JPH0893516A - 気筒数制御内燃機関 - Google Patents

気筒数制御内燃機関

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JPH0893516A
JPH0893516A JP6224460A JP22446094A JPH0893516A JP H0893516 A JPH0893516 A JP H0893516A JP 6224460 A JP6224460 A JP 6224460A JP 22446094 A JP22446094 A JP 22446094A JP H0893516 A JPH0893516 A JP H0893516A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】一部気筒の運転を休止可能な気筒数制御内燃機
関において、長時間の気筒休止運転継続後に全気筒運転
状態に復帰したときに一部気筒で不完全な暖機状態とな
ることを防止した上で、ポンピングロスの低減および燃
費低減を図る。 【構成】機関弁の作動および休止を各気筒毎に独立して
切換可能な弁作動・休止切換手段401 〜404 が各気
筒毎に設けられ、機関が気筒休止運転状態に在るときに
予め設定された機関弁休止周期に応じて全気筒の機関弁
の作動・休止を繰り返すように前記弁作動・休止切換手
段401 〜404 の作動が制御ユニット75で制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一部気筒の運転を休止
可能な気筒数制御内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる内燃機関は、たとえば特開
平2−78709号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
予め定められた特定気筒のみが休止されるような構成と
なっており、気筒休止運転が長時間継続すると、休止気
筒の筒内周辺温度(たとえばシリンダ壁面、ピストン頂
部、燃焼室壁面および機関弁等の温度)が、燃焼運転時
に比べて低下するとともに、休止気筒においてオイル上
がりやオイル下がり現象のアンバランス、機関弁の張り
付きおよび圧縮洩れ等が生じるおそれがある。その結
果、全気筒運転状態に復帰したときに、それまで休止し
ていた気筒では不完全な暖機状態での運転を余儀なくさ
れ、継続運転気筒とのアンバランスを起こし、燃費が増
大するとともに排ガス性状の悪化をもたらすことにな
る。
【0004】そこで、休止気筒をその休止開始から予め
設定された時間経過後(あるいは休止気筒の筒内周辺温
度が設定温度よりも低下したとき)に運転状態に復帰さ
せるようにした制御も行なわれているが、そのようにす
ると、気筒休止によるポンピングロスの低減および燃費
の低減を図る効果が完全には得られないことになるとと
もに、不定期な運転・休止の切換のために上記アンバラ
ンス現象が生じつつあることの検出が必要となり、アン
バランス発生を抑制することにはなり難い。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、長時間の気筒休止運転継続後に全気筒運転状
態に復帰したときに一部気筒で不完全な暖機状態となる
ことを防止した上で、ポンピングロスの低減および燃費
低減を図るようにした気筒数制御内燃機関を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数気筒にそれぞれ配設さ
れる機関弁の作動を休止して一部気筒の運転を休止可能
な気筒数制御内燃機関において、機関弁の作動および休
止を各気筒毎に独立して切換可能として各気筒毎に設け
られる弁作動・休止切換手段と、機関が気筒休止運転状
態に在るときに予め設定された機関弁休止周期に応じて
全気筒の機関弁の作動・休止を繰り返すように前記弁作
動・休止切換手段の作動を制御する制御ユニットとを備
えることを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、機関弁休止周期が異
なる複数の制御モードが設定され、制御ユニットは、そ
れらの制御モードを機関運転状態に応じて選択可能であ
る。
【0008】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、所定回数のクラ
ンク回転での機関弁の休止回数が気筒間で異なる休止サ
イクルを含めて機関弁休止周期が設定される。
