JP2000105964A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2000105964A
JP2000105964A JP10275307A JP27530798A JP2000105964A JP 2000105964 A JP2000105964 A JP 2000105964A JP 10275307 A JP10275307 A JP 10275307A JP 27530798 A JP27530798 A JP 27530798A JP 2000105964 A JP2000105964 A JP 2000105964A
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video
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Koen Ichimura
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PBC再生における待機時間中の電力ロスや
ノイズの解消。 【解決手段】 PBC動作で待機時間情報に基づいて再
生動作の進行が待機される場合に、その待機時間情報か
ら待機時間長を判別し、その判別結果に応じて、待機開
始時点から駆動読出手段内の一部又は全部の部位の駆動
を停止させるようにして、待機状態にあるときに不要な
電力消費を解消し、また待機中の不要な動作によるノイ
ズを解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオCDなど
の、映像又は音声による単位データ及び各単位データの
再生動作を制御する管理情報を有する記録媒体について
再生することのできる再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD−DA(CD−デジタルオーディ
オ)やビデオCDなど、いわゆるROMタイプの多様な
ディスクメディアが普及している。CD−DAではデジ
タル音声データを記録して音楽等を高音質で楽しめるよ
うにされており、またこのCD−DAの一種としてサブ
コードデータ内に静止画像データも記録したCD−Gも
知られている。さらにいわゆるCD−ROMの一種とし
てデジタル音声データとともに動画データや静止画デー
タを記録したビデオCDも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでビデオCDで
は、いわゆるプレイバックコントロール機能を備えたも
のがある。プレイバックコントロールとは、ビデオCD
に記録されているリスト情報を用いてトラック等の再生
動作を実現するもので、簡易なインターラクティブな再
生を実現するものである。リスト情報としては主にセレ
クションリストとプレイリストが設けられ、各リストが
階層構造として構築されている。再生動作としては、ま
ずセレクションリストによって或るメニュー画面が出力
される。そしてユーザーはメニュー画面に応じて選択操
作を行なうことで、そのセレクションリストの中で或る
プレイリストが選択される。プレイリストには再生すべ
き内容(例えばトラックナンバ)が記されており、或る
プレイリストが選択されたら、再生装置はそのプレイリ
ストに記されている内容の再生動作を行なうものとな
る。基本的にはこのような動作を行なうことで、ビデオ
CDをユーザーとの対話型のソフトウエアとすることが
できる。
【0004】このプレイバックコントロールによる再生
動作の場合、セレクションリストやプレイリストに従っ
て再生が進行されていくことになるが、対話型形式であ
ることによるユーザーの入力待ちや、或いはリスト上で
設定された待機時間などにより、一時的に再生進行が停
止されることがある。
【0005】ところがこのような待機時間は、ディスク
からのデータ読出等は不要であるため、ディスクの回転
動作やそれに伴う光学ヘッドのレーザ出力、サーボ制御
などは無駄な電力消費となり、また特に音声出力が中断
されることからディスク回転等に起因する動作ノイズが
目立って不快なものとなることがあった。そこで、例え
ば再生動作が待機状態に入ったらタイムカウントを行
い、或る一定時間経過しても再生動作が再開されないよ
うな場合に、ディスク回転動作等を停止させることが考
えられていた。ところが、このような制御の場合は、待
機状態のまま一定時間経過するまではディスク回転等の
動作は継続されることになるため、その期間は無駄な電
力消費やノイズが解消されないことになり、あまり効果
的な制御とはいえない。また待機時間の長さによって
は、逆に非効率的な動作となることがある。例えば待機
時間の長さが、上記一定時間よりわずかに長いような場
合は、ディスク回転等を停止させた後に、すぐにディス
ク回転等を再開させなければならず、起動のための比較
的大きな電力消費がよけいに発生してしまうこともあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、待機時間における無駄な電力消費やノイズ
を効果的に解消することを目的とする。
【0007】このために再生装置において、記録媒体を
駆動しながら記録媒体からの単位データ(例えばトラッ
クやプレイアイテム)及び管理情報(例えばリスト情
報)の読出を行うことができる駆動読出手段と、駆動読
出手段によって読み出された単位データとしての映像又
は音声のデータに所定の処理を施して再生情報として出
力する出力処理手段と、駆動読出手段によって読み出さ
れた管理情報に基づいて、駆動読出手段及び出力処理手
段による単位データの再生動作を制御するとともに、そ
の管理情報内の待機時間情報に基づいて、再生動作の進
行を待機させることができる再生制御手段と、待機時間
情報から再生制御手段によって再生動作の進行が待機さ
れる時間長を判別し、その判別結果に応じて、待機開始
直後から駆動読出手段内の一部又は全部の部位の駆動を
停止させる駆動停止制御手段とを備えるようにする。即
ち待機時間情報によって待機状態となる時間長を予め判
別し、その判別結果として、例えば時間長が所定時間以
上となる場合や、無制限時間となる場合には、待機状態
に入ってすぐに駆動手段に対する停止制御を行うように
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
ビデオCDとCD−DAについて映像/音声の再生が可
能とされた再生装置を説明する。ビデオCDとしてはプ
レイバックコントロール機能の付加されたものが存在す
るが、本例ではこれに対応する再生装置とする。説明は
以下の順序で行なう。 [I.ビデオCDのデータ構造] 1.データ形態 a.ビデオデータ b.オーディオデータ c.管理データ 2.トラック構造 3.セクター構造 4.ディスク上の配置 5.ディレクトリ構造 6.ビデオCDデータトラック a.PVD(基本ボリューム記述子) b.ビデオCDインフォメーション −b1− ディスクインフォメーション −b2− エントリーテーブル −b3− リストIDオフセットテーブル −b4− PSD(プレイシーケンスディスクリプタ) * プレイリスト * セレクションリスト * エンドリスト c.セグメントプレイアイテム [II.プレイバックコントロール(PBC)] 1 リスト構造 2 具体例 [III.再生装置の構成] 1 据置型チェンジャー再生装置の外観 2 据置型チェンジャー再生装置の回路ブロック 3 携帯型再生装置の外観 4 携帯型再生装置の回路ブロック [IV.再生動作制御] 1 プレイリストの再生 2 セレクションリストの再生
【0009】[I.ビデオCDのデータ構造] 1.データ形態 ビデオCD規格は、高能率符号化技術として標準化され
たMPEG方式を応用し、CD−ROMディスクから6
0分以上の動画像及び音声を再生することができるよう
にしたものである。これにより音楽、映画、カラオケな
どの家庭用ソフトウエアとして有用であるとともに、さ
らに、静止画も組み合わせて教育ソフト、電子出版ソフ
ト、ゲームソフトなどにも対応可能とされる。このビデ
オCDでは、動画データについてはMPEG方式でデー
タ圧縮するとともに、この動画データを圧縮したオーデ
ィオデータに多重化して記録している。さらに、所定の
領域には再生に必要な管理データが記録されている。図
10にビデオCD(XA仕様)のデータのフォーマット
を示している。
【0010】a.ビデオデータ 画像とオーディオの記録フォーマットとしては、図10
からわかるようにビデオデータに1.152Mbit/秒、オーデ
ィオデータに 64Kbit/秒〜384Kbit/秒が割り当てられて
いる。ビデオデータ(動画)の画素寸法は、NTSC信
号(29.97Hz) 及びフィルム(23.976Hz)の場合は352×
240画素、PAL信号(25Hz)の場合は352×288
画素となり、即ち図12のようになる。また、静止画の
画素数としては、NTSC方式の場合、標準レベルで3
52×240画素、高精細レベルで704×480画素
とされる。PAL方式の場合は、標準レベルで352×
288画素、高精細レベルで704×576画素とされ
る。
【0011】MPEG方式によるビデオデータ(動画)
の圧縮符号化は次のように行なわれる。圧縮前の映像信
号をNTSC方式とすると、このNTSC方式の場合1
秒間が30フレームの映像信号により構成される。MP
EG方式では、各映像信号(1フレーム)に対して平面
方向にブロック分け(横22ブロック分割、縦15ブロ
ック分割で、330ブロック)を行ない、各ブロックの
データをDCT変換し、さらにビット数を減らすために
再量子化を行なう(高域成分を0にする)。そして、ブ
ロックを1フレームの画面左上となるブロックからジグ
ザグとなるようにブロック順を並び代え、ランレングス
コーディングを行なってさらにビット数の圧縮を行なう
ようにしている。
【0012】このように圧縮処理される映像信号の各フ
レームについては、その時間的に前後となるフレームで
は映像情報として非常に似たものであり、これを利用し
てさらに情報の圧縮が行なわれ、圧縮度の異なる3種類
の映像データ(1フレームの映像データ)が設けられ
る。これらは、Iピクチャー(Intra Picture) 、Pピク
チャー(Predicted Picture) ,Bピクチャー(Bidirecti
onally predicted Picture) と呼ばれる。
【0013】そして、1秒間についての30枚の各フレ
ームついて、一般的には図11(a)のようにIピクチ
ャー,Pピクチャー,Bピクチャーが並ぶことになる。
例えばこの場合、15フレーム間隔のフレームがIピク
チャーI1 ,I2 とされ、また、8枚のPピクチャー
P1 〜P8 、及び20枚のBピクチャーB1 〜B2
0がそれぞれ図示のように配置される。あるIピクチャ
ーから次のIピクチャーの前のフレームに至る区間をG
OP(Group of Picture)と呼ぶ。
【0014】Iピクチャーは上記したようにDCT変換
により符合化された正規の画像データである。Pピクチ
ャーは図11(b)のように、最も近いIピクチャー又
はPピクチャーから、動き補償を用いて符合化されて生
成される。例えばPピクチャーP1はIピクチャーI1
を用いて、また、PピクチャーP2 はPピクチャーP
1を用いて生成される。このため、PピクチャーはIピ
クチャーより圧縮されたものとなる。なお、順次前のI
ピクチャー又はPピクチャーから生成するため、エラー
が生ずると、エラーが伝搬してしまうことになる。
【0015】Bピクチャーは、図11(c)のように過
去及び未来の両方のIピクチャー又はPピクチャーを用
いて生成される。例えばBピクチャーB1 ,B2 はI
ピクチャーI1 とPピクチャーP1 を用いて生成さ
れ、BピクチャーB3 ,B4 はPピクチャーP1 と
PピクチャーP2 を用いて生成される。Bピクチャー
は最も圧縮されたデータとなる。また、データ生成レフ
ァレンスとはならないため、エラーが伝搬されることは
ない。
【0016】MPEGのアルゴリズムでは、Iピクチャ
ーの位置や同期を選択することが許されており、この選
択はランダムアクセス度やシーンカット等の事情から決
定される。例えばランダムアクセスを重視すれば、図1
1(a)のように少なくとも1秒間に2枚のIピクチャ
