JPH0893653A - 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置 - Google Patents

流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置

Info

Publication number
JPH0893653A
JPH0893653A JP6230970A JP23097094A JPH0893653A JP H0893653 A JPH0893653 A JP H0893653A JP 6230970 A JP6230970 A JP 6230970A JP 23097094 A JP23097094 A JP 23097094A JP H0893653 A JPH0893653 A JP H0893653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
discharge port
attachment
relief valve
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6230970A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuji Yamaguchi
節治 山口
Masamichi Hayashi
政道 林
Itaru Ootakuma
到 太田隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP6230970A priority Critical patent/JPH0893653A/ja
Publication of JPH0893653A publication Critical patent/JPH0893653A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ハウジングケースに、吐出口および吸入口をそ
れぞれ外方に連続させると共にリリーフ弁を内蔵する部
材を取付けて、供給・リリーフ配管の改良作業を廃止し
かつ連通配管分の重量の低減化を図る。 【構成】吐出口55a および吸入口51a を開設したギヤポ
ンプ40のハウジングケース42の背面にギヤポンプ用リリ
ーフ弁装置70を脱着自在に取付ける。該ギヤポンプ用リ
リーフ弁装置に、吐出口および吸入口の双方を外方より
覆うアタッチメント71と、吐出口55a を外方へ連続させ
る吐出口側貫通孔72と、吸入口51a を外方へ連続させる
吸入口側貫通孔73と、該両貫通孔の間を連通する連通路
74と、該連通路に介設され、吐出口側貫通孔を流れるオ
イルが所定圧になったときそのオイルを吐出口側貫通孔
から吸入口側貫通孔にリリーフさせるリリーフ弁75とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体ポンプおよび流体
ポンプ用リリーフ弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体ポンプとしては、例えば、実
開昭53−147394号公報に開示されるように、流
体ポンプのハウジングケース内に、上記流体ポンプによ
りタンクから吸い上げた流体が吐出される吐出通路と、
上記タンクに流体を戻す戻し通路と、上記吐出通路に設
けられ、該吐出通路内の流体の圧力が所定圧になったと
き、吐出通路内の流体をタンク側にリリーフするリリー
フ弁とが設けられているものが知られている。そして、
このようなハウジングケースには、上記吐出通路を介し
て流体を吐出する吐出口と、上記タンクに戻し通路を介
して流体を戻す吸入口とが開設されており、上記吐出口
には、流体シリンダなどのアクチュエータに流体を供給
する供給配管の一端(上流端)が連結されているととも
に、上記吸入口には、流体をタンクにリリーフするリリ
ーフ配管の一端が連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の流体
ポンプは、通常、ハウジングケース内にリリーフ弁が設
けられていないものもあり、このような流体ポンプにリ
リーフ弁を付設する場合には、供給配管とリリーフ配管
との間に、リリーフ弁を介設してなる連通配管を連結す
る必要がある。そのため、連通配管を連結するに当たっ
て供給配管およびリリーフ配管に改良を加える必要があ
