JPH0899248A - 衝突時トルク制御装置 - Google Patents

衝突時トルク制御装置

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JPH0899248A
JPH0899248A JP26623794A JP26623794A JPH0899248A JP H0899248 A JPH0899248 A JP H0899248A JP 26623794 A JP26623794 A JP 26623794A JP 26623794 A JP26623794 A JP 26623794A JP H0899248 A JPH0899248 A JP H0899248A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突時の機械の損傷を一層軽減でき、かつ無
駄に機械を停止させることがないものとする。 【構成】 可動体2を駆動するモータ1の負荷の検出手
段22と、その負荷検出値が異常判定レベルLbに達す
るとモータ1に停止指令を与える異常負荷時停止手段1
6とを備えた制御装置に適用する。この構成において、
異常判定レベルLbよりも下に設定された準備レベルL
aに負荷検出値が達するとトルク制限指令sを出力する
衝突準備手段18を設ける。また、その制限指令sに応
答してモータ1の出力トルクを制限レベルLc内に制限
するトルク制御手段12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤等の工作機械
や、そのローダ、物流機械、各種産業機械等に応用さ
れ、モータで駆動される可動体が衝突した場合の損傷緩
和を図る衝突時トルク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤等の工作機械において、ガントリー
ローダ等の搬入搬出装置を設け、無人で自動運転させる
ものが多く使用されている。しかし、自動化が進み、複
雑な搬送装置を付加すると、搬送装置と工作機械の送り
台等との干渉箇所が増え、衝突が起きる恐れが生じる。
そのため、従来、このような衝突が生じた場合の安全対
策として、過負荷時に緊急停止させるものが提案されて
いる。すなわち、可動体の移動中に、何らかの障害物に
衝突した場合、モータには異常なトルクが発生し、機械
に対する損傷も大きくなる。そこで、摩擦トルク等の外
乱トルクを監視し、この外乱トルクが所定の異常判定レ
ベル以上になると、機械を停止させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
緊急停止を行うようにしても、モータ負荷が異常判定レ
ベルに達してから、サーボ停止処理が行われるまでには
タイムラグがある。その間は最大トルクで障害物に押し
付けられることになり、機械に与える損傷は相当なもの
となっている。異常判定レベルを低い値に設定すると、
機械の損傷防止効果は高められるが、衝突に至らないよ
うな外乱負荷で機械を停止させることがあり、運転の障
害となる。
【0004】この発明の目的は、衝突時の機械の損傷を
一層軽減でき、かつ無駄に機械を停止させることのない
衝突時トルク制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この衝突時トルク制御
装置は、可動体(2)を駆動するモータ(1)の負荷の
検出手段(22)を設け、負荷検出値が異常判定レベル
(Lb)に達するとモータ(1)に停止指令(h)を与
える異常負荷時停止手段(16)を設ける。この構成の
制御装置において、前記異常判定レベル(Lb)よりも
下に設定された準備レベル(La)に負荷検出値が達す
るとトルク制限指令(s)を出力する衝突準備手段(1
8)を設け、かつ前記制限指令(s)に応答してモータ
(1)の出力トルクを制限レベル(Lc)内に制限する
トルク制御手段(12)を設ける。
【0006】上記構成において、衝突準備手段(18)
および異常負荷時停止手段(16)に入力する負荷検出
値を、モータ(1)の加減速トルクを差し引いた値とす
る加減速トルク補正手段(17)を設けても良い。ま
た、衝突準備手段(18)を機能させるモードと機能さ
せないモードとに制御するモード選択手段(15)を設
