JPH09101905A - 電子機器の故障診断装置 - Google Patents

電子機器の故障診断装置

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JPH09101905A
JPH09101905A JP7284601A JP28460195A JPH09101905A JP H09101905 A JPH09101905 A JP H09101905A JP 7284601 A JP7284601 A JP 7284601A JP 28460195 A JP28460195 A JP 28460195A JP H09101905 A JPH09101905 A JP H09101905A
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mode
internal
electronic device
diagnostic
failure
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JP7284601A
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Yasuo Ohashi
康雄 大橋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守用またはデバッグ用の専用のI/Fを必
要とせず、サービス性・メンテナンス性のよい電子機器
の故障診断装置を提供する。 【解決手段】 入出力ポート部300と、RS232C
用ポート301と内部診断用ポート302のいずれか一
方を選択するセレクタ304と、電圧変換部305と、
モード切替スイッチ306とを備える。入出力ポート部
300は、RS232C用ポート301と、内部診断用
ポート302と、モード切替スイッチ306の状態を検
出するためのスイッチ状態検出用ポート303とを備え
る。セレクタ304は、モード切替スイッチ306の操
作による切替信号309に応じてRS232C用ポート
301または内部診断用ポート302を選択して電圧変
換部305に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
等の画像処理装置やワークステーション等の情報処理装
置、その他の電子機器に発生した故障等のトラブルに対
処するための故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の故障診断を行う場合にお
いては、対象となる電子機器に保守点検用またはデバッ
グ用の専用のインタフェースを装備させ、このインタフ
ェースに端末装置を接続して内部診断を行うようになっ
ていた。より具体的には、電子機器側に予め専用のロジ
ック回路やインタフェース回路を設けておく方法や、必
要な場合にのみ部品を実装したり専用の通信用ボードを
接続するという方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法のうち、電子機器側に予め専用のロジック
回路やインタフェース回路を設けておくという方法で
は、特別の部品類が多くなることからコストアップにつ
ながる。また、保守点検用またはデバッグ用の専用のイ
ンタフェースを電子機器のシステム内部に配置した場合
には、メンテナンスを行う者がシステムを一部解体する
という作業をしなければならず、専門性が必要になると
ともに、サービス性・メンテナンス性に欠ける。このた
め、これらのインタフェース部を外部からのアクセスが
容易な位置に配置しなければならず、電子機器自体の設
計の自由度に制約が生ずるという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、保守用またはデ
バッグ用の専用のI/Fを必要とせず、サービス性・メ
ンテナンス性の良い電子機器の故障診断装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子機器
の故障診断装置は、電子機器に装備され、当該電子機器
に発生した故障の診断処理を行う故障診断装置であっ
て、故障時の電子機器内部の状態を診断するための診断
プログラムを格納する記憶手段と、電子機器に装備され
た汎用の外部インタフェース部を介して外部の端末装置
との間で通常のデータを行う通信モードと前記記憶手段
に格納された診断プログラムに従って内部診断を行うと
ともに前記外部インタフェース部を介して前記端末装置
との間で内部診断に係る情報の送受信を行う内部診断モ
ードとを切り替えるためのモード切替手段と、このモー
ド切替手段を動作させるための操作スイッチとを備えて
いる。
