JPH0898147A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Publication number
JPH0898147A
JPH0898147A JP6252770A JP25277094A JPH0898147A JP H0898147 A JPH0898147 A JP H0898147A JP 6252770 A JP6252770 A JP 6252770A JP 25277094 A JP25277094 A JP 25277094A JP H0898147 A JPH0898147 A JP H0898147A
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JP
Japan
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video
track
video data
data
recorded
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Withdrawn
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JP6252770A
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Inventor
Shuichi Nagano
秀一 長野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各トラックの映像データのサイズ変化による
ノイズ映像出力の防止。 【構成】 映像データの画像サイズ情報が再生時に予め
読み込まれる管理情報の1つとして記録されている記録
媒体に対応する再生装置において、記録媒体から読み込
んだ管理情報内の画像サイズ情報を記憶することができ
る記憶手段と、再生時に記録媒体から読み出された映像
データをデコードして出力するデコード手段と、再生す
る映像データトラックが変化した際に、記憶手段に記憶
された画像サイズ情報を確認して、デコード手段がその
再生する映像データトラックの画像サイズに対応したデ
コード動作を実行するように制御することができる制御
手段とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオCD等の記録媒
体に対して再生動作を行なうことのできる再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CD−DAやビデオCDなど、いわゆる
ROMタイプの多様なディスクメディアが普及してい
る。CD−DAではデジタル音声データを記録して音楽
等を高音質で楽しめるようにされており、またこのCD
−DAの一種としてサブコードデータ内に静止画像デー
タも記録したCD−Gも知られている。さらにいわゆる
CD−ROMの一種としてデジタル音声データとともに
動画データを記録したビデオCDも開発されている。
【0003】また再生装置としては、1枚のディスクだ
けでなく複数枚のディスクを収納し、選択的に再生させ
ることができるCDチャンジャーが開発され、このCD
チャンジャーでもビデオCD対応のタイプも開発されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでビデオCD内
のトラックとしては通常、映像データと音声データとが
記録されたビデオトラックが形成されているが、映像デ
ータとしては、NTSC方式に適合した画面サイズのデ
ータとされる場合と、PAL方式に適合した画面サイズ
のデータとされる場合とがある。そして、場合によって
は1枚のディスク内にNTSC方式によるトラックとP
AL方式によるトラックとが混在されて記録されること
もある。なお、NTSC方式の場合、画像データの画素
数は、図5(a)に示すように240×352画素とさ
れ、一方PAL方式の場合は図5(b)に示すように2
88×352画素とされている。
【0005】ビデオCD各トラックについては、トラッ
クの先頭位置に設けられるシーケンスヘッダの情報によ
り、そのトラックの映像データがNTSC方式であるか
PAL方式であるかが記録されており、再生装置では、
この情報に応じて映像デコード方式を切り換えている。
例えばNTSC方式のモニタに対応する再生装置の場合
は、PAL方式の映像データについては、図5(b)に
斜線部として示す上下各24画素分をカットして出力し
ている。
【0006】ところが、早送り再生や早戻し再生などの
場合は、トラックジャンプを頻繁に繰り返しながら再生
を行なうことで、高速再生を実行することになるが、こ
のような場合、シーケンスヘッダの記録部分がトラック
