JPH0895710A - Adコンバータの制御装置及び制御方法 - Google Patents

Adコンバータの制御装置及び制御方法

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JPH0895710A
JPH0895710A JP6229246A JP22924694A JPH0895710A JP H0895710 A JPH0895710 A JP H0895710A JP 6229246 A JP6229246 A JP 6229246A JP 22924694 A JP22924694 A JP 22924694A JP H0895710 A JPH0895710 A JP H0895710A
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JP6229246A
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Yoshimi Wada
好美 和田
Satoshi Takuma
聡 詫間
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/05Digital input using the sampling of an analogue quantity at regular intervals of time, input from a/d converter or output to d/a converter

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Abstract

(57)【要約】 【目的】AD変換動作を全てプロセッサによる制御で行
うことで、コストの低減と同時に、誤動作のチェックや
動作条件の変更が簡単にできる。 【構成】プロセッサ18のAD変換制御部18は、割込
タイマ20の割込信号が得られる毎に、出力ポート14
のクロック発生回路24をLレベル出力状態とHレベル
出力状態に交互に設定してクロック信号E1を発生させ
る。また割込信号による最初のクロック信号E1の出力
に同期して出力ポート14のチップセレクト回路26か
らチップセレクト信号E2を出力させる。更にクロック
信号E1の発生に同期してADコンバータ10からパラ
レル出力される1ビット信号E3を、割込信号に同期し
て1ビットずつ入力ポート16から取り込んでレジスタ
32に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロックに同期してア
ナログ信号をデジタル信号に変換し、変換毎にデジタル
信号を1ビットずつ順番に出力するシリアル出力型のA
Dコンバータの制御装置及び制御方法に関し、特に、プ
ロセッサの制御によるポート出力によってADコンバー
タの変換動作と変換出力の取込みを制御するADコンバ
ータの制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時間的な変化が比較的少ない温度
や湿度などを検出するセンサからのアナログ検出信号
を、マイクロプロセッサに取り込んで処理するため、シ
リアル出力型のADコンバータが使用されている。シリ
アル出力型のADコンバータは、外部からのクロック信
号とチップセレクト信号の供給により、アナログ入力信
号を例えば8ビットのデジタル信号に変換する。そし
て、クロック信号に同期してデジタル信号に変換する毎
に、そのときのデジタルデータの先頭ビットから順番に
1ビットずつ出力する。DAコンバータからのシリアル
ビット出力は、クロックに同期してシフトレジスタに取
り込まれ、取り込みの終了で8ビットのパラレルデータ
を得る。このため、ADコンバータが8ビットのデジタ
ル信号をシリアル出力するためには、クロック信号によ
る8回の変換動作が必要になる。
【0003】またクロック信号に同期してチップセレク
ト信号をイネーブルすると、まずLレベルのスタートビ
ットが出力され、その後にクロック信号に同期した変換
動作を行い、その都度、8ビットのデジタル信号を上位
ビットが順番に1ビットずつ出力する。最終ビットの出
力が済むと、DAコンバータはHレベルのストップビッ
トを出力し、次にチップセレクト信号をデセーブルする
ことで、1回分のDA変換動作が終了する。
【0004】したがって、最初のチップセレクト、スタ
ートビット出力、最後のストップ出力を加えると、シリ
アル出力型のADコンバータを使用して8ビットの並列
データを取り込むためには、11個のクロック信号を必
要とする。従来、シリアル出力型のADコンバータの制
御は、専用のハードウェア回路で行っている。例えばク
ロック発生回路で、プロセッサに対するマイクロ秒オー
ダーのクロックパルスを分周してミリ秒オーダーのAD
変換用のクロック信号を発生し、固定的にADコンバー
タに供給する。プロセッサからAD変換の指示がある
と、このクロック信号に同期して出力ポートのフリップ
フロップをセットし、チップセレクト信号をイネーブル
とする。
【0005】これによってADコンバータがクロック信
号に同期して変換動作を開始する。クロック発生回路か
らのクロック信号は、プロセッサの入力ポートにも与え
られ、ADコンバータのスタートビットからストップビ
ットの間に行われるビット出力をレジスタに取り込んで
パラレルデータに変換する。シリアル出力型のADコン
バータの利点は、コストが安いことにある。通常のAD
コンバータは、パラレル出力型であり、1回の変換動作
