JPH0870434A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH0870434A
JPH0870434A JP6226041A JP22604194A JPH0870434A JP H0870434 A JPH0870434 A JP H0870434A JP 6226041 A JP6226041 A JP 6226041A JP 22604194 A JP22604194 A JP 22604194A JP H0870434 A JPH0870434 A JP H0870434A
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JP
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video
picture
data
decoder
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Withdrawn
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JP6226041A
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Inventor
Kenji Tomizawa
健二 富沢
Shuichi Nagano
秀一 長野
Takashi Koya
隆志 小屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクから再生するデジタル画像データに
よる新たな表示態様を実現する。 【構成】 映像データが記録されたディスクに対して再
生を行なうことができる再生装置において、ディスクか
ら映像データを読み出し、読み出された映像データを画
面表示サイズに対して縮小画面として表示出力すること
ができるとともに、縮小画面表示部分が表示画面上で移
動されるように表示出力制御を行なうことができる映像
出力制御手段を設ける。これにより、例えば縮小画像が
表示上でバウンドしながら移動しているような表示状態
を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−DA(デジタル
オーディオコンパクトディスク)やビデオCD等を再生
することのできる再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD−DAやビデオCDなど、いわゆる
ROMタイプの多様なディスクメディアが普及してい
る。CD−DAではデジタル音声データを記録して音楽
等を高音質で楽しめるようにされており、またこのCD
−DAの一種としてサブコードデータ内に静止画像デー
タも記録したCD−Gも知られている。さらにいわゆる
CD−ROMの一種としてデジタル音声データとともに
動画データを記録したビデオCDも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオCD
やCD−Gなどから画像データを再生することのできる
再生装置では、デジタル画像データの再生画像により高
画質の動画や静止画を楽しむことができるが、この再生
表示形態として、より多様な楽しみ方を実現することが
求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような要望
に応じて、ディスクから再生するデジタル画像データに
よる新たな表示態様を実現することを目的とする。
【0005】このため、映像データが記録されたディス
クに対して再生を行なうことができる再生装置におい
て、ディスクから映像データを読み出し、読み出された
映像データを画面表示サイズに対して縮小画面として表
示出力することができるとともに、縮小画面表示部分が
表示画面上で移動されるように表示出力制御を行なうこ
とができる映像出力制御手段を設けるようにする。
【0006】
【作用】画像データを縮小画像としてモニタなどの表示
装置に出力する場合、縮小画面の表示位置を変更してい
くことで、表示画面上で縮小された画像が移動する状態
とすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例としてビデオCDとC
D−DA(デジタルオーディオCD及びCD−G)につ
いて映像/音声の再生が可能とされた再生装置を説明す
る。まず、ビデオCDのデータ構造について説明する。
【0008】ビデオCD規格は、高能率符号化技術とし
て標準化されたMPEG方式を応用し、CD−ROMデ
ィスクから60分以上の動画像及び音声を再生すること
ができるようにしたものである。これにより音楽、映
画、カラオケなどの家庭用ソフトウエアとして有用であ
るとともに、さらに、静止画も組み合わせて教育ソフ
ト、電子出版ソフト、ゲームソフトなどにも対応可能と
される。このビデオCDでは、動画データについてはM
PEG方式でデータ圧縮するとともに、この動画データ