ーが必要となる。さらに、Pピクチャー、Bピクチャー
の頻度も選択可能であり、これはエンコード手段のメモ
リー容量などに応じて設定されるものである。
【0017】また、MPEG方式におけるエンコード手
段は、デコーダにおいて効率が良くなるように映像デー
タストリームを再配置して出力するようにしている。例
えば図11(a)の場合において、表示すべきフレーム
順序(デコーダ出力順序)は、図11(a)下部に示し
たフレーム番号どおりとなるが、デコーダがBピクチャ
ーを再合成するためにBピクチャーより前時点でレファ
レンスとなるPピクチャーが必要となる。このためエン
コーダ側では、図11(d)のフレーム順序を図11
(e)のように並べ換えて、これを映像データストリー
ムとして伝送するようにしている。
【0018】b.オーディオデータ MPEGのオーディオデータフォーマットは 32kbit/秒
〜448Kbit/秒までの広範囲な符号化速度に対応してい
る。ただし、ソフト簡易製作と高音質化を鑑みてトラッ
ク2以降の動画トラックについては224Kbit/秒としてい
る。標本化周波数はCD−DAと同様に44.1KHz であ
る。
【0019】c.管理データ ビデオCDにはビデオデータ、オーディオデータの他
に、これらの再生動作の各種コントロールを行なう管理
データが記録される。即ち、CD−DAと同様にTOC
及びサブコードが記録されて、TOCにはトラック数、
各トラックの開始位置(絶対時間)などが示され、また
サブコードには各フレームでの絶対時間(絶対アドレ
ス)としてAMIN(分),ASEC(秒),AFRA
ME(フレーム番号)や、トラック内の経過時間として
MIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番
号)が示される。
【0020】さらにビデオCDには第1トラックがビデ
オCDデータトラックとして用いられ、各種管理情報が
記録される。後述するプレイバックコントロール動作
も、ビデオCDデータトラック内のデータを用いて実現
される。ビデオCDデータトラックについては、後に詳
述する。
【0021】2.トラック構造 例えば音楽などにおいて1曲の単位データとなるビデオ
及びオーディオデータが記録されるトラックのデータ構
造は図13(a)のようになる。CD−DAのようにト
ラックナンバで検索することを想定し、1トラックの先
頭には150セクタのポーズマージンがとられている。
さらにポーズマージンに続く15セクターはフロントマ
ージン、またトラックの最後の15セクターはリアマー
ジンとして空データ領域とされる。
【0022】フロントマージンとリアマージンの間がM
PEGデータ領域とされる。MPEGデータ領域には、
図13(b)のように映像データとなるセクターVと音
声データとなるセクターAが平均して6:1の比率で配
置されるように、インターリーブにより時分割的に多重
化されて記録されることになる。
【0023】3.セクター構造 トラック内において1つのデータ単位となるセクターの
構造は図14に示される。図14(a)はセクターの基
本構成を示す。1セクターはパックヘッダとパックデー
タから成る2324バイトのパックにより形成される。
セクターの先頭には、12バイトのパックヘッダが設け
られ、残りの2312バイトが1パケットとされる。パ
ックヘッダには、まず4バイトのパックスタートコード
が配され、続いて5バイトのシステムクロックレファレ
ンス(SCR)が設けられ、最後に3バイトのMUXレ
ートが設けられる。
【0024】システムクロックレファレンス(SCR)
は、一種の絶対時間を意味するコードであり、このSC
Rを基準として後述するPTS(Presentation Time St
amp:画像出力開始時刻) が決められる。このSCR
は、SCR(i) =C+i*1200、とされる。iは映像デ
ータストリーム内でのセクターのインデックスナンバー
であり、これは先頭のフロントマージン部分では『0』
とされている。Cは定数で常に『0』である。また1200
は75Hzセクターで90KHz のシステムクロック時の値(90
000/75=1200)である。なお、このパックヘッダは映像デ
ータの全てのセクターVにおいて設けられるものであ
る。
【0025】1パックで構成されるセクターにはこのよ
うなパックヘッダが設けられるが、セクターがビデオデ
ータを記録するセクターとされる場合はパックヘッダに
続く2312バイトのパケットは、一例として図14
(b)のように構成される。まずパックヘッダに続く1
8バイトにパケットヘッダが設けられる。パケットヘッ
ダの先頭の3バイトはパケットスタートコードとされ
る。そして1バイトのID、2バイトのパケット長、2
バイトのSTD(system target decorder)、5バイトの
PTS、5バイトのDTS(decoding time stamp) が記
録される。画像出力開始時刻であるPTSは、音声デー
タと同期をとるようにセットされる。またDTSはデコ
ード開始時刻を示すものである。
【0026】このパケットヘッダに続く2294バイト
がビデオパケットとされ、実際のビデオデータが記録さ
れる。つまり上述したようにIピクチャー、Pピクチャ
ー、Bピクチャーによる映像データストリームが記録さ
れる。なお、ビデオセクターが連続している区間におい
て最初のビデオセクターでは、ビデオパケットはこのよ
うに2294バイトとされるが、以降の連続するビデオ
セクターではパケットヘッダにおけるSTDを省略で
き、ビデオパケットは2296バイトに拡張される。
【0027】セクターがオーディオデータを記録するセ
クターとされる場合は、パックヘッダに続く2312バ
イトのパケットは、一例として図14(c)のように構
成される。まずビデオセクターと同様にパックヘッダに
続いてパケットヘッダが設けられるが、このパケットヘ
ッダは3バイトのパケットスタートコード、1バイトの
ID、2バイトのパケット長、2バイトのSTD、5バ
イトのPTSの13バイトで構成される。そしてオーデ
ィオパケットとして2279バイトを割り当てて圧縮さ
れたデジタルオーディオデータが記録されるようにして
いる。このオーディオパケットの後ろに20バイトの空
きエリアを付加して2324バイトの1パック(1セク
ター)が構成される。
【0028】セクターはこのように構成されており、こ
のなかで同期のための時間情報はSCR,DTS,PT
Sとなる。つまり、1つのトラックには図13(b)の
ようにビデオセクターVとオーディオセクターAが時系
列的に並ぶために、この同期をとることが必要である
が、この同期処理のためにSCR,DTS,PTSが用
いられる。即ち、SCRを基準クロックとして、各セク
ターでDTSにおいてビデオパケット又はオーディオパ
ケットのデコードを開始する時刻が示される。さらに、
PTSで出力(表示又は音声出力)を行なう時刻が示さ
れる。このようにビデオセクターとオーディオセクター
は、これらの時間情報により互いに同期がとれるように
構成されている。
【0029】4.ディスク上の配置 CD−DA及びビデオCDのディスク上の構造を図15
に示した。CD−DAでは図15(a)のようにディス
ク最内周側にリードインエリアが設けられ、ここにTO
Cデータが記録されている。TOCデータとしては、各
トラックの開始位置やトラック数、演奏時間等が記録さ
れている。リードインエリアに続いてトラックデータが
トラック#1〜トラック#nとして記録され、最外周位
置にリードアウトエリアが設けられている。各トラック
には44.1KHz サンプリングで16ビット量子化のデジタ
ルオーディオデータがサブコードデータとともに記録さ
れる。
【0030】一方、ビデオCDのディスク上の構造は図
15(b)に示される。ビデオCDの場合も、CD−D
Aとほぼ同様に、ディスク最内周側にリードインエリア
が設けられ、TOCデータが記録されている。そしてリ
ードインエリアに続いてトラック#1〜トラック#nが
記録され、最外周位置にリードアウトエリアが設けられ
ている。
【0031】ただしビデオCDの場合、トラック#1は
第1トラックとしての実際の映像又は音声データの記録
には用いられておらず、ビデオCDデータトラックとし
て使用されている。そして、トラック#2〜トラック#
nに実際の映像/音声データが記録される。即ちトラッ
ク#2〜トラック#nは図14で説明したようなビデオ
セクター及びオーディオセクターによって図13のよう
に構成されている。また、ビデオCDの場合、オーディ
オデータのみが記録されたトラックを設けることもで
き、その場合はCD−DAと同様の44.1KHz サンプリン
グで16ビット量子化のデジタルオーディオデータが記
録される。
【0032】なお、CD−DA、ビデオCDのいづれ
も、トラック数は最大99まで可能となる。従ってCD
−DAの場合、最大99曲、ビデオCDの場合最大98
シーケンスが記録できる。シーケンスとは動画の連続し
た1つの区切りのことであり、例えばカラオケなどの画
像が記録されていた場合、1曲(1トラック)が1シー
ケンスであり、また映画の場合は通常1ディスクが1シ
ーケンスとなる。
【0033】トラック#1を用いたビデオCDデータト
ラックには、図15(b)下段に示すようにPVD(基
本ボリューム記述子)、カラオケベーシックインフォメ
ーションエリア、ビデオCDインフォメーションエリ
ア、セグメントプレイアイテムエリア、その他のファイ
ル(CD−Iアプリケーションプログラム等)が用意さ
れている。これらについては後述する。
【0034】5.ディレクトリ構造 ビデオCDのディレクトリ構造を図16に示す。図15
(b)に示したビデオCDにおいてはディレクトリ構造
として図16のように、ビデオCDディレクトリ、MP
EGオーディオ/ビデオ、CD−DA、セグメント、C
D−I、カラオケ、EXTが要求される。ビデオCDデ
ィレクトリは図15(b)の第1トラック(トラック#
1)内におけるビデオCDインフォメーションエリアに
記録されるものであり、ディスクインフォメーション、
エントリーテーブル、リストIDオフセットテーブル、
プレイシーケンスディスクリプタが設けられる。これら
各々については後述する。
【0035】MPEGオーディオ/ビデオは即ちオーデ
ィオ/ビデオのシーケンスデータであり、つまり最大9
9トラックが記録できるビデオCDではトラック#2〜
トラック#99までの最大98個のシーケンスデータと
なる。
【0036】セグメントとは最大1980単位記録でき
るセグメントプレイアイテム#1〜#1980であり、
これはトラック#1内におけるセグメントプレイアイテ
ムエリアに記録される。
【0037】さらに、トラック#1内におけるCD−I
アプリケーションプログラムは、そのディレクトリファ
イルが、CD−Iとして、ディレクトリ構造に組み込ま
れ、またカラオケベーシックインフォメーションエリア
が使用される場合は、そのディレクトリファイルが、カ
ラオケとして、ディレクトリ構造に組み込まれる。オー
ディオデータのみが記録されたトラックを設ける場合
は、そのディレクトリファイルが、CD−DAとして、
ディレクトリ構造に組み込まれ、また、PSD_X.V
CD及びLOT_X.VCDが使用される場合は、その
ディレクトリファイルが、EXTとして、ディレクトリ
構造に組み込まれる。
【0038】6.ビデオCDデータトラック ビデオCDにおいては上述したようにトラック#1がビ
デオCDデータトラックとして使用される。そして、図
15を用いて上述したように、この領域にPVD(基本
ボリューム記述子)、カラオケベーシックインフォメー
ションエリア、ビデオCDインフォメーションエリア、
セグメントプレイアイテムエリア、その他のファイル
(CD−Iアプリケーションプログラム等)が設けられ
る。
【0039】図15(b)に示したようにPVDはディ
スク上の絶対時間アドレス00:02:16(分/秒/
フレーム)からの位置に配置される。またカラオケベー
シックインフォメーションエリアは絶対時間アドレス0
0:02:16からの位置に配置される。ビデオCDイ
ンフォメーションエリアは絶対時間アドレス00:0
4:00からの位置に配置される。そして、セグメント
プレイアイテムエリアはビデオCDインフォメーション
エリア内で示される位置から、またCD−Iアプリケー
ションプログラムはPVD内で示される位置から、それ