で8ビットパラレルデータを取り込むことができ、高精
度で高速の変換動作ができる。しかし、パラレル型のA
Dコンバータは、コストが高く、それほど高い変換速度
や精度が要求されない装置での使用には適していない。
【0006】またADコンバータは、通常、サンプルホ
ールド回路を設け、アナログ信号をサンプルホールドし
てからADコンバータでデジタル信号に変換している。
しかし、温度や湿度等は、ミリ秒オーダーで行われるA
D変換動作の時間では、ほとんど変化せず、サンプルホ
ールドの必要性は低い。このため、時間的変化の少ない
温度や湿度等のセンサからの検出信号をデジタル信号に
変化する際には、サンプルホールド回路を設けず、直
接、シリアル出力型のADコンバータに入力して変換す
ることで、更にコスト低減のメリットが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシリアル出力型のADコンバータの制御は、
全てハードウェア回路によって固定的に行われていたた
め、プロセッサの負担は軽減できるが、その分、ハード
ウェア回路が増加し、コスト面での負担が大きいという
問題があった。またハードウェア回路を実現するための
回路設計に手間と時間がかかり、アナログセンサの特性
に適合してクロック周波数やクロック幅等を変更しよう
としても、簡単にはできない問題があった。
【0008】またADコンバータが誤動作を起こすと、
スタートビットやストップビットが正常に出力されなく
なるが、このような誤動作をハードウェア回路で識別す
ることは、複雑な回路構成を必要とすることからコスト
的に実現が困難である。このためADコンバータの誤動
作による異常データがそのままプロセッサに取り込ま
れ、プロセッサによる制御等が異常となり、信頼性に欠
ける問題があった。例えば温度等のプロセス制御にあっ
ては、ADコンバータの誤動作によるセンサの異常デー
タを認識できずにプロセッサがヒータを制御すると、異
常加熱を起こす等の恐れがあった。
【0009】本発明の目的は、AD変換動作を全てプロ
セッサによる制御で行うことで、コストの低減と同時
に、誤動作のチェックや動作条件の変更が簡単にできる
シリアル出力型のADコンバータの制御装置及び制御方
法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、シリアル出力型のADコンバ
ータ10を対象とする。シリアル出力型のADコンバー
タは、チップセレクト信号E2が有効となっている状態
で、入力されているアナログ信号Einをクロック信号E
1が得られる毎に所定ビット数のデジタル信号に変換
し、各変換毎に所定のビット順序に従ったビット出力信
号E3を1ビットずつ出力する。
【0011】プロセッサ18の出力ポート18には、A
Dコンバータ10に供給するクロック信号E1を出力す
るクロック発生回路24と、ADコンバータ10に供給
するチップセレクト信号E2を作成するチップセレクト
発生回路26が設けられる。プロセッサ18には、レジ
スタ32、割込タイマ20、AD変換制御部22が設け
られる。レジスタ32は、ADコンバータ10で変換し
たデジタル信号を格納する。割込タイマ20は、指定さ
れたADコンバータの制御期間に亘り、割込信号を所定
周期毎に発生する。
【0012】AD変換制御部22は、割込タイマ20の
割込信号が得られる毎に、クロック発生回路24をLレ
ベル出力状態とHレベル出力状態に交互に設定してクロ
ック信号を発生させる。またAD変換制御部22は、割
込信号による最初のクロック信号の出力に同期してチッ
プセレクト発生回路26からチップセレクト信号を出力
させる。更に、またAD変換制御部22は、クロック信
号の発生に同期してADコンバータ10から出力される
ビット出力信号E3、割込信号に同期して1ビットずつ
入力ポート16から取り込んでレジスタ32に格納す
る。
【0013】更に、シリアル出力型のADコンバータ1
0は、クロック信号E1に同期したビットデータの先頭
にLレベルのスタートビットを出力すると共に、最後に
スタートビットとは異なるHレベルのストップビットを
出力する。そこでAD変換制御部22は、レジスタ32
に対するビットデータの読み込みに先立ち、ADコンバ
ータ10の出力するスタートビットが規定レベルにある
か否か判定し、規定レベルにないときはエラーと判断す
る。
【0014】この場合のエラー判断は、スタートビット
のエラー判定時に、再度、クロック信号を出力させるリ
トライを行ってスタートビットが規定レベルにあるか否
か判定し、リトライを複数回行っても規定レベルにない
ときにエラーと判断することが望ましい。更に、AD変
換制御部22は、レジスタ32に対するビットデータの
読込み終了後に、ADコンバータ10の出力するストッ
プビットが規定レベルにあるか否か判定し、規定レベル
にないときはエラーと判断する。この場合のエラー判断
も、ストップビットのエラー判定時に、再度、クロック
信号を出力させるリトライを行ってストップビットが規
定レベルにあるか否か判定し、リトライを複数回行って
も規定レベルにないときにエラーと判断することが望ま
しい。
【0015】AD変換制御部32によるビット出力信号
E3の取り込みは、割込信号によりクロック発生回路2
4にLレベル出力状態をセットした後に、レジスタ32
にビットデータを取り込む。また割込信号によりクロッ
ク発生回路24をHレベル出力状態をセットした後に、
レジスタ32にビットデータを取り込んでもよい。割込
タイマ20は、変換するアナログ信号に応じ任意にタイ
