JPH0894048A - 医療用廃棄物回転焼却炉 - Google Patents
医療用廃棄物回転焼却炉Info
- Publication number
- JPH0894048A JPH0894048A JP25483394A JP25483394A JPH0894048A JP H0894048 A JPH0894048 A JP H0894048A JP 25483394 A JP25483394 A JP 25483394A JP 25483394 A JP25483394 A JP 25483394A JP H0894048 A JPH0894048 A JP H0894048A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste
- medical waste
- chamber
- combustion chamber
- main combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】医療廃棄物を完全殺菌と同時に消臭、消煙で
き、さらに減量、減容でき、廃棄物処理能力を飛躍的に
向上した医療用廃棄物回転焼却炉。 【構成】医療用廃棄物回転焼却炉1は、主燃焼室2と再
燃焼室3とから形成されると共に、主燃焼室2は、軸線
が横方向に傾斜形成された焼却ドラム4と、医療廃棄物
等の廃棄物を焼却する主燃焼バーナ5とからなり、さら
に再燃焼室3は、主燃焼室2に連通形成されると共に、
排気ガスを高温酸化する再燃焼バーナ8が設けられ、底
部には焼却灰を排出する灰出ボックス9が設けられてい
る。 また、主燃焼室2に廃棄物を送入する廃棄物投入
体16が主燃焼室2に連通形成されている。 そして、
廃棄物が廃棄物投入体16により主燃焼室2に投入後焼
却され、排気ガスが再燃焼室3で高温酸化され、さらに
排気筒12で希釈されると共に、焼却灰が灰出ボックス
から排出される。
き、さらに減量、減容でき、廃棄物処理能力を飛躍的に
向上した医療用廃棄物回転焼却炉。 【構成】医療用廃棄物回転焼却炉1は、主燃焼室2と再
燃焼室3とから形成されると共に、主燃焼室2は、軸線
が横方向に傾斜形成された焼却ドラム4と、医療廃棄物
等の廃棄物を焼却する主燃焼バーナ5とからなり、さら
に再燃焼室3は、主燃焼室2に連通形成されると共に、
排気ガスを高温酸化する再燃焼バーナ8が設けられ、底
部には焼却灰を排出する灰出ボックス9が設けられてい
る。 また、主燃焼室2に廃棄物を送入する廃棄物投入
体16が主燃焼室2に連通形成されている。 そして、
廃棄物が廃棄物投入体16により主燃焼室2に投入後焼
却され、排気ガスが再燃焼室3で高温酸化され、さらに
排気筒12で希釈されると共に、焼却灰が灰出ボックス
から排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用廃棄物回転焼却
炉に関し、特に医療廃棄物等の焼却し難い廃棄物を完全
殺菌と同時に消臭、消煙でき、さらに減量、減容でき、
廃棄物処理能力を飛躍的に向上し得るようにした医療用
廃棄物回転焼却炉に関するものである。
炉に関し、特に医療廃棄物等の焼却し難い廃棄物を完全
殺菌と同時に消臭、消煙でき、さらに減量、減容でき、
廃棄物処理能力を飛躍的に向上し得るようにした医療用
廃棄物回転焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却し難い廃棄物であると共に、
完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の廃棄物に
あっては、通常のゴミ処理用の廃棄物処理機で焼却処理
していた為、殺菌が不十分であるばかりでなく、消臭も
不十分であり、焼却処理後の廃棄物を廃棄または再利用
するのに問題点があった。
完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の廃棄物に
あっては、通常のゴミ処理用の廃棄物処理機で焼却処理
していた為、殺菌が不十分であるばかりでなく、消臭も
不十分であり、焼却処理後の廃棄物を廃棄または再利用
するのに問題点があった。
【0003】また、従来装置は、完全殺菌と消臭の目的
を果たす為に焼却温度を高温にするのが全体構造との関
連で困難であり、そのまま医療廃棄物等の廃棄物を焼却
すると煙や臭いが酷く感染の虞がある欠点があり、しか
も焼却物が内壁に付着し、時間の経過と共に乾燥固化
し、排出口を塞ぐ等する結果、廃棄物処理能力を減少さ
せるという問題点があった。
を果たす為に焼却温度を高温にするのが全体構造との関
連で困難であり、そのまま医療廃棄物等の廃棄物を焼却
すると煙や臭いが酷く感染の虞がある欠点があり、しか
も焼却物が内壁に付着し、時間の経過と共に乾燥固化
し、排出口を塞ぐ等する結果、廃棄物処理能力を減少さ
せるという問題点があった。
【0004】さらに、従来装置においては、紙おむつの
ようなものを焼却する場合に、完全に焼却することが困
難であるという問題点があった。
ようなものを焼却する場合に、完全に焼却することが困
難であるという問題点があった。
【0005】従って、従来装置にあっては、上記完全殺
菌と消臭と消煙を図ると共に、減量と減容とを果たす為
には、特別な装置が必要となると共に、上記付着した焼