ぞれ配置される。
【0040】a.PVD(基本ボリューム記述子) ディスク上の絶対時間アドレス00:02:16からの
位置に配置されるPVD(基本ボリューム記述子)の構
造は図17のとおりである。まず、ボリューム構造スタ
ンダードIDとして『CD001』というデータが記録
される。続いてシステム認識子、ボリューム認識子、ア
ルバムのボリューム数、アルバムセットシーケンス番号
が記録される。1つのアルバムは1枚のディスクから構
成される場合と複数のディスクから成る場合があるが、
アルバムのボリューム数はその1つのアルバムにおける
ディスクの数となる。そして、そのうちの何枚目のディ
スクであるかがアルバムセットシーケンス番号とされ
る。
【0041】そして論理ブロックサイズ、パステーブ
ル、パステーブルのアドレス、ルートディレクトリレコ
ードが記録される。また、アルバム認識子としてディス
クタイトルが記録され、続いて発行者、著者名が記録さ
れる。さらにアプリケーション認識子としてCD−Iの
アプリケーションネームが記録される。続いてコピーラ
イトファイル名、要約ファイル名、目録ファイル名、製
作日時、修正日時、満期日時、有効日時、ファイル構造
スタンダードバージョン番号、最後にXAラベルコード
が記録される。
【0042】b.ビデオCDインフォメーション ディスク上の絶対時間アドレス00:04:00から
は、ビデオCDインフォメーションが記録される。この
ビデオCDインフォメーションとしては、図18のよう
にディスクインフォメーション、エントリーテーブル、
リストIDオフセットテーブル、プレイシーケンスディ
スクリプタ(PSD)が設けられる。これらが図16に
示したビデオCDディレクトリにおける各ファイル構成
となる。
【0043】ディスクインフォメーションはビデオCD
インフォメーションの先頭位置である絶対時間アドレス
00:04:00から配置されている。エントリーテー
ブルは絶対時間アドレス00:04:01から配置され
る。リストIDオフセットテーブルは絶対時間アドレス
00:04:02から絶対時間アドレス00:04:3
3までの位置に配置される。プレイシーケンスディスク
リプタ(PSD)は絶対時間アドレス00:04:34
から配置され、最大で絶対時間アドレス00:07:6
4までとなる。
【0044】−b1− ディスクインフォメーション まず絶対時間アドレス00:04:00から配置される
ディスクインフォメーションについて説明する。ディス
クインフォメーションの領域は図19のような構造とさ
れる。
【0045】まず、第1〜8バイト目にビデオCDのシ
ステム認識子が記録される。続いて第9〜10バイト目
の2バイトでバージョン番号が記録される。バージョン
2.0 の場合『$0200』となる。続いて第11〜26
バイト目の16バイトで各ディスクに固有に与えられて
いるアルバム認識子が記録される。
【0046】第27〜28バイト目の2バイトにアルバ
ムでのボリューム数、続く2バイトにアルバムセットシ
ーケンス番号が記録される。1つのアルバムは1枚のデ
ィスクから構成される場合と複数のディスクから成る場
合があるが、アルバムのボリューム数はその1つのアル
バムにおけるディスクの数となる。そして、そのうちの
何枚目のディスクであるかがアルバムセットシーケンス
番号とされる。
【0047】第31〜43バイト目の13バイトに、動
画トラックのサイズマップが記録される。これは、各ト
ラック#2〜#99についてのデータがNTSC信号で
あるかPAL信号であるかを判別するデータである。即
ち13バイトのうちの最初のバイトのLSBはトラック
#2を示し、ここから最後のバイトのビット1までで、
各1ビットでトラック#99までのデータが記録され
る。各トラックに対応するビットについて『0』であれ
ばNTSCを、また『1』であればPALを示すことに
なる。
【0048】第44バイト目に1バイトでステータスフ
ラグが記録される。この1バイトではビット0〜ビット
7のうち、ビット0がカラオケベーシックインフォメー
ションのフラグとされる。ビット0が『0』であればカ
ラオケベーシックインフォメーションは存在せず、また
『1』であれば絶対時間アドレス00:03:00のセ
クターからカラオケベーシックインフォメーションが記
録されていることが示される。
【0049】第45〜48バイト目の4バイトに、PS
D(プレイシーケンスディスクリプタ)のバイトサイズ
が示される。図18のようにPSDは絶対時間アドレス
00:04:34から、最大で絶対時間アドレス00:
07:64までに記録され、バイトサイズは可変長であ
るためバイトサイズがここで示される。
【0050】後述するがPSDとは、プレイバックコン
トロールに用いる複数のリスト(セレクションリスト、
プレイリスト、エンドリスト、マルチデフォルトセレク
ションリスト)として構成されるものであり、各リスト
がPSDとして記録されている。なお、PSDが存在し
ないとき、つまりプレイバックコントロール機能が付加
されてないディスクの場合はこの4バイトは『0』とさ
れる。
【0051】第49〜51バイト目の3バイトに、ファ
ーストセグメントアドレスが示される。図15(b)に
示したようにセグメントプレイアイテムエリアのスター
トポイントはビデオCDインフォメーションエリアに記
録されると述べたが、この3バイトがそれに相当する。
【0052】セグメントプレイアイテムについては後述
するが、最大1980個のセグメントプレイアイテムを
図15に示したセグメントプレイアイテムエリアに記録
することができる。それぞれのセグメントプレイアイテ
ムとしてはプレイバックコントロールなどに用いられる
映像データや音声データが記録される。
【0053】第52バイト目の1バイトに、オフセット
乗数が記録される。これはPSD内における各リストの
アドレス算出に用いる乗数であり、この場合『8』に固
定されている。
【0054】第53〜54バイト目の2バイトにリスト
IDの数が示される。これは後述するリストIDオフセ
ットテーブルに記録されている有効なリストIDの数を
示すものとなる。
【0055】第55〜56バイト目の2バイトに、セグ
メントプレイアイテムエリアに記録されているセグメン
トプレイアイテムの数が示される。
【0056】第57〜2036バイト目の1980バイ
トに、セグメントプレイアイテムコンテンツテーブルが
記録される。これはセグメントプレイアイテムエリアに
記録されている各セグメントプレイアイテムの属性を示
すものである。即ちセグメントプレイアイテムは#1〜
#1980として最大1980個を記録することができ
るが、セグメントプレイアイテムコンテンツテーブル
は、各セグメントプレイアイテム#1〜#1980につ
いて1バイトづつ対応して、それぞれの属性データが記
録されている。1つのセグメントプレイアイテムに対応
する1バイトの各ビット(ビット0〜ビット7)につい
て、属性データは次のように定義されている。ただしビ
ット6,ビット7は未定義である。
【0057】ビット1,ビット0 『00』・・・・MPEGオーディオデータがない 『01』・・・・モノラルオーディオデータ 『10』・・・・ステレオオーディオデータ 『11』・・・・デュアルチャンネルオーディオデータ ビット4〜ビット2 『000』・・・・MPEGビデオデータがない 『001』・・・・NTSCサイズの標準レベル静止画デー
タ 『010』・・・・NTSCサイズの高精細レベル静止画デ
ータ 『011』・・・・NTSCサイズの動画データ 『100』・・・・未使用 『101』・・・・PALサイズの標準レベル静止画データ 『110』・・・・PALサイズの標準及び高精細レベル静
止画データ 『111』・・・・PALサイズの動画データ ビット5 『0』・・・・単独アイテム、又は連続アイテムの先頭アイ
テム 『1』・・・・連続アイテムのうちの第2以降のアイテム
【0058】このようなセグメントプレイアイテムコン
テンツテーブルに続く、ディスクインフォメーションの
第2037〜2048バイト目までは未定義とされてい
る。
【0059】−b2− エントリーテーブル 図18のようにビデオCDインフォメーションエリアに
おいて、絶対時間アドレス00:04:01からはエン
トリーテーブルが配置される。このエントリーテーブル
において、オーディオ/ビデオシーケンス内の所定のポ
イントをスタートポイントとしてエントリーしておくこ
とができる。従って、このエントリーテーブルには、エ
ントリーファイルであることのID、バージョン番号、
エントリー数等が記録され、実際のエントリーポイント
として最大500個のエントリーが記録される。つまり
エントリー#0〜エントリー#499までを設定でき
る。1つのエントリーは4バイトで構成され、そのうち
の1バイトでトラックナンバが示され、残りの3バイト
でセクターアドレス、即ちASEC,AMIN,AFR
AMEが示される。
【0060】−b3− リストIDオフセットテーブル ビデオCDインフォメーションエリアの絶対時間アドレ
ス00:04:02から00:04:33までのセクタ
ーにはリストIDオフセットテーブルが配される。
【0061】後述するPSDに記録されるプレイリスト
やセレクションリストは、それぞれ固有にリストIDが
付されている。このリストIDオフセットテーブルには
PSDにおける各リストの位置を示すオフセット量が示
されている。そしてユーザーが再生させたい所望のリス
トを指定したときは、このビデオCD再生装置はリスト
IDオフセットテーブルを参照することで、指定された
リストのPSD内における位置を把握し、リスト内容を
実行させることができる。
【0062】リストIDオフセットテーブルは図20の
ように最大32セクターで構成され、各2バイトづつで
オフセット量が示されており、64Kのオフセットが表
現される。後述するPSDのエリアは、絶対時間アドレ
ス00:04:34から最大で絶対時間アドレス00:
07:64までとされ、つまり最大で3秒31フレーム
のエリアとなる。これは256セクターに相当する。2
56セクターは512Kバイトである。
【0063】リストIDオフセットテーブルで表現され
る64Kのオフセットに8を乗じた数は512Kバイト
となる。『8』とは上記図25のディスクインフォメー
ションの第52バイト目のオフセット乗数である。つま
り、オフセットとは、1オフセットが8バイトに相当
し、従ってオフセット値にオフセット乗数『8』を乗じ
ることによってPSDエリアにおける所定の位置を、P
SD先頭位置(オフセット『0000』の位置)からの
バイトポジションとして示す数値となる。
【0064】まずスタートアップオフセットが記録され
る。これは『$0000』の値に固定されている。この
図20はリストIDの数がn個の場合であり、リストI
D1〜リストIDnについてそれぞれオフセット値が示
される。なお、必ずPSDの先頭に配されるリストID
1については、オフセット値は『$0000』の値に固
定されている。また、未使用のリストIDについてはオ
フセット値は『$FFFF』とされる。
【0065】−b4− PSD(プレイシーケンスディ
スクリプタ) 絶対時間アドレス00:04:34からPSDが設けら
れる。このPSDにはプレイリスト、セレクションリス
ト、エンドリスト、マルチデフォルトセレクションリス
トが記録されている。これらのリストは後述するプレイ
バックコントロールに用いられるもので再生内容や階層
分岐を示すデータが記録されている。プレイリストは下
階層への分岐のためのデータ(選択メニュー)含まず、
一連の再生すべき内容を指定しているリストである。一
方、セレクションリストは下階層への分岐のためのデー
タ(選択メニュー)を含むリストである。
【0066】なお、最初に再生されるべきリスト(プレ
イリスト又はセレクションリスト)はリストID1とさ
れ、PSDの先頭位置(オフセット『0000』の位
置)に記録される。
【0067】* プレイリスト 一連の再生すべき内容を指定しているプレイリストは、
図21のように構成されている。まず、1バイトのプレ
イリストヘッダが設けられ、プレイリストであることが
示される。続いてナンバオブアイテムとして、このプレ
イリストに記録されているプレイアイテムの数が示され
る。プレイアイテムとは再生すべき内容を示すデータで
あり、プレイアイテム#1ナンバ〜#Nナンバとしてそ
