JPH0897962A

JPH0897962A - ファクシミリ装置

Info

Publication number: JPH0897962A
Application number: JP6258823A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Sawano; 嘉之澤野
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1994-09-28
Filing date: 1994-09-28
Publication date: 1996-04-12

Abstract

(57)【要約】【目的】複数の給紙カセットを備え、一方の給紙カセ
ット内に収納した色違いカット紙を仕分け用として用い
たり、記録しない状態の記録紙を仕分け用として用いる
場合に起きる不具合を解決するファクシミリ装置の提
供。【構成】給紙カセットから給紙された記録紙に画像を
形成する画像形成部と、画像形成部の手前位置に於いて
搬送される記録紙の色を検出する色識別センサと、画像
形成部に於いて画像記録を受けて排出された記録紙を受
ける排紙トレイと、受信部と、制御部と、を備え、上記
制御部は、上記受信部が受信した一連の画像情報の内の
第１頁分を記録する時には上記一つの給紙カセットから
ある色のカットシート記録紙を上記画像形成部に給紙し
て記録を行わせ、第２頁分の画像情報を記録する際には
他の給紙カセットから色の異なるカットシート記録紙を
画像形成部に給紙して記録を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に於て
受信情報を記録する記録紙の仕分け方法の改良に関し、
カットシートとしての記録紙を収納した給紙カセットを
２個以上備えたファクシミリ装置、或は該給紙カセット
に加えてロール状記録紙等を備えたファクシミリ装置に
於て、受信した一つの画像情報を記録した記録紙（群）
と、他の画像情報を記録した記録紙（群）とが一つの排
紙トレイ上に連続して排出されてスタックされたとして
も、両者の区切り位置を判別できるように、出力された
記録紙（群）間に仕分け用の用紙を自動的に介在させる
様にしたファクシミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置、或はファクシ
ミリ機能と複写機能を併有した複合機等においては、受
信した情報をカットシート状の記録紙、或はロール紙等
に記録することが行われているが、複数の受信が続けて
行われた場合、各受信情報を記録した記録紙は通常受信
した順番に単一の排紙トレイ上に重ねて排出されるた
め、ある一連の受信情報を記録紙した記録紙（群）と、
他の一連の受信情報を記録した記録紙（群）との境界が
判然とせず、受信枚数が多い場合には、記録紙群間の境
界位置を捜す為に多くの時間と労力を要するという問題
があった。

【０００３】この為、従来から排紙トレイ上に排出され
た記録紙の仕分け方法について種々の提案がなされてい
る。即ち、特開平５−１４５９１号公報、同５−７５７
７７号公報には複数の給紙カセットを備えることにより
受信一枚目の記録紙を給紙する給紙カセットと、受信２
枚目以降の記録紙を給紙する給紙カセットとを別々にす
る構成を備えたファクシミリ装置が開示されている。こ
の従来例は、いずれか一方の給紙カセット内の記録紙が
なくなった場合に、それ以降の受信においては仕分け機
能を用いずに受信情報を記録した記録上の排出が行われ
て、仕切りのない状態でスタックされる不具合があっ
た。また、受信一枚目をある色の記録紙を収納した給紙
カセットから給紙し、受信２枚目以降は色の異なる記録
紙を収納した第２給紙カセットから給紙するようにした
場合、各カセットの収納された記録紙の色種の判別、確
認がオペレータに任されているので、同色の記録紙が両
給紙カセットに収納されている場合に、色の確認を怠る
と、仕分け機能が発揮されずに排紙される事態が発生し
た。また、異なる色の記録紙が同一のカセット内に収納
された場合にも同様の不具合が発生する。

【０００４】また、給紙カセットを受信情報毎に幅方向
に進退させたり、回転させることにより、記録紙間の位
置をずらして仕分けを行う様にしたものが知られている
が、機構が複雑となり、コスト的に不利となる。また、
受信情報に対応する記録紙の最後の頁を排紙トレイ上に
排出した後に、空白の記録紙（カット紙、或はロール紙
を切断したもの）を排出することにより仕分けを行う方
法（類似技術として特開平１−９２１７４号公報）も知
られているが、仕分けの度に空白の記録紙を使う為、記
録紙代がコストアップする。また、受信記録紙と仕切り
用カット紙が同サイズになることが多いので、オペレー
タによる仕分け作業が煩雑となる欠点もある。また、受
信毎に給紙されるカット紙を記録用紙として再利用する
と、このカット紙は一度電子写真式の画像形成部の熱定
着部を通過しているので、カット紙にカールが形成され
いることが多く、搬送異常の発生、排紙トレイ５上にお
ける保管性（整列性）の悪化等の不具合を起こす。