ジャンプにより飛び越されてしまうと、トラックが変わ
ったときに、そのトラックの映像データがNTSC方式
であるかPAL方式であるかを判別することができな
い。
【0007】例えば図9(a)のようにNTSCサイズ
のトラックを早送り再生していた後、PAL方式の映像
データが記録されている次のトラックに進んだが、この
ときシーケンスヘッダが読み込めなかったとすると、再
生装置では映像データをそのままNTSC方式でデコー
ドしてしまう。このため、PAL方式の映像データが図
9(b)のように先頭ラインから240ライン分を出力
してしまい、表示上では斜線部分として示す下部の48
ライン分が表示されない。つまり、画面下部が大幅にカ
ットされた見苦しい映像となってしまう。また実際には
1画面のデータ数が異なるため、突然NTSC−PAL
の変化があると、デコード不能となり、ノイズ映像が表
示される場合も発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、再生装置において、各
トラックの映像データのサイズを確実に把握でき、見苦
しい映像やデコードエラーが生じないようにすることを
目的とする。
【0009】このため、記録されている各映像データト
ラックについて、その映像データの画像サイズ情報が、
再生時に予め読み込むことのできる管理情報の1つとし
て記録されている記録媒体に対応する再生装置におい
て、記録媒体から読み込んだ管理情報内の画像サイズ情
報を記憶することができる記憶手段と、再生時に記録媒
体から読み出された映像データをデコードして出力する
デコード手段と、再生する映像データトラックの変化時
に、記憶手段に記憶された画像サイズ情報を確認して、
デコード手段がその再生する映像データトラックの画像
サイズに対応したデコード動作を実行するように制御す
ることができる制御手段とを備えるようにする。
【0010】また、制御手段は、少なくとも早送り再生
もしくは早戻し再生時において再生する映像データトラ
ックが変化した際に、記憶手段における画像サイズ情報
を確認し、デコード手段に対してその再生する映像デー
タトラックの画像サイズに対応したデコード動作を実行
させるように制御を行なうようにする。
【0011】
【作用】記録媒体から予め読み込むことができる画像サ
イズ情報を記憶しておき、これによって各トラックでの
映像データのサイズを確認することで、シーケンスヘッ
ダが読み込まれなくても各トラックに応じた適正なデコ
ード動作制御を行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例としてビデオCDとC
D−DA(デジタルオーディオCD及びCD−G)につ
いて映像/音声の再生が可能とされた再生装置を説明す
る。まず、ビデオCDのデータ形態について説明する。
【0013】ビデオCD規格は、高能率符号化技術とし
て標準化されたMPEG方式を応用し、CD−ROMデ
ィスクから60分以上の動画像及び音声を再生すること
ができるようにしたものである。これにより音楽、映
画、カラオケなどの家庭用ソフトウエアとして有用であ
るとともに、さらに、静止画も組み合わせて教育ソフ
ト、電子出版ソフト、ゲームソフトなどにも対応可能と
される。このビデオCDでは、動画データについてはM
PEG方式でデータ圧縮するとともに、この動画データ
を圧縮したオーディオデータに多重化して記録してい
る。さらに、所定の領域には再生に必要な管理データが
記録されている。図3にビデオCD(XA仕様)のデー
タのフォーマットを示している。
【0014】画像とオーディオの記録フォーマットとし
ては、図3からわかるようにビデオデータに1.152Mbit/
秒、オーディオデータに 64Kbit/秒〜384Kbit/秒が割り
当てられている。ビデオデータ(動画)の画素寸法は、
NTSC信号(29.97Hz) 及びフィルム(23.976Hz)の場合
は352×240画素、PAL信号(25Hz)の場合は35
2×288画素となり、即ち図5のようになる。また、
静止画の画素数としては、NTSC方式の場合、標準レ
ベルで352×240画素、高精細レベルで704×4
80画素とされる。PAL方式の場合は、標準レベルで
352×288画素、高精細レベルで704×576画
素とされる。
【0015】MPEG方式によるビデオデータ(動画)
の圧縮符号化は次のように行なわれる。圧縮前の映像信
号をNTSC方式とすると、このNTSC方式の場合1
秒間が30フレームの映像信号により構成される。MP
EG方式では、各映像信号(1フレーム)に対して平面
方向にブロック分け(横22ブロック分割、縦15ブロ
ック分割で、330ブロック)を行ない、各ブロックの
データをDCT変換し、さらにビット数を減らすために
