JPH09100255A - 8−メトキシキノロンカルボン酸誘導体の製造中間体 - Google Patents

8−メトキシキノロンカルボン酸誘導体の製造中間体

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JPH09100255A
JPH09100255A JP8182903A JP18290396A JPH09100255A JP H09100255 A JPH09100255 A JP H09100255A JP 8182903 A JP8182903 A JP 8182903A JP 18290396 A JP18290396 A JP 18290396A JP H09100255 A JPH09100255 A JP H09100255A
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methoxy
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Masayuki Iwata
正之 岩田
Tomio Kimura
富美夫 木村
Yoshimi Fujiwara
義巳 藤原
Tetsutsugu Katsube
哲嗣 勝部
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Sankyo Co Ltd
Ube Corp
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗菌剤として有用なキノロンカルボン酸誘導体
の合成中間体を提供することを課題とする。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中、Qはシアノ基、カルバモイル基またはカルボキ
シ基を示し、Y1 およびY2 は同一または相異なってハ
ロゲン原子を示す)の化合物を提供することにより課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた抗菌活性を有
する1−シクロプロピル−8−メトキシキノロンカルボ
ン酸誘導体の製造中間体に関する。
【0002】
【従来技術】6位にフッ素原子を有する、いわゆるフル
オロキノロンカルボン酸中で、1位にシクロプロピル基
を有し、8位にメトキシ基を有する化合物は知られてい
なかったと共に、本発明の一般式(XXXII) で表わされる
化合物も知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者等は1位にシク
ロプロピル基を有し、8位にメトキシ基を有する優れた
フルオロキノロンカルボン酸系抗菌剤を開発すべくその
製造法について鋭意検討を重ね、有用な中間体となる一
連の新規化合物を見出して本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の発明は一般式(XXX
II)
【0005】
【化2】
【0006】(式中、Qはシアノ基、カルバモイル基ま
たはカルボキシ基を示し、Y1 およびY2 は同一または
相異なってハロゲン原子を示す)で表わされる化合物に
関するものであり、そして、一般式(XXXII) で表わされ
る化合物は、一般式(XXXIII)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、Y2 は前記と同じ意味を有し、R
11は水素原子または低級アルキル基を示す)で表わされ
る化合物、および、一般式(XXXIV)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Yは前記と同じ意味を有す
る)で表わされる化合物の合成に使用することができ
る。
【0011】本発明において化合物(XXXII) におけるY
1 および化合物(XXXII) 、(XXXIII)ならびに(XXXIV) に
おけるY2 はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子であ
り、フッ素原子または塩素原子が好ましく、特にフッ素
原子が好ましい。
【0012】化合物(XXXII) においてはY1 とY2 は異
なっていてもよい。
【0013】化合物(XXXII) におけるQはシアノ基、カ
ルバモイル基またはカルボキシ基を示す。すなわち化合
物(XXXIIb)はQがシアノ基である化合物であ
り、化合物(XXXIIc)はQがカルバモイル基であ
る化合物であり、化合物(XXXIId)はQがカルボ
キシ基である化合物である。
【0014】化合物(XXXIII)におけるR11は水素原子ま
たはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチルもしくはt−ブチルの
ようなC1-4 のアルキル基を示し、特に水素原子、メチ
ル基またはエチル基が好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】化合物(XXXII) および該化合物か
ら誘導される化合物(XXXIII)は以下に示す反応経路
[F′]により、また化合物(XXXIV) は(B′法)によ
り製造することができる。なお、化合物(XXXII) のQが
アミノ基である化合物(XXXIIa)は反応経路[G]によっ
ても製造することができる。
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】(上記式中、Y1 ,Y2 およびR11は前記
と同じ意味を有し、R12はメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
t−ブチルのようなC1-4 アルキル基を示す)。
【0021】反応経路[F′]、(B′法)および反応
経路[G]の各工程(工程1〜19)を以下に詳細に説
明する。
【0022】反応経路[F′]の第1工程から第7工程
は、化合物(XXXIIa)、(XXXIIb)、(XXXIIc)および(XXXII
d)を得るための工程である。
【0023】第1工程:本工程は化合物(XVIII′) に溶
媒中ナトリウムメチラートを反応させることによりメト
キシ化合物(XIX′) を得る工程である。
【0024】本反応に使用する溶媒としてはジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ジ
メチルスルホキシドなどのスルホキシド類;ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素類;ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素類お
よびメタノール(好ましくはメタノール)を挙げること
ができる。
【0025】ナトリウムメチラートの使用量は0.5 〜1.
