JPH0896031A - 電子化書類回覧システム - Google Patents

電子化書類回覧システム

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JPH0896031A
JPH0896031A JP22666694A JP22666694A JPH0896031A JP H0896031 A JPH0896031 A JP H0896031A JP 22666694 A JP22666694 A JP 22666694A JP 22666694 A JP22666694 A JP 22666694A JP H0896031 A JPH0896031 A JP H0896031A
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森  有一
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Hiroshi Majima
宏 馬嶋
Kenichi Aoshima
健一 青島
Shiyunsuke Akifuji
俊介 秋藤
Tetsuji Toushita
哲司 塔下
Kazuhiro Suga
和広 菅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数の電子化書類の回覧履歴を利用者
に提示することができる電子化書類回覧システムを提供
することにある。 【構成】一度に回覧される決裁書類111および注文書
類112を管理するトランザクションフォルダ毎の履歴
を取得し、その履歴を利用者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子化書類回覧システム
に係り、特に利用者に回覧された電子化書類に関連のあ
る他の複数の電子化書類の履歴情報を該利用者が入手す
るような電子化書類回覧システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンやワードプロセッサなどの低価
格化に伴い、多くのオフィスワーカが文書や表を電子化
書類として作成するようになった。オフィスワーカの生
産性向上を狙い、実際の業務におけるオフィスワーカの
協同作業を回覧経路に沿った書類の流れ(ビジネスプロ
セス)としてモデル化し、電子化書類を回覧経路に沿っ
て自動回覧する電子化書類回覧システムに対する需要が
高まりつつある。
【0003】上記システムを用いたオフィスワーカの協
同作業において、各自に与えられた仕事(回覧された電
子化書類の処理)を単に自分の都合だけを考慮して処理
するだけでは各自が勝手に仕事を進めることになり、協
同作業に支障を来す場合がある。各自が各自の仕事のみ
ならず、それと関連する関与者が行っている仕事の履
歴、すなわち電子化書類の回覧履歴、を参照し、与えら
れた仕事の経緯の把握(如何なる回覧経路で仕事が回覧
されてきたか)や処理済みの仕事のフォローアップ(そ
の後仕事がどう進んでいるか)等の仕事の全体像を考慮
した業務遂行を行うことが生産性向上の重要なポイント
のひとつである。
【0004】上記システムの初歩的なものとして当業者
間で広く知られている電子メールシステムがある。電子
メールシステムとは、コンピュータ間でネットワーク装
置を介してメッセージ(電子化書類の一例)を送受する
システムである。電子メールには、「UNIX WHI
TE BOOK 文房具UNIX」(p87〜p98雪
田 修一著 マグロウヒル出版株式会社 1992年7
月30日発行)に記載のように、宛先(最も簡単な回覧
経路の例)及び履歴情報(電子メールの回覧記録)とし
て送信時刻、送信者名、受信時刻、受信者名及び題名が
メッセージ本文の前に付加情報として挿入されている。
受信者はこの付加情報から電子メールの履歴を入手する
ことができる。
【0005】特開平2−184142号公報記載の「複
数の電子メール・オブジェクトの送信を確認し、制御す
る方法」は、上記の電子メールシステムに加えて(1)
送信者側にも送信した電子メールの記録として送信電子
メールのコピーを保存する機能、(2)受信者が電子メ
ールを受信時に受信確認の電子メールを送信者に送信す
る機能、(3)送信者が適時に確認メールを受け取らな
かった場合、電子メールを再送する機能が設けられてい
る。特開平2−184142号公報では、受信者は電子
メールの履歴を入手することができ、送信者は電子メー
ルの着信を確認できる。
【0006】特開平5−63728号公報記載の「オフ
ィス情報処理システム」では、上記の電子メールシステ
ム及び特開平2−184142号公報の機能に加え、 (1)電子メールの送信側から受信側に対して、受信側
における電子メールの処理状況を問い合わせる機能 (2)(1)の問い合わせに対して受信者側が応答する
機能 が設けられている。特開平5−63728号公報では、
受信者は電子メールの履歴を入手することができ、送信
者は受信側における電子メールの処理状況をも入手する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記電子化書類回覧シ
ステムの対象業務には、複数の電子化書類がそれぞれ別
経路で並行して回覧されたり、ある時点でそれらが一箇
所にまとめられたりしながら回覧されていく回覧業務が
多く見受けられる。一例をあげるとするならば、「発注
業務において、決裁書類と注文書類はそれぞれ企画部と
研究部が別々に作成するが、経理部長のところで発注書
類として1つにまとめられて認可を受け、資材部で発注
伝票が発行される」といった業務がある。このような業
務では、利用者に回覧される電子化書類の他にその利用
者を経由しない電子化書類の履歴も参照できると業務を
遂行する効率があがる。本例では、例えば経理部長の認
可を受けるためには決裁書類と注文書類が揃っているこ
とが必要条件である。よりスムースな業務遂行のために
は、企画部は研究部の注文書類の履歴情報を入手して作
成状況の進捗をチェックし、既に注文書類が経理部長に
提出されている場合は急いで決裁書類を作成し、そうで
ない場合はより優先度の高い業務を実行するといった柔
軟な対処が必要である。
【0008】ところが上記従来技術では、上の例で述べ
たように1つの業務に関係する電子化書類の一連の流れ
において、回覧される複数の電子化書類の内、利用者に
回覧された電子化書類の履歴情報をその利用者は参照す
ることができるが、利用者に回覧されていない電子化書
類の履歴情報を参照することについて配慮がなされてい
なかった。以下、1つの業務を遂行するために電子化書
類を複数の利用者間に回覧するようにした電子化書類の
一連の流れをトランザクションと呼ぶ。
【0009】本発明の目的は、同一トランザクションに
おける全ての電子化書類の回覧履歴情報(トランザクシ
ョンログ)を参照可能な電子化書類回覧システムを提供
することにある。
【0010】また上記従来技術では、利用者毎に回覧さ
れた電子化書類の履歴(ユーザログ)を利用して利用者
が処理した電子化書類のトランザクションをフォローア
ップするとき、そのトランザクションに含まれる複数の
電子化書類の中で利用者が処理した電子化書類の処理状
況(最新の回覧履歴情報)を参照することはできるが、
利用者に回覧されていない電子化書類の処理状況(最新
の回覧履歴情報)を参照することについて配慮していな
い。
【0011】本発明の別の目的は、ユーザログを利用し
てトランザクションに含まれる全ての電子化書類の処理
状況を参照可能な電子化書類回覧システムを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子化書類を
配送元から配送先へ配送するときに、その電子化書類の
回覧に関係する同一トランザクションの回覧履歴を取得
し、要求に応じてこの回覧履歴を表示して利用者に供す
るようにした電子化書類回覧システムを特徴とする。
【0013】また本発明は、ユーザログを表示し、この
ユーザログ中の特定の電子化書類を指定することによっ
てこれに関連する回覧履歴を表示して利用者に供するよ
うにした電子化書類回覧システムを特徴とする。
【0014】
【作用】回覧の対象となる電子化書類とトランザクショ
ンとを対応づけて定義しておけば、電子化書類を配送元
から配送先へ配送するときに該電子化書類に関連するト
ランザクションの回覧履歴にアクセスすることができる
ので、このようにして電子化書類を配送する度に関連す
るトランザクションの回覧履歴を取得し、同一トランザ
クションについての回覧履歴を累積していくことができ
る。
【0015】ユーザログは利用者に回覧されたすべての
電子化書類の履歴を記録するので、ユーザログを表示
し、特定の電子化書類を指定することによってこの電子
化書類に関連するトランザクションの回覧履歴にアクセ
スすることができる。
【0016】
【実施例】
(1)電子化書類回覧システムの機器構成 図2に本発明の一実施例である電子化書類回覧システム
の概略図を示す。電子化書類回覧システム201は、電
子化書類の管理および回覧処理を行うサーバ211、利
用者が回覧されてきた電子化書類の処理を行う利用者端
末212〜217及びサーバ211と利用者端末212
〜217とを接続するネットワーク装置218から構成
される。利用者端末212〜217は、本装置の利用者
である利用者A〜利用者Fに各々割り当てられている。
ただし端末数は6に制限されるものではなく、一利用者
が複数の利用者端末を利用したり、一利用者端末を複数
の利用者が共有したりすることができる。
【0017】後に詳述するが、本装置を用いた電子化書
類の回覧を概説すると、利用者は利用者端末212〜2
