JPH0898197A

JPH0898197A - 撮像装置

Info

Publication number: JPH0898197A
Application number: JP23510494A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Takahashi; 和成高橋
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1994-09-29
Filing date: 1994-09-29
Publication date: 1996-04-12

Abstract

(57)【要約】【目的】低周波のビートが少なく、映像出力を改善す
ることが可能な撮像装置を提供する。【構成】内部同期時では、水晶発振器３からの出力に
基づいて、同期信号発生器６から同期信号が得られ、ま
た、１／４分周回路１４からカラーサブキャリア周波数
を持つ信号が得られ、それぞれがエンコーダ８に送られ
る。また、非内部同期時では、ＬＣ発振器４からの出力
に基づいて同期信号発生器６から同期信号が得られ、ま
た、サブキャリア用水晶発振器１７からカラーサブキャ
リア信号が得られ、それぞれがエンコーダ８に送られ
る。なお、ＬＣ発振器４とサブキャリア用水晶発振器１
７とは同期して動作する。従って、上記同期信号と、上
記カラーサブキャリア周波数を持つ信号または上記カラ
ーサブキャリア信号とは、常に同期する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カラーサブキャリア信
号をコンポーネントカラー映像信号の色差信号で変調
し、輝度信号に多重して同期信号を付加することによ
り、コンポジットカラー映像信号を得る撮像装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】図３は、カラーサブキャリア信号をコン
ポーネントカラー映像信号の色差信号で変調し、輝度信
号に多重して同期信号を付加することにより、コンポジ
ットカラー映像信号を得る従来の撮像装置の要部の一例
の概略構成を示すブロック回路図である。

【０００３】図３で、同期識別信号入力端子３７から同
期識別信号が、ＬＣ発振器３２にイネーブル信号とし
て、また、切換スイッチ４０に切換信号として送られ
る。また、水晶発振器３１で発生するクロック信号は、
１／８分周回路３３に送られ周波数を１／８に分周され
てカラーサブキャリア信号として後述するエンコーダ３
６に送られる。また、水晶発振器３１、あるいはＬＣ発
振器３２で発生するクロック信号は、切換スイッチ４０
を介して１／２分周回路３４に送られ、周波数を１／２
に分周されて同期信号発生器３５を介してエンコーダ３
６に送られる。

【０００４】図３において、同期識別信号入力端子３７
から入力される同期識別信号は、例えば、外部同期、ま
たは電源同期検出時に”Ｈ”であり、また、内部同期検
出時に”Ｌ”である信号である。

【０００５】この場合において、水晶発振器３１は電源
がオンである間随時クロック信号を発生し、ＬＣ発振器
３２は、入力されるイネーブル信号が”Ｈ”のときに動
作し、”Ｌ”のときに停止するようにする。また、切換
スイッチ４０は、入力される切換信号が”Ｈ”のときに
ＬＣ発振器３２側に切り換えて、”Ｌ”のときに水晶発
振器３１側に切り換えるようにする。

【０００６】以上のようにすれば、外部同期、あるいは
電源同期時にＬＣ発振器３２で発生するクロック信号が
１／２分周回路３４に送られ、また、内部同期時に水晶
発振器３１で発生するクロック信号が１／２分周回路３
４に入力される。また、例えば、水晶発生器３１、ある
いはＬＣ発振器３２で発生する上記クロック信号は、２
８．６ＭＨｚの周波数を有するものとする。上記クロッ
ク信号は、１／２分周回路３４で周波数を１／２に分周
された後、同期信号発生器３５に送られ、ここで同期信
号が発生してエンコーダ３６に送られる。

【０００７】また、カラーサブキャリア信号は、外部同
期、電源同期、あるいは内部同期の何れの場合において
も、１／８分周回路３３にて水晶発振器３１から送られ
るクロック信号の周波数を１／８に分周したものを用い
る。従って、上記カラーサブキャリア信号は、上記クロ
ック信号が２８．６ＭＨｚの周波数を有する場合、３．
５８ＭＨｚの周波数を有することになる。

【０００８】また、同期信号発生器３５は、１／２分周
回路３４で上記クロック信号の周波数を１／２に分周し
た信号に基づいて、同期信号を発生してエンコーダ３６
に送る。エンコーダ３６では、映像信号入力端子３８か
ら入力される映像信号の色差信号によって、上記カラー
サブキャリア信号を直交二相変調し、得られた搬送色信
号を輝度信号に多重してさらに同期信号を付加すること
でコンポーネントカラー映像信号を得る。このコンポー
ネントカラー映像信号が信号出力端子３９から外部に出
力される。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】ところで、図３に示し
た撮像装置は、１／２分周回路３３に入力する信号とし
て、切換スイッチ４０にて上記同期識別信号に基づい
て、内部同期時は水晶発振器３１からの出力を選択し、
また、外部同期時、あるいは電源同期時はＬＣ発振器３
２からの出力を選択する。そこで、１／２分周回路３３
にて周波数が１／２に分周された出力信号が、同期信号
発生器３５に入力されるクロック信号として用いられ
る。また、エンコーダ３６に入力するカラーサブキャリ
ア信号は、水晶発振器３１からの出力の周波数を１／８
に分周したものを同期の状態に係わらず用いている。

【００１０】このため、外部同期時においては、水晶発
振器３１とＬＣ発振器３２とが同時発振となるため、こ
の両者の周波数の差により低周波数のビートが発生し、
映像出力に悪影響を及ぼしていた。

【００１１】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、低周波のビートが少なく、映像出力を改善
することが可能な撮像装置を提供することを目的とす
る。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、上述した問題を解決するために、コンポーネントカ
ラー映像信号の色差信号で変調するカラーサブキャリア
信号を発生させるサブキャリア発振器と、内部同期時に
クロック信号を発生させる内部同期用発振器と、非内部
同期時にクロック信号を発生させる非内部同期用発振器
と、内部同期／非内部同期を識別し、上記内部同期用発
振器と上記非内部同期用発振器とを切換選択する同期用
発振器切換手段とを有している。

【００１３】また、上記同期用発振器切換手段は、内部
同期又は非内部同期を識別して識別信号を発生する識別
信号発生器と、上記識別信号に応じて、上記内部同期用
発振器と非内部同期用発振器の動作を切り換える動作切
換素子と、上記識別信号に応じて上記内部同期用発振器
と非内部同期用発振器の出力を切り換える切換スイッチ
とを有してなることが好ましい。

【００１４】また、本発明に係る撮像装置は、内部同期
時にクロック信号を発生させる内部同期用発振器と、非
内部同期時にクロック信号を発生させる非内部同期用発
振器と、上記非内部同期用発振器と同期して動作すると
共にコンポーネントカラー映像信号の色差信号で変調す
るカラーサブキャリア信号を発生させるサブキャリア用
発振器と、内部同期／非内部同期を識別し、上記内部同
期用発振器と上記非内部同期用発振器とを切換選択する
と共に、非内部同期であるときには上記サブキャリア用
発振器からの出力を、内部同期であるときには上記内部
同期用発振器からの出力を用いて形成したサブキャリア
周波数の信号を上記カラーサブキャリア信号として切換
選択する同期用発振器及びサブキャリア切換手段と有し
ている。

【００１５】また、上記同期用発振器及びサブキャリア
切換手段は、内部同期又は非内部同期を識別して識別信
号を発生する識別信号発生器と、上記識別信号に応じて
上記内部同期用発振器と上記非内部同期用発振器の動作
を切り換える動作切換素子と、上記識別信号に応じて上
記内部同期用発振器と上記非内部同期用発振器の出力を
切り換える発振出力切換スイッチと、上記識別信号に応
じて上記サブキャリア用発振器からのカラーサブキャリ
ア信号と上記内部同期用発振器の出力を用いて形成した
カラーサブキャリア周波数の信号とを切り換えるサブキ
ャリア切換スイッチとを有してなることが好ましい。

【００１６】

【作用】本発明に係る撮像装置によれば、内部／非内部
同期の識別結果に基づいて、内部同期用発振器及び非内
部同期用発振器の動作が選択的に切り換えられるため、
内部同期用発振器と非内部同期用発振器とが同時発振す
ることがなくなる。

【００１７】また、本発明に係る撮像装置によれば、内
部／非内部同期の識別結果に基づいて、内部同期用発振
器及び非内部同期用発振器の動作が選択的に切り換えら
れるため、内部同期用発振器と非内部同期用発振器とが
同時発振することがなくなり、さらに、非内部同期時は
非同期用発振器とサブキャリア用発振器とが同期して動
作し、非内部同期であるときにはサブキャリア用発振器
からの出力を、内部同期であるときには内部同期用発振
器からの出力を用いて形成したカラーサブキャリア周波
数の信号をカラーサブキャリア信号として切換選択する
ため、内部同期時であっても、また非内部同期時であっ
ても同期信号とカラーサブキャリア信号とは常に同期す
るようになる。

【００１８】

【実施例】以下、本発明に係る撮像装置が適用される好
ましい実施例について、図面を参照しながら詳細に説明
する。

【００１９】図１は、第一の実施例の撮像装置（以下、
本装置という。）の要部の概略構成を示すブロック回路
図である。なお、本装置、例えばカラービデオカメラで
あり、本装置を複数配置し、それぞれ動作させてこれら
が同時に同期する（以下、外部同期という。）場合と、
電源出力と同期する場合（以下、電源同期という。）、
また、各カメラのみで動作して同期する（以下、内部同
期という。）場合とがある。なお、外部同期と電源同期
は非内部同期といえる。

【００２０】図１で、制御信号発生回路１で発生する同
期識別信号は、ＬＣ発振器４及び発振出力切換スイッチ
１１に送られ、また、上記同期識別信号は、インバータ
２にて反転処理され水晶発振器３に送られる。水晶発振
器３、またはＬＣ発振器４で発生したクロック信号は、
発振出力切換スイッチ１１を介して、１／２分周回路５
に送られ、１／２の周波数に分周され、同期信号発生器
６を介して、エンコーダ８に送られる。また、サブキャ
リア用水晶発振器７で発生するカラーサブキャリア信号
は、前述した図３と同様のエンコーダ８に送られる。

【００２１】図１において、制御信号発生回路１は、外
部同期源入力端子９から送られる外部装置との外部同期
信号、または電源同期時切換スイッチ１０から送られる
電源同期信号に基づいて、内部／外部同期、あるいは電
源同期を示す同期識別信号を発生する。なお、この同期
識別信号は、外部同期、あるいは電源同期時は”Ｈ”、
また、内部同期時は”Ｌ”となる信号である。この同期
識別信号をインバータ２に送り、さらに、ＬＣ発振器４
にはイネーブル信号として、また、発振出力切換スイッ
チ１１には切換信号として送る。インバータ２は、制御
信号発生回路１より送られる上記同期識別信号を反転さ
せて、すなわち、上記同期識別信号が”Ｈ”の場合
は、”Ｌ”の信号を、また、”Ｌ”の場合は、”Ｈ”の
信号を水晶発振器３に送る。

【００２２】水晶発振器３は、入力されるイネーブル信
号が”Ｈ”であるときに動作して、例えば、２８．６Ｍ
Ｈｚの周波数を有するクロック信号を発生させ、”Ｌ”
であるときに停止する。また、ＬＣ発振器４は、コイル
とコンデンサ、さらにＰＬＬ（phaseーlocked loop ）回
路で位相安定化する発振器で、入力されるイネーブル信
号が、”Ｈ”であるときに動作し、例えば、２８．６Ｍ
Ｈｚの周波数を有するクロック信号を発生し、”Ｌ”で
あるときに停止する。また、発振出力切換スイッチ１１
は、制御信号発生回路１から”Ｈ”の切換信号が送られ
たときはＬＣ発振器４側に切り換えて、”Ｌ”の切換信
号が送られたときは水晶発振器３側に切り換えるように
動作する。すなわち、外部同期、あるいは電源同期検出
時においては、ＬＣ発振器４が動作して水晶発振器３が
停止し、１／２分周回路５にはＬＣ発振器４からクロッ
ク信号が送られ、また、内部同期検出時においては、水
晶発振器３が動作してＬＣ発振器４が停止し、１／２分
周回路５には水晶発振器３からクロック信号が送られ
る。

【００２３】１／２分周回路５は、水晶発振器３、ある
いはＬＣ発振器４から送られるクロック信号の周波数を
１／２に分周、例えば、入力されるクロック信号が２
８．６ＭＨｚの周波数を有するものである場合、この周
波数を１４．３ＭＨｚに分周し、この１／２に周波数が
分周されたクロック信号を同期信号発生器６に送る。ま
た、同期信号発生器６は、１／２分周回路５から送られ
る上記１／２に周波数が分周されたクロック信号に基づ
いて、同期信号を発生し、エンコーダ８に送る。

【００２４】また、サブキャリア用水晶発振器７は、
３．５８ＭＨｚの周波数を有するカラーサブキャリア信
号を発生し、このカラーサブキャリア信号をエンコーダ
８に送る。

【００２５】エンコーダ８は、同期信号発生器６から送
られる上記同期信号とサブキャリア用水晶発振器７から
送られる上記カラーサブキャリア信号とに基づいて、映
像入力端子１２を介して、供給されるコンポジットカラ
ー映像信号をコンポーネントカラー映像信号に変換し、
この信号を信号出力端子１３から出力する。

【００２６】以上のように構成することで、制御信号発
生回路から送られる同期識別信号に基づいて、内部同期
時に動作する水晶発振器、あるいは外部同期時または電
源同期時に動作するＬＣ発振器の何れかを動作させるこ
とで、外部同期時または電源同期時においても、同じ周
波数のクロック信号を発生する上記水晶発振器と上記Ｌ
Ｃ発振器とが同時発振することがないため、これらの周
波数差により生じる低周波数のビートが発生することが
なく、映像出力は改善される。

【００２７】ところが、図１の第一の実施例の構成は、
上記エンコーダに送る上記カラーサブキャリア信号と上
記同期信号とはそれぞれ独立した発振器から得るため、
内部同期時、あるいは外部同期または電源同期時の何れ
の場合においても、同期信号発生器からエンコーダに送
られる上記同期信号と上記カラーサブキャリア信号とが
非同期になる虞があり、この場合映像出力のクロマが流
れてしまうことになるため好ましくはない。

【００２８】図２は、第一の実施例で発生する虞のある
上述した問題を解決するためのより好ましい撮像装置の
第二の実施例の概略構成を示すブロック回路図である。

【００２９】図２で、制御信号発生回路１で発生する同
期識別信号は、ＬＣ発振器４、サブキャリア用水晶発振
器１７、発振出力切換スイッチ１１及びサブキャリア切
換スイッチ１６に送られる。また、上記同期識別信号は
インバータ２に送られて反転処理され、水晶発振器３と
内部同期時切換スイッチ１５とに送られる。また、水晶
発振器３、あるいはＬＣ発振器４で発生するクロック信
号は、発振出力切換スイッチ１１を介して１／２分周回
路５に送られ１／２の周波数に分周される。この１／２
の周波数に分周されたクロック信号は、１／４分周回路
１４に送られ、さらに、１／４の周波数に分周された
後、内部同期時切換スイッチ１５及びサブキャリア切換
スイッチ１６を介して、前述同様のエンコーダ８にカラ
ーサブキャリア信号として送られる。また、上記１／２
の周波数に分周されたクロック信号は、同期信号発生器
６に送られ、ここで同期信号が発生して、この同期信号
がエンコーダ９に送られる。また、サブキャリア用水晶
発振器１７で発生するカラーサブキャリア信号は、サブ
キャリア切換スイッチ１６を介してエンコーダ８に送ら
れる。

