JPH08111082A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Publication number
JPH08111082A
JPH08111082A JP27178294A JP27178294A JPH08111082A JP H08111082 A JPH08111082 A JP H08111082A JP 27178294 A JP27178294 A JP 27178294A JP 27178294 A JP27178294 A JP 27178294A JP H08111082 A JPH08111082 A JP H08111082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
series
reproduction
discs
video
Prior art date
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Pending
Application number
JP27178294A
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English (en)
Inventor
Shuichi Nagano
秀一 長野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP27178294A priority Critical patent/JPH08111082A/ja
Publication of JPH08111082A publication Critical patent/JPH08111082A/ja
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリーズディスクについて、ユーザーは単に
各ディスクを適当に収納していくだけで良いものとす
る。さらに自動的に順番に再生されるようにして操作性
を向上させる。 【構成】 シリーズディスク判別手段が、収納された各
ディスクに記録されている管理情報により収納された各
ディスクのうちで同一シリーズの複数のディスクを判別
する (F102〜F108) 。また再生順序判別手段が同一シリ
ーズの各ディスクに記録されている管理情報により再生
順序を判別する(F109,F110) 。そして再生制御手段はこ
れらの判別に基づいて、同一シリーズである複数のディ
スクが再生順序どおりに順次再生されるように制御を行
なう (F111〜F114) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD−DA(デジタル
オーディオコンパクトディスク)やビデオCD等を複数
枚収納して選択的に再生することのできる再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CD−DAやビデオCDなど、いわゆる
ROMタイプの多様なディスクメディアが普及してい
る。CD−DAではデジタル音声データを記録して音楽
等を高音質で楽しめるようにされており、またこのCD
−DAの一種としてサブコードデータ内に静止画像デー
タも記録したCD−Gも知られている。さらにいわゆる
CD−ROMの一種としてデジタル音声データとともに
動画データを記録したビデオCDも開発されている。
【0003】また再生装置としては、1枚のディスクだ
けでなく複数枚のディスクを収納し、選択的に再生させ
ることができるCDチャンジャーが開発され、このCD
チャンジャーでもビデオCD対応のタイプも開発されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオCD
では一枚につき約74分の映像及び音声データを記録で
きるが、例えば映画などのソフトとする場合は74分で
は足りないことが多く、2枚或は3枚などの複数のビデ
オCDに収録することがある。例えば3枚組のビデオC
Dでは、ディスクタイトルは同一でボリューム1〜ボリ
ューム3として用意される。このような複数枚で1シリ
ーズとなるビデオCDについても、ビデオCDチャンジ
ャーであれば、全て収納しておき、ユーザーは順番ディ
スクを指定して再生させることができる。
【0005】ところが、ビデオCDチャンジャーに同一
シリーズの各ディスクを装填しておいた場合に、ユーザ
ーはどの位置にどのディスクを入れておいたかがわから
なくなることが多い。通常、再生させるディスクの選択
は、ユーザーは収納位置の指定により行なう。例えば複
数のトレイを有するものではトレイ番号をディスク番号
とし、ユーザーが『ディスク2』の再生操作を行なった
場合は、第2のトレイに搭載されているディスクが選択
されて再生されることになる。
【0006】このため、ユーザーはどの収納位置にどの
ディスクが入れられているかを認識できなければ、操作
時に非常に不便を感じることになる。例えばボリューム
1のディスクを再生させたあとにボリューム2のディス
クを再生させようとしても、収納位置番号を覚えていな
かった場合は、次の再生ディスクの指定ができず、わざ
わざトレイを引き出して調べたりすることが必要にな
る。
【0007】またこれを避けるためには、ユーザーは、
同一シリーズのディスクをビデオCDチャンジャーに収
納する場合、ボリュームナンバ順に注意して、連続した
収納位置にそれぞれ収納することが必要になる。このよ
うにして最初のディスクから連続再生させれば、そのシ
リーズのディスクは自動的に順番に再生されることにな
る。しかしながら、シリーズディスクの再生順序を考慮
し、収納位置に注意してディスクを収納するということ
はユーザーにとってかなり煩わしいものとなってしま
う。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、シリーズディスクについては、ユーザーは
単に各ディスクを適当に収納していくだけで良いものと
なるようにし、さらに自動的に順番に再生されるように
して操作性を向上させることを目的とする。
【0009】このため、複数の収納位置のそれぞれに、
映像又は音声データが記録されたディスクを収納し、選
択的に再生を行なうことができる再生装置において、シ
リーズディスク判別手段と、再生順序判別手段と、再生
制御手段とを備えるようにする。シリーズディスク判別
手段は、収納された各ディスクに記録されている管理情
報により、収納された各ディスクのうちで同一シリーズ
の複数のディスクを判別する。再生順序判別手段は、同
一シリーズの各ディスクに記録されている管理情報によ
り、同一シリーズの各ディスクについての再生順序を判
別する。そして再生制御手段は、シリーズディスク判別
手段及び再生順序判別手段による判別情報に基づいて、
同一シリーズである複数のディスクが再生順序どおりに
順次再生されるように制御を行なうようにする。
【0010】また、再生制御手段は、同一シリーズであ
る複数のディスクが再生順序どおりに順次早送り再生さ
れるように制御を行なうことができるようにする。
【0011】さらに再生制御手段は、同一シリーズであ
る複数のディスクを再生順序どおりに順次再生又は早送
り再生させる際に、各ディスクからの再生映像が一画面
上でそれぞれ異なる所定の表示位置に縮小表示されるよ
うに映像信号出力を実行させることができるように構成
する。
【0012】
【作用】ディスクに記録されている管理情報からディス
ク名称に相当するデータが同一のものがあれば、そのデ
ィスクをシリーズディスクの1つとして判別することが
できる。またはシリーズディスクであることの識別情報
が管理情報に含まれていれば、これによってもそのディ
スクがシリーズディスクの1つと判別できる。さらに、
管理情報内にシリーズ内のボリューム番号が記録されて
いる場合、これを読み込めばそのディスクがシリーズ内
で何番目に再生すべきディスクであるかを判別できる。
【0013】これらの判別により、再生装置では再生す
べきディスク及びその順番を把握することができるた
め、自動的にシリーズディスクを連続して再生させるこ
とができる。また、再生すべきディスク及びその順番を
把握することにより、シリーズディスクを順番に早送り
再生したり、画面分割して各ディスクからの映像を表示
するなどの再生形態も実行可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例としてビデオCDとC