【0006】この電子機器の故障診断装置では、操作ス
イッチの操作によりモード切替手段が動作して内部診断
モードに切り替わるとともに診断プログラムが起動し、
当該電子機器に本来装備されている汎用の外部インタフ
ェースを介して端末装置との間で内部診断に係る情報の
送受信が行われる。
【0007】請求項2記載の電子機器の故障診断装置
は、電子機器に装備され、当該電子機器に発生した故障
の診断処理を行う故障診断装置であって、故障時の電子
機器内部の状態を診断するための診断プログラムを格納
する記憶手段と、電子機器に装備された汎用の外部イン
タフェース部を介して外部の端末装置との間で通常のデ
ータを行う通信モードと、前記記憶手段に格納された診
断プログラムに従って内部診断を行うとともに前記外部
インタフェース部を介して前記端末装置との間で内部診
断に係る情報の送受信を行う内部診断モードとを切り替
えるためのモード切替手段と、前記端末装置から送られ
てきたモード切替コードを受信する受信手段と、受信し
たモード切替コードを解読する解読手段と、この解読手
段による解読の結果、前記受信したモード切替コードが
内部診断モードへの切替を指示するものであったとき、
前記モード切替手段を制御して内部診断モードへの切替
えを行う制御手段とを備えている。
【0008】この電子機器の故障診断装置では、端末装
置から送られてきたモード切替コードに応じてモード切
替手段が動作して内部診断モードに切り替わるとともに
内蔵している診断プログラムが起動し、当該電子機器に
本来装備されている汎用の外部インタフェースを介して
端末装置との間で内部診断に係る情報の送受信が行われ
る。
【0009】請求項3記載の電子機器の故障診断装置
は、電子機器に装備され、当該電子機器に発生した故障
の診断処理を行う故障診断装置であって、電子機器に装
備された汎用の外部インタフェース部を介して外部の端
末装置との間で通常のデータを行う通信モードと、前記
記憶手段に格納された診断プログラムに従って内部診断
を行うとともに前記外部インタフェース部を介して前記
端末装置との間で内部診断に係る情報の送受信を行う内
部診断モードとを切り替えるためのモード切替手段と、
前記端末装置から送られてきたモード切替コードを受信
する受信手段と、受信したモード切替コードを解読する
解読手段と、前記端末装置から送られてきた、故障時の
電子機器内部の状態を診断するための診断プログラムを
格納する記憶手段と、前記解読手段による解読の結果、
前記受信したモード切替コードが内部手段モードへの切
替を指示するものであったとき、前記モード切替手段を
制御して内部診断モードへの切替えを行うとともに、前
記記憶手段の診断プログラムを実行する制御手段とを備
えている。
【0010】この電子機器の故障診断装置では、端末装
置から送られてきたモード切替コードに応じてモード切
替手段が動作して内部診断モードに切り替わるととも
に、端末装置から送られてきた診断プログラムが格納さ
れる。そして、この診断プログラムが起動し、当該電子
機器に本来装備されている汎用の外部インタフェースを
介して端末装置との間で内部診断に係る情報の送受信が
行われる。
【0011】
【実施の形態】以下、図1乃至図9を参照して本発明の
好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施の形態に係る故障診断装置を備えた画像処理装置
を表す図である。この画像処理装置は、ホストコンピュ
ータから画像データを受け取るホストインタフェース
(I/F)部101と、受け取った信号の処理やその他
システム全体の制御を行うシステム制御部(SCU)1
02と、プリンタ部110における感光体を照射して感
光させる半導体レーザ(LD)104と、半導体レーザ
104の制御を行うLD制御部105と、表示部である
液晶表示装置(LCD)の制御を行うLCD制御部10
6と、各ブロック間のデータのやりとりを行うためのシ
ステムバス107と、LD制御部105に接続され、画
像データの処理を行う画像処理部(IPU)108と、
SCU102とIPU108との間でデータのやりとり
を行うためのイメージバス109と、印刷処理を行うプ
リンタ部110と、ユーザが指示を与えるための操作キ
ー等を備えた操作部111と、プリンタ部110の制御
を行うプリンタ制御部(BCU)112とを備えてい
る。
【0012】図2は、図1におけるSCU102の構成
を表すものである。このSCU102は、システムバス
107を介してホストコンピュータから画像データを受
け取るためのパラレルインタフェース(I/F)部20
1と、シリアルデータを受け取るためのシリアルI/F
部202と、このシリアルI/F部202と後述の内部
システムバス212との間に接続され、通常のデータ通
