JPH09101351A - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JPH09101351A
JPH09101351A JP7286858A JP28685895A JPH09101351A JP H09101351 A JPH09101351 A JP H09101351A JP 7286858 A JP7286858 A JP 7286858A JP 28685895 A JP28685895 A JP 28685895A JP H09101351 A JPH09101351 A JP H09101351A
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Akira Onishi
彰 大西
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シーケンス部の動作速度の限界以上の速度で
パターンデータを高速に発生できるようにする。 【解決手段】 シーケンス部1は分周手段3によって分
周された分周クロックに基づいて動作し、分周クロック
をプログラムカウンタ11でカウントし、そのカウント
値をアドレスとしてシーケンス命令メモリ12からシー
ケンス命令を読み出し、読み出されたシーケンス命令に
よりプログラムカウンタ11を制御する。シーケンス部
は動作クロックに基づいて動作し、プログラムカウンタ
11からのカウント値とビット発生手段4からのビット
データとを合成し、合成されたデータをアドレスとして
インストラクションメモリ21a、21bから演算命令
を読み出し、読み出された演算命令に応じて論理演算ユ
ニット23を制御し、所定のパターンデータを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(集積回路)
の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、特に被測
定ICに印加される試験信号の基準となるパターンデー
タを発生するパターン発生手段に改良を加えたIC試験
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICを最終製品
として出荷するためには、製造部門、検査部門の各工程
でIC製品の全部又は一部を抜き取り、その電気的特性
を検査する必要がある。IC試験装置はこのような電気
的特性を検査する装置である。IC試験装置は、被測定
ICに所定の試験用パターンデータを与え、それに応じ
て被測定ICから出力されるデータを読み取り、被測定
ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかをその
出力データに基づいて解析し、電気的特性に関する検査
を行うものである。
【0003】IC試験装置における試験は直流試験(D
C測定試験)とファンクション試験(FC測定試験)と
に大別される。直流試験は被測定ICの入出力端子にD
C測定手段から所定の電圧又は電流を印加することによ
り、被測定ICの基本的動作に不良が無いかどうかを検
査するものである。一方、ファンクション試験は被測定
ICの入力端子にパターン発生手段から所定の試験用パ
ターンデータを与え、それによる被測定ICの出力デー
タを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機能に問題
が無いかどうかを検査するものである。
【0004】図3は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから成る。テスタ部50は制
御手段51、DC測定手段52、タイミング発生手段5
3、パターン発生手段54、ピン制御手段55、ピンエ
レクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入出力切
替手段58から構成される。実際のテスタ部50には、
この他にも種々の構成部品が存在するが本明細書中では
必要な部分のみが示してある。
【0005】テスタ部50とIC取付装置70との間
は、IC取付装置70の全入出力端子数(m個)に対応
する複数本(m本)の同軸ケーブル等から成る信号線に
よって接続され、端子−同軸ケーブル間の接続関係は図
示していないリレーマトリックスによって対応付けられ
ており、各種信号の伝送が所定の端子と同軸ケーブルと
の間で行なわれるように構成されている。なお、この信
号線は、物理的にはIC取付装置70の全入出力端子数
mと同じ数だけ存在する。
【0006】IC取付装置70は、複数個の被測定IC
71をソケットに搭載できるように構成されている。被
測定IC71の入出力端子とIC取付装置70の入出力