を圧縮したオーディオデータに多重化して記録してい
る。さらに、所定の領域には再生に必要な管理データが
記録されている。図5にビデオCD(XA仕様)のデー
タのフォーマットを示している。
【0009】画像とオーディオの記録フォーマットとし
ては、図5からわかるようにビデオデータに1.152Mbit/
秒、オーディオデータに64Kbit/秒〜384Kbit /秒 が
割り当てられている。ビデオデータ(動画)の画素寸法
は、NTSC信号(29.97Hz)及びフィルム(23.976Hz)の
場合は352×240画素、PAL信号(25Hz)の場合は
352×288画素となり、即ち図7のようになる。ま
た、静止画の画素数としてはNTSCの場合、標準レベ
ルで352×240画素、高精細レベルで704×48
0画素とされ、PALの場合、標準レベル352×28
8画素、高精細レベルで704×576画素とされる
【0010】MPEG方式によるビデオデータ(動画)
の圧縮符号化は次のように行なわれる。圧縮前の映像信
号をNTSC方式とすると、このNTSC方式の場合1
秒間が30フレームの映像信号により構成される。MP
EG方式では、各映像信号(1フレーム)に対して平面
方向にブロック分け(横22ブロック分割、縦15ブロ
ック分割で、330ブロック)を行ない、各ブロックの
データをDCT変換し、さらにビット数を減らすために
再量子化を行なう(高域成分を0にする)。そして、ブ
ロックを1フレームの画面左上となるブロックからジグ
ザグとなるようにブロック順を並び代え、ランレングス
コーディングを行なってさらにビット数の圧縮を行なう
ようにしている。
【0011】このように圧縮処理される映像信号の各フ
レームについては、その時間的に前後となるフレームで
は映像情報として非常に似たものであり、これを利用し
てさらに情報の圧縮が行なわれ、圧縮度の異なる3種類
の映像データ(1フレームの映像データ)が設けられ
る。これらは、Iピクチャー(Intra Picture) 、Pピク
チャー(Predicated Picture),Bピクチャー(Bidirecti
onari Picture)と呼ばれる。
【0012】そして、1秒間についての30枚の各フレ
ームついて、一般的には図6(a)のようにIピクチャ
ー,Pピクチャー,Bピクチャーが並ぶことになる。例
えばこの場合、15フレーム間隔のフレームがIピクチ
ャーI1 ,I2 とされ、また、8枚のPピクチャーP1
〜P8 、及び20枚のBピクチャーB1 〜B20がそれぞ
れ図示のように配置される。あるIピクチャーから次の
Iピクチャーの前のフレームに至る区間をGOP(Grou
p of Picture)と呼ぶ。
【0013】Iピクチャーは上記したようにDCT変換
により符合化された正規の画像データである。Pピクチ
ャーは図6(b)のように、最も近いIピクチャー又は
Pピクチャーから、動き補償を用いて符号化されて生成
される。例えばPピクチャーP1 はIピクチャーI1
用いて、また、PピクチャーP2 はPピクチャーP1
用いて生成される。このため、PピクチャーはIピクチ
ャーより圧縮されたものとなる。なお、順次前のIピク
チャー又はPピクチャーから生成するため、エラーが生
ずると、エラーが伝搬してしまうことになる。
【0014】Bピクチャーは、図6(c)のように過去
及び未来の両方のIピクチャー又はPピクチャーを用い
て生成される。例えばBピクチャーB1 ,B2 はIピク
チャーI1 とPピクチャーP1 を用いて生成され、Bピ
クチャーB3 ,B4 はPピクチャーP1 とPピクチャー
2 を用いて生成される。Bピクチャーは最も圧縮され
たデータとなる。また、データ生成レファレンスとはな
らないため、エラーが伝搬されることはない。
【0015】MPEGのアルゴリズムでは、Iピクチャ
ーの位置や同期を選択することが許されており、この選
択はランダムアクセス度やシーンカット等の事情から決
定される。例えばランダムアクセスを重視すれば、図6
(a)のように少なくとも1秒間に2枚のIピクチャー
が必要となる。さらに、Pピクチャー、Bピクチャーの
頻度も選択可能であり、これはエンコード手段のメモリ
ー容量などに応じて設定されるものである。
【0016】また、MPEG方式におけるエンコード手
段は、デコーダにおいて効率が良くなるようにの映像デ
ータストリームを再配置して出力するようにしている。
例えば図6(a)の場合において、表示すべきフレーム
順序(デコーダ出力順序)は、図6(a)下部に示した
フレーム番号どおりとなるが、デコーダがBピクチャー
を再合成するためにBピクチャーより前時点でレファレ
ンスとなるPピクチャーが必要となる。このためエンコ
ーダ側では、図6(d)のフレーム順序を図6(e)の
ように並べ換えて、これを映像データストリームとして
伝送するようにしている。
【0017】MPEGのオーディオデータフォーマット
は 32kbit/秒〜448Kbit/秒までの広範囲な符号化速度に
対応している。ただし、ソフト簡易製作と高音質化を鑑
みてトラック2以降の動画トラックについては、224Kbi