却物を排出する為の機構が必要となり、構成が複雑とな
り、操作が煩雑となり、しかも炉内の頻繁な清掃を必要
とする為、設備費用とランニングコストとがアップした
り設備の運転停止が必要となる等の問題点があった。
菌と消臭と消煙を図ると共に、減量と減容とを果たす為
には、特別な装置が必要となると共に、上記付着した焼
却物を排出する為の機構が必要となり、構成が複雑とな
り、操作が煩雑となり、しかも炉内の頻繁な清掃を必要
とする為、設備費用とランニングコストとがアップした
り設備の運転停止が必要となる等の問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、完全殺菌と消臭と
消煙を図ると共に、減量と減容とを果たし、廃棄物処理
能力を上昇せしめ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もな
く、廃棄または再利用し易い焼却物とすることができ、
廃棄物処理能力を飛躍的に向上し得る医療用廃棄物回転
焼却炉を提供することにある。
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、完全殺菌と消臭と
消煙を図ると共に、減量と減容とを果たし、廃棄物処理
能力を上昇せしめ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もな
く、廃棄または再利用し易い焼却物とすることができ、
廃棄物処理能力を飛躍的に向上し得る医療用廃棄物回転
焼却炉を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、導入された医療廃棄物等の廃棄物を焼却す
る主燃焼バーナが設けられると共に、出口方向に傾斜し
て軸線が横方向となるように回転可能な焼却ドラムが配
設されてなる主燃焼室と、該主燃焼室で廃棄物を焼却し
たスラグや排気ガスが導入可能に主燃焼室に連通形成さ
れると共に、該スラグと排気ガスを高温酸化する再燃焼
バーナが設けられ、さらに底部に焼却灰を排出する灰出
ボックスが設けられている再燃焼室と、からなる、こと
を特徴とする医療用廃棄物回転焼却炉、を提供すること
により達成される。
明によれば、導入された医療廃棄物等の廃棄物を焼却す
る主燃焼バーナが設けられると共に、出口方向に傾斜し
て軸線が横方向となるように回転可能な焼却ドラムが配
設されてなる主燃焼室と、該主燃焼室で廃棄物を焼却し
たスラグや排気ガスが導入可能に主燃焼室に連通形成さ
れると共に、該スラグと排気ガスを高温酸化する再燃焼
バーナが設けられ、さらに底部に焼却灰を排出する灰出
ボックスが設けられている再燃焼室と、からなる、こと
を特徴とする医療用廃棄物回転焼却炉、を提供すること
により達成される。
【0008】
【作用】このように、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉
によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることができると
共に、減量と減容とを実現し、焼却効率を上昇させ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄または再利用
し易い焼却物とすることができ、さらに廃棄物処理能力
を飛躍的に向上することができるとする考え方である。
によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることができると
共に、減量と減容とを実現し、焼却効率を上昇させ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄または再利用
し易い焼却物とすることができ、さらに廃棄物処理能力
を飛躍的に向上することができるとする考え方である。
【0009】すなわち、従来、焼却し難い廃棄物である
と共に、完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の
廃棄物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉に
よれば、非常に高い温度で焼却処理できる為、殺菌を十
分に行うことができるばかりでなく、消煙と消臭も十分
に行うことができる。
と共に、完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の
廃棄物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉に
よれば、非常に高い温度で焼却処理できる為、殺菌を十
分に行うことができるばかりでなく、消煙と消臭も十分
に行うことができる。
【0010】また、従来装置にあっては、構造上から完
全焼却が困難または不可能であった医療廃棄物等の廃棄
物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれ
ば、そのままホッパに投入して焼却することができ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とでき
る結果、廃棄または再利用し易いものとすることができ
る。
全焼却が困難または不可能であった医療廃棄物等の廃棄