端子とはそれぞれ1対1に対応付けられて接続されてい
る。例えば、入出力端子数28個の被測定IC71を1
0個搭載可能なIC取付装置70の場合は、全体で28
0個の入出力端子を有することになる。現在、市販され
ているものの中には、1024個の入出力端子を有する
ものがある。
【0007】制御手段51はIC試験装置全体の制御、
運用及び管理等を行うものであり、マイクロプロセッサ
構成になっている。従って、図示していないが、システ
ムプログラムを格納するROMや各種データ等を格納す
るRAM等を有している。また、制御手段51は、DC
測定手段52、タイミング発生手段53、パターン発生
手段54、ピン制御手段55及びフェイルメモリ57に
バス(データバス、アドレスバス、制御バス)65及び
それぞれの内部レジスタを介して接続されている。制御
手段51は、直流試験用のデータをDC測定手段52
に、ファンクション試験開始用の信号をタイミング発生
手段53に、テストパターン発生用のデータ等をパター
ン発生手段54に、期待値データ等をピン制御手段55
に、それぞれ出力する。この他にも制御手段51は各種
データをバスを介してそれぞれの構成要素に出力してい
る。特に、制御手段51は各入出力端子に関するデータ
を格納するためのピン対応の内部レジスタ(以下「ピン
レジスタ」と呼ぶ)をその入出力端子数に相当する数だ
け有し、ここにデータを書き込むことによって、各構成
手段に入出力端子に関するデータを転送している。ま
た、制御手段51は、フェイルメモリ57及びDC測定
手段52から試験結果(フェイルデータ及び直流デー
タ)を読み出して種々のデータ処理等を行い、試験デー
タを解析し、ICの良否を判定する。
【0008】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。DC測定手段52の内部レジスタ
に書き込まれた試験結果を示すデータはバス65を介し
て制御手段51に読み取られ、そこで解析される。この
ようにして直流試験は行われる。また、DC測定手段5
2は、ピンエレクトロニクス56のドライバ63及びコ
ンパレータ64に対して基準電圧VIH,VIL,VO
H,VOLを出力する。
【0009】タイミング発生手段53は、ピン制御手段
55に所定のクロックを出力し、データセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61及びコンパ
レータロジック回路62の動作速度等を制御する。従っ
て、フォーマッタ60からピンエレクトロニクス56に
出力される試験信号P2、及びI/Oフォーマッタ61
から入出力切替手段58に出力される切替信号P6の出
力タイミングもタイミング発生手段53からの高速の動
作クロックCLKに応じて制御される。パターン発生手
段54は、制御手段51からのパターンデータを入力
し、それに基づいたパターンデータをピン制御手段55
のデータセレクタ59に出力する。
【0010】ピン制御手段55はデータセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61及びコンパ
レータロジック回路62から構成される。データセレク
タ59は、各種の試験信号作成データ(アドレスデータ
・書込データ)P1、切替信号作成データP5及び期待
値データP4を記憶したメモリで構成されており、パタ
ーン発生手段54からのパターンデータをアドレスとし
て入力し、そのアドレスに応じた試験信号作成データP
1及び切替信号作成データP5をフォーマッタ60及び
I/Oフォーマッタ61に、期待値データP4をコンパ
レータロジック回路62にそれぞれ出力する。
【0011】フォーマッタ60は、フリップフロップ回
路及び論理回路が多段構成されたものであり、データセ
レクタ59からの試験信号作成データ(アドレスデータ
・書込データ)P1を加工して所定の印加波形を作成
し、それを試験信号P2としてタイミング発生手段53
からのタイミング信号(レート信号RATE又はエッジ
信号EDGE)に同期してピンエレクトロニクス56の
ドライバ63に出力する。I/Oフォーマッタ61もフ
ォーマッタ60と同様にフリップフロップ回路及び論理
回路の多段構成されたものであり、データセレクタ59
からの切替信号作成データP5を加工して所定の印加波
形を作成し、それを切替信号P6としてタイミング発生
手段53からのタイミング信号に同期して入出力切替手
段58に出力する。
【0012】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のコンパレータ64からの読出デー
タP3と、データセレクタ59からの期待値データP4
とを比較判定し、その判定結果をフェイルデータFDと
してフェイルメモリ57に出力する。ピンエレクトロニ