5 倍モル(好ましくは等モル)である。
【0026】反応温度は0〜100℃(好ましくは10
〜30℃)であり、反応時間は1〜48時間(好ましく
は5〜24時間)である。
【0027】第2工程:本工程は化合物(XIX′) に溶媒
の存在下または無溶媒でアンモニアを反応させてアミノ
化合物(XX ′) を得る工程である。
【0028】本反応に使用する溶媒としては上記の第1
工程と同じ溶媒が挙げられるが、本反応は無溶媒で行う
ことが好ましい。
【0029】アンモニアの使用量は等モル以上であれば
よく、無溶媒の場合には大過剰のアンモニアを用いてオ
ートクレーブ中で行われる。
【0030】反応温度は0〜100℃(好ましくは10
〜30℃)であり、反応時間は1〜48時間(好ましく
は5〜24時間)である。
【0031】第3工程:第4工程:本工程は化合物(XX
′) のシアノ基を80%(V/V) 硫酸で部分的に加水分
解してアミド化合物(XXI′) とし(第3工程)、更に続
けて50%(V/V) 硫酸でアミド基を加水分解してカルボ
ン酸化合物(XXII ′) とするとともに(XXII ′) の脱炭
酸反応も同時に行わせて化合物(XXXIIa)を得る工程(第
4工程)である。
【0032】一連の反応は50〜150℃(好ましくは
80〜120℃)で行われ、反応時間は第3工程につい
て15分〜4時間(好ましくは30分〜2時間)、第4
工程について30分〜6時間(好ましくは1〜3時間)
である。
【0033】第5工程:本工程は化合物(XXXIIa)のアミ
ノ基をジアゾ化した後にシアノ基に変換して化合物(XXX
IIb)を得る工程であり、文献(H.Koopman,Recl.Trav.Ch
im.Pays-Bas,80,1075(1961) )記載の方法に従って実施
される。
【0034】第6工程:本工程は化合物(XXXIIb)のシア
ノ基を部分的に加水分解してアミド化合物(XXXIIc)を得
る工程であり、上記の第3工程と同様にして行われる。
【0035】第7工程:本工程は化合物(XXXIIc)のアミ
ド基を加水分解して化合物(XXXIId)を得る工程である。
この加水分解反応は酸性またはアルカリ性条件下、常法
に従って行われる。
【0036】反応経路[F′]の第8工程から第14工
程は化合物(XXXIIIa) および(XXXIIIb) を得るための工
程である。
【0037】第8工程:本工程は、溶媒中または無溶媒
で化合物(XXXIId)と塩化チオニルとの反応で化合物(XXV
II′) を得る工程である。
【0038】本反応に使用する溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、クロロホルム、ジクロロメタンまたはジ
エチルエーテルが挙げられる。
【0039】本反応に使用する塩化チオニルの量は、化
合物(XXXIId)に対して等モル以上である。
【0040】本反応には触媒量のピリジンまたはジメチ
ルホルムアミドを使用することもある。
【0041】反応温度は室温から使用溶媒の沸点温度ま
で自由に選択される。反応は塩化水素ガスの発生が止む
まで続けられ、反応終了後溶媒および過剰の塩化チオニ
ルを留去し、残渣をそのまま次の反応に使用してもよい
し、これを減圧蒸留によって精製後使用してもよい。
【0042】第9工程:本工程は、化合物(XXVII′) と
マロン酸ジエステル(CH2(CO2R12)2)との反応により化合
物(XXVIII ′) を得る工程である。
【0043】まずマロン酸ジエステルをマグネシウムエ
トキシドと反応させて、エトキシマグネシウムマロン酸
ジエステルとする。この反応は通常ジエチルエーテル、
テトラヒドロフランまたはジオキサンなどのエーテル類
を溶媒として、等モルのマロン酸ジエステルとマグネシ
ウムエトキシドを加熱還流下、1乃至10時間撹拌する
ことによって行われる。反応後反応混合物はマグネシウ
ムエトキシマロン酸ジエステルの懸濁液となっている
が、ここに等モルの酸クロリド(XXVII′) を冷却下また
は室温で滴下、撹拌し、化合物(XXVIII ′) とする。こ
の反応は5時間以内に完結する。
【0044】第10工程:本工程は、化合物(XXVIII
′) を加水分解、脱炭酸することにより、化合物(XXIX
′) を得る工程である。
【0045】化合物(XXVIII ′) を触媒量乃至等モルの
p−トルエンスルホン酸・1水和物の存在下に、テトラ
ヒドロフランまたはジオキサンを溶媒として3乃至20
時間加熱還流することにより得られる。
【0046】第11工程:本工程は、化合物(XXIX ′)
