JPH0896915A - 回転部電流伝達機構 - Google Patents

回転部電流伝達機構

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JPH0896915A
JPH0896915A JP25285894A JP25285894A JPH0896915A JP H0896915 A JPH0896915 A JP H0896915A JP 25285894 A JP25285894 A JP 25285894A JP 25285894 A JP25285894 A JP 25285894A JP H0896915 A JPH0896915 A JP H0896915A
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JP
Japan
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wall
rotating
belt
ring
rotating member
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JP25285894A
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English (en)
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Yoshitaka Tanaka
義啓 田中
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉塵の発生が少なく、信頼性が高く、寿命が
長く、かつメンテナンスを殆ど必要としない回転部電流
伝達機構を提供する。 【構成】 この回転部電流伝達機構1は、限定された角
度内を矢印Aのように往復回転させられるものであって
その外壁2aが円形の回転部材2と、この回転部材2を
それとの間にリング状の空間5をあけて同心状に取り囲
むものであってその内壁4aが円形の固定部材4と、前
記リング状の空間5に収納された薄くて弾性を有する導
体ベルト6とを備えている。導体ベルト6は、その両端
部が、回転部材2の外壁2aおよび固定部材4の内壁4
aに、ベルト固定部8、10で、互いに同じ方向に向け
てそれぞれ固定されており、かつ途中で丸く折り返され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばイオン注入装
置に代表される半導体製造装置、産業用ロボット等に利
用されるものであって、限定された角度内を往復回転さ
せられる回転部材側に固定部材側から電流を伝達する回
転部電流伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転部電流伝達機構としては、
従来は主として、摺動リングとブラシから成るスリップ
リングが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スリップリ
ングには、回転角に制限がない代わりに、摺動リング
やブラシが摩耗することによって粉塵が発生する、接
触不良が起こりやすく信頼性が低い、寿命が短い、
メンテナンスを頻繁に行う必要がある、等の問題があ
る。特に半導体製造装置においては、粉塵が発生すると
それがウェーハに付着する恐れがあり、粉塵の発生を抑
えることが重要課題である。
【0004】そこでこの発明は、粉塵の発生が少なく、
信頼性が高く、寿命が長く、かつメンテナンスを殆ど必
要としない回転部電流伝達機構を提供することを主たる
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の回転部電流伝達機構は、限定され
た角度内を往復回転させられるものであってその外壁が
円形の回転部材と、この回転部材をそれとの間にリング
状の空間をあけて同心状に取り囲むものであってその内
壁が円形の固定部材と、前記リング状の空間に収納され
ていて、両端部が前記回転部材の外壁および固定部材の
内壁に互いに同じ方向に向けてそれぞれ固定されてお
り、かつ途中で丸く折り返されている薄くて弾性を有す
る導体ベルトとを備えることを特徴とする。
【0006】また、この発明の第2の回転部電流伝達機
構は、限定された角度内を往復回転させられる中空のも
のであってその内壁が円形の回転部材と、この回転部材
内にそれとの間にリング状の空間をあけて同心状に収納
されていてその外壁が円形の固定部材と、前記リング状
の空間に収納されていて、両端部が前記回転部材の内壁
および固定部材の外壁に互いに同じ方向に向けてそれぞ
れ固定されており、かつ途中で丸く折り返されている薄