t/秒としている。標本化周波数はCD−DAと同様に4
4.1KHz である。
【0018】さらに、ビデオCDにはビデオデータ、オ
ーディオデータの他に、これらの再生動作の各種コント
ロールを行なう管理データが記録される。即ち、CD−
DAと同様にTOC及びサブコードが記録されてトラッ
ク数、各トラックの開始位置(絶対時間)などが示され
ている。さらにビデオCDにはトラック1がビデオCD
データトラックとして用いられ、各種管理情報が記録さ
れる。
【0019】次にトラック構造として、例えば音楽など
において1曲の単位データとなるビデオデータ及びオー
ディオデータが記録されるトラックのデータ構造は図8
(a)のようになる。CD−DAのようにトラックナン
バで検索することを想定し、1トラックの先頭には15
0セクタのポーズマージンがとられている。さらにポー
ズマージンに続く15セクターはフロントマージン、ま
たトラックの最後の15セクターはリアマージンとして
空データ領域とされる。
【0020】フロントマージンとリアマージンの間がM
PEGデータ領域とされる。MPEGデータ領域には、
図8(b)のように映像データとなるセクターVと音声
データとなるセクターAが平均して6:1の比率で配置
されるように、インターリーブにより時分割的に多重化
されて記録されることになる。
【0021】このようにビデオデータ及びオーディオデ
ータが記録されるビデオCDを再生することができ、さ
らに、オーディオデータのみが記録されるCD−DAや
CD−DA方式においてサブコードデータを用いて静止
画を記録したCD−Gについても再生を行なうことので
きる本実施例の再生装置のブロック図を図1に示す。
【0022】図1において30はディスクを示す。ディ
スク30としては、ビデオCD、CD−DA、CD−G
を装填できる。ローディングされたディスク30は、ス
ピンドルモータ33により回転駆動されるようにチャッ
キングされる。そしてそのディスク30は、スピンドル
モータ33によって回転されなが光学ヘッド34によっ
てレーザ光が照射され、その反射光によって情報が読み
取られる。
【0023】光学ヘッド34はレーザ出力手段としての
レーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対物レンズ
等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテ
クタが搭載されている。対物レンズ34aは2軸機構3
4bによってディスク半径方向及びディスクに接離する
方向に変位可能に保持されている。また、35は光学ヘ
ッド34をディスク半径方向に駆動するスレッド機構を
示す。
【0024】再生動作によって、光学ヘッド34により
ディスクから検出された情報はRFアンプ36に供給さ
れる。RFアンプ36は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号等を抽出する。そして、抽出された再生R
F信号はデコーダ部38に供給されEFM復調、エラー
訂正が行なわれる。またP,Qチャンネルサブコードデ
ータが取り出されてシステムコントローラ53に供給さ
れる。
【0025】また、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号はサーボ回路37に供給される。サーボ回
路37は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号や、システムコントローラ53からのトラ
ックジャンプ指令、シーク指令、スピンドルモータ33
の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生
させ、2軸機構34b及びスレッド機構35を制御して
フォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピン
ドルモータ33を一定線速度(CLV)に制御する。
【0026】39はCD−ROMデコーダである。再生
中のディスクがビデオCDなど、いわゆるCD−ROM
の範中に入るものである場合は、CD−ROMデコーダ
39はCD−ROMフォーマットに従ってデコード処理
を行なう。そして、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされた信号のうち、再生動作に必要な管理情
報、即ちビデオCDにおいてトラック1を用いて記録さ
れている各種ディスク情報はシステムコントローラ53
のRAM53aに取り込まれる。
【0027】また、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされたオーディオデータは、MPEGオーディ
オデコーダ40に供給される。MPEGオーディオデコ
ーダ40はオーディオRAM41を用いながら所定タイ
ミングでデコード及びデコードオーディオ信号出力を行
なう。さらに、CD−ROMデコーダ39によってデコ