再量子化を行なう(高域成分を0にする)。そして、ブ
ロックを1フレームの画面左上となるブロックからジグ
ザグとなるようにブロック順を並び代え、ランレングス
コーディングを行なってさらにビット数の圧縮を行なう
ようにしている。
【0016】このように圧縮処理される映像信号の各フ
レームについては、その時間的に前後となるフレームで
は映像情報として非常に似たものであり、これを利用し
てさらに情報の圧縮が行なわれ、圧縮度の異なる3種類
の映像データ(1フレームの映像データ)が設けられ
る。これらは、Iピクチャー(Intra Picture) 、Pピク
チャー(Predicted Picture) ,Bピクチャー(Bidirecti
onally predicted Picture) と呼ばれる。
【0017】そして、1秒間についての30枚の各フレ
ームついて、一般的には図4(a)のようにIピクチャ
ー,Pピクチャー,Bピクチャーが並ぶことになる。例
えばこの場合、15フレーム間隔のフレームがIピクチ
ャーI1 ,I2 とされ、また、8枚のPピクチャーP1
〜P8 、及び20枚のBピクチャーB1 〜B20がそれぞ
れ図示のように配置される。あるIピクチャーから次の
Iピクチャーの前のフレームに至る区間をGOP(Grou
p of Picture)と呼ぶ。
【0018】Iピクチャーは上記したようにDCT変換
により符合化された正規の画像データである。Pピクチ
ャーは図4(b)のように、最も近いIピクチャー又は
Pピクチャーから、動き補償を用いて符合化されて生成
される。例えばPピクチャーP1 はIピクチャーI1
用いて、また、PピクチャーP2 はPピクチャーP1
用いて生成される。このため、PピクチャーはIピクチ
ャーより圧縮されたものとなる。なお、順次前のIピク
チャー又はPピクチャーから生成するため、エラーが生
ずると、エラーが伝搬してしまうことになる。
【0019】Bピクチャーは、図4(c)のように過去
及び未来の両方のIピクチャー又はPピクチャーを用い
て生成される。例えばBピクチャーB1 ,B2 はIピク
チャーI1 とPピクチャーP1 を用いて生成され、Bピ
クチャーB3 ,B4 はPピクチャーP1 とPピクチャー
2 を用いて生成される。Bピクチャーは最も圧縮され
たデータとなる。また、データ生成レファレンスとはな
らないため、エラーが伝搬されることはない。
【0020】MPEGのアルゴリズムでは、Iピクチャ
ーの位置や同期を選択することが許されており、この選
択はランダムアクセス度やシーンカット等の事情から決
定される。例えばランダムアクセスを重視すれば、図4
(a)のように少なくとも1秒間に2枚のIピクチャー
が必要となる。さらに、Pピクチャー、Bピクチャーの
頻度も選択可能であり、これはエンコード手段のメモリ
ー容量などに応じて設定されるものである。
【0021】また、MPEG方式におけるエンコード手
段は、デコーダにおいて効率が良くなるように映像デー
タストリームを再配置して出力するようにしている。例
えば図4(a)の場合において、表示すべきフレーム順
序(デコーダ出力順序)は、図4(a)下部に示したフ
レーム番号どおりとなるが、デコーダがBピクチャーを
再合成するためにBピクチャーより前時点でレファレン
スとなるPピクチャーが必要となる。このためエンコー
ダ側では、図4(d)のフレーム順序を図4(e)のよ
うに並べ換えて、これを映像データストリームとして伝
送するようにしている。
【0022】MPEGのオーディオデータフォーマット
は 32kbit/秒〜448Kbit/秒までの広範囲な符号化速度に
対応している。ただし、ソフト簡易製作と高音質化を鑑
みてトラック2以降の動画トラックについては224Kbit/
秒としている。標本化周波数はCD−DAと同様に44.1
KHz である。
【0023】また、ビデオCDにはビデオデータ、オー
ディオデータの他に、これらの再生動作の各種コントロ
ールを行なう管理データが記録される。即ち、CD−D
Aと同様にTOC及びサブコードが記録されてトラック
数、各トラックの開始位置(絶対時間)、トラックナン
バなどが示されている。さらにビデオCDにはトラック
1がビデオCDデータトラックとして用いられ、各種管
理情報が記録される。
【0024】ビデオCDにおいて、例えば音楽などの1
曲の単位データとなるビデオ及びオーディオデータが記
録されるトラックのデータ構造は図6(a)のようにな
る。CD−DAのようにトラックナンバで検索すること
を想定し、1トラックの先頭には150セクタのポーズ
マージンがとられている。さらにポーズマージンに続く
15セクターはフロントマージン、またトラックの最後
の15セクターはリアマージンとして空データ領域とさ
れる。