【０００５】複数の排紙トレイを装備してトレイ単位で
記録紙を仕分ける方法、或は受信情報毎に記録紙をホチ
キスで止めて排出することにより記録紙（群）間の仕分
けを行う方法等々が知られている。しかし、この方法
は、ステープル手段の装備を前提としているので、装置
の大型化、コストアップを招くことが明らかである。ま
た、いずれの従来例も仕分け方法を一種類しか備えない
ので、仕分け用の記録紙等がなくなった場合に、仕分け
機能を用いずに受信してしまったり、コスト的に不利で
ある為に、ユーザが仕分け機能を意図的に利用しないこ
ともあった。

【０００６】

【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、複数の給紙カセットを備え、一方の給紙カセット内
に収納した色違いカット紙を仕分け用として用いたり、
記録しない状態の記録紙（カット紙、ロール紙）を仕分
け用として用いる場合に起きる不具合を解決することが
できるファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。

【０００７】

【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明の第１
の手段は、複数の給紙カセットと、該給紙カセットから
給紙された記録紙に画像を形成する画像形成部と、該画
像形成部の手前位置に於いて搬送される記録紙の色を検
出する色識別センサと、該画像形成部に於いて画像記録
を受けて排出された記録紙を受ける排紙トレイと、受信
部と、制御部と、を備え、上記制御部は、上記受信部が
受信した一連の画像情報の内の第１頁分を記録する時に
は上記一つの給紙カセットからある色のカットシート記
録紙を上記画像形成部に給紙して記録を行わせ、第２頁
分の画像情報を記録する際には他の給紙カセットから色
の異なるカットシート記録紙を画像形成部に給紙して記
録を行わせ、上記色識別センサが前回受信した一連の画
像情報中の最終頁分の画像情報を記録した記録紙の色と
今回の受信に於いて一頁目に用いる記録紙の色とが同じ
であることを検出した場合には、今回の受信においては
一枚目の記録紙には画像を記録せずに画像形成部を通過
させて上記排紙トレイ上に排出させ、次の記録紙に第１
頁分の画像情報を記録するように制御することを特徴と
する。第２の手段では、上記ファクシミリ装置は、上記
複数の給紙カセットの他にロール紙及びその給紙機構を
備え、ある一つの受信中における最終頁のカットシート
記録紙を排出した後に、上記ロール紙を適当な長さにカ
ットして上記排紙トレイ上の既排出記録紙の最終頁上に
排出するように構成したことを特徴とする。

【０００８】第３の手段では、上記ファクシミリ装置
は、仕切り用紙を収納した仕切り用紙給紙カセットと、
該仕切り用紙を上記画像形成部を経ない経路で上記排紙
トレイ上に排出する給紙・搬送機構を備えていることを
特徴とする。第４の手段では、異なった色の記録紙を収
納した上記複数の給紙カセットから仕分け用のカットシ
ート記録紙を記録を施した上で排出する上記方法、該色
の異なるカットシート記録紙を記録を施さずに排出する
上記方法、上記ロール紙を仕分け用紙として用いる方
法、或は仕切り用紙を用いる方法を実行可能な構成を併
有し、ある仕分け方法が使用できなくなった場合に自動
的に他の仕分け方法に切り替えることができるように構
成したことを特徴とする。

【０００９】以下、添付図面に基づいて本発明の一実施
例を詳細に説明する。図１は本発明のファクシミリ装置
の一実施例の内部構成説明図であり、このファクシミリ
装置は、画像形成部１、記録紙給紙部２、画像読取り部
３、仕切り用紙給紙部４、排紙トレイ５、操作部６等を
有する。画像形成部１は、ベルト状の感光体１０と、帯
電器１１と、現像器１２と、転写器１３と、定着装置１
４と、排紙ローラ１５等を有する。記録紙給紙部２は、
カット紙（カットシート記録紙）Ｃ１、Ｃ２を夫々収納
して上記転写器１３と感光体１０との間（転写位置）に
送り出す第１及び第２のカット紙給紙部２０、２１と、
ロール状記録紙（ロール紙）Ｒを支持して上記転写位置
に送り出すロール紙給紙部２２を有する。各カット紙給
紙部２０、２１は給紙カセット２０ａ，２１ａ，給紙コ
ロ２４、搬送コロ２５等を有する。ロール紙給紙部２２
は、導出されたロール紙を所定長に切断するカッタ２６
を備える。また、両カット紙給紙部２０、２１と転写位
置との間の搬送経路には色識別センサ３０が配置されて
各カセット２０ａ，２１ａから送られてくる記録紙の色
を判別する。