物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれ
ば、そのままホッパに投入して焼却することができ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とでき
る結果、廃棄または再利用し易いものとすることができ
る。
【0011】さらに、従来装置においては、構造上から
完全に焼却することが困難であった紙おむつのようなも
のを焼却する場合にあっても、本発明の医療用廃棄物回
転焼却炉によれば、高温焼却できる為、上記紙おむつの
ようなものであっても、完全焼却出来るばかりでなく、
殺菌も十分に行うことができる。
完全に焼却することが困難であった紙おむつのようなも
のを焼却する場合にあっても、本発明の医療用廃棄物回
転焼却炉によれば、高温焼却できる為、上記紙おむつの
ようなものであっても、完全焼却出来るばかりでなく、
殺菌も十分に行うことができる。
【0012】また、従来装置は、焼却物が内壁に付着
し、時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点があったが、
本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、高温焼却で
きる為、上記焼却物が付着する不具合の発生を阻止で
き、さらに炉内の頻繁な清掃が不要となり、医療用廃棄
物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少なくするこ
とができる。
し、時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点があったが、
本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、高温焼却で
きる為、上記焼却物が付着する不具合の発生を阻止で
き、さらに炉内の頻繁な清掃が不要となり、医療用廃棄
物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少なくするこ
とができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明を添付の図面を参照して特定の
実施例について詳述する。
実施例について詳述する。
【0014】図1は、本発明に基づく医療用廃棄物回転
焼却炉の一実施例を示している。
焼却炉の一実施例を示している。
【0015】医療用廃棄物回転焼却炉1は、主燃焼室2
と再燃焼室3とから形成されている。
と再燃焼室3とから形成されている。
【0016】上記主燃焼室2は、医療廃棄物等の廃棄物
が導入される入口が高く、出口が低くなるように軸線が
横方向に傾斜形成して配設された焼却ドラム4と、該導
入された医療廃棄物等の廃棄物を焼却する主燃焼バーナ
5とが、設けてられている。
が導入される入口が高く、出口が低くなるように軸線が
横方向に傾斜形成して配設された焼却ドラム4と、該導
入された医療廃棄物等の廃棄物を焼却する主燃焼バーナ
5とが、設けてられている。
【0017】該主燃焼室2には、所定の耐火性と強度と
を備えた赤石等の天然セラミック製の耐火材6が被覆さ
れている、また、該主燃焼室2には、該主燃焼室2を冷
却するように冷却水を噴霧する噴霧ノズル7が設けてら
れている。
を備えた赤石等の天然セラミック製の耐火材6が被覆さ
れている、また、該主燃焼室2には、該主燃焼室2を冷
却するように冷却水を噴霧する噴霧ノズル7が設けてら
れている。
【0018】この主燃焼室2の容積は、可燃物に対して
は大容積が要求され、かつ不燃物に対しては小容積が要
求されるが、本発明にあっては、0.6立方メートル程
度が適当である。
は大容積が要求され、かつ不燃物に対しては小容積が要
求されるが、本発明にあっては、0.6立方メートル程
度が適当である。
【0019】一方、再燃焼室3は、主燃焼室2で廃棄物
を焼却した排気ガスが導入可能に主燃焼室2に連通形成
されると共に、排気ガスを高温酸化する再燃焼バーナ8
が設けられ、さらに底部には焼却灰を排出する灰出ボッ
クス9が設けられている。
を焼却した排気ガスが導入可能に主燃焼室2に連通形成
されると共に、排気ガスを高温酸化する再燃焼バーナ8
が設けられ、さらに底部には焼却灰を排出する灰出ボッ
クス9が設けられている。
【0020】上記主燃焼バーナ5と再燃焼バーナ8と
は、燃料を供給する燃料タンクに連結パイプを介して連
結されている(図示省略)。 該燃料としては、灯油や
重油等の液体燃料や天然ガスやLPG等の気体燃料等が
ある。
は、燃料を供給する燃料タンクに連結パイプを介して連
結されている(図示省略)。 該燃料としては、灯油や
重油等の液体燃料や天然ガスやLPG等の気体燃料等が
ある。
【0021】上記再燃焼室3には、再燃焼室3に二次空
気を供給する空気供給口11と、該空気供給口11から
供給する二次空気量を調整する制御器12と、からなる
ガス調整装置13を備えている。
気を供給する空気供給口11と、該空気供給口11から
供給する二次空気量を調整する制御器12と、からなる
ガス調整装置13を備えている。
【0022】さらに、上記再燃焼室3には、再燃焼室3
で高温酸化された排気ガスを希釈する排気筒14が軸線
を垂直方向にして連通形成されている。