ードされたビデオデータは、MPEGビデオデコーダ4
2に供給される。MPEGビデオデコーダ42はビデオ
RAM41を用いながら所定タイミングでデコード及び
デコードビデオ信号出力(RGB出力)を行なう。
【0028】44は再生されるディスクの種別に応じて
切り換えられるスイッチ部である。再生されているディ
スクがCD−DAであった場合は、その再生信号として
はデコーダ部38でEFM復調、CIRC等のデコード
処理されることでデジタルオーディオ信号が得られる。
CD−DA再生中には、システムコントローラ53はス
イッチ部44をt1 端子に接続させている。従ってデコ
ーダ部38からのデジタルオーディオ信号はD/A変換
器45でアナログオーディオ信号に変換され、オーディ
オ出力端子46から後段の増幅回路又はアンプなどの外
部機器に出力される。
【0029】また再生中のディスクがビデオCDであっ
た場合は、オーディオデータはMPEGオーディオデコ
ーダ40から得られる。ビデオCD再生中には、システ
ムコントローラ53はスイッチ部44をt2 端子に接続
させている。従ってMPEGオーディオデコーダ40か
らのデジタルオーディオ信号はD/A変換器45でアナ
ログオーディオ信号に変換され、オーディオ出力端子4
6から後段の増幅回路又はアンプなどの外部機器に出力
される。
【0030】ビデオCDの再生の際には、MPEGビデ
オデコーダ42の出力としてRGB映像データが得られ
る。このRGB映像データはD/A変換器47でRGB
アナログ信号とされる。そしてRGB/NTSCエンコ
ーダ48に供給され、RGB信号がNTSC方式のコン
ポジット映像信号に変換される。そしてスイッチ部49
のt2 端子に供給される。
【0031】ビデオCD再生中には、システムコントロ
ーラ53はスイッチ部49をt2 端子に接続させてお
り、従ってNTSC方式のコンポジット映像信号はOS
D処理部50を介してビデオ出力端子51からモニタ装
置等に供給され、映像出力が実行される。システムコン
トローラ53からの指示に基づくOSD処理部50の動
作により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0032】ところで、再生されるディスクがCD−D
Aであって、しかもそれがCD−Gであった場合は、サ
ブコードのR〜Wチャンネルから静止画像データが読み
出される。この静止画像データはCD−Gデコーダ52
に供給されてデコードされ、NTSC方式のコンポジッ
ト映像信号(静止画)として出力される。CD−DA再
生中には、スイッチ部49はt1 端子に接続され、従っ
てCD−Gから再生された映像信号はOSD処理部50
を介してビデオ出力端子51からモニタ装置等に供給さ
れ、映像出力が実行される。この場合もOSD処理部5
0により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0033】54はユーザー操作に供される操作入力部
であり、再生装置筺体上に設けられる再生キー、停止キ
ー、FF/REWキー、各種モード設定キーなどの各種
操作キーと、赤外線受信部(及びリモートコマンダー)
がこれに相当する。なお、本実施例では、操作部54に
おいて後述するバウンドプレイ動作を実行させるための
バウンドプレイモードキーも設けられている。また、5
5は液晶パネルなどで構成される表示部である。ディス
ク30から再生動作を行なう際には、ディスク30に記
録されている管理情報、即ちTOCやサブコードデータ
が読み出され、システムコントローラ53に供給される
が、システムコントローラ53はこれらの管理情報に応
じて表示部55にトラックナンバや再生時間表示等を行
なうことになる。
【0034】このように構成される本実施例の再生装置
では、システムコントローラ53の制御に基づいたMP
EGビデオデコーダ42の画像データ出力制御により、
CRTモニタ装置などの画像表示画面上において縮小画
像がバウンドするように移動させるバウンドプレイ動作
を行なうことができる。以下、この動作について説明す
る。
【0035】NTSC方式に対応したビデオCDの1画
面の画像データの画素数は、図5に示したように横35
2ドット×縦240ラインである。これに対してMPE
Gビデオデコーダ42では、ドット数及びライン数をそ
れぞれ1/2とした縮小画像データを生成して出力する
ことができる。つまり、図2(a)のように横352ド
ット×縦240ラインの通常画像データサイズに対し
て、斜線部として示した横176ドット×縦120ライ
ンの1/4画像データ出力を行なうことができる。なお
図2においてD1〜D352はドット、L1〜L240
はラインを示す。
【0036】このときMPEGビデオデコーダ42は、
画像データ出力のスタートポイントSPを、ラインL
1,ドットD1と設定して1/4縮小画像データの出力
を行なうと、ビデオ出力端子51に接続されたモニタ装
置では、図3(a)のように画面上左上の1/4の領域
に縮小された画像が表示されることになる。
【0037】ここで、MPEGビデオデコーダ42はス
