JPH0899509A - 滑り止め用被覆タイヤ - Google Patents
滑り止め用被覆タイヤInfo
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- JPH0899509A JPH0899509A JP26106794A JP26106794A JPH0899509A JP H0899509 A JPH0899509 A JP H0899509A JP 26106794 A JP26106794 A JP 26106794A JP 26106794 A JP26106794 A JP 26106794A JP H0899509 A JPH0899509 A JP H0899509A
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- hook
- sidewall portion
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 バタツキ防止と滑り止め効果を特段に向上さ
せた滑り止め用被覆タイヤを提供する。 【構成】 一側面のサイドウォール部３に全面に渡り掛
け金具７を所要数周設するとともに、両開口端４に渡り
一対の掛け金具を配設し、他側面の両開口端４には、そ
れぞれ一端側に位置決め調整自在にフック１１を係着
し、他端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部１
に所要数の貫通孔１５を周設して成る被覆タイヤ本体
と、一側面全周の掛け金具７に緊着して内周面を回転車
輪に締付ける弾性バンド２５と、一側面の両開口端４を
掛け金具を介して緊締接合する弾性バンド２６とから成
る滑り止め用被覆タイヤにおいて、一側面の両開口端４
を接合する一対の掛け金具が、二股状に一体にして下端
にフック１８を形成し、一方の上端を開口端４の一端に
固着する係止部１９とし、他方を曲線弧状の引き寄せ部
２０として該開口端４の他端に移動自在に係着する。
せた滑り止め用被覆タイヤを提供する。 【構成】 一側面のサイドウォール部３に全面に渡り掛
け金具７を所要数周設するとともに、両開口端４に渡り
一対の掛け金具を配設し、他側面の両開口端４には、そ
れぞれ一端側に位置決め調整自在にフック１１を係着
し、他端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部１
に所要数の貫通孔１５を周設して成る被覆タイヤ本体
と、一側面全周の掛け金具７に緊着して内周面を回転車
輪に締付ける弾性バンド２５と、一側面の両開口端４を
掛け金具を介して緊締接合する弾性バンド２６とから成
る滑り止め用被覆タイヤにおいて、一側面の両開口端４
を接合する一対の掛け金具が、二股状に一体にして下端
にフック１８を形成し、一方の上端を開口端４の一端に
固着する係止部１９とし、他方を曲線弧状の引き寄せ部
２０として該開口端４の他端に移動自在に係着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は雪道での滑り止めとして
普通タイヤに外嵌被覆して使用する滑り止め用被覆タイ
ヤに関する。
普通タイヤに外嵌被覆して使用する滑り止め用被覆タイ
ヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】滑り止め用被覆タイヤとして、先の本願
出願人による平成５年実願第６２０５２号なる先行技術
を有するものであるが、さらに該先行技術に対する被覆
タイヤ本体の両開口端の接合強化からバタツキ解消手段
の強化及び該バタツキ解消手段と滑り止め手段との連係
技術までの改良技術が要望されていたものである。
出願人による平成５年実願第６２０５２号なる先行技術
を有するものであるが、さらに該先行技術に対する被覆
タイヤ本体の両開口端の接合強化からバタツキ解消手段
の強化及び該バタツキ解消手段と滑り止め手段との連係
技術までの改良技術が要望されていたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
前記先行技術をベースとし、被覆タイヤ本体の両開口端
の接合強化からバタツキ解消手段の強化及び該バタツキ
解消手段と滑り止め手段との連係技術に至る改良技術を
加えた滑り止め用被覆タイヤを提供するものである。
前記先行技術をベースとし、被覆タイヤ本体の両開口端
の接合強化からバタツキ解消手段の強化及び該バタツキ
解消手段と滑り止め手段との連係技術に至る改良技術を
