JPH0898552A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0898552A
JPH0898552A JP6231914A JP23191494A JPH0898552A JP H0898552 A JPH0898552 A JP H0898552A JP 6231914 A JP6231914 A JP 6231914A JP 23191494 A JP23191494 A JP 23191494A JP H0898552 A JPH0898552 A JP H0898552A
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capacitor
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Takashi Kanbara
隆 神原
Tsutomu Shiomi
務 塩見
Hiroshi Niihori
博市 新堀
Yoshihisa Hirata
佳久 平田
Toshiaki Nakamura
俊朗 中村
Hideki Hamada
英毅 濱田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷との接続部が仮に地絡した場合において
も、その地絡を検出し、回路の動作を停止させて、電源
装置の破損等を防止する。 【構成】トランスT1の1次巻線N1にスイッチング素
子Qを介して直流電源V1を接続し、トランスT1の2
次巻線N2にダイオードD1を介してコンデンサC1を
接続し、コンデンサC1に負荷回路を接続した電源装置
において、直流電源V1の接地端と、トランスT1の2
次巻線N2のダイオードD1と接続されていない一端の
間に地絡電流を検出し得る抵抗R2を接続し、この抵抗
R2の両端に地絡電流による電圧が検出されたときにト
ランスT1の1次巻線N1のスイッチング素子Qの動作
を停止させる制御回路2を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源をフライバッ
クトランスを含むスイッチング装置により電圧変換して
負荷に供給する電源装置に関するものであり、例えば、
車両用前照灯の点灯装置に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の放電灯点灯装置の回路図
である。以下、その回路構成について説明する。トラン
スT1の1次巻線N1は、スイッチング素子Qを介して
直流電源V1に接続されている。直流電源V1の負極は
接地されている。トランスT1の2次巻線N2には、ダ
イオードD1を介して平滑用のコンデンサC1が接続さ
れている。平滑用のコンデンサC1には、スイッチング
素子Q1,Q2の直列回路とスイッチング素子Q3,Q
4の直列回路が並列接続されている。スイッチング素子
Q1,Q2の接続点とスイッチング素子Q3,Q4の接
続点の間には、負荷1としての放電灯が接続されてい
る。制御回路2は、スイッチング素子Q1,Q2,Q
3,Q4の制御信号と、スイッチング素子Qの制御信号
を作成している。スイッチング素子Qの制御信号は、制
御回路2からスイッチング素子Qに直接供給されてい
る。
【0003】図11は、この点灯装置の動作波形図であ
る。スイッチング素子Qは制御回路2により高周波でオ
ン/オフし、2次巻線N2の両端には交流電圧が発生す
る。ダイオードD1はその交流電圧を整流し、コンデン
サC1はそれを平滑して直流電圧に変換する。スイッチ
ング素子Q1、Q2、Q3、Q4はフルブリッジ回路を
構成しており、スイッチング素子Q1,Q4がオン、ス
イッチング素子Q2,Q3がオフとなる第1の状態と、
スイッチング素子Q1,Q4がオフ、スイッチング素子
Q2,Q3がオンとなる第2の状態が低周波で交番する
ことにより、負荷1に矩形波電圧を印加する。以上の動
作は、制御回路2により行われる。制御回路2の動作電
源は、直流電源V1により充電されるコンデンサC2か
ら供給されている。
【0004】また、図12は負荷電流検出用の抵抗R1
を挿入した状態を示している。図中、21はPWM制御
手段、22は低周波発振回路、23は反転回路である。
直流電源V1をスイッチング素子Q1により例えば数1
0kHzの高周波でスイッチングすることにより、トラ
ンスT1、ダイオードD1を介して、負荷1へ電力を供
給する。コンデンサC1は、その電力を平滑するために
設けられており、平滑された電力はスイッチング素子Q
1〜Q4よりなる極性切換手段8を介して負荷1に与え