り、該両配管の改良作業が煩わしい上、連通配管の設置
により大幅な重量増加にもつながるといった欠点もあ
る。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ハウジングケースに、吐
出口および吸入口をそれぞれ外方に連続させると共にリ
リーフ弁を内蔵してなる部材を取付けることにより、連
通配管を不要にして供給配管およびリリーフ配管の改良
作業を廃止するとともに、連通配管分のコスト及び重量
の低減化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、ハウジン
グケースに、流体を吐出する吐出口と、流体をタンクか
ら吸入する吸入口とが設けられた流体ポンプとして、上
記ハウジングケースに、上記吐出口および吸入口の双方
を外方より覆うアタッチメントを取付ける。そして、上
記アタッチメントに、上記吐出口を外方に連続させるよ
う該吐出口に一致してアタッチメントを貫通する吐出口
側貫通孔と、上記吸入口を外方に連続させるよう該吸入
口に一致してアタッチメントを貫通する吸入口側貫通孔
とを設けるとともに、上記吐出口側貫通孔を流れる流体
が所定圧になったときその流体を吐出口側貫通孔から吸
入口側貫通孔にリリーフするリリーフ弁を設ける構成と
したものである。
【0006】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の構成要件に加えて、アタッチメン
トに、吐出口側貫通孔と吸入口側貫通孔との間を連通す
る連通路を設けるとともに、リリーフ弁を、上記連通路
に設ける構成としたものである。
【0007】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の吐出口および吸入口を特定し、そ
れぞれハウジングケースの同一面上に設ける構成とした
ものである。
【0008】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明のアタッチメントを特定し、平板状
に形成されてなるものとする。そして、吐出口側貫通孔
および吸入口側貫通孔を、それぞれアタッチメントの板
厚方向に互いに平行となるように貫通して設ける構成と
したものである。
【0009】さらに、請求項5記載の発明が講じた解決
手段は、流体を吐出する吐出口と、流体をタンクから吸
入する吸入口とが設けられた流体ポンプのハウジングケ
ースに取付けられる流体ポンプ用リリーフ弁装置とし
て、上記吐出口および吸入口の双方を外方より覆うアタ
ッチメントと、該アタッチメントに設けられ、上記吐出
口を外方に連続させるよう該吐出口に一致してアタッチ
メントを貫通する吐出口側貫通孔と、上記アタッチメン
トに設けられ、上記吸入口を外方に連続させるよう該吸
入口に一致してアタッチメントを貫通する吸入口側貫通
孔と、上記アタッチメントに設けられ、上記吐出口側貫
通孔を流れる流体が所定圧になったときその流体を吐出
口側貫通孔から吸入口側貫通孔にリリーフするリリーフ
弁とを備える構成としたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1および請求項5記
載の発明では、リリーフ弁は、流体ポンプのハウジング
ケースに対し、そのハウジングケースに開口する吐出口
および吸入口の双方を覆うように取付けられるアタッチ
メント(流体ポンプ用リリーフ弁装置)に設けられてい
るので、流体ポンプにリリーフ弁を付設する際にはアタ
ッチメントをハウジングケースに取付けるだけで済み、
連通配管を連結する上で必要な労力を要する供給配管お
よびリリーフ配管の改良作業が不要になるとともに、連
通配管分のコストおよび重量低減が図れる。
【0011】請求項2記載の発明では、リリーフ弁は、
アタッチメント内において吐出口側貫通孔と吸入口側貫
通孔との間を連通する連通路に設けられているので、ハ
ウジングケースにアタッチメントを取付けるだけで、所
定圧となった際の吐出通路内の流体が戻し通路に容易に
リリーフされる。
【0012】請求項3記載の発明では、吐出口および吸
入口がハウジングケースの同一面側に設けられているの
で、アタッチメントの構造が簡単なものとなるととも
に、吐出口側貫通孔および吸入口側貫通孔を吐出口およ
び吸入口に容易に対応させることができる。
【0013】請求項4記載の発明では、アタッチメント