タートポイントSPを図2(b)の矢印に示すように徐
々に変化させていくと、1/4縮小された画像は、画面
上では図3(a)〜(j)・・・・・ のように変化すること
になる。つまり、ユーザーにとっては、縮小画像が、画
面の枠の部分にぶつかってバウンドしながら画面内を移
動しているような状態が見られることになる。
【0038】なお、図2(b)においてスタートポイン
トSPは、縦方向にはラインL121まで、また横方向
にはドットD177までの領域内で変化されているが、
スタートポイントSPがラインL121、もしくはドッ
トD177を越えた位置に設定されると、1/4縮小画
像の全画面をモニタ上で表示できなくなる(縮小画面の
一部が欠ける)ためである。
【0039】このようなバウンドプレイを実行するため
にシステムコントローラ53及びMPEGビデオデコー
ダ42で実行される処理を図4に示す。ビデオCDであ
るディスク30の再生時においては、MPEGビデオデ
コーダ42では順次再生されてくる画像データ(動画)
をデコードし、出力していくことになるが、ユーザーが
操作部54の操作でバウンドプレイモードに設定する
と、図4の処理においてステップF101からF102に進むこ
とになる。
【0040】まず、デコード出力する画像データサイズ
を1/4にするため、MPEGビデオデコーダ42は縦
ライン数及び横ドット数をそれぞれ1/2とする、縮小
画像データの出力動作に切り換える。この出力動作で
は、以降、スタートポイントSPとして設定されたスタ
ートドットSPD 、及びスタートラインSPL となるタ
イミングで縮小画像データが出力されることになる。
【0041】そして、スタートポイントSPを徐々に変
化させていくことになるが、まずステップF103の処理と
して、スタートポイントSPの変化の動き方向を縦、横
とも正方向に設定する。正方向とは図2(a)に示した
ように、横方向ではドットD1からD352に向かう方
向、縦方向ではラインL1からL240に向かう方向と
する。また、スタートポイントSPとして最初に、スタ
ートドットSPD =D1、スタートラインSPL =L1
とセットする。従って、この時点から図3(a)のよう
に画面上で左上1/4の領域にディスク30から再生さ
れた画像が表示されることになる。
【0042】ここで一定時間、例えば10m秒程度を設
定してステップF104で待機する。一定時間経過したら、
まず縦の動き方向が正に設定されているか否かを判別す
る。最初はステップF103で正に設定されているため、ス
テップF106に進んでスタートラインSPL をインクリメ
ントする。従ってスタートラインSPL =L2となる。
【0043】そしてSPL =L121ではないためステ
ップF107からF112に進み、次に横の動き方向が正に設定
されているか否かを判別する。最初はステップF103で正
に設定されているため、ステップF113に進んでスタート
ドットSPD をインクリメントし、スタートドットSP
D =L2とする。そしてSPD =L177ではないため
ステップF114からF119に進み、バウンドプレイモードが
継続されている間はステップF104に戻る。
【0044】このとき、スタートラインSPL 及びスタ
ートドットSPD がそれぞれインクリメントされたた
め、1/4縮小画像の表示は、図3(a)の状態から1
ドット及び1ライン分、右下に移動することになる。つ
まり、例えばステップF104で設定されている10m秒毎
にこの処理が繰り返されることで、1/4縮小画像の表
示は、図3(a)の状態から図3(b)のように右下に
移動していく。
【0045】この右下への移動はスタートラインSPL
=L121となるまで続けられる。ステップF106でのス
タートラインSPL のインクリメントによりスタートラ
インSPL =L121となった場合は、ステップF108で
縦動き方向の設定が負方向に変更される。つまり、図3
(a)→(b)・・・・のように右下方向に縮小画面が移動
し、縮小画面の下端がラインL240となった図3
(c)の状態に達すると、その後、縦方向の動きは上方
に向かうことになる。
【0046】表示状態が図3(c)になった後は、縦動
き方向の設定が負となったため処理はステップF105から
F109に進み、スタートラインSPL のデクリメントが行
なわれる。そして、スタートラインSPL =L1となる
までは、ステップF110からF112に進む。図3(c)以降
の時点ではまだ横動き方向は正に設定されている。この
ためステップF113でスタートドットSPD はインクリメ
ントされていく。このようなスタートラインSPL 及び
スタートドットSPD の変更により、縮小画像は図3
(c)から(d)のように右上に移動していくことにな
る。
【0047】そして、この右上への移動はスタートドッ
トSPD =D177となるまで続けられる。ステップF1
13でのスタートドットSPD のインクリメントによりス
タートドットSPD =L177となった場合は、ステッ