【００１０】画像読取り部３は、原稿搬送経路３５を搬
送される原稿面を読取る光学系３６を備え、該光学系は
光源、ミラー、ＣＣＤ等を備える。ＣＣＤに結像された
光像は、光電変換、Ａ／Ｄ変換、画像処理等を受けて詳
細を図示しない光書込み手段４０からレーザ光として感
光体ベルト１０上に照射される。画像形成部１では、帯
電器１１により一様に帯電された感光体１０上に照射さ
れた書込み光により静電潜像が形成され、この潜像を現
像器１２が現像してトナー像とし、このトナー像を転写
位置に於て記録紙Ｃ１、Ｃ２、或はＲに転写したあと、
定着装置１４により画像の定着を行った上でトレイ５上
に排出する。

【００１１】仕切り用紙給紙部４は、仕切り用紙Ｓを収
納する仕切り用紙給紙トレイ４５と、給紙コロ４６と、
給紙された仕切り用紙Ｓを画像形成部１を経ずに排紙ト
レイ５上に搬送するガイド（仕切り用紙給紙機構）４７
を有する。仕切り用紙としては、他の記録紙Ｃ１、Ｃ
２、Ｒと判別が容易な色、或はサイズの安価な材質を用
いる。ロール紙給紙部２２は、支持軸２２ａにより軸心
を支持されたロール紙Ｒを引き出す給紙ローラ対等々の
給紙機構を備えている。上記各構成要素は、いずれも図
２に示した制御部５０（主制御部５０ａ，メモリ５０
ｂ，通信制御部５０ｃ）による制御を受けることもちろ
んである。

【００１２】なお、本発明を適用するファクシミリ装置
としては、図１に図示した構成の他に、給紙部としてカ
ット紙給紙部２０、２１だけを備えたもの、カット紙給
紙部２０、２１の他のロール紙給紙部２２を備えたも
の、或はこれらの他に仕切り用紙給紙部４を備えたもの
等を含ませることができる。

【００１３】図３は給紙部として２つのカット紙給紙部
だけを備えたファクシミリ装置、或は図１のファクシミ
リ装置において２つのカット紙給紙部だけを用いる場合
の仕分け動作の実施例を示すフローチャートであり、こ
の実施例では、ある一つの受信において得られた画像情
報の先頭頁を、先行する他の受信に係る記録紙と区別す
る為に色違いの記録紙を用いたり、或は記録を行わない
記録紙を先頭頁として排紙トレイ５上に排出するように
制御するようにした点が特徴的である。以下、この実施
例を図３のフローチャートに基づいて詳細に説明する。

【００１４】この実施例では、まず第１給紙カセット２
０ａと、第２給紙カセット２１ａに夫々異なった色のカ
ット紙Ｃ１、Ｃ２を収納しておく。ここでは第１給紙カ
セット２０ａに収納されたカット紙Ｃ１を仕切り用の用
紙として用いる場合を説明する。ステップ１において受
信が有り、かつステップ２において第１給紙カセット２
０ａ内のカット紙Ｃ１が有りの場合には、受信一枚目を
第１給紙カセット２０ａから給紙し、画像形成部１へ搬
送する。搬送経路に配置された色識別センサ３０は、第
１給紙カセット２０ａから搬送されてきた記録紙が白色
のカット紙であるか、或は色付きのカット紙であるかを
検出し、制御部はこれの検知信号を受信して図示しない
メモリに仮入力する（Ｓ３、４）。