加えた滑り止め用被覆タイヤを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１発明の滑り止め用被
覆タイヤは、クラウン部とショルダー部とサイドウォー
ル部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を有し、一側
面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金具を所要数
周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛け金具を配
設し、他側面のサイドウォール部の両開口端には、それ
ぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係着し、他端
側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部に所要数の
貫通孔を周設して成る被覆タイヤ本体と、一側面全周の
掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける弾性バ
ンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊締接合
する弾性バンドとから成る滑り止め用被覆タイヤにおい
て、一側面のサイドウォール部における両開口端を接合
する一対の掛け金具が、二股状に一体にして下端にフッ
クを形成し、一方の上端を開口端の一端に固着し、他方
を末広がり勾配を有する曲線弧状に形成して該開口端の
他端に移動自在に係着して成る。
覆タイヤは、クラウン部とショルダー部とサイドウォー
ル部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を有し、一側
面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金具を所要数
周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛け金具を配
設し、他側面のサイドウォール部の両開口端には、それ
ぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係着し、他端
側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部に所要数の
貫通孔を周設して成る被覆タイヤ本体と、一側面全周の
掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける弾性バ
ンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊締接合
する弾性バンドとから成る滑り止め用被覆タイヤにおい
て、一側面のサイドウォール部における両開口端を接合
する一対の掛け金具が、二股状に一体にして下端にフッ
クを形成し、一方の上端を開口端の一端に固着し、他方
を末広がり勾配を有する曲線弧状に形成して該開口端の
他端に移動自在に係着して成る。
【０００５】第２発明のクラウン部とショルダー部とサ
イドウォール部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を
有し、一側面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金
具を所要数周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛
け金具を配設し、他側面のサイドウォール部の両開口端
には、それぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係
着し、他端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部
に所要数の貫通孔を周設して成る被覆タイヤと、一側面
全周の掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける
弾性バンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊
締接合する弾性バンドとから成る滑り止め用被覆タイヤ
において、一側面のサイドウォール部における両開口端
を接合する一対の掛け金具が、それぞれサイドウォール
部に係止する係止部と弾性バンドを係着するフックとの
間の適宜な個所にリング状の係着環を一体にして成る。