クス56は、複数のドライバ63及びコンパレータ64
から構成される。ドライバ63及びコンパレータ64は
IC取付装置70のそれぞれの入出力端子に対して1個
ずつ設けられており、入出力切替手段58を介していず
れか一方が接続されるようになっている。入出力切替手
段58は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P5
に応じてドライバ63及びコンパレータ64のいずれか
一方と、IC取付装置70の入出力端子との間の接続状
態を切り替えるものである。すなわち、IC取付装置7
0の入出力端子の数がm個の場合、ドライバ63、コン
パレータ64及び入出力切替手段58はそれぞれm個で
構成される。但し、メモリIC等を測定する場合には、
アドレス端子やチップセレクト端子等に対してはコンパ
レータは必要ないので、コンパレータ及び入出力切替手
段の数が少ない場合もある。
【0013】ドライバ63は、IC取付装置70の入出
力端子、すなわち被測定IC71のアドレス端子、デー
タ入力端子、チップセレクト端子、ライトイネーブル端
子等の信号入力端子に、入出力切替手段58を介して、
ピン制御手段55のフォーマッタ60からの試験信号P
2に応じたハイレベル“1”又はローレベル“0”の信
号を印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に
書き込む。コンパレータ64は、被測定IC71のデー
タ出力端子から入出力切替手段58を介して出力される
信号を入力し、それを制御手段51からのストローブ信
号のタイミングで基準電圧VOH,VOLと比較し、そ
の比較結果をハイレベル“1”又はローレベル“0”の
読出データP3としてコンパレータロジック回路62に
出力する。
【0014】フェイルメモリ57は、コンパレータロジ
ック回路62から出力されるフェイルデータFDを記憶
するものであり、被測定IC71と同程度の記憶容量を
有する随時読み書き可能なRAMで構成されている。フ
ェイルメモリ57は、IC取付装置70のデータ出力端
子に固定的に対応するデータ入出力端子を有する。例え
ば、IC取付装置70の全入出力端子数が280個であ
り、その中の160個がデータ出力端子である場合に
は、フェイルメモリ57はこのデータ出力端子数と同じ
か又はそれ以上のデータ入力端子を有するメモリで構成
される。このフェイルメモリ57に記憶されたフェイル
データFDは制御手段51によって読み出され、図示し
ていないデータ処理用のメモリに転送され、解析され
る。このようにしてファンクション試験は行われる。
【0015】図4は、図3のパターン発生手段54の概
略構成を示すブロック図である。パターン発生手段54
はシーケンス部1と演算部2とから構成される。シーケ
ンス部1はシーケンス命令メモリ12に格納されている
ループ分岐条件、サブルーチンジャンプ、フラグセン
ス、アドバンス、ホールド等の命令によってテストパタ
ーンのシーケンスを制御するものであり、演算部2のイ
ンストラクションメモリ21のアドレスを出力する。演
算部2はインストラクションメモリ21に格納されてい
る演算命令に従ってパターンデータを出力する。シーケ
ンス部1及び演算部2は共にタイミング発生手段53か
らの高速の動作クロックCLKに応じて動作する。
【0016】シーケンス部1はプログラムカウンタ1
1、シーケンス命令メモリ12及びデコーダ13からな
る。プログラムカウンタ12は動作クロックCLKをカ
ウントする。シーケンス命令メモリ12はループ分岐条
件、サブルーチンジャンプ、フラグセンス、アドバン
ス、ホールド等のシーケンス命令を格納しており、プロ
グラムカウンタ11のカウント値をアドレスとして入力
し、そのアドレスに格納されているシーケンス命令をデ
コーダ13に出力する。デコーダ13はこのシーケンス
命令をデコードし、それをプログラムカウンタ11に出
力し、プログラムカウンタ11のカウント動作を制御す
る。
【0017】演算部2はインストラクションメモリ2
1、フリップフロップ回路22及び演算論理ユニット
(ALU)23からなる。インストラクションメモリ2
1は演算論理ユニット23の演算命令(加算命令、減算
命令など)を格納しており、シーケンス部1のプログラ
ムカウンタ11からのカウント値をアドレスとして入力
し、そのアドレスに格納されている演算命令を動作クロ
ックCLKに同期してフリップフロップ回路(F/F)
22に出力する。フリップフロップ回路22はインスト
ラクションメモリ21から出力される演算命令を一時的
に記憶し、演算論理ユニット23に供給する。演算論理
ユニット23はフリップフロップ回路22からの演算命
令に応じた演算処理を行うものである。これによって演
算論理ユニット23は演算命令に応じて順次変化するパ