【００１５】制御部は、一枚目の記録紙の色を判別した
後で、現在の受信の直前の受信において排出トレイ上に
最後に排出された最終頁の記録紙の色についてのメモリ
５０ｂ内の記憶情報とこの一枚目の記録紙の色とを比較
する。両者が同色であると判定した場合には、給紙一枚
目に受信した内容を記録せずに、そのまま空白で排紙ト
レイ５上に排出する（Ｓ５、６）。一頁目の受信情報
は、この後再び第１給紙カセット２０ａから給紙される
記録紙に記録されて、排紙トレイ５上に排出される。な
お、このとき第１給紙カセット２０ａから給紙された記
録紙は、その色を色識別センサ３０により検出され、メ
モリー５０ｂに仮入力される（ステップ７、８、９）。

【００１６】ステップ５において、同色でないと判定さ
れた場合には、画像形成部１において、第１給紙カセッ
ト２０ａから給紙される一枚目の記録紙上に一頁目の受
信内容が記録され、排紙トレイ５上に排出される。ステ
ップ１０において次頁の画像情報がある場合には、第２
給紙カセット２１ａからカット紙Ｃ２が画像形成部１へ
向けて給紙され、記録、排出が行われる。画像形成部１
への搬送の過程で色識別センサ３０により該カット紙Ｃ
２の色が読み取られ、メモリー５０ｂに仮入力される
（ステップ１１、１２、１３）。ステップ１０において
次ページがなくなった場合には、受信最後の色識別セン
サ３０の検出結果をメモリー５０ｂに本入力し、終了す
る（ステップ１６）。

【００１７】次に、ステップ１において受信があり、ス
テップ２において第１給紙カセット内の記録紙がない場
合には、第２給紙カセット２１ａから給紙を行い、記録
を行わずに排紙トレイ５上に排出する（Ｓ、１４、１
５）。これが仕分け用の空白の記録紙となる。続いて、
第２給紙カセット２１ａから給紙を行い、受信一頁目の
画像情報を記録し、排出する。このように第１給紙カセ
ット内のカット紙Ｃ１がなくなった場合に於ても、自動
的に第２給紙カセット内のカット紙Ｃ２により仕分けを
行うことが可能となる。

【００１８】このように本実施例では、各給紙カセット
内の記録紙の色を、画像形成部へ給紙する前に事前にチ
ェックできるので、同色のカット紙が両カセットに収納
されている場合や、異なる色のカット紙が一つのカセッ
ト内に収納されている場合にこれを事前に検知して画像
形成部への搬送を中止したり、仕分け用に使用する等、
柔軟な対応が可能となる。

【００１９】上記実施例では先行する受信の最終頁の記
録紙の色が次の受信の一枚目の記録紙と同色である場合
や、第１給紙カセットの記録紙がない場合には、第２給
紙カセットから給紙を行い、給紙される一枚目の記録紙
に記録を行わずに排出するが、この場合、空白の記録紙
とその前後に位置する記録された記録紙とのサイズが同
一であることが多い為、仕分け用紙と他の記録紙との見
分けが困難なことがある。

【００２０】そこで、本発明では、カット紙給紙部２
０、２１の他に、ロール紙給紙部２２を装備するように
構成してもよい。図４はロール紙給紙部を併有したファ
クシミリ装置の制御手順を示すフローチャートであり、
ステップ２０において受信が有ると、第１或は第２給紙
カセット２０ａ，２１ａ，或はロール紙給紙部２２から
給紙が行われ（Ｓ２１）、記録、排出が行われる（Ｓ２
２）。ステップ２３において次ページ有りの場合には、
ステップ２１、２２の手順を踏む。次ページがない場合
には、ステップ２４へ進み、ロール紙Ｒの有無をチェッ
クし、有る場合にはロール紙Ｒを給紙してペーパー搬送
に支障ない長さ、例えばＡ４サイズの半分のサイズ等
に、カッタ２６により切断し、排紙トレイ５上の既排出
記録紙上にに排出する。このように受信され記録、排出
された記録紙群の間に判別容易な寸法のロール紙が介在
するので、仕分けが簡単となる。

【００２１】ステップ２４においてロール紙がない場合
には、仕切り用給紙カセット４内の仕切り用紙Ｓの有無
を検出し、有りであれば仕切り用紙Ｓを記録せずに給紙
し、排紙トレイ５上に排出する（ステップ２７、図５の
ステップ３５、３６）。ステップ２７により仕切り用紙
がない場合には、第１又は第２給紙カセット２０ａ，２
１ａからカット紙Ｃ１、Ｃ２を記録せずに給紙し、排紙
トレイ上に排出する。この為、ロール紙がなくなって
も、仕分けが行われずに排出されるという事態は発生せ
ず、仕切り用紙Ｓ又はカット紙Ｃ１、Ｃ２により仕分け
を行うことができる。