が平板状に形成されているので、ハウジングケースの吐
出口および吸入口と、供給配管およびリリーフ配管との
間のスペースが、アタッチメントの板厚方向にそれぞれ
貫通する吐出口側貫通孔および吸入口側貫通孔の平行配
置と相俟って非常に省スペースとなり、供給配管および
リリーフ配管の既存の配置に影響を与えることはない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図4は本発明の一実施例に係る流体ポンプ
としての油圧ポンプを備えた油圧給排装置により油圧シ
リンダにオイルを供給して荷箱を傾動させるダンプ車両
を示し、1はキャビン2の後部に連設された車両Vの車
体枠、3は該車台枠1上に傾倒自在に搭載された荷箱で
ある。上記車台枠1は、車体左右側部を前後方向へ延び
るフレーム4,4と、該両フレーム4,4間を所定位置
において繋ぐ断面略コ字状のクロスメンバ5,…とから
なる。上記車台枠1の後端部左右位置、つまり各フレー
ム4の後端部には、車台枠1に対する荷箱4の後方への
傾倒中心を構成するヒンジ部材6,6が設けられてい
る。
【0016】上記荷箱3の下面には、車体の前後方向へ
延びる荷箱フレーム11,11が設けられている。ま
た、上記荷箱フレーム11,11間には、幅方向へ延び
る第1支持軸12を介してリフトアーム13の一端(図
では上端部)が回動自在に支持されており、該リフトア
ーム13は、車体側方より視て略三角形状の左右一対の
リフトアームプレート14,14により形成され、その
一端(図で示す上端部)が上記第1支持軸12に対し回
転可能に支持されている。
【0017】また、上記車台枠1の略中間部に対応する
左右のフレーム4,4には、それぞれ上方へ突出するメ
ンバブラケット21(図では車体左側のみ示す)が設け
られ、該各メンバブラケット21には、第2支持軸22
を介してテンションリンク23の一端(図では下端部)
が回動自在に支持されている。さらに、上記各テンショ
ンリンク23の他端(図では上端部)には、第3支持軸
24,24を介して上記各リフトアームプレート14の
他端部(図で示す下端部)が回転可能に支持されてい
る。
【0018】上記各リフトアームプレート14の略中間
部と、上記各ブラケット21より少し前方のフレーム4
間には、後述する油圧給排装置41からのオイルの給排
により伸縮する油圧シリンダ31が連携されている。該
油圧シリンダ31は、その基端部(図では下端部)が上
記フレーム4,4間に軸32を介して回転可能に支持さ
れているとともに、先端側のピストンロッド31a(図
では上部)の先端が上記各リフトアームプレート14の
略頂角部に幅方向へ延びる第4支持軸33を介して回転
可能に支持されている。そして、上記リフトアーム1
3、テンションリンク23、油圧シリンダ31、および
各支持軸12,22,24,33により、荷箱3を車台
枠1に対して傾倒自在に支持する傾倒装置34が構成さ
れていて、油圧シリンダ31へのオイルの供給により、
上記リフトアーム13の他端とテンションリンク23の
他端との枢支点たる第3支持軸24を上方へ移動させる
ようにリフトアーム13およびテンションリンク23を
起立させながら油圧シリンダ31を伸長させて、荷箱3
を車台枠1に対して傾動させるようにしている。
【0019】さらに、図2および図3に示すように、上
記油圧シリンダ31には、該油圧シリンダ31をオイル
の給排により伸縮させる油圧給排装置41が連携されて
おり、この油圧給排装置41の油圧ポンプとしては、略
直方体形状のハウジングケース42内で回転する2個の
ギヤ47,49によって吸い込んだ油を各ギヤ47,4
9の歯溝内の容積の移動によってそのなかに閉じ込め、
その閉じ込めた油を送り出しながら圧力を高めて、ギヤ
ポンプ40の軸線方向一側に対応するハウジングケース
42の背面側から吐出する従来公知の外接形のギヤポン
プ40により構成されてなる。該ギヤポンプ40は、ハ
ウジングケース42内で隔壁42aにより区画されたポ
ンプ室45内に設けられ、図示しないエンジンの出力軸
から動力取出装置を介して連結された駆動軸46と、上
記ポンプ室45内の下側に配され、上記駆動軸46に回
転一体に連結された駆動側ギヤ47(ギヤ47)と、上
記ポンプ室45内の上側に配され、ポンプ室45内に回
動自在に支持された従動軸48に回転一体に連結された
従動側ギヤ49(ギヤ49)とを備えている。
【0020】上記ギヤポンプ40のハウジングケース4