くて弾性を有する導体ベルトとを備えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記第1の回転部電流伝達機構によれば、回転
部材と固定部材間のリング状の空間が、導体ベルトが擦
れたり折れたりするのを防止するガイドの作用をし、回
転部材が一方の方向に回転すると、導体ベルトは回転部
材の外壁に巻き取られる格好になり、回転部材が他方の
方向に回転すると、導体部材は固定部材の内壁に張り付
く格好になり、回転部材の限定された角度内の往復回転
を許容しつつ、固定部材側から回転部材側へ導体ベルト
を経由して電流を伝達することができる。
【0008】上記第2の回転部電流伝達機構によれば、
回転部材と固定部材間のリング状の空間が、導体ベルト
が擦れたり折れたりするのを防止するガイドの作用を
し、回転部材が一方の方向に回転すると、導体ベルトは
固定部材の外壁に巻き付く格好になり、回転部材が他方
の方向に回転すると、導体部材は回転部材の内壁に張り
付く格好になり、回転部材の限定された角度内の往復回
転を許容しつつ、固定部材側から回転部材側へ導体ベル
トを経由して電流を伝達することができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明に係る回転部電流伝達機構
の一例を示す断面図である。この回転部電流伝達機構1
は、限定された角度内を矢印Aのように往復回転させら
れるものであってその外壁2aが円形の回転部材2と、
この回転部材2をそれとの間にリング状の空間5をあけ
て同心状に取り囲むものであってその内壁4aが円形の
固定部材4と、前記リング状の空間5に収納された薄く
て弾性を有する導体ベルト6とを備えている。
【0010】導体ベルト6は、その両端部が、回転部材
2の外壁2aおよび固定部材4の内壁4aに互いに同じ
方向(図1の例では左方向)に向けてそれぞれ固定され
ており、かつ途中で丸く折り返されている。6aはその
折り返し部を示す。導体ベルト6は上記のように薄くて
弾性を有するので、途中で丸く折り返すことができる。
【0011】回転部材2は、例えば回転軸自身でも良い
し、回転軸に取り付けた他のケースのようなものでも良
い。この回転部材2は、中空、中実を問わない。
【0012】固定部材4は、その内壁4aが円形であれ
ば良く、その外周部の形状は問わない。
【0013】導体ベルト6は、典型的にはステンレス、
銅、鋼等の金属ベルトであるが、その他、プラスチック
フィルムに銅のような金属箔を被着したもの等でも良
い。
【0014】導体ベルト6の幅(図1中で紙面の表裏方
向)は、原理的には制限はないが、厚さは導体ベルト6
の寿命を考慮すると、折り返し部6aの曲率半径の1/
200程度以下にするのが好ましい。
【0015】回転部材2の外壁2aおよび固定部材4の
内壁4aには、導体ベルト6の両端部を固定するベルト
固定部8および10がそれぞれ設けられている。両ベル
ト固定部8および10には、回転部材2および固定部材
4が金属製の場合は、電気絶縁機能を持たせておくのが
好ましい。
【0016】導体ベルト6の両端部には、ベルト固定部
8および10で、配線12および14がそれぞれ接続さ
れている。配線14は、固定側の電源に、配線12は、
回転側の負荷に、それぞれ接続される。回転側の負荷の
一例に、例えば±350V程度の比較的高電圧で低電流
を必要とする静電チャックがあるが、これについては後
述する。
【0017】この回転部電流伝達機構1においては、回
転部材2と固定部材4間のリング状の空間5が、導体ベ
ルト6が擦れたり折れたりするのを防止するガイドの作
用をし、回転部材2が一方の方向に(図1中で右に)回
転すると、導体ベルト6は回転部材2の外壁2aに巻き
取られる格好になり、回転部材2が他方の方向に(図1
中で左に)回転すると、導体ベルト6は固定部材4の内
壁4aに張り付く格好になり、回転部材2の限定された
角度内の往復回転を許容しつつ、固定部材4側から回転
部材2側へ導体ベルト6を経由して電流を伝達すること
ができる。
【0018】回転部材2が右に回転する場合の導体ベル
ト6の連続的な動きを簡略化して図2に示す。図2中の
矢印Bは、回転部材2の回転方向および回転角度を示
す。図2は、回転部材2の一方向の回転を示している
が、逆方向の回転の場合は動きが図2の逆になるだけで
ある。
【0019】なお、図1および図2において(更には後
述する他の図においても)、導体ベルト6が回転部材2
の外壁2aおよび固定部材4の内壁4aから浮いたよう
に図示されているが、これは導体ベルト6が分かりやす
いように表示するためであり、実際は導体ベルト6は外
壁2aおよび内壁4aにそれぞれ接している。
