JPH09101814A - 数値制御装置及び自動プログラミング装置 - Google Patents

数値制御装置及び自動プログラミング装置

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JPH09101814A
JPH09101814A JP7259862A JP25986295A JPH09101814A JP H09101814 A JPH09101814 A JP H09101814A JP 7259862 A JP7259862 A JP 7259862A JP 25986295 A JP25986295 A JP 25986295A JP H09101814 A JPH09101814 A JP H09101814A
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acceleration
speed
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machining
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Atsushi Mori
敦 森
Yoshinori Nakada
嘉教 中田
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Fanuc Corp
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    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
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    • G05B2219/43009Acceleration deceleration for each block of data, segment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速度の変化を抑えた加工を行うことのでき
るようにする。 【解決手段】 前処理演算手段3aは、加工プログラム
2を解読する。加速度変化判定手段3bは、予め加速度
変化のしきい値が設定されており、各ブロックの継ぎ目
の点における加速度の変化量が、しきい値を超えている
か否かを判定する。速度指令手段3cは、加速度の変化
量がしきい値を超えていた場合には、ブロックの継ぎ目
の点における指令速度を低下させる。移動制御手段3d
は、加速度の変化量がしきい値を超えた点の速度が、速
度指令手段3cからの指令速度となるように各移動軸へ
の補間パルスを出力する。この補間パルスにより、サー
ボモータ4の回転が制御される。これにより、加工プロ
グラムの指令では加速度の変化が大きくなる場所におい
て、移動速度が減速される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工プログラムに従
って工作機械を制御する数値制御装置及び加工プログラ
ムを作成する自動プログラミング装置に関し、特に高速
の加工を行う工作機械を制御する数値制御装置及び高速
加工のための加工プログラムを作成する自動プログラミ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速に駆動される工作機械においては、
工具経路の精度を保つために種々の技術が開発されてい
る。その中で、加速度の大きさを抑えるために移動速度
を減速する技術がある。
【0003】工作機械の工具が高速に移動する場合に
は、その経路が急激に変化する場所において、機械を駆
動する動力装置に大きな出力、つまり力が要求される。
動力装置に大きな力が加わると機械に衝撃が与えられ、
その結果として目的とする加工形状に誤差を生じる。こ
のため、経路が急激に変化したり、小さな円弧となる場
合は、軸ごとの速度変化が一定レベルを超えないよう
に、すなわち加速度がある許容値を超えないように速度
を減速する。このように、経路の曲率に応じて速度を減
速することにより、加速度を低減することが行われてい
た。
【0004】一方、レーザ加工機のように特に加工速度
の速い工作機械においては、加工速度を高速に維持した
まま工具経路の形状精度を向上させることが望まれてい
る。そこで、一つの手段として、工具経路をできる限り
滑らかに構成し、速度の急変を防ぐことによって、高速
高精度の加工を可能とする方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、工具経路を滑
らかにしたり、曲率の小さい区間で減速したりすること
により加速度の大きさを低減することはできるが、加速
度の急激な変化がなくなるとは限らない。例えば、円弧
の回転方向が逆転する場合がある。図7は加速度の変化
の大きい移動経路の例を示す図である。この図では、左
回りの円弧51から右回りの円弧52へと、移動経路が
変化している。円弧51は、中心が点O1、半径がrで