イドウォール部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を
有し、一側面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金
具を所要数周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛
け金具を配設し、他側面のサイドウォール部の両開口端
には、それぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係
着し、他端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部
に所要数の貫通孔を周設して成る被覆タイヤと、一側面
全周の掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける
弾性バンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊
締接合する弾性バンドとから成る滑り止め用被覆タイヤ
において、一側面のサイドウォール部における両開口端
を接合する一対の掛け金具が、それぞれサイドウォール
部に係止する係止部と弾性バンドを係着するフックとの
間の適宜な個所にリング状の係着環を一体にして成る。
【０００６】第３発明の滑り止め用被覆タイヤは、第１
発明又は第２発明において、貫通孔の外部周縁に該貫通
孔の形状に沿った突縁を周設してトレッドパターンを形
成して成る。
発明又は第２発明において、貫通孔の外部周縁に該貫通
孔の形状に沿った突縁を周設してトレッドパターンを形
成して成る。
【０００７】第４発明の滑り止め用被覆タイヤは、第１
発明、第２発明又は第３発明において、被覆タイヤ本体
の両開口端と均等分割点との溝断面内において、一側面
のサイドウォール部から他側面のサイドウォール部にか
けて、該被覆タイヤ本体の溝形状保持手段を配設して成
る。
発明、第２発明又は第３発明において、被覆タイヤ本体
の両開口端と均等分割点との溝断面内において、一側面
のサイドウォール部から他側面のサイドウォール部にか
けて、該被覆タイヤ本体の溝形状保持手段を配設して成
る。
【０００８】第５発明の滑り止め用被覆タイヤは、第１
発明、第２発明、第３発明又は第４発明において、一側
部（外側部）のショルダー部からクラウン部にかけて断
続的にへたり部を周設して成る。
発明、第２発明、第３発明又は第４発明において、一側
部（外側部）のショルダー部からクラウン部にかけて断
続的にへたり部を周設して成る。
【０００９】
【作用】一対の掛け金具を一体化して一方を開口端の一
方に係止し、他方を開口端の他方に移動自在に係着する
ことにより、フックを介して伝達される弾性バンドの張
力を該掛け金具の他方を介して他方の開口端に伝達し、
使用中弛みの発生に応じて他方の開口端を引き寄せ、両
開口端の接合を強化する。また、一対のそれぞれの掛け
金具に一体に配設される係着環は両開口端を引き寄せる
弾性バンドを係着し、下端のフックは全周を回転車輪に
押圧する弾性バンドを係着するから、前記掛け金具は両
弾性バンドの張力を両開口端の接合に付与する。
方に係止し、他方を開口端の他方に移動自在に係着する
ことにより、フックを介して伝達される弾性バンドの張
力を該掛け金具の他方を介して他方の開口端に伝達し、
使用中弛みの発生に応じて他方の開口端を引き寄せ、両
開口端の接合を強化する。また、一対のそれぞれの掛け
金具に一体に配設される係着環は両開口端を引き寄せる
弾性バンドを係着し、下端のフックは全周を回転車輪に
押圧する弾性バンドを係着するから、前記掛け金具は両
弾性バンドの張力を両開口端の接合に付与する。
【００１０】貫通孔の外部周縁に周設した突縁は、外周
面に付着する水を呼び込まず、空気抜き、水抜きを効果
的にしてバタツキを防止するとともに、トレッドパター
ンを形成してブレーキ作用に寄与する。
面に付着する水を呼び込まず、空気抜き、水抜きを効果
的にしてバタツキを防止するとともに、トレッドパター
ンを形成してブレーキ作用に寄与する。
【００１１】溝形状保持手段は一側（外側）における弾
性バンドによる押圧力を確実に回転車輪に伝達するとと
もに、走行時でのバタツキを防止する。
性バンドによる押圧力を確実に回転車輪に伝達するとと
もに、走行時でのバタツキを防止する。
【００１２】へたり部は該被覆タイヤにおけるショルダ
ー部からクラウン部にかけて断続的に打抜いた貫通孔間
に断続的に周設され、該被覆タイヤを回転車輪に被覆す
る際に、他側部（内側部）のサイドウォール部の内周縁