2内には、ポンプ室45に対して隔壁42aにより区画
された切換弁室52が一体的に設けられ、該切換弁室5
2には上記油圧シリンダ31の伸縮動作および停止動作
を制御する3位置切換弁54が配設されている。また、
上記ギヤポンプ40のハウジングケース42の外方側に
は、上記油圧シリンダ31に対してギヤポンプ40によ
り給排されるオイルを貯留するためのオイルタンク53
(タンク)が設けられている。上記ギヤポンプ40の吸
込み側には、上記オイルタンク53からオイルを吸入す
る吸入通路51の下流端が連通接続されている。一方、
上記ギヤポンプ40の吐出し側には、ギヤポンプ40に
よりオイルタンク53から吸い上げたオイルが吐出され
る吐出通路55の一端(上流端)が連通接続されてい
る。また、上記油圧シリンダ31のロッド側室31b
と、上記オイルタンク53との間には、油圧シリンダ3
1収縮時にロッド側室31bからのオイルをオイルタン
ク53に戻す一方、油圧シリンダ31伸長時にオイルタ
ンク53内のオイルをロッド側室31bに還流させる戻
し配管56が配設されている。上記ハウジングケース4
2の背面には、上記吐出通路55を介してオイルを吐出
させる吐出通路55の他端(下流端)たる吐出口55a
と、上記オイルタンク53からのオイルを吸入通路51
を介してギヤポンプ40に吸入する吸入通路51の上流
端たる吸入口51aとがそれぞれ開口しており、該吐出
口55aおよび吸入口51aは、ハウジングケース42
の背面上(同一面上)の左右位置において互いに近接し
て配置されている。
【0021】上記吐出通路55は、上記ギヤポンプ40
と3位置切換弁54との間を連通接続する第1油路61
と、上記3位置切換弁54を迂回するよう,一端が第1
油路61の途中に接続されると共に他端が吐出口55a
に接続され、第1油路61からのオイルの流通のみを可
能とする逆止弁62を介設してなる第2油路63と、該
第2油路63の逆止弁62下流側と3位置切換弁54と
の間を連通接続する第3油路64とで構成されている。
上記第1油路61は、上記第2油路63との接続部を境
に上流側の第1油路上流側61aと、下流側の第1油路
下流側61bとに構成されてなる。また、上記第3油路
64には、該第3油路64内を還流するオイルの流通を
緩慢にするオリフィス65が介設されている。さらに、
上記吸入通路51の途中には、上記ギヤポンプ40から
の第1油路61を介したオイルを3位置切換弁54を通
して吸入通路51に還流可能とする第4油路66の一端
が接続されている。この場合、吸入通路51は、第4油
路66との接続点を境にしてギヤポンプ40側の一側部
分51bと、吸入口51a側(オイルタンク53側)の
他側部分51cとに分割される。
【0022】上記3位置切換弁54は、機械式のスプー
ル弁よりなり、切換弁室52に開口する第1油路下流側
61b,第3油路64および第4油路66の他端を軸方
向への進退移動により適宜連通させるロッド状の弁本体
54aと、該弁本体54aの一端に取付けられ、図示し
ない運転席からの操作により弁本体54aを進退移動さ
せる,ケーブル54bにより被覆された芯棒54cとを
備えている。また、上記吸入通路51(一側部分51
b,他側部分51c)および吐出通路55(第1ないし
第4油路61,63,64,66)は、上記ギヤポンプ
40のハウジングケース42内に穿設された通路により
それぞれ形成されている。この3位置切換弁54は、上
昇位置(図2に示す左位置)に切換わったときに第1油
路61と第4油路66との連通を遮断し、下降位置(図
2に示す右位置)に切換わったときに第1油路61,第
3油路64および第4油路66を3位置切換弁54を介
して連通し、中立位置(図2に示す中央位置)に切換わ
ったときに第1油路61および第4油路66を3位置切
換弁54を介して連通すると共に第1油路61(第1油
路下流側61b)および第4油路66と第3油路64と
の連通を遮断するようにしている。
【0023】そして、本発明の特徴部分として、図1に
も示すように、上記ハウジングケース42の背面略中央
位置には、ギヤポンプ用リリーフ弁装置70(流体ポン
プ用リリーフ弁装置)が図示しないボルトなどの締結具
を介して脱着可能に取付けられている。該ギヤポンプ用
リリーフ弁装置70は、上記吐出口55aおよび吸入口
51aの双方を外方より覆う幅方向へ長い略長方形平板
状のアタッチメント71と、該アタッチメント71に設