のプレイアイテムを指定するデータがプレイリストに記
録される。ナンバオフアイテムに続いて2バイトで、各
リストに固有のリストIDが記録される。
【0068】続いて2バイトづつ、プリビアスリストオ
フセット、ネクストリストオフセット、リターンリスト
オフセットが記録される。プリビアスリストオフセット
は、プリビアス操作がなされた場合に進むべきリストの
位置(オフセット)を示しているものである。例えばリ
ストが階層化される場合などで、プリビアスリストオフ
セットで1段上位のリストの位置が指定されていれば、
ユーザーは、プリビアス操作で前のリストによる動作状
態に戻すことができる。プリビアスリストオフセットが
『$FFFF』であるときは、プリビアス動作は禁じら
れる。
【0069】ネクストリストオフセットは、当該プレイ
リストによって指定された再生動作が終了した際、又は
ネクスト操作がなされた際に、連続して進むべきリスト
の位置を示している。ネクストリストオフセットが『$
FFFF』であることは禁止されている。
【0070】リターンリストオフセットはリターン操作
がなされた場合に進むべきリストの位置を示しているも
のである。例えばリストが階層化される場合などにおい
て、リターンリストオフセットで最上位のリストの位置
が指定されていれば、ユーザーはリターン操作で最上位
のリストによる動作状態まで戻すことができる。
【0071】続いて、2バイトのプレイングタイム、1
バイトのプレイアイテムウエイトタイム、1バイトのオ
ートポーズウエイトタイムが記録される。プレイングタ
イムはこのプレイリストに基づく再生動作のセクター数
を示す。即ち図22に示すように、プレイングタイムの
値が「0」であるときは、プレイアイテムを終了まで再
生することを指示するものとなり、一方、プレイングタ
イムの値が「1」〜「$FFFF」であるときは、その
プレイアイテムについて、(プレイングタイム値)×5
セクターの再生を指示するものとなる。
【0072】プレイアイテムウエイトタイムは各プレイ
アイテムの再生終了時の待機時間、例えば次のプレイア
イテムの再生開始間での待機時間を示している。また、
オートポーズウエイトタイムは、オートポーズ動作にお
ける待機時間を示している。オートポーズとは、プレイ
アイテム(動画)の再生中に、トリガビットがオンとさ
れたセクタで自動的にポーズ状態に制御する動作であ
り、このポーズ状態の時間長がオートポーズウエイトタ
イムで示されることになる。
【0073】このプレイアイテムウエイトタイム、及び
オートポーズウエイトタイムとして記録される値は図2
3のように定義されている。記録されているウエイトタ
イム値=0($00)の場合は待機時間なしとされる。
記録されているウエイトタイム値が1($01)〜60
($3C)のいづれかであるときは、その数値はそのま
ま秒を示すことになる。例えばウエイトタイム値=30
であれば30秒が待機時間とされる。記録されているウ
エイトタイム値が61($3D)であるときは待機時間
は70秒、62($3E)であるときは待機時間は80
秒とされる。つまり61以上のウエイトタイム値nにつ
いては、{(n−60)×10+60}秒という定義で
待機時間が表現されている。そしてウエイトタイム値が
$FEであるときが最大の待機時間となり、つまり、$
FE=254であるため、{(254−60)×10+
60}=2000秒となる。ウエイトタイム値が$FF
とされている場合は、待機時間は無限(ユーザーの操作
待ち)とされる。
【0074】図21のプレイリストの最後には、再生さ
れるべきプレイアイテム#1〜#Nについてのナンバー
が各2バイトで示される。このプレイアイテムナンバー
(PIN)は図24のように定義されている。
【0075】PIN=『0』又は『1』のときは、その
プレイアイテムは何も再生しないものとされる。PIN
=『2』〜『99』のときは、そのPINはトラックナ
ンバを示す。例えばPIN=『5』であれば、そのプレ
イアイテムはトラック#5を再生するプレイアイテムと
なる。
【0076】PIN=『100』〜『599』のとき
は、その(PIN−100)の値がエントリーテーブル
におけるエントリーを示す。上述したようにエントリー
テーブルとしてはエントリー#0〜#499として最大
500個のエントリーポイントを示すことができるが、
その(PIN−100)の値として#1〜#500のい
づれかのエントリーナンバーが指定される。
【0077】PIN=『1000』〜『2927』のと
きは、その(PIN−999)の値がセグメントプレイ
アイテムのナンバーを示す。セグメントプレイアイテム
エリアにおいてはセグメントプレイアイテム#1〜#1
980として最大1980個のセグメントプレイアイテ
ムを記録できるが、(PIN−999)の値として#1
〜#1980のいづれかのセグメントプレイアイテムが
指定される。
【0078】PIN=『600』〜『999』及びPI
N=『2980』〜『$FFFF』は未定義である。
【0079】例えばプレイリストにおいて3つのプレイ
アイテムが記録され、プレイアイテム#1ナンバが『0
4』、プレイアイテム#2ナンバが『1001』、プレ
イアイテム#3ナンバが『102』であったとする。す
ると、このプレイリストによって実行される再生動作
は、まずトラック#4が再生され、続いてセグメントプ
レイアイテム#2が再生され、最後にエントリー#3に
よるエントリーポイントからの再生が行なわれることに
なる。
【0080】* セレクションリスト セレクションリストは選択メニューを再生させてユーザ
ーに進行すべき動作を選択させるためのリストであり、
その構成は図25のようになる。
【0081】まず、1バイトのセレクションリストヘッ
ダが設けられ、セレクションリストであることが示され
る。続いて未使用の1バイトをおいて、1バイトでこの
セレクションリストにおける選択肢数が記録される。選
択肢数は最大99個である。
【0082】次に選択肢の最初のナンバーが示される。
これは通常は『1』であるが、設定すべき選択肢が多
く、このため複数のセレクションリストを用いる場合
は、2つ目以降のセレクションリストでは、そのリスト
における最初の選択肢ナンバとなる。続いて2バイト
で、各リストに固有のリストIDが記録される。
【0083】続いてプレイリストと同様に、2バイトづ
つ、プリビアスリストオフセット、ネクストリストオフ
セット、リターンリストオフセットが記録される。つま
り、プリビアスリストオフセットは、プリビアス操作が
なされた場合に進むべきリストの位置(オフセット)を
示し、またプリビアスリストオフセットが『$FFF
F』であるときは、プリビアス動作は禁じられる。また
ネクストリストオフセットは、ネクスト操作がなされた
際に、連続して進むべきセレクションリストの位置を示
している。連続して進むべきリストが存在しない場合
は、ネクストリストオフセットは『$FFFF』とされ
る。さらに、リターンリストオフセットはリターン操作
がなされた場合に進むべきリストの位置を示している。
【0084】例えば複数のセレクションリストで1つの
選択が行なわれるように設定されている場合はこれらが
効果的に用いられる。例えば、選択肢が12個設定さ
れ、3つのセレクションリストでそれぞれ各4つづつ選
択肢が設定される場合は、プリビアスリストオフセット
とネクストリストオフセットで各セレクションリストを
前後に連続させることにより、ユーザーはプリビアス操
作/ネクスト操作で所望の選択肢を探していくことがで
きる。
【0085】さらにデフォルトリストオフセットが記録
される。これはユーザーが選択を行なわずに実行操作を
行なった場合に進むべきリストの位置を示している。ま
た、タイムアウトリストオフセットが記録される。これ
はユーザーが再生されている選択メニューに対して何等
入力を行なわずに所定時間経過した場合に進むべきリス
トの位置を示している。タイムアウトリストオフセット
が『$FFFF』である場合は、入力が行なわれずに所
定時間経過した時点で、選択メニューに示された選択肢
の中からランダムに特定の選択肢が選択されて、そのリ
ストに進むことになる。
【0086】続いて、ウエイトタイムフォータイムアウ
トが記録される。ユーザーによる入力がなされないま
ま、ここに記録されたウエイトタイムを経過するとれは
上記タイムアウトリストオフセットに進むことになる。
ウエイトタイムフォータイムアウトに記録される値の定
義は、上記図23で示したプレイアイテムウエイトタイ
ム等と同様となる。
【0087】続いてループカウント及びジャンプタイミ
ングが示される。ループカウントは、このリストにおけ
るプレイアイテムの繰り返し再生回数を示す。またジャ
ンプタイミングは、選択操作がなされた後の次のリスト
に進むタイミングを示す。このループカウント及びジャ
ンプタイミングとしての1バイトの定義は図26のよう
になる。まずビット0〜6がループカウントとされ、そ
の値が「0」のときは無限ループ、値が「1」〜「12
7」のときは、その値の回数だけループされる。またビ
ット7がジャンプタイミングとされ、値が「0」のとき
は、選択操作時にその時点で再生されているプレイアイ
テムの再生を停止して、すぐに選択されたセレクション
オフセット(後述)に示されるリストの再生に進むこと
が指示されるものとなる。一方、ビット7の値が「1」
のとキーは、選択操作時には、その時点で再生されてい
るプレイアイテムの再生の終了をまってから、選択され
たセレクションオフセットに示されるリストの再生に進
むことが指示されるものとなる。
【0088】続いてプレイアイテムナンバ(PIN)が
示される。これは、このセレクションリストの実行状態
において再生されるべきプレイアイテムを上述した図2
4の定義によって示している。セレクションリストで再
生されるものは、通常メニュー画面である。このためセ
グメントプレイアイテムとしてメニュー用のビデオデー
タが記録されており、各セレクションリストにおいて特
定のセグメントプレイアイテムが指定される場合が多
い。例えばこのセレクションリストに対応するメニュー
画像データがセグメントプレイアイテム#4として記録
されている場合は、プレイアイテムナンバ(PIN)は
『1003』となる。セレクションリストにはこのよう
に1つのPINが設けられる。
【0089】最後に、実際に選択肢内の選択によって実
行される動作を示すために各2バイトづつでセレクショ
ン#BSNオフセット〜セレクション#(BSN+NO
S−1)オフセットが各2バイトで示される。なおBS
Nはセレクションリストの4バイト目に記録される選択
肢の最初のナンバ、NOSはセレクションリストの3バ
イト目に記録される選択肢数である。従って選択肢1〜
4を有するセレクションリストでは、セレクション#1
オフセット〜セレクション#4オフセットが記録され
る。
【0090】この各セレクションオフセットはその選択
肢が選択された場合に進むべきリスト(セレクションリ
スト又はプレイリスト)の位置が示される。例えば、メ
ニュー表示に対してユーザーが選択肢2を選択した場合
は、セレクション#2オフセットに示されたリストに進
むことを指定する。
【0091】* エンドリスト エンドリストはアプリケーションの終端を示す。エンド
リストの構成は8バイトとされ、1バイトがエンドリス
トヘッダ、7バイトが『$00』とされている。
【0092】c.セグメントプレイアイテム 図15のようにビデオCDデータトラックには、セグメ
ントプレイアイテムエリアが設けられる。セグメントプ
レイアイテムエリアのスタートポイントは、図19のデ
ィスクインフォメーションの第49〜51バイト目の3
バイトに示される。
【0093】セグメントプレイアイテムとしては、セグ
メントプレイアイテムエリアにおいて最大1980個を
記録することができる。そして各セグメントプレイアイ
テムは、それぞれ静止画データ、動画データ、音声デー
タなどで自由に生成することができる。1つのセグメン
トは150セクターで構成される。そして各セグメント
プレイアイテムは単独アイテムとして再生されるデータ
としてもよいし、複数で連続的に再生されるアイテムと
してもよい。
【0094】各セグメントプレイアイテムについては、
上述したように、ディスクインフォメーショの第57〜
2036バイト目のセグメントプレイアイテムコンテン
ツテーブルによってデータ属性が示される。このセグメ