とオルトギ酸エチルとの反応で化合物(XXX′) を得る工
程である。
【0047】化合物(XXIX ′) を過剰量の無水酢酸およ
びオルトギ酸エチルとともに無溶媒で加熱還流すること
により得られる。反応は1乃至5時間で完結する。反応
後過剰の無水酢酸およびオルトギ酸エチルを減圧留去
し、得られる残渣をそのまま次の反応に供してもよい
し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
してもよい。
【0048】第12工程:本工程は化合物(XXX′) とシ
クロプロピルアミンとの反応で化合物(XXXI ′) を得る
工程である。
【0049】化合物(XXX′) と等モル乃至2倍モルのシ
クロプロピルアミンをベンゼン、トルエン、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロ
メタン、四塩化炭素などの不活性溶媒中、冷却下または
室温で反応させることにより化合物(XXXI ′) が得られ
る。この反応は通常1乃至3時間で完結する。
【0050】第13工程:本工程は、溶媒中、塩基の存
在下、化合物(XXXI ′) を閉環反応に付すことにより化
合物(XXXIIIa) を得る工程である。
【0051】本反応に使用する溶媒としては、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等のアミド類;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類またはアセトニトリル等のニトリル類が挙
げられる。
【0052】本反応に使用する塩基としては、水素化ナ
トリウム、フッ化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、またはカリウム−t−ブトキシドが挙げられる。
【0053】化合物(XXXI ′) に対して等モル乃至2倍
モルの塩基の存在下室温乃至使用溶媒の沸点温度におい
て反応させることによって化合物(XXXIIIa) が得られ
る。反応時間は通常1乃至10時間である。
【0054】第14工程:本工程は、化合物(XXXIIIa)
を加水分解することにより化合物(XXXIIIb) を得る工程
であり、酸性またはアルカリ性条件下常法に従って行わ
れる。
【0055】(B′法)の第15工程は化合物(XXXIII)
からフッ化ホウ素キレート化合物(XXXIV) を得るための
工程であり、例えば特開昭59−67290号公報記載
の方法に従ってホウフッ化水素酸または三フッ化ホウ素
を反応させることによって行うことができる。
【0056】反応経路[G]の第16工程から第19工
程は化合物(XXXII) のQがアミノ基である化合物(XXXII
a)を得るための別法である。
【0057】第16工程:本工程は、化合物(XXXV)に溶
媒中フタルイミドカリウムを反応させて化合物(XXXVI)
を得る工程である。
【0058】本反応に使用される溶媒としてはジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシド
などのスルホキシド類;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;アセトニトリ
ルなどのニトリル類;メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノールなどのアルコール類(好まし
くは前記アミド類およびスルホキシド類)が挙げられ
る。
【0059】フタルイミドカリウムの使用量は等モル〜
数倍モル(好ましくは等モル〜2倍モル)であり、反応
温度は0〜100℃(好ましくは20〜50℃)、反応
時間は0.5 〜20時間(好ましくは1〜8時間)であ
る。
【0060】第17工程:本工程は化合物(XXXVI) のニ
トロ基を還元してアミノ化合物(XXXVII)を得る工程であ
り、通常のニトロ基の還元反応が適用される。
【0061】第18工程:本工程は化合物(XXXVII)のア
ミノ基を溶媒中亜硝酸アルキルによってジアゾ化してア
ミノ基を除去し化合物(XXXVIII) を得る工程である。
【0062】本反応に使用する溶媒としてはジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類(好
ましくはジメチルホルムアミド)が挙げられる。
【0063】亜硝酸アルキルとしては亜硝酸メチル、亜
硝酸エチル、亜硝酸プロピル、亜硝酸イソプロピル、亜