マ周期を可変することができる。このため、割込タイマ
20は、ADコンバータ10のAD変換動作の途中で、
タイマ周期を可変するようなこともできる。
【0016】プロセッサ18の出力ポート14に設ける
クロック発生回路24とチップセレクト発生回路26と
しては、割込信号に基づくプロセッサ18からの指示で
セット又はリセットされるフリップフロップ回路が使用
される。更に、シリアル出力型のADコンバータ10
は、温度や湿度等のアナログセンサから出力される検出
信号をデジタル信号に変換する。
【0017】また本発明は、シリアル出力型のADコン
バータ10の制御方法を提供する。この制御方法は、 ADコンバータ10の制御期間に亘り、割込信号を所
定周期毎に発生し、 割込信号が得られる毎に、Lレベル出力状態とHレベ
ル出力状態を交互に設定してADコンバータ10にクロ
ック信号E1を出力し、 最初のクロック信号E1の出力に同期してチップセレ
クト信号E2をADコンバータ10に出力し、 更に、割込信号によるクロック信号E1の発生に同期
してADコンバータ10から出力される1ビット信号E
3を順次取り込んで並列データとして格納する。
【0018】この制御方法の詳細は、前述した装置構成
の内容と同じになる。
【0019】
【作用】このような本発明のADコンバータの制御装置
及び制御方法によれば次の作用が得られる。シリアル出
力型ADコンバータの変換動作に必要なクロック信号、
チップセレクト信号、更にレジスタへのビット出力の格
納の全てを、プロセッサに設けた割込タイマからの割込
信号に基づいてファームウェアとしてのAD変換制御部
で行うため、プロセッサの外付けとなるハードウェア回
路は、シリアル出力型のADコンバータとその外付け回
路のみで済み、回路構成を必要最小限に抑えることで最
小の回路規模とでき、コストの低減が図れる。
【0020】またAD変換動作を決めるクロック信号の
周期やクロック幅は、プロセッサの割込タイマの設定周
期を変更するというソフトウェア処理で簡単に実現で
き、回路設計の変更を必要としない。更に、ADコンバ
ータの変換開始時のスタートビットと変換終了時のスト
ップビットのチェックルーチンをもつことで、ADコン
バータの誤動作が確実に検出でき、誤動作時の変換デー
タを有効データとして処理してしまうことを確実に回避
でき、AD変換の信頼性を向上できる。
【0021】更に、スタートビット又はストップビット
のエラーを判定した際に、複数回クロックを出力して正
常動作に戻すリトライ動作を行うことで、ノイズ等によ
る回復可能なエラーをハードウェア・エラーと判定して
しまうことを防ぎ、エラー判定の信頼性を高めている。
【0022】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である。本発明の
制御対象となるADコンバータ10は、シリアル出力型
のADコンバータであり、例えば富士通製MB4052
Mを使用することができる。ADコンバータ10は、ク
ロック入力端子CLK、チップセレクト入力端子CS、
アナログ信号入力端子A0 、デジタル信号のビット出力
端子DOを有する。また、電源端子VCC1,VCC2
およびリセット端子RSは、+5Vの電源ラインに接続
される。更に、グランド端子AG,DGは、アースライ
ンに接続される。
【0023】この実施例で、ADコンバータ10のアナ
ログ入力端子A0 には温度センサ12からの信号線が接
続され、温度センサ12で検出したアナログ温度検出信
号Einを入力している。ADコンバータ10のAD変換
制御を行うため、マイクロプロセッサユニット(以下
「MPU」という)18が設けられる。MPU18は、
出力ポート14と入力ポート16を有し、バス34で接
続している。
【0024】MPU18には、割込タイマ20、AD変
換制御部22およびカウンタレジスタ32が設けられ
る。割込タイマ20およびAD変換制御部22は、プロ
グラム制御による機能として実現される。カウンタレジ
スタ32は、MPU18のハードウェアとして設けた汎
用のカウンタレジスタを使用する。MPU18の出力ポ
ート14には、クロック発生回路として動作するクロッ
ク用フリップフロップ24と、チップセレクト発生回路
として動作するチップセレクト用フリップフロップ26
が設けられている。クロック用フリップフロップ24か
らのクロック信号E1は、ADコンバータ10のクロッ
ク入力端子CLKに出力される。チップセレクト用フリ
ップフロップ26からのチップセレクト信号E2は、A
Dコンバータ10のチップセレクト入力端子CSに出力
される。
【0025】ADコンバータ10のビット出力端子DO
からの出力ラインは、抵抗28と抵抗30による分圧電
圧で規定の論理レベルHの電圧レベルにバイアスされて
いる。MPU18に設けた割込タイマ20は、ADコン
バータ10の変換動作時に、予め定めた一定周期、例え
ば10msの割込周期で割込信号を発生する。AD変換
制御部22は、割込タイマ20からの割込信号に基づ
き、出力ポート14のクロック用フリップフロップ24
をセット/リセット制御して、クロック信号E1を発生
する。即ち、割込信号が得られるごとにクロック用フリ
ップフロップ24のセットとリセットを交互に繰り返
す。
【0026】また、クロック用フリップフロップ24に
おける最初のクロック信号の出力に同期して、チップセ
レクト用フリップフロップ26のセット動作を行い、チ
ップセレクト信号E2を、イネーブル状態を示すLレベ
ルとする。チップセレクト信号E2がイネーブル状態を
示すLレベルとなっている間、ADコンバータ10は、