で高温酸化された排気ガスを希釈する排気筒14が軸線
を垂直方向にして連通形成されている。
【0023】また、該再燃焼室3には、再燃焼室3で高
温酸化された排気ガスを消煙、消臭する為にファンが設
けられている。
温酸化された排気ガスを消煙、消臭する為にファンが設
けられている。
【0024】一方、上記主燃焼室2に医療廃棄物等の廃
棄物を投入する廃棄物投入体16が該主燃焼室2に連通
して形成されている。
棄物を投入する廃棄物投入体16が該主燃焼室2に連通
して形成されている。
【0025】該廃棄物投入体16は、医療廃棄物等の廃
棄物を投入すべき入口を上端に開口した逆円錐形等の逆
錐形に形成されたホッパ17と、該ホッパ17に投入さ
れた医療廃棄物等の廃棄物を主燃焼室2に回転しながら
送入するスクリュ18と、から形成されている。
棄物を投入すべき入口を上端に開口した逆円錐形等の逆
錐形に形成されたホッパ17と、該ホッパ17に投入さ
れた医療廃棄物等の廃棄物を主燃焼室2に回転しながら
送入するスクリュ18と、から形成されている。
【0026】次に、上記実施例の処理方法について説明
する。
する。
【0027】上記実施例の医療用廃棄物回転焼却炉によ
れば、医療廃棄物等の廃棄物の完全殺菌と消臭と消煙を
図ることができると共に、減量と減容とを実現し、焼却
効率を向上させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞のない
焼却物とすることができ、これによって廃棄物処理能力
を飛躍的に向上することができるものであり、次のよう
な処理方法によって医療廃棄物等の廃棄物を処理する。
れば、医療廃棄物等の廃棄物の完全殺菌と消臭と消煙を
図ることができると共に、減量と減容とを実現し、焼却
効率を向上させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞のない
焼却物とすることができ、これによって廃棄物処理能力
を飛躍的に向上することができるものであり、次のよう
な処理方法によって医療廃棄物等の廃棄物を処理する。
【0028】すなわち、まず、医療廃棄物等の廃棄物を
ホッパ17の投入口に投入することで、医療用廃棄物回
転焼却炉1内へ廃棄物を順次投入する。 つづいて、ス
クリュ18の駆動回転によって導入された廃棄物を主燃
焼室2へ送入する。
ホッパ17の投入口に投入することで、医療用廃棄物回
転焼却炉1内へ廃棄物を順次投入する。 つづいて、ス
クリュ18の駆動回転によって導入された廃棄物を主燃
焼室2へ送入する。
【0029】次に、該主燃焼室2の焼却ドラム4内に導
入された廃棄物を主燃焼バーナ5の熱量によって高温焼
却(1000度C以上)し、性状を変化させガラス状の
スラグ(焼却物)とする。 このように、高温処理する
ことにより廃棄物の完全殺菌を実現することができる。
入された廃棄物を主燃焼バーナ5の熱量によって高温焼
却(1000度C以上)し、性状を変化させガラス状の
スラグ(焼却物)とする。 このように、高温処理する
ことにより廃棄物の完全殺菌を実現することができる。
【0030】この際、該焼却ドラム4は、駆動回転して
廃棄物を充分に焼却してスラグにすると共に、該スラグ
が焼却ドラム4の傾斜と駆動回転とにより、該主燃焼室
2から下方へ落下すると共に、排気ガスが再燃焼室3へ
送出される。 また、該主燃焼室2内の温度が高すぎる
場合には、噴霧ノズル7から冷却水を噴霧することによ
り、主燃焼室2を冷却して温度を調整する。
廃棄物を充分に焼却してスラグにすると共に、該スラグ
が焼却ドラム4の傾斜と駆動回転とにより、該主燃焼室
2から下方へ落下すると共に、排気ガスが再燃焼室3へ
送出される。 また、該主燃焼室2内の温度が高すぎる
場合には、噴霧ノズル7から冷却水を噴霧することによ
り、主燃焼室2を冷却して温度を調整する。
【0031】つづいて、該廃棄物の焼却時に発生する煙
と臭いも該排気ガスと共に再燃焼室3へ導入される。
と臭いも該排気ガスと共に再燃焼室3へ導入される。
【0032】そして、該排気ガスは、再燃焼室3内で再
燃焼バーナ8の熱量によって高温酸化し、焼却灰として
灰出ボックス9へ落下する。 このように、高温で酸化
処理することにより廃棄物の完全殺菌と減量と減容とを
共に実現することができる。
燃焼バーナ8の熱量によって高温酸化し、焼却灰として
灰出ボックス9へ落下する。 このように、高温で酸化
処理することにより廃棄物の完全殺菌と減量と減容とを
共に実現することができる。
【0033】また、制御器12によって供給量を調整さ
れた二次空気を空気供給口11から供給することによ
り、再燃焼室3の排気ガスの高温酸化を促進する。
れた二次空気を空気供給口11から供給することによ
り、再燃焼室3の排気ガスの高温酸化を促進する。
【0034】さらに、上記煙と臭いは、該再燃焼室3に
連通する排気筒14へ排出され、ファン15によって送
入される熱量によって、無煙化かつ無臭化される。
連通する排気筒14へ排出され、ファン15によって送
入される熱量によって、無煙化かつ無臭化される。
【0035】このようにして、本実施例によれば、医療
廃棄物等の廃棄物を高温に伴う高熱量によって、スラグ
(焼却物)とガスにするばかりでなく、さらに該排気ガ
スを灰にすると共に、該排気ガスを無煙化かつ無臭化す
る。
廃棄物等の廃棄物を高温に伴う高熱量によって、スラグ
(焼却物)とガスにするばかりでなく、さらに該排気ガ
スを灰にすると共に、該排気ガスを無煙化かつ無臭化す
る。
【0036】従って、本実施例の医療用廃棄物回転焼却
炉によれば、医療廃棄物等の廃棄物を無煙化かつ無臭化
することにより、廃棄物を効率良く焼却処理することが
出来るようになるばかりでなく、焼却灰も無菌化かつ無
煙化、無臭化するので廃棄又は再利用し易くなる。
炉によれば、医療廃棄物等の廃棄物を無煙化かつ無臭化
することにより、廃棄物を効率良く焼却処理することが
出来るようになるばかりでなく、焼却灰も無菌化かつ無
煙化、無臭化するので廃棄又は再利用し易くなる。
【0037】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
る。
【0038】このように、上記実施例の医療用廃棄物回
転焼却炉によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることが
できると共に、減量と減容とを実現し、焼却効率を向上
させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄また
は再利用し易い焼却物とすることができ、さらに廃棄物
処理能力を飛躍的に向上することができるとする考え方
である。
転焼却炉によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることが
できると共に、減量と減容とを実現し、焼却効率を向上
させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄また
は再利用し易い焼却物とすることができ、さらに廃棄物
処理能力を飛躍的に向上することができるとする考え方
である。
【0039】すなわち、従来、焼却し難い廃棄物である
と共に、完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の
廃棄物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉に
よれば、非常に高い温度で焼却処理できる為、殺菌を十
分に行うことができるばかりでなく、消臭も十分に行う
ことができる。
と共に、完全殺菌と消臭とが要求される医療廃棄物等の
廃棄物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉に
よれば、非常に高い温度で焼却処理できる為、殺菌を十
分に行うことができるばかりでなく、消臭も十分に行う
ことができる。
【0040】また、従来装置にあっては、構造上から完
全焼却が困難または不可能であった医療廃棄物等の廃棄
物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれ
ば、そのままホッパに投入して焼却することができ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とでき
る結果、廃棄または再利用し易いものとすることができ
る。
全焼却が困難または不可能であった医療廃棄物等の廃棄
物にあっても、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれ
ば、そのままホッパに投入して焼却することができ、し
かも煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とでき
る結果、廃棄または再利用し易いものとすることができ
る。
【0041】さらに、従来装置は、焼却物が内壁に付着
し、時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点があったが、
本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、高温焼却で
きる為、上記焼却物が付着する不具合の発生を阻止で
き、さらに炉内の頻繁な清掃が不要となり、医療用廃棄
物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少なくするこ
とができる。
し、時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点があったが、
本発明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、高温焼却で
きる為、上記焼却物が付着する不具合の発生を阻止で
き、さらに炉内の頻繁な清掃が不要となり、医療用廃棄
物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少なくするこ
とができる。
【0042】尚、本発明の医療用廃棄物回転焼却炉は、
上記各実施例に限られることなく、多くの変形例が考え
られる。
上記各実施例に限られることなく、多くの変形例が考え
られる。
【0043】すなわち、本発明の主燃焼室2や再燃焼室
3、灰出ボックス9、ガス調整装置13、排気筒14或
いは廃棄物投入体16等については、上記実施例の形状
のものに限られることなく、他の形状のものとすること
ができ、上記実施例の同様の効果を生じさせることがで
きる。
3、灰出ボックス9、ガス調整装置13、排気筒14或
いは廃棄物投入体16等については、上記実施例の形状
のものに限られることなく、他の形状のものとすること
ができ、上記実施例の同様の効果を生じさせることがで
きる。
【0044】
【発明の効果】このように、本発明の医療用廃棄物回転
焼却炉によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることがで
きると共に、減量と減容とを実現し、廃棄物処理能力を
上昇させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄
または再利用し易い焼却物とすることができ、さらに廃
棄物処理能力を飛躍的に向上することができるとする考
え方である。
焼却炉によれば、完全殺菌と消臭と消煙を図ることがで
きると共に、減量と減容とを実現し、廃棄物処理能力を
上昇させ、しかも煙や臭いがなく感染の虞もなく、廃棄
または再利用し易い焼却物とすることができ、さらに廃
棄物処理能力を飛躍的に向上することができるとする考
え方である。
【0045】すなわち、 (1)焼却し難い廃棄物であると共に、完全殺菌と消臭
とが要求される医療廃棄物等の廃棄物にあっても、本発
明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、非常に高い温度
で焼却処理できる為、殺菌を十分に行うことができるば
かりでなく、消臭も十分に行うことができる利点があ
る。 (2)医療廃棄物等の廃棄物を前処理をすることなく、
そのままホッパに投入して焼却することができ、しかも
煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とできる結
果、廃棄または再利用し易いものとすることができる利
点がある。 (3)従来装置における欠点である焼却物が内壁に付着
して時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点を解消し、高
温焼却によって、焼却物の付着に起因する不具合の発生
を阻止して、炉内の頻繁な清掃を不要とすることや、医
療用廃棄物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少な
くすることができるという大なる効果がある。 (4)医療廃棄物等の廃棄物を効率良く焼却処理でき、
しかも迅速かつ確実に行うことで、廃棄物処理を効率良
くすることが出来る効果がある。
とが要求される医療廃棄物等の廃棄物にあっても、本発
明の医療用廃棄物回転焼却炉によれば、非常に高い温度
で焼却処理できる為、殺菌を十分に行うことができるば
かりでなく、消臭も十分に行うことができる利点があ
る。 (2)医療廃棄物等の廃棄物を前処理をすることなく、
そのままホッパに投入して焼却することができ、しかも
煙や臭いがなく感染の虞が解消された焼却物とできる結
果、廃棄または再利用し易いものとすることができる利
点がある。 (3)従来装置における欠点である焼却物が内壁に付着
して時間の経過と共に乾燥固化し、排出口を塞ぐ等する
結果、廃棄物処理能力を減少させるばかりでなく、該付
着した焼却物を排出する為の機構が必要となり、さらに
炉内の頻繁な清掃を必要とする等の問題点を解消し、高
温焼却によって、焼却物の付着に起因する不具合の発生
を阻止して、炉内の頻繁な清掃を不要とすることや、医
療用廃棄物回転焼却炉の運転停止の機会を可及的に少な
くすることができるという大なる効果がある。 (4)医療廃棄物等の廃棄物を効率良く焼却処理でき、
しかも迅速かつ確実に行うことで、廃棄物処理を効率良
くすることが出来る効果がある。
【図1】本発明に基づく医療用廃棄物回転焼却炉の一実
施例を示す正面断面図である。
施例を示す正面断面図である。
1 医療用廃棄物回転焼却炉 2 主燃焼室 3 再燃焼室 4 焼却ドラム 5 主燃焼バーナ 6 耐火材 7 噴霧ノズル 8 再燃焼バーナ 9 灰出ボックス 11 空気供給口 12 制御器 13 ガス調整装置 14 排気筒 16 廃棄物投入体 17 ホッパ 18 スクリュ
Claims (7)
- 【請求項1】導入された医療廃棄物等の廃棄物を焼却す
る主燃焼バーナが設けられると共に、軸線が出口方向に
傾斜して横方向に配設されてなる回転可能な焼却ドラム
を有する主燃焼室と、該廃棄物焼却後の排気ガスを導入
可能に主燃焼室に連通形成されると共に、該排気ガスを
高温酸化する再燃焼バーナが設けられ、さらに底部に焼
却灰を排出する灰出ボックスが設けられている再燃焼室
と、からなる、ことを特徴とする医療用廃棄物回転焼却
炉。 - 【請求項2】上記主燃焼室には、該主燃焼室を冷却する
ように冷却水を噴霧する噴霧ノズルを備えている、こと
を特徴とする請求項1記載の医療用廃棄物回転焼却炉。 - 【請求項3】上記主燃焼室には、該医療廃棄物等の廃棄
物を投入すべきホッパと、該ホッパ内の医療廃棄物等の
廃棄物を主燃焼室に送入するスクリュと、からなる廃棄
物投入体を備えている、ことを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の医療用廃棄物回転焼却炉。 - 【請求項4】上記主燃焼室には、所定の耐火性と強度と
を備えた天然セラミック製の耐火材が被覆されている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の
医療用廃棄物回転焼却炉。 - 【請求項5】上記再燃焼室には、該再燃焼室に二次空気
を供給する空気供給口と、該空気供給口から供給する二
次空気量を調整する制御器と、を有するガス調整装置を
備えている、ことを特徴とする請求項1記載の医療用廃
棄物回転焼却炉。 - 【請求項6】上記再燃焼室には、該排気ガスを希釈する
排気筒が連通形成されている、ことを特徴とする請求項
1または請求項5記載の医療用廃棄物回転焼却炉。 - 【請求項7】上記再燃焼室には、該排気ガスを消煙、消
臭するファンが設けられている、ことを特徴とする請求
項1、請求項5または請求項6記載の医療用廃棄物回転
焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25483394A JPH0894048A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 医療用廃棄物回転焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25483394A JPH0894048A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 医療用廃棄物回転焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894048A true JPH0894048A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17270492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25483394A Pending JPH0894048A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 医療用廃棄物回転焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0894048A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108592033A (zh) * | 2018-05-07 | 2018-09-28 | 石力峰 | 一种危险废物高效焚烧装置 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP25483394A patent/JPH0894048A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108592033A (zh) * | 2018-05-07 | 2018-09-28 | 石力峰 | 一种危险废物高效焚烧装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6324999B1 (en) | Incinerator for removing noxious substances | |
US3645218A (en) | Solid waste incinerator | |
JP2007322098A (ja) | 燃焼廃熱利用設備 | |
JPH0894048A (ja) | 医療用廃棄物回転焼却炉 | |
JPH10151345A (ja) | 活性炭の再生装置 | |
JP3055020B1 (ja) | 燃焼装置 | |
JP3790979B2 (ja) | 有害物質除去焼却炉 | |
JPH09229334A (ja) | リサイクル廃棄物焼却炉 | |
CN217604115U (zh) | 一种污泥独立焚烧炉内脱硫系统 | |
JPH11294731A (ja) | 焼却炉の焼却方法 | |
JP2000220815A (ja) | 汚泥混焼装置 | |
JP2000230709A (ja) | 回転式汚泥切出装置を有する汚泥混焼炉 | |
JP2005113018A (ja) | 炭化装置における排ガス処理方法並びにその機構 | |
JP3548422B2 (ja) | 焼却炉 | |
JPH10141619A (ja) | 廃棄物の焼却方法および装置 | |
JPH0849826A (ja) | 外熱式ロータリーキルン | |
JP2002243125A (ja) | 焼却炉 | |
JP3462749B2 (ja) | 焼却炉の焼却方法 | |
JP2004239502A (ja) | 焼却プラント | |
JPH08121734A (ja) | 汚泥等の炭化・焼却処理方法並びにその装置 | |
JP2002089818A (ja) | ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置 | |
JP2000046471A (ja) | ごみ乾燥機及びこのごみ乾燥機を備えたごみ燃料燃焼システム、並びにこのごみ乾燥機で発生する臭気ガスの処理方法 | |
JP2000291926A (ja) | 高熱ガス化燃焼方式による焼却装置 | |
JP3366200B2 (ja) | 焼却炉における燃焼制御方法 | |
JP2968767B2 (ja) | 廃棄物の炭化処理方法 |