硝酸ブチル、亜硝酸イソブチル、亜硝酸t−ブチル、亜
硝酸アミル、亜硝酸イソアミルなどが挙げられる。
【0064】反応温度は0〜100℃(好ましくは10
〜80℃)であり、反応時間は15分〜10時間(好ま
しくは30分〜5時間)である。
【0065】第19工程:本工程は化合物(XXXVIII) の
フタルイミド基を加水分解してアミノ化合物(XXXIIa)を
得る工程であり、抱水ヒドラジンを用いて常法に従って
行われる。
【0066】上記のようにして製造される各化合物は、
各反応の混合物から例えば濾過、濃縮、抽出、蒸留など
通常の処理によって得られ、さらに必要に応じて再結晶
法、カラムクロマトグラフィーなどの通常の精製手段に
よって精製される。
【0067】
【発明の効果】本発明により得られる化合物(XXXI
I)は前述のようにして経路〔F’〕および〔B’法〕
により化合物(XXXIIIb)および(XXXIV)
に誘導される。それらの化合物は、以下に示す(A’
法)および(B”法)により1位にシクロプロピル基を
有し、8位にメトキシ基を有するフルオロキノロンカル
ボン酸化合物(Ia)に誘導される。このフルオロキノ
ロンカルボン酸誘導体(Ia)は優れた抗菌活性を示
す。
【0068】従って本発明の化合物(XXXII) は抗菌剤と
して有用なキノロンカルボン酸誘導体の合成中間体であ
る。
【0069】
【化9】
【0070】
【化10】
【0071】(上記式中YHはピペラジン、アミノピロ
リジンまたはアミノピペリジン誘導体を示す) なお化合物(Ia)を(A′法)または(B″法)で得
る方法は特開昭63−198664号公報に詳細に記載
されている。
【0072】次に実施例および参考例を挙げて本発明を
更に具体的に説明する。
【0073】
【実施例】
[参考例1]3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロアニリン(XXX
IIa;Y1=Y2=F)の合成
【0074】
【化11】
【0075】ペンタフルオロベンゾニトリル(XVIII′;
Y1=Y2=F)160.0 g(0.83モル)をメタノール2.5 リット
ルに溶解、撹拌下室温でナトリウムメトキシド44.8g
(0.83モル)のメタノール溶液1.6 リットルを滴下し
た。滴下終了後室温で一夜放置、溶媒を減圧留去、残渣
をトルエン−水で振とうし、トルエン層を水洗、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し、残った固形物をn
−ヘキサンで洗浄して4−メトキシ−2,3,5,6−
テトラフルオロベンゾニトリル160.7 g(XIX′;Y1=Y2=
F) を無色針状結晶として得た。
【0076】MSスペクトル:m/e 205(M+), 190(M+ -C
H3),162(M+ -CH3-CO) オートクレーブ中に液体アンモニア150mlと上記のよ
うにして得た4−メトキシ−2,3,5,6−テトラフ
ルオロベンゾニトリル(XIX′; Y1=Y2=F)100.0g(0.49
モル)を詰め、室温で一夜放置した。アンモニアを除去
後、残った固形物を水洗し、2−アミノ−4−メトキシ
−3,5,6−トリフルオロベンゾニトリル(XX ′; Y1
=Y2=F)84.4gを無色粉末として得た。
【0077】MSスペクトル:m/e 202(M+),172(M+-CH2=
O),159(M+-CH3-CO) 次いでこの2−アミノ−4−メトキシ−3,5,6−ト
リフルオロベンゾニトリル(XX ′; Y1=Y2=F) 84.4 g
(0.42モル)に水50mlと濃硫酸200mlを添加、10
0℃で1時間撹拌後、水150mlを加え、更に2時間1
10−120℃で撹拌した。室温にまで放冷後、氷水を
注加し、炭酸カリウムで中和した。析出する結晶を酢酸
エチルで抽出、有機層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧留去し、3−メトキシ−2,4,5−トリフ
ルオロアニリン(XXXIIa; Y1=Y2=F)57.6 gを無色針状結
晶として得た。
【0078】融点 45−47℃ MSスペクトル:m/e 177(M+),147(M+-CH2=O) NMR スペクトル(CDCl3, δ);3.65(2H,br,-NH2),4.02(3
H,s,-OCH3),6.22-6.36(1H,m,aromH) [実施例1]3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロベンゾニトリ
ル(XXXIIb;Y1=Y2=F)の合成