17を用いて電子化書類を受け取り、編集して次の回覧
先に回覧する手続きを行う。サーバ211は、利用者が
次の回覧先に回覧する手続きを行った電子化書類を次の
回覧先に配送することにより電子化書類の回覧処理を行
う。
【0018】図3にサーバ211の機器構成図を示す。
サーバ211は、記憶装置330、中央処理装置32
0、ネットワーク接続装置310から構成される。記憶
装置330は、電子化書類回覧処理手続きが記述された
処理プログラムブロック331、ユーザ管理や電子化書
類回覧処理に必要な複数の制御用データから構成される
回覧制御データブロック332及び回覧される複数の電
子化書類から成る電子化書類ブロック333を格納す
る。中央処理装置320は、処理プログラムブロック3
31中の処理プログラムを読み込み、電子化書類の回覧
処理を実行する。ネットワーク接続装置310は、ネッ
トワーク装置218を介して利用者端末212〜217
とサーバ211とを接続し、サーバ211と利用者端末
212〜217間でのデータの送受信を行う。
【0019】図4に一般的な利用者端末212の機器構
成図を示す。記憶装置430には利用者に回覧された電
子化書類の端末における処理手続きが記述された端末処
理プログラム431、電子化書類として回覧されてきた
回覧オブジェクトを参照し、編集するためサーバ211
から送られてきた電子化書類をコピーする領域である回
覧オブジェクト作業領域433、回覧オブジェクトを参
照し、編集するためのアプリケーションプログラムブロ
ック432が格納されている。演算装置420は記憶装
置430から端末処理プログラム431を読み込み、端
末処理を実行する。端末ネットワーク接続装置410
は、ネットワーク装置218を介して利用者端末212
とサーバ211とを接続し、サーバ211と利用者端末
212間でのデータ送受信を行う。ユーザインタフェー
ス装置440はキーボード441及びマウス442から
入力されるユーザの情報を検出し、これを演算装置42
0へ伝える。表示装置443は演算装置が実行した処理
の処理結果を表示する。
【0020】(2)サーバ211の記憶装置330に格
納されたデータの説明 次にサーバ211の記憶装置330に格納されたデータ
について図3及び図5を用いて詳細に説明する。以下ブ
ロックとは、同じ種類のデータ(オブジェクト)を集め
たものを意味し、ブロックは記憶装置330内の記憶領
域を占有する。
【0021】(2−1)回覧オブジェクトブロック 図3に示す回覧オブジェクトブロック333は、利用者
に回覧される複数の回覧オブジェクトから成る。回覧オ
ブジェクトとは、電子化された静止画像、動画像、音
声、テキスト又はその組合せである。
【0022】(2−2)回覧制御データブロック 図3の回覧制御データブロック332は、図5に示すよ
うなオブジェクトブロックから構成されている。
【0023】ユーザオブジェクトブロック510は、利
用者毎に設定された利用者情報である複数のユーザオブ
ジェクトから成り、ユーザオブジェクト「利用者A(5
11)」〜ユーザオブジェクト「利用者F(516)」
は利用者A〜利用者Fのユーザオブジェクトである。
【0024】ビジネスプロセス定義オブジェクトブロッ
ク540は、ビジネスプロセス定義を記述したスクリプ
トであるビジネスプロセス定義オブジェクトから成る。
ビジネスプロセス定義オブジェクト「研究機材発注業務
定義541」は図1に示した電子化書類回覧業務を定義
するビジネスプロセス定義「研究機材発注業務定義」の
ビジネスプロセス定義オブジェクトである。
【0025】トランザクションフォルダオブジェクトブ
ロック530は、ビジネスプロセス定義によって定義さ
れるビジネスプロセスの一つのトランザクションにおい
て回覧される全ての電子化書類オブジェクトの管理情報
であるトランザクションフォルダオブジェクトから成
り、トランザクションフォルダオブジェクト「研究機材
発注業務0704(531)」、トランザクションフォルダ
オブジェクト「研究機材発注業務0705(532)」及び
トランザクションフォルダオブジェクト「研究機材発注
業務0706(533)」は、それぞれビジネスプロセス定
義「研究機材発注業務定義」のトランザクションである
トランザクション「研究機材発注業務0704」、トランザ
クション「研究機材発注業務0705」及びトランザクショ
ン「研究機材発注業務0706」のトランザクションフォル
ダオブジェクトである。ここでフォルダと呼ぶのは、管
理の対象とする電子化書類オブジェクトが一般に複数個
あり、これら複数個の電子化書類オブジェクトをまとめ
ているという意味を込めているためである。
【0026】電子化書類オブジェクトブロック(52
0)は、単数または複数の回覧オブジェクトを一つの電
子化書類として回覧するための管理情報である電子化書
類オブジェクトから成り、電子化書類オブジェクト「決
裁書類0704(521)」及び電子化書類オブジェクト
「注文書類0704(522)」はトランザクション「研究
機材発注業務0704」において回覧される電子化書類オブ
ジェクトであり、電子化書類オブジェクト「決裁書類07
05(523)」及び電子化書類オブジェクト「注文書類
0705(524)」はトランザクション「研究機材発注業
務0705」において回覧される電子化書類オブジェクトで
あり、電子化書類オブジェクト「決裁書類0706(52
5)」および電子化書類オブジェクト「注文書類0706
(526)」はトランザクション「研究機材発注業務07
06」において回覧される電子化書類オブジェクトであ
る。
【0027】マネージャオブジェクトブロック570
は、本電子化書類回覧システム全体の制御データオブジ
ェクトである要求スタックオブジェクト(571)を有
し、要求スタックオブジェクトは、利用者が利用者端末
を用いて次の回覧先に送る配送要求された電子化書類オ
ブジェクトの名称を格納するファーストインファースト
アウトのスタックである。
【0028】本発明が提供する電子化装置回覧システム
の特徴であるトランザクションログオブジェクトブロッ
ク(560)は、トランザクションに含まれる全ての電
子化書類、すなわちトランザクションフォルダによって
管理される全ての電子化書類オブジェクトの回覧履歴を
格納するトランザクションログオブジェクトを有し、ト
ランザクションログオブジェクト「ログ研究機材発注業
務0704(561)」、トランザクションログオブジェク
ト「ログ研究機材発注業務0705(562)」、トランザ
クションログオブジェクト「ログ研究機材発注業務0706
(563)」はそれれぞれ、トランザクション「研究機
材発注業務0704」、トランザクション「研究機材発注業
務0705」、トランザクション「研究機材発注業務0706」
に関するトランザクションログオブジェクトである。
【0029】ユーザログオブジェクトブロック550
は、利用者A(551)〜利用者F(556)と命名し
たユーザログに関するログを格納する複数のオブジェク
トから成る。ユーザログオブジェクト「ログ利用者A
(551)」〜ユーザログオブジェクト「ログ利用者F
(556)」は、それぞれ利用者A〜利用者Fに関する
ユーザログオブジェクトである。
【0030】図6に電子化書類オブジェクトの一例とし
て電子化書類オブジェクト「決裁書類0705(523)」
の詳細を示す。
【0031】項目「回覧オブジェクトリスト」は、一つ
の電子化書類として電子化書類オブジェクト決裁書類07
05(523)がまとめる回覧オブジェクトの名称のリス
トである。
【0032】項目「電子化書類タイプ」は、ビジネスプ
ロセス定義において回覧される電子化書類のタイプを定
義するときに用いる名称であり、項目値「決裁書類」は
ビジネスプロセス定義「研究機材発注業務定義」におい
て回覧されている「決裁書類111」を意味する。
【0033】項目「所有者」、は本電子化書類オブジェ
クトの現在の回覧先である利用者の名称であり、項目値
「利用者B」は、現在該電子化書類オブジェクトが利用
者Bに回覧されていることを意味する。
【0034】項目「トランザクションオブジェクト」
は、本電子化書類オブジェクトを管理するトランザクシ
ョンフォルダオブジェクトの名称であり、項目値「研究
機材発注業務0705」は、本電子化書類オブジェクトがト
ランザクションフォルダオブジェクト「研究機材発注業
務0705(532)」によって管理されていることを意味
する。
【0035】図7に電子化書類オブジェクトの一例とし
て電子化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」
の詳細を示す。ここで「注文書類0705」は電子化書類の
名称であり、かつ識別子である。
【0036】項目「回覧オブジェクトリスト」は、一つ
の電子化書類として電子化書類オブジェクト「決裁書類
0705(524)」がまとめる回覧オブジェクトの名称の
リストである。ここでは回覧オブジェクトは order0705
というテキストとビットマップ・データとをまとめて
いることを例示している。
【0037】項目「電子化書類タイプ」は、ビジネスプ
ロセス定義において回覧される電子化書類のタイプを定
義するときに用いるタイプ名であり、項目値「注文書
類」はビジネスプロセス定義「研究機材発注業務定義」
において回覧される電子化書類のタイプである。
【0038】項目「所有者」は、本電子化書類オブジェ
クトの現在の回覧先である利用者の名称であり、項目値
「利用者C」は、現在該電子化書類オブジェクトが利用
者Cに回覧されていることを意味する。
【0039】項目「トランザクションオブジェクト」
は、本電子化書類オブジェクトを管理するトランザクシ
ョンフォルダオブジェクトの名称であり、項目値「研究
機材発注業務0705」は、本電子化書類オブジェクトがト
ランザクションフォルダオブジェクト「研究機材発注業
務0705(532)」によって管理されていることを意味
する。
【0040】電子化書類オブジェクト「決裁書類0705
(523)」及び電子化書類オブジェクト「注文書類07
05(524)」は、共にトランザクションフォルダオブ
ジェクト「研究機材発注0705(532)」によって管理
されている。
【0041】図8にユーザオブジェクトの一例としてユ
ーザオブジェクト「利用者C(513)」の詳細を示
す。
【0042】項目「ユーザ」は、ユーザオブジェクトの
対象ユーザ名称であり、項目値「利用者C」はユーザオ
ブジェクト「利用者C(513)」が利用者Cのユーザ
オブジェクトであることを意味する。
【0043】項目「ユーザログオブジェクト」は、ユー
ザオブジェクト「利用者C(513)」の対象ユーザで
ある利用者Cに関するユーザログオブジェクトの名称で
あり、項目値「ログ利用者C」はユーザオブジェクト
「利用者C(513)」の対象ユーザである利用者Cの
ユーザログを格納したユーザログオブジェクトがユーザ
ログオブジェクト「利用者C(553)」であることを
意味する。
【0044】項目「所持電子化書類オブジェクトリス
ト」は利用者Cに回覧されている電子化書類オブジェク
ト名称のリストを意味する。
【0045】図9にトランザクションフォルダオブジェ
クトの一例としてトランザクションフォルダオブジェク
ト「研究機材発注0705(532)」の詳細を示す。
【0046】項目「ビジネスプロセス定義オブジェク
ト」は、該トランザクションフォルダオブジェクトに管
理される電子化書類オブジェクトの回覧が行われるトラ
ンザクションを定義したビジネスプロセスを定義したビ
ジネスプロセス定義オブジェクトの名称であり、項目値
「研究機材発注業務定義」はトランザクションフォルダ
オブジェクト「研究機材発注0705(532)」によって
管理される電子化書類オブジェクトの回覧が行われるト
ランザクションを定義したビジネスプロセス定義オブジ
ェクトがビジネスプロセス定義オブジェクト「研究機材
発注業務定義541」であることを意味する。
【0047】項目「管理電子化書類オブジェクトリス
ト」は、本トランザクションフォルダオブジェクトによ
って管理される電子化書類オブジェクトの名称リストで
ある。項目値「{決裁書類0705,注文書類0705}」は、
本トランザクションフォルダオブジェクトによって管理
される電子化書類オブジェクトは電子化書類オブジェク
ト「決裁書類0705(523)」および「注文書類0705
(524)」であることを意味する。
【0048】項目「トランザクションログオブジェク
ト」は、本トランザクションフォルダオブジェクトによ
って管理される電子化書類オブジェクトの回覧履歴であ
るトランザクションログを取得するトランザクションロ
グオブジェクトの名称であり、項目値「ログ研究機材発
注0705」は本トランザクションフォルダオブジェクトに
関するトランザクションログオブジェクトが「ログ研究
機材発注業務0705(562)」の識別子をもつトランザ
クションログであることを意味する。
【0049】図9によれば、トランザクションフォルダ
オブジェクト「研究機材発注0705(532)」は、ビジ
ネスプロセス定義オブジェクト「研究機材発注業務定義
(541)」に基づき回覧される電子化書類オブジェク
ト「決裁書類0705(523)」と「注文書類0705(52
4)」を管理しており、電子化書類オブジェクト「決裁
書類0705(523)」と「注文書類0705(524)」の
回覧履歴をトランザクションログオブジェクトに項目値
「ログ研究機材発注業務0705(562)」として格納す
る。
【0050】図10に要求スタックオブジェクト571
の詳細を示す。項目「処理待ち電子化書類オブジェク
ト」は、利用者端末によって要求スタックオブジェクト
571に書き込まれた電子化書類オブジェクトの名称で
ある。項目値「なし」は対応する要求番号には電子化書
類オブジェクト名称が書き込まれていないことを意味す
る。項目「要求番号」は、処理待ち電子化書類オブジェ
クトの要求順序である。後に詳述するが、要求スタック
はファーストイン、ファーストアウトの有限スタックで
あり、要求番号はファーストイン、ファーストアウトの
制御を行うための番号である。図10に示した要求スタ
ックオブジェクトでは、電子化書類オブジェクト「注文
書類0705(524)」と電子化書類オブジェクト「注文
書類0706(526)」が処理待ちの電子化書類オブジェ
クトとなっている。
【0051】本発明が提供する電子化装置回覧システム
の特徴であるトランザクションログオブジェクトの一例
として、トランザクションログオブジェクト「ログ研究
機材発注0705(562)」の詳細を図11に示す。トラ
ンザクションログとして取得する履歴情報は時刻、電子
化書類オブジェクト、配送元、配送先から成り、トラン
ザクションログオブジェクトはこれらの履歴情報を時系
列の順に並べたものである。項目「配送元」は電子化書
類オブジェクトの配送(回覧)を要求したユーザ名、項
目「配送先」は電子化書類オブジェクトの次の回覧先ユ
ーザ名である。項目「電子化書類オブジェクト」は配送
される電子化書類オブジェクト名称、項目「時刻」は配
送処理を行った時刻である。
【0052】図12にユーザログオブジェクトの一例と
してユーザログオブジェクト「ログ利用者C(55
3)」の詳細を示す。ユーザログとして取得する履歴情
報は時刻、電子化書類オブジェクト、操作から成り、ユ
ーザログオブジェクトはこれらの履歴情報を時刻順に並
べたものである。項目「操作」は受信又は発信の何れか
である。「受信」は電子化書類が配送されたことを意味
し、「発信」は電子化書類の配送を要求したことを意味
する。項目「電子化書類オブジェクト」は配送される電
子化書類オブジェクト名称、項目「時刻」は操作が行わ
れた時刻である。
【0053】図13にビジネスプロセス定義オブジェク
ト「研究資材発注業務定義541」の詳細な記述を示
す。記述の解釈は後述する。
【0054】(2−3)処理プログラムブロック 図14に示すように処理プログラムブロック331は、
回覧処理の主だった処理の処理手続きが記述された回覧
処理メインプログラム1410、要求スタックオブジェ
クト571の読み出し処理手続きが記述された要求スタ
ックオブジェクト読み出し処理プログラム1411、電
子化書類オブジェクトを配送元から配送先に配送する処
理手続きが記述された電子化書類オブジェクト配送処理
プログラム1412、トランザクションログとユーザロ
グの取得手続きが記述された履歴取得処理プログラム1
413及びトランザクションログオブジェクトの削除処
理が記述されたトランザクションログ削除処理プログラ
ム1414からなる。各々のプログラムに関する説明は
後に行う。
【0055】(3)利用者端末212の記憶装置430
に格納されたデータの説明 図4に示すように、記憶装置430には端末処理プログ
ラム431、アプリケーションプログラムブロック43
2及び回覧オブジェクト作業領域433が格納されてい
る。
【0056】(3−1)端末処理プログラム431 端末処理プログラムは利用者端末における処理手続きが
記述されている。説明は後で行う。
【0057】(3−2)アプリケーションプログラムブ
ロック432 ワードプロセッサなどの電子化書類編集用のアプリケー
ションプログラムから成る。
【0058】(3−3)回覧オブジェクト作業領域43
3 電子化書類として回覧された回覧オブジェクトをアプリ
ケーションプログラムを用いて編集するため、サーバ2
11の回覧オブジェクトブロック333に格納されてい
る回覧オブジェクトをネットワーク装置218を介し
て、利用者端末212の記憶装置430にコピーするた
めの記憶領域である。利用者端末212における回覧オ
ブジェクトの編集は、回覧オブジェクト作業領域433
にコピーされた回覧オブジェクトに対して為され、編集
処理終了後、ネットワーク装置218を介してサーバ2
11の回覧オブジェクトブロック333に格納されてい
る回覧オブジェクトに上書きすることにより、回覧オブ
ジェクトの更新を行う。
【0059】(4)電子化書類回覧の処理手続きの説明 (4−1)回覧業務の概要 まず本実施例において実施される電子化書類の回覧業務
について概説する。
【0060】図1は本実施例で処理を行う研究機材発注
業務を表現したものである。利用者A(101)〜利用
者F(106)は、利用者端末によって行われる処理を
表現しており、本電子化書類回覧システムの利用者であ
る利用者A〜利用者Fが各々の利用者端末を操作して電
子化書類を受け取り、編集を行って次の回覧者へ発信す
る処理を表現している。利用者A(101)〜利用者F
(106)を結ぶ矢印は、電子化書類の回覧処理の流れ
を表現しており、矢印の開始端の処理を行う利用者によ
って発信処理を要求された電子化書類をサーバ211が
矢印の終了端に接続された処理を行う利用者に配送する
処理を表現している。矢印上の決裁書類111及び注文
書類112は、該矢印に沿って配送される電子化書類の
タイプを表現している。
【0061】次に本研究機材発注業務の流れを説明す
る。利用者A(101)において、利用者Aは研究機材
発注業務を開始するにあたり、予め用意されたタイプが
決裁書類111である電子化書類とタイプが注文書類1
12である電子化書類の発信要求を利用者端末を用いて
行う。サーバ211はタイプが決裁書類111である電
子化書類を利用者B(102)の処理を行う利用者Bに
配送するとともに、タイプが注文書類112である電子
化書類を利用者C(103)の処理を行う利用者Bに配
送する。
【0062】利用者B(102)において、利用者Bは
利用者A(101)から配送されたタイプが決裁書類1
11である電子化書類を利用者端末内のアプリケーショ
ンプログラムを用いて編集して該電子化書類を完成さ
せ、該電子化書類の発信要求を利用者端末を用いて行
う。サーバ211は該電子化書類を利用者E(105)
の処理を行う利用者Eに配送する。
【0063】利用者C(103)において、利用者Cは
利用者A(101)から配送されたタイプが注文書類1
12である電子化書類を利用者端末内のアプリケーショ
ンプログラムを用いて該電子化書類のデータを入力し、
データの入力完了後該電子化書類の発信要求を利用者端
末を用いて行う。サーバ211は該電子化書類を利用者
D(104)の処理を行う利用者Dに配送する。
【0064】利用者D(104)において、利用者Dは
利用者C(103)から配送されたタイプが注文書類1
12である電子化書類を利用者端末内のアプリケーショ
ンプログラムを用いて該電子化書類のデータを検査し、
データの検査終了後該電子化書類の発信要求を利用者端
末を用いて行う。サーバ211は該電子化書類を利用者
E(105)の処理を行う利用者Eに配送する。
【0065】利用者E(105)において、利用者Eは
利用者B(102)から配送されるタイプが決裁書類1
11である電子化書類と利用者D(104)から配送さ
れるタイプが注文書類112である電子化書類が揃った
後、利用者端末内のアプリケーションプログラムを用い
て決裁し、決裁完了後該電子化書類の発信要求を利用者
端末を用いて行う。サーバ211は該電子化書類を利用
者F(106)の処理を行う利用者Fに配送する。
【0066】利用者F(106)において、利用者Fは
利用者E(105)から配送されるタイプが決裁書類1
11である電子化書類とタイプが注文書類112である
電子化書類を利用者端末内のアプリケーションプログラ
ムを用いて発注処理を行い、発注処理完了によって本業
務を終了する。
【0067】図1が表現する研究機材発注業務における
電子化書類の配送方法を記述したものがビジネスプロセ
ス定義であり、本実施例のビジネスプロセス定義オブジ
ェクト「研究機材発注業務定義(541)」に相当す
る。上記研究機材発注業務という一業務例がトランザク
ションに相当し、本実施例ではトランザクション「研究
機材発注業務0705」について説明する。
【0068】(4−2)回覧処理手続き 電子化書類の回覧処理手続きは、サーバ211の処理プ
ログラムブロック331に含まれる処理プログラムと各
利用者端末の端末処理プログラム431に記述されてい
る。
【0069】(4−2−1)サーバの電子化書類回覧処
理手続き サーバ211の電子化書類回覧処理手続きは、利用者か
ら利用者へ電子化書類を配送する処理手続きであり、処
理プログラムブロック331の処理プログラムとして格
納されている。要求スタックオブジェクト読み出し処理
プログラム1411、電子化書類オブジェクト配送処理
プログラム1412、履歴取得処理プログラム1413
及びトランザクションログ削除処理プログラム1414
は回覧処理メインプログラム1410のサブルーチンで
あり、ここではこれらのサブルーチンの説明を含めて回
覧処理メインプログラム1410の処理手続きに沿って
説明を行う。
【0070】回覧処理メインプログラム1410には、
図15にPAD図で示す手続きが記述されている。ステ
ップ1510では回覧処理メインプログラムの処理を開
始し、ステップ1511に進む。ステップ1511で
は、終了命令が利用者端末から入力されるまでステップ
1520以降の処理を繰り返し実行する。終了命令が利
用者端末から入力されるとステップ1512へ進む。ス
テップ1512では回覧処理メインプログラムの処理を
終了する。ステップ1520では、要求スタックオブジ
ェクト571の読み出し処理を行い、ステップ1521
へ進む。
【0071】要求スタックオブジェクト571の読み出
し処理手続きを図16にPAD図で示す。ステップ16
10では、要求スタックオブジェクト読み出し処理を開
始し、ステップ1611へ進む。ステップ1611では
要求番号1の処理待ち電子化書類オブジェクトを読み出
し結果として読み出し、ステップ1612へ進む。ステ
ップ1612では、要求番号1の処理待ち電子化書類オ
ブジェクトが「なし」の場合はステップ1620以降の
処理を行う。そうでない場合はステップ1630以降の
処理を行う。ステップ1620では読み出し結果を「な
し」とし、要求スタックオブジェクト読み出し処理を終
了する。要求スタックオブジェクトは、ファーストイン
ファーストアウトのスタックである。ステップ1630
〜ステップ1662の処理では、要求番号1のスタック
をクリアし、スタックの内容を繰り上げる処理を行う。
ステップ1630では、要求スタックオブジェクトの最
大スタック数であるn_maxが1であるか2以上であ
るかを判別する(n_max≧1)。n_max=1の
場合はステップ1640以降の処理を行う。n_max
>1の場合はステップ1650以降の処理を行う。ステ
ップ1640では、要求番号1の処理待ち電子化書類オ
ブジェクトに「なし」を書き込み、ステップ1641へ
進む。ステップ1641では、要求スタックオブジェク
ト読み出し処理を終了する。ステップ1650では、要
求番号のカウンタ変数であるnの初期値を1に設定し、
ステップ1651へ進む。ステップ1651では、n=
n_maxもしくは要求番号n+1の処理待ち電子化書
類オブジェクトが「なし」が成り立つまでステップ16
60以降の処理を行う。n=n_maxもしくは要求番
号n+1の処理待ち電子化書類オブジェクトが「なし」
が成り立つとステップ1652へ進む。ステップ165
2では、要求スタックオブジェクト読み出し処理を終了
する。ステップ1660では、要求番号n+1の処理待
ち電子化書類オブジェクトを要求番号nの処理待ち電子
化書類オブジェクトに上書きし、ステップ1661へ進
む。ステップ1661では、要求番号n+1の処理待ち
電子化書類オブジェクトに「なし」を上書きし、ステッ
プ1662へ進む。ステップ1662では、nを1つイ
ンクリメントし、ステップ1651へ進む。以上の手続
きで要求スタックオブジェクト571の読み出し処理を
行う。
【0072】図10で示した要求スタックオブジェクト
の場合、要求番号1の電子化書類オブジェクト「注文書
類0705」が読み出される。要求スタックオブジェクトの
読み出し処理が完了すると、読み出し結果として「注文
書類0705」が得られる。
【0073】図15の説明に戻って、ステップ1521
では、要求スタックオブジェクトの読み出し結果が「な
し」でない場合はステップ1530以降の処理を行う。
そうでない場合はステップ1521の処理を終了し、ス
テップ1511へ進む。ステップ1530では、ステッ
プ1520で読み出した電子化書類オブジェクト名称か
ら配送処理待ち電子化書類オブジェクトを入手し、ステ
ップ1531へ進む。ステップ1531では、ステップ
1530で入手した電子化書類オブジェクトから所有者
名およびトランザクションフォルダオブジェクト名称を
得て、ステップ1532へ進む。所有者は電子化書類オ
ブジェクトの次の回覧先への配送を要求した利用者であ
り、電子化書類オブジェクトの配送元と言える。ステッ
プ1532では、ステップ1531で得たトランザクシ
ョンフォルダオブジェクト名称からトランザクションフ
ォルダオブジェクトを入手し、ステップ1533へ進
む。ステップ1533では、ステップ1532で入手し
たトランザクションフォルダオブジェクトからビジネス
プロセス定義オブジェクト名称を得て、ステップ153
4へ進む。ステップ1534では、ステップ1533で
得たビジネスプロセス定義オブジェクト名称からビジネ
スプロセス定義オブジェクトを入手し、ステップ153
5へ進む。上述したように図10に示した要求スタック
オブジェクトの場合、読み出し結果として「注文書類07
05」が得られる。電子化書類オブジェクト「注文書類07
05(524)」から、所有者が「利用者C」、トランザ
クションフォルダオブジェクトがトランザクションフォ
ルダオブジェクト「研究機材発注0705(562)」、ビ
ジネスプロセス定義オブジェクトがビジネスプロセス定
義オブジェクト「研究機材発注業務定義541」である
ことがわかる。ステップ1535では、ステップ153
4で入手したビジネスプロセス定義オブジェクトを調べ
て電子化書類オブジェクトの配送先を得て、ステップ1
536へ進む。
【0074】ビジネスプロセス定義は #カレントユーザ名(所有者名) proc( type(電子化書類タイプ名), next(次所有者名) ) という記述の組合せから成る。電子化書類オブジェクト
の配送先は、#の後に該電子化書類オブジェクトの所有
者名が記入されている箇所に記述されている。proc()で
囲まれた箇所には、1つの電子化書類タイプに関する記
述がある。type()にはその電子化書類タイプ、next()に
は、電子化書類オブジェクトの配送先ユーザ名が記述さ
れている。
【0075】ここでビジネスプロセス定義オブジェクト
の解釈方法を図13に示したビジネスプロセス定義オブ
ジェクト「研究機材発注業務定義(541)」の例で説
明する。ここで所有者名BP_STARTはビジネスプロセスの
開始端を意味し、BP_ENDは終了端を意味する。まず電子
化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」の所有
者が利用者C(103)であるので、ビジネスプロセス
定義オブジェクトの#利用者Cの箇所を調べる。#利用
者Cの箇所には、proc()で囲まれた箇所の記述から、電
子化書類タイプが注文書類である電子化書類オブジェク
トを次利用者である利用者D(104)に配送すること
が分かる。
【0076】図15の説明に戻って、ステップ1536
では、電子化書類オブジェクトをステップ1535で得
られた次利用者に配送する。配送終了後、ステップ15
37へ進む。
【0077】ステップ1536の電子化書類オブジェク
ト配送処理手続きを図17にPAD図で示す。ここでは
電子化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」を
現所有者である利用者Cから次所有者である利用者Dに
配送する処理を図17に沿って説明する。ステップ17
10では、電子化書類オブジェクト配送処理を開始し、
ステップ1711へ進む。ステップ1711では、配送
する電子化書類オブジェクトの所有者を現所有者からス
テップ1535で得た次所有者へ変更し、ステップ17
12へ進む。ここでは電子化書類オブジェクト「注文書
類0705(524)」の所有者を利用者Cから利用者Dに
変更する。ステップ1712では、現所有者のユーザオ
ブジェクトの所持電子化書類オブジェクトリストから電
子化書類オブジェクト名称を削除し、ステップ1713
へ進む。ここではユーザオブジェクト「利用者C(51
3)」の所持電子化書類オブジェクトリストから「注文
書類0705」を削除する。ステップ1713では、現所有
者のユーザログオブジェクトにログを追加し、ステップ
1714へ進む。ここでは利用者C(103)のユーザ
ログオブジェクト「ログ利用者C(553)」に時刻と
して現在の時刻1994年7月6日16時45分を意味
する「1994/07/06 16:45」、電子化書類オブジェクトと
して「注文書類0705」、操作として「発信」なるログを
追加する。ステップ1714では、次所有者のユーザオ
ブジェクトの所持電子化書類オブジェクトリストに配送
する電子化書類オブジェクト名称を追加し、ステップ1
715へ進む。ここでは、ユーザオブジェクト「利用者
D(514)」の所持電子化書類オブジェクトリストに
「注文書類0705」を追加する。ステップ1715では、
次所有者のユーザログオブジェクトにログを追加し、ス
テップ(1716)へ進む。ここでは利用者Dのユーザ
ログオブジェクト「ログ利用者C(554)」に時刻と
して現在の時刻1994年7月6日16時45分を意味
する「1994/07/0616:45」、電子化書類オブジェクトと
して「注文書類0705」、操作として「受信」なるログを
追加する。ステップ1716では、電子化書類オブジェ
クト配送処理を終了する。以上の処理手続きによって電
子化書類オブジェクト配送処理1536を行う。
【0078】図15の説明に戻って、ステップ1537
では、本発明が提供する電子化装置回覧システムの特徴
であるトランザクションログオブジェクトの更新処理を
行い、トランザクションログオブジェクトの更新処理終
了後ステップ1538へ進む。
【0079】トランザクションログオブジェクトの更新
処理手続きを図18にPAD図で示す。本実施例では電
子化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」を現
所有者である利用者Cから次所有者である利用者Dに配
送したときのトランザクションログオブジェクト更新処
理を図18に沿って説明する。ステップ1810では、
トランザクションログオブジェクトの更新処理を開始
し、ステップ1811へ進む。ステップ1811では、
トランザクションフォルダオブジェクトからトランザク
ションログオブジェクト名称を得て、ステップ1812
へ進む。ここでは、ステップ1532で得た電子化書類
オブジェクト「注文書類0705(524)」のトランザク
ションフォルダオブジェクト「研究機材発注0705(53
2)」からトランザクションログオブジェクト名称とし
て「ログ研究機材発注0705」を得る。ステップ1812
では、ステップ1811で得たトランザクションログオ
ブジェクト名称からトランザクションログオブジェクト
を入手し、ステップ1813へ進む。ここでは、トラン
ザクションログオブジェクト「ログ研究機材発注0705
(562)」を得る。ステップ1813では、トランザ
クションログオブジェクトにログを追加し、ステップ1
814へ進む。ここでは、時刻として現在の時刻199
4年7月6日16時45分を意味する「1994/07/06 16:
45」、電子化書類オブジェクトとして「注文書類070
5」、配送元として「利用者C」、配送先として「利用
者D」なるログをトランザクションログオブジェクト
「ログ研究機材発注0705(562)」に追加する。ステ
ップ1814では、トランザクションログオブジェクト
更新処理を終了する。以上の手続きでトランザクション
ログオブジェクト更新処理1537を行う。
【0080】なおサーバ211は、図示しない処理プロ
グラムによって発送元の電子化書類オブジェクト及び発
送先の電子化書類オブジェクトからそれぞれ発送元の利
用者名及び発送先の利用者名を得て、これから対応する
ユーザオブジェクトを得、これらのユーザオブジェクト
からユーザログオブジェクト名称を得、対応するユーザ
ログオブジェクトを更新する。
【0081】図15に示すステップ1538では、本発
明の特徴であるトランザクションログ削除処理を行う。
トランザクションログ削除処理手続きを図19にPAD
図で示す。
【0082】ステップ1910では、トランザクション
ログオブジェクト削除処理を開始し、ステップ1911
へ進む。ステップ1911では、ステップ1536で配
送した電子化書類オブジェクトの配送先を調べ、該電子
化書類オブジェクトがビジネスプロセス定義の終端に達
したか判定する。配送先がBP_ENDである場合はビ
ジネスプロセス定義の終端に達していないため、ステッ
プ1920以降の処理を行う。配送先がBP_ENDで
ある場合は、ステップ1912の処理を行う。ステップ
1912でトランザクションログオブジェクトの削除処
理を終了する。ステップ1920では、ステップ153
6で配送した電子化書類オブジェクトを管理するトラン
ザクションフォルダオブジェクトの管理電子化書類オブ
ジェクトリストから該電子化書類オブジェクトの名称を
削除し、ステップ1921へ進む。ステップ1921で
は、ステップ1536で配送した電子化書類オブジェク
トを管理するトランザクションフォルダオブジェクトの
管理電子化書類オブジェクトリストが空であるかどうか
を判定する。管理電子化書類オブジェクトリストには回
覧中の電子化書類オブジェクト名称のみが入っている。
管理電子化書類オブジェクトリストが空であるかどうか
を調べることにより、該トランザクションフォルダオブ
ジェクトが管理する全ての電子化書類オブジェクトの回
覧が終了したかどうかを判定できる。空でない場合はス
テップ1922の処理を行う。空の場合は、ステップ1
930以降の処理を行う。ステップ1922では、トラ
ンザクションログオブジェクト削除処理を終了する。ス
テップ1930では、トランザクションログオブジェク
トを削除し、ステップ1931へ進む。ステップ193
1では、トランザクションログオブジェクト削除処理を
終了する。
【0083】以上の手続きにより、トランザクションフ
ォルダオブジェクトの管理する全ての電子化書類オブジ
ェクトの回覧が終了した場合、トランザクションログオ
ブジェクトを削除する。トランザクションフォルダオブ
ジェクトの管理する全ての電子化書類オブジェクトの回
覧が終了したことは、トランザクションが完了したこと
を意味する。トランザクションの終了に伴い、トランザ
クションログの必要性が低下すると考えられるので、必
要性の低いトランザクションログオブジェクトを削除し
て、記憶容量節約の効果を得る。
【0084】(4−2−2)利用者端末の電子化書類回
覧処理手続き 利用者端末の電子化書類回覧処理手続きは、端末処理プ
ログラム431に記述されている。端末処理プログラム
431には、図20にPAD図で示す手続きが記述され
ている。ステップ2010では端末処理プログラムを開
始し、ステップ2011へ進む。ステップ2011で
は、利用者の利用者端末へのログイン(キーボードから
利用者名とパスワードを入力する処理)が成功するのを
待ち、ログインが成功した場合ステップ2012へ進
む。ここでは、利用者Cが利用者端末212からログイ
ンしたとして説明する。ステップ2012では、まず利
用者端末212の端末ネットワーク接続装置410、ネ
ットワーク装置218、サーバ211のネットワーク装
置310を用いて利用者端末212とサーバ211との
回線を接続し、ステップ2013へ進む。ステップ20
13では、利用者端末にログインしたユーザを対象とす
るユーザオブジェクトがサーバ211に存在するか判定
する。ユーザオブジェクトが存在しない場合、該ユーザ
は本電子化書類回覧システムを利用することができない
ため、ステップ2020へ進む。ユーザオブジェクトが
存在する場合、ステップ2030へ進む。利用者C(1
03)のユーザオブジェクト「利用者C(513)」は
ユーザオブジェクトブロック510内に存在するためス
テップ2030以降の処理を実行する。ステップ202
0では、サーバと利用者端末を切り離すため、ステップ
2012で接続した回線を切断し、ステップ2021へ
進む。ステップ2021では、端末処理プログラムを終
了する。ステップ2030では、ユーザオブジェクトの
内容をネットワーク装置218を介してサーバ211か
ら入手し、ステップ2031へ進む。ここではユーザオ
ブジェクト「利用者C(513)」を入手したとする。
ステップ2031では、ステップ2030で入手したユ
ーザオブジェクトの内容および利用者に対する処理メニ
ューを表示装置443の表示画面に表示し、ステップ2
032へ進む。
【0085】図21に表示画面例を示す。表示領域21
10には利用者端末で行う処理のメニューが表示され
る。マウス442でボタン2111〜ボタン2115を
クリックすることにより、ボタンに割り当てられた機能
の実行命令をユーザインタフェース接続装置440を介
して演算装置420に与えることができる。開封ボタン
2111には回覧されてきた電子化書類オブジェクトの
開封機能、発信ボタン2112には電子化書類の発信要
求機能、トランザクションログ表示ボタン2113には
トランザクションログ表示機能、利用者端末終了ボタン
2114には利用者端末終了機能、電子化書類回覧処理
終了ボタン2115にはサーバ211及び利用者端末2
12の終了機能が割り当てられている。表示領域212
0には現在利用者端末を利用中のユーザ名が表示され
る。ここでは「利用者C」が表示されている。表示領域
2130には利用者が所持している電子化書類として、
ユーザオブジェクトの所持電子化書類オブジェクトリス
ト中の電子化書類オブジェクト名称が表示される。入力
領域2131は、表示領域2130に表示された電子化
書類オブジェクト名称の中から端末処理の対象となる電
子化書類オブジェクトを指示するため、利用者が電子化
書類オブジェクト名称と共に表示された番号をキーボー
ド441を用いて指示入力する領域である。表示領域2
141には利用者の作業履歴として、ユーザオブジェク
トのユーザログオブジェクトが表形式で表示される。な
おユーザログオブジェクトは、利用者端末から利用者名
称を伴った入手要求をサーバ211へ送ると、サーバ2
11はこの利用者名から対応するユーザオブジェクトを
得て、このユーザオブジェクトからユーザログオブジェ
クト名称を得、対応するユーザログオブジェクトを利用
者端末へ送付する。ここの例では利用者Cのユーザオブ
ジェクト利用者C(513)によってユーザログオブジ
ェクトログ利用者C(553)が表示される。
【0086】図20の説明に戻って、ステップ2032
では、利用者がボタンを用いて要求入力するのを待ち、
利用者端末終了ボタン2114または回覧処理終了ボタ
ン2115が押された場合、ステップ2033へ進む。
それ以外のボタンが押された場合は、ステップ2040
へ進む。ステップ2033では、ステップ2032で端
末処理終了ボタンが押されて端末処理の終了要求が入力
されていた場合には、ステップ2080へ進む。回覧処
理ボタンが押されて回覧処理の終了要求が入力されてい
た場合には、ステップ2090へ進む。ステップ208
0ではステップ2012でサーバ211と接続した回線
を切断し、ステップ2081へ進む。ステップ2081
では、端末処理プログラムを終了する。ステップ209
0では、サーバ211の回覧処理メインプログラム14
10がステップ1511を実行している時に回覧処理プ
ログラムの終了命令を入力し、ステップ2091へ進
む。ステップ2091では、ステップ2012でサーバ
211と接続した回線を切断し、ステップ2092へ進
む。ステップ2092では、端末処理プログラムを終了
する。ステップ2040では、ステップ2032で押さ
れたボタンによって処理の分岐を行う。
【0087】開封ボタン2111が押された場合には、
ステップ2070〜2071の電子化書類開封処理を行
うため、ステップ2070へ進む。電子化書類開封処理
とは、アプリケーションプログラムブロック432中の
アプリケーションプログラムを用いた電子化書類の編集
を行うため、利用者に配送された電子化書類の中身であ
る回覧オブジェクトを、サーバ211からネットワーク
装置218を介して利用者端末の回覧オブジェクト作業
領域433にコピーする処理である。
【0088】発信ボタン2112が押された場合には、
ステップ2060〜2063の電子化書類発信処理を行
うため、ステップ2060へ進む。電子化書類発信処理
とは、サーバ211の電子化書類回覧手続きにより電子
化書類を次の回覧先に配送するため、サーバ211の要
求スタックオブジェクト571へ配送を要求する電子化
書類の名称を書き込む処理である。
【0089】トランザクションログ表示ボタン2113
が押された場合には、ステップ2050〜2054のト
ランザクションログ表示処理を行うため、ステップ20
50へ進む。トランザクションログ表示処理とは、利用
者が指定した電子化書類を回覧しているトランザクショ
ンのトランザクションログを表示する処理である。
【0090】(4−2−2−1)電子化書類開封処理 図20のステップ2070では、まずユーザが入力領域
2130に入力した選択番号を取得する。次に表示領域
2131に表示された電子化書類オブジェクト名称のリ
ストから該選択番号に対応する電子化書類オブジェクト
名称を取得し、ステップ2071へ進む。ユーザが表示
領域2131を参照して、開封したい電子化書類に対応
する選択番号を入力領域2130に入力したとき、本ス
テップにおいてユーザが開封を要求する電子化書類オブ
ジェクトの名称が得られる。利用者Cが表示領域213
0に1を入力したとすると、開封する電子化書類オブジ
ェクト名称として「注文書類0705」が得られる。
【0091】ステップ2071では、ステップ2070
で得た電子化書類オブジェクト名称から電子化書類オブ
ジェクトを入手し、該電子化書類オブジェクトの回覧オ
ブジェクトリストの回覧オブジェクトをサーバ211か
らネットワーク装置218を介して回覧オブジェクト作
業領域433にコピーし、ステップ2032へ進む。
【0092】ステップ2070で得た電子化書類オブジ
ェクト名称が「注文書類0705」のとき、電子化書類オブ
ジェクト「注文書類0705(524)」が入手され、回覧
物オブジェクトとして「order0705.txt」、「order070
5.bmp」が回覧オブジェクト作業領域433にコピーさ
れる。
【0093】利用者は端末処理終了後、アプリケーショ
ンプログラムブロック432のアプリケーションプログ
ラムを用いて回覧オブジェクト作業領域433にコピー
された回覧オブジェクトを編集することができる。
【0094】(4−2−2−2)電子化書類発信処理 ステップ2060では、まずユーザが入力領域2130
に入力した選択番号を取得する。次に表示領域2131
に表示された電子化書類オブジェクト名称のリストから
該選択番号に対応する電子化書類オブジェクト名称を取
得し、ステップ2061へ進む。ユーザが表示領域21
31を参照して、発信したい電子化書類に対応する選択
番号を入力領域2130に入力したとき、本ステップに
おいてユーザが発信を要求する電子化書類オブジェクト
の名称が得られる。利用者Cが表示領域2130に1を
入力したとき、発信する電子化書類オブジェクト名称と
して「注文書類0705」が得られる。
【0095】ステップ2061では、まずステップ20
60で得た電子化書類オブジェクト名称から電子化書類
オブジェクトを入手し、該電子化書類オブジェクトを構
成する回覧オブジェクトの名称を入手する。次に該電子
化書類を構成する回覧オブジェクトを回覧オブジェクト
作業領域433からネットワーク装置218を介してサ
ーバ211の回覧オブジェクトブロックに格納されてい
る回覧オブジェクトに上書きし、ステップ2062へ進
む。
【0096】ステップ2060で得た電子化書類オブジ
ェクト名称が「注文書類0705」のとき、回覧オブジェク
ト作業領域433から「order0705.txt」と「order070
5.bmp」がサーバ211の回覧物オブジェクトブロック
中の「order0705.txt」、「order0705.bmp」にそれぞれ
上書きされる。従って次に電子化書類オブジェクト「注
文書類0705(524)」を回覧された利用者は、利用者
Cによって編集された電子化書類オブジェクト「注文書
類0705(524)」を受け取ることになる。
【0097】ステップ2062では、ステップ2063
の要求スタックオブジェクト書き込み処理が成功したか
どうかを判定し、要求スタックオブジェクト書き込み処
理が成功するまでステップ2063の処理を行う。要求
スタックオブジェクト書き込み処理が成功したとき、ス
テップ2032へ進む。
【0098】ステップ2063では、発信処理を行う電
子化書類オブジェクトの電子化書類オブジェクト名称を
サーバー211の要求スタックオブジェクト571に書
き込み、ステップ2062へ進む。
【0099】ここで図22に要求スタック書き込み処理
2063をPAD図で示す。ここでn_maxは要求ス
タックオブジェクトの最大スタック数である。ステップ
2210では、要求スタックオブジェクト書き込み処理
を開始し、ステップ2211へ進む。ステップ2211
では、要求番号カウント用変数であるnの初期値を1に
設定し、ステップ2212へ進む。ステップ2212で
は、処理待ち電子化書類オブジェクト名称を書き込む要
求番号を調べるため、要求スタックオブジェクト571
の要求番号nの処理待ち電子化書類が「なし」になるま
で、ステップ2220以降の処理を行う。要求スタック
オブジェクト571の要求番号nの処理待ち電子化書類
が「なし」のとき、ステップ2213へ進む。ステップ
2213では、要求スタックオブジェクト571の要求
番号nの処理待ち電子化書類オブジェクトに発信要求電
子化書類オブジェクト名称を書き込み、ステップ221
4へ進む。ステップ2214では、要求スタックオブジ
ェクト書き込み処理を終了する。ステップ2220で
は、n<n_maxであるとき、ステップ2230へ進
む。n<n_maxでないときは、ステップ2240へ
進む。ステップ2230では、要求番号nを1インクリ
メントし、ステップ2212へ進む。ステップ2240
では、要求スタックに電子化書類を書き込む場所がない
ため、要求スタック書き込み処理を異常終了(要求スタ
ック書き込み処理失敗)する。
【0100】以上の処理により、発信処理を行う電子化
書類オブジェクトの電子化書類オブジェクト名称をサー
バ211の要求スタックオブジェクト571に書き込ん
でいく。ステップ2060で得た電子化書類オブジェク
ト名称が「注文書類0705」で、要求スタックオブジェク
ト書き込み処理が成功したとき、要求スタックオブジェ
クト571に利用者Cが発信する電子化書類オブジェク
ト名称「注文書類0705」が書き込まれる。要求スタック
オブジェクト571に名称が書き込まれた電子化書類オ
ブジェクト「注文書類0705(524)」は、上で説明し
たようにサーバ211の回覧処理メインプログラム14
10に基づく処理により次の利用者に回覧される。
【0101】(4−2−2−3)トランザクションログ
表示処理 ここでは、本発明の特徴であるトランザクションログ表
示処理について説明する。ステップ2050では、まず
ユーザが入力領域2140に入力した選択番号を取得す
る。次に表示領域2141に表示されたユーザログオブ
ジェクトの中身であるユーザログから該選択番号に対応
するログを構成する電子化書類オブジェクト名称を取得
し、ステップ2051へ進む。
【0102】入力領域2140は、表示領域2141に
表示されたユーザログオブジェクトの中からトランザク
ションログの表示対象となる電子化書類オブジェクトを
指示するために、利用者が電子化書類オブジェクト名称
を含むログと共に表示された番号をキーボード441を
用いて指示入力する領域である。ユーザが表示領域21
41を参照して、トランザクションログを表示させたい
電子化書類オブジェクトを含むログに対応する選択番号
を入力領域2140に入力したとき、ユーザがトランザ
クションログ表示を要求している電子化書類オブジェク
トの名称が得られる。ユーザが現在所持している電子化
書類オブジェクト名称に対応する選択番号を指示入力す
るため、電子化書類オブジェクト開封処理や電子化書類
オブジェクト発信処理同様に入力領域2130を用いる
ことも可能である。利用者Cが選択番号「2」を入力領
域2140に入力したとき、トランザクションログを表
示する電子化書類オブジェクトの名称として「注文書類
0705」が指示されたことになる。
【0103】ステップ2051では、まずステップ20
50で入手した電子化書類オブジェクト名称を用いて、
サーバ211から電子化書類オブジェクトを入手する。
サーバ211では電子化書類オブジェクトブロック52
0を検索して目的の電子化書類オブジェクトを利用者端
末へ送る。次に該電子化書類オブジェクトのトランザク
ションフォルダ名称を用いて、サーバ211から該電子
化書類オブジェクトを管理するトランザクションフォル
ダオブジェクトを入手する。サーバ211ではトランザ
クションフォルダオブジェクトブロック530を検索し
て目的のトランザクションフォルダオブジェクトを利用
者端末へ送る。最後に該トランザクションフォルダオブ
ジェクトのトランザクションログオブジェクト名称を用
いて該トランザクションフォルダオブジェクトに関する
トランザクションログオブジェクトを入手する。サーバ
211では指定されたトランザクションログを読み込ん
で利用者端末へ送る。その後ステップ2052へ進む。
【0104】ステップ2050でトランザクションログ
を表示する電子化書類オブジェクトの名称として「注文
書類0705」が指示された場合、本ステップによりトラン
ザクションフォルダオブジェクト「研究機材発注0705
(532)」及びトランザクションログオブジェクト
「ログ研究機材発注0705(562)」が入手される。
【0105】ステップ2052では図23に例示するよ
うに、サーバ211から受け取ったトランザクションロ
グを利用者端末212のディスプレイ413の表示領域
2310に表形式で表示し、表示領域2311にはステ
ップ2050で得られた電子化書類オブジェクト名称を
表示し、表示領域2312にはステップ2051で得ら
れたトランザクションフォルダ名称を表示し、ステップ
2053へ進む。
【0106】ステップ2051でトランザクションフォ
ルダオブジェクト「研究機材発注0705(532)」及び
トランザクションログオブジェクト「ログ研究機材発注
0705(562)」が入手されたとき、表示領域2310
にトランザクションログオブジェクト「ログ研究機材発
注0705(562)」、表示領域2311に電子化書類オ
ブジェクト名称「注文書類0705」、表示領域2312に
トランザクションオブジェクト名称「研究機材発注070
5」が表示される。
【0107】本処理により利用者Cは表示領域2141
に表示されたユーザログオブジェクト「ログ利用者C
(553)」から、利用者Cに回覧された電子化書類オ
ブジェクト「注文書類0705(524)」の回覧履歴を含
むトランザクションログオブジェクト「ログ研究機材発
注業務0705(562)」を入手することができる。トラ
ンザクションログオブジェクト「ログ研究機材発注業務
0705(562)」は、同一のトランザクションに属する
電子化書類オブジェクト「決裁書類0705(523)」及
び電子化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」
の回覧履歴であることから、利用者Cに回覧されない電
子化書類オブジェクト「決裁書類0705(523)」の回
覧履歴も利用者Cに提示することができる。
【0108】なお上記実施例においては、利用者端末側
でトランザクションフォルダ名称及びトランザクション
ログオブジェクト名称を入力したが、電子化書類オブジ
ェクト名称を入力するだけでサーバ211で順にトラン
ザクションフォルダ名称及びトランザクションログオブ
ジェクト名称を得て自動的に目的とするトランザクショ
ンログを決定してもよい。
【0109】ステップ2053では、まずトランザクシ
ョンログからトランザクションログ中に出現する電子化
書類オブジェクト名称を抽出する。次に抽出された電子
化書類オブジェクト名称毎にトランザクションログを選
別し、ステップ2054へ進む。電子化書類オブジェク
ト名称毎のトランザクションログ選別において、トラン
ザクションログに記録された電子化書類オブジェクト名
称は必要ないため省略される。トランザクションログオ
ブジェクト「ログ研究機材発注0705(562)」の場
合、電子化書類オブジェクト名称「決裁書類0705」及び
「注文書類0705」が抽出され、各々の電子化書類オブジ
ェクト名称でトランザクションログオブジェクトを選別
する。電子化書類オブジェクト名称別に選別された電子
化書類別トランザクションログを図24及び図25に示
す。
【0110】ステップ2054では、電子化書類別トラ
ンザクションログを表示し、ステップ2032へ進む。
図24及び図25に示した電子化書類別トランザクショ
ンログの場合、表示領域2320に電子化書類オブジェ
クト「決裁書類0705(523)」の電子化書類別トラン
ザクションログを表示し、表示領域(2321)に電子
化書類オブジェクト名称「決裁書類0705」を表示する。
表示領域2330に電子化書類オブジェクト「注文書類
0705(522)」の電子化書類別トランザクションログ
を表示し、表示領域2331に電子化書類オブジェクト
名称「注文書類0705」を表示する。
【0111】表示領域2310に表示されたトランザク
ションログオブジェクト「ログ研究機材発注業務0705
(562)」は、同一のトランザクションに属する電子
化書類オブジェクト「決裁書類0705(523)」及び電
子化書類オブジェクト「注文書類0705(524)」の回
覧履歴が混在していて読みとりにくい場合がある。表示
領域2320および表示領域2330に表示された電子
化書類別トランザクションログは、トランザクションロ
グオブジェクト「ログ研究機材発注業務0705(56
2)」から、単一の電子化書類オブジェクトに関する回
覧履歴を抽出したものであるため、単一の電子化書類オ
ブジェクトに注目している利用者に読み取り易い履歴を
提示できる。さらに利用者Cには回覧されていない電子
化書類オブジェクト「決裁書類0705(523)」に関す
る回覧履歴を抽出した電子化書類別トランザクションロ
グを提示することができる。
【0112】なお上記実施例では、サーバ211と利用
者端末212との間で図3及び図4に示すように機能分
担しているが、これに限定されるものではない。要はシ
ステムとして本発明を実現するために必要な処理機能を
有すればよく、それが特定の装置に限定されるものでは
ない。
【0113】
【発明の効果】本発明の第1の効果としては、本電子化
書類回覧装置の利用者は、利用者自身に対して回覧され
た電子化書類の履歴情報以外に、該電子化書類と同一ト
ランザクションで回覧される他の電子化書類の履歴情報
をも入手することができる。これにより利用者はトラン
ザクションに含まれる電子化書類の回覧状況を把握しつ
つ仕事を進めることができ、より円滑な業務運用を支援
することが可能である。例えば図1に示したビジネスプ
ロセスにおいて、利用者E(105)が仕事を進める
際、決裁書類111と注文書類112が揃っていること
が必要条件であるとする。
【0114】利用者C(103)が1994年7月6日
の18:00に、図23の表示領域(2310)に示すよう
なトランザクションログを入手したとする。利用者C
(103)は自分に回覧されない電子化書類である「決
裁書類0705」が利用者E(105)に既に回覧されてか
ら3時間近く経っていることを知ることができ、自分の
処理すべき「注文処理0705」の処理を優先的に進めて、
ビジネスプロセス全体を円滑に進めることができる。こ
のように複数人が協同して1つのビジネスプロセスをよ
り効率的に運用するため、自分に回覧されてくる電子化
書類のみならず、回覧されてこないが仕事の影響のある
書類の進み具合をみてビジネスプロセス全体の流れを把
握し、他の業務との調整行うことが可能となる。
【0115】本発明の第2の効果としては、上記第1の
効果におけるトランザクションログとして、時刻および
電子化書類名および利用者名を提供することができる。
時刻および電子化書類名および利用者名に関する情報は
前記第1の効果を発揮するために重要な情報である。
【0116】本発明の第3の効果としては、次の回覧先
に送って今手元にない電子化書類を含むトランザクショ
ンログを入手し、トランザクションの進行状況を利用者
に提示することができる。利用者は該トランザクション
ログを参照して、他の利用者に対するフォローアップが
可能となる。
【0117】本発明の第4の効果としては、トランザク
ションに属する全ての電子化書類の回覧が終了したと
き、該トランザクションのトランザクションログを削除
することで、記憶容量の節約が可能である。これはトラ
ンザクションに属する全ての電子化書類の回覧が終了す
ると、一般に個々の電子化書類の履歴の必要性が低下す
るので、トランザクションログの必要性が低下する。よ
って必要性の少なくなったトランザクションログを削除
し、記憶容量を節約することができる。
【0118】本発明の第5の効果としては、トランザク
ションログを利用者端末に表示するとき、トランザクシ
ョンログの情報を電子化書類毎に分離して表示すること
で、複数の電子化書類と利用者に関する情報が混在する
トランザクションログを見やすく表示することができ
る。トランザクションログは、同一トランザクションに
属する複数の電子化書類と利用者に関する情報シーケン
スである。利用者端末にトランザクションを表示すると
き、一括表示するだけではなく補助情報としてトランザ
クションログを利用者毎や電子化書類毎に整理して表示
することで、利用者の理解を助けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で説明に用いるビジネスプロセ
ス定義「研究機材発注業務定義」の概念図である。
【図2】本発明の実施例である電子化書類回覧システム
の機器構成図である。
【図3】図2におけるサーバ211の機器構成図であ
る。
【図4】図2における利用者端末212の機器構成図で
ある。
【図5】図3における記憶装置330に格納された回覧
制御オブジェクトブロック333の構成図である。
【図6】図5における電子化書類オブジェクト「決裁書
類0705(523)」のデータの内容例を図示したもので
ある。
【図7】図5における電子化書類オブジェクト「注文書
類0705(524)」のデータの内容例を図示したもので
ある。
【図8】図5におけるユーザオブジェクト「利用者C
(513)」のデータの内容例を図示したものである。
【図9】図5におけるトランザクションフォルダオブジ
ェクト「研究機材発注0705(532)」のデータの内容
例を図示したものである。
【図10】図5における要求スタックオブジェクト57
1のデータの内容例を図示したものである。
【図11】図5におけるトランザクションログオブジェ
クト「ログ研究機材発注0705(562)」のデータの内
容例を図示したものである。
【図12】図5におけるユーザログオブジェクト「ログ
利用者C(553)」のデータの内容例を図示したもの
である。
【図13】図5におけるビジネスプロセス定義オブジェ
クト「研究機材発注業務定義(541)」のデータの内
容例を図示したものである。
【図14】図3における処理プログラムブロック331
の構成図である。
【図15】図14における回覧処理メインプログラム1
410のPAD図である。
【図16】図14における要求スタックオブジェクト読
み出し処理プログラム1411のPAD図である。
【図17】図14における電子化書類オブジェクト配送
処理プログラム1412のPAD図である。
【図18】図14におけるトランザクションログオブジ
ェクト更新処理プログラム1413のPAD図である。
【図19】図14におけるトランザクションログオブジ
ェクト削除処理プログラム1414のPAD図である。
【図20】図4における端末処理プログラム431のP
AD図である。
【図21】図4における表示装置443の画面例その1
である。
【図22】図20における要求スタックオブジェクト書
き込み処理2063のPAD図である。
【図23】図4における表示装置443の画面例その2
である。
【図24】電子化書類別トランザクションログ「ログ研
究機材発注業務0705(決裁書類0705)」のデータの内容
例を図示したものである。
【図25】電子化書類別トランザクションログ「ログ研
究機材発注業務0705(注文書類0705)」のデータの内容
例を図示したものである。
【符号の説明】
101〜106 :利用者 111〜112 :電子化書類 211 :サーバ 212〜217 :利用者端末 443 :表示装置 521〜526 :電子化書類オブジェクト 531〜533 :トランザクションフォルダオブジ
ェクト 541〜543 :ビジネスプロセス定義オブジェク
ト 561〜563 :トランザクションログオブジェク
ト 1412 :電子化書類オブジェクト配送処理
プログラム 1413 :トランザクションログオブジェク
ト更新処理プログラム
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図25】
【図1】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図14】
【図24】
【図13】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 19/00 H04L 12/54 12/58 9069−5L G06F 15/22 N 9466−5K H04L 11/20 101 B (72)発明者 青島 健一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 秋藤 俊介 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 塔下 哲司 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 菅 和広 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子化書類の発送元に設けられ該電子化書
    類を発送する手段と、該電子化書類を回覧するために配
    送先へ配送する手段と、配送先に設けられ配送された該
    電子化書類を受信する手段と、該配送する手段によって
    起動され、配送の時刻、電子化書類の識別子、該配送元
    及び該配送先を含む回覧履歴を取得する手段と、該回覧
    履歴の要求に応答して該回覧履歴を読み出して要求元へ
    転送する手段と、受け取った該回覧履歴を表示する手段
    とを有することを特徴とする電子化書類回覧システム。
  2. 【請求項2】該電子化書類回覧システムはさらに回覧の
    開始から終了に至るまでの該電子化書類の回覧の流れを
    配送元と配送先によって定義するビジネスプロセス定義
    を記憶する手段と、該記憶手段中の該ビジネスプロセス
    定義を参照することによって次の配送先を決定する手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1記載の電子化書類
    回覧システム。
  3. 【請求項3】該電子化書類回覧システムはさらに該電子
    化書類の識別子と該ビジネスプロセス定義とを関連づけ
    たトランザクションフォルダを記憶する手段と、該記憶
    手段中の該トランザクションフォルダを参照することに
    よって関連する該ビジネスプロセス定義を決定する手段
    とを設けたことを特徴とする請求項2記載の電子化書類
    回覧システム。
  4. 【請求項4】該トランザクションフォルダは、該電子化
    書類の識別子および該ビジネスプロセス定義と関連づけ
    た該回覧履歴の識別子を設け、該電子化書類回覧システ
    ムは該トランザクションフォルダを参照することによっ
    て関連する回覧履歴を決定する手段を設けたことを特徴
    とする請求項3記載の電子化書類回覧システム。
  5. 【請求項5】該電子化書類回覧システムは、さらに利用
    者ごとに回覧された電子化書類の履歴をユーザログとし
    て取得する手段と、該ユーザログを表示する手段と、該
    ユーザログ中の特定の電子化書類を指定して該特定の電
    子化書類に関連する該回覧履歴を決定する手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の電子化書類回覧シス
    テム。
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