JPH089419Y2 - エンジンのケーシング装置 - Google Patents

エンジンのケーシング装置

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JPH089419Y2
JPH089419Y2 JP1989053239U JP5323989U JPH089419Y2 JP H089419 Y2 JPH089419 Y2 JP H089419Y2 JP 1989053239 U JP1989053239 U JP 1989053239U JP 5323989 U JP5323989 U JP 5323989U JP H089419 Y2 JPH089419 Y2 JP H089419Y2
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JP
Japan
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engine
cylinder head
fuel
belt
front wall
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JPH02144657U (ja
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寛 久木田
秀次 小松
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのケーシング装置において、燃料
配管の取付け構造に関する。
(従来の技術およびその課題) 自動車用エンジン等にあっては、エンジンのまわりに
多数の燃料配管等が設けられており、車両の衝突時等に
燃料配管が損傷して火災等を発生しないように配慮しな
ければならない。
この種の装置として、従来例えば第7図に示すような
ものがあった(実開昭60-36575号公報参照)。
これについて説明すると、エンジンの側方には気筒毎
の各燃料噴射弁41に燃料を分配するデリバリパイプ42が
配設され、デリバリパイプ42に燃料タンクからの燃料を
導く燃料供給パイプ43と、デリバリパイプ42内の余剰燃
料をタンクに戻す燃料戻しパイプ44がエンジン40の前壁
と冷却ファン45の間に配設されている。
ところが、このようにエンジン40の前方に各燃料パイ
プ43,44が露出する構造にあっては、車両衝突時の車体
変形を考慮して、各燃料パイプ43,44に近接する部品を
所定の隙間をもって取付ける必要があり、エンジン40の
前部に設けられる補機駆動ベルトや補機プーリ等の部品
形状に制約を受け、エンジンの大型化等を招くという問
題点があった。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案では、カムシャフト
の前端にカムプーリが連結され、このカムプーリに掛け
回されるベルトを介してクランクシャフトから回転力が
伝達されるエンジンにおいて、シリンダヘッドの前壁に
前方に向けて一体形成された突出部の端面に前記カムプ
ーリおよびベルトを収装するベルトカバーを取り付けて
シリンダヘッドの前壁とベルトカバーの背面との間に横
方向に貫通する間隙を形成し、この間隙に燃料等が流通
する配管を通すようにした。
(作用) 上記構成において、シリンダヘッド前壁に一体的に形
成された突出部により、ベルトカバーの背面とシリンダ
ヘッド前壁との間に間隙が確保され、燃料等の配管はこ
の間隙を横断するようにして配置される。したがって、
車両の衝突時など、車両部品が変形してベルトカバーに
当たるような場合も、まずベルトカバーによって衝撃が
吸収され、さらにシリンダヘッドと一体で剛性の高い突
出部によって衝撃が受け止められるので、シリンダヘッ
ド前壁と車両部品等との間に燃料等の配管が挟まれて亀
裂や破損を生じるおそれがなくなる。
また、エンジン前方に燃料等の配管が露出しないの
で、各種補機類や車両部品の配置に与える制約が少なく
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図,第2図,第3図にそれぞれ示すように、エン
ジン1の右側部には吸気マニホールド2が接続され、エ
ンジン1の前部にはカムシャフト駆動用のベルトを収装
するベルトカバー3が設けられるとともに、クランクプ
ーリ9を介してベルト駆動される冷却ファン4および各
種補機5,6,7が設けられる。
エンジン1の左側部にはキャニスタ11が設けられ、こ
のキャニスタ11は燃料タンクから発生した蒸発ガスをこ
れに内蔵する活性炭に吸着するもので、キャニスタ11に
は燃料タンクからの蒸発ガスが導入パイプ12を介して導
かれるとともに、吸気マニホールド2に接続するパージ
ライン13を介して活性炭に吸着されてHCを離脱させて、
HCを含んだ空気(パージエア)をエンジン1の燃焼室に
還流させるようになっている。
キャニスタ11に設けられるコントロールバルブ14には
信号ライン16を通してスロットルチャンバ15の圧力が導
かれ、アイドル運転時にパージライン13を遮断するよう
になっている。