【0079】
【化12】
【0080】参考例1で得た3−メトキシ−2,4,5
−トリフルオロアニリン(XXXIIa;Y1=Y2=F)1.01g(0.00
56モル)を酢酸3ml、水25ml、 濃硫酸1.68g(0.0168
モル)の混液に溶解し、0℃に冷却後、亜硝酸ナトリウ
ム0.46g(0.0066モル)を含む水溶液1mlを撹拌下、0
−3℃で滴下した。滴下終了後、同温度で30分間撹拌
し、ジアゾニウム塩溶液を得た。
【0081】一方、硫酸銅5水和物1.80g(0.0072モ
ル)を水10mlに溶解し、これにシアン化カリウム1.95
g(0.03モル)を含む水溶液5mlを撹拌下20℃以下で
滴下、得られた褐色透明溶液に炭酸水素ナトリウム4.02
g(0.048 モル)を添加後、ベンゼン30mlを添加し
た。
【0082】この2層になった溶液に、激しく撹拌しつ
つ前記のジアゾニウム塩溶液を30〜45℃で滴下し、
滴下終了後、反応混液を65℃まで加熱した。室温に冷
却後、ベンゼン層を分取し、水洗、乾燥後、減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;トルエン)に付し、3−メトキシ−2,4,5−ト
リフルオロベンゾニトリル(XXXIIb;Y1=Y2=F)0.77gを赤
色油状物として得た。
【0083】IRスペクトル(フイルム法,νmaxcm
-1 ):2250,1620,1500,1480,1120,1080 [実施例2]3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロベンズアミド
(XXXIIc;Y1=Y2=F)の合成
【0084】
【化13】
【0085】実施例1で得た3−メトキシ−2,4,5
−トリフルオロベンゾニトリル(XXXIIb;Y1=Y2=F)1.24g
(0.007 モル)に濃硫酸5mlと水1.2ml を添加し、10
0−140℃で30分間加熱後、氷水に注加し、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し乾燥後、減圧乾
固し、3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロベンズ
アミド(XXXIIc;Y1=Y2=F)1.10gを淡褐色粉末として得
た。
【0086】融点 131−133℃ MSスペクトル:m/e 205(M+),189(M+-NH2) [実施例3]3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸(XXX
IId;Y1=Y2=F)の合成
【0087】
【化14】
【0088】実施例2で得た3−メトキシ−2,4,5
−トリフルオロベンズアミド(XXXIIc;Y1=Y2=F)46.4g
(0.226 モル)を水900mlに懸濁し、1N水酸化ナト
リウム226ml(0.226 モル)を加えて撹拌下2時間加
熱還流した。室温にまで放冷後、酢酸エチルで抽出して
未反応物を除去し、水層を塩酸で酸性とした。析出する
結晶を酢酸エチルで抽出、有機層を水洗し乾燥後、減圧
留去して3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロ安息
香酸(XXXIId;Y1=Y2=F)37.1gを無色針状結晶として得
た。
【0089】融点 115−117℃ MSスペクトル:m/e 206(M+),189(M+-OH),161(M+-COOH) NMR スペクトル(CDCl3, δ);4.09(3H,s,OCH3),7.50-7.6
2(1H,m,aromH),8.0-10.0(1H,br,COOH) [参考例2]1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メトキ
シ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸エチルエステル(XXXIIIa;Y2=F,R12=エチル) の合
【0090】
【化15】
【0091】実施例3で得た3−メトキシ−2,4,5
−トリフルオロ安息香酸(XXXIId;Y1=Y2=F)1.14g(0.00
55モル)を乾燥ベンゼン10mlに溶解し、塩化チオニル
5mlを加えて1時間加熱還流した。反応後、ベンゼンお
よび過剰の塩化チオニルを完全に留去し、3−メトキシ
−2,4,5−トリフルオロ安息香酸クロリド(XXVI
I′;Y1=Y2=F) を得た。
【0092】一方、マグネシウムエトキシド0.68g(0.