クロック信号E1に同期して温度センサ12からのアナ
ログ温度検出信号を8ビットのデジタルデータに変換す
る動作を行う。
【0027】この変換動作において、チップセレクト信
号E2がLレベルとなったときの最初のクロック信号E
1のタイミングにあっては、ビット出力端子DOからの
ビット出力信号E3をアナログ入力とは無関係にLレベ
ルとするスタートビットを出力する。また、スタートビ
ットに続いて8ビット分の1ビット信号E3の出力を終
了すると、ビット出力端子DOからの1ビット信号E3
をアナログ入力に関わらずHレベルとするストップビッ
トを出力する。
【0028】MPU18に設けたAD変換制御部22
は、クロック信号E1およびチップセレクト信号E2の
発生を制御すると同時に、クロック信号に同期してAD
コンバータ10のビット出力端子E0 より出力される1
ビット信号E3を順番に入力ポート16より取り込ん
で、カウンタレジスタ32に格納する。更にAD変換制
御部22は、マイクロ秒オーダーのマシンクロックで動
作し、ADコンバータ10が変換動作に先立って出力す
るスタートビットが正しくLレベルにあるか否かのチェ
ック、および変換動作が終了した後に出力するストップ
ビットが正しくHレベルにあるかどうかのチェックを行
う。もしスタートビットが誤動作によりHレベルのまま
であった場合には、割込タイマ20の割込信号に同期し
たクロック信号E1の出力を複数回繰り返すリトライ動
作を行い、その間にスタートビットが正しいLレベルに
ならなければ、フレーミングエラーと判定し、エラー処
理や更に上位のコントローラへのエラー通知を行う。
【0029】また、AD変換が終了してカウンタレジス
タ32に8ビットデータが格納された状態で、ADコン
バータ10の誤動作でストップビットがLレベルと異常
になった場合には、同様に、割込タイマ20の割込信号
に同期してクロック信号E1を出力するリトライ動作を
行い、それでもストップビットが正常なHレベルに回復
しなかった場合には、カウンタレジスタ32に格納した
8ビットデータを無効化し、温度制御などに使用しない
ようにする。そして、ADコンバータ10のフレーミン
グエラーとしてアラーム処理を行い、必要ならば上位の
コントローラにエラー通知を行う。
【0030】図3および図4のフローチャートは、図2
のMPU18に設けたAD変換制御部22による制御処
理である。MPU18において、ADコンバータ10か
らの温度データの取込要求が発生すると、一定の変換制
御期間に亘り割込タイマ20が動作し、例えば10ms
ごとに割込信号を発生し、この割込信号が発生するごと
に、図3および図4に示すAD変換処理が起動する。
【0031】AD変換制御処理は、まず図3のステップ
S1で、前回のクロックはHレベルか否かチェックす
る。最初、前回のクロックはLレベルであることから、
ステップS6に進み、クロックCLKにHレベルをセッ
トする。具体的には、出力ポート14のクロック用フリ
ップフロップ24をセットして、クロック信号E1をH
レベルとする。
【0032】ステップS6でクロックをHレベルにセッ
トすると、図4のステップS14で、ストップビットの
タイミングか否かチェックし、ストップビットのタイミ
ングでないことから、そのまま処理を終了して、次の割
込待ちにリターンする。2回目の割込信号による起動時
には、ステップS1で、前回のクロックはHレベルにあ
ることから、ステップS2に進み、今度はクロックをL
レベルにセットする。
【0033】即ち、出力ポート14のクロック用フリッ
プフロップ24をリセットしてクロック信号E1をLレ
ベルにする。次にステップS3で、チップセレクトをL
レベルにセット済みか否かチェックする。初期状態にあ
っては、チップセレクトはHレベルにあり、このためス
テップS7に進み、チップセレクトにLレベルをセット
してイネーブル状態とする。
【0034】即ち、出力ポート14のチップセレクト用
フリップフロップ26をセットしてチップセレクト信号
E2をLレベルとする。ステップS7でチップセレクト
をLレベルとすると、そのまま図4のステップS14を
通って割込待ちにリターンする。3回目の割込タイマ2
0からの割込信号を受けると、ステップS1で、前回の
クロックはLレベルであることから、ステップS6に進
んで、クロックをHレベルとして割込待ちにリターンす
る。
【0035】この3回目の割込信号におけるクロック信
号E1のHレベルへの立上がりに同期し、チップセレク
ト信号E2が有効(Lレベル)となって動作状態となっ
たADコンバータ10は、ビット出力端子Eを非動作時
のHレベル状態からスタートビットを示すLレベル出力
に切り替える。このタイマ割込みが3回発生するまでの
動作を図5のタイミングチャートについて説明すると、
次のようになる。
【0036】図5(A)の最初のタイマ割込みで、図5
(B)のクロック信号E1はHレベルに立ち上がり、2
回目のタイマ割込みでLレベルに立ち下がる。このとき
図5(C)のチップセレクト信号E2がイネーブル状態
を示すLレベルに立ち下がる。3回目のタイマ割込みが
あると、クロック信号E1はHレベルに立ち上がり、こ
のときLレベルとなるチップセレクト信号E2により動
作状態になるADコンバータ10からは、図5(D)に
示すようにAD変換出力信号E3として、Lレベルに立
ち下がったスタートビットを出力する。
【0037】再び図3を参照するに、ADコンバータ1
0がスタートビットを出力した後の4回目の割込信号の
際には、ステップS1で、前回のクロックはHレベルで