が回転車輪の外周（クラウン部）を乗り越えることにな
るが、このときへたり部が外方にへたって被覆し易くな
る。
ー部からクラウン部にかけて断続的に打抜いた貫通孔間
に断続的に周設され、該被覆タイヤを回転車輪に被覆す
る際に、他側部（内側部）のサイドウォール部の内周縁
が回転車輪の外周（クラウン部）を乗り越えることにな
るが、このときへたり部が外方にへたって被覆し易くな
る。
【００１３】本発明を実施例により説明すると、図１に
示すようにクラウン部１とショルダー部２とサイドウォ
ール部３を有し、半径方向に突き合わせ開口端４を有
し、一側面のサイドウォール部３には貫通孔５を全周に
渡り所要数配設するとともに、該貫通孔５には図２に示
すようにそれぞれ下端にフック６を形成した掛け金具７
をその上端の係止部８に置いて係止し、ショルダー部２
には腰を強くするための緊張ワイヤ９を略全周に渡り埋
設し、他側面のサイドウォール部３の両開口端４には図
３に示すようにそれぞれ一端側に、位置決め用の上下一
対の係着孔１０を周方向に所要対数配列し、係着孔１０
には図４に示すフック１１を、その脚部１２を後方の係
着孔１０より突出させ、頭部１３を前方の係着孔１０よ
り突出する姿勢で係着し、他端側には輪状の接続ワイヤ
１４の頂部を突出し、胴部をサイドウォール部３の略全
周に渡って埋設固着し、クラウン部１には円形の貫通孔
１５を所要数配設してなる被覆タイヤ本体において、図
５に示すように該貫通孔１５の外部周縁に該貫通孔１５
の形状に沿った突縁１６を周設してトレッドパターンを
形成し（各突縁１６間には仮想線で示すスパイクピン４
０も植設され得る。）、一側面のサイドウォール部３の
両開口端４を接合する掛け金具１７は図６に示すように
二股状にして下端にフック１８を形成し、一方の上端に
係止部１９を配設して開口端４の一端に固着し、他方に
末広がり勾配を有する曲線弧状の引き寄せ部２０を形成
し、係止部１９と引き寄せ部２０の首部を補強材で接合
し、該引き寄せ部２０を開口端４の他端の貫通孔５に移
動自在に係着し、また、被覆タイヤ本体の両開口端４の
補強芯埋設点Ａには図７に示すような、該被覆タイヤ本
体の溝断面を補強するための逆Ｕ状にして両下端に周方
向に折曲した脚部２１を一体にした溝形状保持手段とし
ての補強芯２２をその脚部２１が貫通孔５の下位となる
ように埋設し、さらに被覆タイヤ本体の周方向均等分割
点の補強芯埋設点Ｂの溝断面内においては図８に示すよ
うに、逆Ｕ状にして一方の下端に緊張ワイヤ９に固着す
る固着部２３を垂下し、他方の下端に周方向に折曲した
脚部２１を一体にした補強芯２４をその脚部２１が一側
面に配設する貫通孔５の下位となるように埋設して成
る。
示すようにクラウン部１とショルダー部２とサイドウォ
ール部３を有し、半径方向に突き合わせ開口端４を有
し、一側面のサイドウォール部３には貫通孔５を全周に
渡り所要数配設するとともに、該貫通孔５には図２に示
すようにそれぞれ下端にフック６を形成した掛け金具７
をその上端の係止部８に置いて係止し、ショルダー部２
には腰を強くするための緊張ワイヤ９を略全周に渡り埋
設し、他側面のサイドウォール部３の両開口端４には図
３に示すようにそれぞれ一端側に、位置決め用の上下一
対の係着孔１０を周方向に所要対数配列し、係着孔１０
には図４に示すフック１１を、その脚部１２を後方の係
着孔１０より突出させ、頭部１３を前方の係着孔１０よ
り突出する姿勢で係着し、他端側には輪状の接続ワイヤ
１４の頂部を突出し、胴部をサイドウォール部３の略全
周に渡って埋設固着し、クラウン部１には円形の貫通孔
１５を所要数配設してなる被覆タイヤ本体において、図
５に示すように該貫通孔１５の外部周縁に該貫通孔１５
の形状に沿った突縁１６を周設してトレッドパターンを
形成し（各突縁１６間には仮想線で示すスパイクピン４
０も植設され得る。）、一側面のサイドウォール部３の
両開口端４を接合する掛け金具１７は図６に示すように
二股状にして下端にフック１８を形成し、一方の上端に
係止部１９を配設して開口端４の一端に固着し、他方に
末広がり勾配を有する曲線弧状の引き寄せ部２０を形成
し、係止部１９と引き寄せ部２０の首部を補強材で接合
し、該引き寄せ部２０を開口端４の他端の貫通孔５に移
動自在に係着し、また、被覆タイヤ本体の両開口端４の
補強芯埋設点Ａには図７に示すような、該被覆タイヤ本
体の溝断面を補強するための逆Ｕ状にして両下端に周方
向に折曲した脚部２１を一体にした溝形状保持手段とし
ての補強芯２２をその脚部２１が貫通孔５の下位となる
ように埋設し、さらに被覆タイヤ本体の周方向均等分割