けることが好ましい。
【0007】
【作用】可動体(2)が衝突した場合、モータ(1)は
指令位置に可動体(2)を移動させようとして負荷が増
大する。異常負荷時停止手段(16)は、このモータ負
荷を監視し、異常判定レベル(Lb)に達すると停止指
令(h)を出力してモータ(1)を停止させる。この異
常判定から、停止処理の開始までには時間の遅れがあ
り、この間、可動台(2)はモータ出力で衝突対象物に
押し付けられた状態が続く。しかし、前記異常判定レベ
ル(Lb)よりも下に準備レベル(La)が設定され、
この準備レベル(La)に負荷検出値が達したときに衝
突準備手段(18)はトルク制御手段(12)にトルク
制限を掛けさせる。そのため、可動体(2)が衝突対象
物に押し付けられている間に、モータ出力は最大トルク
まで上がらず、制限トルク(Lc)内に抑えられる。し
たがって機械の損傷が軽減される。また、準備レベル
(La)では、トルク制限を掛けるだけであるため、異
常判定レベル(Lb)までモータ負荷が上がらなかった
場合はそのまま運転が続けられることになり、異常判定
レベル(Lb)を下げる場合と異なり、無駄に緊急停止
を行うことが回避される。
【0008】前記加減速トルク補正手段(17)を設け
た場合は、モータ(1)の加速時や減速時では、その加
速や減速に必要なトルクを負荷検出値から差し引いた値
が準備レベル(La)や異常判定レベル(Lb)と比較
されることになる。そのため比較演算が容易であり、誤
判定によって不必要時にモータ(1)にトルク制限をか
けたり停止さることがなくなる。モード選択手段(1
5)を設けた場合は、例えば、衝突時の停止処理直後に
モータ(1)を可動体(2)の引き戻し方向に駆動させ
る制御を行う場合等に、トルク制限手段(12)の機能
を停止させ、最大トルクで引き戻すことができる。これ
により、機械の損傷を最小限に抑えることができる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。可動体2は、工作機械における送り台やローダの可
動部分等からなり、モータ1によりボールねじ等の送り
ねじ3を介して進退駆動される。モータ1はサーボモー
タからなり、NC装置5のサーボコントローラ9の出力
により、アンプ21を介して駆動される。
【0010】全体制御装置4は、可動体2を備えた機械
の全体を制御する手段であり、NC装置5とプログラマ
ブルコントローラ6とを備える。NC装置5は、主制御
手段8と各軸のサーボコントローラとで構成される。図
示のサーボコントローラ9は、前記サーボモータ1を制
御する手段である。主制御手段8は、加工プログラム7
を解読して各軸の軸送り指令をサーボコントローラ9等
の各サーボコントローラ出力すると共に、シーケンス制
御指令をプログラマブルコントローラ6に出力する手段
である。プログラマブルコントローラ6は、主に機械全
体のシーケンス制御を行う装置である。
【0011】サーボコントローラ9は、いわゆるソフト
ウェアサーボであり、制御プログラムとその実行手段と
なるコンピュータ装置とで構成される。サーボコントロ
ーラ9は、位置、速度、およびトルクを閉ループで各々
制御する位置制御手段10、速度制御手段11、および
トルク制御手段12を備える。前記ループは内側からト
ルク、速度、位置の順の3重ループとなる。トルク制御
手段12は、詳しくは、制限レベル設定部13を有し、
モータ1の負荷検出手段22の検出値を監視しながら、
制限レベル設定部13に設定されたレベル内に出力トル
クを制限する手段である。負荷検出器22は、アンプ2
1からモータ1に接続した電力供給回路の電流値を検出
する電流計等からなり、アナログ値の負荷検出値は、サ
ーボコントローラ9への取り込み部でA/D変換器(図
示せず)によりディデタル値に変換される。トルク制御
手段12の出力はモータ1の駆動用のアンプ21に出力
される。プログラマブルコントローラ6には、この衝突
時トルク制御装置を構成する手段として、異常負荷時停
止手段16、衝突準備手段18、加減速トルク補正手段
17、引き戻し指令手段14、およびモード選択手段1
5が設けられている。
【0012】異常負荷時停止手段16は、加減速トルク
補正手段17を介して負荷検出手段22の負荷検出値を