D−DA(デジタルオーディオCD及びCD−G)につ
いて映像/音声の再生が可能とされた再生装置を説明す
る。説明は以下の順序で行なう。 I.ビデオCDのデータ構造 II.再生装置の構成 III. シリーズ再生動作 IV.シリーズ早送り再生動作 V.分割画面表示によるシリーズ早送り再生動作
【0015】[I.ビデオCDのデータ構造]ビデオC
D規格は、高能率符号化技術として標準化されたMPE
G方式を応用し、CD−ROMディスクから60分以上
の動画像及び音声を再生することができるようにしたも
のである。これにより音楽、映画、カラオケなどの家庭
用ソフトウエアとして有用であるとともに、さらに、静
止画も組み合わせて教育ソフト、電子出版ソフト、ゲー
ムソフトなどにも対応可能とされる。このビデオCDで
は、動画データについてはMPEG方式でデータ圧縮す
るとともに、この動画データを圧縮したオーディオデー
タに多重化して記録している。さらに、所定の領域には
再生に必要な管理データが記録されている。図10にビ
デオCD(XA仕様)のデータのフォーマットを示して
いる。
【0016】画像とオーディオの記録フォーマットとし
ては、図10からわかるようにビデオデータに1.152Mbi
t/秒、オーディオデータに 64Kbit/秒〜384Kbit/秒が割
り当てられている。ビデオデータ(動画)の画素寸法
は、NTSC信号(29.97Hz) 及びフィルム(23.976Hz)の
場合は352×240画素、PAL信号(25Hz)の場合は
352×288画素となり、即ち図12のようになる。
また、静止画の画素数としては、NTSC方式の場合、
標準レベルで352×240画素、高精細レベルで70
4×480画素とされる。PAL方式の場合は、標準レ
ベルで352×288画素、高精細レベルで704×5
76画素とされる。
【0017】MPEG方式によるビデオデータ(動画)
の圧縮符号化は次のように行なわれる。圧縮前の映像信
号をNTSC方式とすると、このNTSC方式の場合1
秒間が30フレームの映像信号により構成される。MP
EG方式では、各映像信号(1フレーム)に対して平面
方向にブロック分け(横22ブロック分割、縦15ブロ
ック分割で、330ブロック)を行ない、各ブロックの
データをDCT変換し、さらにビット数を減らすために
再量子化を行なう(高域成分を0にする)。そして、ブ
ロックを1フレームの画面左上となるブロックからジグ
ザグとなるようにブロック順を並び代え、ランレングス
コーディングを行なってさらにビット数の圧縮を行なう
ようにしている。
【0018】このように圧縮処理される映像信号の各フ
レームについては、その時間的に前後となるフレームで
は映像情報として非常に似たものであり、これを利用し
てさらに情報の圧縮が行なわれ、圧縮度の異なる3種類
の映像データ(1フレームの映像データ)が設けられ
る。これらは、Iピクチャー(Intra Picture) 、Pピク
チャー(Predicted Picture) ,Bピクチャー(Bidirecti
onally predicted Picture) と呼ばれる。
【0019】そして、1秒間についての30枚の各フレ
ームついて、一般的には図11(a)のようにIピクチ
ャー,Pピクチャー,Bピクチャーが並ぶことになる。
例えばこの場合、15フレーム間隔のフレームがIピク
チャーI1 ,I2 とされ、また、8枚のPピクチャーP
1 〜P8 、及び20枚のBピクチャーB1 〜B20がそれ
ぞれ図示のように配置される。あるIピクチャーから次
のIピクチャーの前のフレームに至る区間をGOP(Gr
oup of Picture)と呼ぶ。
【0020】Iピクチャーは上記したようにDCT変換
により符合化された正規の画像データである。Pピクチ
ャーは図11(b)のように、最も近いIピクチャー又
はPピクチャーから、動き補償を用いて符合化されて生
成される。例えばPピクチャーP1 はIピクチャーI1
を用いて、また、PピクチャーP2 はPピクチャーP1
を用いて生成される。このため、PピクチャーはIピク
チャーより圧縮されたものとなる。なお、順次前のIピ
クチャー又はPピクチャーから生成するため、エラーが
生ずると、エラーが伝搬してしまうことになる。
【0021】Bピクチャーは、図11(c)のように過
去及び未来の両方のIピクチャー又はPピクチャーを用
いて生成される。例えばBピクチャーB1 ,B2 はIピ
クチャーI1 とPピクチャーP1 を用いて生成され、B
ピクチャーB3 ,B4 はPピクチャーP1 とPピクチャ
ーP2 を用いて生成される。Bピクチャーは最も圧縮さ
れたデータとなる。また、データ生成レファレンスとは
ならないため、エラーが伝搬されることはない。
【0022】MPEGのアルゴリズムでは、Iピクチャ
ーの位置や同期を選択することが許されており、この選
択はランダムアクセス度やシーンカット等の事情から決
定される。例えばランダムアクセスを重視すれば、図1
1(a)のように少なくとも1秒間に2枚のIピクチャ
ーが必要となる。さらに、Pピクチャー、Bピクチャー
の頻度も選択可能であり、これはエンコード手段のメモ
リー容量などに応じて設定されるものである。
【0023】また、MPEG方式におけるエンコード手
段は、デコーダにおいて効率が良くなるように映像デー
タストリームを再配置して出力するようにしている。例
えば図11(a)の場合において、表示すべきフレーム
順序(デコーダ出力順序)は、図11(a)下部に示し
たフレーム番号どおりとなるが、デコーダがBピクチャ
ーを再合成するためにBピクチャーより前時点でレファ
レンスとなるPピクチャーが必要となる。このためエン
コーダ側では、図11(d)のフレーム順序を図11
(e)のように並べ換えて、これを映像データストリー
ムとして伝送するようにしている。
【0024】MPEGのオーディオデータフォーマット
は 32kbit/秒〜448Kbit/秒までの広範囲な符号化速度に
対応している。ただし、ソフト簡易製作と高音質化を鑑
みてトラック2以降の動画トラックについては224Kbit/
秒としている。標本化周波数はCD−DAと同様に44.1
KHz である。
【0025】また、ビデオCDにはビデオデータ、オー
ディオデータの他に、これらの再生動作の各種コントロ
ールを行なう管理データが記録される。即ち、CD−D
Aと同様にTOC及びサブコードが記録されてトラック
数、各トラックの開始位置(絶対時間)、トラックナン
バなどが示されている。さらにビデオCDにはトラック
1がビデオCDデータトラックとして用いられ、各種管
理情報が記録される。
【0026】ビデオCDにおいて、例えば音楽などの1
曲の単位データとなるビデオ及びオーディオデータが記
録されるトラックのデータ構造は図13(a)のように
なる。CD−DAのようにトラックナンバで検索するこ
とを想定し、1トラックの先頭には150セクタのポー
ズマージンがとられている。さらにポーズマージンに続
く15セクターはフロントマージン、またトラックの最
後の15セクターはリアマージンとして空データ領域と
される。
【0027】フロントマージンとリアマージンの間がM
PEGデータ領域とされる。MPEGデータ領域には、
図13(b)のように映像データとなるセクターVと音
声データとなるセクターAが平均して6:1の比率で配
置されるように、インターリーブにより時分割的に多重
化されて記録されることになる。
【0028】CD−DA及びビデオCDのディスク上の
構造を図14に示した。CD−DAでは図14(a)の
ようにディスク最内周側にリードインエリアが設けら
れ、ここにTOCデータが記録されている。TOCデー
タとしては、各トラックの開始位置やトラック数、演奏
時間等が記録されている。リードインエリアに続いてト
ラックデータがトラック#1〜トラック#nとして記録
され、最外周位置にリードアウトエリアが設けられてい
る。各トラックには44.1KHz サンプリングで16ビット
量子化のデジタルオーディオデータがサブコードデータ
とともに記録される。
【0029】一方、ビデオCDのディスク上の構造は図
14(b)に示される。ビデオCDの場合も、CD−D
Aとほぼ同様に、ディスク最内周側にリードインエリア
が設けられ、TOCデータが記録されている。そしてリ
ードインエリアに続いてトラック#1〜トラック#nが
記録され、最外周位置にリードアウトエリアが設けられ
ている。
【0030】ただしビデオCDの場合、トラック#1は
第1トラックとしての実際の映像又は音声データの記録