点の補強芯埋設点Ｂの溝断面内においては図８に示すよ
うに、逆Ｕ状にして一方の下端に緊張ワイヤ９に固着す
る固着部２３を垂下し、他方の下端に周方向に折曲した
脚部２１を一体にした補強芯２４をその脚部２１が一側
面に配設する貫通孔５の下位となるように埋設して成
る。
【００１４】また、図１１に示したものは、被覆タイヤ
本体の一側部のショルダー部２からクラウン部１にかけ
て所要径の貫通孔２９を打抜き、該貫通孔２９間にへた
り部３０を周設したもので、該へたり部３０は該被覆タ
イヤ本体の大きさ、材質等により腰の強すぎる場合に、
回転車輪に被覆し易くするために選択的に施されるもの
である。
本体の一側部のショルダー部２からクラウン部１にかけ
て所要径の貫通孔２９を打抜き、該貫通孔２９間にへた
り部３０を周設したもので、該へたり部３０は該被覆タ
イヤ本体の大きさ、材質等により腰の強すぎる場合に、
回転車輪に被覆し易くするために選択的に施されるもの
である。
【００１５】このようにして成る滑り止め用被覆タイヤ
ａ（以下、単に被覆タイヤａとする。）は、フック１１
と接続ワイヤ１４を配設したサイドウォール部３を回転
車輪である普通タイヤの内側に向け、ジャッキアップす
ることなく、該タイヤの接地面以外のところから両開口
端４を接地面側に向け若干拡幅して普通タイヤに外嵌
し、一方の開口端４を接地面に接触した状態で車両を移
動し、一方の開口端４を接地面を通過してのぞかせ、両
開口端４を上部に位置取りした状態で内側にあおるよう
にして内側の接続ワイヤ１４にフック１１を係合し、次
いで外側のサイドウォール部３において、図６に示す掛
け金具１７をその左方上端の係止部１９を左方の開口端
４の貫通孔５に挿通して係止し、右方の引き寄せ部２０
を右方の開口端４の貫通孔５に移動自在に係着し、該掛
け金具１７のフック１８と全周に渡って配設される掛け
金具７のフック６には輪状のコイルスプリングから成る
弾性バンド２５を緊着し、前記両開口端４を接合する掛
け金具１７の右方のフック１８とサイドウォール部３の
左方の適宜な位置に貫通孔５を介して係止される掛け金
具７のフック６間及び両開口端４を接合する掛け金具１
７の左方のフック１８とサイドウォール部３の右方の適
宜な位置に貫通孔５を介して係止される掛け金具７のフ
ック６間にはそれぞれ仮想線で示すゴムバンドから成る
弾性バンド２６を緊着し、普通タイヤに対して該被覆タ
イヤａを強力に被覆して成るものである。
ａ（以下、単に被覆タイヤａとする。）は、フック１１
と接続ワイヤ１４を配設したサイドウォール部３を回転
車輪である普通タイヤの内側に向け、ジャッキアップす
ることなく、該タイヤの接地面以外のところから両開口
端４を接地面側に向け若干拡幅して普通タイヤに外嵌
し、一方の開口端４を接地面に接触した状態で車両を移
動し、一方の開口端４を接地面を通過してのぞかせ、両
開口端４を上部に位置取りした状態で内側にあおるよう
にして内側の接続ワイヤ１４にフック１１を係合し、次
いで外側のサイドウォール部３において、図６に示す掛
け金具１７をその左方上端の係止部１９を左方の開口端
４の貫通孔５に挿通して係止し、右方の引き寄せ部２０
を右方の開口端４の貫通孔５に移動自在に係着し、該掛
け金具１７のフック１８と全周に渡って配設される掛け
金具７のフック６には輪状のコイルスプリングから成る
弾性バンド２５を緊着し、前記両開口端４を接合する掛
け金具１７の右方のフック１８とサイドウォール部３の
左方の適宜な位置に貫通孔５を介して係止される掛け金
具７のフック６間及び両開口端４を接合する掛け金具１
７の左方のフック１８とサイドウォール部３の右方の適
宜な位置に貫通孔５を介して係止される掛け金具７のフ
ック６間にはそれぞれ仮想線で示すゴムバンドから成る
弾性バンド２６を緊着し、普通タイヤに対して該被覆タ
イヤａを強力に被覆して成るものである。
【００１６】したがって、被覆タイヤａは走行中に弛み
が生じれば、両開口端４の一側面を接合する掛け金具１
７の引き寄せ部２０を介して両弾性バンド２５、２６の
張力によって該弛みを解消して圧着状態を保持し、また
補強芯２２、２４によって走行時の膨張が防止されてバ
タツキが解消し、しかも、貫通孔１５による空気抜きと
水抜きに加えて突縁１６による水切り作用とトレッドパ
ターン形成によるブレーキ作用の相乗作用によって滑り
止め効果がより向上するものである。
が生じれば、両開口端４の一側面を接合する掛け金具１
７の引き寄せ部２０を介して両弾性バンド２５、２６の
張力によって該弛みを解消して圧着状態を保持し、また
補強芯２２、２４によって走行時の膨張が防止されてバ
