JPH089871A - 澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 - Google Patents
澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品Info
- Publication number
- JPH089871A JPH089871A JP6146066A JP14606694A JPH089871A JP H089871 A JPH089871 A JP H089871A JP 6146066 A JP6146066 A JP 6146066A JP 14606694 A JP14606694 A JP 14606694A JP H089871 A JPH089871 A JP H089871A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starch
- food
- food material
- oil
- derived
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Abstract
アミロ−ス含量の高い澱粉質を混合し、油脂を含み熱処
理される食品に加えたさいに、食品の食感の低下を伴わ
ず、つなぎ・油脂分離・ドリップ防止効果を持ち、さら
には加水時にダマができず作業性が著しく向上する。 【構成】 澱粉由来の食品用素材は馬鈴薯澱粉とハイア
ミロ−ス澱粉あるいはアミロ−ス含量の高い澱粉質を混
合し、乳化剤と共にα化処理することにより保水性およ
び保油性を有し、さらに100℃以下で加熱して弾力の
あるゲルを形成することを特徴とし、食品用素材におけ
る澱粉質は馬鈴薯澱粉を20%以上含み、アミロ−ス含
量40〜70%となるよう調整したものであり、乳化剤
はレシチンあるいはショ糖脂肪酸エステルであり、α化
の程度は20〜80%であり、α化処理は2軸型エクス
トル−ダによる処理である。
Description
よびこれを用いた食品に関するものである。
の油脂を含み熱処理される食品において、つなぎ・油脂
分離防止・ドリップ防止の目的で分離大豆蛋白、グルテ
ンなどの植物性蛋白質あるいは澱粉等の食品用素材が用
いられている。中でも、ハンバ−グ、肉団子、ギョウ
ザ、シュウマイ、畜肉ソ−セ−ジ、ハム、魚肉ソ−セ−
ジなどの油脂を比較的多く含む食品においては、加工中
あるいは保存中の油脂分離やドリップによる作業性の低
下あるいは歩留りの低下が大きいため、これらの食品用
素材の添加が必須となっている。
な欠点を有している。即ち、植物性蛋白質ではつなぎ・
油脂分離防止・ドリップ防止に対して優れた効果を発揮
するが、価格が高いので経済的な面から多量に用いられ
ない。また、加熱により弾力性が増しガム様の食感を呈
するため食味が損なわれる上に、蛋白質特有の匂いや色
・味も食味を低下させるため、植物性蛋白質の使用は好
まれない。また、通常のアミロ−ス含量が25%以下の
α化澱粉では、保水性はあるが保油性がないため油脂分
離防止の効果が極めて低く、また糊っぽいため食感が損
なわれる。このため油脂を含み熱処理される食品、例え
ばハンバ−グ、ギョウザ、シュウマイ、肉団子、畜肉ソ
−セ−ジ、ハム、魚肉ソ−セ−ジなどの畜肉および魚肉
加工食品やバッタ−フライ食品、パン粉のまぶされた食
品などの油調理食品の食味・食感の低下を伴わず、つな
ぎ・油脂分離防止・ドリップ防止に対して優れた効果を
発揮し、かつ、ゲルの弾力性が良好で作業性を向上しう
る安価な食品用素材が望まれている。
に用いられている例は数多く知られている。未加工のハ
イアミロ−ス澱粉を食品に利用している例として、製麺
原料にハイアミロ−ス澱粉を添加することにより麺の
“あし”と“こし”を強くし、食感を改善するととも
に、調理後の“のび”や“ふやけ”をおさえることをね
らったもの(特公昭50−39128号公報)、あるい
はレトルト食品のような高温処理する食品にハイアミロ
−ス澱粉を添加することにより食品の“あし”と“こ
し”を強くし食感の改善(特公昭54−23970号公
報)や保存中の品質低下を抑える(特公昭58−263
11号公報)ことが提案されている。さらには、もちの
原料にハイアミロ−ス澱粉を添加することにより、熱湯
を注ぐか数分加熱するのみで速やかに復元して食感と風
味の良好な即席もちへの利用(特公平3−42068号
公報)が提案されている。