ントプレイアイテムを用いて上記したようにセレクショ
ンリストのメニュー画面などを用意することができる。
【0095】[II.プレイバックコントロール(PB
C)] 1 リスト構造 上述のようにプレイリスト及びセレクションリストが設
けられることによって、ビデオCDではいわゆるプレイ
バックコントロール(PBC)を実現できる。これはビ
デオCDは、動画と静止画及び音声を組み合わせた簡易
な対話型ソフトウエアとして実現する機能である。
【0096】すなわち、セグメントプレイアイテムエリ
アに、セグメントプレイアイテムとしていくつかのメニ
ュー画面となる静止画データを用意し、セレクションリ
ストによっていくつかの分岐再生を可能とするととも
に、分岐によって選ばれたプレイアイテムをプレイリス
トに従って再生するものである。つまりセレクションリ
ストとプレイリストにより階層化したディスクリプショ
ンファイルを形成し、ユーザーの選択に応じて下位の階
層の階層に進んでいって、所要の再生動作を実行させて
いくものである。
【0097】基本的なリスト構造としては、最上位にセ
レクションリストを配し、そのセレクションリストによ
る選択肢としていくつかのプレイリストを配するものと
なる。例えば上述したセレクションリストのセレクショ
ン#1オフセット〜セレクション#3オフセットとして
それぞれ特定のプレイリストを指定する。そしてセレク
ションリストにおいてメニュー表示を実行させてユーザ
ーに選択させる。
【0098】ユーザーが例えばセレクション#3を選択
したら、セレクション#3オフセットに示されるプレイ
リストに進み、そのプレイリストのプレイアイテム#1
ナンバ〜#Nナンバとして示されるデータを再生するも
のである。例えば進んだプレイリストに1つのプレイア
イテム#1ナンバとしてトラック#5が指定されていた
ら、トラック#5の再生を実行することになる。
【0099】2 具体例 このようなプレイバックコントロール(PBC)動作の
具体例を図27及び図28で説明する。例えばこの例で
はビデオCDを英会話レッスンのソフトとしたものであ
る。今、ビデオCDインフォメーションエリア内におけ
る絶対時間アドレス00:04:34の位置からのPS
Dとして、図27のようにリストが記録されているとす
る。つまりセレクションリストS1,S2、プレイリス
トP1〜P5が記録されている。
【0100】各リストには、それぞれ図28に示すよう
にリストIDが付されている。即ちリストIDは、セレ
クションリストS1は$0001、セレクションリスト
S2は$0002、プレイリストP1は$0005、プ
レイリストP2は$0006、プレイリストP3は$0
007、プレイリストP4は$0003、プレイリスト
P5は$0004とされている。
【0101】プレイバックコントロール動作に入ると、
まずリストIDが$0001であるセレクションリスト
S1が機能する。セレクションリストS1による動作と
して、まずそこに記録されているプレイアイテムナンバ
(PIN)による再生が行なわれる。このPINには
『1000』という値が示されている。この『100
0』は、図24から理解されるように、セグメントプレ
イアイテム#1を示す数値であるため、セグメントプレ
イアイテムエリアに記録されているセグメントプレイア
イテム#1が再生される。
【0102】このセグメントプレイアイテム#1の再生
出力は図28にPB1として示すように英語レッスンの
コースを選択するための静止画メニュー画面となる。セ
レクションリストS1には3つの選択肢に対応するセレ
クション#1オフセット〜セレクション#3オフセット
が記録されており、従ってセグメントプレイアイテム#
1による再生出力映像により3つの選択肢が表示され
る。なお、図中『Sel#N』は、セレクション#Nオ
フセットを示すものとする。
【0103】この映像PB1に対してユーザーは所望の
選択肢ナンバーを入力することになる。選択肢ナンバー
1を入力したとすると、セレクション#1オフセットに
示されたリストに進む。セレクション#1オフセットは
『$0004』であり、この数値にオフセット乗数
『8』を乗じることで『$0020』が得られる。これ
は即ちPSD内におけるセレクションリストS2のオフ
セットバイトである。
【0104】そしてセレクションリストS2におけるP
INには『1001』という値が示されている。つまり
セグメントプレイアイテム#2を示す。これによってセ
グメントプレイアイテム#2が再生されることになる。
このセグメントプレイアイテム#2の再生出力PB6
は、英語レッスンの上級コースにおけるレッスンコース
1〜3を選択するための静止画メニュー画面となる。
【0105】これに対してユーザーが選択肢ナンバー1
を入力すると、セレクションリストS2におけるセレク
ション#1オフセットに示されたリストに進む。セレク
ション#1オフセットは『$0008』であり、この数
値にオフセット乗数『8』を乗じることで『$004
0』が得られる。即ちプレイリストP1に進む。
【0106】このプレイリストP1は、PIN#1の値
は『2』でトラック#2が指定されている。またPIN
#2の値は『3』でトラック#3が指定されている。こ
のためプレイリストP1に進むと、まずトラック#2が
再生され動画(及び音声)PB7が出力される。これは
上級コースレッスン1の動画及び音声とされている。ト
ラック#2の再生が終ると、続いてトラック#3が再生
され、動画(及び音声)PB8が出力される。
【0107】一方、セレクションリストS2によりメニ
ュー映像PB6が出力されている時点でユーザーが選択
肢ナンバー2を入力すると、セレクションリストS2に
おけるセレクション#2オフセットに示されたリスト、
即ちプレイリストP2に進む。
【0108】このプレイリストP2には、PIN#1の
値『1002』でセグメントプレイアイテム#3が指定
されている。このためプレイリストP2に進むと、セグ
メントプレイアイテム#3が再生され例えば静止画(及
び音声)PB9が出力される。例えば上級コースレッス
ン2はスライドショウとしてのレッスンとされている場
合である。
【0109】また、セレクションリストS2によりメニ
ュー映像PB6が出力されている時点でユーザーが選択
肢ナンバー3を入力すると、セレクションリストS2に
おけるセレクション#3オフセットに示されたリスト、
即ちプレイリストP3に進む。
【0110】このプレイリストP3では、PIN#1の
値が『8』であり、トラック#8が指定されている。こ
のトラック#8がデジタルオーディオデータのみのトラ
ックであったとする。すると上級コースレッスン3とし
てトラック#8が再生され音声のみの出力PB10が行
なわれる。
【0111】次に、最初のセレクションリストS1によ
りメニュー映像PB1が出力されている時点でユーザー
が中級コースである選択肢ナンバー2を入力したとする
と、セレクションリストS1におけるセレクション#2
オフセットに示されたリスト、即ちプレイリストP4に
進む。
【0112】このプレイリストP4は、PIN#1=
『4』でトラック#4が指定され、またPIN#2=
『5』でトラック#3が指定されている。従って、プレ
イリストP4に進むと、まずトラック#4が再生され動
画(及び音声)PB2が出力される。続いてトラック#
5が再生され、動画(及び音声)PB3が出力される。
これは中級コースの動画及び音声とされている。
【0113】また、最初のセレクションリストS1によ
りメニュー映像PB1が出力されている時点でユーザー
が初級コースである選択肢ナンバー3を入力したとする
と、セレクションリストS1におけるセレクション#3
オフセットに示されたリスト、即ちプレイリストP5に
進む。
【0114】このプレイリストP5は、PIN#1=
『6』でトラック#6が指定され、またPIN#2=
『7』でトラック#7が指定されている。従って、プレ
イリストP5に進むと、まずトラック#6が再生され動
画(及び音声)PB4が出力される。続いてトラック#
7が再生され、動画(及び音声)PB5が出力される。
これは初級コースの動画及び音声とされている。
【0115】なお、上述したようにプレイリスト、セレ
クションリストにはプリビアスリストオフセット、ネク
ストリストオフセット、リターンリストオフセットを記
録することができ、またセレクションリストには加えて
デフォルトリストオフセット、タイムアウトリストオフ
セットを記録することができる。これにより、操作など
に応じてリストの進行/後退等を実行させることができ
る。例えばプレイリストP1のプリビアスリストオフセ
ットとして『$0004』が記録されていれば、プレイ
リストP1の動作中にユーザーがプリビアス操作を行な
えば、オフセットが『$0004』、即ちオフセットバ
イト『$0020』であるセレクションリストS2に戻
ることになる。
【0116】以上の例のようにプレイバックコントロー
ルによりビデオCDを簡易な対話型ソフトとすることが
でき、このような機能によりビデオCDは、音楽や映画
だけでなく、教育用、ゲーム用、電子出版など各種広範
囲に対応できることになる。
【0117】[ III.再生装置の構成] 1 据置型チェンジャー再生装置の外観 続いて以上のようなビデオCDを再生することができ
る、本発明の実施の形態の例となる再生装置について説
明していく。本例の再生装置としては、据置型や携帯型
など各種の形態のものが考えられるが、まずここでは据
置型の再生装置を説明する。またこの再生装置はビデオ
CD及びCD−DAを5枚収納して選択的に再生でき
る、いわゆるチャンジャービデオCDプレーヤとする。
【0118】この据置型の再生装置の外観は図1に示さ
れる。この据置型の再生装置1Aの正面パネルにはディ
スク装填部2が設けられ、前面側に図2に示すディスク
トレイ30が引き出される。ディスクトレイ30は5枚
のディスクを平面方向に並べて搭載することができ、ル
ーレット状に回転することで再生されるディスクが選択
される。また正面パネル上に設けられる表示部3は、例
えば液晶パネルにより形成され、再生装置の動作状態、
モード、選択されているディスクのナンバ、演奏時間等
が表示される。
【0119】この正面パネルにはユーザーの操作のため
の各種キーが設けられている。電源キー4によりメイン
パワーのオン/オフ操作が行われる。再生動作を指示す
る再生キー5は、上述したプレイバックコントロール動
作の際の選択キー(選択エンターキー)を兼ねている。
また再生動作にかかる操作子として、一時停止キー6、
停止キー7が設けられる。イジェクトキー8はディスク
トレイ30の引出/収納を指示する操作子である。
【0120】この再生装置1Aはチェンジャータイプで
あることから、ディスク選択キー9が用意される。この
ディスク選択キー9は『DISC1』〜『DISC5』として5
つのキーが用意され、ディスクトレイ30上に収納され
る5枚のディスクに対応している。例えば『DISC1』の
キーが押されると、ディスクトレイ上で第1の収納位置
に収納されているディスクが内部の光学ヘッドの位置に
ローディングされ、再生されることになる。
【0121】AMS操作キー10,11は、再生位置の
進行、後退のためのキーであり、即ちAMS操作キー1
0はトラックナンバの小さい方向への頭出しキー(戻り
方向頭出しキー)、AMS操作キー11はトラックナン
バの大きい方向への頭出しキー(進み方向頭出しキー)
である。また、AMS操作キー10はプレビアスキーを
兼ねており、上述したプレイバックコントロール動作の
際のプレビアス操作のために用いられる。さらにAMS
操作キー11はネクストキーを兼ねており、上述したプ
レイバックコントロール動作の際のネクスト操作のため
に用いられる。リターンキー12は、プレイバックコン
トロール動作の際のリターン操作のために用いられる。
【0122】+/−選択キー13は、プレイバックコン
トロール動作の際のメニュー画面上での選択操作に用い
られる。すなわちメニュー画面に対して+/−選択キー
13で選択肢番号を選択していき、或る選択肢番号を指
定した時点で再生キー5でセレクト操作を行なうこと
で、メニューに対する選択が完了されることになる。
【0123】またディスクスキップキー14、ディスク
イクスチェンジキー15や、プレイモードの選択のため
の通常再生モードキー16、シャッフル再生モードキー