には用いられておらず、ビデオCDデータトラックとし
て使用されている。そして、トラック#2〜トラック#
nに実際の映像/音声データが記録される。即ちトラッ
ク#2〜トラック#nは図13のように構成されてい
る。また、ビデオCDの場合、オーディオデータのみが
記録されたトラックを設けることもでき、その場合はC
D−DAと同様の44.1KHz サンプリングで16ビット量
子化のデジタルオーディオデータが記録される。
【0031】なお、CD−DA、ビデオCDのいづれ
も、トラック数は最大99まで可能となる。従ってCD
−DAの場合、最大99曲、ビデオCDの場合最大98
シーケンスが記録できる。シーケンスとは動画の連続し
た1つの区切りのことであり、例えばカラオケなどの画
像が記録されていた場合、1曲(1トラック)が1シー
ケンスであり、また映画の場合は通常1ディスクが1シ
ーケンスとなる。
【0032】トラック#1を用いたビデオCDデータト
ラックには、図14(b)下段に示すようにPVD(基
本ボリューム記述子)、カラオケベーシックインフォメ
ーションエリア、ビデオCDインフォメーションエリ
ア、セグメントプレイアイテムエリア、その他のファイ
ル(CD−Iアプリケーションプログラム等)が用意さ
れている。
【0033】図14(b)に示したようにPVDはディ
スク上の絶対時間アドレス00:02:16(分/秒/
フレーム)からの位置に配置される。またカラオケベー
シックインフォメーションエリアは絶対時間アドレス0
0:02:16からの位置に配置される。ビデオCDイ
ンフォメーションエリアは絶対時間アドレス00:0
4:00からの位置に配置される。そして、セグメント
プレイアイテムエリアはビデオCDインフォメーション
エリア内で示される位置から、またCD−Iアプリケー
ションプログラムはPVD内で示される位置から、それ
ぞれ配置される。
【0034】これらはそれぞれビデオCDの再生動作の
ための管理情報となる。ここで、ビデオCDインフォメ
ーションエリアには、ディスクインフォメーション、エ
ントリーテーブル、リストIDオフセットテーブル、プ
レイシーケンスディスクリプタ(PSD)が設けられ
る。このうち、ビデオCDインフォメーションの先頭位
置である絶対時間アドレス00:04:00からはディ
スクインフォメーション配置されている。
【0035】ディスクインフォメーションの領域は図1
5のような構造とされる。まず、第1〜8バイト目にビ
デオCDのシステム認識子が記録される。続いて第9〜
10バイト目の2バイトでバージョン番号が記録され
る。バージョン2.0 の場合『$0200』となる。続い
て第11〜26バイト目の16バイトで各ディスクに固
有に与えられているアルバム認識子が記録される。
【0036】第27〜28バイト目の2バイトにアルバ
ムでのボリューム数、続く2バイトにアルバムセットシ
ーケンス番号が記録される。1つのアルバムは1枚のデ
ィスクから構成される場合と複数のディスクから成る場
合があるが、アルバムのボリューム数はその1つのアル
バムにおけるディスクの数となる。そして、そのうちの
何枚目のディスクであるかがアルバムセットシーケンス
番号とされる。つまり、アルバムのボリューム数によっ
て何枚のディスクで1シリーズ(複数枚組)のソフトが
構成されているかが示され、アルバムセットシーケンス
番号により、そのディスクがシリーズの何枚目ディスク
であるかが示される。
【0037】第31〜43バイト目の13バイトに、動
画トラックのサイズマップが記録される。これは、各ト
ラック#2〜#99についてのデータがNTSC信号で
あるかPAL信号であるかを判別するデータである。即
ち13バイトのうちの最初のバイトのビット0はトラッ
ク#2を示し、ここから最後のバイトのビット1まで
で、各1ビットでトラック#99までのデータが記録さ
れる。各トラックに対応するビットについて『0』であ
ればNTSCを、また『1』であればPALを示すこと
になる。
【0038】第44バイト目に1バイトでステータスフ
ラグが記録される。この1バイトではビット0〜ビット
7のうち、ビット0がカラオケベーシックインフォメー
ションのフラグとされる。ビット0が『0』であればカ
ラオケベーシックインフォメーションは存在せず、また
『1』であれば絶対時間アドレス00:03:00のセ
クターからカラオケベーシックインフォメーションが記
録されていることが示される。
【0039】第45〜48バイト目の4バイトに、PS
D(プレイシーケンスディスクリプタ)のバイトサイズ
が示される。PSDはビデオCDインフォメーションエ
リアにおける絶対時間アドレス00:04:34から、
最大で絶対時間アドレス00:07:64までに記録さ
れ、バイトサイズは可変長であるためバイトサイズがこ
こで示される。PSDとは、簡易な対話形式による再生
動作であるプレイバックコントロールに用いる複数のリ
スト(セレクションリスト、プレイリスト、エンドリス
ト)として構成されるものであり、各リストがPSDと
して記録されている。なお、PSDが存在しないとき、
つまりプレイバックコントロール機能が付加されてない
ディスクの場合はこの4バイトは『0』とされる。
【0040】第49〜51バイト目の3バイトに、ファ
ーストセグメントアドレスが示される。図14(b)に
示したようにセグメントプレイアイテムエリアのスター
トポイントはビデオCDインフォメーションエリアに記
録されるが、この3バイトがそれに相当する。セグメン
トプレイアイテムとしては、最大1980個を図14に
示したセグメントプレイアイテムエリアに記録すること
ができる。それぞれのセグメントプレイアイテムとして
はプレイバックコントロールなどに用いられる映像デー
タや音声データが記録される。
【0041】第52バイト目の1バイトに、オフセット
乗数が記録される。これはPSD(プレイシーケンスデ
ィスクリプタ)内における各リストのアドレス算出に用
いる乗数であり、この場合『8』に固定されている。第
53〜54バイト目の2バイトにリストIDの数が示さ
れる。これはリストIDオフセットテーブルに記録され
ている有効なリストIDの数を示すものとなる。第55
〜56バイト目の2バイトに、セグメントプレイアイテ
ムエリアに記録されているセグメントプレイアイテムの
数が示される。
【0042】第57〜2036バイト目の1980バイ
トに、セグメントプレイアイテムコンテンツテーブルが
記録される。これはセグメントプレイアイテムエリアに
記録されている各セグメントプレイアイテムの属性を示
すものである。セグメントプレイアイテムコンテンツテ
ーブルに続く、ディスクインフォメーションの第203
7〜2048バイト目までは未定義とされている。
【0043】[ II .再生装置の構成]続いて以上のよ
うなビデオCDを再生することができる、本発明の実施
例となる再生装置について説明していく。実施例の再生
装置はビデオCD及びCD−DAを5枚収納して選択的
に再生できるものであり、いわゆるチャンジャービデオ
CDプレーヤである。
【0044】この再生装置の外観は図1に示される。1
は再生装置本体を示す。2は再生装置1の正面パネルに
設けられ、前面側に図2に示すディスクトレイ30が引
き出されるディスク装填部である。ディスクトレイ30
は5枚のディスクを平面方向に並べて搭載することがで
き、ルーレット状に回転することで再生されるディスク
が選択される。3は液晶パネルによる表示部であり、再
生装置の動作状態、モード、選択されているディスクの
ナンバ、演奏時間等が表示される。
【0045】この正面パネルにはユーザーの操作のため
の各種キーが設けられている。4は電源オン/オフキー
である。5は再生キーである。この再生キーはプレイバ
ックコントロール動作の際の選択キー(選択エンターキ
ー)を兼ねている。6は一時停止キー、7は停止キー、
8はイジェクトキーである。
【0046】9はディスク選択キーである。このディス
ク選択キーは『D1』〜『D5』として5つのキーが用
意され、ディスクトレイ上に収納される5枚のディスク
に対応している。例えば『D1』のキーが押されると、
ディスクトレイ上で第1の収納位置に収納されているデ
ィスクが内部の光学ヘッドの位置にローディングされ、
再生されることになる。
【0047】10,11はAMS操作のためのキーであ
り、即ち10はトラックナンバの小さい方向への頭出し
キー(後方頭出しキー)、11はトラックナンバの大き
い方向への頭出しキー(前方頭出しキー)である。ま