ライヤ、エクストル−ダ、ジェットクッカ−などがあげ
られ、2軸型エクストル−ダによりα化処理することは
当業界において周知の方法であり、澱粉科学ハンドブッ
ク(朝倉書店、1977)あるいは澱粉・関連糖質実験法
(学会出版センタ−、1986)に記載されている。ま
たハイアミロ−ス澱粉をエクストル−ダ処理によりα化
する方法は特開昭49−66849号公報に記載されて
おり、またC.Mercierら、Cereal Chemistry Vol.52 N
o.3 283−297(1975)あるいはHannaら、Cereal Chemist
ry Vol.65 No.2138−143(1988)の文献にも詳細な内容
が報告されている。
利用している例として、ハイアミロ−ス澱粉を噴霧乾燥
によりゼラチン化したものを、本質的に被覆されたフレ
ンチフライポテト、パスタ、ゼラチンデザ−ト、スリ
ミ、缶詰ペット食品、バッタ−フライド食品、パン粉の
まぶされた食品等に加えることにより、これら食品のゲ
ル強度を補ったり、あるいはこれら食品の表面に空気、
油および/又は水の浸透しにくい性質を与える(特開平
4−311356号公報)、あるいはオクテニルコハク
酸により転化誘導化されたハイアミロ−ス澱粉をジェッ
ト蒸煮により予備糊化されたものがイミテ−ションチ−
ズに匹敵するテクスチャ−を有することからカゼイネ−
ト代替物としての利用(特公昭61−57号公報)、あ
るいは予備押出して完全に予備分散したハイアミロ−ス
澱粉をスナック食品、シリアル食品等の膨化押出し食品
の原料に加えることにより歯ごたえあるいは耐水性を付
与する(特開平5−292934号公報)、さらにハイ
アミロ−ス澱粉あるいはハイアミロ−スとうもろこし粉
砕物をα化処理した物がマッシュポテト様のテクスチャ
−を有することから乾燥マッシュポテト代替としての利
用(特開平3−292866号公報)が提案されてい
る。また、高橋らにより「調理科学」第21巻第1号
(1988)においてハイアミロ−ス澱粉をドラムドラ
イヤにてα化処理したものをはるさめの原料として用い
ることによりはるさめの“こし”が強くなり食感が改良
されると共に煮とけが少なくなることが報告されてい
る。
−ス澱粉あるいはアミロ−ス含量の高い澱粉質のゲル強
度やフィルム形成性あるいはハイアミロ−ス澱粉のα化
物が持つ特有のテクスチャ−を利用したものであり、ア
ミロ−ス含量の高い澱粉のα化物が分離大豆蛋白と同等
の機能、すなわち保水性および保油性を合わせ持ち、1
00℃以下の加熱により弾力のあるゲルを形成し、さら
には加水時にダマができないなどの作業性を良好にする
という提案はされていない。
のかかる問題点を克服し、植物性蛋白質などに較べて安
価な原料である馬鈴薯澱粉とハイアミロ−ス澱粉あるい
はアミロ−ス含量の高い澱粉質を混合し、アミロ−ス含
量が40〜70%となるよう調整した澱粉質を特定の乳
化剤と共にα化処理することによって、分離大豆蛋白と
同等の機能すなわち保水性および保油性を併せ持ち、か
つ100℃以下の加熱により弾力のあるゲルを形成する
機能を有することにより、食品において、食感の低下を
伴わず、つなぎ・油脂分離防止・ドリップ防止効果を持
ち、さらには加水時にダマができず作業性が著しく向上
する食品用素材を提供しようとするものである。
点を解決せんとして種々研究を進めた結果、植物性蛋白
質に較べて安価な原料である馬鈴薯澱粉とハイアミロ−
ス澱粉を乳化剤と共に特定の条件でα化処理することに
より、該澱粉質が水と油の共存系で両者を保持でき、さ
らに100℃以下の加熱により弾力のあるゲルを形成す
る性質に改質し得ることを新たに見いだした。この性質
を利用し、澱粉由来の食品用素材及びこれを用いた食品
を完成した。すなわち本発明は澱粉由来の食品用素材は
馬鈴薯澱粉とハイアミロ−ス澱粉あるいはアミロ−ス含
量の高い澱粉質を乳化剤と共にα化処理することにより
保水性および保油性をあわせ有し、さらに100℃以下
で加熱して弾力のあるゲルを形成することを特徴とす
る。又このような食品用素材における澱粉質は馬鈴薯澱
粉を20%以上含み、かつアミロ−ス含量40〜70%
となるよう調整したものであり、乳化剤はレシチンある
いはショ糖脂肪酸エステルであり、α化処理は2軸型エ
クストル−ダによる処理である。そしてこのような澱粉
由来の食品用素材を油脂を含み熱処理される食品につな
ぎ・油脂分離防止及びドリップ防止を目的として加えた
ものである。