られる。極性切換手段8が例えば数100Hzの低周波
で負荷1へ加える電圧の極性を切り換えることにより、
負荷1には低周波で交番する略矩形波状の電圧が印加さ
れる。この動作は低周波発振回路22及び反転回路23
によって極性切換手段8を駆動することによりなされ
る。また、PWM制御手段21は電流検出用の抵抗R1
により得られる負荷電流と平滑用のコンデンサC1の電
位より得られる負荷電圧の情報に基づいて、負荷1に適
正な電力を供給するように、スイッチング素子QをPW
M制御する。例えば、前記負荷電流と負荷電圧を乗じた
値を一定とするように制御することによって、負荷1の
定電力制御がなされる。以上の構成により、放電灯負荷
1は略矩形波の電圧にて点灯される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に示す回路において、負荷1とインバータ装置との接続
点aが図12のように地絡した場合、図13、図14に
破線で示す経路にコンデンサC1及びトランスT1の2
次巻線N2から、大きな電流が流れる。ここで、地絡と
は、事故等により負荷1へ至る線が接地することを指
す。地絡していなければ、図13、図14に破線で示し
た経路は存在しないから、回路の通常動作時には、この
経路には電流は流れない。そして、地絡することにより
生じる破線で示したループには、限流要素が存在しな
い。このため、電流検出用の抵抗R1を本来流れるべき
電流が、この抵抗R1に流れなくなり、制御手段が電流
を増やす方向へと作用する等の理由により通常時に比べ
て過大な電流が流れることとなる。このため、正常な制
御が行えず、負荷1を安定点灯できなくなる。場合によ
っては、回路が破損する等の不具合が生ずる。なお、b
点が地絡した場合も同様である。図15は車載用の前照
灯点灯装置の配線の様子を示している。バッテリーより
なる直流電源V1のマイナス側はシャーシ(グランド
G)に接続されており、バラスト9からランプ負荷1ま
での配線(a点又はb点)が間違ってシャーシに接続さ
れると、シャーシを介して地絡電流が流れることにな
る。
【0006】そこで、本発明は負荷との接続部が仮に地
絡した場合においても、その地絡を検出し、回路の動作
を停止させることによって、装置の破損等の不具合を未
然に防ぐことを目的とするものである。また、本発明の
他の目的とするところは、地絡電流そのものを阻止する
ことにある。また、本発明の別の目的とするところは、
地絡電流を阻止するためにトランスの1次側と2次側を
絶縁した場合において、無負荷状態においても2次側の
制御回路に動作電源を供給し続ける手段を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置にあっ
ては、上記の課題を解決するために、図1に示すよう
に、直流電源V1に、スイッチング素子Qを介してトラ
ンスT1の1次巻線N1を接続し、前記トランスT1の
2次巻線N2にダイオードD1を介してコンデンサC1
を接続し、このコンデンサC1に負荷回路を接続し、前
記スイッチング素子Qをスイッチングすることで、前記
トランスT1にエネルギーを蓄積し、そのエネルギーを
前記トランスT1の2次巻線N2より放出するフライバ
ック動作を行う電源装置において、前記直流電源V1の
一端が接地されており、この直流電源V1の接地端と、
前記トランスT1の2次巻線N2のダイオードD1と接
続されていない一端の間に地絡電流を検出し得る抵抗R
2を接続し、この抵抗R2の両端に地絡電流による電圧
が検出されたときに前記スイッチング素子Qの動作を停
止させる制御回路2を備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、図3又は図4に示すように、地絡電
流が流れる経路に地絡電流を阻止する方向にダイオード
D2を挿入したり、図5に示すように、地絡電流が流れ
る方向の電位を検出したときに、非導通状態となるスイ
ッチング素子QXを挿入しても良い。
【0009】さらに、地絡電流を阻止する別の手段とし
て、図6に示すように、トランスT1の1次巻線N1と
2次巻線N2を絶縁し、トランスT1の2次側に設けら
れた制御回路2の動作電源をトランスT1の補助巻線N
3から得るようにした場合において、負荷1が無負荷状
態となった場合に、コンデンサC1の電圧が上昇し続け
ることを防止するために、図7に示すように、コンデン
サC1と並列にインピーダンス要素として、抵抗R5を
接続したり、図8に示すように、抵抗R5とスイッチン
グ素子Q5の直列回路を接続したり、図9に示すよう
に、コンデンサC1の電荷をコンデンサC2に移すため