ターンデータPDを出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のパターン発生手
段54のシーケンス部1及び演算部2は、タイミング発
生手段53からの動作クロックCLKに応じて動作して
いるので、動作クロックCLKを高速にすればするほ
ど、パターン発生手段54の動作速度を高速にすること
ができる。
【0019】ところが、シーケンス部1の動作はプログ
ラムカウンタ11の出力するアドレスに応じてシーケン
ス命令メモリ12をアクセスし、アクセスされたシーケ
ンス命令に応じて再びプログラムカウンタ11のカウン
ト動作を制御するというフィードバック方式を採用して
いる関係上、シーケンス部1の動作速度はシーケンス命
令メモリ12のアクセス速度による制限を受ける。従っ
て、パターン発生手段54全体の高速化もこのメモリの
アクセス速度による制限によって、シーケンス部の動作
速度の限界以上の速度で動作させることができないとい
う問題があった。
【0020】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、シーケンス部の動作速度の限界以上の速度でパタ
ーンデータを高速に発生することのできるパターン発生
手段を備えたIC試験装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のIC試験装置
は、動作クロックを分周する分周手段と、この分周手段
によって分周された分周クロックに基づいて動作し、前
記分周クロックをプログラムカウンタでカウントし、そ
のカウント値をアドレスとしてシーケンス命令メモリか
らシーケンス命令を読み出し、読み出されたシーケンス
命令により前記プログラムカウンタを制御するフィード
バック方式のシーケンス手段と、前記動作クロックをカ
ウントし、所定のビットデータを出力するビット発生手
段と、前記動作クロックに基づいて動作し、前記プログ
ラムカウンタからのカウント値と前記ビット発生手段か
らのビットデータとを合成し、合成されたデータをアド
レスとしてインストラクションメモリから演算命令を読
み出し、読み出された演算命令に応じて論理演算ユニッ
トを制御し、所定のパターンデータを出力する演算手段
とからなるパターン発生手段を有するものである。
【0022】前述のようにシーケンス手段はフィードバ
ック方式で動作している関係上、シーケンス命令メモリ
のアクセス速度による制限を受ける。一方、演算手段は
プログラムカウンタの出力するアドレスによってインス
トラクションメモリを読み出し、読み出された演算命令
によって演算論理ユニットを動作させているだけなの
で、インストラクションメモリの読み出し方式にインタ
ーリーブ方式などを採用することによって、インストラ
クションメモリのアクセス速度による制限を受けること
なく読み出し速度を高速化することは可能であり、これ
によって演算手段全体の動作速度を高速化することがで
きる。
【0023】そこで、本発明では、動作クロックを分周
する分周手段を設け、シーケンス手段は分周クロックに
基づいて動作させるようにし、演算手段は動作クロック
に基づいてそのまま動作させるようにする。このとき、
シーケンス手段のプログラムカウンタは分周クロックを
カウントしているので、このカウント値をそのまま演算
手段のインストラクションメモリのアドレスとして使用
することはできない。そこで、本発明では、動作クロッ
クをカウントし、所定のビットデータを出力するビット
発生手段を設け、プログラムカウンタのカウント値にこ
のビット発生手段からのビットデータを合成することに
よって、プログラムカウンタのカウント値を動作クロッ
クに同期させるようにした。これによって、シーケンス
手段は分周クロックで動作し、演算手段はインストラク
ションメモリのアクセス速度による制限を受けることな
く、シーケンス手段の動作速度よりも高速の動作クロッ
クで動作することができるようになた、パターンデータ
を高速に発生させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。図1は、本発明に係るI
C試験装置の一実施の形態であるパターン発生手段の詳
細構成を示す図であり、図4に対応したものである。図
1において図4と同じ構成のものには同一の符号が付し
てある。本発明に係るパターン発生手段が従来のものと
異なる点は、動作クロックCLKHを2分の1に分周す
る1/2分周器3と、プログラムカウンタ11から出力
されるアドレスの最下位ビットとなるべきビットを発生
する最下位ビット発生器4とを新たに設けた点である。
【0025】図1において、動作クロックCLKHは図
4の動作クロックCLKの約2倍の速度である。例え