−スコ−ンスタ−チ(アミロ−ス含量70%)75部、
馬鈴薯澱粉(アミロ−ス含有量20%)25部、レシチ
ン(SLP−ホワイト:ツルレシチン(株))1部を予め
混合した。これを幸和工業株式会社製エクストル−ダK
EI−45A(図1,図2参照)にて、バレル温度15
0℃、圧力60〜65kg/cm2 、スクリュ−回転数28
0rpm、ダイ2.5mm×10穴、スクリュ−配列において
先端にリバ−ススクリュ−1個を含むスクリュ−を使用
し、原料供給量35kg/hrでの処理時に、水分が30重
量%(対乾燥重量)となるように加水することによりα
化処理した。半ば膨化状態で押し出されたα化物を熱風
乾燥機で水分約5重量%にまで乾燥した後、0.3mm の
スクリ−ンを装着したピンミル粉砕器で粉砕し、更に1
00メッシュの篩を用いて篩上に残ったものを除き、目
的とする食品用素材試料を得た。得られた食品用素材試
料に対して、以下の方法によりα化度、保水性・保油性
およびゲルの状態を調べた。
rchら、Starch,vol.25,98−100(1973)の
報告に従って実施した。即ち、試料0.1gに0.2Nの
KOH10mlを加え30分撹拌した後1000×Gで1
0分の遠心操作により沈澱物を除いた。得られた上清を
1NのHClで中和して適宜希釈した後3mlを取り、
0.03mlのヨウ素液を加えて600nmの吸光度を測定
した。一方、0.6NのKOHを用いて同様の操作を行
い、得られた吸光度の値を100としてα化度を表し
た。 %α化度=(0.2N−KOHで溶解した時の吸光度/
0.6N−KOHで溶解した時の吸光度)×100
法で行った。即ち、試料0.5gに対して蒸留水10mlを
加えて撹拌した後、30℃、30分間静置した。次いで
遠心分離(300rpm、10分間)し、沈澱と上清に分離
し、得られた沈澱の重量をAとした。更に得られた沈澱
を乾固(105℃恒温)して重量を測定し、これをBと
して(A−B)/Bで保水力を表した。
法によった。即ち、試料20gに対して水100g、油
20gを加えホモジェナイザ−により均質にした。この
ペ−ストを直径30mmのケ−シングチュ−ブに詰め、9
0℃、30分の加熱により熱凝固させ流水中で30分冷
却した。このゲルを切り断面を50倍にて観察し、油滴
の有無により判定した。
た。即ち、試料20gに対して水80gを加えてホモジ
ェナイザ−により均質にした後、直径30mmのケ−シン
グチュ−ブに詰め、90℃、30分の加熱により熱凝固
させ流水中で30分冷却した。室温で2時間以上放置し
た後、ゲルを観察し、更にテクスチュロメ−タ−により
ゲルの堅さを測定した。テクスチュロメ−タ−の測定条
件は、測定電圧10V、プランジャ−・ルサイト円柱径
13mm、試料の厚さは12mm、クリアランス3mmであ
る。
ス含量70%)75部、馬鈴薯澱粉(アミロ−ス含量2
0%)25部、ショ糖脂肪酸エステル(リョ−トシュガ
−エステルS−370:三菱化成食品(株))1部を予め
混合した。これを実施例1と同様に幸和工業株式会社製
エクストル−ダKEI−45Aにて、バレル温度140
℃、圧力60〜70kg/cm2、スクリュ−回転数280r
pm、ダイ5mm×1穴、スクリュ−配列において先端にリ
バ−ススクリュ−1個を含むスクリュ−を使用し、原料
供給量35kg/hrで処理時、水分が30重量%(対乾燥
重量)となるように加水することによりα化処理した。
実施例1と同様に乾燥、粉砕、篩い分けをし食品用素材
試料を得た。得られた食品用素材試料に対して、実施例
1で述べた方法によりα化度、保水性・保油性およびゲ
ルの状態を調べた。
ス含量70%)75部、馬鈴薯澱粉(アミロ−ス含量2
0%)25部を予め混合した。これを実施例1と同様に
幸和工業株式会社製エクストル−ダKEI−45Aに
て、バレル温度140℃、圧力60〜70kg/cm2、ス
クリュ−回転数280rpm、ダイ5mm×1穴、スクリュ
−配列において先端にリバ−ススクリュ−1個を含むス
クリュ−を使用し、原料供給量35kg/hrで処理時、水
分が30重量%(対乾燥重量)となるように加水するこ
とによりα化処理した。実施例1と同様に乾燥、粉砕、
篩い分けをし食品用素材試料を得た。得られた食品用素
材試料に対して、実施例1で述べた方法によりα化度、
保水性・保油性およびゲルの状態を調べた。
ス含量70%)75部、コ−ンスタ−チ(アミロ−ス含
量25%)25部、レシチン(SLP−ホワイト:ツル
レシチン(株))1部を予め混合した。これを実施例1と