ある。円弧52は、中心が点O2 、半径がrである。円
弧51から円弧52への切り替わり点が点Pであり、点
Pにおいても滑らかな経路が保たれている。
【0006】この場合、円弧51の終点のおける加速度
ベクトルa1 は、X軸の負の方向を向いている。一方、
円弧52の始点における加速度ベクトルa2 は、X軸の
正の方向を向いている。つまり、円弧51から円弧52
へと切り替わりる点Pにおいては、X軸の加速度の方向
が180°変化する。従って、加速度の大きさが許容範
囲内であっても、方向が逆方向になることにより、急激
に加速度が変化している。
【0007】加速度が急激に変化するということは、機
械側からみるとモータの出す力を反転させることに他な
らず、機械に大な衝撃を与える。この衝撃が加工精度の
悪化を招く。従って、急激な加速度の変化は、可能な限
り避けなければならない。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加速度の変化を抑えた加工を行うことのでき
る数値制御装置を提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、加速度の変化を抑えた加工を実行さ
せるための加工プログラムを作成することのできる自動
プログラミング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、加工プログラムに従って工作機械を制御
する数値制御装置において、加工形状を指令する加工プ
ログラムを解読する前処理演算手段と、工具経路の加速
度を演算し、加速度の時間変化が予め設定されている値
以上となる加速度変化点の有無を判定する加速度変化判
定手段と、前記加速度変化点が検出された際には、前記
加速度変化点における移動速度を減速させる速度指令手
段と、前記速度指令手段の指令する速度で工具の移動を
制御する移動制御手段と、を有することを特徴とする数
値制御装置が提供される。
【0010】この数値制御装置によれば、前処理演算手
段は、加工形状を指令する加工プログラムを解読する。
加速度変化判定手段は、工具経路の加速度を演算し、加
速度の時間変化が予め設定されている値以上となる加速
度変化点の有無を判定する。速度指令手段は、加速度変
化点が検出された際には、加速度変化点における移動速
度を減速させるように指令する。移動制御手段は、速度
指令手段の指令する速度で工具の移動を制御する。
【0011】これにより、加速度の変化が急激になる位
置では移動速度が減速され、実際の加工における加速度
の変化を抑制することができる。また、数値制御装置に
実行させるべき加工プログラムを作成する自動プログラ
ミング装置において、加工形状を示すデータから加工経
路を生成する加工経路生成手段と、前記加工経路から加
速度を演算し、加速度の時間変化が予め設定されている
値以上となる加速度変化点の有無を判定する加速度変化
判定手段と、前記加速度変化点が検出された際には、前
記加速度変化点における移動速度の指令データを、遅い
速度に変更する速度指令データ変更手段と、前記加速度
変化点の速度が、前記速度指令データ変更手段の指令す
る速度になるように速度データを設定し、加工プログラ
ムを作成する加工プログラム作成手段と、を有すること
を特徴とする自動プログラミング装置が提供される。
【0012】この自動プログラミング装置によれば、加
工経路生成手段は、加工形状を示すデータから加工経路
を生成する。加速度変化判定手段は、加工経路から加速
度を演算し、加速度の時間変化が予め設定されている値
以上となる加速度変化点の有無を判定する。速度指令デ
ータ変更手段は、加速度変化点が検出された際には、加
速度変化点における移動速度の指令データを、低い速度
に変更する。加工プログラム作成手段は、速度指令デー
タ変更手段の指令する速度に従って加工プログラムを作
成する。
【0013】これにより、急激な加速度の変化が発生し
ないような加工プログラムを作成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の数値制御装置の概
略構成を示すブロック図である。加工形状1は、直線や
円弧の複数のブロック(指令単位)に分けられており、
加工プログラム2には、ブロック単位で形状や加工速度
の指令が設定されている。数値制御装置3内の前処理演
算手段3aは、加工プログラム2を解読する。加速度変
化判定手段3bは、予め加速度変化のしきい値が設定さ
れており、各ブロックの継ぎ目の点における加速度の変
化量が、しきい値を超えているか否かを判定する。
【0015】速度指令手段3cは、加速度の変化量がし
きい値を超えていた場合には、ブロックの継ぎ目の点に
おける指令速度を低下させる。移動制御手段3dは、加
速度の変化量がしきい値を超えた点の速度が、速度指令
手段3cからの指令速度となるように各移動軸への補間
パルスを出力する。この補間パルスにより、サーボモー
タ4の回転が制御される。
【0016】これにより、加工プログラムの指令では加
速度の変化が大きくなる場所において、移動速度が減速