ば、シーケンス部1が動作可能な動作クロックCLKの
周波数が60MHz(16nS)であると仮定すれば、
図1の動作クロックCLKHは2倍の周波数120MH
z(8nS)である。従って、シーケンス部1は動作ク
ロックCLKの下では動作できるが、動作クロックCL
KHの下では動作できないことになる。そこで、本発明
では、動作クロックCLKHの周波数を2分の1に分周
する1/2分周器3をシーケンス部1の前段部分に設
け、この分周器3によって分周された分周動作クロック
CLKDをシーケンス部1に供給するようにした。従っ
て、動作クロックCLKHが約2倍の速度になったとし
てもシーケンス部1は従来と同じように動作クロックC
LKの下で動作することになる。さらに、本発明では、
動作クロックCLKHに同期してビット信号A0を出力
する最下位ビット発生器4を設け、そのビット信号A0
をプログラムカウンタ11から出力されるアドレスAD
Pの最下位ビットとなるように合成し、それを演算部2
のインタリーブメモリ21a及び21bのアドレスAD
Qとして出力するようにした。すなわち、最下位ビット
発生器4は動作クロックCLKHをカウントする1ビッ
トカウンタであり、『0』又は『1』のビット信号A0
を交互に出力する。
【0026】シーケンス部1はプログラムカウンタ1
1、シーケンス命令メモリ12及びデコーダ13からな
る。プログラムカウンタ11は1/2分周器3によって
分周された分周動作クロックCLKDをカウントし、そ
のカウント値をアドレスADPとしてシーケンス命令メ
モリ12及び演算部2に出力する。シーケンス命令メモ
リ12はループ分岐条件、サブルーチンジャンプ、フラ
グセンス、アドバンス、ホールド等のシーケンス命令を
格納しており、プログラムカウンタ11のカウント値を
アドレスADPとして入力し、そのアドレスADPに格
納されているシーケンス命令をデコーダ13に出力す
る。デコーダ13はこのシーケンス命令をデコードし、
それをプログラムカウンタ11に出力し、プログラムカ
ウンタ11のカウント動作を制御する。
【0027】演算部2はインターリーブ方式によって読
み出されるインストラクションメモリ21a,21b、
フリップフロップ回路22a,22b、マルチプレクサ
24及び演算論理ユニット(ALU)23からなる。イ
ンストラクションメモリ21a,21bは演算論理ユニ
ット23の演算命令(加算命令、減算命令など)を格納
しており、シーケンス部1のプログラムカウンタ11か
らのアドレスADPと最下位ビット発生器4からのビッ
ト信号A0との合成されたアドレスADQを並列的に入
力し、そのアドレスADQに格納されている演算命令を
フリップフロップ回路(F/F)22a,22bに出力
する。フリップフロップ回路22a,22bはインスト
ラクションメモリ21a,21bから出力される演算命
令を一時的に記憶する。
【0028】マルチプレクサ24は動作クロックCLK
Hに同期してフリップフロップ回路22a又は22bに
記憶されている演算命令を交互に切り換えて演算論理ユ
ニット23に供給する。演算論理ユニット23はマルチ
プレクサ24によって交互に切り換えられたフリップフ
ロップ回路22a又は22bからの演算命令を入力し、
それに応じた演算処理を行う。これによって演算論理ユ
ニット23は演算命令に応じて順次変化するパターンデ
ータPDを動作クロックCLKHに対応した速度で出力
することができる。
【0029】次に、図1のパターン発生手段の動作を図
2のタイミングチャート図を用いて説明する。タイミン
グ発生手段53は、図2のような動作クロックCLKH
を1/2分周器3、最下位ビット発生器4及び演算部3
に出力する。この動作クロックCLKHを発生タイミン
グに応じて第1クロックCLK1、第2クロックCLK
2、第3クロックCLK3、第4クロックCLK4・・
・とする。
【0030】1/2分周器3はこの動作クロックCLK
Hを2分の1に分周し、分周された分周動作クロックC
LKDをシーケンス部1に出力する。すなわち、分周動
作クロックCLKDは動作クロックCLKHの第2クロ
ックCLK2、第4クロックCLK4、第6クロックC
LK6、・・・のタイミングで発生するクロックとな
る。シーケンス部1はこの分周動作クロックCLKDに
よって動作し、プログラムカウンタ11はこの分周動作
クロックCLKDに同期したカウント値(アドレスAD
P)を出力する。
【0031】このとき、最下位ビット発生器4は動作ク
ロックCLKHに同期した『0』又は『1』のビット信
号A0を出力する。従って、演算部2のインストラクシ
ョンメモリ21a及び21bにはプログラムカウンタ1
1からのアドレスADPとビット信号A0の合成された
アドレスADQによってインタリーブで読み出される。