【0020】このような回転部電流伝達機構1によれ
ば、導体ベルト6は回転部材2の外壁2aの表面および
固定部材4の内壁4aの表面を滑らずに転動するだけで
あるので、摺動による摩耗がなく、従って粉塵の発生が
少なく、寿命が長く、かつメンテナンスを殆ど必要とし
ない。しかも、電気的には、固定側と回転側とは摺動部
分を経由せずに導体ベルト6で常に接続されているの
で、電気的導通が確実であり、従って信頼性も高い。
【0021】また、リング状の空間5内で導体ベルト6
がうまく転動するため、導体ベルト6に無理な力が加わ
ることはなく、通常のケーブルによる給電に比べて、導
体ベルト6が切れにくくて信頼性が高く、しかも回転部
材2の最大許容回転角を大きく取ることができる。この
最大許容回転角については後述する。
【0022】また、回転部材2の外周部分のリング状の
空間5を主に利用した構造であるので、回転部材2が中
空、中実を問わず、従って既設の装置に後付けすること
が容易である。
【0023】また、リング状の空間5内で、複数の導体
ベルト6を上下に重ねて配置することにより、給電回路
数を簡単に増やすことができる。
【0024】前述した、回転部材2の最大許容回転角θ
〔度〕は、回転部材2の外壁2aの半径をR1 、固定部
材4の内壁4aの半径をR2 、導体ベルト6の長さをL
とし、導体ベルト6の厚さを無視すると、次式で表すこ
とができる。
【0025】
【数1】θ=(180/π)(R1 +R2 ){L−π
(R2 −R1 )/2}R1 2
【0026】この数1は、次のようにして導くことがで
きる。即ち、図7を参照して、回転部材2の回転角をY
1 〔rad〕、固定部材4のベルト巻き角度をY2 〔r
ad〕とし、ベルト折り返し部6aの曲率半径(=(R
2 −R1 )/2)を不変とすると、図のように回転部材
2が回転しているとき、次式が成り立つ。
【0027】
【数2】Y2 2 =(Y1 −Y2 )R1
【0028】この式を変形すると次式が得られる。
【0029】
【数3】Y2 ={R1 /(R1 +R2 )}Y1
【0030】一方、図7において回転部材2が左回転の
最大位置のとき、固定部材4へのベルト巻き長さをL2
とすると、ベルト折り返し部6aの長さL3 =π(R2
−R1 )/2であるから、次式が成り立つ。
【0031】
【数4】L2 =L−L3 =L−π(R2 −R1 )/2 Y2 2 =L2 ∴Y2 ={L−π(R2 −R1 )/2}/R2
【0032】このときの回転部材2の回転角Y1 は、数
3を変形すると次式となる。
【0033】
【数5】Y1 ={(R1 +R2 )/R1 }Y2
【0034】これに数4のY2 を代入すると次式が得ら
れる。
【0035】
【数6】Y1 =(R1 +R2 ){L−π(R2 −R1
/2}/R1 2
【0036】このY1 の単位をradから度に変換する
と、前述した数1が得られる。
【0037】次に、上記回転部電流伝達機構1を変形し
た回転部電流伝達機構1aを、イオン注入装置等に用い
られる静電チャック式の基板保持装置に用いた実施例を
図3ないし図6を参照して説明する。図1の例と同一ま
たは相当する部分には同一符号を付し、ここでは重複説
明を省略または簡略化する。
【0038】この基板保持装置は、回転軸22の上端部
に、円板状をしていて下部に円形の外壁2aを有する回
転部材2を取り付け、その上に円板状のホルダベース2
6を取り付け、その上に円板状の静電チャック30を取
り付け、その上に基板(例えばウェーハ)を静電気によ
って吸着する構造をしている。38は、基板36を、ア
ームによる搬送のために昇降させる爪である。
【0039】静電チャック30は、この例では双極型の
ものであり、セラミックスから成るチャック基板32の
表層部内に、平面形状が半円形をした二つの電極34、
35を互いに対向させて埋め込んだ構造をしており、両
電極34、35間に±の直流電圧、例えば±350V程
度の直流電圧を印加すると、基板36と電極34、35
間に電荷が溜まり、その間に働くクーロン力によって基
板36を吸着保持することができる。その状態で、基板
36に対して例えばイオンビームを照射する等して処理
を施すことができる。
【0040】このような静電チャック30を用いれば、
基板36の上面に他の物が触れずに基板36を保持固定
することができ、基板36の表面へのパーティクル付着
を防止する上で有利である。
【0041】回転軸22の周りには固定部24が設けら
れており、その上端部に、断面L字状をしたリング状の
ものであってその側壁部に円形をした外壁4aを有する
固定部材4が取り付けられている。
【0042】固定部材24は、この例では、ダイレクト
ドライブモータの固定部であり、回転軸22はその出力