けられ、上記吐出口55aを外方へ連続させるよう該吐
出口55aに一致してアタッチメント71を板厚方向に
貫通する吐出口側貫通孔72と、上記アタッチメント7
1に設けられ、上記吸入口51aを外方へ連続させるよ
う該吸入口51aに一致してアタッチメント71を板厚
方向に貫通する吸入口側貫通孔73とが設けられてい
る。上記吐出口側貫通孔72および吸入口側貫通孔73
は、それぞれアタッチメント71の厚み方向(図1では
手前奥方向)に互いに平行となるよう貫通している。そ
して、上記アタッチメント71内(ギヤポンプ用リリー
フ弁装置70)には、吐出口側貫通孔72と吸入口側貫
通孔73との間を連通する連通路74が設けられ、該連
通路74には、上記吐出口側貫通孔72を流れるオイル
が所定圧になったときそのオイルを吐出口側貫通孔72
から吸入口側貫通孔73に連通路74を介してリリーフ
するリリーフ弁75が介設されている。該リリーフ弁7
5は、上記連通路74の吐出口側貫通口72側を一部残
して拡径させたチャンバ室75aと、該チャンバ室75
aに摺動自在に設けられた軸方向より視て略三角形状の
ピストン75bと、該ピストン75bの吐出口側貫通孔
72側に固着され、上記吸入口側貫通孔73に対して常
時連通するチャンバ室75aを吐出口側貫通孔72に対
して開閉させる球状の開閉弁75cと、上記チャンバ室
75aの吸入口側貫通孔73側端部に設けられたリング
状のストッパ75dと、該ストッパ75dを保持するス
ナップリング75eと、上記ピストン75bとストッパ
75dとの間に縮装され、上記チャンバ室75bを吐出
口側貫通孔72に対して閉塞させる方向に上記開閉弁7
5c(ピストン75b)を付勢する付勢スプリング75
fとで構成される。この場合、リリーフ弁75は、荷箱
3の過負荷状態に対応する所定圧になったときに吐出通
路55内のオイルを吐出口側貫通孔72から吸入口側貫
通孔73に連通路74を介してリリーフさせるように設
定されており、吐出口側貫通孔72からのオイルによっ
て、リリーフ弁75は、開閉弁75c(ピストン75
b)が付勢スプリング75fの付勢力に抗してチャンバ
室75aを吐出口側貫通孔72に対して開放させる方向
に作動し、吐出口側貫通孔72内のオイルがチャンバ室
75aを介して吸入口側貫通孔73内に導入(リリー
フ)された後、後述するリリーフ配管82および戻し配
管56の一側を介してオイルタンク53に還流されて、
荷箱3の過負荷状態での傾動を規制するようにしてい
る。
【0024】また、上記吐出口側貫通孔72の外方端に
は、一端が上記油圧シリンダ31のヘッド側室31cに
接続された供給配管81の他端が接続されているととも
に、上記吸入口側貫通孔73の外方端には、上記油圧シ
リンダ31のロッド側室31bに連通するよう,一端が
上記戻し配管56の途中に接続されたリリーフ配管82
の他端が接続されている。この場合、戻し配管56は、
リリーフ配管82との接続点を境にして油圧シリンダ3
1側の一側部分56aと、オイルタンク53側側の他側
部分56bとに分割される。
【0025】次に、上記3位置切換弁54の切換えに伴
うオイルの流れを個別に説明するに、3位置切換弁54
が上昇位置に切換わって第1油路61と第4油路66と
の連通を遮断したときにギヤポンプ40からのオイルを
第1油路上流側61aから第3油路64、アタッチメン
ト71の吐出口側貫通孔72および供給配管81を介し
て油圧シリンダ31のヘッド側室31cに供給すると共
に、油圧シリンダ31のロッド側室31bのオイルを、
戻し配管56を介してオイルタンク53に還流させつつ
リリーフ配管82からアタッチメント71の吸入口側貫
通孔73および吸入通路51を介してギヤポンプ40に
吸入させて荷箱3を傾動させ、下降位置に切換わって第
1油路61,第3油路64および第4油路66を連通さ
せたときに油圧シリンダ31のヘッド側室31cのオイ
ルを供給配管81、アタッチメント71の吐出口側貫通
孔72、第2油路63の一部、第3油路64および第4
油路66から吸入通路51の一側部分51bを介してギ
ヤポンプ40に吸入させつつ、吸入通路51の他側部分
51c、吸入口側貫通孔73、リリーフ配管82を介し
たオイルを、戻し配管56の他側部分56bを介してオ
イルタンク53に、戻し配管56の一側部分56aを介
して油圧シリンダ31のロッド側室31bにそれぞれ還
流させて荷箱3を下降させ、中立位置に切換わって第1