006 モル)とマロン酸ジエチルエステル0.96g(0.006
モル)を無水ジエチルエーテル15ml中、1時間加熱還
流することによって、エトキシマグネシウムマロン酸ジ
エチルエステルのジエチルエーテル懸濁液を得た。これ
に撹拌下、室温で、上記の酸クロリドをジエチルエーテ
ル10mlに溶解した液を滴下し、更に室温で1時間撹拌
した。反応終了後、1N塩酸を加えて酸性とし、酢酸エ
チルで抽出し、酢酸エチル層を水洗、乾燥後、減圧乾固
し、3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロベンゾイ
ルマロン酸ジエチルエステル(XXVIII ′; Y1=Y2=F,R12=
エチル) 1.8 gを褐色油状物として得た。
【0093】これをジオキサン30mlに溶解、触媒量の
p−トルエンスルホン酸を加え、20時間加熱還流し、
溶媒を減圧留去、残渣を酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層を炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗い、
乾燥後、減圧乾固して、3−メトキシ−2,4,5−ト
リフルオロベンゾイル酢酸エチルエステル(XXIX ′;Y1=
Y2=F,R12= エチル) 1.45gを淡褐色油状物として得た。
【0094】MSスペクトル:m/e 276(M+),189(M+ -CH2C
OOC2H5),161(M+ -COCH2COOC2H5) このようにして得られた3−メトキシ−2,4,5−ト
リフルオロベンゾイル酢酸エチルエステル(XXIX ′; Y1
=Y2=F 12=エチル) 1.40g(0.005 モル)に無水酢酸3.
5ml とオルトギ酸エチル1.1ml を添加し、1時間加熱還
流後、減圧濃縮した。残渣をジクロルメタン10mlに溶
解し、氷冷、撹拌下、シクロプロピルアミン0.38g(0.
006 モル)を滴下、更に30分間撹拌した。溶媒を減圧
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;トルエン−酢酸エチルの9:1混合液)に付
し、3−シクロプロピルアミノ−2−(3−メトキシ−
2,4,5−トリフルオロベンゾイル)アクリル酸エチ
ルエステル(XXXI ′; Y1=Y2=F,R12=エチル) 1.23gを淡
褐色油状物として得た。
【0095】MSスペクトル:m/e 343(M+),189(M+ -Prc-
NH-CH=C(CO2Et)) (Prc:シクロプロピルを示す) 次いでこの3−シクロプロピルアミノ−2−(3−メト
キシ−2,4,5−トリフルオロベンゾイル)アクリル
酸エチルエステル(XXXI ′; Y1=Y2=F,R12=エチル)1.20
g(0.0035モル)を無水テトラヒドロフラン30mlに溶
解し、60%水素化ナトリウム150mg(0.0035モル)
を加え室温で30分間撹拌し、1N塩酸で酸性とした
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、乾燥
後、減圧濃縮し、1−シクロプロピル−6,7−ジフル
オロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチルエステル(XXXIIIa;Y2=F,
R12=エチル) 0.83gを無色針状結晶として得た。
【0096】融点 180−182℃ MSスペクトル:m/e 323(M+),251(M+ -CO2Et),41(C3H5 +
) [参考例3]1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メトキ
シ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸(XXXIIIb;Y2=F)の合成
【0097】
【化16】
【0098】参考例2で得られた1−シクロプロピル−
6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(XXXIIIa;Y2=F,R12=エチル) 0.48g(0.0015モル)をメ
タノール20mlに溶解し、4%(W/V)水酸化ナトリウム
水溶液10mlを添加して室温で5時間放置した後、濃塩
酸で酸性とし析出する結晶を濾集して、1−シクロプロ