同様に幸和工業株式会社製エクストル−ダKEI−45
Aにて、バレル温度140℃、圧力60〜70kg/c
m2、スクリュ−回転数280rpm、ダイ5mm×1穴、ス
クリュ−配列において先端にリバ−ススクリュ−1個を
含むスクリュ−を使用し、原料供給量35kg/hrで処理
時、水分が30重量%(対乾燥重量)となるように加水
することによりα化処理した。実施例1と同様に乾燥、
粉砕、篩い分けをし食品用素材試料を得た。得られた食
品用素材試料に対して、実施例1で述べた方法によりα
化度、保水性・保油性およびゲルの状態を調べた。
例2で調製した食品用素材試料のα化度、保水性・保油
性の測定結果および食感の評価を表1に示す。
した食品用素材試料を用いて表2に示した配合によりハ
ンバ−グを製造した。
1、実施例2および比較例1のいずれの食品用素材試料
を使用したものも、調理中あるいは調理後の油脂分離お
よびドリップは見られず大豆蛋白質添加のものと同等以
上の評価である。実施例1および実施例2の食品用素材
試料を使用したものは未添加の対照に較べ油脂分離およ
びドリップは抑えられており歩留りが向上した。一方、
配合例3(比較例1の食品用素材試料使用)は配合例1
および配合例2(実施例1及び実施例2の食品用素材試
料使用)に較べダマができるため作業性が悪く、つなぎ
・油脂分離防止,ドリップ防止の効果が十分得られなか
った。
した食品用素材試料を用いて、から揚げを製造した。す
なわち、鶏もも肉100gに対して表3に示す配合の調
味液10gおよび実施例1、実施例2および比較例1で
調製した食品用素材試料をそれぞれ0.5g加えて30
分つけ込み、馬鈴薯澱粉で衣付けし170℃、3分間プ
リフライ後−(マイナス)18℃で凍結し電子レンジに
て調理して外観および食感を評価した。
ずれかの食品用素材試料を使用したものも電子レンジ調
理後の油脂分離およびドリップが抑えられていた。その
結果、ドリップ及び油分の衣への移動が抑えられ、フラ
イ食品の特徴である衣のクリスピ−感を損なうことのな
いから揚げが製造できた。一方、比較例1の食品用素材
試料は下味用調味液に添加したさいにダマとなり、作業
性が悪くつなぎ・油脂分離防止・ドリップ防止の効果が
十分得られなかった。結果を表4に示す。
澱粉とハイアミロ−ス澱粉あるいはアミロ−ス含量の高
い澱粉質を乳化剤と共にα化処理することにより油脂を
含み熱処理される食品において食感の低下を伴わずに、
つなぎ・油脂分離防止・ドリップ防止効果を持ち、かつ
加水した時にダマができず作業性が向上する食品用素材
を提供できる。又馬鈴薯澱粉を20%以上含み、アミロ
−ス含量が40〜70%となるように調整された澱粉質
をレシチン又はショ糖脂肪酸エステルよりなる乳化剤と
共に2軸型エクストル−ダでα化処理し、さらに100
℃以下で加熱して弾力のあるゲルを形成することを特徴
とする澱粉由来の食品用素材を油脂を含み熱処理される
食品、例えばハンバ−グ、ギョウザ、シュウマイ、肉団
子、ハム、ソ−セ−ジなどの畜肉あるいは魚肉加工食品
あるいはバッタ−フライ食品、パン粉のまぶされた食品
などの油調理食品などに加えることにより本来の食味・
食感を低下することなく、ドリップが少なく油脂分離せ
ずにジュ−シ−感のある食品を製造することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 馬鈴薯澱粉とハイアミロ−ス澱粉あるい
はアミロ−ス含量の高い澱粉質を乳化剤と共にα化処理
することにより保水性および保油性をあわせ持ち、さら
に100℃以下で加熱して弾力のあるゲルを形成するこ
とを特徴とする澱粉由来の食品用素材。 - 【請求項2】 澱粉質の20%以上が馬鈴薯澱粉であ
り、かつ、澱粉質中のアミロ−ス含量が40〜70%と
なるよう調整した澱粉質であることを特徴とする請求項
1の澱粉由来の食品用素材。 - 【請求項3】 乳化剤がレシチンあるいはショ糖脂肪酸
エステルであることを特徴とする請求項1又は請求項2
の澱粉由来の食品用素材。 - 【請求項4】 α化処理が2軸型エクストル−ダによる
処理であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請
求項3の澱粉由来の食品用素材。 - 【請求項5】 2軸型エクストル−ダによる処理が、澱
粉質の固形分含量に対して水分が15〜35%となるよ
うに加水し、バレル温度110〜160℃、処理加圧力