た、後方頭出しキー10はプレビアスキーを兼ねてお
り、プレイバックコントロール動作の際のプレビアス操
作のために用いられる。さらに前方頭出しキー11はネ
クストキーを兼ねており、プレイバックコントロール動
作の際のネクスト操作のために用いられる。12はリタ
ーンキーであり、プレイバックコントロール動作の際の
リターン操作のために用いられる。
【0048】13は+/−選択キーであり、プレイバッ
クコントロール動作の際のメニュー画面上での選択操作
に用いられる。すなわちメニュー画面に対して+/−選
択キー13で選択肢番号を選択していき、或る選択肢番
号を指定した時点で再生キー5でセレクト操作を行なう
ことで、メニューに対する選択が完了されることにな
る。
【0049】14はディスクスキップキー、15はディ
スクイクスチェンジキーである。16〜19はプレイモ
ードの選択キーであり、16は通常再生モードキーであ
る。プレイバックコントロール機能の付加されたディス
クが再生される際には、通常再生モードキー16を押す
と、自動的にプレイバックコントロール動作に入ること
になる。17はシャッフル再生モードキー、18はプロ
グラム再生モードキーである。また19はPBCオフキ
ーであり、このPBCオフキー19によりPBCモード
がオフとされる。つまり、プレイバックコントロール機
能の付加されたディスクが装填されているときにPBC
オフキー19が押されると、PBCモードによるメニュ
ー再生動作から通常の連続再生動作に移ることになる。
【0050】20はダイジェストキー、21はダイジェ
ストモードキーである。ダイジェストキー20により、
収納されている各ディスクについての、それぞれ1画面
データを縮小して1画面表示内に配し、各ディスクの代
表的な映像が一覧できるようにしたダイジェスト映像を
表示させることができる。またダイジェストモードキー
21により、プレイバックコントロール機能の付加され
たディスクについてのダイジェスト映像をセグメントプ
レイアイテムとして記録されているメニュー画像とする
か、トラック内の映像とするかを選択することができ
る。
【0051】22はシリーズ再生キー、23はシリーズ
早送り再生キー、24はシリーズダイジェスト早送り再
生キーである。これらのキーは、シリーズディスクに対
して自動的に順番に、再生、早送り再生、ダイジェスト
画面での早送り再生を実行させるものである。これらの
キーの操作に基づく動作については後に詳述する。
【0052】25は赤外線受信部である。図示しないリ
モートコマンダーから赤外線によりコマンド信号が送信
されると、この赤外線受信部24で受信され、電気信号
に変換されて操作情報として内部のシステムコントロー
ラに取り込まれる。
【0053】図2に再生装置の内部の構成を示す。図2
において30はディスクトレイである。ディスクトレイ
30には5枚のディスクを搭載できるように収納位置3
1 〜305 が設けられている。そして、ディスクトレ
イ30はモータ31によって回転されるように構成され
ており、この回転動作によって或る1つの収納位置30
x が光学ヘッド34の位置に送られる。つまり、その収
納位置30x に積載されているディスクが光学ヘッド3
4の位置にローディングされる。32はディスク位置セ
ンサであり、このディスク位置センサ32の出力によ
り、システムコントローラ53は現在のローディング状
態、つまりどの収納位置30x が光学ヘッド34の位置
にあるか、を把握することができる。
【0054】ローディングされたディスクは、スピンド
ルモータ33により回転駆動されるようにチャッキング
される。そしてそのディスクは、スピンドルモータ33
によって回転されながら光学ヘッド34によってレーザ
光が照射され、その反射光によって情報が読み取られ
る。
【0055】光学ヘッド34はレーザ出力手段としての
レーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対物レンズ
等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテ
クタが搭載されている。対物レンズ34aは2軸機構3
4bによってディスク半径方向及びディスクに接離する
方向に変位可能に保持されている。また、35は光学ヘ
ッド34をディスク半径方向に駆動するスレッド機構を
示す。
【0056】再生動作によって、光学ヘッド34により
ディスクから検出された情報はRFアンプ36に供給さ
れる。RFアンプ36は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号等を抽出する。そして、抽出された再生R
F信号はデコーダ部38に供給されEFM復調、エラー
訂正が行なわれる。またP,Qチャンネルサブコードデ
ータが取り出されてシステムコントローラ53に供給さ
れる。
【0057】また、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号はサーボ回路37に供給される。サーボ回
路37は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号や、システムコントローラ53からのトラ
ックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ3
3の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発
生させ、2軸機構34b及びスレッド機構35を制御し
てフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピ
ンドルモータ33を一定線速度(CLV)に制御する。
【0058】39はCD−ROMデコーダである。再生
中のディスクがビデオCDなど、いわゆるCD−ROM
の範中に入るものである場合は、CD−ROMデコーダ
39はCD−ROMフォーマットに従ってデコード処理
を行なう。そして、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされた信号のうち、前述したプレイバックコン
トロールのための情報などの各種ディスク情報はシステ
ムコントローラ53のRAM53aに取り込まれる。
【0059】また、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされたオーディオデータは、MPEGオーディ
オデコーダ40に供給される。MPEGオーディオデコ
ーダ40はオーディオRAM41を用いながら所定タイ
ミングでデコード及びデコードオーディオ信号出力を行
なう。さらに、CD−ROMデコーダ39によってデコ
ードされたビデオデータは、MPEGビデオデコーダ4
2に供給される。MPEGビデオデコーダ42はビデオ
RAM43を用いながら所定タイミングでデコード及び
デコードビデオ信号出力(RGB出力)を行なう。
【0060】44は再生されるディスクの種別に応じて
切り換えられるスイッチ部である。再生されているディ
スクがCD−DAであった場合は、その再生信号として
はデコーダ部38でEFM復調、CIRC等のデコード
処理されることでデジタルオーディオ信号が得られる。
CD−DA再生中には、システムコントローラ53はス
イッチ部44をt1 端子に接続させている。従ってデコ
ーダ部38からのデジタルオーディオ信号はD/A変換
器45でアナログオーディオ信号に変換され、オーディ
オ出力端子46から後段の増幅回路又はアンプなどの外
部機器に出力される。
【0061】また再生中のディスクがビデオCDであっ
た場合は、オーディオデータはMPEGオーディオデコ
ーダ40から得られる。ビデオCD再生中には、システ
ムコントローラ53はスイッチ部44をt2 端子に接続
させている。従ってMPEGオーディオデコーダ40か
らのデジタルオーディオ信号はD/A変換器45でアナ
ログオーディオ信号に変換され、オーディオ出力端子4
6から後段の増幅回路又はアンプなどの外部機器に出力
される。
【0062】ビデオCDの再生の際には、MPEGビデ
オデコーダ42の出力としてRGB映像データが得られ
る。このRGB映像データはD/A変換器47でRGB
アナログ信号とされる。そしてRGB/NTSCエンコ
ーダ48に供給され、RGB信号がNTSC方式のコン
ポジット映像信号に変換される。そしてスイッチ部49
のt2 端子に供給される。
【0063】ビデオCD再生中には、システムコントロ
ーラ53はスイッチ部49をt2 端子に接続させてお