タツキが解消し、しかも、貫通孔１５による空気抜きと
水抜きに加えて突縁１６による水切り作用とトレッドパ
ターン形成によるブレーキ作用の相乗作用によって滑り
止め効果がより向上するものである。
【００１７】なお、一側面のサイドウォール部３の両開
口端４を接合する掛け金具としては図６に示すもののほ
か、図９に示すようにサイドウォール部３に係止する係
止部８と弾性バンド２５を係着するフック６と該フック
６の突端にリング状の係着環２７を有する掛け金具２８
や図１０に示すような前記係止部８とフック６間にリン
グ状の係着環２７を有する掛け金具２８がそれぞれ対設
され、左方の掛け金具２８の係着環２７と右方のサイド
ウォール部３に係着された掛け金具７のフック６間及び
右方の掛け金具２８の係着環２７と左方のサイドウォー
ル部３に係着された掛け金具７のフック６間にそれぞれ
弾性バンド２６が張設されて両開口端４を接合するとと
もに、両フック６には回転車輪に被覆タイヤａの内周面
を圧着する弾性バンド２５が掛けられるから、該弾性バ
ンド２５の張力も両開口端４の接合に寄与することにな
る。
口端４を接合する掛け金具としては図６に示すもののほ
か、図９に示すようにサイドウォール部３に係止する係
止部８と弾性バンド２５を係着するフック６と該フック
６の突端にリング状の係着環２７を有する掛け金具２８
や図１０に示すような前記係止部８とフック６間にリン
グ状の係着環２７を有する掛け金具２８がそれぞれ対設
され、左方の掛け金具２８の係着環２７と右方のサイド
ウォール部３に係着された掛け金具７のフック６間及び
右方の掛け金具２８の係着環２７と左方のサイドウォー
ル部３に係着された掛け金具７のフック６間にそれぞれ
弾性バンド２６が張設されて両開口端４を接合するとと
もに、両フック６には回転車輪に被覆タイヤａの内周面
を圧着する弾性バンド２５が掛けられるから、該弾性バ
ンド２５の張力も両開口端４の接合に寄与することにな
る。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被覆タイ
ヤ本体の両開口端の接合が強化されるとともに、走行時
のバタツキが一段と抑止されるほか、水抜き、空気抜き
用の貫通孔に係わる突縁の水切り作用とブレーキ作用の
相乗作用により、滑り止め効果が特段に向上するもので
ある。
ヤ本体の両開口端の接合が強化されるとともに、走行時
のバタツキが一段と抑止されるほか、水抜き、空気抜き
用の貫通孔に係わる突縁の水切り作用とブレーキ作用の
相乗作用により、滑り止め効果が特段に向上するもので
ある。
【図１】本発明係わる滑り止め用被覆タイヤａの正面図
である。
である。
【図２】掛け金具７の一側面図である。
【図３】滑り止め用被覆タイヤａの背面図である。
【図４】フック１１の斜視図である。
【図５】貫通孔１５の配列状態を示す部分説明図であ
る。
る。
【図６】掛け金具１７の斜視図である。
【図７】補強芯２２の斜視図である。
【図８】補強芯２４の斜視図である。
【図９】掛け金具２８の一側面図である。
【図１０】他の掛け金具２８の一側面図である。
【図１１】へたり部３０を周設した滑り止め用被覆タイ
ヤａの正面図である。
ヤａの正面図である。
１ クラウン部 ２ ショルダー部 ３ サイドウォール部 ４ 開口端 ５ 貫通孔 ６ フック ７ 掛け金具 ８ 係止部 ９ 緊張ワイヤ １０ 係着孔 １１ フック １２ 脚部 １３ 頭部 １４ 接続ワイヤ １５ 貫通孔 １６ 突縁 １７ 掛け金具 １８ フック １９ 係止部 ２０ 引き寄せ部 ２１ 脚部 ２２ 補強芯 ２３ 固着部 ２４ 補強芯 ２５ 弾性バンド ２６ 弾性バンド ２７ 係着環 ２８ 掛け金具 ２９ 貫通孔 ３０ へたり部 ａ 滑り止め用被覆タイヤ
Claims (5)
- 【請求項１】 クラウン部とショルダー部とサイドウォ
ール部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を有し、一
側面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金具を所要
数周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛け金具を
配設し、他側面のサイドウォール部の両開口端には、そ
れぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係着し、他
端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部に所要数