監視し、設定された異常判定レベルLbに負荷検出値が
達すると、主制御手段8に停止指令hを出力すると共
に、引き戻し指令手段14を動作させるものである。
【0013】衝突準備手段18は、トルク制限付与判定
手段19およびトルク制限指令手段20を有する。トル
ク制限付与判定手段19は、加減速トルク補正手段17
を介して負荷検出手段22の負荷検出値を監視し、設定
された準備レベルLaに負荷検出値が達すると、トルク
制限指令手段20にレベル到達の判定信号dを出力する
手段である。準備レベルLaは、異常判定レベルLbよ
りも小さな値に設定する。トルク制限指令手段20は、
前記の判定信号dに応答して、設定されたトルク制限レ
ベルLcの値をサーボコントローラ9のトルク制御手段
12における制限レベル設定部13に設定すると共に、
トルク制御手段12のトルク制限機能を機能状態とする
手段である。トルク制限レベルLcは、例えば最大トル
クの50パーセントに設定される。なお、異常負荷時停
止手段16における異常判定レベルLb、トルク制限付
与判定手段19における準備レベルLa、およびトルク
制限指令手段20のトルク制限レベルLcは、操作盤
(図示せず)の操作や外部からの入力によって任意の値
に設定および変更可能としてある。また、衝突準備手段
18は、負荷検出値が準備レベルLaに達した後、設定
時間までに異常判定レベルLbまで増大しなかった場合
は、トルク制御手段12によるトルク制限を解除する機
能も備える。
【0014】加減速トルク補正手段17は、加速に必要
なトルクおよび減速に必要なトルクを、加減速の開始時
からの経過時間に応じた変化曲線で予め設定しておき、
その設定された加減速トルクを、負荷監視手段22の負
荷検出値から差し引いた値として出力する手段である。
加減速トルク補正手段17への負荷検出手段22の入力
は、サーボコントローラ9および主制御手段8を介して
伝達するようにしており、したがって負荷検出値はディ
ジタル値として入力される。引き戻し指令手段14は、
異常負荷時停止手段16の停止指令hによるサーボコン
トローラ9の停止処理直後に、モータ1が所定時間また
は所定回転数だけ逆転するように主制御手段8に指令を
与える手段である。モード選択手段15は、衝突準備手
段18を機能させるモードと機能させないモードとに切
り換える手段であり、引き戻し指令手段14が働くとき
は、機能停止モードに自動的に切換られる。モード選択
手段15のモード切換は、操作盤や外部入力によっても
可能としてある。
【0015】上記構成の動作を説明する。モータ1で可
動体2を一定速度で所定距離だけ移動させようとした場
合、モータ1には、図2に曲線aで示すような実トルク
が負荷としてが作用する。この実トルクは、同図に台形
状に示す外乱トルクbと、曲線aの部分a1,a3で各
々示す加速トルクおよび減速トルクが加わった値となっ
ている。外乱トルクbは、可動体22の移動に伴う各部
の摩擦トルク等からなり、速度の増減に伴って増減する
値となっている。
【0016】異常負荷時停止手段16および衝突準備手
段18による監視は、前記の外乱トルクbにつき行われ
るように、加減速トルク補正手段17で実トルクから加
減速トルクを差し引く。上記のように生じる外乱トルク
bにつき、正常動作時の値を予め測定して求めておき、
その外乱トルクbの値に対して、所定量上回るように、
異常判定レベルLbおよび準備レベルLaを各々図
(B)のように一定値として設定する。準備レベルLa
は異常判定レベルLbよりも小さな値とする。なお、異
常判定レベルLbは、図2に示すように外乱トルクbの
変化に応じた台形状の変化曲線で設定しておいても良
く、その場合は、異常判定レベルLbは加減速時におい
て準備レベルLaよりも小さくなる。
【0017】可動体2の正常な動作では、負荷検出値で
ある外乱トルクbは準備レベルLaに達することがな
く、トルク制限手段12は機能しないままで運転が行わ
れる。可動体2が衝突した場合は、図1(B)に示すよ
うに、モータ1はサーボコントローラ9の指令位置に可
動体2を移動させようとして負荷が増大する。この負荷
増大過程で、外乱トルクbが準備レベルLaに達する
と、衝突準備手段18によりレベル超えの判定信号dが
出力され、サーボコントローラ9のトルク制御手段12
が機能状態とされる。また、外乱トルクbが異常判定レ
ベルLbに達すると、異常負荷時停止手段16の指令で
モータ1が停止させられる。このとき、衝突時(時点t
1)からサーボ停止処理が開始される時刻(t5)まで
にはタイムラグT2があり、この間、可動体2はモータ
1の出力で衝突対象物に押し付けられた状態が続く。
【0018】しかし、異常判定レベルLbに達する時点
t3の前に、準備レベルLaに達した時点(t2)で既
にトルク制限処理が起動しており、そのためモータ出力
が増大しても、最大トルクまでは増大せず、トルク制限
レベルLc内に抑えられる。そのため機械の損傷が軽減
される。すなわち、トルク制限を行わない場合は、同図
に太線の破線で示すように、モータ出力は最大トルクレ
ベルLcまで達してその状態が暫く続くが、前記のよう
にトルク制限されることで、衝突対象物に与える衝突エ
ネルギは、同図に斜線で示す範囲分だけ少なくなる。こ
のため、機械の損傷が緩和される。停止処理の開始(t
5)後は、引き戻し手段14によりモータ逆転指令が与
えられ、モータ1は急速に停止してさらに逆回転した後
に停止する。そのため、衝突による機械の変形が小さく
て済む。この逆回転時は、モード選択手段15のモード
選択指令によって衝突準備手段18が機能停止状態とな
り、トルク制限手段12によるトルク制限が行われず
に、最大トルクで引き戻しが行われる。そのため、引き
戻しによる変形防止効果が十分に発揮されて、機械の損
傷がより軽減される。
【0019】図3ないし図5は、この衝突時トルク制御
装置を応用したローダ付き工作機械およびその制御装置
を示す。図4に示すように、工作機械30は2軸のタレ
ット式の旋盤からなり、ローダ40はガントリローダか
らなる。工作機械30は、ベッド32上の主軸34を有
する2個の主軸台33,33を並設し、その両側にレー
ル37を介してスライドベース36,36を横(X軸方
向)移動自在に設置したものである。各スライドベース
36は、タレット35を割出回転可能に設置したタレッ
トキャリッジ38(図5)を前後(Z軸方向)に進退自
在に搭載したものであり、これらスライドベース36の
駆動およびタレットキャリッジ38の駆動は、各々X軸
サーボモータ1ax(図5)およびX軸サーボモータ1
azにより送りねじを介して行われる。タレット35は
周面に各種の工具39を取付けたものである。
【0020】ガントリーローダ40は、ワーク台46と
主軸チャック34との間でワークWの受渡しを行うもの
であり、レール48上を走行する走行台49に前後移動
台47を介して昇降ロッド41が設けてある。昇降ロッ
ド41の下端にローダヘッド42が設けられ、その前面
と下面にローダチャック43が設けられている。両チャ
ック43,43は、互いに位置を入替え自在としてあ
る。ガントリーローダ40の横方向(X軸方向)の走
行、前後(Z軸方向)移動、および昇降(Y軸方向)
は、ガントリーローダ40に搭載されたX軸サーボモー
タ1gx(図3)、Z軸サーボモータ1gz、およびY
軸サーボモータ1gyで行われる。
【0021】このガントリーローダ40の各軸のサーボ
モータ1gx,1gy,1gz、および工作機械30の
左右のタレット部35L,35Rのサーボモータ1a
x,1azは、図3の全体制御装置50で制御される。
この全体制御装置50は、図1で説明したNC装置およ
びプログラマブルコントローラからなる制御装置であ
り、前記各軸モータのサーボコントローラ(図示せず)
を有している。この全体制御装置50に、各サーボモー
タ1gx,1gy,1gz,1ax,1az毎に、前記
実施例の衝突時トルク制御装置100が設けられてい
る。この場合、工作機械30のスライドベース36,タ
レットキャリッジ38、ならびにローダ40の走行台4
9,前後移動台47,および昇降ロッド41が、図1の
実施例における可動台2となる。
【0022】このようにローダ付きの2軸旋盤からなる
工作機械30に応用することにより、ローダ40と工作
機械30との干渉箇所の多い複雑な構成でありながら、
衝突時の損傷の心配がなく、安全に運転を行うことがで
きる。
【0023】
【発明の効果】この発明の衝突時トルク制御装置は、モ
ータ負荷が異常判定レベルに達した場合に機械を緊急停
止させる制御装置において、異常判定レベルよりも下に
準備レベルを設定し、準備レベルに達した時点で衝突準
備手段によりトルク制限手段を機能させ、モータ出力が
最大トルクに上がらないようにしたので、衝突時の機械
の損傷を一層軽減することができる。また、準備レベル
ではトルク制限を掛けるだけであるため、異常判定レベ
ルまでモータ負荷が上がらなかった場合はそのまま運転
が続けられることになり、無駄に停止させることが回避
される。請求項2の発明の場合は、加減速トルク補正手
段を設けたため、モータの加速時や減速時は、その加減
速に必要なトルクを負荷検出値から差し引いた値が準備
レベルや異常判定レベルと比較されることになる。その
ため比較演算が容易であり、誤判定によって不必要時に
モータにトルク制限をかけたり停止させることがなくな
る。請求項3の発明の場合は、衝突準備手段を機能させ
るモードと機能させないモードとに制御するモード選択
手段を設けたので、可動体の衝突後の引戻し制御を行う
場合等、必要時には衝突後にも最大トルクを出力させる
ことができ、これにより機械の損傷を最小限に抑えるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明の一実施例の概念構成を示
すブロック図、(B)はその衝突発生時の負荷と各設定
レベルとの関係を示す説明図である。
【図2】その外乱トルクと加減速トルクとの関係を示す
説明図である。
【図3】同実施例の衝突時トルク制御装置を応用したロ
ーダ付き工作機械の制御装置の概略ブロック図である。
【図4】同ローダ付き工作機械の正面図である。
【図5】その工作機械の部分平面図である。
【符号の説明】
1…モータ、1ax,1ay,1gx,1gy,1gz
…サーボモータ、2…可動体、3…送りねじ、4…全体
制御装置、5…NC装置、6…プログラマブルコントロ
ーラ、8…主制御手段、9…サーボコントローラ、12
…トルク制御手段、14…引戻し制御手段、15…モー
ド選択手段、16…異常負荷時停止手段、17…加減速
トルク補正手段、18…衝突準備手段、19…トルク制
限付与判定手段、20…トルク制限指令手段、22…負
荷検出手段、30…工作機械、40…ガントリーロー
ダ、50…全体制御装置、100…衝突時トルク制御装
置、La…準備レベル、Lb…異常判定レベル、Lc…
トルク制限レベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体を駆動するモータの負荷の検出手
    段と、この手段による負荷検出値が異常判定レベルに達
    するとモータに停止を与える異常負荷時停止手段と、前
    記異常判定レベルよりも下に設定された準備レベルに負
    荷検出値が達するとトルク制限指令を出力する衝突準備
    手段と、前記制限指令に応答してモータの出力トルクを
    制限レベル内に制限するトルク制御手段とを備えた衝突
    時トルク制御装置。
  2. 【請求項2】 前記衝突準備手段および異常負荷時停止
    手段に入力する負荷検出値を、モータの加減速トルクを
    差し引いた値とする加減速トルク補正手段を設けた請求
    項1記載の衝突時トルク制御装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突準備手段を機能させるモードと
    機能させないモードとに制御するモード選択手段を設け
    た請求項1または請求項2記載の衝突時トルク制御装
    置。
JP26623794A 1994-10-04 1994-10-04 衝突時トルク制御装置 Expired - Lifetime JP2707983B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002175104A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Murata Mach Ltd 異常負荷監視機能付き工作機械
JP2013071196A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd ワーク搬送装置

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