り、従ってNTSC方式のコンポジット映像信号はOS
D処理部50を介してビデオ出力端子51からモニタ装
置等に供給され、映像出力が実行される。システムコン
トローラ53からの指示に基づくOSD処理部50の動
作により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0064】ところで、再生されるディスクがCD−D
Aであって、しかもそれがCD−Gであった場合は、サ
ブコードのR〜Wチャンネルから静止画像データが読み
出される。この静止画像データはCD−Gデコーダ52
に供給されてデコードされ、NTSC方式のコンポジッ
ト映像信号(静止画)として出力される。CD−DA再
生中には、スイッチ部49はt1 端子に接続され、従っ
てCD−Gから再生された映像信号はOSD処理部50
を介してビデオ出力端子51からモニタ装置等に供給さ
れ、映像出力が実行される。この場合もOSD処理部5
0により、出力映像に所定のスーパーインポーズ表示を
行なうことができる。
【0065】54はRAMであり、バックアップ電源5
5によりメモリデータのバックアップがとられている。
このRAM54は電源オフの際に消失させてはならない
データが記憶される。例えばビデオCDである各ディス
クから読み出した図15のようなディスクインフォメー
ションを含むトラック#1の情報や、TOC情報の中か
ら必要な情報をRAM54に保持させるようにしてもよ
い。RAM54としては、バックアップ電源が不要なE
EP−ROMなどを用いてもよい。
【0066】56はユーザー操作に供される操作入力部
であり、図1に示した各種操作キー(5〜24)と、赤
外線受信部25(及びリモートコマンダー)がこれに相
当する。また、ディスクから再生動作を行なう際には、
ディスクに記録されている管理情報、即ちTOCやサブ
コードデータが読み出され、システムコントローラ53
に供給されるが、システムコントローラ53はこれらの
管理情報に応じて表示部3に再生時間表示等を行なうこ
とになる。
【0067】[ III.シリーズ再生動作]以上のような
再生装置1において、シリーズ再生キー22が押された
場合の動作を説明する。今、再生装置1に5枚のビデオ
CDが装填されており、その中に複数枚組で1つのソフ
トとなっているシリーズディスクがあるとする。本実施
例では、ユーザーはシリーズディスクとなる各ディスク
を収納位置301 〜305 のうちで順番に並ぶように装
填する必要はなく、収納位置301 〜305 のどの位置
に装填しておいてもよい。例えば3枚組のディスクであ
れば、その3枚のディスクをそれぞれに収納位置301
〜305 のどの位置に装填してもよく、このような状態
からシリーズ再生キー22が押されたら、再生装置1は
収納位置301 〜305 に装填されている各ディスクの
うちから自動的にシリーズディスク及びシリーズとして
の再生順序を判別し、シリーズの第1枚目とされるディ
スクから順番に再生していくことになる。例えば3枚組
の映画ソフトであった場合は、自動的にストーリ順序と
なるように3枚のディスクが再生される。
【0068】この動作のためのシステムコントローラ5
3の処理を図3に示す。シリーズ再生操作キー22が押
された場合は、処理はステップF101からF102に進み、ま
ず変数nを1にセットする。そして、ステップF103でデ
ィスクナンバ=nとされるディスク、つまり収納位置3
(n) の装填されているディスクについて、既にディス
クインフォメーションが読み込まれているか否かを判別
する。電源投入時やディスク装填に伴って予めTOCや
トラック#1の情報を読み込むタイプの再生装置であれ
ば、シリーズ再生操作がなされた時点でシステムコント
ローラ53が既に各ディスクのディスクインフォメーシ
ョンを読み込んで或る場合がある。また、ディスクが入
れ換えられない限り、装填されているディスクについて
のディスクインフォメーションなどを電源バックアップ
されているRAM54に保持している再生装置を構成す
ることも可能である。
【0069】つまりステップF103〜F106は、装填されて
いる各ディスクについてのディスクインフォメーション
を取り込むための処理であり、既にディスクインフォメ
ーションが読み込まれているディスクについては、読込
動作は不要となるため、ステップF103からF105に進む。
ディスクナンバnとされるディスクについて、ディスク
インフォメーションが読み込まれていなかった場合は、
ステップF104に進み、そのディスクをローディングして
再生動作を実行させ、ディスクインフォメーションを含
むトラック#1の情報を読み込むことになる。そしてス
テップF105で変数nがインクリメントされてステップF1
03に戻ることで、ステップF106でn=6となった時点
で、5枚の各ディスクについてディスクインフォメーシ
ョンが読み込まれている状態となる。
【0070】なお、この処理では収納位置301 に収納
されているディスクから収納位置305 に収納されてい
るディスクについてまで順番にディスクインフォメーシ
ョンの読込済確認及び読み込んでいない場合の読込動作
が実行されることになるが、この順番どおりでなくても
よく、例えばローディング位置に一番近いディスクから
処理を実行していくようにしてもよい。いづれにしても
全ディスクについてディスクインフォメーションが読み
込まれた状態とすればよい。また、実際には或る収納位
置にディスクが収納されていない場合や、収納されてい
るディスクがCD−DA、CD−G、その他無効ディス
クである場合などもあるが、このような場合は、シリー
ズ再生処理の対象(ステップF103〜F106でのディスクイ
ンフォメーション読込対象)とはならないことはいうま
でもない。
【0071】全ディスクについてディスクインフォメー
ションが読み込まれた状態となったら、各ディスクにつ
いてのアルバム認識子を確認する(F107)。アルバム認識
子とは図15に示したように、ディスクインフォメーシ
ョンの第11〜第26バイト目に記録されている情報で
ある。1つのシリーズとなる各ディスクでは、アルバム
タイトル等を示すアルバム認識子は同一のものとなる。
従って、5枚のディスクのうちでアルバム認識子が同一
のディスクが存在したら、それらはシリーズディスクで
あると判別できる。
【0072】アルバム認識子が同一のディスクが存在し
なかった場合は、ステップF108からF115に進み、収納位
置301 に収納されているディスクから順番に再生させ
るなど、通常の再生動作を行なうようにする。そして順
番に全ディスクについて再生を終了したら(F116)、動作
を終了する。なお、シリーズディスクが存在しなかった
場合は全く再生動作を行なわないようにしてもよい。ま
た、シリーズディスクが存在しなかった場合は、表示部
3にシリーズディスクが存在しない旨の表示を行なうよ
うにすることが好適である。
【0073】シリーズディスクが存在した場合は、ステ
ップF108からF109に進み、変数xを1にセットする。そ
してまず変数x=1であるため、ステップF110で、シリ
ーズディスクのうちの第1番目に再生すべきディスクを
判別する。シリーズディスクのうちの何番目のディスク
であるかは、図15のディスクインフォメーションの第
29〜第30バイト目に記録されているアルバムセット
シーケンス番号で判別できる。従って、ステップF110で
は、アルバム認識子が同一のディスクの中からアルバム
セットシーケンス番号が1とされているディスクがどの
収納位置に収納されているディスクであるかを探す処理
となる。
【0074】アルバムセットシーケンス番号が1である
ディスクを判別したら、そのディスクをローディング
し、再生を開始する(F111)。例えばこれにより3枚組の
映画ソフトの1枚目のディスクが再生されることにな
る。そして、そのディスクについて再生が終了したら(F
112)、そのディスクのディスクインフォメーションの第
27〜第28バイト目に記録されているアルバムでのボ
リューム数と、変数x、即ちアルバムセットシーケンス
番号を確認する(F113)。アルバムでのボリューム数は、
例えば3枚組のシリーズとなる各ディスクには『3』と
記録されている。この場合ディスクのアルバムセットシ
ーケンス番号が『3』であれば、そのディスクはシリー
ズの最後にディスクであると判別できる。
【0075】例えば3枚組のシリーズディスクの第1枚
目の再生を終了した時点では、x=1で、アルバムでの
ボリューム数=3であるため、ステップF114に進み、変
数xをインクリメントする。そしてステップF110に戻
り、ボリュームxのディスク、つまりアルバムセットシ
ーケンス番号=2とされている2枚目のディスクがどの
収納位置に収納されているディスクであるかを判別し、
判別されたらそのディスクの再生に移る(F111)。
【0076】2枚目のディスクの再生が終了したら、同
様にステップF113で最後のディスクであったか否かを判
別し、最後でなければ、ステップF114→F110→F111と進
んで次の3枚目のディスクを再生する。3枚組のシリー
ズディスクであった場合は、3枚目のディスクの再生が
終了した時点で、ステップF113で変数x(アルバムセッ
トシーケンス番号)=アルバムでのボリューム数とな
り、これによりシリーズとされた各ディスクの再生が終
了したことが確認されて、シリーズ再生動作が終了され
ることになる。
【0077】以上のようなシリーズ再生処理が行なわれ
ることで、ユーザーは複数枚組のディスクについては、
それぞれを無造作に任意の収納位置に収納すればよく、
また最初にシリーズ再生キー22を押すだけで、順番ど
うりに連続的に再生されることになる。このため、再生
するディスクを交換する操作や、収納位置を考慮すると
いうことは不要になる。これによって例えば映画などの
ソフトにおいて、途中での交換操作時にディスクを確認
することで内容に集中できなかったり、緊張感がそがれ
てしまうというようなこともなくなる。
【0078】なお、実際の処理例としては、図3以外に
も各種考えられる。例えば第1番目のディスクを再生す
る前に、予めシリーズとなる第1〜第nのディスクがそ
れぞれどの収納位置に装填されているディスクかを判別
して記憶しておくようにしてもよい。
【0079】[ IV.シリーズ早送り再生動作]次に、
シリーズ早送り再生キー23が押された場合の動作を説
明する。これは、再生装置1にシリーズディスクが装填
されている場合において、各ディスクを通して早送り再
生させるもので、そのアルバムの内容を迅速に最後まで
確認したい場合などに好適な動作となる。この場合のシ
ステムコントローラ53の処理を図4に示す。
【0080】シリーズ早送り再生キー23が押された
ら、処理はステップF201からF202に進む。そしてステッ
プF202〜F207の処理として、装填されている各ディスク
についてのディスクインフォメーションから、どの収納
位置に装填されているディスクがシリーズディスクを判
別する。このステップF202〜F207の処理は、上述した図
3のステップF102〜F107の処理と同様であるため、説明
を省略する。
【0081】シリーズディスクが存在した場合は、ステ
ップF208からF209に進み、変数xを1にセットする。そ
してステップF210で、シリーズディスクのうちの第x番
目に再生すべきディスクを判別する。この判別は図3の
ステップF110と同様にディスクインフォメーションのア
ルバムセットシーケンス番号を確認する処理である。
【0082】シリーズディスクのうちの第1番目のディ
スクがどの収納位置に収納されているディスクであるか
が判別できたら、ステップF211からの処理として、その
ディスクに対する早送り再生が実行される。
【0083】ステップF211からの早送り再生としては、
システムコントローラ53は光学ヘッド34の動作とし
て、図5に模式的に示すような動作を実行させる。早送
り再生時には、ディスクから離散的にIピクチャーを抽
出して、これを表示させるものである。このため、図5
のように通常再生動作を実行させてディスク30からI
ピクチャーを探し出す。そして、Iピクチャーがみつか
ったらこれをMPEGビデオデコーダ42でデコードさ
せるとともに、光学ヘッド34に数トラックのトラック
ジャンプを実行させる。トラックジャンプを終了した
ら、また通常再生動作を実行させてIピクチャーを探
す。このような動作を繰り返すことで早送り再生が実行
される。
【0084】ステップF211のディスクデータ読取動作
は、即ちIピクチャーを探すための動作となる。なお、
この読取時には通常の再生時と同様の読取を行なうた
め、Iピクチャーを見つけるまでに図13に示したオー
ディオセクターAについても読み出すことができる。そ
こで、オーディオセクターAから読み込まれた音声デー
タについてはMPEGオーディオデコーダ40からスイ
ッチ部44、D/A変換器45を介して出力する。これ
により、早送り時に離散的ではあるが、通常速度の音声
出力が得られることになる。
【0085】読取動作でIピクチャーが見つかり、MP
EGビデオデコーダ42でデコードできた場合は、ステ
ップF213からF214に進む。そして、デコードしたIピク
チャーデータを出力する。即ちNTSCコンポジット信
号としてモニタ装置に供給する。
【0086】次にシステムコントローラ53は光学ヘッ
ド34に所定トラック数のトラックジャンプを実行させ
(F215)、トラックジャンプが終了したらステップF211に
戻って再び次のIピクチャーの読込及び音声出力を実行
させる。そしてIピクチャーがデコードできれば、同様
にステップF213→F214と進んで、Iピクチャーデータを
NTSCコンポジット信号としてモニタ装置に供給す
る。
【0087】以降同様にトラックジャンプと読取動作を
繰り返し、読み取られたIピクチャーデータを表示出力
していくことで、モニタ装置では第1番目のディスクに
ついての早送り映像が出力されることになる。ステップ
F211〜F215の処理で第1のディスクについて早送り再生
を実行して、その早送り映像を表示させていった後、光
学ヘッド34によるデータ読取がリードアウトに達し、
つまり第1番目のディスクの早送り再生が終了したら、
処理はステップF212からF216に進む。
【0088】ステップF216では図3のステップF113と同
様に、そのディスクがシリーズの最後のディスクであっ
たかを判別することになり、最後のディスクでなけれ
ば、変数xをインクリメントしてステップF210の戻る。
従って第1番目のディスクの早送り再生が終了した場合
は、引き続きステップF210からの処理で、シリーズの第
2番目のディスクの早送り再生が実行されることにな
る。
【0089】以降シリーズの最後のディスクまで処理が
繰り返され、最後のディスクの早送り再生が終了した
ら、ステップF216で変数x(アルバムセットシーケンス
番号)=アルバムでのボリューム数となり、これにより
シリーズとされた各ディスクの早送り再生が終了したこ
とが確認されて、シリーズ早送り再生動作が終了される
ことになる。
【0090】以上のようなシリーズ早送り再生処理が行
なわれることで、表示出力は図6に示すように実行され
る。例えばシリーズの第1番目のディスクが収納位置3
3に収納されディスクナンバ3とされているディスク
であったとしたら、図6(a)〜(c)のようにまずこ
のディスクの早送り再生が実行される。続いてシリーズ
の第2番目のディスクが収納位置301 に収納されディ
スクナンバ1とされているディスクであったとしたら、
このディスクがローディングされ、図6(d)〜(f)
のように早送り再生が実行される。さらに、シリーズの
第3番目のディスクが収納位置304 に収納されディス
クナンバ4とされているディスクであったとしたら、こ
のディスクがローディングされ、図6(g)・・・・と早送
り再生が実行される。もし、そのシリーズディスクが3
枚組であれば、この収納位置304 に収納されたディス
クの早送り再生が終了された時点で、動作は終了する。
【0091】ところで、シリーズ早送り再生動作として
は、図7のような処理を実行するようにしてもよい。図
7においては、ステップF301〜F310までの処理は図4の
ステップF201〜F210と同様である。この処理例の場合
は、早送り再生として、通常の早送り動作ではなく、一
定時間通常再生を行ない、その後一定間隔トラックジャ
ンプさせ、またそこから一定時間通常再生を行なうとい
う動作となる。
【0092】つまり、まずステップF310で第1番目のデ
ィスクが判別されたら、そのディスクをローディングし
(F311)、早送りではない通常の再生動作に入る(F312)。
この再生動作中には経過時間をカウントしており、或る
所定時間を経過したら、所定量トラックジャンプを行な
う (F314→F315) 。そしてトラックジャンプが終了した
地点から再び通常の再生を行なう(F312)。従って、例え
ば10秒間の通常再生が行なわれたあと5分間分のトラ