【0025】フロントマージンとリアマージンの間がM
PEGデータ領域とされる。MPEGデータ領域には、
図6(b)のように映像データとなるセクターVと音声
データとなるセクターAが平均して6:1の比率で配置
されるように、インターリーブにより時分割的に多重化
されて記録されることになる。
【0026】CD−DA及びビデオCDのディスク上の
構造を図7に示した。CD−DAでは図7(a)のよう
にディスク最内周側にリードインエリアが設けられ、こ
こにTOCデータが記録されている。TOCデータとし
ては、各トラックの開始位置やトラック数、演奏時間等
が記録されている。リードインエリアに続いてトラック
データがトラック#1〜トラック#nとして記録され、
最外周位置にリードアウトエリアが設けられている。各
トラックには44.1KHz サンプリングで16ビット量子化
のデジタルオーディオデータがサブコードデータととも
に記録される。
【0027】一方、ビデオCDのディスク上の構造は図
7(b)に示される。ビデオCDの場合も、CD−DA
とほぼ同様に、ディスク最内周側にリードインエリアが
設けられ、TOCデータが記録されている。そしてリー
ドインエリアに続いてトラック#1〜トラック#nが記
録され、最外周位置にリードアウトエリアが設けられて
いる。
【0028】ただしビデオCDの場合、トラック#1は
第1トラックとしての実際の映像又は音声データの記録
には用いられておらず、ビデオCDデータトラックとし
て使用されている。そして、トラック#2〜トラック#
nに実際の映像/音声データが記録される。即ちトラッ
ク#2〜トラック#nは図6のように構成されている。
また、ビデオCDの場合、オーディオデータのみが記録
されたトラックを設けることもでき、その場合はCD−
DAと同様の44.1KHz サンプリングで16ビット量子化
のデジタルオーディオデータが記録される。
【0029】なお、CD−DA、ビデオCDのいづれ
も、トラック数は最大99まで可能となる。従ってCD
−DAの場合、最大99曲、ビデオCDの場合最大98
シーケンスが記録できる。シーケンスとは動画の連続し
た1つの区切りのことであり、例えばカラオケなどの画
像が記録されていた場合、1曲(1トラック)が1シー
ケンスであり、また映画の場合は通常1ディスクが1シ
ーケンスとなる。
【0030】トラック#1を用いたビデオCDデータト
ラックには、図7(b)下段に示すようにPVD(基本
ボリューム記述子)、カラオケベーシックインフォメー
ションエリア、ビデオCDインフォメーションエリア、
セグメントプレイアイテムエリア、その他のファイル
(CD−Iアプリケーションプログラム等)が用意され
ている。
【0031】図7(b)に示したようにPVDはディス
ク上の絶対時間アドレス00:02:16(分/秒/フ
レーム)からの位置に配置される。またカラオケベーシ
ックインフォメーションエリアは絶対時間アドレス0
0:02:16からの位置に配置される。ビデオCDイ
ンフォメーションエリアは絶対時間アドレス00:0
4:00からの位置に配置される。そして、セグメント
プレイアイテムエリアはビデオCDインフォメーション
エリア内で示される位置から、またCD−Iアプリケー
ションプログラムはPVD内で示される位置から、それ
ぞれ配置される。
【0032】これらはそれぞれビデオCDの再生動作の
ための管理情報となる。ここで、ビデオCDインフォメ
ーションエリアには、ディスクインフォメーション、エ
ントリーテーブル、リストIDオフセットテーブル、プ
レイシーケンスディスクリプタ(PSD)が設けられ
る。このうち、ビデオCDインフォメーションの先頭位
置である絶対時間アドレス00:04:00からはディ
スクインフォメーション配置されている。
【0033】ディスクインフォメーションの領域は図8
のような構造とされる。まず、第1〜8バイト目にビデ
オCDのシステム認識子が記録される。続いて第9〜1
0バイト目の2バイトでバージョン番号が記録される。
バージョン2.0 の場合『$0200』となる。続いて第
11〜26バイト目の16バイトで各ディスクに固有に
与えられているアルバム認識子が記録される。
【0034】第27〜28バイト目の2バイトにアルバ
ムでのボリューム数、続く2バイトにアルバムセットシ
ーケンス番号が記録される。1つのアルバムは1枚のデ
ィスクから構成される場合と複数のディスクから成る場
合があるが、アルバムのボリューム数はその1つのアル
バムにおけるディスクの数となる。そして、そのうちの
何枚目のディスクであるかがアルバムセットシーケンス
番号とされる。
【0035】第31〜43バイト目の13バイトに、動
画トラックのサイズマップが記録される。これは、各ト
ラック#2〜#99についてのデータがNTSC信号で