の回路7を接続しても良い。
【0010】
【作用】本発明によれば、直流電源V1の接地端と、ト
ランスT1の2次巻線N2のダイオードD1と接続され
ていない一端の間に地絡電流を検出し得る抵抗R2を接
続し、この抵抗R2の両端に地絡電流による電圧が検出
されたときにトランスT1の1次側のスイッチング素子
Qの動作を停止させるようにしたので、仮に負荷への配
線が間違って接地されて地絡電流が流れても、トランス
T1の1次側のスイッチング素子Qの動作が停止するこ
とにより、装置の破損等の不具合を未然に防ぐことがで
きる。
【0011】また、地絡電流が流れる部分に地絡電流を
阻止する方向にダイオードD2を挿入すれば、事故等に
より仮に負荷1への接続点が地絡した場合でも、地絡電
流が流れることを阻止することができる。本発明のさら
に詳しい構成及び作用については、以下に述べる実施例
の説明において詳述する。
【0012】
【実施例】図1は請求項1の発明の一実施例を示す回路
図である。本実施例では、トランスT1の1次側の回路
と2次側の回路の接続点O−P間にインピーダンス要素
である抵抗R2を設け、O−P間の電位をコンパレータ
3で比較することにより、負荷1への接続点aが地絡し
た場合に流れる電流を検出して地絡を判断し、その場合
には、コンパレータ3の出力の変化により、制御回路2
の動作を停止させて、回路の破損を防ぐことができる。
通常、地絡していない状態では、O−P間に流れる電流
は2次側の電圧、電流の検出やスイッチング素子の駆動
のための信号等、微小な信号電流のみである。地絡した
場合には、これに比べて過大な電流がO−P間を通るの
で、それを抵抗R2によって検出するようにしたもので
ある。なお、図2に示す回路のように、インバータ装置
と負荷1との間に、パルス発生器PGとパルストランス
PTを有するランプ始動回路4等が介在する場合に、c
点やd点が地絡した場合についても、同様に効果があ
る。
【0013】図3は請求項2の発明の構成を示す回路図
である。負荷1へ至る2線のどちらか一方が地絡した場
合、例えば、b点が地絡した場合、破線で示すループY
の経路で大電流が流れて、回路が破壊に至る恐れがあ
る。そこで、直流電源V1のマイナス側とグランド(G
点)の間にダイオードD2を挿入することで、地絡電流
を防止し、あるいは制限でき、回路破壊を回避すること
ができる。ところで、車載用の場合、図15のように、
シャーシをグランドGとして直流電源V1のマイナス側
を接続するため、図3で示した場所にダイオードD2を
挿入するのは困難である。そこで、次のようにすると、
同様の効果が得られる。
【0014】図4は請求項3の発明の構成を示す回路図
である。負荷1へ至る2線のどちらか一方が地絡した際
には、例えば、b点が地絡した場合、破線で示したルー
プYの経路で大電流が流れ、回路が破壊に至る恐れがあ
る。そこで、図4の回路では、トランスT1の1次巻線
N1と2次巻線N2の間にダイオードD2を挿入してい
る。このダイオードD2により、地絡電流を防止し、あ
るいは制限でき、回路の破壊を回避することができる。
なお、ダイオードD2は定常状態では導電させておく。
【0015】図5は請求項4の発明の構成を示す回路図
である。負荷1へ至る2線のどちらか一方が地絡した際
には、例えば、b点が地絡した場合、破線で示したルー
プYの経路で大電流が流れて、回路が破壊に至る恐れが
ある。そこで、図5の回路では、コンデンサC1の電圧
V2が上昇し過ぎないように、抵抗R3,R4により出
力電圧V2を検出して、その値が所定値よりも高くなる
と、制御回路2によりスイッチング素子Qの動作を停止
させる。また、トランスT1の1次巻線N1と2次巻線
N2の間にスイッチング素子QXを挿入している。通
常、P点の電位が高く、P点からO点には微小電流しか
流れないため、誤差増幅器5の出力はHighレベルで
あり、スイッチング素子QXはONする。地絡時には、
O点の電位が高くなり、点O,P間に大電流が流れよう
とするが、誤差増幅器5の出力はLowレベルとなり、
スイッチング素子QXはオフする。このように、スイッ
チング素子QXは通常時にはオンにしておき、地絡電流
が流れようとすると、オフにする。これにより、地絡電
流を防止し、あるいは制限でき、回路の破壊を回避する
ことができる。また、スイッチング素子QXがオンする
と、e点を基準として、出力電圧V2の検出値が高くな
り、スイッチング素子Qの動作を停止させることがで
き、さらに安全性を向上させることができる。
【0016】次に、図6はトランスT1の電源側と出力
側が絶縁されている点灯装置の回路図である。このよう