ックジャンプが行なわれ、再びそこから10秒間の通常
再生が行なわれるなどのように、通常の一定時間ごとの
再生画面が表示出力され、擬似的な早送り再生となる。
そして、リードアウトに達したらステップF313からF316
に進み、シリーズの最後のディスクでなければ変数xを
インクリメントしてステップF310に戻り、次のディスク
の処理に移る。ステップF316でシリーズの最後のディス
クと判別されれば処理を終える。
【0093】以上の図4又は図7で説明したようなシリ
ーズ早送り再生動作によれば、ユーザーは複数枚組のデ
ィスクについても、最後まで通して早送り再生映像を見
ることができ、内容を概略的に知りたい場合などに便利
である。もちろんこの場合も、早送り再生するディスク
を交換する操作や、収納位置を考慮するということは不
要になる。
【0094】なお、この図4又は図7の動作例では、シ
リーズの各ディスクについてリードアウトに達するまで
早送り再生を実行するようにしたが、ディスクの途中ま
で早送り再生した時点でも、ユーザー操作などに応じて
次のディスクの早送り再生に移るようにしてもよい。さ
らに、早送り再生中にユーザーが再生キー5やシリーズ
再生キー22などの何らかの操作を行なうことで、その
位置から通常のシリーズ再生動作に移るようにすること
も可能である。例えばユーザーがシリーズディスクの途
中から見たいような場合は、シリーズ早送り再生で見た
い場面を探していき、みつけた時点で通常のシリーズ再
生に切り換え、その地点からシリーズの最後まで再生さ
せることができるようにすれば便利である。また、早送
り再生中にユーザー操作に基づいて早送り再生速度を可
変できるようにしてもよい。
【0095】[ V.分割画面表示によるシリーズ早送
り再生動作]次に、シリーズダイジェスト早送り再生キ
ー24が押された場合の動作を説明する。これは、再生
装置1にシリーズディスクが装填されている場合におい
て、各ディスクを通して早送り再生させるもので、上述
したシリーズ早送り再生と同様に、そのアルバムの内容
を迅速に最後まで確認したい場合などに好適な動作とな
るものであるが、表示出力態様として1画面上を各ディ
スクに対応して所定エリアを割り当てて出力させるよう
にするものである。
【0096】例えば図9(a)に示すようにモニタ装置
の画面上で、AR1〜AR5として各収納位置301
305 に装填されているディスクに対応した表示領域を
設定する。そして、早送り再生されるディスクからの映
像は、その割り当てられた領域内で縮小表示されるよう
にするものである。この動作を行なう場合のシステムコ
ントローラ53の処理を図8に示す。
【0097】シリーズダイジェスト早送り再生キー24
が押されたら、処理はステップF401からF402に進む。そ
してステップF402〜F407の処理として、装填されている
各ディスクについてのディスクインフォメーションか
ら、どの収納位置に装填されているディスクがシリーズ
ディスクを判別する。このステップF402〜F407の処理
は、上述した図3のステップF102〜F107の処理と同様で
あるため、説明を省略する。
【0098】シリーズディスクが存在した場合は、ステ
ップF408からF409に進み、変数xを1にセットする。そ
してステップF410で、シリーズディスクのうちの第x番
目に再生すべきディスクを判別する。この判別は図3の
ステップF110と同様にディスクインフォメーションのア
ルバムセットシーケンス番号を確認する処理である。
【0099】そして、まずシリーズディスクのうちの第
1番目のディスクがどの収納位置に収納されているディ
スクであるかが判別できたら、ステップF411からの処理
として、そのディスクに対する早送り再生が実行され
る。ステップF411からの早送り再生としては、基本的に
は図4のステップF211からの処理と同様であり、システ
ムコントローラ53は光学ヘッド34の動作として、図
5に模式的に示すような動作を実行させ、ディスクから
離散的にIピクチャーを抽出して、これを表示させるも
のである。ただし、ステップF414の処理としてデコード
したIピクチャーの出力処理が図4の場合とは異なるも
のとなる。
【0100】まずステップF411では図5のように通常再
生動作を実行させてディスク30からIピクチャーを探
し出す。またこの読取時にはオーディオセクターAから
読み込まれた音声データについてはMPEGオーディオ
デコーダ40からスイッチ部44、D/A変換器45を
介して出力する。
【0101】読取動作でIピクチャーが見つかり、MP
EGビデオデコーダ42でデコードできた場合は、ステ
ップF413からF414に進む。そして、デコードしたIピク
チャーデータに対して所定画素間引などで画像縮小を行
なって、その映像データをビデオRAM43における現
在読み込み中のディスクのナンバに対応した位置ARx
にペーストする。ビデオRAM43のデータはそのまま
映像出力されているため、このペースト処理時点で、モ
ニタ装置では、その縮小画像が表示位置ARxにあらわ
れることになる。
【0102】シリーズの最初のディスクが収納位置30
3 に収納されていた場合は、その第1番目のディスクか
ら読み出されたIピクチャーデータは縮小されて表示位
置AR3にペーストされることになり、これによって図
9(b)のような表示出力が得られる。
【0103】次にシステムコントローラ53は光学ヘッ
ド34に所定トラック数のトラックジャンプを実行させ
(F415)、トラックジャンプが終了したらステップF411に
戻って再び次のIピクチャーの読込及び音声出力を実行
させる。そしてIピクチャーがデコードできれば、同様
にステップF414に進んで、Iピクチャーデータを縮小し
て表示位置AR3にペーストする。これにより映像出力
は図9(c)のように変化する。
【0104】以降同様の処理で、収納位置303 に収納
されたシリーズの第1番目のディスクの早送り再生が実
行され、図9(d)のような表示状態となった時点でリ
ードアウトに達したとする。すると処理はステップF412
からF416に進み、そのディスクがシリーズの最後のディ
スクであったかを判別する。最後のディスクでなけれ
ば、変数xをインクリメントして(F417)、ステップF410
の戻る。従って第1番目のディスクの早送り再生が終了
した場合は、引き続きステップF410からの処理で、シリ
ーズの第2番目のディスクの早送り再生が実行されるこ
とになる。
【0105】つまり、Iピクチャーが読み取られてデコ
ードされ、縮小されて所定の表示領域に表示される。シ
リーズの第2番目のディスクが収納位置301 に収納さ
れていた場合は、その第2番目のディスクからの早送り
映像がステップF414の処理により、図9(e)→(f)
→(g)のように表示位置AR1において表示されるこ
とになる。このとき、シリーズの第1番目のディスクに
ついての表示位置AR3では、そのディスクから読み出
した最後のIピクチャーによる映像が固定されたままの
状態で保持されている。
【0106】第2番目のディスクの早送り再生リードア
ウトに達したら、再びステップF416→F417→F410と進
み、シリーズ第3番目のディスクの早送り再生に移る。
シリーズの第3番目のディスクが収納位置304 に収納
されていた場合は、その第3番目のディスクからの早送
り映像がステップF414の処理により、図9(h)のよう
に表示位置AR4において表示されることになる。この
とき、第1番目及び第2番目のディスクについての表示
位置AR3,AR1では、それぞれのディスクから読み
出した最後のIピクチャーによる映像が固定されたまま
の状態で保持される。
【0107】例えば3枚組のシリーズディスクであった
ら、最後のディスクである第3番目のディスクの早送り
再生が終了したら、ステップF416で変数x(アルバムセ
ットシーケンス番号)=アルバムでのボリューム数とな
り、これによりシリーズとされた各ディスクの早送り再
生が終了したことが確認されて、シリーズ早送り再生動
作が終了される。
【0108】以上のような分割画面によるシリーズ早送
り再生処理が行なわれることによっても、ユーザーは複
数枚組のディスクについて、最後まで通して早送り再生
映像を見ることができ、内容を概略的に知りたい場合な
どに便利である。もちろんこの場合も、早送り再生する
ディスクを交換する操作や、収納位置を考慮するという
ことは不要になる。
【0109】そしてこの場合は、シリーズディスクとな
る各ディスクの収納位置も確認できることになるため、