油路下流側61bと第3油路64との連通が遮断したと
きにギヤポンプ40から第1油路61および第4油路6
6を介したオイルを吸入通路51の一側部分51bを介
してギヤポンプ40に、吸入通路51の他側部分51
c、吸入口側貫通孔73、リリーフ配管82および戻し
配管56の他側部分56bを介してオイルタンク53に
それぞれ還流させて荷箱3の傾動を中止するように構成
されている。
【0026】したがって、上記実施例では、リリーフ弁
75は、ギヤポンプ40のハウジングケース42の背面
略中央位置に対し、その背面において互いに隣接する吐
出口55aおよび吸入口56bの双方を覆うように取付
けられたアタッチメント71(ギヤポンプ用リリーフ弁
装置70)内において吐出口側貫通孔72と吸入口側貫
通孔73との間を連通する連通路74に設けられている
ので、ハウジングケース42にアタッチメント71を取
付けるだけで、吐出口側貫通孔72を流れるオイルが所
定圧となったときに戻し通路56にリリーフさせること
ができ、ギヤポンプ40にリリーフ弁75を付設する際
にはアタッチメント71をハウジングケース42の一側
面に取付けるだけで済んで、労力を要する供給配管およ
びリリーフ配管の改良作業が不要となり、リリーフ弁7
5を付設する作業の簡単化を図ることができるととも
に、連通配管分のコストの低廉化および重量の低減化を
図ることができる。しかも、ハウジングケース42にア
タッチメント71を取付けるだけでリリーフ弁75が付
設されることから、リリーフ弁75を付設する際の汎用
性の向上を図ることができ、荷箱3の過負荷に対して容
易に対応することができる。
【0027】さらに、吐出口55aおよび吸入口51a
がハウジングケース42の同一面側に近接して設けられ
ているので、アタッチメント71の構造を簡単なものに
することができるとともに、吐出口側貫通孔72および
吸入口側貫通孔73を吐出口55aおよび吸入口51a
に容易に対応させることができる。
【0028】また、アタッチメント71が薄い平板状に
形成されているので、ハウジングケース42の吐出口5
5aおよび吸入口51aと、供給配管81およびリリー
フ配管82との間のスペースが、アタッチメント71の
板厚方向にそれぞれ貫通する吐出口側貫通孔72および
吸入口側貫通孔73の平行配置と相俟って非常に省スペ
ースとなり、供給配管81およびリリーフ配管82の既
存の配置に与える影響を防止することができる。
【0029】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、吐出口55aおよび吸入口5
1aをハウジングケース42の同一面上に開設したが、
吐出口および吸入口がハウジングケースの互いに異なる
他側面に開設されるようにしても良く、その場合、アタ
ッチメントは、上記ハウジングケースの互いに異なる他
側面間に跨がるように形成される。
【0030】さらに、上記実施例では、荷箱3の過負荷
状態に対応する所定圧となったときに吐出通路55内の
オイルをリリーフ配管82にリリーフさせるリリーフ弁
75を付設する場合について述べたが、単に吐出通路内
のオイルが所定圧となったときにリリーフ配管にリリー
フするリリーフ弁をポンプに付設する場合にも適用でき
るのは勿論である。また、上記実施例では、流体ポンプ
として2個のギヤ47,49よりなる外接形のギヤポン
プ40を用いたが、これに限定されるものではなく、3
個以上のギヤよりなる外接形のギヤポンプ、複数のギヤ
よりなる内接形のギヤポンプ、定容量形又は可変容量形
のピストンポンプなどであっても良い。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、請求項1および請求項5記
載の発明における流体ポンプおよび流体ポンプ用リリー
フ弁装置によれば、流体ポンプのハウジングケースに取
付け可能なアタッチメントにリリーフ弁を設けたので、
供給配管およびリリーフ配管の改良作業を不要にして、
リリーフ弁を付設する際の作業の簡単化を図ることがで
きるとともに、コストの低廉化および重量の低減化を図
ることができる。しかも、リリーフ弁を付設する際に
は、流体ポンプのハウジングケースにアタッチメントを
取付けるだけで良く、汎用性の向上を図ることができ
る。
【0032】請求項2記載の発明における流体ポンプに
よれば、アタッチメント内で吐出口側貫通孔と吸入口側