軸である。回転軸22をある角度内で往復回転させるこ
とによって、処理中の基板36を往復回転させることが
でき、それによって基板36に対する処理の均一性を向
上させたり、基板36の表面に形成された溝部の側壁に
万遍無くイオン注入等の処理を施したりすることができ
る。
【0043】上記のような回転部材2および固定部材4
等を備えるこの例の回転部電流伝達機構1aは、静電チ
ャック30に±の直流電圧を供給するために、導体ベル
ト6およびそれ用のベルト固定部8、10を上下2段に
配置した構造をしている。
【0044】固定側の各ベルト固定部10には、直流電
源に接続されている配線が接続され、そこで各導体ベル
ト6の一端部にそれぞれ接続されているが、ここではそ
の配線は図示を省略している。また、回転側の各ベルト
固定部8には、静電チャック30の各電極34、35に
それぞれ接続される配線が接続され、そこで各導体ベル
ト6の他端部にそれぞれ接続されているが、ここではそ
の配線は図示を省略している。
【0045】上下二つの導体ベルト6、6間には、リン
グ状をした例えばポリアセタール樹脂製の絶縁隔壁20
が配置され、これで上下の導体ベルト6、6間が電気的
に絶縁されている。
【0046】回転部材2および固定部材4は、この例で
は共にアルミニウム合金製であり、それらと導体ベルト
6との間の電気絶縁のために、それらの外壁2aおよび
内壁4aには、例えばシリコーンゴムから成る絶縁シー
ト16を貼っている。更に、リング状の空間5の上下面
には、例えばポリアセタール樹脂製の絶縁板18を貼っ
ている。
【0047】上下2本の各導体ベルト6は、この例では
SUS301から成り、幅6mm、厚さ0.05mmの
金属ベルトである。その表面には、発塵をより確実に防
ぎ絶縁性をより確実に確保するために、フッ素樹脂のコ
ーティングを施している。
【0048】この例では、回転部材2の外壁2aの半径
1 は56.5mm、固定部材4の内壁4aの半径R2
は75mm、各導体ベルト6の長さLは440mmであ
り、従って最大許容回転角θは数1から730度とな
る。また、導体ベルト6の折り返し部6aの曲率半径は
9.25mmとなり、導体ベルト6の厚さは前述したよ
うに当該曲率半径の1/200(即ち0.046mm)
程度以下にするのが好ましく、ここではそれに一番近い
0.05mmとしている。
【0049】このような基板保持装置によれば、往復回
転させられる静電チャック30に、回転部電流伝達機構
1aを経由して、固定側から±の直流電圧を供給するこ
とができる。しかもこの回転部電流伝達機構1aについ
ても、回転部電流伝達機構1について先に説明したのと
同様の効果が得られる。
【0050】なお、固定部材と回転部材との関係は相対
的なものであるので、上記例とは逆に、中が固定部材で
外が回転部材であっても良い。その場合の例を図8に示
す。
【0051】この例の回転部電流伝達機構1bは、限定
された角度内を矢印Gのように往復回転させられる中空
のものであってその内壁42aが円形の回転部材42
と、この回転部材42内にそれとの間にリング状の空間
45をあけて同心状に収納されていてその外壁44aが
円形の固定部材44と、前記リング状の空間45に収納
された薄くて弾性を有する前述したような導体ベルト6
とを備えている。導体ベルト6は、その両端部が、回転
部材42の内壁42aおよび固定部材44の外壁44a
に互いに同じ方向(図8の例では左方向)に向けてそれ
ぞれ固定されており、かつ途中で丸く折り返されてい
る。
【0052】回転部材42は、中空でその内壁42aが
円形であれば良く、その外周部の形状は問わない。固定
部材44は、中空、中実を問わない。
【0053】その他の点については、図1の実施例の場
合と同様である。
【0054】この回転部電流伝達機構1bにおいては、
回転部材42と固定部材44間のリング状の空間45
が、導体ベルト6が擦れたり折れたりするのを防止する
ガイドの作用をし、回転部材42が一方の方向に(図8
中で左に)回転すると、導体ベルト6は固定部材44の
外壁44aに巻き付く格好になり、回転部材42が他方
の方向に(図8中で右に)回転すると、導体ベルト6は
回転部材42の内壁42aに張り付く格好になり、回転
部材42の限定された角度内の往復回転を許容しつつ、
固定部材44側から回転部材42側へ導体ベルト6を経
由して電流を伝達することができる。
【0055】また、上記のような回転部電流伝達機構
1、1aおよび1bは、基板保持装置以外にも、例えば
半導体製造装置において往復回転部分に給電する場合
や、産業用ロボットにおいて往復回転するアームに給電
する場合等にも利用することができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、次のような効果を奏する。