【００２２】ところで、図４の実施例では、依然として
空白の記録紙を使用して仕分けを行う余地が残されてい
るが、コストを考えると空白の記録紙は用いない方が良
く、記録紙として再利用した時にはカール癖により種々
の不具合をもたらす。そこで、図５に示す次の実施例で
は仕切り専用の用紙Ｓを、画像形成部１を経ずに、直接
排紙トレイ５上に排出することにより仕分けを行ってい
る。仕切り用紙としては、色付用紙や、受信用記録紙の
Ａ４やＢ４幅よりも広い幅を有したものを用いれば仕分
け作業性を向上できる。

【００２３】即ち、ステップ３０において受信が有る場
合には第１給紙カセット、或は第２給紙カセット、或は
ロール紙給紙部２２から給紙されて記録後、排出され
る。ステップ３３において次ページがない場合には、仕
切り用紙Ｓを仕切り用紙給紙カセット４から給紙して定
着部の出口を経由して排紙ローラ１５により排紙トレイ
５上に排出される（ステップ３４、３５、３６）。な
お、仕切り用紙給紙カセット４と排紙トレイ５との間に
Ａ４、或はＢ４の用紙の幅で２０ｍｍ程度の搬送路を設
けることは可能である。

【００２４】この実施例では、仕切り用紙Ｓは定着部を
通過しないので、カールすることがなく、再利用が可能
となる。また、受信毎に仕切り用紙Ｓが記録紙群間に入
り込むので、仕分け作業性が向上する。また、ステップ
３４において、仕切り用紙がない場合には、ロール紙が
ある限り、これを短く切断して排紙トレイ５上に排出す
ることにより仕切り用紙として代用することができる
（Ｓ３７、３８、３９）。仮に、ロール紙がない場合に
は、第１又は第２給紙カセット２０ａ，２１ａからカッ
ト紙Ｃ１、又はＣ２を空白で（記録しないで）給紙し、
排紙トレイ５上の排出することで仕分け用として使用す
ることができる。従って、仕切り用紙Ｓがなくなったと
しても自動的に他の用紙が仕切り用に代用されるので、
不具合はない。なお、仕切り用紙給紙トレイ４５内の仕
切り用紙の有無を検知する手段、ロール紙の有無の検知
手段、給紙カセット内の記録紙の有無の検知手段は、夫
々従来方式同様にフォトセンサ、リミットスイッチ等々
によっているので、特に図面中に於ては示していない。

【００２５】以上のように本発明では、複数の仕分け方
法を装備することができ、しかも一つの仕分け方法を使
用できない場合には自動的に次の仕分け方法が選択され
て実行されるので、仕分け用に使用されるカット紙やロ
ール紙がなくなった時に仕分け機能を使用せずに受信し
てしまい、異なったグループの受信記録紙が仕分け無し
に積層されるという不具合がなくなる。また、いずれの
仕分け方法を選択するか、選択の順番等については、操
作部６に備えた操作キー等により選択が可能である。

【００２６】また、図１では、カット紙を用いた仕分け
方法、ロール紙を用いた方法、及び仕分け用紙を用いた
方法、の複数の仕分け方法を装備するファクシミリ装置
を示したが、本発明はカット紙を収納する複数の給紙カ
セットだけを備えたファクシミリ装置、カット紙用の給
紙カセットとロール紙給紙部を備えたファクシミリ装
置、カット紙用の給紙カセットと仕切り用紙給紙をを備
えたファクシミリ装置、或はロール紙給紙部と仕切り用
紙給紙部を備えたファクシミリ装置にも適用可能であ
る。

【００２７】

【発明の効果】以上のように本発明では、カット紙を用
いた仕分け方法、ロール紙を用いた方法、及び仕分け用
紙を用いた方法、の複数の仕分け方法を装備することが
でき、これらを選択する操作部を備えているので、カッ
ト紙或はロール紙がなくなっても他の仕分け方法により
仕分けることができるので、複数グループの受信記録紙
が仕分け無しで混在する事態の発生を防止でき、仕分け
作業性を向上できる。また、カット紙の搬送経路に色識
別センサを配置しているので、記録前にカット紙の色を
識別して、直前に排紙された記録紙の色と比較すること
により、仕分け用のカット紙を用いることが可能とな
る。即ち、色が違う場合には、そのまま記録して排紙す
れば良く、また、２つの給紙カセットに同色のカット紙
がセットされているために、或は同一給紙カセットに複
数のカット紙が混在している場合に於ても、一頁目を記
録する前に空白のカット紙を排紙することで仕分けが可
能となる。

