JPH09100618A - 床用緩衝材及びこれを利用した床材 - Google Patents

床用緩衝材及びこれを利用した床材

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JPH09100618A
JPH09100618A JP8108584A JP10858496A JPH09100618A JP H09100618 A JPH09100618 A JP H09100618A JP 8108584 A JP8108584 A JP 8108584A JP 10858496 A JP10858496 A JP 10858496A JP H09100618 A JPH09100618 A JP H09100618A
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JP
Japan
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floor
cushioning material
cushioning
flexible
protruding parts
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Application number
JP8108584A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Funase
忠明 船瀬
Osamu Kondo
理 近藤
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産効率を高め、コストダウンを図りつつ、
実用的な硬さを有すると同時に床衝撃音遮断性能にも優
れたものを提供する。 【解決手段】 コンクリートスラブ等の床基盤5と床仕
上材4との間に設けられる床用緩衝材1において、発泡
体をプロファイル加工した柔軟材2を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集合住宅等のコ
ンクリートスラブ等の床基盤上に床仕上材を直接貼り付
ける床構造に用いる床用緩衝材及びこれを利用した床材
に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅において、コンクリートスラブ
上に硬質な木質系等の床仕上材を直接貼り付けた床構造
では、床衝撃遮断性能、特に軽量床衝撃源に対する遮断
性能に劣り、改善が要望されていた。そこで、床仕上材
の下層にプラスチック材料の発泡体を設けたものが提供
されるに至った。遮断性能を高めるには、バネ定数が低
いほどいいが、そのために発泡体を厚くすると歩行感が
柔らかくなりすぎて床の沈み込みも問題となる。直貼り
床としては、沈み込みが生じない程度の硬さを有すると
ともに、軽量床衝撃音を遮断できる性能を有することが
望ましい。床に実用的な硬さを付与するようにその下層
に設けた緩衝材100としては、図8に示すように、7
mm厚のポリウレタンフォームを熱プレスしてエンボス
加工を施し2〜3mmとしたものが開発された。熱プレ
ス前のポリウレタンフォームに比べて熱プレスされた緩
衝材100の厚さは2分の1〜3分の1の厚さとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の緩衝材100
は、ポリウレタンを発泡成形した後に熱プレスするため
に生産効率が悪く、コスト高となり、熱をかけるために
耐久性が悪くなり、エンボス加工をきれいにつくると、
バネ定数を低くできないという不都合があった。
【0004】そこで、この発明は、生産効率を高め、コ
ストダウンを図りつつ、実用的な硬さを有すると同時に
床衝撃音遮断性能にも優れた床用緩衝材及びこれを利用
した床材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、コンクリートスラブ等の床基盤と床仕
上材との間に設けられる床用緩衝材において、発泡体を
プロファイル加工した柔軟材を用いたものである。ま
た、この発明の床材は、床仕上材の下面に発泡体をプロ
ファイル加工した柔軟材から成る床用緩衝材を貼付した
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例は、プラスチック材料、
たとえばポリウレタンを発泡成形した発泡体をプロファ
イル加工した柔軟材2の両面に極薄い不織布3を貼り付
けて緩衝材1としたものを示す。プロファイル加工され
た柔軟材2としては、5ないし10mmの厚さのものが
好適に使用できる。ポリウレタンを発泡成形し、この発
泡体の厚みを20mmとし、その厚みを半分にする位置
で表面に凹凸ができるようにプロファイル加工する。プ
ロファイル加工された発泡体は、切断されたその両方が
柔軟材2として使用可能であり、材料の無駄がない。図
1において柔軟材2の凸部を2A、凹部を2Bで示す。
【0008】図2は、床仕上材4とコンクリートスラブ
等の床基盤5との間に図1に示す緩衝材1を設けたもの
を示し、床仕上材4上から荷重がかかると凸部2Aが圧
縮される。この最初に圧縮される凸部2Aはバネ定数が
低い。凸部2Aが圧縮されて凹部2Bが形状的になくな
った状態からさらに圧縮されるときには柔軟材2のバネ
定数は凸部2Aが圧縮されるときのバネ定数よりも高く
なる。軽量床衝撃音は凸部2Aが圧縮されるときに遮断
される。凸部2Aが圧縮された状態以降は実用的な硬さ
を床に付与する。
【0009】図2において、緩衝材1は凸部2Aと凹部
2Bとが上を向き、凸部2Aの頂面及び不織布3が床仕
上材4の下面に接着して床材を構成する。凸部2Aと凹
部2Bが下を向き、柔軟材2の平坦な面及び不織布3が
床仕上材4の下面に接着して床材を構成してもよい。
【0010】図3の緩衝材1は、凸部2Aと凹部2Bの
凹凸に沿って不織布3を設けた例を示す。
【0011】図4の緩衝材1は、2枚の柔軟材2の夫々
の平坦面同士を貼り合わせて上下面に夫々凸部2Aと凹
部2Bとが存在するものを示す。この例でも不織布3を
上下いずれか又は両方に設けることができる。
【0012】図5に示す別の実施例では、柔軟材2の凹
部2Bに柔軟材2よりバネ定数の高い弾性を有する粒状
物6を配設したものを示す。粒状物6を配設した状態に
おいて荷重がかからない状態では柔軟材2の凸部2Aが
粒状物6よりも上にある。ここで用いられる粒状物6と
しては、廃材となったゴムのチップが好適に使用できる
が、塩化ビニルなどの材料も使用可能である。この粒状
物6は床仕上材4に突き刺さらない程度の柔らかさと衝
撃によりこわれない弾力性とを有し、柔軟材2が圧縮さ
れたときに床の沈み込みを防止する。この粒状物6はm
2 あたり50g〜500gの割合で配設する。
【0013】図6に示す実施例は、粒状物6の大きさを
凸部2Aの高さと略同じ高さになる大きさのものとし、
凸部2Aと粒状物6とを床仕上材4の下面に接着させて
床材を構成するようにできる。また、粒状物6と反対の
面を床仕上材4に接着して床材を構成することもでき
る。これらの場合でも不織布3を柔軟材2の片面又は両
面に設けてもよい。図5に示す緩衝材1の上面又は下面
を床仕上材4の下面に貼付して床材を構成することもで
きる。
【0014】以上説明したいずれの実施例においても、
不織布3を柔軟材の両面に設けたが、片面のみであって
もよいし、不織布3を設けないものであってもよい。不
織布3を設ける事により、床基盤5との接着及び床仕上
材4との接着において接着材が柔軟材2により多く浸透
するのを防止する。また、柔軟材2の凸部2Aは床仕上
材4側に配置したが、反対に凸部2Aが床基盤5側に配
置されるようにしてもよい。
【0015】図7は床仕上材4を表面材4Aと本体部4
Bとに分離し、これらの間に緩衝材1を挟み込んだもの
を示し、緩衝材1は床基盤5に直接貼り付けられないも
のである。表面材4Aと本体部4Bとの間に挟まれる緩
衝材1は、図面上は凸部2Aと凹部2Bが表示されてい
ないが、上述した如く発泡体をプロファイル加工した柔
軟材2であることは言うまでもない。図7のものは、こ
の状態で床材を構成する。
【0016】床基盤5としてはコンクリートスラブを示
したが大引・根太工法により床下地を構成したものにお
いても、この床下地上に緩衝材1を設けることができ
る。また、床基盤5と緩衝材1との間に他の部材が介在
することもある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では発泡
体をプロファイル加工した柔軟材を緩衝材として用いた
ので、製造コストも安く、床が実用的な硬さを有すると
同時に床衝撃音遮断性能にも優れる。このような緩衝材
を用いると床にかかる荷重により最初に凸部が沈み込
み、ついで全体が沈み込むこととなり、最初はバネ定数
が低く、徐々に高くなり、特に軽量床衝撃源に対しては
凸部が圧縮されて音の伝播を防止する。凸部が圧縮され
た後はバネ定数が高くなり、床は実用的な硬さを保つ。
また、柔軟材の片面または両面に不織布を貼付したもの
にあっては、緩衝材を床仕上材や床基盤に接着剤を用い
て接着する場合、この接着剤が柔軟材に過度に浸透する
のを防止する。さらに、柔軟材のプロファイル加工され
た凹凸面の凹部に柔軟材よりバネ定数の高い弾性を有す
る粒状物を配設したものにあっては、初期バネ定数は低
く、その後のバネ定数はより高くすることができ、床の
沈み込みを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る緩衝材を示す断面図。
【図2】床仕上材の下面に緩衝材を設けた断面図。
【図3】上側の不織布を凹凸に沿って設けた緩衝材の断
面図。
【図4】2枚の柔軟材を貼り合せて成る緩衝材の断面
図。
【図5】粒状物と組合せた緩衝材を示す断面図。
【図6】粒状物の大きさを変えた緩衝材の断面図。
【図7】間に緩衝材を挟んだ床材を示す断面図。
【図8】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 緩衝材 2 柔軟材 2A 凸部 2B 凹部 3 不織布 4 床仕上材 5 床基盤 6 粒状物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートスラブ等の床基盤と床仕上
    材との間に設けられる床用緩衝材において、発泡体をプ
    ロファイル加工した柔軟材を用いたことを特徴とする床
    用緩衝材。
  2. 【請求項2】 柔軟材の片面又は両面に不織布を貼付し
    たことを特徴とする請求項1に記載の床用緩衝材。
  3. 【請求項3】 柔軟材のプロファイル加工された凹凸面
    の凹部に柔軟材よりバネ定数の高い弾性を有する粒状物
    を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の床
    用緩衝材。
  4. 【請求項4】 床仕上材の下面に請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の床用緩衝材を貼付したことを特徴とする
    床材。
  5. 【請求項5】 床仕上材を表面材と本体部とに分離し、
    これらの間に請求項1〜3のいずれか1項に記載の床用
    緩衝材を挟んで貼付したことを特徴とする床材。
JP8108584A 1995-07-28 1996-04-04 床用緩衝材及びこれを利用した床材 Pending JPH09100618A (ja)

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JP21248395 1995-07-28
JP7-212483 1995-07-28
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