【0057】請求項1の発明によれば、導体ベルトは回
転部材の外壁および固定部材の内壁の表面を滑らずに転
動するだけであるので、摺動による摩耗がなく、従って
粉塵の発生が少なく、寿命が長く、かつメンテナンスを
殆ど必要としない。しかも、電気的には、固定側と回転
側とは摺動部分を経由せずに導体ベルトで常に接続され
ているので、電気的導通が確実であり、従って信頼性も
高い。
【0058】請求項2の発明によれば、導体ベルトは回
転部材の内壁および固定部材の外壁の表面を滑らずに転
動するだけであるので、摺動による摩耗がなく、従って
粉塵の発生が少なく、寿命が長く、かつメンテナンスを
殆ど必要としない。しかも、電気的には、固定側と回転
側とは摺動部分を経由せずに導体ベルトで常に接続され
ているので、電気的導通が確実であり、従って信頼性も
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回転部電流伝達機構の一例を示
す断面図である。
【図2】図1の回転部電流伝達機構を簡略化してその連
続動作を示す図である。
【図3】この発明に係る回転部電流伝達機構を備える静
電チャック式の基板保持装置の一例を示す断面図であ
る。
【図4】図3中の線D−Dに沿う拡大詳細断面図であ
る。
【図5】図3中のE部の拡大詳細断面図である。
【図6】図3中のF部の拡大詳細断面図である。
【図7】図1の回転部電流伝達機構を簡略化して示す図
である。
【図8】この発明に係る回転部電流伝達機構の他の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 回転部電流伝達機構 2 回転部材 2a 外壁 4 固定部材 4a 内壁 5 リング状の空間 6 導体ベルト 6a 折り返し部 8,10 ベルト固定部 16 絶縁シート 18 絶縁板 20 絶縁隔壁 30 静電チャック 36 基板 42 回転部材 42a 内壁 44 固定部材 44a 外壁 45 リング状の空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限定された角度内を往復回転させられる
    ものであってその外壁が円形の回転部材と、この回転部
    材をそれとの間にリング状の空間をあけて同心状に取り
    囲むものであってその内壁が円形の固定部材と、前記リ
    ング状の空間に収納されていて、両端部が前記回転部材
    の外壁および固定部材の内壁に互いに同じ方向に向けて
    それぞれ固定されており、かつ途中で丸く折り返されて
    いる薄くて弾性を有する導体ベルトとを備えることを特
    徴とする回転部電流伝達機構。
  2. 【請求項2】 限定された角度内を往復回転させられる
    中空のものであってその内壁が円形の回転部材と、この
    回転部材内にそれとの間にリング状の空間をあけて同心
    状に収納されていてその外壁が円形の固定部材と、前記
    リング状の空間に収納されていて、両端部が前記回転部
    材の内壁および固定部材の外壁に互いに同じ方向に向け
    てそれぞれ固定されており、かつ途中で丸く折り返され
    ている薄くて弾性を有する導体ベルトとを備えることを
    特徴とする回転部電流伝達機構。
JP25285894A 1994-09-20 1994-09-20 回転部電流伝達機構 Pending JPH0896915A (ja)

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JP25285894A JPH0896915A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 回転部電流伝達機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501106A (ja) * 2006-08-17 2010-01-14 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド イオン注入システムに用いられる基材取り扱いスキャンアーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501106A (ja) * 2006-08-17 2010-01-14 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド イオン注入システムに用いられる基材取り扱いスキャンアーム

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