あることから、ステップS2に進んで、クロックをLレ
ベルとし、続いてステップS3で、チップセレクトはL
レベルにセット済みであることから、ステップS4に進
み、スタートビットの確認済みをチェックする。この取
込みは、Lレベルに立下った後の太い線の区間内の任意
のタイミングで行われる。
【0038】このときスタートビットは未確認であるこ
とから、ステップS8に進み、スタートビットを読み込
んで正しいLレベルにあるか否かチェックする。正しい
Lレベルにあれば、ステップS9で、スタートビット確
認済みフラグをセットして、次の割込待ちにリターンす
る。一方、ADコンバータ10の誤動作によりスタート
ビットが正しいLレベルになくHレベルであった場合に
は、ステップS10に進み、リトライカウンタを+1し
てから、ステップS11で、リトライカウンタが予め定
めた所定値nに達したか否かチェックし、nに達するま
ではステップS12のリトライ処理を行う。ステップS
12のリトライ処理は、スタートビットが異常であるこ
とから、カウンタレジスタ32に対するビットデータの
取込みを行わずに、クロック信号E1をn回発生させる
処理となる。
【0039】即ち、ステップS12で、ADコンバータ
10の1ビット出力信号E3をカウンタレジスタ32に
取り込まずに次の割込待ちにリターンし、この処理を、
ステップS8で、スタートビットが正しいLレベルにな
るまで繰り返す。もしn回リトライ処理を繰り返しても
スタートビットが正しいLレベルにならなかった場合に
は、ステップS11からステップS13に進み、ADコ
ンバータ10のフレーミングエラーと判断し、例えば上
位装置にエラー通知を行う。
【0040】通常の動作にあっては、ADコンバータ1
0より正しくLレベルのスタートビットが得られ、ステ
ップS9でスタートビット確認済みフラグをセットした
後、次の割込待ちにリターンする。続いて5回目のタイ
マ割込みによるクロックのHレベルのセットから、図5
(D)のように、ADコンバータ10がAD変換出力信
号(1ビット出力信号)E3を、最上位のマスタシリア
ルビット(MSB)から最下位のラストシリアルビット
(LSB)まで、1クロック周期ごとに出力する。図3
の処理にあっては、タイマ割込みでクロック信号をLレ
ベルにセットして立ち上げた後に、ステップS5でAD
変換出力信号E3のビットデータを読み込んで、カウン
タレジスタ32に格納している。
【0041】更に詳細には、クロック信号E1がLレベ
ルに立ち下がってから次にHレベルに立ち上がるまでの
間の太線の区間内のマシンクロックによる動作タイミン
グで、マスタシリアルビットからラストシリアルビット
までの8ビット分のビットデータのカウンタレジスタ3
2の格納が順番に行われる。カウンタレジスタ32に対
するADコンバータ10からの最終ビット(LSB)の
格納が終了すると、ADコンバータ10の出力信号E3
は、ストップビットを示すHレベルに固定される。この
ストップビットのチェックは、図4のステップS14〜
S21のルーチンで行われる。まずステップS14で、
ストップビットの出力タイミングを判定すると、ステッ
プS15で、ストップビット確認済みか否かチェックす
る。最初、ストップビット確認済みでないことから、ス
テップS16に進み、ストップビットが正しいHレベル
となっているか否かチェックする。
【0042】正しいHレベルにあれば、ステップS17
で、ストップビット確認済みフラグをセットし、次のタ
イマ割込みを待つ。ストップビットが正しいHレベルに
あることを確認した後の次のタイマ割込みは、図5のタ
イミングチャートのように、クロック信号E1をLレベ
ルにセットし、これに同期して図5(C)のチップセレ
クト信号E2がデセーブル状態を示すHレベルにリセッ
トされ、ADコンバータ15の変換動作が終了する。
【0043】一方、ADコンバータ10の誤動作でスト
ップビットがLレベルのままであった場合には、ステッ
プS18でリトライカウンタを1つカウントアップし、
ステップS19で、リトライカウンタが所定値nに達し
たか否かチェックし、所定値nに達するまで、ステップ
S20でリトライ処理を行う。このストップビットのリ
トライ処理は、MPU18のカウンタレジスタ32に格
納している変換データを、変換データを必要とする温度
制御部などに引き渡さずに保留する処理である。
【0044】リトライ処理に伴うクロック発生がn回に
達する前にストップビットが正しいHレベルになると、
この時点でカウンタレジスタ32の格納データを温度制
御部などに有効データとして引き渡す。一方、リトライ
カウンタがn回に達するまでのリトライ処理を行っても
ストップビットがLレベルのままであった場合には、A
Dコンバータ10のフレーミングエラーと判定し、ステ
ップS21で、上位装置にエラー通知を行うと共に、カ
ウンタレジスタ32の格納データを無効化し、温度制御
での使用を禁止させる。
【0045】図6のフローチャートは、本発明によるA
D変換制御処理の他の実施例であり、この実施例にあっ
ては、AD変換制御部22によるクロックのHレベルの
セット後に、チップセレクト信号、スタートビット、ス
トップビットのチェック、更にビットデータの取込みを
行うようにしたことを特徴とする。即ち、図7のタイミ
ングチャートに示すように、図7(A)のタイマ割込み
による図7(B)のクロック信号E1のHレベルへの立
上がりに同期して、図7(C)のチップセレクト信号E
2のイネーブル状態(L状態へのセット)および図7
(D)のAD変換出力信号E3のスタートビット、マス