の貫通孔を周設して成る被覆タイヤ本体と、一側面全周
の掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける弾性
バンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊締接
合する弾性バンドとから成る滑り止め用被覆タイヤにお
いて、一側面のサイドウォール部における両開口端を接
合する一対の掛け金具が、二股状に一体にして下端にフ
ックを形成し、一方の上端を開口端の一端に固着し、他
方を末広がり勾配を有する曲線弧状に形成して該開口端
の他端に移動自在に係着して成る滑り止め用被覆タイ
ヤ。 - 【請求項２】 クラウン部とショルダー部とサイドウォ
ール部を有し、半径方向に突き合わせ開口端を有し、一
側面のサイドウォール部には全面に渡り掛け金具を所要
数周設するとともに、両開口端に渡り一対の掛け金具を
配設し、他側面のサイドウォール部の両開口端には、そ
れぞれ一端側に位置決め調整自在にフックを係着し、他
端側に輪状の接続ワイヤを突設し、クラウン部に所要数
の貫通孔を周設して成る被覆タイヤ本体と、一側面全周
の掛け金具に緊着して内周面を回転車輪に締付ける弾性
バンドと、一側面の両開口端を掛け金具を介して緊締接
合する弾性バンドから成る滑り止め用被覆タイヤにおい
て、一側面のサイドウォール部における両開口端を接合
する一対の掛け金具が、それぞれサイドウォール部に係
止する係止部と弾性バンドを係着するフックとの間の適
宜な個所にリング状の係着環を一体にして成る滑り止め
用被覆タイヤ。 - 【請求項３】 貫通孔の外部周縁に該貫通孔の形状に沿
った突縁を周設してトレッドパターンを形成して成る請
求項１又は２記載の滑り止め用被覆タイヤ。 - 【請求項４】 被覆タイヤ本体の両開口端と均等分割点
との溝断面内において、一側面のサイドウォール部から
他側面のサイドウォール部にかけて、該被覆タイヤ本体
の溝形状保持手段を配設して成る請求項１、２又は３記
載の滑り止め用被覆タイヤ。 - 【請求項５】 一側部（外側部）のショルダー部からク
ラウン部にかけて断続的にへたり部を周設して成る請求
項１、２、３又は４記載の滑り止め用被覆タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26106794A JPH0899509A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 滑り止め用被覆タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26106794A JPH0899509A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 滑り止め用被覆タイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0899509A true JPH0899509A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17356625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26106794A Pending JPH0899509A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 滑り止め用被覆タイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0899509A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103465726A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-12-25 | 天津富士达集团有限公司 | 电动自行车轮胎防滑套 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26106794A patent/JPH0899509A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103465726A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-12-25 | 天津富士达集团有限公司 | 电动自行车轮胎防滑套 |
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