
12・・・メカニカルキー
13・・・把持ケース
15・・・キープレート
16・・・キーヘッド
24・・・シリンダ錠
29・・・ケース部材であるモジュールケース
31・・・ケース部材であるモジュールカバー
71・・・ホルダリング
92・・・嵌合孔
93・・・嵌合突起
94・・・係合孔
95・・・係合爪

Claims (1)

  1. それぞれ別々に形成されて相互に結合される一対の合成樹脂から成るケース部材(29,31)を少なくとも備える把持ケース(13)に、シリンダ錠(24)に差し込み可能なキープレート(15)の一端部にキーヘッド(16)が結合されて成るメカニカルキー(12)の前記キーヘッド(16)が、前記メカニカルキー(12)の全体を格納する格納位置ならびに前記キープレート(15)を突出させる突出位置間で前記メカニカルキー(12)を回動させることを可能として支持されるキーユニットにおいて、
    キーホルダを連結するための金属製のホルダリング(71)が、前記両ケース部材(29,31)間に挟持される被挟持部と、その被挟持部に一体に連なり且つ前記把持ケース(13)外に突出してキーホルダを連結させる部分とを備えており、前記ホルダリング(71)の前記被挟持部には、一方のケース部材(31)に設けられた複数の嵌合孔(92)にそれぞれ嵌合する複数の嵌合突起(93)が一体に突設され、前記一方のケース部材(31)には、前記ホルダリング(71)の前記被挟持部に設けられた係合孔(94)に弾発係合する係合爪(95)が一体に突設されることを特徴とするキーユニット。
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