タシリアルビット(MSB)〜ラストシリアルビット
(LSB)、およびストップビットの取込みを行ってい
る。
【0046】このようなタイマ割込みによるクロック信
号のHレベルへの立上がりでAD変換処理を行うため、
ステップS1´で、前回のクロックがLレベルであれ
ば、ステップS2´でクロックをHレベルとして、ステ
ップS3以降の一連の制御処理を行う。これに対し、前
回のクロックがステップS1でHレベルであった場合に
は、ステップS6´に進み、クロックをLレベルとし、
この場合は制御処理を行わずに次の割込待ちとなる。
【0047】これを図3のクロックのLレベルのセット
後に変換処理を行う場合と対比してみると、図3のステ
ップS1にあっては、前回のクロックがHレベルか否か
チェックしているが、図6のステップS1´では、前回
のクロックがLレベルか否かをチェックしている。そし
て、図3で前回のクロックがHレベルであると、ステッ
プS2で、クロックをLレベルに立ち下げて、ステップ
S3以降の変換処理を行っているが、図6の場合には、
前回のクロックがLレベルであったときにステップS2
´でクロックをHレベルに立ち上げて、ステップS3以
降の変換制御処理を行っている。
【0048】この結果、図3の処理にあっては、クロッ
クの立下がりから次の立上がりの間のタイミングで、ス
テップS5のビットデータのカウンタレジスタ32に対
する取込みが行われる。これに対し図6の処理にあって
は、クロック信号をHレベルに立ち上げて次にLレベル
に立ち下げるまでの図7(B)の太線の内のマシンクロ
ックによる任意の動作タイミングで、ステップS5のビ
ットデータのカウンタレジスタ32への取込みが行われ
ることになる。
【0049】図8のタイミングチャートは、図2のMP
U18に設けた割込タイマ20の割込周期を2倍の20
msに変更した実施例であり、図3のクロックのLレベ
ルの立下げ後にチップセレクトとデータ取込みを行う図
3のフローチャートによる動作を例にとっている。この
ように本発明にあっては、MPU18に設けている割込
タイマ20のタイマ周期を変えるだけで、ADコンバー
タ10の変換速度を任意に設定できる。例えば、MPU
18がAD変換制御以外に処理しているプログラムの負
荷が大きい場合には、図8のように、割込タイマ20の
割込周期を大きくすることで、AD変換制御以外の処理
にMPU18を割り当てることができる。
【0050】勿論、割込タイマの周期は温度センサ12
の時間的な温度変動の影響を受けない変換動作時間に収
まる範囲で拡大する。逆に、図7の割込周期10msよ
り更に短い割込周期を設定して、アナログ信号の時間的
な変動に対する誤差を低減するようにしてもよい。更
に、ADコンバータ10による8ビットデータの取込期
間の各シリアルビット出力ごとのAD変換でのアナログ
信号の時間的変動で、最初のマスタシリアルビット(M
SB)の出力時と最後のラストシリアルビット(LS
B)の出力時ではアナログ信号が時間的に変化している
ような場合には、複数回のAD変換制御を行い、カウン
タレジスタ32より得られた複数回のデータの平均デー
タを使用するようにしてもよい。
【0051】図9のタイミングチャートは、本発明のA
D変換制御の他の実施例である。この実施例にあって
は、AD変換の途中で割込タイマ20の割込周期を10
msから20msに変更したことを特徴とする。また、
チップセレクト制御および出力信号の取込みは、クロッ
ク信号をLレベルにセットした後のタイミングで行う図
3の処理の場合である。
【0052】図9(A)のタイマ割込みは、最初、10
msであるが、途中から倍の20msに切り替えてい
る。この結果、図9(D)のAD変換出力信号E3は、
マスタシリアルビットMSBから第5シリアルビット5
SBまでは10msのタイマ割込みによるクロック信号
E1による変換動作で出力されるが、第4シリアルビッ
ト4SB以降は20msのタイマ割込みによる2倍に周
期が拡大したクロック信号による変換動作となり、その
結果、時間的なAD変換の分解能が上位ビットと下位ビ
ットで異なっている。
【0053】尚、上記の実施例は、マイクロプロセッサ
ユニット(MPU)による処理を例にとるものであった
が、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)を用い
てもよいことは勿論である。また、カウンタレジスタ3
2の代わりに入力ポート16にシフトレジスタを設け
て、ADコンバータ10からのシリアルビット出力を読
み込んでパラレルデータに変換した後に、バス34を介
してMPU18に転送するようにしてもよい。
【0054】更に上記の実施例は、1台のADコンバー
タ10の制御を例にとるものであったが、複数台のAD
コンバータ10をMPU18のAD変換制御部22によ
って共通に制御するようにしてもよい。複数のADコン
バータの制御は、同じタイミングで複数のADコンバー
タを一斉に並列的に動作する場合と、所定の順番に従っ
て複数のADコンバータを順次動作する場合がある。更
に本発明は、実施例に示した数値による限定は受けな
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、シリアル出力型のADコンバータを動作するクロッ
ク信号およびチップセレクト信号は、全てプロセッサに
よる制御のもとに出力ポートから供給でき、外部回路は
シリアル出力型のADコンバータとその外付け回路のみ
で済み、ハードウェアの回路構成を低減して、ADコン
バータを使用した場合のコストを低減できる。