が15〜100kg/cm2 で、スクリュ−先端にリバ−ス
スクリュ−あるいはニ−ディングディスクを含むスクリ
ュ−を用いて処理することを特徴とする請求項4の澱粉
由来の食品用素材。 - 【請求項6】 つなぎ・油脂分離防止及びドリップ防止
を目的として請求項1,請求項2,請求項3,請求項4
又は請求項5に記載の食品用素材を加えたことを特徴と
する油脂を含み熱処理される食品。 - 【請求項7】 食品がハンバ−グ、ギョウザ、シュウマ
イ、肉団子またはこれに類する畜肉および魚肉加工食品
よりなるグル−プから選ばれるものであることを特徴と
する請求項6に記載の食品。 - 【請求項8】 食品がバッタ−フライ食品、パン粉のま
ぶされた食品またはこれに類する油調理食品よりなるグ
ル−プから選ばれたものであることを特徴とする請求項
6に記載の食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146066A JP2552095B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146066A JP2552095B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089871A true JPH089871A (ja) | 1996-01-16 |
JP2552095B2 JP2552095B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=15399320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146066A Expired - Fee Related JP2552095B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552095B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997026296A1 (en) * | 1996-01-16 | 1997-07-24 | Opta Food Ingredients, Inc. | Starch-emulsifier composition and methods of making |
US7727570B2 (en) * | 2004-06-16 | 2010-06-01 | Unilever Bestfoods, North America, Division Of Conopco, Inc. | Emulsion comprising a nut paste |
JP4887428B2 (ja) * | 2006-11-13 | 2012-02-29 | ヨウル チョン ケミカル カンパニー, リミテッド | 原料の定量供給装置及び方法 |
US10212950B2 (en) | 2013-02-26 | 2019-02-26 | J-Oil Mills, Inc. | Composition, batter material using same, food or drink and feed, and method of producing composition |
WO2021065930A1 (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社J-オイルミルズ | 組成物 |
WO2022210557A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社J-オイルミルズ | 食品用澱粉組成物 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6146066A patent/JP2552095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997026296A1 (en) * | 1996-01-16 | 1997-07-24 | Opta Food Ingredients, Inc. | Starch-emulsifier composition and methods of making |
US7727570B2 (en) * | 2004-06-16 | 2010-06-01 | Unilever Bestfoods, North America, Division Of Conopco, Inc. | Emulsion comprising a nut paste |