信を行う通信モードと内部の故障診断を行う内部診断モ
ードとの切替えを行うモード切替回路216と、LAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)との入出力調整を
行うネットワークI/F部203と、図示しないスキャ
ナで読み取った画像データを一時的に格納するDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)204
と、システム全体の制御を行うマイクロプロセッサ(M
PU)205と、DRAM204に格納した画像データ
をプリンタ部110(図1)に転送するための処理を行
うMPU206と、このMPU206を動作させるプロ
グラムを格納するROM(リード・オンリ・メモリ)2
07と、システム設定を行う場合にその設定値等を書き
込むためのSRAM(スタティック・ランダム・アクセ
ス・メモリ)208と、システムを動作させるのに必要
なデータを格納しているROM209と、プリンタエン
ジン(図示せず)との間のデータのやりとりの調整を行
うためのプリンタエンジンI/F部210と、入出力デ
ータを一時的に格納するバッファ211と、パラレルI
/F部201、ネットワークI/F部203、DRAM
204〜SRAM208およびモード切替回路216の
相互間でのデータのやりとりを行うための内部システム
バス212と、ハードディスク装置等の外部記憶装置
(図示せず)の制御を行うSCSIコントローラ214
と、上記外部記憶装置とSCSIコントローラ214と
の間の接続調整を行うためのSCSI・I/F部215
と、ROM209〜バッファ211およびSCSIコン
トローラ214の相互間でのデータのやり取りを行うた
めの内部システムバス213と、内部システムバス21
2と内部システムバス213との間でのデータ転送の調
整を行うバスI/F部217とを備えている。
【0013】このSCU部102では、パラレルI/F
部201、シリアルI/F部202およびネットワーク
I/F部203で受信したデータは、一旦バッファ21
1に格納されるようになっている。MPU206は、R
OM207に記憶されているプログラムデータを読み出
し、これに基づき各デバイスに対して制御を行うととも
に、SRAM208から必要なモード設定値を読み出し
て内部設定を行う。スキャナで読み取られDRAM20
4に展開された画像データは、MPU206によって内
部システムバス212,213を通してプリンタエンジ
ンI/F210へと転送されるようになっている。
【0014】図3は、図2におけるモード切替回路21
6の構成を表すものである。この回路は、内部システム
バス212に接続された入出力ポート部300と、RS
232C用ポート301と内部診断用ポート302のい
ずれか一方を選択するセレクタ304と、一端がセレク
タ304に接続され他端が外部I/Fに接続された電圧
変換部305と、一端が接地され他端がセレクタ304
の切替制御端子に接続されたモード切替スイッチ306
とを備えている。
【0015】入出力ポート部300は、RS232Sシ
リアル通信路によって通常の通信を行う場合に機能する
RS232C用ポート301と、内部の故障診断を行う
場合に機能する内部診断用ポート302と、モード切替
スイッチ306の状態を検出するためのスイッチ状態検
出用ポート303とを備えている。RS232C用ポー
ト301には、読み書き可能なデータレジスタ(図示せ
ず)および通常のデータ通信時に必要な制御信号(/R
TS、/CTS、DCD、DTR、RI等)のステータ
スが読み書き可能なようにマッピングがなされている。
【0016】内部診断用ポート302には、読み書き可
能なデータレジスタ(図示せず)および内部診断モード
時のデータ通信に必要な制御信号線(/TXD、/RX
D、/RTS、/CTS等)のみが接続されている。上
記のデータレジスタは、読出時に制御信号/RXDによ
って受信したデータを読み出したり、書込時に/TXD
によって送信しようとするデータを書き込むことができ
るようになっている。スイッチ状態検出用ポート303
は、バッファ308を介してセレクタ304の切替制御
端子に接続され、モード切替スイッチ306の状態を検
出できるようになっている。
【0017】セレクタ304の切替制御端子は、抵抗器
307を介して電源(Vcc)に接続され、モード切替
スイッチ306がオフの場合には所定電圧にプルアップ
されている。セレクタ304は負論理動作を行うように
なっており、切替制御端子に入力される切替信号が
“H”レベル(すなわち、モード切替スイッチ306が
オフ)のときはRS232C用ポート301を選択して
電圧変換部305に接続する一方、切替信号309が
“L”レベル(すなわち、モード切替スイッチ306が
オン)になると内部診断用ポート302を選択して電圧
変換部305に接続するようになっている。
【0018】次に、図4のフローチャートを参照して、
以上のような構成の画像処理装置における故障診断装置
の動作を説明する。図4において、当初は、通常のシリ
アル通信モードであったとする。ここで、まず、セレク
タ304(図3)は切替制御端子に入力されている切替
信号309を判定し(ステップ401)、切替信号30
9が“H”(モード切替スイッチ306がオフ)のとき
は(ステップ401;Y)、RS232C用ポート30
1を選択して(ステップ402)、電圧変換部305と
接続する。このとき、スイッチ状態検出用ポート303
のモードステータスのモードビットには“0”がセット
されているので、システム(MPU205)は、このモ
ードビット“0”を読み込んで通常のRS232Cによ
る通信モードであることを認識し、通常のデータ処理プ
ログラムルーチンに従って、上記の制御信号(/RT
S、/CTS、DCD、DTR、RI等)によるシーケ
ンス制御を行うとともに、外部に接続された端末装置と
の間でデータ転送のタイミングをとる(ステップ40
3)。この状態では、内部診断用ポート302は機能し
ていない。
【0019】一方、切替信号309が“L”(モード切
替スイッチ306がオン)のときは(ステップ401;
N)、セレクタ304は内部診断用ポート302を選択
して(ステップ404)、電圧変換部305に接続す
る。同時に、スイッチ状態検出用ポート303のモード
ステータスのモードビットには“1”がセットされるの
で、システムは、これを読み込んで内部診断モードであ
ることを認識し(ステップ405;Y)、プログラムR
OM207に格納された内部診断ルーチンに移行する
(ステップ406)。
【0020】内部診断ルーチンでは、まず内部診断用ポ
ート302の初期設定(ボーレート、パリティの有無
等)を行い(ステップ407)、次に、所定の制御信号
がアサートされているか否かを調べ(ステップ40
8)、アサートされているときには(ステップ408;
Y)、データの送受信を実行する(ステップ409)。
具体的には、制御信号/TXDによって本装置(画像処
理装置)から端末装置にデータを送信するには、端末装
置からの制御信号/CTSがアサートされていることが
必要であり、このアサートを確認してからデータ送信を
行う。一方、制御信号/RXDによって端末装置から本
装置にデータ送信を行うには、本装置からの制御信号/
RTSがアサートされていることが必要であり、このア
サートを確認してからデータ送信を行う。そして、送信
データの終端に至ったところで(ステップ410)、処
理を終了する。なお、この状態では、RS232C用ポ
ート301は機能していない。
【0021】このように、本実施の形態では、画像処理
装置側のモード切替回路216内に設けられたモード切
替スイッチ306によって通常の通信モードと内部診断
モードとの切り替えを行うことで、汎用のシリアルI/
Fを内部診断用のI/Fとして共用することができる。
【0022】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。なお、本実施の形態に係る故障診断装置を備え
た画像処理装置の全体構成は図1および図2に示したも
のと同様であり、説明を省略する。
【0023】図5は、本実施の形態に係る故障診断装置
が備えるモード切替回路216(図2)の構成を表す図
である。なお、この図で、上記実施の形態(図3)と同
一構成要素には同一符号を付して適宜その説明は省略す
る。この回路には、図3の回路が備えているモード切替
スイッチ306、抵抗器307、およびバッファ308
は設けられていないが、その一方、内部システムバス2
12に接続されたFIFO(ファースト・イン・ファー
スト・アウト・メモリ)501を備えている。このFI
FO501は、端末装置から受信したデータを一時的に
格納するためのもので、先に格納されたデータから先に
順次読み出されるようになっている。その他の構成は図
3と同様である。
【0024】次に、図6及び図7のフローチャート(両
者は1連の図である)を参照して、以上のような構成の
画像処理装置における故障診断装置の動作を説明する。
図6において、当初は、通常のシリアル通信モードであ
ったとする。ここで、端末装置から何らかのコードが入
力されると、このコードはFIFO501に一旦格納さ
れる。システム(MPU205)はそのコードを順次読
み出して解読を行い、これが内部診断モードへの切替コ
ード(例えば、“1B,1B,0A,……FF”でなか
ったときは(ステップ601;N)、スイッチ状態検出
用ポート303におけるモードビットを“0”のままに
維持し、セレクタ304の切替をRS232C用ポート
301の側に保持する(ステップ602)。そして、通
常のデータ処理を行う(ステップ603)。具体的に
は、制御信号(/RTS、/CTS、DCD、DTR、
RI等)によるシーケンス制御を行うとともに、外部に
接続された端末装置との間でデータ転送のタイミングを
とる。この状態では、内部診断用ポート302は機能し
ていない。
【0025】一方、入力されたコードが内部診断モード
への切替コード(例えば、“1B,1B,0A,……F
F”であったときは(ステップ601;Y)、MPU2
05は内部診断モードへのモード切替を行うべきことを
認識し(ステップ604)、スイッチ状態検出用ポート
303におけるモードビットを“1”にセットして(ス
テップ605)、セレクタ304を内部診断用ポート3
02の側に切り替える(ステップ606)。そして、プ
ログラムROM207に格納された内部診断ルーチンに
移行する(ステップ607)。
【0026】内部診断ルーチンでは、上記した図4ステ
ップ407〜410と同様の処理を行う。すなわち、ま
ず内部診断用ポート302の初期設定(ボーレート、パ
リティの有無等)を行い(ステップ608)、次に、所
定の制御信号がアサートされているか否かを調べ(ステ
ップ609)(図7参照)、アサートされているときに
は(ステップ609;Y)、データの送受信を実行する
(ステップ610)。具体的には、制御信号/TXDに
よって本装置(画像処理装置)から端末装置にデータを
送信するには、端末装置からの制御信号/CTSがアサ
ートされていることが必要であり、このアサートを確認
してからデータ送信を行う。
【0027】一方、制御信号/RXDによって端末装置
から本装置にデータ送信を行うには、本装置からの制御
信号/RTSがアサートされていることが必要であり、
このアサートを確認してからデータ送信を行う。そし
て、送信データの終端に至ったところで(ステップ61
1)、データ送受信を終了する。なお、この状態では、
RS232C用ポート301は機能していない。
【0028】ここで、端末装置から何らかのコード入力
があると、MPU205はそのコードの解読を行う(ス
テップ612)。このコードが通常の通信モードへの切
替コード(例えば、“1B,1B,80,……FF”で
あったときは(ステップ612;Y)、通信モードへの
切り替えをすべきことを認識して(ステップ613)、
スイッチ状態検出用ポート303におけるモードビット
を“0”にセットし(ステップ614)、セレクタ30
4をRS232C用ポート301の側に切り替える(ス
テップ615)。そして、通常のデータ通信ルーチンに
従った処理を行う(ステップ616)。具体的には、制
御信号(/RTS、/CTS、DCD、DTR、RI
等)によるシーケンス制御を行うとともに、外部に接続
された端末装置との間でデータ転送のタイミングをと
る。この状態では、内部診断用ポート302は機能して
いない。
【0029】このように、本実施の形態では、端末装置
側からのコマンド(コード入力)によって画像処理装置
側のモード切替回路216を動作させて、通常の通信モ
ードと内部診断モードとの切り替えを行うようにしたの
で、画像処理装置側に特別の切替スイッチを設けてこれ
を操作する必要がなく、遠隔から自動的にモード切替え
を行うことができる。
【0030】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。本実施の形態に係る故障診断装置を備える画像
処理装置の構成は図1および図2に示したものと同様で
あり、また、この故障診断装置が備えるモード切り替え
回路216の構成は図5と同様であるので、それぞれの
説明を省略する。
【0031】次に、図8及び図9(両者は1連の図であ
る)を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置にお
ける故障診断装置の動作を説明する。図8及び図9にお
いて、当初は、通常のシリアル通信モードであったとす
る。ここで、端末装置から何らかのコードが入力される
と、このコードはFIFO501に一旦格納される。シ
ステム(MPU205)はそのコードを順次読み出して
解読を行い、これが内部診断モードへの切替コード(例
えば、“1B,1B,0A,……FF”でなかったとき
は(ステップ701;N)、スイッチ状態検出用ポート
303におけるモードビットを“0”のままに維持し、
セレクタ304の切替をRS232C用ポート301の
側に保持する(ステップ702)。そして、通常のデー
タ処理を行う(ステップ703)。具体的には、制御信
号(/RTS、/CTS、DCD、DTR、RI等)に
よるシーケンス制御を行うとともに、外部に接続された
端末装置との間でデータ転送のタイミングをとる。この
状態では、内部診断用ポート302は機能していない。
【0032】一方、入力されたコードが内部診断モード
への切替コード(例えば、“1B,1B,0A,……F
F”であったときは(ステップ701;Y)、MPU2
05は内部診断モードへのモード切替を行うべきことを
認識し(ステップ704)、スイッチ状態検出用ポート
303におけるモードビットを“1”にセットして(ス
テップ705)、セレクタ304を内部診断用ポート3
02の側に切り替える(ステップ706)。
【0033】次に、MPU205は、DRAM204に
データ格納領域を確保し、その後端末装置から送られて
くる診断プログラムの受信を待つ。そして、端末装置か
らの診断プログラムデータを受信すると、これをDRA
M204の上記領域に格納し(ステップ707)、その
格納されたプログラムの内部診断ルーチンに移行する
(ステップ708)。
【0034】これ以降の処理は図6及び図7の場合と同
様である。すなわち、内部診断ルーチンでは、上記した
図6及び図7のステップ608〜611と同様の処理を
行い(ステップ709〜712)、内部診断モードにお
けるデータ送受信が終了したところで(ステップ71
2;Y)、端末装置から何らかのコード入力があると、
上記した図6及び図7(ステップ612〜616)と同
様の処理によって通常のシリアル通信モードに復帰する
(ステップ713〜717)。ここでは重複を避けるた
め、ステップ709〜717の詳細な説明は省略する。
【0035】このように、本実施の形態では、端末装置
側から画像処理装置に対して内部診断モードへの移行を
指示するとともに診断プログラムを送信し、この診断プ
ログラムを実行するようにしたので、画像処理装置側に
診断プログラムを常駐させる必要がなく、診断プログラ
ムの変更にも柔軟に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の電子機器の故障診断装置
によれば、操作スイッチの操作により通常の通信モード
から内部診断モードに切り替えるとともに診断プログラ
ムを起動させ、当該電子機器に装備された汎用の外部イ
ンタフェースを介して端末装置との間で内部診断に係る
情報の送受信を行うようにしたので、通常の通信処理用
に配設された汎用の外部インタフェースを内部診断処理
にも共用して外部の端末装置との間で診断処理に必要な
データ通信を行うことができる。このため、従来のよう
に保守あるいは故障診断専用のインタフェースを電子機
器に別個に設ける必要がなく、装置コストを低減でき
る。また、従来のように機器を一部解体して保守用の部
品の装着や端末装置の接続を行うといった専門性を必要
とする作業が不要となるため、容易に故障診断を行うこ
とができ、サービス性・メンテナンス性が向上する。
【0037】請求項2記載の電子機器の故障診断装置に
よれば、端末装置からのコマンドによって通常の通信モ
ードと内部診断モードとの切り替えを行うようにしたの
で、電子機器側に特別の切替スイッチを設けてこれを操
作するという必要がなく、遠隔から自動的にモード切替
えを行うことができる。したがって、操作部を配設する
ことが困難な電子機器、あるいは操作部の操作が困難な
環境で使用される電子機器にも対応できる。
【0038】請求項3記載の電子機器の故障診断装置に
よれば、端末装置側から電子機器側に対して内部診断モ
ードへの移行を指示するとともに必要な診断プログラム
を送信し、この診断プログラムを実行するようにしたの
で、電子機器側に診断プログラムを常駐させる必要がな
い。このため、電子機器側の常駐プログラムの量を低減
でき、必要なメモリ容量も少なくて済むとともに、診断
プログラムの変更にも柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の故障診
断装置が適用される画像処理装置の概略構成を表すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるSCU部の概略構成を表すブロッ
ク図である。
【図3】図2におけるモード切替回路の一構成例を表す
ブロック図である。
【図4】図3のモード切替回路を含む故障診断装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図2におけるモード切替回路の他の構成例を表
すブロック図である。
【図6】図5のモード切替回路を含む故障診断装置の一
動作例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図5のモード切替回路を含む故障診断装置の一
動作例を説明するためのフローチャートである。(図6
の続きである)
【図8】図5のモード切替回路を含む故障診断装置の他
の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図5のモード切替回路を含む故障診断装置の他
の動作例を説明するためのフローチャートである。(図
8の続きである)
【符号の説明】
102 SCU部(システム制御部) 202 シリアルI/F部 204 DRAM 205 MPU(マイクロプロセッサ) 207 ROM 216 モード切替回路 300 入出力ポート部 301 RS232C用ポート 302 内部診断用ポート 303 スイッチ状態検出用ポート 304 セレクタ 306 モード切替スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に装備され、当該電子機器に発
    生した故障の診断処理を行う故障診断装置であって、 故障時の電子機器内部の状態を診断するための診断プロ
    グラムを格納する記憶手段と、 電子機器に装備された汎用の外部インタフェース部を介
    して外部の端末装置との間で通常のデータを行う通信モ
    ードと、前記記憶手段に格納された診断プログラムに従
    って内部診断を行うとともに前記外部インタフェース部
    を介して前記端末装置との間で内部診断に係る情報の送
    受信を行う内部診断モードとを切り替えるためのモード
    切替手段と、 このモード切替手段を動作させるための操作スイッチと
    を備えたことを特徴とする電子機器の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 電子機器に装備され、当該電子機器に発
    生した故障の診断処理を行う故障診断装置であって、 故障時の電子機器内部の状態を診断するための診断プロ
    グラムを格納する記憶手段と、 電子機器に装備された汎用の外部インタフェース部を介
    して外部の端末装置との間で通常のデータを行う通信モ
    ードと、前記記憶手段に格納された診断プログラムに従
    って内部診断を行うとともに前記外部インタフェース部
    を介して前記端末装置との間で内部診断に係る情報の送
    受信を行う内部診断モードとを切り替えるためのモード
    切替手段と、 前記端末装置から送られてきたモード切替コードを受信
    する受信手段と、 受信したモード切替コードを解読する解読手段と、 この解読手段による解読の結果、前記受信したモード切
    替コードが内部診断モードへの切替を指示するものであ
    ったとき、前記モード切替手段を制御して内部診断モー
    ドへの切替えを行う制御手段とを備えたことを特徴とす
    る電子機器の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 電子機器に装備され、当該電子機器に発
    生した故障の診断処理を行う故障診断装置であって、 電子機器に装備された汎用の外部インタフェース部を介
    して外部の端末装置との間で通常のデータを行う通信モ
    ードと、前記記憶手段に格納された診断プログラムに従
    って内部診断を行うとともに前記外部インタフェース部
    を介して前記端末装置との間で内部診断に係る情報の送
    受信を行う内部診断モードとを切り替えるためのモード
    切替手段と、 前記端末装置から送られてきたモード切替コードを受信
    する受信手段と、 受信したモード切替コードを解読する解読手段と、 前記端末装置から送られてきた、故障時の電子機器内部
    の状態を診断するための診断プログラムを格納する記憶
    手段と、 前記解読手段による解読の結果、前記受信したモード切
    替コードが内部手段モードへの切替を指示するものであ
    ったとき、前記モード切替手段を制御して内部診断モー
    ドへの切替えを行うとともに、前記記憶手段の診断プロ
    グラムを実行する制御手段とを備えたことを特徴とする
    電子機器の故障診断装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407375B2 (en) 2006-03-15 2013-03-26 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus and information processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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