【0056】また、ADコンバータの変換動作に先立つ
スタートビットと変換動作終了時のストップビットを取
り込んで正しいレベルにあるか否かチェックでき、スタ
ートビットおよびストップビットの異常からADコンバ
ータの誤動作を知って、リトライ処理やエラー処理を適
切にでき、AD変換されたデータの信頼性を向上でき
る。
【0057】更に、プロセッサの割込タイマの周期をソ
フトウェア的に変えるだけで発生するクロック信号の周
期やクロック幅を変えることで、ADコンバータの動作
特性を簡単に変更することができ、変換するアナログ信
号に適合した変換特性を自由に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施例のブロック図
【図3】クロック立下りに同期した本発明のAD変換制
御のフローチャート
【図4】本発明のAD変換処理のフローチャート(続
き)
【図5】図2のクロック立下りに同期した本発明のAD
変換制御のタイミングチャート
【図6】クロック立上りに同期した本発明のAD変換制
御のフローチャート
【図7】クロック立上りに同期した場合の本発明のAD
変換制御のタイミングチャート
【図8】割込タイマの周期を2倍にした場合のタイミン
グチャート
【図9】AD変換動作の途中で割込タイマの周期を変更
した場合のタイミングチャート
【符号の説明】
10:ADコンバータ(シリアル出力型) 12:温度センサ 14:出力ポート 16:入力ポート 18:プロセッサ(MPU) 20:割込タイマ 22:AD変換制御部 24:クロック用FF(クロック発生回路) 26:チップセレクト用FF(チップセレクト発生回
路) 28,30:抵抗 32:カウントレジスタ 34:バス

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップセレクト信号が有効となっている状
    態で、入力されているアナログ信号をクロック信号が得
    られる毎に所定ビット数のデジタル信号に変換し、各変
    換毎に所定のビット順序に従った1ビットを出力するシ
    リアル出力型のADコンバータと、 前記ADコンバータに供給するクロック信号を発生する
    クロック発生回路と、 前記ADコンバータに供給するチップセレクト信号を発
    生するチップセレクト発生回路と、 前記ADコンバータで変換されたデジタル信号が格納さ
    れるレジスタと、 前記ADコンバータの制御期間に亘り、割込信号を所定
    周期毎に発生する割込タイマと、 前記割込タイマの割込信号が得られる毎に、前記クロッ
    ク発生回路をLレベル出力状態とHレベル出力状態に交
    互に設定してクロック信号を発生させ、最初のクロック
    信号の出力に同期して前記チップセレクト発生回路から
    チップセレクト信号を発生させ、更に前記クロック信号
    の発生に同期して前記ADコンバータから出力されるビ
    ットデータを1ビットずつ取り込んで前記レジスタに格
    納する制御部と、を備えたことを特徴とするADコンバ
    ータの制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、 前記ADコンバータは、前記クロック信号に同期して1
    ビットずつ出力するビットデータの先頭に所定レベルの
    スタートビットを出力すると共に最後に前記スタートビ
    ットとは異なるレベルのストップビットを出力し、 前記制御部は、前記レジスタに対するビットデータの読
    込みに先立ち、前記ADコンバータの出力するスタート
    ビットが規定レベルにあるか否か判定し、規定レベルに
    ないときはエラーと判断することを特徴とするADコン
    バータの制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記制御部は、スタートビットのエラー判定
    時に、再度、クロック信号を出力させるリトライを行っ
    てスタートビットが規定レベルにあるか否か判定し、リ
    トライを複数回行っても規定レベルにないときにエラー
    と判断することを特徴とするADコンバータの制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記制御部は、更に、前記レジスタに対する
    ビットデータの読込み終了後に、前記ADコンバータの
    出力するストップビットが規定レベルにあるか否か判定
    し、規定レベルにないときはエラーと判断することを特
    徴とするADコンバータの制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記制御部は、ストップビットのエラー判定
    時に、再度、クロック信号を出力させるリトライを行っ
    てストップビットが規定レベルにあるか否か判定し、リ
    トライを複数回行っても規定レベルにないときにエラー
    と判断することを特徴とするADコンバータの制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記制御部は、前記クロック発生回路にLレ
    ベル出力状態をセットした後に、前記レジスタにビット
    データを取り込むことを特徴とするADコンバータの制
    御装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記制御部は、前記クロック発生回路をHレ
    ベル出力状態をセットした後に、前記レジスタにビット