ピル−6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸(XXXIII
b;Y2=F) 0.34 gを無色粉末状結晶として得た。
【0099】融点 184−185℃ MSスペクトル:m/e 295(M+),251(M+ -CO2) 元素分析値%(C14H11F2NO4 として) 理論値 C,56.95;H,3.76;N,4.75 分析値 C,56.90;H,3.84;N,4.56 [参考例4]1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メトキ
シ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸・BF2 −キレート(XXXIV;Y2=F)の合成
【0100】
【化17】
【0101】参考例2で得られた1−シクロプロピル−
6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル(XXXIII
a;Y2=F,R12=エチル) 1.0 g(0.003 モル)を42%ホ
ウフッ化水素酸20mlに懸濁し、90−100℃で3時
間撹拌後、水に注加し、析出する結晶を濾集して1−シ
クロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・BF2 −キレート(XXXIV;Y2=F)1.1 gを無色粉末状
結晶として得た。
【0102】融点 224−226℃ 元素分析値%(C14H10BF4NO4として) 理論値 C,49.01;H,2.94;N,4.08 分析値 C,49.24;H,3.01;N,3.79 [参考例5]3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロアニリン(XXX
IIa;Y1=Y2=F)の合成 (参考例1の別法)
【0103】
【化18】
【0104】(1)4−メトキシ−2,3,5,6−テ
トラフルオロニトロベンゼン(XXXV;Y1=Y2=F)5.41g(0.
024 モル)をジメチルホルムアミド100mlに溶解し、
フタルイミドカリウム4.62g(0.025 モル)を加えて室
温で3時間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し、
残渣をトルエンに溶解、トルエン層を水洗、乾燥後、減
圧濃縮し、得られた油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒:トルエン)に付し、4−メトキシ−
2−フタルイミド−3,5,6−トリフルオロニトロベ
ンゼン(XXXVI; Y1=Y2=F)5.07gを淡黄色粉末状結晶とし
て得た。
【0105】MSスペクトル:m/e 352(M+),306(M+ -N
O2),291(M+ -NO2-CH3) (2)4−メトキシ−2−フタルイミド−3,5,6−
トリフルオロニトロベンゼン(XXXVI; Y1=Y2=F)4.2 g
(0.012 モル)を酢酸150mlに溶解し、5%パラジウ
ム−炭素1.3 gを添加し室温で激しく撹拌しながら1時
間水素ガスを通じた。反応終了後、反応液を濾過し濾液
を減圧濃縮、析出する結晶をトルエンで洗浄し、4−メ
トキシ−2−フタルイミド−3,5,6−トリフルオロ
アニリン(XXXVII;Y1=Y2=F)2.93gを無色砂状結晶として
得た。
【0106】 MSスペクトル:m/e 322(M+),307(M+ -CH3) (3)亜硝酸イソアミル1.66g(0.0144モル)をジメチ
ルホルムアミド9mlに溶解し、これに4−メトキシ−2
−フタルイミド−3,5,6−トリフルオロアニリン(X
XXVII;Y1=Y2=F)2.90g(0.009 モル)のジメチルホルム
アミド溶液18mlを撹拌下60−65℃で滴下した。滴
下終了後、同温度で1時間撹拌し、溶媒を減圧留去、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トル
エン)に付し、N−(3−メトキシ−2,4,5−トリ
フルオロフェニル)フタルイミド(XXXVIII; Y1=Y2=F)2.
18gを無色粉末状結晶として得た。
【0107】 MSスペクトル:m/e 307(M+),276(M+ -OCH3) (4)N−(3−メトキシ−2,4,5−トリフルオロ
フェニル)フタルイミド(XXXVIII; Y1=Y2=F)2.15g(0.