あるかPAL信号であるかを判別するデータである。即
ち13バイトのうちの最初のバイトのビット0はトラッ
ク#2を示し、ここから最後のバイトのビット1まで
で、各1ビットでトラック#99までのデータが記録さ
れる。各トラックに対応するビットについて『0』であ
ればNTSCを、また『1』であればPALを示すこと
になる。
【0036】第44バイト目に1バイトでステータスフ
ラグが記録される。この1バイトではビット0〜ビット
7のうち、ビット0がカラオケベーシックインフォメー
ションのフラグとされる。ビット0が『0』であればカ
ラオケベーシックインフォメーションは存在せず、また
『1』であれば絶対時間アドレス00:03:00のセ
クターからカラオケベーシックインフォメーションが記
録されていることが示される。
【0037】第45〜48バイト目の4バイトに、PS
D(プレイシーケンスディスクリプタ)のバイトサイズ
が示される。PSDはビデオCDインフォメーションエ
リアにおける絶対時間アドレス00:04:34から、
最大で絶対時間アドレス00:07:64までに記録さ
れ、バイトサイズは可変長であるためバイトサイズがこ
こで示される。PSDとは、プレイバックコントロール
に用いる複数のリスト(セレクションリスト、プレイリ
スト、エンドリスト)として構成されるものであり、各
リストがPSDとして記録されている。なお、PSDが
存在しないとき、つまりプレイバックコントロール機能
が付加されてないディスクの場合はこの4バイトは
『0』とされる。
【0038】第49〜51バイト目の3バイトに、ファ
ーストセグメントアドレスが示される。図7(b)に示
したようにセグメントプレイアイテムエリアのスタート
ポイントはビデオCDインフォメーションエリアに記録
されるが、この3バイトがそれに相当する。セグメント
プレイアイテムとしては、最大1980個を図7に示し
たセグメントプレイアイテムエリアに記録することがで
きる。それぞれのセグメントプレイアイテムとしてはプ
レイバックコントロールなどに用いられる映像データや
音声データが記録される。
【0039】第52バイト目の1バイトに、オフセット
乗数が記録される。これはPSD内における各リストの
アドレス算出に用いる乗数であり、この場合『8』に固
定されている。第53〜54バイト目の2バイトにリス
トIDの数が示される。これはリストIDオフセットテ
ーブルに記録されている有効なリストIDの数を示すも
のとなる。第55〜56バイト目の2バイトに、セグメ
ントプレイアイテムエリアに記録されているセグメント
プレイアイテムの数が示される。
【0040】第57〜2036バイト目の1980バイ
トに、セグメントプレイアイテムコンテンツテーブルが
記録される。これはセグメントプレイアイテムエリアに
記録されている各セグメントプレイアイテムの属性を示
すものである。セグメントプレイアイテムコンテンツテ
ーブルに続く、ディスクインフォメーションの第203
7〜2048バイト目までは未定義とされている。
【0041】以上のようなビデオCDを再生することが
でき、さらに、オーディオデータのみが記録されるCD
−DAやCD−DA方式においてサブコードデータを用
いて静止画を記録したCD−Gについても再生を行なう
ことのできる本実施例の再生装置のブロック図を図1に
示す。
【0042】図1において30はディスクを示す。ディ
スク30としては、ビデオCD、CD−DA、CD−G
を装填できる。ローディングされたディスク30は、ス
ピンドルモータ33により回転駆動されるようにチャッ
キングされる。そしてそのディスク30は、スピンドル
モータ33によって回転されながら光学ヘッド34によ
ってレーザ光が照射され、その反射光によって情報が読
み取られる。
【0043】光学ヘッド34はレーザ出力手段としての
レーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対物レンズ
等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテ
クタが搭載されている。対物レンズ34aは2軸機構3
4bによってディスク半径方向及びディスクに接離する
方向に変位可能に保持されている。また、35は光学ヘ
ッド34をディスク半径方向に駆動するスレッド機構を
示す。
【0044】再生動作によって、光学ヘッド34により
ディスクから検出された情報はRFアンプ36に供給さ
れる。RFアンプ36は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号等を抽出する。そして、抽出された再生R
F信号はデコーダ部38に供給されEFM復調、エラー
訂正が行なわれる。またP,Qチャンネルサブコードデ