シリーズのうちの或る1枚だけを再生させたい場合など
も便利である。即ち、ユーザーは図8の動作で分割画面
によるシリーズ早送り再生を実行させていった後に、そ
の中で或るディスクのみを再生させたい場合などは、分
割画面の表示により、そのディスクがどの収納位置にあ
るか、つまりディスクナンバが何であるかが分かるた
め、例えばディスク選択キー9などを用いてディスクを
指定して再生させることができる。
【0110】なお、この図8の動作例でも、シリーズの
各ディスクについてリードアウトに達するまで早送り再
生を実行するようにしたが、ディスクの途中まで早送り
再生した時点でも、ユーザー操作などに応じて次のディ
スクの早送り再生に移るようにしてもよい。
【0111】さらに、早送り再生中にユーザーが再生キ
ー5やシリーズ再生キー22などの何らかの操作を行な
うことで、その位置から通常のシリーズ再生動作に移る
ようにすることも可能である。この場合、再生動作は分
割画面の所定の表示位置AR内で縮小させて実行するよ
うにしてもよく、また分割のない通常の画面状態に切り
換えるようにしてもよい。またユーザー操作に基づいて
早送り再生速度を可変できるようにしてもよい。
【0112】また、分割画面のレイアウト等はもちろん
各種考えられる。設定される表示位置は再生装置のディ
スク収納可能枚数に基づいて設定すればよい。さらに、
分割画面としては、必ずしも収納可能枚数と一致させる
必要はない。例えば収納されたディスクのうちのシリー
ズディスクの枚数に応じて分割画面が設定されるように
してもよい。例えば2枚組のシリーズディスクが装填さ
れていた場合は、2つの表示位置を設定して、各ディス
クからの映像が表示されるようにしてもよい。
【0113】さらに、分割画面による表示は早送りだけ
ではなく、通常のシリーズ再生でも分割画面を用いるよ
うにすることもできる。また本発明ではシリーズディス
クについて順次再生又は早送り再生が行なわれるように
したが、シリーズディスクの最後のディスクの最終部分
から第1番目のディスクの最初の部分まで、逆方向に早
戻し再生が実行されるようにすることもできる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生装置
は、シリーズディスク判別手段により収納されたディス
クのうちでシリーズディスクを判別し、また再生順序判
別手段で、各シリーズディスクの再生順序を判別し、再
生制御手段はこれらの判別に基づいて自動的にシリーズ
ディスクが正しい順序で再生されるように構成してい
る。これによってユーザーは、シリーズとなる各ディス
クの収納位置を考えながら再生装置に収納する必要はな
く、また次のディスクに移る際にディスク交換操作を行
なう必要はない。もちろんどの収納位置に何番目のディ
スクが装填されているかを覚えておく必要もない。従っ
て映画ソフトなどのシリーズディスクの再生を面倒な
く、しかも操作などを気にしないで楽しむことができる
という効果がある。また再生制御手段が、シリーズディ
スクとなる各ディスクについて順次早送り再生を実行さ
せることで、ユーザーは容易にシリーズディスクの詳し
い内容確認ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の再生装置の外観の説明図であ
る。
【図2】実施例の再生装置のブロック図である。
【図3】実施例のシリーズ再生処理のフローチャートで
ある。
【図4】実施例のシリーズ早送り再生処理のフローチャ
ートである。
【図5】実施例の早送り再生動作の説明図である。
【図6】実施例のシリーズ早送り再生時の表示状態の説
明図である。
【図7】実施例の他のシリーズ早送り再生処理のフロー
チャートである。
【図8】実施例の分割画面によるシリーズ早送り再生処
理のフローチャートである。
【図9】実施例の分割画面によるシリーズ早送り再生時
の表示状態の説明図である。
【図10】CD−ROMのXA仕様のフォーマットの説
明図である。
【図11】ビデオCDのビデオデータの説明図である。
【図12】ビデオCDの画像サイズの説明図である。
【図13】ビデオCDのトラック構造の説明図である。
【図14】ビデオCDのディスク上の構造の説明図であ
る。
【図15】ビデオCDのディスクインフォメーションの
説明図である。
【符号の説明】 1 再生装置 3 表示部 5 再生キー(セレクトキー) 9 ディスク選択キー 10 後方頭出しキー(プリビアスキー) 11 前方頭出しキー(ネクストキー) 12 リターンキー 13 +/−選択キー 20 ダイジェストキー 21 ダイジェストモードキー 22 シリーズ再生キー 23 シリーズ早送り再生キー 24 シリーズダイジェスト早送り再生キー 25 赤外線受信部 30 ディスクトレイ 301 〜305 収納位置 34 光学ヘッド 36 RFアンプ 37 サーボ回路 38 デコーダ部 39 CD−ROMデコーダ 40 MPEGオーディオデコーダ 41 オーディオRAM 42 MPEGビデオデコーダ 43 ビデオRAM 44,49 スイッチ部 45,47 D/A変換器 46 オーディオ出力端子 48 RGB/NTSCエンコーダ 50 OSD処理部 51 ビデオ出力端子 52 CD−Gデコーダ 53 システムコントローラ 54 RAM 55 バックアップ電源 56 操作部 AR1〜AR5 表示位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納位置のそれぞれに、映像又は
    音声データが記録されたディスクを収納し、選択的に再
    生を行なうことができる再生装置において、 収納された各ディスクに記録されている管理情報によ
    り、収納された各ディスクのうちで同一シリーズの複数
    のディスクを判別するシリーズディスク判別手段と、 同一シリーズの各ディスクに記録されている管理情報に
    より、同一シリーズの各ディスクについての再生順序を
    判別する再生順序判別手段と、 前記シリーズディスク判別手段及び前記再生順序判別手
    段による判別情報に基づいて、同一シリーズである複数
    のディスクが再生順序どおりに順次再生されるように制
    御を行なう再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記再生制御手段は、同一シリーズであ
    る複数のディスクが再生順序どおりに順次早送り再生さ
    れるように制御を行なうことが可能とされていることを
    特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生制御手段は、同一シリーズであ
    る複数のディスクを再生順序どおりに順次再生又は早送
    り再生させる際に、各ディスクからの再生映像が一画面
    上でそれぞれ異なる所定の表示位置に縮小表示されるよ
    うに映像信号出力を実行させることができるように構成
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の再生装置。
JP27178294A 1994-10-11 1994-10-11 再生装置 Pending JPH08111082A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108122A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Nikon Corp 画像再生装置
US7818443B2 (en) 2000-12-01 2010-10-19 O2Micro International Ltd. Low power digital audio decoding/playing system for computing devices
US7890741B2 (en) 2000-12-01 2011-02-15 O2Micro International Limited Low power digital audio decoding/playing system for computing devices
JP2013089275A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Hitachi-Lg Data Storage Inc データライブラリ装置

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