【0032】すなわち、インストラクションメモリ21
aのアドレス端子には第1クロックCLK1、第3クロ
ックCLK3、第5クロックCLK5、・・・に同期し
たタイミングでアドレスADQaが入力する。一方、イ
ンストラクションメモリ21bのアドレス端子には第2
クロックCLK2、第4クロックCLK4、第6クロッ
クCLK6、・・・に同期したタイミングでアドレスA
DQbが入力する。
【0033】アドレスADQa及びADQbを入力した
インストラクションメモリ21a及び21bは、そのア
ドレスに格納されている演算命令MPa,MPbを、ア
クセスタイム経過後の異なるタイミングで出力するの
で、フリップフロップ回路22a及び22bはその演算
命令MPa,MPbをそれぞれのタイミングで取り込み
一時的に記憶する。フリップフロップ回路22a及び2
2bに記憶されている演算命令MPa及びMPbはマル
チプレクサ24によって交互に切り換えられ、異なるタ
イミングで演算論理ユニット23に出力される。ここで
は、演算論理ユニット23は演算命令MPa,MPbと
してインクリメンタルモード(ALU=1)を入力す
る。従って、演算論理ユニット23は動作クロックCL
KHに同期してパターンデータPD(インクリメントさ
れるデータ)を高速で出力するようになる。
【0034】なお、上述の実施の形態では、動作クロッ
クを2分の1に分周する場合について説明したが、4分
の1や8分の1に分周してもよい。この場合、最下位ビ
ット発生器はその分周数に応じて2ビットカウンタ、4
ビットカウンタとすればよい。また、インストラクショ
ンメモリの読み出し方式としてインターリーブ方式を例
に説明したが、メモリを高速に読み出すことが可能であ
ればこれ以外の方式でもよいことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明のIC試験装置によれば、シーケ
ンス部の動作速度の限界以上の速度でパターンデータを
高速に発生することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るIC試験装置の一実施の形態で
あるパターン発生手段の詳細構成を示す図である。
【図2】 図1の動作を説明するためのタイミングチャ
ート図である。
【図3】 IC試験装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 図3のパターン発生手段の概略構成を示す図
である。
【符号の説明】
1…シーケンス部、2…演算部、3…1/2分周器、4
…最下位ビット発生器、11…プログラムカウンタ、1
2…シーケンス命令メモリ、13…デコーダ、21a,
21b,21…インストラクションメモリ、22a,2
2b,22…フリップフロップ回路(F/F)、23…
演算論理ユニット(ALU)、24…マルチプレクサ
(MUX)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作クロックを分周する分周手段と、 この分周手段によって分周された分周クロックに基づい
    て動作し、前記分周クロックをプログラムカウンタでカ
    ウントし、そのカウント値をアドレスとしてシーケンス
    命令メモリからシーケンス命令を読み出し、読み出され
    たシーケンス命令により前記プログラムカウンタを制御
    するフィードバック方式のシーケンス手段と、 前記動作クロックをカウントし、所定のビットデータを
    出力するビット発生手段と、 前記動作クロックに基づいて動作し、前記プログラムカ
    ウンタからのカウント値と前記ビット発生手段からのビ
    ットデータとを合成し、合成されたデータをアドレスと
    してインストラクションメモリから演算命令を読み出
    し、読み出された演算命令に応じて論理演算ユニットを
    制御し、所定のパターンデータを出力する演算手段とか
    らなるパターン発生手段を有することを特徴とするIC
    試験装置。
  2. 【請求項2】 前記分周手段は前記動作クロックを2分
    の1に分周し、前記ビット発生手段は前記動作クロック
    をカウントする1ビットカウンタからなり、この1ビッ
    トカウンタのカウント値を最下位ビットとして前記プロ
    グラムカウンタのカウント値に合成することを特徴とす
    る請求項1に記載のIC試験装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は前記インストララクショ
    ンメモリから演算命令をインターリーブ方式で読み出す
    ことを特徴とする請求項1に記載のIC試験装置。
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