貫通孔とを連通する連通路にリリーフ弁を設けたので、
ハウジングケースにアタッチメントを取付けるのみで、
所定圧となる吐出通路内の流体を戻し通路にリリーフさ
せる流体回路を閉成することができる。
【0033】請求項3記載の発明における流体ポンプに
よれば、ハウジングケースの同一面側に吐出口および吸
入口を設けたので、アタッチメントの構造の簡単化を図
ることができるとともに、吐出口側貫通孔および吸入口
側貫通孔を吐出口および吸入口に容易に対応させること
ができる。
【0034】請求項4記載の発明における流体ポンプに
よれば、アタッチメントを平板状に形成したので、ハウ
ジングケースに対する供給配管およびリリーフ配管のア
タッチメント分のスペースを、吐出口側貫通孔および吸
入口側貫通孔の平行配置と相俟って非常に省スペースに
でき、供給配管およびリリーフ配管の既存の配置に与え
る影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るギヤポンプを背面側より
視たリリーフ弁の縦断側面図である。
【図2】油圧吸排装置の油圧回路図である。
【図3】ギヤポンプの縦断側面図である。
【図4】ダンプ車両の斜視図である。
【符号の説明】
40 ギヤポンプ(流体ポンプ) 42 ハウジングケース 53 オイルタンク(タンク) 51a 吸入口 55a 吐出口 70 ギヤポンプ用リリーフ弁装置(流体ポンプ用
リリーフ弁装置) 71 アタッチメント 72 吐出口側貫通孔 73 吸入口側貫通孔 74 連通路 75 リリーフ弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングケースに、流体を吐出する吐
    出口と、流体をタンクから吸入する吸入口とが設けられ
    た流体ポンプであって、 上記ハウジングケースには、上記吐出口および吸入口の
    双方を外方より覆うアタッチメントが取付けられてお
    り、 該アタッチメントには、上記吐出口を外方に連続させる
    よう該吐出口に一致してアタッチメントを貫通する吐出
    口側貫通孔と、上記吸入口を外方に連続させるよう該吸
    入口に一致してアタッチメントを貫通する吸入口側貫通
    孔とが設けられているとともに、上記吐出口側貫通孔を
    流れる流体が所定圧になったときその流体を吐出口側貫
    通孔から吸入口側貫通孔にリリーフするリリーフ弁が設
    けられていることを特徴とする流体ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記アタッチメントには、吐出口側貫通
    孔と吸入口側貫通孔との間を連通する連通路が設けられ
    ており、 上記リリーフ弁は、上記連通路に設けられている請求項
    1記載の流体ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記吐出口および吸入口は、それぞれハ
    ウジングケースの同一面上に設けられている請求項1記
    載の流体ポンプ。
  4. 【請求項4】 上記アタッチメントは、平板状に形成さ
    れてなり、 上記吐出口側貫通孔および吸入口側貫通孔は、それぞれ
    アタッチメントの板厚方向に互いに平行となるように貫
    通して設けられている請求項1記載の流体ポンプ。
  5. 【請求項5】 流体を吐出する吐出口と、流体をタンク
    から吸入する吸入口とが設けられた流体ポンプのハウジ
    ングケースに取付けられる流体ポンプ用リリーフ弁装置
    であって、 上記吐出口および吸入口の双方を外方より覆うアタッチ
    メントと、該アタッチメントに設けられ、上記吐出口を
    外方に連続させるよう該吐出口に一致してアタッチメン
    トを貫通する吐出口側貫通孔と、上記アタッチメントに
    設けられ、上記吸入口を外方に連続させるよう該吸入口
    に一致してアタッチメントを貫通する吸入口側貫通孔
    と、上記吐出口側貫通孔を流れる流体が所定圧になった
    ときその流体を吐出口側貫通孔から吸入口側貫通孔にリ
    リーフするリリーフ弁とを備えていることを特徴とする
    流体ポンプ用リリーフ弁装置。
JP6230970A 1994-09-27 1994-09-27 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置 Withdrawn JPH0893653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230970A JPH0893653A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6230970A JPH0893653A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0893653A true JPH0893653A (ja) 1996-04-09

Family

ID=16916182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6230970A Withdrawn JPH0893653A (ja) 1994-09-27 1994-09-27 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0893653A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991442B2 (en) 2002-10-28 2006-01-31 Soqi Kabushiki Kaisha Gear pump and method of making same
CN106481546A (zh) * 2015-08-28 2017-03-08 河南航天液压气动技术有限公司 一种高转速可调压微型齿轮泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991442B2 (en) 2002-10-28 2006-01-31 Soqi Kabushiki Kaisha Gear pump and method of making same
CN106481546A (zh) * 2015-08-28 2017-03-08 河南航天液压气动技术有限公司 一种高转速可调压微型齿轮泵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7788918B2 (en) Hydraulic circuit for actuation of a hydraulic working cylinder
JPS598944Y2 (ja) 傾斜キヤブ車両
JP3924519B2 (ja) 建設重装備用油量可変制御装置
US6922923B2 (en) Change-over valve for boom cylinder of excavating/slewing work truck
JPH0893653A (ja) 流体ポンプおよび流体ポンプ用リリーフ弁装置
JP2001295813A (ja) 作業機の油圧回路
US8443827B2 (en) Controlling device for hydraulic consumers
US6682376B2 (en) Tilt device for outboard engine
JP4033711B2 (ja) 船外機のパワーチルト・トリム装置
JP2504233Y2 (ja) 船外機昇降用油圧回路
JP3045257B2 (ja) パワーチルト・トリム装置の油圧回路
US4915186A (en) Hydraulic steering systems dampening devices
JPS62297511A (ja) 作業用車両の油圧装置
JP2755423B2 (ja) 油圧ショベルの油圧回路
JPS6235650Y2 (ja)
JPH11141705A (ja) 方向制御弁
JPS6129526Y2 (ja)
JP2517389Y2 (ja) トラクタにおける流量切換弁の操作装置
JP2519974Y2 (ja) 船外機の油圧式トリムアンドチルト装置
JPH11235931A (ja) 油圧式無段変速装置のリリーフ機構
JP2023003040A (ja) 圧力補償弁
JPS5927526Y2 (ja) 優先回路装置
JP2583294Y2 (ja) アクチュエータの流路開閉装置
JPS58142004A (ja) バキユ−ム防止機構付アクチユエ−タ駆動用コントロ−ル弁
JP2002226198A (ja) フォークリフトトラックにおける油圧回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115