プF115で横動き方向の設定が負方向に変更される。つま
り、図3(d)の状態に達したタイミングで、その後は
横方向の動きが、左に向かうように変更される。
【0048】表示状態が図3(d)になった後は、縦、
横とも動き方向の設定が負となったため処理はステップ
F105からF109に進み、スタートラインSPL のデクリメ
ントが行なわれ、またステップF112からF116に進み、ス
タートドットSPD のデクリメントが行なわれる。これ
によって、10m秒ごとに、縮小画像は1ライン/1ド
ットづつ左上に移動していくことになる。即ち、図3
(d)→(e)→(f)というように画像が移動してい
く。
【0049】図3(f)の状態となるときには、スター
トラインSPL =L1となっている。ステップF109でス
タートラインSPL がデクリメントされてスタートライ
ンSPL =L1となった時点の処理はステップF110から
F111に進み、縦動き方向の設定が正方向に変更される。
【0050】従って図3(f)の表示状態以降の処理と
しては、ステップF106でスタートラインSPL がインク
リメントされ、またステップF116でスタートドットSP
D がデクリメントされることになり、つまり、縮小画像
は図3(f)→(g)→(h)のように左下方向に進ん
でいくことになる。
【0051】そして、図3(h)の状態となるときに
は、スタートドットSPD =D1となっている。ステッ
プF116でスタートドットSPD がデクリメントされてス
タートドットSPD =D1となった時点の処理はステッ
プF117からF118に進み、横動き方向の設定が正方向に変
更される。従って図3(h)の表示状態以降の処理とし
ては、10m秒毎にステップF106でスタートラインSP
L がインクリメントされ、またステップF113でスタート
ドットSPD がインクリメントされることになり、つま
り、縮小画像は図3(h)→(i)のように右下方向に
進んでいくことになる。図3(i)以降は、縦動き方向
の設定が負に変更されるため、縮小画像は図3(j)の
ように右上に進んでいく。
【0052】以上の処理が繰り返されることで、1/4
縮小画像となっている動画画像がモニタ装置の表示画面
上で、モニタの枠にぶつかってバウンドしているように
移動されることになる。この表示はバウンドプレイモー
ドとされている間は実行され、ユーザーがこのモードを
解除する操作を行なうと、処理はステップF119からF120
に進み、MPEGビデオデコーダ42の画像データ出力
は、横352ドット×縦240ラインの通常画像データ
サイズ出力動作に切り換えられる。
【0053】なお、バウンドプレイモードとされた際
に、ビデオCDとされたディスク30から静止画が再生
されている場合は、その静止画データが縮小され、同様
に画面上で移動されることになる。また、図1のブロッ
ク構成では、CD−Gからの再生静止画像についてはバ
ウンドプレイが実行されないが、CD−Gデコーダ52
において上述のMPEGビデオデコーダ42と同様のバ
ウンドプレイモードの処理を行なうことで、CD−G再
生の静止画像についてもバウンドプレイさせることがで
きる。
【0054】また、本発明の動作の一例としてバウンド
プレイを上げたが、縮小画面をモニタ表示領域内で移動
させる態様としては、各種考えられる。例えば画面の移
動を、下方向→右方向→上方向→左方向→下方向・・・・と
して、つまり表示画面の四隅に沿って移動するようにし
てもよい。また、略円形や、だ円形の軌跡で移動するよ
うにしたり、ジグザグに移動させたりすることもでき
る。これらは、全てスタートポイントとなるスタートラ
インSPL 及びスタートドットSPD の値の制御で実現
できる。
【0055】さらに、バウンドプレイなどの本発明にか
かる動作を実行するのは、ユーザーのモード操作だけで
なく、例えば静止画出力時において一定時間以上ユーザ
ー操作がない場合などに、システムコントローラ53a
が自動的に実行させるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ディス
クから再生された画像データについて、縮小画像データ
として出力するとともに、この縮小画面表示部分がモニ
タ装置などの表示画面上で移動されるように表示出力制
御を行なうことで、例えば画像をバウンドさせながら移
動させるなど、各種のユニークな表示動作を実現するこ
とができ、映像再生の楽しみを向上させることができ
る。また、静止画をCRTモニタで表示出力している場
合は、あまり長時間にわたって同一画像表示状態を続け
ると、CRT焼き付けが生じることがあるが、画像を移
動させることにより、焼き付け防止という効果も得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の再生装置のブロック図であ
る。
【図2】実施例による縮小画像の説明図である。
【図3】実施例の縮小画像の移動動作の説明図である。
【図4】実施例の縮小画像の移動動作のための処理のフ
ローチャートである。
【図5】CD−ROMフォーマットの説明図である。
