JPH089679Y2 - 炉殻吊り上げ装置 - Google Patents

炉殻吊り上げ装置

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JPH089679Y2
JPH089679Y2 JP1983000395U JP39583U JPH089679Y2 JP H089679 Y2 JPH089679 Y2 JP H089679Y2 JP 1983000395 U JP1983000395 U JP 1983000395U JP 39583 U JP39583 U JP 39583U JP H089679 Y2 JPH089679 Y2 JP H089679Y2
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JP
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furnace shell
claw
recess
furnace
shell
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JP1983000395U
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JPS59106099U (ja
Inventor
是一 間島
次男 山田
卓司 廣田
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石川島播磨重工業株式会社
三木ネツレン株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は炉殻の吊り上げ装置に係わり、特に、原子炉
解体時における高放射性重量物である原子炉圧力容器の
搬出に用いて好適な吊り上げ装置に関するものである。
原子炉解体時における原子炉圧力容器などの炉殻の搬
出方法として、例えば第1図に示すように、炉殻1の壁
面1aに吊ピース2を複数個溶接するとともに、該吊ピー
ス2とクレーン3との間にワイヤ4などを掛け止めして
吊り上げる方法、あるいは、第2図に示すように炉殻1
の壁面1aの複数箇所に貫通孔5を穿設し、該貫通孔5
に、クレーン3に掛け止めされたワイヤ4などを挿入係
止して吊り上げる方法などが考えられる。
しかしながら、前記炉殻1への直接加工を必要とする
前述した方法にあつては、次のような不具合が生じるお
それがある。
すなわち、前記炉殻1が放射性重量物であるために、
その放射線量が高い場合にあつては前記炉殻1への作業
員の接近が困難で、前述した加工ができなくなる。ま
た、仮りに前記炉殻1への接近が可能である場合にあつ
ても、許容作業時間が制限されて、所要の加工を完了す
るまでに長時間を要する。
本考案は前述した事情に対処せんとしてなされたもの
で、その目的とするところは、炉殻に加工を施すことな
くかつ遠隔操作によつて炉殻を吊り上げ搬出することの
できる炉殻吊り上げ装置を提供することにある。
以下、本考案を第3図〜第7図を示す一実施例に基づ
き説明する。
本実施例に示す炉殻吊り上げ装置は、第3図および第
4図に示すように、クレーン3などによつて昇降させら
れかつ原子炉圧力容器などの炉殻1を挟持する複数の挟
持機構6と、該複数の挟持機構6を前記炉殻1の上縁部
に沿つて位置決めして連結する連結枠7とを有し、前記
挟持機構6は第5図および第6図に示すように前記炉殻
1の壁1aの上縁部が挿入される凹部8が下方へ向かつて
開口されて形成された基板9と、該基板9に固定されか
つ前記凹部8内に該凹部8の幅方向に沿つて突出された
固定爪10と、前記基板9に前記凹部8を挟んで前記固定
爪10と対向しかつ該固定爪と接近離反する如く揺動移動
可能に支承された回転爪11と、前記基板9に揺動自在に
基板られかつ前記回転爪11に回転自在に連結されて、該
回転爪11を揺動移動させることにより、前記両爪10、11
を接近させて前記凹部8内に挿入される炉殻1の壁1aを
挟持させる摺動棒12とを備えた基本構成となつている。
次いでこれらの詳細について説明すれば、前記連結枠
7は第4図に示すようにほぼ正三角形状に形成されてお
り、該正三角形の各頂部には、前記炉殻1の上縁部に対
向させられた支持板13がそれぞれ設けられ、該支持板13
の下部に前記挟持機構6が取り付けられている。
前記基板9は、本実施例にあつては2枚用いられてお
り、前記支持板13の下部に所定間隔をあけて平行にかつ
前記凹部8が支持板13の面と直交する方向で重なり合う
ように固定されている(第5図および第6図参照)。
前記固定爪10は、前記基板9、9間に固定された固定
部材14に装着されて、前記凹部8内にその一部が突出さ
せられている(第5図参照)。
前記回転爪11は、前記基板9、9間に設けられた支持
軸15によつて摺動自在に支承されており、該回転爪11の
周縁部で、前記固定爪10と対向する部分には波形状部11
aが形成されていて、回転爪11の回転にともなつて、該
波形状部11aが前記固定爪10に接近離反する如く移動さ
せられるようになつている(第5図の矢印(イ)(ロ)
参照)。
前記摺動棒12は前記支持板13を貫通してその下部が前
記基板9、9間に挿入されているとともに、該摺動棒12
の下部には、前記基板9、9のそれぞれの対向面に形成
された上下方向(第5図の上下方向)に沿う案内溝16に
摺動自在に嵌合される摺動駒17が設けられている。ま
た、前記摺動棒12の下部には、一端が前記回転爪11にそ
の回転中心と偏心した位置にピン18を介して回転自在に
連結された連結棒19の他端が回転自在に連結されてい
る。そして、前記摺動棒12の上下動によつて、前記連結
棒19を介して前記回転爪11が前述した方向に回転させら
れるようになつている。
さらに、本実施例にあつては、前記摺動棒12の上部に
環状部12aが形成されていて、クレーン3にワイヤ4に
よつて吊り下げられた支持枠20の下部にチエン21によつ
て連結されている。
また、本実施例にあつては、前記支持板13と回転爪11
との間に油圧などの流体圧シリンダ22が設けられてい
て、前記回転爪11を前述した方向に回転させるようにな
つている。そして前記流体圧シリンダ22は、前記支持枠
20に設けられたポンプ23によつて駆動されるようになつ
ており、前記摺動棒12とともに前記回転爪11の駆動装置
を構成する。
このように構成された本実施例の炉殻吊り上げ装置に
よつて、炉殻1を吊り上げる場合について説明すれば次
のとおりである。
まず、挟持機構6および連結枠7をチエン21、支持枠
20およびワイヤ4を介してクレーン3に掛け止めすると
ともに、ポンプ23によつて流体圧シリンダ22を駆動し
て、回転爪11を第5図の矢印(ロ)方向に回転させて、
該回転爪11と回転爪10とを十分離間させておく。
次いでクレーン3を操作して前記挟持機構6を炉殻1
の上縁部近傍まで降下させ、該上縁部と前記挟持機構6
の凹部8とを位置合わせする。
これよりさらに前記挟持機構6を降下させることによ
つて前記凹部8内に炉殻1の上縁部を挿入させ、次いで
前記流体圧シリンダ22を前述したのと逆方向に駆動させ
ることにより、前記回転爪11を固定爪10へ向けて回転さ
せて該両爪10、11間に前記炉殻1の壁1aを挟持させる
(第7図参照)。
このようにして前記挟持機構6により炉殻1を挟持し
たのちに、クレーン3によつて挟持機構6を上昇させれ
ば前記炉殻1を吊り上げ搬出することができる。
そして前記挟持機構6を上昇させた時点で、両爪10、
11間に挟持された炉殻1の重量によつて、該両爪10、1
1、および基板9と摺動棒12とが相互に離反する方向に
相対移動させられる。この結果前記回転爪11がその挟持
力を強める方向、すなわち、固定爪10へ向かう方向への
回転力を受けることになつて、確実な挟持を得ることが
できる。
なお、前記実施例中、流体圧シリンダ22やポンプ23を
用いて、回転爪11を挟持機構6の降下前において開方向
へ回転させておくようにしたが、該流体圧シリンダ22や
ポンプ23を省略してもよい。
そして、該流体圧シリンダ22やポンプ23を省略した場
合にあつても、挟持機構6の凹部8内に挿入する際に、
前記挟持機構6や連結枠7などの重量によつて前記回転
爪11が押し開かれるで、前記凹部8内への炉殻1の挿入
が円滑に行なわれる。
以上説明したように本考案に係わる炉殻吊り上げ装置
は、クレーンなどによつて昇降させられかつ原子炉圧力
容器などの炉殻の上縁部が挿入される凹部を有する基板
と、該基板に揺動自在に取り付けられかつ前記凹部内に
挿入された前記炉殻の一側面に接触し、該炉殻が前記凹
部から離脱する方向に移動させられた際に該炉殻を前記
凹部の内側へ押圧する回転爪と、該回転爪を揺動駆動さ
せる駆動装置とを備えた複数の挟持機構を有し、該複数
の挟持機構にこれらを相互に連結して、前記凹部を前記
炉殻の上縁部の複数箇所に対向させかつ該凹部の幅方向
と炉殻の厚さ方向とを交差させて位置決めする連結枠を
設けた構成であるから、前記挟持機構を炉殻の上縁部に
位置合わせしたのちに降下させて、該炉殻の上縁部を前
記挟持機構の凹部に挿入し、次いで該挟持機構を上昇さ
せることにより、前記炉殻を容易かつ強固に挟持して吊
り上げることができる。
なお、本考案の用途として廃炉解体時の吊り上げ装置
として説明してきたが、重量物の吊り上げであれば廃炉
に限らず、新規のプラント建設時にも使用できる。
したがつて吊り上げるべき炉殻に何ら加工を施すこと
なく該炉殻を吊り上げることができるとともに、該吊り
上げ作業の遠隔操作を可能にして、炉殻の搬出作業を安
全かつ迅速に行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図および第2図はそれぞれ炉殻の吊り上げ
方法の一例を示す概略図、第3図〜第7図は本考案の一
実施例を示すもので、第3図は側面図、第4図は第3図
のIV-IV線に沿う矢視図、第5図は挟持機構の側面図、
第6図は第5図のVI-VI線に沿う矢視図で一部を断面し
た図、第7図は第6図のVII-VII線に沿う矢視断面図で
ある。 1……炉殻、1a……(炉殻の)壁、3……クレーン、4
……ワイヤ、6……挟持機構、7……連結枠、8……凹
部、9……基板、10……固定爪、11……回転爪、12……
摺動棒、13……支持板、15……支持軸、16……案内溝、
17……摺動駒、18……ピン、19……連結棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−133655(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンなどによつて昇降させられかつ原
    子炉圧力容器などの炉殻の上縁部が挿入される凹部を有
    する基板と、該基板に揺動自在に取り付けられかつ前記
    凹部内に挿入された前記炉殻の一側面に接触し、該炉殻
    が前記凹部から離脱する方向に移動させられた際に該炉
    殻を前記凹部の内側へ押圧する回転爪と、該回転爪を揺
    動駆動させる駆動装置とを備えた複数の挟持機構を有
    し、該複数の挟持機構にこれらを相互に連結して、前記
    凹部を前記炉殻の上縁部の複数箇所に対向させかつ該凹
    部の幅方向と炉殻の厚さ方向とを交差させて位置決めす
    る連結枠を設けたことを特徴とする炉殻吊り上げ装置。
JP1983000395U 1983-01-06 1983-01-06 炉殻吊り上げ装置 Expired - Lifetime JPH089679Y2 (ja)

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JP1983000395U JPH089679Y2 (ja) 1983-01-06 1983-01-06 炉殻吊り上げ装置

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JPS59106099U JPS59106099U (ja) 1984-07-17
JPH089679Y2 true JPH089679Y2 (ja) 1996-03-21

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ID=30132149

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JPS59106099U (ja) 1984-07-17

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