007 モル)をエタノール30mlに懸濁し、抱水ヒドラジ
ン1.1 g(0.02モル)を添加して撹拌下2時間加熱還流
した。反応液を室温にまで冷却後、濾過し、濾液を減圧
濃縮、残留物をトルエンに溶解、トルエン層を水洗、乾
燥後、減圧濃縮し、3−メトキシ−2,4,5−トリフ
ルオロアニリン(XXXIIa;Y1=Y2=F))1.06 gを淡褐色針状
結晶として得た。
【0108】 MSスペクトル:m/e 177(M+),147(M+ -CH2=O) [参考例6]1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−7
−(1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩の合成
【0109】
【化19】
【0110】参考例4で得られたキレート化合物(XXXI
V;Y2=F)0.11gをジメチルスルホキシド0.5ml に溶解
し、無水ピペラジン0.11g(0.0012モル)を添加し、室
温に一夜放置した。反応混合物をジエチルエーテル50
mlに注加し、析出するキレート化合物(VI ′)の黄色結
晶を濾集し、これを80%エタノール30mlとトリエチ
ルアミン5mlの混合液に溶解せしめ、4時間加熱還流し
た。反応液を熱時濾過して不溶物を除去、濾液を減圧濃
縮して得られる結晶をエタノールで洗浄し、1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−7−(1−ピ
ペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸0.07gを無色粉末状結晶として得た。
(融点177−178℃) この結晶をエタノール30mlに懸濁し、濃塩酸1mlを添
加後、溶媒を減圧濃縮、残渣をエタノールで洗浄して目
的化合物の塩酸塩0.06gを無色粉末として得た。
【0111】融点 246−248℃(分解) 元素分析値%(C18H20FN3O4・HCl・1/2H2Oとして) 理論値 C,53.14;H,5.45;N,10.33 分析値 C,53.31;H,5.47;N,10.36 [参考例7]1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−7
−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩の合
【0112】
【化20】
【0113】参考例3で得られた1−シクロプロピル−
6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸(XXXIIIb;Y2=F)
0.09g(0.0003モル)をジメチルスルホキシド0.5ml に
溶解し、N−メチルピペラジン0.12g(0.0012モル)を
添加して70℃で6時間撹拌した。反応後、同温度で溶
媒および過剰のN−メチルピペラジンを減圧留去し、残
渣を酢酸エチルで洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒:メタノール)に付し、1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−8−メトキシ−7−(4−メチル
−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸0.03gを無色粉末状結晶とし
て得た。(融点211−214℃) このものより、参考例6と同様の方法によって塩酸塩0.
02gを無色粉末として得た。
【0114】融点 225−228℃(分解) 元素分析値%(C19H22FN3O4・HCl・H2O として) 理論値 C,53.08;H,5.86;N,9.78 分析値 C,53.12;H,5.54;N,9.68 [参考例8]1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ−7
−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩の合
【0115】
【化21】
【0116】参考例4で得られた1−シクロプロピル−
6,7−ジフルオロ−8−メトキシ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・BF2 −キレー
ト5.8 g(0.017 モル)をジメチルスルホキシド4mlに
溶解し、2−メチルピペラジン6.8 g(0.068 モル)を
添加、室温に一夜放置した。反応後、溶媒および過剰の
2−メチルピペラジンを減圧留去し、残渣をジエチルエ
ーテルで洗浄してキレート化合物(VI ′) の黄色結晶を
得た。これを80%エタノール200mlとトリエチルア
ミン30mlの混合液に溶解せしめ、4時間加熱還流し
た。
【0117】室温に冷却後不溶物を濾去し、濾液を減圧
濃縮して得られる結晶をエタノールで洗浄した。次いで
得られた結晶をエタノール100mlに懸濁し、濃塩酸3
mlを添加後、溶媒を減圧留去、残渣をエタノールで洗浄
して1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メトキシ
−7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩
2.7gを無色粉末として得た。
【0118】融点 262−264℃(分解) 元素分析値%(C19H22FN3O4・HCl として) 理論値 C,55.40;H,5.63;N,10.20 分析値 C,55.14;H,5.67;N,10.1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 義巳 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 勝部 哲嗣 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(XXXII) 【化1】 (式中、Qはシアノ基、カルバモイル基またはカルボキ
    シ基を示し、Y1 およびY2 は同一または相異なってハ
    ロゲン原子を示す)で表わされる化合物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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