に、トランスT1に補助巻線N3を設けて、制御回路2
の動作電源を供給するためのコンデンサC2を補助巻線
N3からダイオードD3を介して充電すれば、図10の
回路に比べると、トランスT1により電源側と出力側が
絶縁されているので、負荷1へ至る線が地絡しても大電
流が流れることはない。ところが、負荷1がランプであ
る場合、消灯時にはランプの両端が絶縁状態になる。こ
れは、回路にとって出力が無負荷状態となるということ
である。その際、点灯しにくいランプであると、回路に
とって、無負荷状態が続くことになり、スイッチング素
子Qがスイッチングを続けると、エネルギーが消費され
ないまま、コンデンサC1に蓄積されて、コンデンサC
1の両端電圧が上昇し続けて、回路の破壊に至る恐れが
ある。つまり、ランプの消灯時には、コンデンサC1の
両端電圧を一定に保たなければならない。図6の回路で
これを実現しようとすると、コンデンサC1の両端電圧
が所定値まで上昇したら、スイッチング素子Qの動作を
停止させ、電圧が降下してきたら、スイッチング素子Q
の動作を再び開始する制御が必要となるが、この場合、
無負荷状態では、トランスT1の補助巻線N3の両端に
は、電圧が発生しない。そこで、無負荷状態でもスイッ
チング素子Qの動作を継続できる回路を以下に提案す
る。
【0017】図7は請求項5の発明の構成を示す回路図
である。この回路では、図10の回路において、トラン
スT1に補助巻線N3を設けて、ダイオードD3を介し
てコンデンサC2を充電し、制御回路2の動作電源とし
ており、平滑用のコンデンサC1に抵抗R5を並列に接
続している。制御回路2は、スイッチング素子Q1,Q
2,Q3,Q4の制御信号と、スイッチング素子Qの制
御信号を作成している。スイッチング素子Qの制御信号
は、フォトカプラPC1を介してトランスT1の1次側
に伝達され、駆動回路6を介してスイッチング素子Qに
供給されている。
【0018】この実施例では、トランスT1で電源側と
出力側が絶縁されているので、地絡電流は流れない。ま
た、コンデンサC1と並列に抵抗R5を接続しているの
で、コンデンサC1の電圧を降下させることができる。
このため、無負荷状態の場合でも、スイッチング素子Q
をスイッチングさせて、コンデンサC1に蓄積されたエ
ネルギーを抵抗R5で消費させ、コンデンサC1の電圧
を降下させることができる。したがって、スイッチング
素子Qは動作を停止せず、トランスT1よりエネルギー
を供給することができる。このようにすると、スイッチ
ング素子Qは動作を停止しないため、トランスT1の補
助巻線N3の両端には電圧が発生する。これをダイオー
ドD3により整流し、コンデンサC2で平滑することに
より、無負荷状態の場合であっても、制御回路2の動作
電源を得ることができる。
【0019】図8は請求項6の発明の構成を示す回路図
である。この回路では、トランスT1の2次側の平滑用
コンデンサC1と並列に抵抗R5とスイッチング素子Q
5の直列回路を接続したものであり、スイッチング素子
Q5をオンすることで、コンデンサC1に蓄積されたエ
ネルギーを抵抗R5で消費させるものである。これによ
り、コンデンサC1の電圧が降下するため、無負荷状態
の場合であっても、スイッチング素子Qは動作を停止せ
ず、トランスT1の補助巻線N3の両端からは電圧が発
生する。これをダイオードD3で整流し、コンデンサC
2で平滑することにより、制御回路2の動作電源を得る
ことができる。また、スイッチング素子Q5は無負荷状
態ではオンさせるが、定常状態ではオフさせることで、
定常時の無駄なロスを防ぐことができる。
【0020】図9は請求項7の発明の構成を示す回路図
である。この回路では、図6の回路において、コンデン
サC1と並列にトランスT2の1次巻線n1とコンデン
サC3とスイッチング素子Z1の直列回路を接続したも
のである。トランスT2の2次巻線n2は、ダイオード
D4を介してコンデンサC2に接続されている。無負荷
状態では、コンデンサC1の両端電圧が上昇するが、そ
の値が所定値以上になると、スイッチング素子Z1がオ
ンする。これにより、コンデンサC1からトランスT2
の1次巻線n1、コンデンサC3、スイッチング素子Z
1を通る経路で共振電流が流れる。すると、トランスT
2の二次巻線n2の両端には電圧が発生し、ダイオード
D4でこれを整流し、コンデンサC2で平滑する。この
ようにすると、コンデンサC1の両端電圧が上昇して、
スイッチング素子Qが動作を停止しても、トランスT2
の2次巻線n2の両端からは電圧が発生する。次に、定
常時には、コンデンサC1の両端電圧が所定値以下とな