される。従って、実際に加工が実行される際の加速度の
変化は少なくなる。
【0017】図2は、本発明の数値制御装置のハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図である。数値制御装置
はプロセッサ11を中心に構成されている。プロセッサ
11はROM12に格納されたシステムプログラムに従
って数値制御装置全体を制御する。このROM12には
EPROMあるいはEEPROMが使用される。
【0018】RAM13にはSRAM等が使用され、一
時的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納さ
れる。不揮発性メモリ14には図示されていないバッテ
リによってバックアップされたCMOSが使用され、電
源切断後も保持すべきパラメータ、加工プログラム、工
具補正データ、ピッチ誤差補正データ等が記憶される。
【0019】CRT/MDIユニット20は、数値制御
装置の前面あるいは機械操作盤と同じ位置に配置され、
データ及び図形の表示、データ入力、数値制御装置の運
転に使用される。グラフィック制御回路21は数値デー
タ及び図形データ等のディジタル信号を表示用のラスタ
信号に変換し、表示装置22に送り、表示装置22はこ
れらの数値及び図形を表示する。表示装置22にはCR
Tあるいは液晶表示装置が使用される。
【0020】キーボード23は数値キー、シンボリック
キー、文字キー及び機能キーから構成され、加工プログ
ラムの作成、編集及び数値制御装置の運転に使用され
る。ソフトウェアキー24は表示装置22の下部に設け
られ、その機能は表示装置に表示される。表示装置の画
面が変化すれば、表示される機能に対応して、ソフトウ
ェアキーの機能も変化する。
【0021】軸制御回路15はプロセッサ11からの軸
の移動指令を受けて、軸の移動指令をサーボアンプ16
に出力する。サーボアンプ16はこの移動指令を増幅
し、工作機械30に結合されたサーボモータを駆動し、
工作機械30の工具とワークの相対運動を制御する。な
お、軸制御回路15及びサーボアンプ16はサーボモー
タの軸数に対応した数だけ設けられる。
【0022】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)18はプロセッサ11からバス19経由でM
(補助)機能信号、S(スピンドル速度制御)機能信
号、T(工具選択)機能信号等を受け取る。そして、こ
れらの信号をシーケンス・プログラムで処理して、出力
信号を出力し、工作機械30内の空圧機器、油圧機器、
電磁アクチュエイタ等を制御する。また、工作機械30
内の機械操作盤のボタン信号、スイッチ信号及びリミッ
トスイッチ等の信号を受けて、シーケンス処理を行い、
バス19を経由してプロセッサ11に必要な入力信号を
転送する。
【0023】なお、図2ではスピンドルモータ制御回路
及びスピンドルモータ用アンプ等は省略してある。ま
た、上記の例ではプロセッサ11は1個で説明したが、
複数のプロセッサを使用してマルチプロセッサ構成にす
ることもできる。
【0024】次に、上記のような数値制御装置を用い
て、図7に示すような経路で加工を等速度で行う場合を
例にとり、具体的に説明する。前提として、円弧51と
円弧52の半径は、共に「r」、移動速度は「v」であ
るとする。また、この例は、直線形加減速(加減速時の
加速度が一定の値「A」である)を用いる。加速度の変
化量のしきい値を「A0 」とする。しきい値としては、
例えば、直線形加減速(加速度「A」)の方向が逆転し
たときの加速度の変化量「2A」を設定する。つまり、
加速度「A」の範囲内であれば、方向が逆転しても許容
範囲とする。
【0025】このような条件において、図7のような円
弧51,51の移動が加工プログラムにより指令された
場合には、まず、経路中に生じる加速度を求める。円弧
移動の加速度は、大きさは「v2 /r」で求められる。
また、加速度の方向は、円弧の中心方向である。従っ
て、円弧51の終点における加速度a1 は、方向がX軸
の負の方向であり、円弧52の始点における加速度a2
は、方向がX軸の正の方向である。
【0026】従って、2つの円弧の継ぎ目の点Pにおけ
る加速度の変化量は、
【0027】
【数1】 |a2 −a1 |=(v2/r)−(−v2/r) =2(v2/r)・・・・・・(1) で表される。そして、この加速度の変化量をしきい値
「A0 」と比較する。その結果、しきい値「A0 」より
も加速度の変化量のほうが大きければ、点Pにおける速
度を減速する。
【0028】減速時の目標速度「F」を概略的にもとめ
ると、
【0029】
【数2】2A=2F2 /r ・・・・・(2) から、
【0030】
【数3】F=(Ar)1/2 ・・・・・(3) とすることができる。従って、円弧51の終点に近づく
と加速度「−A」で減速し、継ぎ目の点Pでは速度が
「F」となる。そして、円弧52の経路にはいると加速
度「A」で、もとの指令速度まで加速する。
【0031】図3は移動経路の法線方向と接線方向との
加速度の変化を示す図である。この図は、横軸を時間、
縦軸を加速度として、加速度の変化量を抑制した場合と
抑制しない場合とを比較している。法線方向の加速度
は、進行方向の左側を正とし、進行方向の右側を負とす
る。接線方向の加速度は、進行方向の前方を正とし、進
行方向の後方を負とする。
【0032】(A)は加速度の変化量を抑制しない場合
を示している。加速度の変化量を抑制しない場合には、
継ぎ目の点Pにおいて法線方向の加速度an が急激に変
化している。なお、移動速度は一定であるため、接線方
向の加速度at は常に「0」である。
【0033】(B)は加速度の変化量を抑制した場合を
示している。加速度の変化量を抑制した場合には、円弧
51の移動が終点に近づくと、接線方向の加速度a
t は、負の方向に生じる。つまり工具の移動速度が減速
される。この結果、法線方向の加速度an は減少する。
点Pにおいて、接線方向の加速度at が正の方向に切り
替わる。同時に法線方向の加速度an が負に切り替わ
る。この時、移動速度が低速になっているため、(A)
の場合と比較して、加速度の切り替わり時の変化量は小
さい。
【0034】円弧52の移動経路に入り、接線方向は、
速度が指令速度に達するまで加速し続ける。一方、法線
方向の加速度も大きくなり、工具の移動速度が指令速度
に達した時点で一定の加速度となる。
【0035】このように、ブロックの継ぎ目の点におい
て移動速度を減速することにより、加速度の変化量を低
く抑えることが可能となる。図4はX軸方向とY軸方向
との加速度の変化を示す図である。この図は、横軸を時
間、縦軸を加速度として、加速度の変化量を抑制した場
合と抑制しない場合とを比較している。
【0036】(A)は加速度の変化量を抑制しない場合
を示している。円弧51移動をしている間は、X軸の加
速度ax 、Y軸の加速度ay 共に正弦曲線を描いてい
る。ところが、点PにおいてX軸の加速度ax の正負が
逆転している。従って、X軸方向に加速度の急激な変化
が発生している。
【0037】(B)は加速度の変化量を抑制した場合を
示している。円弧51の終点付近で移動速度が減少する
と、X軸の加速度ax 、Y軸の加速度ay 共に減少す
る。そして、ブロックの継ぎ目の点における加速度の変
化量も小さくなる。
【0038】ところで、上記の例では直線形加減速の場
合を説明したが、ベル形加減速を用いることもできる。
図5はベル形加減速を用いて加速度の変化量を抑制した
場合の加速度の変化を示す図である。この図は、横軸を
時間、縦軸を加速度として、法線方向の加速度an と接
線方向の加速度at とを比較している。法線方向の加速
度an は、進行方向の左側を正とし、進行方向の右側を
負とする。接線方向の加速度at は、進行方向の前方を
正とし、進行方向の後方を負とする。
【0039】円弧51の移動が終点に近づくと、接線方
向の負の方向に加速度が生じる。この加速はベル形加減
速であるため、加速度は少しずつ大きくなり、点P付近
で少しずつ小さくなる。接線方向の加速度at が正の方
向に切り替わる。
【0040】このようにベル形加減速を用いることによ
り、接線方向の加速度at の変化も緩やかにすることが
できる。以上の説明のように、円弧の回転方向が逆転す
る場合であっても、加速度の変化を低減することが可能
となる。これにより、機械に与えられる衝撃が小さくな
る。従って、振動によって加工形状が乱れたり、モータ
に過大な力が要求され制御が不安定になることがなくな
る。その結果、高速で高精度な加工を実現することがで
きる。
【0041】なお、加速度変化の大きな点で速度を減速
するかどうかを、加工プログラムのブロック単位で指定
することもできる。高精度の加工が必要な場所をブロッ
ク単位で指定することにより、あまり高精度を要求され
ない箇所では速度を落とさずにすみ、加工時間を短縮す
ることができる。
【0042】また、上記のように加速度の急激な変化を
抑制するような加工プログラムを、自動プログラミング
装置で作成することもできる。図6は本発明の自動プロ
グラミング装置の概略構成を示すブロック図である。自
動プログラミング装置6において、加工経路生成手段6
aは加工形状データ5が入力されると、その形状を加工
するための加工経路を求める。加速度変化判定手段6b
は、加工経路における加速度を算出し、ブロックの継ぎ
目の点における加速度の変化量が、予め設定されている
しきい値よりも大きいか否かを判別する。
【0043】速度指令データ変更手段6cは、加速度の
変化量がしきい値よりも大きいと判断された際には、そ
の点における速度指令データを変更し速度を低下させ
る。加工プログラム作成手段6dは、加速度の変化量が
しきい値よりも大きいと判断された点の速度が、速度指
令データ変更手段6cにより指令された速度になるよう
に加工プログラム7を作成する。
【0044】この加工プログラム7を数値制御装置8で
実行し、工作機械のサーボモータ9を制御することによ
り、加速度の急激な変化を抑制した加工を実行すること
が可能となる。なお、加工プログラムを作成する際に
は、どのブロックにおいて加速度の急激な変化を抑える