17、プログラム再生モードキー18、PBCオフキー
19等が設けられる。プレイバックコントロール機能の
付加されたディスクが再生される際には、通常再生モー
ドキー16を押すと、自動的にプレイバックコントロー
ル動作に入ることになる。またPBCオフキー19によ
りPBCモードがオフとされる。つまり、プレイバック
コントロール機能の付加されたディスクが装填されてい
るときにPBCオフキー19が押されると、PBCモー
ドによるメニュー再生動作から通常の連続再生動作に移
ることになる。
【0124】ダイレクトセレクトキー21は、或る特定
の位置からの再生を開始させるための操作キーである。
このダイレクトセレクトキー21としては、1〜5のナ
ンバが割り当てられた5つのキーが用意される。また、
5つの各キーに対応させてユーザーは任意の再生箇所を
登録することもできる。
【0125】正面パネル上にはさらに、赤外線受信部2
4が設けられる。図示しないリモートコマンダーから赤
外線によりコマンド信号が送信されると、この赤外線受
信部24で受信され、電気信号に変換されて操作情報と
して内部のシステムコントローラに取り込まれる。
【0126】2 据置型チェンジャー再生装置の回路ブ
ロック 図2に再生装置1Aの内部の構成を示す。ディスクトレ
イ30には5枚のディスク90を搭載できるように収納
位置30a〜30eが設けられている。そして、ディス
クトレイ30はモータ31によって回転されるように構
成されており、この回転動作によって或る1つの収納位
置30xが光学ヘッド34の位置に送られる。つまり、
その収納位置30xに積載されているディスク90が光
学ヘッド34の位置にローディングされる。またディス
ク位置センサ32が設けられ、このディスク位置センサ
32の出力により、システムコントローラ53は現在の
ローディング状態、つまりどの収納位置30xが光学ヘ
ッド34の位置にあるかを把握することができる。
【0127】ローディングされたディスク90は、スピ
ンドルモータ33により回転駆動されるようにチャッキ
ングされる。そしてそのディスク90は、スピンドルモ
ータ33によって回転されながら光学ヘッド34によっ
てレーザ光が照射され、その反射光によって情報が読み
取られる。
【0128】光学ヘッド34はレーザ出力手段としての
レーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ
等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテ
クタが搭載されている。対物レンズ34aは2軸機構3
4bによってディスク半径方向及びディスクに接離する
方向に変位可能に保持されている。また、スレッド機構
35により、光学ヘッド34がディスク半径方向に駆動
される。
【0129】再生動作によって、光学ヘッド34により
ディスクから検出された情報はRFアンプ36に供給さ
れる。RFアンプ36は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号等を抽出する。そして、抽出された再生R
F信号はデコーダ部38に供給されEFM復調、エラー
訂正が行なわれる。またP,Qチャンネルサブコードデ
ータが取り出されてシステムコントローラ53に供給さ
れる。
【0130】また、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号はサーボ回路37に供給される。サーボ回
路37は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号や、システムコントローラ53からのトラ
ックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ3
3の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発
生させ、2軸機構34b及びスレッド機構35を制御し
てフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピ
ンドルモータ33を一定線速度(CLV)に制御する。
【0131】再生中のディスク90がビデオCDなど、
いわゆるCD−ROMの範中に入るものである場合は、
デコーダ部38の出力はCD−ROMデコーダ39に供
給され、CD−ROMフォーマットに従ったデコード処
理が行なわれる。そして、CD−ROMデコーダ39に
よってデコードされた信号のうち、前述したプレイバッ
クコントロールのための情報などの各種ディスク情報は
システムコントローラ53のRAM53aに取り込まれ
る。
【0132】また、CD−ROMデコーダ39によって
デコードされたオーディオデータは、MPEGオーディ
オデコーダ40に供給される。MPEGオーディオデコ
ーダ40はオーディオRAM41を用いながら所定タイ
ミングでデコードを行い、デコードされたオーディオ信
号を出力する。さらに、CD−ROMデコーダ39によ
ってデコードされたビデオデータは、MPEGビデオデ
コーダ42に供給される。MPEGビデオデコーダ42
はビデオRAM43を用いながら所定タイミングでデコ
ードを行い、デコードされたビデオ信号を出力する。ま
た、ビデオRAM43がフレームメモリとして機能する
ことで、光学ヘッド34側からのデータ読出が行われて
いない期間でも、フレームメモリから連続してデータを
読み出しすことで、静止画像(ポーズ画像)データを出
力することができる。例えば後述するオートポーズ期間
やセレクションリストでの待機期間などは、このように
してきが静止画像データの出力が行われる。
【0133】スイッチ部44は再生されるディスクの種
別に応じて切り換えられる。再生されているディスクが
CD−DAであった場合は、その再生信号としてはデコ
ーダ部38でEFM復調、CIRC等のデコード処理さ
れることでデジタルオーディオ信号が得られる。従って
CD−DA再生中には、システムコントローラ53はス
イッチ部44をt1 端子に接続させている。これによ
りデコーダ部38からのデジタルオーディオ信号はD/
A変換器45でアナログオーディオ信号に変換され、オ
ーディオ出力端子46から後段の増幅回路又はアンプな
どの外部機器に出力される。
【0134】また再生中のディスクがビデオCDであっ
た場合は、オーディオデータはMPEGオーディオデコ
ーダ40から得られる。このためビデオCD再生中に
は、システムコントローラ53はスイッチ部44をt2
端子に接続させており、従ってMPEGオーディオデ
コーダ40からのデジタルオーディオ信号はD/A変換
器45でアナログオーディオ信号に変換され、オーディ
オ出力端子46から後段の増幅回路又はアンプなどの外
部機器に出力される。
【0135】ビデオCDの再生の際には、MPEGビデ
オデコーダ42の出力として所定の方式の映像データ
(例えばRGB映像データ、NTSCコンポジット映像
データなど)が得られる。この映像データはD/A変換
器47でアナログ信号とされ、ビデオ出力端子51から
外部のモニタ装置に出力され、映像出力が実行される。
【0136】システムコントローラ53は全体を制御す
る部位としてマイクロコンピュータで形成される。内部
のRAM53aは、上述のようにPBCのための情報を
格納するほか、各種ワークエリアとして用いられる。ま
たROM53bは、制御プログラムや各種制御に用いる
固定係数値などが記憶される。
【0137】また不揮発性メモリ54が設けられ、電源
オフの際に消失させてはならないデータが記憶される。
本例の場合は、例えば後述する処理(図6のステップF
111、図7のステップF120、図9のステップF2
09)で用いられる所定時間としての値などが記憶され
る。
【0138】操作部56はユーザー操作に供される部位
であり、図1に示した各種操作キー(5〜21)と、赤
外線受信部24(及びリモートコマンダー)がこれに相
当する。また表示部3の表示動作はシステムコントロー
ラ53によって制御されるように構成される。例えばデ
ィスク90から再生動作を行なう際には、ディスク90
に記録されている管理情報、即ちTOCやサブコードデ
ータが読み出され、システムコントローラ53に供給さ
れるが、システムコントローラ53はこれらの管理情報
に応じて表示部3に再生時間表示等を行なうことにな
る。
【0139】3 携帯型再生装置の外観 次に、これも本例の再生装置例とされる携帯型の再生装
置1Bについて図3、図4で説明する。なお、図1、図
2と同一機能部分は同一符号を付す。図3は再生装置1
Bの外観例を示している。この再生装置1Bは携帯に便
利な形状及びサイズとされる。そして再生装置筐体上面
部が蓋部29とされ、この蓋部29を開けることでディ
スク90の出し入れが可能とされる。蓋部29はオープ
ンキー25の押圧によって開けられることになる。
【0140】この再生装置1Bの蓋部29上には再生動
作に関する操作子として、再生キー5、一時停止キー
6、停止キー7、AMS操作キー10、11が設けられ
る。再生キー5やAMS操作キー10、11は上記据置
型の場合と同様に、PBC動作におけるエンターキー
や、プリビアス、ネクスト操作キーとしても兼用され
る。またプレイバックコントロール動作の際のリターン
操作のためのリターンキー12や、プレイバックコント
ロール動作の際のメニュー画面上での選択操作に用いら
れる+/−選択キー13も用意される。筐体側面には、
表示部3、赤外線受光部24が設けられ、またダイレク
トセレクトキー21として5つのキーが設けられる。ま
たオーディオ出力端子27、ビデオ出力端子28が用意
され、モニタ機器などに接続可能とされる。
【0141】4 携帯型再生装置の回路ブロック 図4は再生装置1Bの内部構成を示している。この再生
装置1Bの場合は、チェンジャータイプではないことか
ら、図2の構成からディスクトレイ30、モータ31、
ディスク位置センサ32を除いた構成となる。それ以外
の部位は図2と同様であるため、構成を図4に示すのみ
にとどめ、各部の説明は省略する。
【0142】[IV.再生動作制御]以上のようにチャン
ジャータイプの据置型再生装置1Aや、携帯型再生装置
1Bが構成されるが、これらのような再生装置1におい
て或るディスク90についてプレイバックコントロール
機能による再生動作が行なわれる場合において、プレイ
リストやセレクションリストで設定された待機時間情報
(プレイアイテムウエイトタイム、オートポーズウエイ
トタイム、ウエイトタイムフォータイムアウト)に基づ
く待機が行われる場合には、消費電力の削減やノイズ防
止効果を得るための処理が実行される。以下、このよう
な処理を含む動作として、プレイリストに基づく再生動
作処理、及びセレクションリストに基づく再生動作処理
について説明していく。
【0143】1 プレイリストの再生 PBC動作としては、図28で説明したようにセレクシ
ョンリストやプレイリストに基づいた再生が行われてい
くわけであるが、まずプレイリストに基づいた再生の際
のシステムコントローラ53の処理を図5〜図7で説明
する。
【0144】図5はPBC動作によりあるプレイリスト
に進んだ際に行われる処理を示している。まずシステム
コントローラ53は、ステップF101で、再生を行う
プレイリストについてプレイアイテム数を確認する。即
ちプレイリストにおけるナンバオブアイテムで示される
数(PIN#xの数)である。プレイアイテム数が
「0」の場合は、そのプレイリストについては再生すべ
きプレイアイテムは存在しないため、として示すよう
に図6のステップF118に進み、次のリスト、即ちネ
クストリストオフセットに示されるリストの再生に移行
する。
【0145】プレイアイテムの数が1以上で、再生すべ
きプレイアイテムが存在する場合は、ステップF102
に進み、まず変数n=1とする。そしてステップF10
3で第nのプレイアイテム、つまりPIN#nで示され
るプレイアイテムの再生(ディスク90からの読出及び
再生出力)を開始する。従ってまずPIN#1で示され
るプレイアイテムの再生が行われることになる。
【0146】プレイアイテムの再生に関しては、ステッ
プF104でオートポーズウエイトタイムの設定を確認
する。現在のプレイリストに関して、オートポーズウエ
イトタイム=「0」の場合は、図23で説明したように
待機無しであるため、指示無しと判断して、ステップF
