JPH0897440A - ガラス封止型ダイオード - Google Patents

ガラス封止型ダイオード

Info

Publication number
JPH0897440A
JPH0897440A JP22829394A JP22829394A JPH0897440A JP H0897440 A JPH0897440 A JP H0897440A JP 22829394 A JP22829394 A JP 22829394A JP 22829394 A JP22829394 A JP 22829394A JP H0897440 A JPH0897440 A JP H0897440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diode element
electrode
diode
glass tube
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22829394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
謙二 辻
Mamoru Shikaura
守 四カ浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP22829394A priority Critical patent/JPH0897440A/ja
Publication of JPH0897440A publication Critical patent/JPH0897440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス管の変形が略生じないガラス封止型ダ
イオードを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、対向する電極間に電気的に接続さ
れたダイオード素子と、該ダイオード素子を密封するガ
ラス管とを備えてなるガラス封止型ダイオードにおい
て、前記電極の対向面の少なくとも一方側の略中央に、
前記ダイオード素子の位置決め用の凹部を設けたことを
特徴とするガラス封止型ダイオードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス封止型ダイオー
ドに関し、特に電極の形状に特徴を有するガラス封止型
ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス封止型ダイオードは、例えば、図
4に示すように、ダイオード素子23を、対向するよう
に配置されたAg等からなる略円柱形状の電極21およ
び22間に挟持するようにして電気的に接続した状態
で、SiO2等からなるガラス管24を、電極21、2
2の外周面に融着することにより、ダイオード素子23
を密封するといった構造を有している。
【0003】上記ダイオード素子23は、シリコン等の
チップ状基板25のP型層表面にAg等からなる電極2
6をバンプ形成してなるものである。このような構造を
有するガラス封止型ダイオードは、ここでは図示を省略
するが、従来、例えば上面に複数の円筒状の溝が格子状
に形成されたタングステン等からなる略長方形状の組立
治具を用いて、上記溝内において各々組立製造されてい
る。
【0004】即ち、電極21を、上記溝内に投入し、次
いで、ガラス管24をこの電極21に遊嵌させ、さら
に、ダイオード素子23をガラス管24内に投入した後
に、予め組立治具に接続固定されたバイブレータ等を作
動させて、ガラス管24内のダイオード素子23を振動
させることにより、そのアノード電極25(もしくはカ
ソード電極26)が対向する電極21と接触した状態に
する。その後に、電極22を、一定の荷重を付加した状
態でガラス管24に遊嵌させて、ダイオード素子23を
電極21および22に挟持させて電気的に接続状態を保
ち、この状態で組立治具を、ヒータ炉内に挿入すること
により、各溝内のガラス管24を電極21、22の外周
面に融着させて、ダイオード素子23を密封している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガラス封止型ダイオードは、ダイオード素子23が
振動を付加された後に、図5に示すように、ガラス管2
4の内壁周辺に位置した状態となりやすく、この状態で
ガラス管24が電極21、22の外周面に融着され、こ
れが冷却により収縮するので、ガラス管24には、その
軸心方向に対して略直角方向に曲げモーメントが加わ
り、M方向へ曲げ力が付加されて、略円弧状に変形する
といった外観不良が発生しやすいという問題があった。
【0006】本発明は以上のような状況下で考え出され
たもので、ガラス管の変形が略生じないガラス封止型ダ
イオードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、対向する電極間に電気的に接続されたダイ
オード素子と、該ダイオード素子を密封するガラス管と
を備えてなるガラス封止型ダイオードにおいて、電極の
対向面の少なくとも一方側の略中央に、ダイオード素子
の位置決め用の凹部を設けたことを特徴とするガラス封
止型ダイオードを提供するものである。
【0008】また、本発明は、更に、ダイオード素子
は、カソード電極およびアノード電極を有しており、凹
部がアノード電極を収納する程度の大きさであることを
特徴とする上記のガラス封止型ダイオードを提供するも
のである。
【0009】
【発明の作用及び効果】この構成において、ダイオード
素子は電極上において仮にガラス管近傍に位置していて
も例えば振動が加えるられることにより位置決め用の凹
部により略中央に移動して位置決めされる。従って、ガ
ラス管は電極の対向面を略平行に保ちつつ挟持された状
態で電極と融着することが可能となるので、曲げモーメ
ントが付加されることなく融着されるため、曲げ変形等
の外観不良が略無いガラス封止型ダイオードが提供でき
るのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照しつつ説明するが、本発明はこれに限定されるもので
ない。図1はガラス封止型のダイオードを示す要部断面
図である。このダイオードは、略直方体状のダイオード
素子1を、対向するように配置されたAgからなる略円
柱形状の電極2および3間に挟持するようにして電気的
に接続した状態で、SiO2からなる円筒形状のガラス
管4を、電極2および3の外周面に融着することによ
り、ダイオード素子1を密封するといった構造を有して
いる。
【0011】上記電極2および3は、その対向面側に円
柱小径部5および6が形成されており、また、電極2の
円柱小径部5には、その略中央にダイオード素子1の位
置決め用の凹部7が形成されている。この凹部7は、平
面視矩形状であり、且つ、その内壁断面にて電極3に向
かって幅広となるテーパ形状となっている。また、ガラ
ス管4は、その内径寸法が円柱小径部5および6の直径
よりも僅かに大きく、且つ、電極2および3の最大直径
よりも僅かに小さいものである。
【0012】さらに、ダイオード素子1は、シリコン等
のチップ状基板9のP型層表面にAgからなる電極8を
バンプ形成してなるものである。このような構造を有す
るダイオードを組立製造する方法としては、図2に示す
ように、上面に複数の溝10が格子状に形成されたタン
グステンからなる略長方形状の組立治具11を用いて、
上記溝10内においてダイオードを各々組立製造すると
いった従来の方法が用いることができる。
【0013】即ち、電極2をその円柱小径部5が上方に
向くように、上記溝10内に投入し、次いで、ガラス管
4を円柱小径部5に遊嵌させ、さらに、ダイオード素子
1をガラス管4内に投入した後に、予め組立治具11に
接続固定された図示しないバイブレータ等を作動させ
て、ガラス管4内のダイオード素子1を振動させる。こ
の時、ダイオード素子1は、円柱小径部5面上で振動し
て、凹部7内にはまり込むようにして略中央の位置に位
置決めされる。
【0014】その後に、電極3を、その円柱小径部6側
の面を下向きにして、載置板12を各電極3上に載置し
て一定の荷重を付加した状態でガラス管4に遊嵌させる
ことにより、ダイオード素子1を電極2および3に挟持
させて電気的に接続状態を保ち、この状態で組立治具1
1を、図示しない約650度のヒータ炉内に約 分間挿
入することにより、各溝10内のガラス管4を電極2お
よび3の外周面に融着させて、ダイオード素子1を密封
する。
【0015】このようにダイオード素子1は、凹部7に
より円柱小径部6面上の略中央に位置決めされて、電極
2の対向面を略平行に保ちつつ挟持された状態でガラス
管4と電極2および3の円柱小径部6外周面とを融着さ
せることが可能となるので、ガラス管4には曲げモーメ
ントがほとんど付加されることなく融着されるため、曲
げ変形等の外観不良が略無いガラス封止型ダイオードが
提供できるのである。
【0016】本実施例においては、ダイオード素子1の
位置決め用の凹部7を、図1に示すような形状としてい
るが、これに限定するものでなく、図3(a)に示す円
弧形状や図3(b)に示すVの字形状にしてもよく、凹
部7をアノード電極8が収納される程度の断面視円弧形
状もしくは矩形状にすれば、よりダイオード素子1の位
置決め精度が向上する。この際の電極は、上下成形型を
用いたプレス加工でパンチングすることにより所望形状
に加工することができる。
【0017】また、本実施例においては、凹部7を電極
2のみに設けているが、これに限定するものでなく、電
極2および3の両方に設けてもよい。さらに、本実施例
においては、ダイオード素子1のカソード電極9を凹部
7面に接触させているが、これに限定するものでなく、
アノード電極8を凹部7面に接触させてもよい。
【0018】加えて、本実施例においては、リードレス
タイプのガラス封止型ダイオードを用いているが、これ
に限定するものでなく、電極2および3よりリード線を
導出させたリード付きガラス封止型ダイオードにも適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラス封止型ダイオードを示す要部断
面図である。
【図2】ガラス封止型ダイオードの製造方法を説明する
説明図である。
【図3】本発明のガラス封止型ダイオードの電極形状の
変形例を説明する説明図である。
【図4】従来のガラス封止型ダイオードを示す要部斜視
図である。。
【図5】従来のガラス封止型ダイオードのガラス管の変
形を生じた状態を説明する説明図である。。
【符号の説明】
1 ダイオード素子 2 電極 3 電極 4 ガラス管 5 円柱小径部 6 円柱小径部 7 凹部 8 アノード電極 9 カソード電極 10 溝 11 組立治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する電極間に電気的に接続されたダ
    イオード素子と、該ダイオード素子を密封するガラス管
    とを備えてなるガラス封止型ダイオードにおいて、 前記電極の対向面の少なくとも一方側の略中央に、前記
    ダイオード素子の位置決め用の凹部を設けたことを特徴
    とするガラス封止型ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記ダイオード素子は、カソード電極お
    よびアノード電極を有しており、前記凹部が前記アノー
    ド電極を収納する程度の大きさであることを特徴とする
    請求項1に記載のガラス封止型ダイオード。
JP22829394A 1994-07-25 1994-09-22 ガラス封止型ダイオード Pending JPH0897440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22829394A JPH0897440A (ja) 1994-07-25 1994-09-22 ガラス封止型ダイオード