ータが取り出されてシステムコントローラ53に供給さ
れる。
【0045】また、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号はサーボ回路37に供給される。サーボ回
路37は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号や、システムコントローラ53からのトラ
ックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ3
3の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発
生させ、2軸機構34b及びスレッド機構35を制御し
てフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピ
ンドルモータ33を一定線速度(CLV)に制御する。
【0046】39はCD−ROMデコーダである。再生
中のディスクがビデオCDなど、いわゆるCD−ROM
の範中に入るものである場合は、CD−ROMデコーダ
39はCD−ROMフォーマットに従ってデコード処理
を行なう。そして、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされた信号のうち、再生動作に必要な管理情
報、即ちビデオCDにおいてトラック1を用いて記録さ
れている各種ディスク情報はシステムコントローラ53
のRAM53aに取り込まれる。
【0047】また、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされたオーディオデータは、MPEGオーディ
オデコーダ40に供給される。MPEGオーディオデコ
ーダ40はオーディオRAM41を用いながら所定タイ
ミングでデコード及びデコードオーディオ信号出力を行
なう。さらに、CD−ROMデコーダ39によってデコ
ードされたビデオデータは、MPEGビデオデコーダ4
2に供給される。MPEGビデオデコーダ42はビデオ
RAM43を用いながら所定タイミングでデコード及び
デコードビデオ信号出力(RGB出力)を行なう。
【0048】44は再生されるディスクの種別に応じて
切り換えられるスイッチ部である。再生されているディ
スクがCD−DAであった場合は、その再生信号として
はデコーダ部38でEFM復調、CIRC等のデコード
処理されることでデジタルオーディオ信号が得られる。
CD−DA再生中には、システムコントローラ53はス
イッチ部44をt1 端子に接続させている。従ってデコ
ーダ部38からのデジタルオーディオ信号はD/A変換
器45でアナログオーディオ信号に変換され、オーディ
オ出力端子46から後段の増幅回路又はアンプなどの外
部機器に出力される。
【0049】また再生中のディスクがビデオCDであっ
た場合は、オーディオデータはMPEGオーディオデコ
ーダ40から得られる。ビデオCD再生中には、システ
ムコントローラ53はスイッチ部44をt2 端子に接続
させている。従ってMPEGオーディオデコーダ40か
らのデジタルオーディオ信号はD/A変換器45でアナ
ログオーディオ信号に変換され、オーディオ出力端子4
6から後段の増幅回路又はアンプなどの外部機器に出力
される。
【0050】ビデオCDの再生の際には、MPEGビデ
オデコーダ42の出力としてRGB映像データが得られ
る。このRGB映像データはD/A変換器47でRGB
アナログ信号とされる。そしてRGB/NTSCエンコ
ーダ48に供給され、RGB信号がNTSC方式のコン
ポジット映像信号に変換される。そしてスイッチ部49
のt2 端子に供給される。
【0051】ビデオCD再生中には、システムコントロ
ーラ53はスイッチ部49をt2 端子に接続させてお
り、従ってNTSC方式のコンポジット映像信号はOS
D処理部50を介してビデオ出力端子51からモニタ装
置等に供給され、映像出力が実行される。システムコン
トローラ53からの指示に基づくOSD処理部50の動
作により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0052】ところで、再生されるディスクがCD−D
Aであって、しかもそれがCD−Gであった場合は、サ
ブコードのR〜Wチャンネルから静止画像データが読み
出される。この静止画像データはCD−Gデコーダ52
に供給されてデコードされ、NTSC方式のコンポジッ
ト映像信号(静止画)として出力される。CD−DA再
生中には、スイッチ部49はt1 端子に接続され、従っ
てCD−Gから再生された映像信号はOSD処理部50
を介してビデオ出力端子51からモニタ装置等に供給さ
れ、映像出力が実行される。この場合もOSD処理部5