るので、スイッチング素子Z1はオフであり、トランス
T1の補助巻線N3の両端から電圧が発生し、これをダ
イオードD3で整流し、コンデンサC2で平滑する。し
たがって、トランスT1の2次側の制御回路2は、無負
荷時、定常時ともに、コンデンサC2より動作電源を得
ることができる。
【0021】なお、上記各実施例では、スイッチング素
子Qの制御信号をフォトカプラPC1を用いてトランス
T1の1次側に伝達しているが、パルストランス等を用
いても良く、絶縁された伝達手段によって伝達する。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によると、トランスの1
次巻線にスイッチング素子を介して直流電源を接続し、
トランスの2次巻線にダイオードを介してコンデンサを
接続し、コンデンサに負荷回路を接続した電源装置にお
いて、直流電源の接地端と、トランスの2次巻線のダイ
オードと接続されていない一端の間に地絡電流を検出し
得る抵抗を接続し、この抵抗の両端に地絡電流による電
圧が検出されたときにトランスの1次巻線のスイッチン
グ素子の動作を停止させるようにしたので、負荷への接
続線が地絡した場合においても、装置の破損等を未然に
防ぐことができる効果がある。
【0023】また、請求項2〜4の発明によると、トラ
ンスの1次巻線にスイッチング素子を介して直流電源を
接続し、トランスの2次巻線にダイオードを介してコン
デンサを接続し、コンデンサに負荷回路を接続した電源
装置において、地絡電流が流れる経路にダイオード等の
整流手段を挿入したので、負荷への接続線が地絡した場
合においても、地絡による大電流を防止することがで
き、装置の破損等を未然に防ぐことができる効果があ
る。
【0024】さらに、請求項5〜7の発明によると、ト
ランスの1次巻線にスイッチング素子を介して直流電源
を接続し、トランスの2次巻線にダイオードを介してコ
ンデンサを接続し、コンデンサに負荷回路を接続した電
源装置において、トランスの1次巻線と2次巻線を絶縁
したことにより、トランスの電源側と出力側のそれぞれ
が異なる電位においても使用でき、事故等により出力が
地絡した際でも、回路の破壊等を防止することができ
る。また、トランスの補助巻線からトランスの2次側の
制御回路の動作電源を供給し、トランスの2次側のコン
デンサと並列にインピーダンス要素を接続したので、こ
のコンデンサの電圧が上昇し続けることを防止でき、し
たがって、無負荷状態となっても、トランスの1次側の
スイッチング素子の動作を継続することができ、トラン
スの2次側の制御回路の動作電源を確保できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】請求項1の発明の他の実施例の要部構成を示す
回路図である。
【図3】請求項2の発明の構成を示す回路図である。
【図4】請求項3の発明の構成を示す回路図である。
【図5】請求項4の発明の構成を示す回路図である。
【図6】従来の絶縁型の電源装置の回路図である。
【図7】請求項5の発明の構成を示す回路図である。
【図8】請求項6の発明の構成を示す回路図である。
【図9】請求項7の発明の構成を示す回路図である。
【図10】従来の非絶縁型の電源装置の回路図である。
【図11】従来の非絶縁型の電源装置の動作波形図であ
る。
【図12】従来の非絶縁型の電源装置の地絡時の回路図
である。
【図13】従来例の地絡時の第1の電流経路を示す回路
図である。
【図14】従来例の地絡時の第2の電流経路を示す回路
図である。
【図15】従来の車両用の前照用点灯装置の配線状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
V1 直流電源 T1 トランス D1 ダイオード C1 コンデンサ R2 地絡電流検出用の抵抗 Q スイッチング素子 1 負荷 2 制御回路 3 電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 佳久 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中村 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 濱田 英毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に、スイッチング素子を介し
    てトランスの1次巻線を接続し、前記トランスの2次巻
    線にダイオードを介してコンデンサを接続し、このコン