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-172931 1994-07-25
JP17293194 1994-07-25
JP22829394A JPH0897440A (ja) 1994-07-25 1994-09-22 ガラス封止型ダイオード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0897440A true JPH0897440A (ja) 1996-04-12

Family

ID=26495098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22829394A Pending JPH0897440A (ja) 1994-07-25 1994-09-22 ガラス封止型ダイオード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0897440A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6111316A (en) * 1997-08-29 2000-08-29 Motorola, Inc. Electronic component encapsulated in a glass tube

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6111316A (en) * 1997-08-29 2000-08-29 Motorola, Inc. Electronic component encapsulated in a glass tube

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6606772B1 (en) Method for manufacturing piezoelectric oscillator
JP2006339896A (ja) 圧電振動子の製造方法及び圧電振動子
US20020008438A1 (en) System and method for array processing of surface acoustic wave devices
JPH03149880A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000349353A (ja) ペルチェモジュールおよびそれを備えた光通信用モジュール
JP2002026195A (ja) 樹脂封止型半導体装置及びその製造方法
JPH0897440A (ja) ガラス封止型ダイオード
US20040263186A1 (en) Capacitance type dynamic quantity sensor
EP0665644B1 (en) An electronic component and its manufacturing method
JP2000077965A (ja) 圧電振動子及び圧電振動素子の封止方法
JP2001028518A (ja) 圧電発振器の製造方法
JP2000307161A (ja) 圧電アクチュエータおよびその製造方法
JPH0126056Y2 (ja)
JPH0774576A (ja) 圧電振動子
JP3056159B2 (ja) 半導体パッケージの気密封止方法及びそれを適用した抵抗溶接装置
JPH04258154A (ja) 半導体装置
JPH0222542B2 (ja)
JPH0711793U (ja) サージ吸収素子、及びこれに用いる基板支持具
JPH02135761A (ja) 半導体装置
JPS623896Y2 (ja)
JPS5832331Y2 (ja) 水晶ユニツト
JPH10284973A (ja) 気密端子
JP2726523B2 (ja) リードフレーム及びそれを用いた半導体装置
JPS6290952A (ja) 半導体装置
JP2011129603A (ja) フラットパッケージおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040517

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050328

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050527

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912