【００２８】また、ロール紙を短く切断して排紙トレイ
上に排出して仕分けする様にしたので、空白のカット紙
を仕分け用に用いる場合に比してコストダウンを図るこ
とができる。また、仕切り専用の仕切り用紙を定着部を
回避した経路で排紙トレイ上に排出する構成を備えてい
るので、カールが発生せず、また仕切り用紙を再利用で
きるのでコストダウンになる。また、仕切り用紙とし
て、カット紙等の幅を越えるサイズの用紙を用いること
ができるので、排紙トレイ上に於てカット紙等よりも突
出する仕切り用紙を容易に判別でき、仕分け性を向上で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のファクシミリ装置の全体構
成説明図。

【図２】制御部の構成を示すブロック図。

【図３】本発明の一つの実施例の仕分け動作を示すフロ
ーチャート。

【図４】本発明の他の一つの実施例の仕分け動作を示す
フローチャート。

【図５】本発明の他の一つの実施例の仕切り動作を示す
フローチャート。

【符号の説明】

１画像形成部、２記録紙給紙部、３画像読取り
部、４仕切り用紙給紙部、５排紙トレイ、６操作
部、１０感光体、１１帯電器、１２現像器、１３
転写器、１４定着装置、１５排紙ローラ、２０、
２１カット紙給紙部、２０ａ，２１ａ給紙カセッ
ト，２２ロール紙給紙部、２４給紙コロ，２５搬
送コロ，２６カッタ，３５原稿搬送経路，３６光
学系，４０光書込み手段，４５仕切り用紙給紙トレ
イ，４６給紙コロ，４７ガイド，５０制御部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所 // Ｂ６５Ｈ 33/04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の給紙カセットと、該給紙カセット
から給紙された記録紙に画像を形成する画像形成部と、
該画像形成部の手前位置に於いて搬送される記録紙の色
を検出する色識別センサと、該画像形成部に於いて画像
記録を受けて排出された記録紙を受ける排紙トレイと、
受信部と、制御部と、を備え、上記制御部は、上記受信部が受信した一連の画像情報の
内の第１頁分を記録する時には上記一つの給紙カセット
からある色のカットシート記録紙を上記画像形成部に給
紙して記録を行わせ、第２頁分の画像情報を記録する際
には他の給紙カセットから色の異なるカットシート記録
紙を画像形成部に給紙して記録を行わせ、上記色識別セ
ンサが直前に受信した一連の画像情報中の最終頁分の画
像情報を記録した記録紙の色と今回の受信に於いて一頁
目に用いる記録紙の色とが同じであることを検出した場
合には、今回の受信においては一枚目の記録紙には画像
を記録せずに画像形成部を通過させて上記排紙トレイ上
に排出させ、次の記録紙に第１頁分の画像情報を記録す
るように制御することを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項２】上記ファクシミリ装置は、上記複数の給
紙カセットの他にロール紙及びその給紙機構を備え、あ
る一つの受信中における最終頁のカットシート記録紙を
排出した後に、上記ロール紙を適当な長さにカットして
上記排紙トレイ上の既排出記録紙の最終頁上に排出する
ように構成したことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項３】上記ファクシミリ装置は、仕切り用紙を
収納した仕切り用紙給紙カセットと、該仕切り用紙を上
記画像形成部を経ない経路で上記排紙トレイ上に排出す
る給紙・搬送機構を備えていることを特徴とする請求項
１又は２記載のファクシミリ装置。
【請求項４】異なった色の記録紙を収納した上記複数
の給紙カセットから仕分け用のカットシート記録紙を記
録を施した上で排出する上記方法、該色の異なるカット
シート記録紙を記録を施さずに排出する上記方法、上記
ロール紙を仕分け用紙として用いる方法、或は仕切り用
紙を用いる方法を実行可能な構成を併有し、ある仕分け
方法が使用できなくなった場合に自動的に他の仕分け方
法に切り替えることができるように構成したことを特徴
とする請求項１、２又は３記載のファクシミリ装置。