    データを取込むことを特徴とするADコンバータの制御
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記割込タイマは、タイマ周期を可変可能で
    あることを特徴とするADコンバータの制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のADコンバータの制御装置
    に於いて、前記割込タイマは、前記ADコンバータのA
    D変換動作の途中で、タイマ周期を可変することを特徴
    とするADコンバータの制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載のADコンバータの制御装
    置に於いて、前記レジスタ、割込タイマ、制御部をプロ
    セッサのプログラム制御で実現し、前記クロック発生回
    路と前記チップセレクト回路を前記プロセッサの出力ポ
    ートに設け、前記プロセッサの入力ポートから前記AD
    コンバータのビット出力を前記レジスタに取り込むこと
    を特徴とするADコンバータの制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載のADコンバータの制御装
    置に於いて、前記クロック発生回路とチップセレクト回
    路は、前記プロセッサの指示でセット又はリセットされ
    るフリップフロップ回路であることを特徴とするADコ
    ンバータの制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載のADコンバータの制御装
    置に於いて、前記ADコンバータは、アナログセンサか
    ら出力される検出信号をデジタル信号に変換することを
    特徴とするADコンバータの制御装置。
  13. 【請求項13】チップセレクト信号が有効となっている
    状態で、入力されているアナログ信号をクロック信号が
    得られる毎に所定ビット数のデジタル信号に変換し、各
    変換毎に所定のビット順序に従った1ビットを出力する
    シリアル出力型のADコンバータの制御方法に於いて、 前記ADコンバータの制御期間に亘り、割込信号を所定
    周期毎に発生し、 前記割込信号が得られる毎に、Lレベル出力状態とHレ
    ベル出力状態を交互に設定して前記ADコンバータにク
    ロック信号を出力し、 最初のクロック信号の出力に同期してチップセレクト信
    号を前記ADコンバータに出力し、 更に、前記割込信号によるクロック信号の発生に同期し
    て前記ADコンバータから出力されるビットデータを1
    ビットずつ順次取り込むことを特徴とするADコンバー
    タの制御方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、 前記ADコンバータがデータビットに先立って出力する
    スタートビットが規定レベルにあるか否か判定し、規定
    レベルにないときはエラーと判断することを特徴とする
    ADコンバータの制御方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、スタートビットのエラー判定時に、再
    度、クロック信号を出力させるリトライを行ってスター
    トビットが規定レベルにあるか否か判定し、リトライを
    複数回行っても規定レベルにないときにエラーと判断す
    ることを特徴とするADコンバータの制御方法。
  16. 【請求項16】請求項13記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、前記ADコンバータのビットデータの最
    終ビットに続いて出力されるストップビットが規定レベ
    ルにあるか否か判定し、規定レベルにないときはエラー
    と判断することを特徴とするADコンバータの制御方
    法。
  17. 【請求項17】請求項16記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、ストップビットのエラー判定時に、再
    度、クロック信号を出力させるリトライを行ってストッ
    プビットが規定レベルにあるか否か判定し、リトライを
    複数回行っても規定レベルにないときにエラーと判断す
    ることを特徴とするADコンバータの制御方法。
  18. 【請求項18】請求項13記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、前記割込信号に同期して前記クロック信
    号をLレベル出力状態にセットした後に、前記ADコン
    バータのビット出力を取り込むことを特徴とするADコ
    ンバータの制御方法。
  19. 【請求項19】請求項13記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、前記割込信号に同期して前記クロック信
    号をHレベル出力状態にセットした後に、前記ADコン
    バータのビット出力を取り込むことを特徴とするADコ
    ンバータの制御方法。
  20. 【請求項20】請求項13記載のADコンバータの制御
    方法に於いて、前記割込信号の発生周期を可変可能とし
    たことを特徴とするADコンバータの制御方法。
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