【００３０】ここで、図２で示した構成で、図１で示し
た構成に付した番号と同一のもので同様の動作を行うも
のについて、各構成の説明は省略し、ここでは、異なる
番号を付したもの、あるいは異なる動作を行うものにつ
いてのみ動作説明を行う。

【００３１】図２によれば、制御信号発生回路１は、外
部同期源入力端子９から送られる外部装置との外部同期
信号、また電源同期時切換スイッチ１０から送られる電
源同期信号に基づいて、内部／外部同期、あるいは電源
同期を示す同期識別信号を発生する。なお、この同期識
別信号は、外部同期、あるいは電源同期時は”Ｈ”、ま
た、内部同期時は”Ｌ”となる信号である。この同期識
別信号をインバータ２に送り、さらに、ＬＣ発振器４及
びサブキャリア用発振器１７にはイネーブル信号とし
て、また、発振出力切換スイッチ１１及びサブキャリア
切換スイッチ１６には切換信号として送る。インバータ
２は、制御信号発生回路１より送られる上記同期識別信
号を反転させて、すなわち、上記同期識別信号が”Ｈ”
の場合は、”Ｌ”の信号を、また、”Ｌ”の場合は、”
Ｈ”の信号を水晶発振器３及び内部同期時切換スイッチ
１５に送る。

【００３２】水晶発振器３及びＬＣ発振器４は、上述し
たように”Ｈ”のイネーブル信号が入力されると動作
し、例えば２８．６ＭＨｚの周波数を有するクロック信
号を発生し、また、”Ｌ”のイネーブル信号が入力され
ると停止する。また、発振出力切換スイッチ１１は、制
御信号発生回路１から”Ｈ”の切換信号が送られたとき
はＬＣ発振器４側に切り換えて、また、”Ｌ”の切換信
号が送られたときは水晶発振器３側に切り換えるように
動作する。

【００３３】１／２分周回路５は、水晶発振器３、ある
いはＬＣ発振器４から送られるクロック信号の周波数を
１／２に分周、例えば、入力されるクロック信号が２
８．６ＭＨｚの周波数を有するものである場合、この周
波数を１４．３ＭＨｚに分周し、この１／２に周波数が
分周されたクロック信号を同期信号発生器６及び１／４
分周回路１４に送る。また、同期信号発生器６は、１／
２分周回路５から送られる上記１／２に周波数が分周さ
れたクロック信号に基づいて、同期信号を発生し、エン
コーダ８に送る。

【００３４】１／４分周回路１４は、１／２分周回路５
から送られる上記１／２に周波数が分周されたクロック
信号の周波数を、さらに、１／４の周波数に分周する。
すなわち、元のクロック信号の１／８の周波数を有する
サブキャリア、例えば上記元のクロック信号が２８．６
ＭＨｚの周波数を有する場合は３．５８ＭＨｚの周波数
を有するサブキャリアを得る。また、内部同期時切換ス
イッチ１５は、インバータ２から送られる切換信号が”
Ｈ”のときにオン動作し、”Ｌ”のときにオフ動作す
る。すなわち、内部同期時切換スイッチ１５は、内部同
期検出時にオン動作し、外部同期検出時にオフ動作す
る。

【００３５】サブキャリア用水晶発振器１７は、制御信
号発生回路１からイネーブル信号として送られる同期識
別信号が”Ｈ”のときに動作し、３．５８ＭＨｚの周波
数を有するサブキャリア信号を発生し、上記イネーブル
信号が”Ｌ”のときに停止する。

【００３６】また、サブキャリア切換スイッチ１６は、
制御信号発生回路１から送られる切換信号が”Ｈ”のと
きにサブキャリア用水晶発振器１７側に切り換えて、ま
た、”Ｌ”のときに内部同期時切換スイッチ１５側に切
り換えるように動作して１／４分周回路１４とエンコー
ダ８とを接続する。すなわち、外部同期検出時にはサブ
キャリア水晶発振器１７側に切り換えて、内部同期検出
時には内部同期時切換スイッチ１５側に切り換えるよう
に動作する。

【００３７】エンコーダ８は、同期信号発生器６から送
られる上記同期信号と１／４分周回路１４から送られる
カラーサブキャリア周波数を有する信号、あるいはサブ
キャリア用水晶発振器１７から送られるカラーサブキャ
リア信号とに基づいて、映像入力端子１２を介して、供
給されるコンポジットカラー映像信号をコンポーネント
カラー映像信号に変換し、この信号を信号出力端子１３
から出力する。

【００３８】ここで、図２によれば、外部同期、あるい
は電源同期検出時においては、ＬＣ発振器４でクロック
信号が発生して、同期信号発生器６でこのクロック信号
に基づいて同期信号が得られる。また、サブキャリア用
水晶発振器１７から上記同期信号に同期したカラーサブ
キャリア信号が得られて、エンコーダ８に上記同期信号
と上記カラーサブキャリア信号とが送られる。すなわ
ち、上記同期信号と上記カラーサブキャリアとは互いに
同期した信号となる。

【００３９】また、内部同期検出時においては、水晶発
振器３でクロック信号が発生して、同期信号発生器６で
このクロック信号に基づいて同期信号が得られ、さら
に、１／４分周回路１４で上記クロック信号に基づいた
カラーサブキャリア周波数を有する信号、すなわちカラ
ーサブキャリア信号が得られる。エンコーダ８には、上
記同期信号と上記カラーサブキャリア信号とが送られ
る。ここで、この同期信号とカラーサブキャリア信号と
は、同一のクロック信号に基づいて得られるものである
ため、互いに同期した信号である。

【００４０】従って、外部同期、電源同期、あるいは内
部同期の何れを検出しているときでも、エンコーダ８に
送られる同期信号とカラーサブキャリア信号とは同期し
た信号となるので、映像出力のクロマが流れることな
く、良好な映像が得られる。

【００４１】なお、本実施例では、水晶発振器及びＬＣ
発振器で発生させるクロック信号の周波数が２８．６Ｍ
Ｈｚ、サブキャリア用水晶発振器で発生させるカラーサ
ブキャリア信号の周波数が３．５８ＭＨｚとなる例を挙
げたが、これらに限定されることはなく、エンコーダに
入力するカラーサブキャリア信号の周波数と同期信号発
生器から送られる同期信号の周波数との関係が整数倍に
なるように周波数を調整すれば他の周波数の信号を用い
ても、本発明で得られる効果と同様の効果を得ることは
言うまでもない。

【００４２】また、本実施例では、内部同期時に１／４
分周回路の出力をオン／オフするスイッチを設けたが、
こちらもこれに限定されることはなく、外部同期検出時
に１／４分周回路の動作をオフにするようにしてもよ
い。

【００４３】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
撮像装置によれば、識別信号発生器で発生する内部／非
内部同期を識別する同期識別信号に基づいて、内部同期
用発振器及び非内部同期用発振器の動作が切換られるた
め、内部同期用発振器と非内部同期用発振器とが同時発
振することがなくなり、従って低周波数のビートが発生
することがなく、得られる映像出力の質が向上する。

【００４４】また、本発明に係る撮像装置によれば、識
別信号発生器で発生する内部／非内部同期を識別する同
期識別信号に基づいて、内部同期用発振器及び非内部同
期用発振器の動作が切り換えられるため、内部同期用発
振器と非内部同期用発振器とが同時発振することがなく
なる。従って、低周波数のビートが発生することがなく
得られる映像出力の質が向上すると共に、非内部同期時
には非内部同期用発振器とサブキャリア用発振器とが同
期して動作し、さらに、内部同期用／非内部同期用サブ
キャリア切換スイッチにて、非内部同期であるときには
上記サブキャリア用発振器からのカラーサブキャリア信
号を、内部同期であるときには上記内部同期用発振器か
らの出力を用いて形成したカラーサブキャリア周波数を
有する信号をカラーサブキャリア信号として切換選択す
るため、同期信号と上記カラーサブキャリア信号とは常
に同期するようになり、従って映像出力のクロマが流れ
ることがない。これらのことから、上記映像出力の質が
向上し、撮像装置間で外部同期、あるいは各撮像装置内
で内部同期が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る撮像装置の第一の実施例の概略構
成を示すブロック回路図である。

【図２】本発明に係る撮像装置の第二の実施例の概略構
成を示すブロック回路図である。

【図３】従来の撮像装置の一例の概略構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

１制御信号発生回路２インバータ３水晶発振器４ＬＣ発振器６同期信号発生器７サブキャリア用水晶発振器８エンコーダ１１発振出力切換スイッチ１４１／４分周回路１６サブキャリア切換スイッチ１７サブキャリア用水晶発振器

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】カラーサブキャリア信号をコンポーネン
トカラー映像信号の色差信号で変調し、輝度信号に多重
して同期信号を付加することにより、コンポジットカラ
ー映像信号を得る撮像装置において、上記カラーサブキャリア信号を発生させるサブキャリア
用発振器と、内部同期時にクロック信号を発生させる内部同期用発振
器と、非内部同期時にクロック信号を発生させる非内部同期用
発振器と、内部同期／非内部同期を識別し、上記内部同期用発振器
と上記非内部同期用発振器とを切換選択する同期用発振
器切換手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項２】カラーサブキャリア信号をコンポーネン
トカラー映像信号の色差信号で変調し、輝度信号に多重
して同期信号を付加することにより、コンポジットカラ
ー映像信号を得る撮像装置において、内部同期時にクロック信号を発生させる内部同期用発振
器と、非内部同期時にクロック信号を発生させる非内部同期用
発振器と、上記非内部同期用発振器と同期して動作すると共に上記
カラーサブキャリア信号を発生させるサブキャリア用発
振器と、内部同期／非内部同期を識別し、上記内部同期用発振器
と上記非内部同期用発振器とを切換選択すると共に、非
内部同期であるときには上記サブキャリア用発振器から
の出力を、内部同期であるときには上記内部同期用発振
器からの出力を用いて形成したサブキャリア周波数の信
号を上記カラーサブキャリア信号として切換選択する同
期用発振器及びサブキャリア切換手段とを有することを
特徴とする撮像装置。
【請求項３】上記同期用発振器切換手段は、内部同期
又は非内部同期を識別して識別信号を発生する識別信号
発生器と、上記識別信号に応じて、上記内部同期用発振
器と非内部同期用発振器の動作を切り換える動作切換素
子と、上記識別信号に応じて上記内部同期用発振器と非
内部同期用発振器の出力を切り換える切換スイッチとを
有してなることを特徴とする請求項１記載の撮像装置。
【請求項４】上記同期用発振器及びサブキャリア切換
手段は、内部同期又は非内部同期を識別して識別信号を
発生する識別信号発生器と、上記識別信号に応じて上記
内部同期用発振器と上記非内部同期用発振器の動作を切
り換える動作切換素子と、上記識別信号に応じて上記内
部同期用発振器と上記非内部同期用発振器の出力を切り
換える発振出力切換スイッチと、上記識別信号に応じて
上記サブキャリア用発振器からのカラーサブキャリア信
号と上記内部同期用発振器の出力を用いて形成したカラ
ーサブキャリア周波数の信号とを切り換えるサブキャリ
ア切換スイッチとを有してなることを特徴とする請求項
２記載の撮像装置。