JP4887428B2 (ja) * | 2006-11-13 | 2012-02-29 | ヨウル チョン ケミカル カンパニー, リミテッド | 原料の定量供給装置及び方法 |
US10212950B2 (en) | 2013-02-26 | 2019-02-26 | J-Oil Mills, Inc. | Composition, batter material using same, food or drink and feed, and method of producing composition |
WO2021065930A1 (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社J-オイルミルズ | 組成物 |
CN114513970A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-05-17 | J-制油株式会社 | 组合物 |
WO2022210557A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 株式会社J-オイルミルズ | 食品用澱粉組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552095B2 (ja) | 1996-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6941602B2 (ja) | ブレッダー粉、これを用いたブレッダーミックス、衣材およびフライ(様)食品ならびにこれらの製造方法 | |
EP0039185B1 (en) | An expanded snackfood and a process for preparing said expanded snackfood | |
KR102168623B1 (ko) | 조성물, 이것을 사용한 튀김옷 재료, 음식품과 사료 및 조성물의 제조방법 | |
JP4880081B1 (ja) | アセチル化アジピン酸架橋タピオカ澱粉及びその製造方法 | |
WO2020026998A1 (ja) | 食品の製造方法 | |
WO2020170879A1 (ja) | ブレッダー粉 | |
JP2552095B2 (ja) | 澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 | |
JP2003310187A (ja) | 低カロリー食品素材 | |
JP3803796B2 (ja) | 成形スナックの製造法 | |
JP3288176B2 (ja) | 保水性および保油性をあわせ有する澱粉由来の食品用素材およびこれを用いた食品 | |
AU2019313959B2 (en) | Breadcrumb mix | |
JPH07213259A (ja) | 加工食品用品質改良剤 | |
WO2021161783A1 (ja) | フライ食品用打ち粉、フライ食品の製造方法及びフライ食品のパンク抑制方法 | |
WO2021065930A1 (ja) | 組成物 | |
WO2020170880A1 (ja) | ブレッダー粉 | |
JPH0923835A (ja) | フライバッター用粉 | |
WO2021131952A1 (ja) | 畜肉様加工食品の製造方法 | |
JP5189511B2 (ja) | 膨化食品 | |
WO2022004366A1 (ja) | ノンフライ食品用バッター粉組成物およびバッター組成物 | |
JPH10191911A (ja) | 焼き餅風焼成食品 | |
JP2019129804A (ja) | フライ食品衣用材料とその製造方法並びにフライ食品 | |
JPS5930065B2 (ja) | 乾燥練製品の製造法 | |
JPH0532015B2 (ja) | ||
KR970002153B1 (ko) | 생감자를 이용한 식품 및 그 제조방법 | |
JPH08252071A (ja) | 揚げ物用衣材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 16 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |