JPH0623962B2 - データオブジェクト自動分配制御方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は事業における情報の流れの統合に関し、更に詳
細にはコンピュータ統合製造（ＣＩＭ）システムにおけ
るユーザまたはアプリケーションプロセスへのデータオ
ブジェクト集合体の分配を制御するための方法および装
置に関する。

〔従来の技術〕 事業における情報流の統合はデータの異なる集合を組合
せ、共通の方法でそれを参照する能力にかかっている。
その一つの例は、図表や、テキスト活動記録、購買注文
フォーマット、管理承認、合計計算などが物品の購買に
ついての「ファイルフォルダ」のすべての部分である購
買機能にある。他の例は技術開放機能であり、その場合
には幾何的情報や、機械加工命令、資材部の明細書、コ
スト情報などが製造設備に入る前に管理および技術上の
承認を得るための「ファイルフォルダ」として送られ
る。

夫々の電子的ファイルフォルダは情報またはデータオブ
ジェクトの論理的組織と考えることが出来る。データオ
ブジェクトのフォルダはファイルキャビネット内のフォ
ルダと同様の文書の集合と考えることが出来る。コンピ
ュータデータベース環境では、一つの文書は同時に複数
のフォンダ内に置かれうる。電子的ファイルフォルダに
文書を入れ、そこから除去し、一つのファイルフォルダ
内の文書を検索し、一つのファイルフォルダ内の文書リ
ストを見、そして文書に関連した公衆情報のリストを表
示するための技術は従来存在する。この従来技術ではま
た並列分配リスト、すなわちそのリスト上のすべてのユ
ーザ（宛先）に同時にファイルフォルダを送る分配リス
トを発生する能力が与えられる。しかしながら、承認、
照合または情報のような適正なアクションについてファ
イルフォルダの自動化された直列分配を可能にする方法
は従来存在していない。また電子ファイルフォルダの直
列および並列分配の組合せを含む宛先の完全に交互とな
ったシーケンスを可能にするような方法も従来存在して
いない。ファイルフォルダの直列のまたは直列と並列の
交互分配の能力とは別に、自動的な過失追跡およびファ
イルフォルダの受け入れ側が期限超過について注意され
ること、あるいはファイルフォルダが他の宛先に送られ
ることの報告を行うための技術は従来存在していない。
更に、一連の宛先が電気的に応答またはコメントしうる
ようにし、それらコメントを１個の基本活動リストに自
動的に組合わせる技術は従来存在していない。

〔発明が解決しようとする課題〕

それ故本発明の目的はコンピュータ統合製造装置内の複
数の宛先にファイルフォルダの流布のための直列分配と
並列分配の組合せを含む複合分配パターンを可能とする
ことである。

また本発明の目的は期限を自動的に追跡し、宛先からの
レスポンスと任意の宛先からレスポンスが無いことを時
々刻々自動的にレポートする方法を提供することであ
る。

更に本発明の目的は個々の宛先からのレスポンスを電子
的に記録し、それらレスポンスを基本活動リストに入れ
る方法を提供することである。

更に本発明の目的は現レベルでのレビュープロセスの完
了により電子的ファイルフォルダを分配リスト上の次に
高い宛先レベルに自動的に送ることである。

〔課題を解決するための手段〕

これらおよび他の目的、更に利点は、異種データオブジ
ェクトの集合がコンピュータ統合製造装置内の電子ファ
イルフォルダに組合わされてファイルフォルダマネージ
ャにより電子的レスポンスおよび適正なアクションのた
めにオリジネータにより限定され、計画されたレビュー
ワシーケンスに分配される本発明により達成される。フ
ァイルフォルダマネージャはユーザがファイルフォルダ
記述ライブラリをつくり維持することを許可する。また
これはオリジネータにより定義されるレポートも与え
る。

〔実施例〕

第１図はコンピュータネットワーク内のファイルフォル
ダマネージャシステム１０の配置を示すものである。コ
ンピュータ支援の製造情報システムについての当業者は
ここに述べる概念をネットワーク支援データ処理システ
ム構成およびシングルデータ処理システム構成に適用す
ることであろう。第１図のコンピュータネットワークは
ホストプロセッサ２０とリモートプロセッサ６０，７
０，８０との間に通信リンク５０を介したハイアラーキ
な関係を有するように示されているが、このネットワー
クは分布した対等−対等アーキテクチャを有するものと
しても示すことが出来る。同様に、複数のワークステー
ションＩＷＳ１−ＩＷＳ１２がホストプロセッサ２０ま
たはリモートプロセッサ６０，７０，８０に直接に接続
されるものとして示されている。これらのワークステー
ションはローカルエリアネットワーク（図示せず）を介
してそれらの対応するプロセッサにリンクさせてもよ
い。

ホストプロセッサ２０にはファイルフォルダマネージャ
アプリケーション２５が含まれる。個々のワークステー
ション２２，２４，２６におけるユーザはユーザインタ
フェース２７を介してファイルフォルダマネージャアプ
リケーション２５と相互作用を行う。またこのホストプ
ロセッサ２０はコンピュータ統合製造（ＣＩＭ）アプリ
ケーション２１があり、これはアプリケーションインタ
ーフェース２３によりファイルフォルダマネージャアプ
リケーション２５と相互に作用しうる。ホストプロセッ
サ２０は、全体として３５で示す複数のファイルフォル
ダＦＦ１，ＦＦ２，……，ＦＦＭを含んだファイルフォ
ルダライブラリ４０を含むＣＩＭデータ格納部を含む直
接アクセス記憶装置（ＤＡＳＤ）３０にアクセスする。

他のファイルフォルダマネージャアプリケーション６
５，７５，８５は夫々リモートプロセッサ６０，７０，
８０に含まれる。個々のワークステーション６２，６
４，６６はユーザインターフェース６７を介してファイ
ルフォルダマネージャアプリケーション６５と相互作用
する。同様にファイルフォルダマネージャアプリケーシ
ョン７５はユーザインターフェース７７を介してワーク
ステーション７２，７４，７６と相互作用し、ファイル
フォルダマネージャアプリケーション８５はユーザイン
ターフェース８７を介してワークステーション８２，８
４，８６と相互作用する。

宛先がリモートシステムであれば、ファイルフォルダマ
ネージャ２５は通信サービス４５を用いてそのフォルダ
をこのリモートシステムに送る。ファイルフォルダがリ
モートプロセッサ７０で受取られてしまうと、ファイル
フォルダマネージャ７５はワークステーション７２，７
４，７６に対する宛先と追跡をそのシステムにおいて管
理し、その結果をマスタファイルフォルダマネージャア
プリケーション２５に適宜通知する。

個々のワークステーションにおけるユーザはＣＩＭ情報
メニューからのユーザが限定した照合を満足する資料の
選択によりファイルフォルダの内容を記述する。例えば
ユーザは部品番号についての情報のすべての表示を要求
し、ファイルフォルダに含まれるべきデータ項目を選択
してもよい。ユーザはテキスト内の宛先の経路指定、ま
たはワークステーションでの図形から宛先のグラフイッ
クネットワークを構成することによりファイルフォルダ
を記述することが出来る。この経路指定のタイプは使用
中の宛先についての計画要件（期限）の代替と共に「承
認用」、「個人情報用」、および「レビュー要求」を含
むことが出来る。

ファイルフォルダマネージャ２５はＣＩＭ業務のユーザ
がこのシステムを介してのファイルフォルダの集合を限
定し、変更し、分配そして追跡することを許可する。フ
ァイルフォルダマネージャ２５は活動をモニタし、ファ
イルフォルダが要求された計画に従って処理されないと
きに警告を与える。これはユーザがファイルフォルダ記
述ライブラリ４０をつくり、そして保持するとを許可す
ると共にユーザにより限定されたレポートを与える。

ファイルフォルダマネージャ２５の機能付能力はファイ
ルフォルダ記述の作成または変更、ファイルフォルダの
経路指定、ファイルフォルダについて受け入れられた分
配とレスポンスのモニタ、ファイルフォルダライブラリ
の管理、ファイルフォルダに関連したレポートの送出お
よびファイルフォルダの送受、を含む。ファイルフォル
ダユーザインターフェース２７はファイルフォルダマネ
ージャのサービスについてのユーザ要求により活性化さ
れる。ユーザインターフェース２７は所定のサービスを
選び、ファイルフォルダマネージャの適正な副機能に対
する要求を出す。支援サービスも個々のワークステーシ
ョンでユーザに使用可能となって全体業務記述、端末入
力支援およびエラー回復を与える。同様にアプリケーシ
ョンインターフェース２３はＣＩＭアプリケーション２
１からのファイルフォルダマネージャのサービス要求に
より活性化される。アプリケーションインターフェース
２３はＣＩＭアプリケーション２１からの所望のサービ
スの性質を決定し、ユーザインターフェース２７からの
もの、すなわち要求発生／変更、経路指定要求、レポー
ト要求およびライブラリ要求と両立しうる要求を発生す
る。

考慮されるべきファイルフォルダマネージャの機能の第
１のものは上記の発生／変更機能である。この機能はフ
ァイルフォルダの限定または変更を可能にする。ファイ
ルフォルダ限定は見出し、ファイルフォルダに含まれる
データオブジェクトのリスト内容、経路指定命令、コメ
ントログおよび追跡レポートの明細を含む。経路指定命
令は宛先リストとタイプ（すなわち、承認、レビューま
たは情報）、並びにレスポンス期限を含む。宛先リスト
は直列宛先、並列宛先および代替宛先の選択についての
記述部と共に含むことが出来る。経路指定はファイルフ
ォルダプランの構成の基本となる省略（好適）経路を有
する。このプランは代替経路が選択されるとき更新され
る。しかしながら、宛先タイプが「情報」であれば、レ
スポンスが不要であるため１つの分枝の最終宛先でなく
てはならない。ユーザが特定したトピックに関連したデ
ータオブジェクトリストが選択とファイルフォルダの内
容（例えば特定の部品に関連したすべての事）への付加
のために表示される。ファイルフォルダはまずワークス
テーションにおける親ユーザにより記述され、事業所内
で経路づけられるとき他のユーザにより変更されうる。
この変更はデータオブジェクトの追加、削除または置換
およびファイルフォルダに付加されるコメントの追加で
ありうる。

ファイルフォルダの限定は２２で示されているような、
個々のワークステーションからの端末対話セッションに
おいてユーザにより構成され、あるいはＣＩＭアプリケ
ーション２１から受けることが出来る。ファイルフォル
ダ限定の第１の要素は見出しである。これは短い固有の
ネームおよびオプションとしてファイルフォルダのアブ
ストラクトとしての記述テキストを特定する。この見出
しはまた権利者、当初の限定の日付、最後の更新の日
付、限定の完全度を示す標識を含む。ファイルフォルダ
３５を完全にするために内容に少くとも１個のデータオ
ブジェクトとそのフォルダについての少くとも１個の適
正宛先がなくてはならない。オーナーはネームを除くフ
ァイルフォルダ３５の宛先におけるすべてを変更するこ
とが出来る。これは実行されていないファイルフォルダ
についての経路限定を含む。

ファイルフォルダ３５の内容を確立する際にユーザーは
ＣＩＭデータオブジェクトのリストを入れ、あるいは特
定のトピックに関連したすべてのＣＩＭデータオブジェ
クトのリストを選択のために表示することを要求するこ
とが出来る。明細はデータオブジェクトの現在の値、ま
たはファイルフォルダ３５へのユーザのアクセス時点で
のデータオブジェクトの値を含めうるようにするキーを
含む。前者の場合にはデータオブジェクトはフォルダの
一つのエレメントであるものとして限定されるとき固定
される。後者の場合にはファイルフォルダ３５は誰かが
そのフォルダを見たときのデータオブジェクトの最新の
値を指示する。ファイルフォルダ３５の内容はコメント
ログも含んでいる。ファイルフォルダ３５の内容はファ
イルフォルダにアクセスする任意の者により表示されう
る内容テーブル内に要約される。第２Ａ図に示す内容テ
ーブルはデータオブジェクトネーム、それをフォルダに
追加した日付、その最終変更の日付、およびそれをフォ
ルダに追加したユーザの識別を含む。任意のデータオブ
ジェクトをファイルフォルダに加えることが出来るが、
ＣＡＤ図面のような大きいオブジェクトはネットワーク
内での効率のよい動きについてファイルを大きすぎるも
のとしてしまう。このような場合には、それらの大きい
オブジェクトに対するポインタまたは基準を用いてファ
イルのサイズを、与えられたＣＩＭ装置について予め定
められたしきい値より小さいものに維持すべきである。

経路指定命令は起呼ＣＩＭアプリケーション２１により
与えられ、あるいは２２のようなワークステーションの
ユーザーにより、好適には図形編集手段を用いて与えら
れる。ユーザはＣＩＭユーザのメニューに宛先を入れ、
あるいはそれから宛先を選ぶことが出来る。夫々の宛先
について、ユーザは宛先のタイプ（アクションコー
ド）、レスポンス期待時刻および経路の構造を特定す
る。宛先タイプは「承認用」、「レビュー用」、および
「情報用」を含む。他の有用な宛先タイプも同じく含め
ることが出来る。レスポンス期待時刻は宛先タイプが
「情報用」であれば適用しない。許される経路構造は並
列・直列および代替である。省略経路構造は並列であ
る。夫々の代替構造は代替選択条件を決定する記述部論
理を伴う代替リストとして特定される。全体としての経
路指定はこれら三つのタイプの組合せとなる。

ファイルフォルダマネージャアプリケーション２５の経
路指定機能はＣＩＭアプリケーションのユーザがファイ
ルフォルダ３５についての経路指定限定を変更し、限定
された経路指定に従ってファイルフォルダを分配するこ
とを許可する。またこれはレスポンス期待（期限）リス
トを発生し、これが進行をモニタして過失プロセスを識
別するために用いられるファイルフォルダプランの基本
となる。完了通知は経路指定要求が満足されたとき適正
なファイルフォルダインターフェース（ユーザインター
フェース２７またはＣＩＭアプリケーションインターフ
ェース２３）に送られる。

ファイルフォルダ３５についての経路限定を変更する際
に、新しい宛先が元の限定におけるように追加出来る。
しかしながら、ファイルフォルダが一つの宛先に送られ
なかったときにのみその宛先を削除することが出来る。

ファイルフォルダ３５内の分配リストはユーザのネット
ワークである。このネットワーク内の夫々のノードはユ
ーザの電子的なアドレス、要求されるアクションコー
ド、およびそのアクションの完了予定日を含む。第２Ｂ
図に分配リストの一例を示す。この分配リストの図形表
示を第３図に示す。ファイルフォルダマネージャアプリ
ケーション２５はまずワークステーション２２でユーザ
によりつくられたファイルフォルダをそのネットワーク
の第１レベルのユーザに夫々分配する。第３図におい
て、第１レベルのユーザはファイルフォルダをレビュー
するワークステーション２４と２６のユーザおよび情報
コピーを受けるワークステーション６２，６４，６６の
ユーザを含む。この実施例では「レビュー」とはユーザ
がフォルダを参照しコメントを適正に行うことを意味
し、「承認」はユーザがファイルフォルダを参照し、分
配が次のレベルへと続く前にオリジネータに応答するこ
とを意味する。

所要のレスポンダのすべてが適正なレスポンスをなした
後にファイルフォルダ２５はフォルダをそのネットワー
クの（ワークステーション７２）第２レベルに経路指定
し、プロセスを続行する。ファイルフォルダマネージャ
アプリケーション２５は計画日までに応答しなかったレ
ビューまたは承認タイプの任意の宛先に自動的注意通知
を送るために計画情報を使用する。例えばワークステー
ション７２のユーザが期限までに応答しなかった場合に
は注意通知が変更された期限と共にファイルフォルダ２
５により電子的に送られる。ワークステーション７２の
ユーザがそれでも応答しないときはファイルフォルダマ
ネージャアプリケーション２５はそのファイルフォルダ
を代替宛先７６に送ることになる。これを第３図に破線
矢印で示しており、これがワークステーション７６への
ファイルフォルダの代替経路となる。同様に、ワークス
テーション８４は分配の第４レベルのワークステーショ
ン８６についての代替宛先として示してある。

分配の第３レベルの宛先７４のような所要のレスポンダ
がそのファイルフォルダに一致しない場合には、それは
不承認状態を記入し、コメント及び付加データオブジェ
クトの少なくとも一方を含むことになる。フォルダが次
の分配レベルについて準備される前に一致させるには、
人間との対話が必要となる。これを第４図にワークステ
ーション７４からワークステーション２２までの帰還矢
印で示している。一致してしまえばファイルフォルダア
プリケーション２５を変更し、この争いを解決するため
になされた変更のレビューのために同じ分配リストのレ
ベルに再び送ることが出来る。次のレビューレベルで更
に変更が必要であれば、１つの改定ファイルフォルダの
みが宛先ネットワークを循環するように前に改定された
ファイルフォルダに対し付加的な変更がなされる。

ファイルフォルダマネージャアプリケーシ２５のモニタ
機能はアクティビティが完了したときファイルフォルダ
プランを変更して後のアクティビティについての過失レ
ポートを出す。ファイルフォルダプランにログが維持さ
れて宛先におけるファイルフォルダの受領およびそれら
の宛先で行われたアクション、すなわち承認または変更
を示す。過失通知は期待されるレスポンスの注意によっ
てトリガーされる。この通知はファイルフォルダのオリ
ジネータにも送られる。代替宛先が応答のないレビュー
または承認タイプの宛先について特定されていれば、フ
ァイルフォルダ経路指定要求は自動的にファイルフォル
ダマネージャアプリケーション２５の経路指定機能に送
られる。

ファイルフォルダアプリケーション２５のレポート機能
によりユーザはレポート内容、フォーマット、媒体、分
配リストおよびスケジュールを特定し変更しうるように
なる。この機能はスケジュールに基づきレポートを発生
し分配する。標準的なレポートのいくつかは計画された
アクティビティのスケジュールとこのスケジュールに対
するアクティビティの現在の状態である。計画されたア
クティビティレポートのスケジュールは、経路指定にお
いて限定されるが、時間順に配列された期待レスポンス
の回数のレポートである。レポートは要求に応じて周期
的にあるいは一つの事象の発生時にスケジュールされう
る。

ファイルフォルダマネージャアプリケーション２５のラ
イブラリマネージャ機能はファイルフォルダを保存し、
削除し、コピーし、そしてネーム変更を行う能力を与え
る。これはまた、ファイルフォルダ３５を他のファイル
フォルダに含めることも可能にする。ライブラリはファ
イルフォルダ宛先とファイルフォルダプランを含む。

ファイルフォルダマネージャアプリケーションの最後の
機能はワークステーションのユーザまたはＣＩＭアプリ
ケーション２１がファイルフォルダを受領し、許可され
た変更をなし、コメントを付し、そして承認または一致
を示すことが出来るようにする受信／送信機能である。
宛先はフォルダ内容を物理的に受領する必要はない。実
際にはこれら宛先は必要に応じてレポジトリから実際の
データオブジェクトをとり出しうるようにフォルダ内容
のメニューリストを受けることが出来る。「承認」また
は「レビュー」宛先はファイルフォルダプロセッサを介
してファイルフォルダを受けて処理するためにこの機能
にアクセスする必要がある。ファイルフォルダプロセッ
サはレビューおよび承認宛先からの受領通知を用意す
る。その受領側にはファイルフォルダ内容のメニューが
与えられ、そしてデータオブジェクトの値が表示または
プリントされうる。宛先が「レビュー用」であれば、デ
ータオブジェクトはレポジトリを出される。ファイルフ
ォルダコメントはその変更トランザクションを通知する
ために自動的に更新される。「レビュー用」および「承
認用」宛先は共にコメントをファイルフォルダに付加す
ることが出来る。ユーザがファイルフォルダを承認した
とき、ファイルフォルダアクション通知が用意される。

〔発明の効果〕

このファイルフォルダマネージャプロセスは自動的に宛
先からのレスポンスを追跡し、特定された期限までに応
答しない宛先に対し注意通知を送る。このファイルフォ
ルダマネージャプロセスは、はじめの宛先が２回目の期
限になっても応答しないとき、自動的にファイルフォル
ダを代替宛先に分配する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のファイルフォルダマネージャシステム
のコンピュータネットワークの実行を例示する図、第２
Ａ図は電子ファイルフォルダに含まれる内容のテーブル
を例示する図、第２Ｂ図は電子ファイルフォルダに含ま
れる宛先の分配リストを例示する図、第３図はファイル
フォルダ分配リストの図形表示の一例を示す図、第４図
は変更されたファイルフォルダ分配リストの図形表示の
一例を示す図である。 １０…ファイルフォルダマネージャシステム、２０…ホ
ストプロセッサ、２１…ＣＩＭアプリケーション、２
２，２４，２６…ワークステーション、２３…アプリケ
ーションインターフェース、２５…ファイルフォルダマ
ネージャ、２７…ファイルフォルダインターフェース、
３０…直接アクセス記憶装置、３５…ファイルフォル
ダ、４０…ＣＩＭ情報資源ライブラリ、６０，７０，８
０…リモートプロセッサ、６５，７５，８５…ファイル
フォルダマネージャアプリケーション、６７，７７，８
７…ユーザインターフェース、６２，６４，６６，７
２，７４，７６，８２，８４，８６…ワークステーショ
ン。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン、ポール、クロスナー アメリカ合衆国ジョージア州、マリエッ タ、イーグル、リッジ、ロード、2734 (72)発明者 ジョセフ、ピーター、マーティネク アメリカ合衆国ジョージア州、ダンウッデ ィー、キマロン、パークウェイ、1415 (72)発明者 ダラス、ハワード、ミラー アメリカ合衆国ジョージア州、マリエッ タ、ウェンドウッド、ドライブ、3249 (72)発明者 デイビッド、ハロルド、ウィザーズ アメリカ合衆国ジョージア州、ロスウェ ル、ポプラ、ホロー、コート、4190

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コンピュータ統合製造環境における複数の
   宛先への複数のデータオブジェクトの分配を自動的に制
   御する方法であって、 選ばれたデータオブジェクトを受けるための上記複数の
   宛先の分配リスト並びに上記複数の宛先の内の先行関係
   の両方をつくり、命令された相互関係を有する複数の宛
   先レベルをつくるステップと、 上記分配リスト上の上記複数の宛先に分配されるべき電
   子的ファイルフォルダのデータオブジェクトの内容を照
   合するステップと、 上記ファイルフォルダをオリジネータにより上記分配リ
   スト上の第１レベルの宛先に電子的に方向づけるステッ
   プと、 上記第１レベルの宛先のレスポンスを追跡してそこから
   入るコメンタリを上記ファイルフォルダの内容に付加す
   るステップと、 直前のレベルのすべての宛先が応答した後に上記分配リ
   スト上の夫々の付加宛先レベルに電子的に次々に上記フ
   ァイルフォルダを方向づけるステップと、 夫々の付加宛先レベルのレスポンスを追跡してそれから
   入るコメンタリを、上記ファイルフォルダを次の宛先レ
   ベルに方向づける前にそのファイルフォルダの内容に付
   加するステップと を有するデータオブジェクト自動分配制御方法。
2. 【請求項２】前記宛先リストと先行関係の両方をつくる
   ステップは、 前記ファイルフォルダを同時に受ける宛先およびこのフ
   ァイルフォルダを直列に受ける宛先を特定するステップ
   と、 夫々のレベルにおける宛先のすべてが、前記電子的ファ
   イルフォルダが次の順次的に高くなる宛先レベルに向け
   られるようになる前に応答しなければならない複数の宛
   先レベルのハイアラーキを決定するステップと、 前記分配リスト上の夫々の宛先についてのレスポンス用
   のアクションコードと初期期限を特定するステップと を含んでいる、請求項１記載の方法。
3. 【請求項３】夫々の宛先について特定される前記アクシ
   ョンコードはその宛先により要求されるレスポンスの形
   式を示すものである、請求項２記載の方法。
4. 【請求項４】前記電子ファイルフォルダのデータオブジ
   ェクトの内容を照合するステップは、 上記電子的ファイルフォルダに含まれるべき夫々のデー
   タオブジェクトを選択するステップと、 上記ファイルフォルダに含まれるべき夫々のデータオブ
   ジェクトを内容についてのファイルフォルダテーブルに
   リストするステップと、 しきい値ファイルサイズを越えないサイズのデータファ
   イルに記憶される夫々のリストされたデータオブジェク
   トを上記ファイルフォルダ内に置くステップと、 上記しきい値ファイルサイズを越えるサイズのデータフ
   ァイルに記憶される夫々のリストされたデータオブジェ
   クトについてのポインタを上記ファイルフォルダ内に置
   くステップと を含んでいる、請求項１記載の方法。
5. 【請求項５】電子的媒体内に記憶されない夫々のリスト
   されたデータオブジェクトについて基準ロケータを前記
   ファイルフォルダに置くステップを更に含んでいる請求
   項４記載の方法。
6. 【請求項６】前記第１レベルのレスポンスを追跡するス
   テップと夫々の付加宛先レベルのレスポンスを追跡する
   ステップは、 夫々のレスポンスが入るとき前記ファイルフォルダのオ
   リジネータに電子的に通知を送るステップと、 前記初期期限により上記ファイルフォルダにレスポンス
   を送れなかった夫々の宛先に改定された期限による注意
   を電子的に送るステップと、 上記注意を受けた後に上記改定された期限により応答し
   得なかったファイルフォルダの宛先について承認権限を
   有する別の宛先に通知を電子的に送るステップと を含んでいる、請求項２記載の方法。
7. 【請求項７】前記ファイルフォルダに送られている宛先
   の内の少なくとも１個がその内容と一致しないときこの
   ファイルフォルダの次の宛先レベルへの分配を中断する
   ステップと、 その分配を中断させた不一致を解消するようにファイル
   フォルダの内容を変更するステップと、 この変更されたファイルフォルダを次のレベルおよび夫
   々の付加宛先レベルに方向づけるステップと を含んでいる請求項１記載の方法。
8. 【請求項８】前記ファイルフォルダのすべての変更は夫
   々の前の変更を含む１個のファイルフォルダのみが任意
   の時点で前記複数の宛先に方向づけられるように実際に
   累積される、請求項７記載の方法。
9. 【請求項９】少くとも１個のデータプロセッサと、少く
   とも１個の直接アクセス記憶装置と、上記データプロセ
   ッサと相互作用してデータオブジェクトについての宛先
   として作用する複数のワークステーションとを有するコ
   ンピュータ統合製造環境における上記データオブジェク
   トの分配を自動的に制御するための装置であって、 第１データプロセッサにより動作して上記データオブジ
   ェクトを電子ファイルフォルダに集め、この電子ファイ
   ルフォルダを複数の宛先ワークステーションに方向づけ
   し、この電子ファイルフォルダを受けた後の上記複数の
   宛先ワークステーションの夫々によりなされるレスポン
   スを追跡するための第１論理手段と、 上記複数の宛先ワークステーションの夫々および上記第
   １論理手段と関連動作して上記電子ファイルフォルダの
   内容を限定し、上記複数の宛先ワークステーションが上
   記電子ファイルフォルダを受けるシーケンスを特定する
   ための第１インターフェース手段と を備えたデータオブジェクト自動分配制御装置。
10. 【請求項１０】前記第１論理手段と関連動作して前記第
    １データプロセッサにより動作する製造アプリケーショ
    ンプログラムが前記電子ファイルフォルダの内容を限定
    しうるようにすると共に前記複数の宛先ワークステーシ
    ョンが上記電子ファイルフォルダを受けるシーケンスを
    特定する第２インターフェース手段を含んでいる請求項
    ９記載の装置。
11. 【請求項１１】前記直接アクセス記憶装置上のファイル
    フォルダ記述ライブラリ内に前記電子ファイルフォルダ
    を記憶する手段を更に含んでいる請求項９記載のシステ
    ム。
12. 【請求項１２】前記電子ファイルフォルダを前記第１デ
    ータプロセッサから離れている第２データプロセッサに
    送るための通信サービス手段と、 上記第２データプロセッサにより動作して上記電子ファ
    イルフォルダを上記第２データプロセッサに電気的に接
    続された少くとも１個の宛先ワークステーションに向
    け、その宛先ワークステーションのレスポンスを追跡す
    る第２論理手段と を更に含んでいる請求項９記載の装置。