0により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0053】54はユーザー操作に供される操作入力部
であり、再生装置筺体上に設けられる再生キー、停止キ
ー、FFキー、REWキー、各種モード設定キーなどの
各種操作キーと、赤外線受信部(及びリモートコマンダ
ー)がこれに相当する。また、55は液晶パネルなどで
構成される表示部である。ディスク30から再生動作を
行なう際には、ディスク30に記録されている管理情
報、即ちTOCやサブコードデータが読み出され、シス
テムコントローラ53に供給されるが、システムコント
ローラ53はこれらの管理情報に応じて表示部55にト
ラックナンバや再生時間表示等を行なうことになる。
【0054】さらに、ディスク30が装填された際に
は、まずTOCや図7(b)に示したトラック#1に記
録されている管理情報を読み込むことになるが、このう
ち必要な情報をRAM53aに保持し、再生などの動作
時に参照できるように構成されている。特に本実施例で
は、図8に示したディスクインフォメーションにおける
動画トラックのサイズマップについては、RAM53a
に記憶しておき、再生時にこのデータを用いてMPEG
ビデオデコーダ42のデコード方式を制御することがで
きるようにしている。この動作について図2を用いて説
明する。
【0055】再生中、早送り再生(FF)中、もしくは
早戻し再生(REW)中においては、図2の処理はステ
ップF101からF103に進む。これらの動作中においては、
再生されたデータのうちサブコードQチャンネルとして
得られるトラックナンバ、もしくはCD−ROMデコー
ダ39でデコードされる情報の1つであるサブヘッダの
うちのファイルナンバを監視しており、再生しているト
ラックが変化を検出する。
【0056】ステップF103でトラック変化が確認された
場合は、システムコントローラ53はRAM53aに読
み込んでいるディスクインフォメーションの動画トラッ
クのサイズマップを参照し、新たなトラックナンバのト
ラックにおける映像データの画面サイズを確認する(F1
04)。上述したようにサイズマップのうち、そのトラッ
クに対応するビットが『0』であれば、そのトラックの
映像データはNTSCサイズであり、一方、対応するビ
ットが『1』であれば、そのトラックの映像データはP
ALサイズであることがわかる。
【0057】このサイズマップの確認により、ステップ
F104では、それまで再生していたトラックにおける映像
データと、今回移行したトラックの映像データとが、同
一のサイズであるか否かを判別できる。同一であれば、
特にこの時点でシステムコントローラ53はMPEGビ
デオデコーダ42に対してデコード方式変更の制御を行
なう必要はない。
【0058】前トラックと新たなトラックで映像データ
サイズが異なる場合は、ステップF105に進む。そして、
新たなトラックに対応するサイズマップ上のビットが
『0』であり、即ち画面サイズが、それまでのトラック
のPALサイズからNTSCサイズに変化した場合であ
ったら、ステップF106に進んで、MPEGビデオデコー
ダ42に対してデコード方式をNTSCに対応する処理
に切り換える制御を行なう。逆に、新たなトラックに対
応するサイズマップ上のビットが『1』であり、即ち画
面サイズが、それまでのトラックのNTSCサイズから
PALサイズに変化した場合であったら、ステップF108
に進んで、MPEGビデオデコーダ42に対してデコー
ド方式をPALに対応する処理に切り換える制御を行な
う。
【0059】再生、早送り再生、早戻し再生以外で、所
要のトラックの先頭位置への頭出しアクセス(AMS)
動作中の場合は、処理はステップF102からF107に進む。
そして、システムコントローラ53はRAM53aに読
み込んでいるディスクインフォメーションの動画トラッ
クのサイズマップを参照し、アクセス目的のトラックナ
ンバのトラックにおける映像データの画面サイズを確認
する。
【0060】そして、目的トラックに対応するサイズマ
ップ上のビットが『0』であり、即ち画面サイズがNT
SCサイズである場合は、ステップF106に進んで、MP
EGビデオデコーダ42に対してデコード方式をNTS
Cに対応する処理とするように制御を行なう。逆に、目
的トラックに対応するサイズマップ上のビットが『1』
であり、即ち画面サイズがPALサイズである場合は、
ステップF108に進んで、MPEGビデオデコーダ42に
対してデコード方式をPALに対応する処理とするよう
に制御を行なう。
【0061】本実施例では以上のように処理を行なうこ
とで、映像データサイズがNTSC方式であるトラック
と、PAL方式であるトラックとが1枚のディスクに混
在している場合であっても、各トラックの映像を良好に