【図6】ビデオCDのビデオデータの説明図である。
【図7】ビデオCDの画像サイズの説明図である。
【図8】ビデオCDのトラック構造の説明図である。
【符号の説明】
30 ディスク 34 光学ヘッド 36 RFアンプ 38 デコーダ部 39 CD−ROMデコーダ 40 MPEGオーディオデコーダ 41 オーディオRAM 42 MPEGビデオデコーダ 43 ビデオRAM 48 RPG/NTSCエンコーダ 50 OSD処理部 51 ビデオ出力端子 53 システムコントローラ
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このように圧縮処理される映像信号の各フ
レームについては、その時間的に前後となるフレームで
は映像情報として非常に似たものであり、これを利用し
てさらに情報の圧縮が行なわれ、圧縮度の異なる3種類
の映像データ(1フレームの映像データ)が設けられ
る。これらは、Iピクチャー(Intra Picture) 、Pピク
チャー(Predicted Picture) ,Bピクチャー(Bidirecti
onally predicted Picture) と呼ばれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、MPEG方式におけるエンコード手
段は、デコーダにおいて効率が良くなるように映像デー
タストリームを再配置して出力するようにしている。例
えば図6(a)の場合において、表示すべきフレーム順
序(デコーダ出力順序)は、図6(a)下部に示したフ
レーム番号どおりとなるが、デコーダがBピクチャーを
再合成するためにBピクチャーより前時点でレファレン
スとなるPピクチャーが必要となる。このためエンコー
ダ側では、図6(d)のフレーム順序を図6(e)のよ
うに並べ換えて、これを映像データストリームとして伝
送するようにしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされたオーディオデータは、MPEGオーディ
オデコーダ40に供給される。MPEGオーディオデコ
ーダ40はオーディオRAM41を用いながら所定タイ
ミングでデコード及びデコードオーディオ信号出力を行
なう。さらに、CD−ROMデコーダ39によってデコ
ードされたビデオデータは、MPEGビデオデコーダ4
2に供給される。MPEGビデオデコーダ42はビデオ
RAM43を用いながら所定タイミングでデコード及び
デコードビデオ信号出力(RGB出力)を行なう。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 30 ディスク 34 光学ヘッド 36 RFアンプ 38 デコーダ部 39 CD−ROMデコーダ 40 MPEGオーディオデコーダ 41 オーディオRAM 42 MPEGビデオデコーダ 43 ビデオRAM 48 RGB/NTSCエンコーダ 50 OSD処理部 51 ビデオ出力端子 53 システムコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データが記録されたディスクに対し
    て再生を行なうことができる再生装置において、 ディスクから映像データを読み出し、読み出された映像
    データを画面表示サイズに対して縮小画面として表示出
    力することができるとともに、縮小画面表示部分が表示
    画面上で移動されるように表示出力制御を行なうことが
    できる映像出力制御手段を備えたことを特徴とする再生
    装置。
JP6226041A 1994-08-29 1994-08-29 再生装置 Withdrawn JPH0870434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226041A JPH0870434A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6226041A JPH0870434A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 再生装置

Publications (1)

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JPH0870434A true JPH0870434A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16838859

Family Applications (1)

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JP6226041A Withdrawn JPH0870434A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 再生装置

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