106に進む。つまりステップF104、F106のル
ープ処理で、現在のプレイアイテムの再生完了を待つ。
プレイアイテムの再生完了とは、図22で説明したプレ
イングタイムで指示される再生が完了したことを意味す
る。
【0147】一方、ステップF104で確認したオート
ポーズウエイトタイムの値として「1」〜「$FF」の
いずれかの値が設定されていた場合は、オートポーズが
発生する可能性があるため、ステップF105で再生中
のセクタにおけるトリガビットを確認しながら、ステッ
プF104,F105,F106のループ処理で、現在
のプレイアイテムの再生完了を待つことになる。
【0148】再生している或るセクターにおいてオート
ポーズのためのトリガビット「1」が検出された場合
は、として示すように図7の処理に進むことになる。
この場合は、まずステップF119で自動的にポーズ処
理を行うことになる。即ちディスク90からの読出動作
を一時停止し、その時点でビデオRAM43のフレーム
メモリに格納されている画像データを繰り返し出力する
ようにする。従って再生画像としては、例えば動画映像
が或る時点で自動的に停止され、その停止時点の静止画
像が出力されることになる。
【0149】このオートポーズとしてのポーズ時間長
は、プレイリストにおけるオートポーズウエイトタイム
として指示されている。そこでステップF120ではオ
ートポーズウエイトタイムの値からポーズ時間を判別
し、その時間長が所定時間以上であるか否かを確認す
る。ここで、所定時間とは、予め設定され不揮発性メモ
リ54等に格納されている時間値であり、例えば1分、
5分などと設定されている。仮に所定時間=1分1秒と
すると、図23の定義から、オートポーズウエイトタイ
ムの値が「61」以上であれば、所定時間以上、「6
0」以下であれば所定時間に満たないと判断されること
になる。
【0150】ステップF120でポーズ時間としてのウ
エイトタイムが所定時間に満たないと判断された場合
は、ステップF121に進んで、そのオートポーズウエ
イトタイムの値で指示される時間をタイマセットし、タ
イムカウントを開始する。そしてステップF122でタ
イムアップを待機し、タイムアップとなったらステップ
F127でポーズ動作を解除して(つまり再生動作を再
開して)、として示すように図5のステップF10
4,F105,F106のループ処理に戻ることにな
る。
【0151】ところがステップF120でポーズ時間と
してのウエイトタイムが所定時間以上(無限設定の場合
も含む)と判断された場合は、ステップF123に進ん
で、まず所定部位の動作を停止させる。ここでいう所定
部位とは、ポーズ期間中に動作が不要となる部位であ
り、具体的には例えばスピンドルモータ33、光学ヘッ
ド34のレーザ出力、及びスピンドルモータ33や光学
ヘッド34(及びスレッド機構35)の各サーボ制御を
行うサーボ回路37等である。これらの全部又は一部を
所定部位として設定し、動作を停止させる。動作停止方
式としては、ドライブ信号の印加停止としてもよいし、
それらの部位に対する電源供給をカットするようにして
もよい。
【0152】このように所定部位の動作を停止させた
ら、ステップF124で、オートポーズウエイトタイム
の値で指示される時間をタイマセットし、タイムカウン
トを開始する。そしてステップF125でタイムアップ
を待機し、タイムアップとなったらステップF126
で、上記所定部位の動作を再開させる。つまりスピンド
ルモータ33やヘッドサーボ系の立ち上げ処理など所要
の動作を実行させ、再生動作可能な状態に復帰させる。
そしてステップF127でポーズ動作を解除して(つま
り再生動作を再開して)、として示すように図5のス
テップF104,F105,F106のループ処理に戻
る。
【0153】図5の処理においてステップF106で或
るプレイアイテムの再生が完了したことが検出された
ら、処理はとして示すように図6のステップF108
に進む。ステップF108では、現プレイリストにおい
てプレイアイテムウエイトタイムの指示の有無を確認す
る。上述したようにプレイアイテムウエイトタイムは、
プレイアイテム再生完了時の待機時間を指示するもの
で、プレイアイテムウエイトタイム=「0」の場合は、
図23で説明したように待機無しであるため、待機指示
無しとして次のプレイアイテムの再生に移行することに
なる。従ってその場合は、ステップF109に進んで、
変数nが当該プレイリストのプレイアイテム数に達して
いるか否かを確認し、達していなければ、まだこのプレ
イリスト上で再生すべきプレイアイテムが存在すること
になるため、ステップF110において変数nをインク
リメントした上で、として示すように図5のステップ
F103に進むことになる。例えば続いてPIN#2で
示されるプレイアイテムの再生が開始される。
【0154】なお、ステップF109において変数n=
プレイアイテム数となる時点とは、現在のプレイリスト
に従った再生動作は全て完了した時点であり、この場合
はステップF118に進んで、次のリスト、即ちネクス
トリストオフセットに示されるリストの再生に移行する
ことになる。
【0155】一方、ステップF108で確認したプレイ
アイテムウエイトタイムの値として「1」〜「$FF」
のいずれかの値が設定されていた場合は、次のプレイア
イテムの再生開始まで、その値で示される時間だけ待機
することになる。この場合、まずステップF111に進
んで、プレイアイテムウエイトタイムの値から待機時間
を判別し、その時間長が所定時間以上であるか否かを確
認する。所定時間とは上記ステップF120で用いた所
定時間と同値である(ただし異なる値に設定してもよ
い)。
【0156】そしてステップF111で待機時間として
のウエイトタイムが所定時間に満たないと判断された場
合は、ステップF112に進んで、そのプレイアイテム
ウエイトタイムの値で指示される時間をタイマセット
し、タイムカウントを開始する。そしてステップF11
3でタイムアップを待機し、タイムアップとなったらス
テップF109に進み、次の再生動作に移る。即ち上記
のように次のプレイアイテムの再生もしくは次のリスト
への移行となる。
【0157】ところがステップF111で待機時間とし
てのウエイトタイムが所定時間以上(無限設定の場合も
含む)と判断された場合は、ステップF114に進ん
で、まず所定部位の動作を停止させる。この所定部位と
は、上記ステップF123の場合と同様に、待機期間中
に動作が不要となる部位であり、例えばスピンドルモー
タ33、光学ヘッド34、サーボ回路37等である。こ
れらの全部又は一部としての所定部位について、ドライ
ブ信号の印加停止や電源供給カットなどで動作を停止さ
せる。
【0158】このように所定部位の動作を停止させた
ら、ステップF115で、プレイアイテムウエイトタイ
ムの値で指示される時間をタイマセットし、タイムカウ
ントを開始する。そしてステップF116でタイムアッ
プを待機し、タイムアップとなったらステップF117
で、上記所定部位の動作を再開させる。つまりスピンド
ルモータ33やヘッドサーボ系の立ち上げ処理など所要
の動作を実行させ、再生動作可能な状態に復帰させる。
そしてステップF109に進み、次の再生動作に移る。
【0159】以上のように、プレイリストの再生中は、
そのプレイリストにPIN#1、PIN#2・・・とし
て示されたプレイアイテムが順次再生されて行くわけで
あるが、その再生中にオートポーズが指示されていた場
合や、さらには各プレイアイテムの再生の間に待機時間
が設定されていた場合は、そのウエイトタイムが所定時
間以上となる或る時間もしくは無限時間とされていた場
合は、その待機が開始される時点から、スピンドルモー
タ33等の所定部位を動作停止状態に制御している。こ
れによって待機中(ポーズ中も含む)において、無駄な
電力消費が解消され、また動作ノイズも発生しないもの
となる。特に再生装置1Bのように携帯用機器であって
電池を電源とするものでは電池の長寿命化にもつなが
る。また不要期間におけるスピンドルモータ33や光学
ヘッド34のレーザ出力、さらには2軸機構34bやス
レッド機構35の停止は、これらの駆動デバイスの長寿
命化も促進するものとなる。
【0160】またこのような停止制御は待機時間が短い
場合、例えば1分以内の場合は行なわれないようにして
いることで、例えば停止制御してからすぐに再生状態に
復帰させるような非効率的な制御は行われないことにな
る。
【0161】さらに、再生ポーズなどの間には、ディス
ク90からの1フレームの画像の読出を繰り返すのでは
なく、ビデオRAM43に格納された画像データを繰り
返し読み出して出力することで静止画表示を行うように
しているため、例えば装置に外乱が加わって画像が乱れ
るといったようなこともなく、見かけ上、耐震性能を向
上させるものとなる。
【0162】2 セレクションリストの再生 次に、PBC動作によりあるセレクションリストに進ん
だ際の処理を図8、図9で説明する。
【0163】セレクションリストの再生時には、システ
ムコントローラ53は図8のステップF201に示すよ
うに、まずそのセレクションリストのプレイアイテムナ
ンバ(PIN)で示されるプレイアイテムの再生を行
う。例えば選択メニュー画面等がプレイアイテムとして
再生出力されることになる。
【0164】このプレイアイテムの再生は、ステップF
203において再生完了が監視されながら続行される。
またその間、ステップF202でユーザーによる選択操
作が行われたか否かが監視される。プレイアイテムとし
てメニュー画像が再生されていることに対してユーザー
が選択操作を行った場合は、ステップF204に進ん
で、選択されたリスト、即ち選択されたナンバに対応す
るセレクションオフセットで示されるリストの再生に移
行する。
【0165】またプレイアイテムの再生完了とは、セレ
クションリスト内のループカウント(図26参照)で指
示される回数の再生が完了したか否かの確認となる。も
しユーザーの選択操作が行われないまま再生完了が検出
されたら、続いてステップF205においてウエイトタ
イムフォータイムアウトの指示の有無を確認する。つま
りユーザー操作の待ち時間が設定されているか否かの確
認である。
【0166】もしウエイトタイムフォータイムアウトの
値が「0」、つまり図23の定義により待機なしである
と確認された場合は、待機指示無しとしてステップF2
06に進み、ユーザー操作がなかったものとして次に再
生すべきリストを確認する。つまりタイムアウトリスト
オフセットの値を確認し、このタイムアウトリストオフ
セットの値としてあるリストが示されていれば、ステッ
プF207として、その指示されたリストの再生に移行
する。ところがタイムアウトリストオフセットの値=
「$FFFF」であった場合、つまりリストの指示がな
い場合は、当該セレクションリストのセレクションオフ
セットの中からランダムに選択したセレクションオフセ
ットに示されるリストの再生に移行することになる。
【0167】ところで、ステップF205においてウエ
イトタイムフォータイムアウトの値により待機が指示さ
れている場合、つまりウエイトタイムフォータイムアウ
トとして「1」〜「$FF」のいずれかの値が設定され
ていた場合は、として示すように図9のステップF2
09に進む。なお、このときメニュー画像などの静止画
像は、上述したポーズ状態の場合と同様にビデオRAM
43から繰り返し読み出して出力することになる。
【0168】この場合、ステップF209でウエイトタ
イムフォータイムアウトの値から待機時間を判別し、そ
の時間長が所定時間以上であるか否かを確認する。所定
時間とは上記ステップF120、F111で用いた所定
時間と同値である(異なる値に設定してもよい)。
【0169】そして待機時間としてのウエイトタイムが
所定時間に満たないと判断された場合は、ステップF2
10に進んで、そのウエイトタイムフォータイムアウト
の値で指示される時間をタイマセットし、タイムカウン
トを開始する。そしてステップF211でのタイムアッ
プの待機、及びステップF212でのユーザーの選択操
作の監視を行う。もしタイムアップ前にユーザーが選択
操作を行った場合は、で示すように図8のステップF
204に進み、選択されたナンバに対応するセレクショ
ンオフセットで示されるリストの再生に移行する。ユー
ザーの操作がないままタイムアップとなったらで示す