出力することができる。
【0062】特に早送り再生、早戻し再生は、ディスク
30から離散的にIピクチャーを抽出して、これを表示
させるものである。このため、まず通常再生動作を実行
させてディスク30からIピクチャーを探し出す。そし
て、IピクチャーがみつかったらこれをMPEGビデオ
デコーダ42でデコードさせるとともに、光学ヘッド3
4に数トラックのトラックジャンプを実行させる。トラ
ックジャンプを終了したら、また通常再生動作を実行さ
せてIピクチャーを探す。このような動作を繰り返すこ
とでFF又はREWの高速再生が実行されるものであ
る。
【0063】このため、再生しているトラックが変化し
た際に、トラックジャンプによりそのトラックの画像サ
イズが記録されているシーケンスヘッダが読み込めない
場合がある。ところが本実施例の場合、予め読み込んで
あるディスクインフォメーションのデータから画像サイ
ズを確認しているため、トラック変化に応じて即座にデ
コード方式を切り換えることができ、ノイズ画面等を長
時間出力してしまうということは発生しない。
【0064】また、AMSアクセスの場合などでも、ア
クセス中に目的トラックの画像サイズをディスクインフ
ォメーションのデータから確認できるため、アクセス完
了前にデコード方式を切り換えるようにして、再生開始
時点から正しい映像出力を行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生装置
は、記録媒体から予め読み込むことができる画像サイズ
情報を記憶しておき、これによって各トラックでの映像
データのサイズを確認することで、再生等の動作中のト
ラックについてシーケンスヘッダが読み込まれなくても
各トラックにおける映像データのサイズに応じた適正な
デコード動作制御を行なうことができる。このため再生
する映像のサイズがかわったことによるノイズ画面等の
発生はなくなり、常に適正な映像出力を行なうことがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の再生装置のブロック図であ
る。
【図2】実施例のデコード方式制御処理のフローチャー
トである。
【図3】CD−ROMフォーマットの説明図である。
【図4】ビデオCDのビデオデータの説明図である。
【図5】ビデオCDの画像サイズの説明図である。
【図6】ビデオCDのトラック構造の説明図である。
【図7】ビデオCD及びCD−DAのトラック形態の説
明図である。
【図8】ビデオCDのディスクインフォメーションの説
明図である。
【図9】ビデオCDの画像サイズの変化による影響の説
明図である。
【符号の説明】
30 ディスク 34 光学ヘッド 36 RFアンプ 38 デコーダ部 39 CD−ROMデコーダ 40 MPEGオーディオデコーダ 41 オーディオRAM 42 MPEGビデオデコーダ 43 ビデオRAM 48 RGB/NTSCエンコーダ 50 OSD処理部 51 ビデオ出力端子 53 システムコントローラ 53a RAM 54 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/80 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録されている各映像データトラックに
    ついて、その映像データの画像サイズ情報が、再生時に
    予め読み込むことのできる管理情報の1つとして記録さ
    れている記録媒体に対応する再生装置において、 記録媒体から読み込んだ管理情報内の画像サイズ情報を
    記憶する記憶手段と、 再生時に、記録媒体から読み出された映像データをデコ
    ードして出力するデコード手段と、 再生する映像データトラックの変化時に、前記記憶手段
    に記憶された画像サイズ情報を確認して、前記デコード
    手段がその再生する映像データトラックの画像サイズに
    対応したデコード動作を実行するように制御することが
    できる制御手段と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、少なくとも早送り再生
    もしくは早戻し再生時において再生する映像データトラ
    ックが変化した際に、前記デコード手段に対してその再
    生する映像データトラックの画像サイズに対応したデコ
    ード動作を実行させるように制御を行なうことを特徴と
    する請求項1に記載の再生装置。
JP6252770A 1994-09-22 1994-09-22 再生装置 Withdrawn JPH0898147A (ja)

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