パージライン13と信号ライン16はそれぞれシリンダヘ
ッド17とベルトカバー3の間を通して配設される。
第4図,第5図,第6図にもそれぞれ示すように、シ
リンダヘッド17の前壁18の上部には2本のカムシャフト
を回転自在に支承する軸受部19,20が、また前壁18の下
部には直線状のボス21が、それぞれ所定量だけ前方に突
出するように一体形成され、これら軸受部19,20および
ボス21を突出部として、各々の端面19a,20a,21aにベル
トカバー3のリヤパネル22が取り付けられる。
このようにして、シリンダヘッド17の前壁18には各軸
受部19,20とボス21との間にそれぞれの突出量に相当す
る深さを有する凹部23が形成され、この凹部23とリヤパ
ネル22との間に形成される間隙29にパージライン13と信
号ライン16とがそれぞれ通される。
パージライン13と信号ライン16をシリンダヘッド17に
固定する2つのブラケット24,25が設けられる。各ブラ
ケット24,25の基端24a,25aは各軸受部19,20の側部19b,2
0bにそれぞれ接合し、シリンダヘッド17に螺合するボル
ト26を介して締結され、各ブラケット24,25の先端24b,2
5bにパージライン13と信号ライン16がそれぞれロー付け
により固着される。
ベルトカバー3の内部にはカムシャフトの先端に連結
されるカムプーリ27と、このカムプーリ27に掛け回され
るタイミングベルト28が収装され、異物や塵埃等の侵入
を防ぐようになっている。
次に作用について説明する。
車両の衝突時に、車両部品が冷却ファン4等を押しの
けてベルトカバー3に当たるような場合も、パージライ
ン13および信号ライン16はベルトカバー3とシリンダヘ
ッド17の間の間隙29を通っているため、強度・剛性の高
いベルトカバーと、シリンダヘッド17と一体の軸受部1
9,20およびボス21からなる突出部とによって保護され、
車両部品に挟まれてこれらの配管に亀裂や破損が生じる
ことが防止される。
また、エンジン前方に配管類が露出しないため、各種
補機類や車両部品の配置に与える制約が少なくなる。
なお、本考案は燃料タンク内からの燃料を導く配管、
パワーステアリング装置の作動油やターボチャージャの
冷却油を導くオイル配管、あるいは各種制御用の負圧を
導く信号ラインにも適用可能である。
(考案の効果) 以上のとおり本考案によれば、シリンダヘッド前壁に
一体形成される軸受部やボス等の突出部の端面にベルト
カバーを取り付けてシリンダヘッド前壁とベルトカバー
背面との間に確保した間隙に燃料等の配管を通すように
したので、衝突時に配管が車両部品に挟まれて損傷する
ことを防止して安全性が高められるとともに、エンジン
前方に設けられる各種補機類や車両部品の配置に与える
制約を少なくして、エンジンのコンパクト化および車両
デザインの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すエンジンの平面図、第2
図は同じく正面図、第3図は同じく側面図、第4図は要
部正面図、第5図,第6図はそれぞれ要部側面図であ
る。第7図は従来例を示すエンジンの斜視図である。 1…エンジン、2…吸気マニホールド、3…ベルトカバ
ー、4…冷却ファン、11…キャニスタ、13…パージライ
ン、16…信号ライン、17…シリンダヘッド、18…シリン
ダヘッド前壁、23…凹部、24,25…ブラケット、29…間
隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムシャフトの前端にカムプーリが連結さ
    れ、このカムプーリに掛け回されるベルトを介してクラ
    ンクシャフトから回転力が伝達されるエンジンにおい
    て、 シリンダヘッドの前壁に前方に向けて一体形成された突
    出部の端面に前記カムプーリおよびベルトを収装するベ
    ルトカバーを取り付けてシリンダヘッドの前壁とベルト
    カバーの背面との間に横方向に貫通する間隙を形成し、
    この間隙に燃料等が流通する配管を通したことを特徴と
    するエンジンのケーシング装置。
JP1989053239U 1989-05-09 1989-05-09 エンジンのケーシング装置 Expired - Fee Related JPH089419Y2 (ja)

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JPH02144657U JPH02144657U (ja) 1990-12-07
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JPS56136818U (ja) * 1980-03-17 1981-10-16
JPS6447976U (ja) * 1987-09-18 1989-03-24

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JPH02144657U (ja) 1990-12-07

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