制御を実行するのかを任意に指定することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、加速度
の変化が所定の値より大きな位置を検出し、その位置に
おける移動速度を減速するようにしたため、円弧の回転
方向が逆転する場合であっても、急激に加速度が変化す
ることがなくなり、機械に与えられる衝撃が小さくな
る。その結果、高速で高精度な加工を実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の数値制御装置のハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】移動経路の法線方向と接線方向との加速度の変
化を示す図である。
【図4】X軸方向とY軸方向との加速度の変化を示す図
である。
【図5】ベル形加減速を用いて加速度の変化量を抑制し
た場合の加速度の変化を示す図である。
【図6】本発明の自動プログラミング装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図7】加速度の変化の大きい移動経路の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 加工形状 2 加工プログラム 3 数値制御装置 3a 前処理演算手段 3b 加速度変化判定手段 3c 速度指令手段 3d 移動制御手段 4 モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工プログラムに従って工作機械を制御
    する数値制御装置において、 加工形状を指令する加工プログラムを解読する前処理演
    算手段と、 工具経路の加速度を演算し、加速度の時間変化が予め設
    定されている値以上となる加速度変化点の有無を判定す
    る加速度変化判定手段と、 前記加速度変化点が検出された際には、前記加速度変化
    点における移動速度を減速させる速度指令手段と、 前記速度指令手段の指令する速度で工具の移動を制御す
    る移動制御手段と、 を有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記加速度変化判定手段は、工具経路の
    指令単位の継ぎ目において加速度の時間変化を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記移動制御手段は、工具経路を教示す
    ることにより前記加工プログラムが作成されており、教
    示の際に、加速度変化点における移動速度の減速を行う
    旨の指令がなされていた場合にのみ、前記加速度変化点
    における移動速度を減速を行うことを特徴とする請求項
    1記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記速度指令手段は、隣接する工具経路
    の指令単位が接するように構成されている場合には、減
    速前の速度、減速に使用する加速度、及び経路の曲率か
    ら減速時の目標速度を算出することを特徴とする請求項
    1記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 数値制御装置に実行させるべき加工プロ
    グラムを作成する自動プログラミング装置において、 加工形状を示すデータから加工経路を生成する加工経路
    生成手段と、 前記加工経路から加速度を演算し、加速度の時間変化が
    予め設定されている値以上となる加速度変化点の有無を
    判定する加速度変化判定手段と、 前記加速度変化点が検出された際には、前記加速度変化
    点における移動速度の指令データを、遅い速度に変更す
    る速度指令データ変更手段と、 前記加速度変化点の速度が、前記速度指令データ変更手
    段の指令する速度になるように速度データを設定し、加
    工プログラムを作成する加工プログラム作成手段と、 を有することを特徴とする自動プログラミング装置。
  6. 【請求項6】 前記加速度変化判定手段は、工具経路の
    指令単位の継ぎ目において、加速度の時間変化を判定す
    ることを特徴とする請求項5記載の自動プログラミング
    装置。
  7. 【請求項7】 前記加工プログラム作成手段は、加速度
    変化点における移動速度の減速を行う旨の指令がなされ
    ている場合にのみ、前記加速度変化点の速度が、前記速
    度指令データ変更手段の指令する速度になるように速度
    データを設定することを特徴とする請求項5記載の自動
    プログラミング装置。
  8. 【請求項8】 前記速度指令データ変更手段は、隣接す
    る工具経路の指令単位が接するように構成されている場
    合には、減速前の速度、減速に使用する加速度、及び経
    路の曲率から減速時の目標速度を算出することを特徴と
    する請求項5記載の自動プログラミング装置。
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