ように、図8のステップF206に進み、タイムアウト
リストオフセットの設定に応じて次のリストもしくはラ
ンダムに選択したリストに移行する。
【0170】一方、ステップF209で待機時間として
のウエイトタイムが所定時間以上(無限設定の場合も含
む)と判断された場合は、ステップF213に進んで、
まず所定部位の動作を停止させる。この所定部位とは、
上記ステップF123、F114の場合と同様に、待機
期間中に動作が不要となる部位であり、例えばスピンド
ルモータ33、光学ヘッド34、サーボ回路37等であ
る。これらの全部又は一部としての所定部位について、
ドライブ信号の印加停止や電源供給カットなどで動作を
停止させる。
【0171】このように所定部位の動作を停止させた
ら、ステップF214で、ウエイトタイムフォータイム
アウトの値で指示される時間をタイマセットし、タイム
カウントを開始する。そしてステップF211でのタイ
ムアップの待機、及びステップF212でのユーザーの
選択操作の監視を行う。タイムアップ前にユーザーが選
択操作を行った場合は、で示すように図8のステップ
F204に進み、選択されたナンバに対応するセレクシ
ョンオフセットで示されるリストの再生に移行する。ユ
ーザーの操作がないままタイムアップとなったらステッ
プF217で、上記所定部位の動作を再開させる。つま
りスピンドルモータ33やヘッドサーボ系の立ち上げ処
理など所要の動作を実行させ、再生動作可能な状態に復
帰させる。そしてとして、図8のステップF206に
進み、タイムアウトリストオフセットの設定に応じて次
のリストもしくはランダムに選択したリストに移行す
る。
【0172】以上のように、セレクションリストの再生
中は、そのセレクションリストに示されたプレイアイテ
ムが再生されながらユーザーの選択を待つことになる
が、再生を完了しても選択操作がなく、ウエイトタイム
フォータイムアウトの設定によりある時間ユーザーの操
作を待機することになった場合、そのウエイトタイムが
所定時間以上となる或る時間もしくは無限時間とされて
いた場合については、その待機が開始される時点から、
スピンドルモータ33等の所定部位を動作停止状態に制
御している。これによって待機中(選択メニュー画面等
のポーズ出力中)において、無駄な電力消費が解消さ
れ、また動作ノイズも発生しないものとなる。もちろん
再生装置1Bのように携帯用機器であは電池の長寿命化
につながる。またスピンドルモータ33やレーザ、或い
はサーボ機構の停止は、それらの駆動デバイスの長寿命
化を促進する。
【0173】またこの場合も、停止制御は待機時間が短
い場合、例えば1分以内の場合は行なわれないようにし
ていることで、例えば停止制御してからすぐに再生状態
に復帰させるような非効率的な制御は行われないことに
なる。
【0174】さらに、選択メニュー画像などの出力を、
ビデオRAM43に格納された画像データを繰り返し読
み出して出力することで実現することで、装置に外乱が
加わって画像が乱れるといったようなこともなく、見か
け上、耐震性能を向上させるものとなる。
【0175】以上実施の形態の例を説明してきたが、本
発明は以上の実施の形態の例に限らず、再生装置の構成
や制御方式は多様に考えられる。例えば上記プレイリス
トやセレクションリストの再生時の、スピンドルモータ
等の停止を行うか否かのスレッショルドとなる所定時間
については、例えば30秒程度などの他の値としてもよ
いし、また或いは無限時間の時のみ動作停止を実行する
などの処理方式としてもよい。また実際の動作を停止さ
せる上記所定部位とは、例えばスピンドルモータのみと
してもよいし、レーザダイオードのレーザ出力のみとし
てもよい。いずれにしてもこれらの所定時間、所定部位
の決定は、各機器の設計事情や動作制御上の都合、さら
には電力ロス解消やノイズ防止のために最適な値が選択
されればよいものである。また、上記「所定時間」の値
は不揮発性メモリ54に記憶するようにしているが、こ
れにより、所定時間としての値の設定を変更することも
可能である。もちろん、ユーザーが所定時間の値を選択
できるようにしてもよい。
【0176】また本発明はビデオCDプレーヤとしての
再生装置のみならず、CD−ROMプレーヤ、DVDプ
レーヤなどにおいても適用できる。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、待機時間
情報に基づいて再生動作の進行が待機される場合に、駆
動停止制御手段は、待機時間情報から、待機時間長を判
別し、その判別結果に応じて、待機開始直後から駆動読
出手段内の一部又は全部の部位の駆動を停止させるよう
にしているため、待機状態にあるときに不要な電力消費
が解消され、また待機中の不要な動作によるノイズも解
消されるという効果がある。
【0178】また駆動停止制御手段は、待機時間長が所
定時間以上であるときに、駆動読出手段内の一部又は全
部の部位の駆動を停止させるようにすることで、例えば
待機時間が短い場合などに停止制御を行って逆に非効率
的な動作となってしまうようなことを防止できる。また
この場合の停止制御実行判断の基準となる所定時間とし
ての値は、再生装置内部のメモリ手段に記憶されている
ことで適切な制御ができるとともに、その設定時間の変
更も可能となる。
【0179】また駆動停止制御手段は、待機時間長が無
制限時間であるときに、駆動読出手段内の一部又は全部
の部位の駆動を停止させることでも、電力消費削減やノ
イズ解消に有効となる。
【0180】駆動停止制御手段によって駆動が停止させ
られる駆動読出手段内の部位としては、記録媒体を回転
駆動する回転駆動部(スピンドルモータ)、ヘッド部、
サーボ回路部とすることで、電力消費削減やノイズ解消
に有効である。またスピンドルモータやヘッド部のレー
ザダイオード、サーボ系の駆動デバイスなどを不要な期
間に停止させることは、比較的消耗の激しいこれらのデ
バイスの長寿命化も促進するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の据置型再生装置の外観の
説明図である。
【図2】実施の形態の据置型再生装置のブロック図であ
る。
【図3】実施の形態の携帯型再生装置の外観の説明図で
ある。
【図4】実施の形態の携帯型再生装置のブロック図であ
る。
【図5】実施の形態のプレイリスト再生処理のフローチ
ャートである。
【図6】実施の形態のプレイリスト再生処理のフローチ
ャートである。
【図7】実施の形態のプレイリスト再生処理のフローチ
ャートである。
【図8】実施の形態のセレクションリスト再生処理のフ
ローチャートである。
【図9】実施の形態のセレクションリスト再生処理のフ
ローチャートである。
【図10】CD−ROMのXA仕様のフォーマットの説
明図である。
【図11】ビデオCDのビデオデータの説明図である。
【図12】ビデオCDの画像サイズの説明図である。
【図13】ビデオCDのトラック構造の説明図である。
【図14】ビデオCDのセクター構造の説明図である。
【図15】ビデオCDのディスク上の構造の説明図であ
る。
【図16】ビデオCDのディレクトリ構造の説明図であ
る。
【図17】ビデオCDのPVDの説明図である。
【図18】ビデオCDのビデオCDインフォメーション
エリアの説明図である。
【図19】ビデオCDのディスクインフォメーションの
説明図である。
【図20】ビデオCDのリストIDオフセットテーブル
の説明図である。
【図21】ビデオCDのプレイリストの説明図である。
【図22】ビデオCDのプレイングタイムの説明図であ
る。
【図23】ビデオCDのウエイトタイムの説明図であ
る。
【図24】ビデオCDのプレイアイテムナンバーの説明
図である。
【図25】ビデオCDのセレクションリストの説明図で
ある。
【図26】ビデオCDのループカウント及びジャンプタ
イミングの説明図である。
【図27】ビデオCDのリスト構成の説明図である。
【図28】ビデオCDのリスト構成によるプレイバック
コントロール動作の説明図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 再生装置、3 表示部、5 再生キー
(セレクトキー)、9ディスク選択キー、10 後方頭
出しキー(プリビアスキー)、11 前方頭出しキー
(ネクストキー)、12 リターンキー、13 +/−
選択キー、21ダイレクトセレクトキー、24 赤外線
受信部、30 ディスクトレイ、30a〜30e 収納
位置、34 光学ヘッド、36 RFアンプ、37 サ
ーボ回路、38 デコーダ部、39 CD−ROMデコ
ーダ、40 MPEGオーディオデコーダ、41 オー
ディオRAM、42 MPEGビデオデコーダ、43ビ
デオRAM、45,47 D/A変換器、46 オーデ
ィオ出力端子、51ビデオ出力端子、53 システムコ
ントローラ、54 不揮発性メモリ、56操作部、S
1,S2 セレクションリスト、P1〜P5 プレイリ
スト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像又は音声による単位データが記録さ
    れ、また各単位データについての再生動作制御のための
    情報とともに各単位データについての再生動作制御に関
    する待機時間情報を有する管理情報が記録された記録媒
    体に対応する再生装置として、 前記記録媒体を駆動しながら記録媒体からの単位データ
    及び管理情報の読出を行うことができる駆動読出手段
    と、 前記駆動読出手段によって読み出された単位データとし
    ての映像又は音声のデータに所定の処理を施して再生情
    報として出力する出力処理手段と、 前記駆動読出手段によって読み出された管理情報に基づ
    いて、前記駆動読出手段及び前記出力処理手段による単
    位データの再生動作を制御するとともに、その管理情報
    内の待機時間情報に基づいて、再生動作の進行を待機さ
    せることができる再生制御手段と、 前記待機時間情報から、前記再生制御手段によって再生
    動作の進行が待機される時間長を判別し、その判別結果
    に応じて、待機開始直後から前記駆動読出手段内の一部
    又は全部の部位の駆動を停止させる駆動停止制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動停止制御手段は、前記再生制御
    手段によって再生動作の進行が待機される期間の時間長
    が、所定時間以上であるときに、前記駆動読出手段内の
    一部又は全部の部位の駆動を停止させることを特徴とす
    る請求項1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間としての値は、当該再生装
    置の内部のメモリ手段に記憶されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動停止制御手段は、前記再生制御
    手段によって再生動作の進行が待機される期間の時間長
    が無制限時間であるときに、前記駆動読出手段内の一部
    又は全部の部位の駆動を停止させることを特徴とする請
    求項1に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動停止制御手段によって駆動が停
    止させられる前記駆動読出手段内の部位は、記録媒体を
    回転駆動する回転駆動部であることを特徴とする請求項
    1に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動停止制御手段によって駆動が停
    止させられる前記駆動読出手段内の部位は、記録媒体に
    対してデータ読出を行うヘッド部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動停止制御手段によって駆動が停
    止させられる前記駆動読出手段内の部位は、記録媒体の
    回転駆動を行う回転駆動部の動作又は記録媒体に対して
    データ読出を行うヘッド部の動作についてのサーボ制御
    を行うサーボ回路部であることを特徴とする請求項1に
    記載の再生装置。
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