    デンサに負荷回路を接続し、前記スイッチング素子をス
    イッチングすることで、前記トランスにエネルギーを蓄
    積し、そのエネルギーを前記トランスの2次巻線より放
    出するフライバック動作を行う電源装置において、前記
    直流電源の一端が接地されており、この直流電源の接地
    端と、前記トランスの2次巻線のダイオードと接続され
    ていない一端の間に地絡電流を検出し得る抵抗を接続
    し、この抵抗の両端に地絡電流による電圧が検出された
    ときに前記スイッチング素子の動作を停止させる制御手
    段を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源に、スイッチング素子を介し
    てトランスの1次巻線を接続し、前記トランスの2次巻
    線にダイオードを介してコンデンサを接続し、このコン
    デンサに負荷回路を接続し、前記スイッチング素子をス
    イッチングすることで、前記トランスにエネルギーを蓄
    積し、そのエネルギーを前記トランスの2次巻線より放
    出するフライバック動作を行う電源装置において、前記
    直流電源の一端がダイオードを介して接地されており、
    このダイオードは地絡電流を阻止する方向に挿入されて
    いることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 直流電源に、スイッチング素子を介し
    てトランスの1次巻線を接続し、前記トランスの2次巻
    線にダイオードを介してコンデンサを接続し、このコン
    デンサに負荷回路を接続し、前記スイッチング素子をス
    イッチングすることで、前記トランスにエネルギーを蓄
    積し、そのエネルギーを前記トランスの2次巻線より放
    出するフライバック動作を行う電源装置において、前記
    直流電源の一端が接地されており、この直流電源の接地
    端と、前記トランスの2次巻線のダイオードと接続され
    ていない一端の間に地絡電流を阻止する方向に整流手段
    を挿入したことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 前記整流手段は、第2のスイッチング
    素子と、この第2のスイッチング素子の両端に印加され
    る電圧が地絡電流の流れる方向の電圧であるときに第2
    のスイッチング素子を非導通状態とする電圧検出手段と
    から構成されていることを特徴とする請求項2記載の電
    源装置。
  5. 【請求項5】 直流電源に、スイッチング素子を介し
    てトランスの1次巻線を接続し、前記トランスの2次巻
    線にダイオードを介してコンデンサを接続し、このコン
    デンサに極性反転用のスイッチング回路を介して負荷を
    接続し、前記トランスの1次巻線と2次巻線は絶縁され
    ており、前記スイッチング素子をスイッチングすること
    で、前記トランスにエネルギーを蓄積し、そのエネルギ
    ーを前記トランスの2次巻線より放出するフライバック
    動作を行う電源装置において、前記トランスに補助巻線
    を備え、この補助巻線に発生する電圧を整流・平滑する
    整流・平滑回路を備え、前記極性反転用のスイッチング
    回路の制御回路の動作電源は前記整流・平滑回路から供
    給されており、トランスの2次巻線に接続されたコンデ
    ンサの両端にはインピーダンス要素が並列接続され、こ
    のインピーダンス要素の値は、トランスの1次巻線に接
    続されたスイッチング素子が動作を続けても、トランス
    の2次巻線に接続されたコンデンサの両端電圧が所定値
    以上に上昇しない程度の値に設定されていることを特徴
    とする電源装置。
  6. 【請求項6】 前記インピーダンス要素と直列に、前
    記コンデンサの電圧が所定値以上になるとオンし、所定
    値以下になるとオフするスイッチング手段を接続したこ
    とを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンス要素は、電圧応答
    型のスイッチング手段と、キャパシタンス要素と、共振
    用のトランスの1次巻線の直列回路を含み、共振用のト
    ランスの2次巻線から前記制御回路の動作電源を供給す
    るようにしたことを特徴とする請求項5記載の電源装
    置。
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