【0009】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、各気筒での機関弁休止周
期を異ならせるが所定回数のクランク回転での機関弁の
休止回数を気筒間で均等とした複数の制御モードが設定
され、制御ユニットは、それらの制御モードを機関運転
状態に応じて選択可能である。
【0010】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、各気筒の機関弁休止周期
は、少なくとも2気筒間で位相を異ならせて設定され
る。
【0011】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3または4記載の発明の構成に加えて、各気筒
の弁作動・休止切換手段は流体圧により機関弁の作動・
休止を切換可能に構成され、各気筒の弁作動・休止切換
手段には、制御ユニットによりそれぞれ制御される電磁
流体圧制御弁手段が個別に接続される。
【0012】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3または4記載の発明の構成に加えて、各気筒
の弁作動・休止切換手段は流体圧により機関弁の作動・
休止を切換可能に構成され、複数気筒群毎に1つずつ配
設されて制御ユニットにより制御される電磁流体圧制御
弁手段と、各気筒の弁作動・休止切換手段との間には、
クランク回転に連動した機械的作動により各弁作動・休
止切換手段への作動流体の供給タイミングを定める機械
作動弁がそれぞれ設けられる。
【0013】さらに請求項8記載の発明は、燃焼の実行
・休止を支配して複数気筒にそれぞれ配設される燃焼支
配手段の作動を休止して一部気筒の運転を休止可能な気
筒数制御内燃機関において、機関が気筒休止運転状態に
在るときに予め設定された気筒休止周期に応じて全気筒
の作動・休止を繰り返すように前記燃焼支配手段の作動
・休止を各気筒毎に切換制御する制御ユニットを備え、
該制御ユニットは、気筒休止周期が異なる複数の制御モ
ードを機関運転状態に応じて選択可能であることを特徴
とする。
【0014】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0015】図1ないし図10は本発明の第1実施例を
示すものであり、図1は4気筒内燃機関の簡略化した平
面図、図2は吸気弁用動弁装置の平面図、図3は図2の
3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は
図4の5−5線断面図、図6は弁休止状態での図5に対
応する断面図、図7は弁作動・休止切換手段に連なる油
圧回路を示す図、図8は制御ユニットの構成を示すブロ
ック図、図9は気筒休止・全気筒運転の切換ポイントを
従来と対比して示す図、図10は休止気筒数の変化によ
る出力変化を示す図である。
【0016】先ず図1において、この多気筒内燃機関
は、たとえば4気筒内燃機関であり、機関本体Eに並列
して設けられた第1ないし第4気筒C1 ,C2 ,C3
4 には、吸気マニホールドMI からの混合気の各気筒
1 〜C4 への供給タイミングを制御する機関弁として
の吸気弁VI …がそれぞれ配設されるとともに、各気筒
1 〜C4 から排気マニホールドME への排出タイミン
グを制御する機関弁としての排気弁VE …がそれぞれ配
設される。また吸気マニホールドMI には各気筒C1
4 に個別に対応する燃料噴射弁VFI…が配設され、さ
らに各気筒C1 〜C4 には、点火装置81によって点火
される点火プラグP…がそれぞれ配設される。
【0017】図2ないし図5において、第1気筒C1
吸気弁VI は、機関本体Eのシリンダヘッド20に設け
られた吸気弁口21を開閉可能な傘状の弁体部22が弁
杆23に一体に設けられて成るものであり、開閉作動方
向すなわち弁杆23の長手方向への移動を可能としてシ
リンダヘッド20に支承される。而して弁杆23の上端
に設けられたリテーナ24とシリンダヘッド20との間
には弁ばね25が縮設されており、吸気弁VI は、その
弁体部22で吸気弁口21を閉鎖する方向すなわち閉弁
方向にばね付勢される。
【0018】シリンダヘッド20上には、各気筒C1
4 の配列方向に延びるロッカアーム軸26が固定配置
されており、このロッカアーム軸26には、駆動ロッカ
アーム27の基部と、該駆動ロッカアーム27に隣接し
た自由ロッカアーム28の基部とが相互に隣接して揺動
可能に支承される。而して駆動ロッカアーム27の先端
部には、吸気弁VI における弁杆23の上端に当接する
タペットねじ29が進退位置を調整可能として螺合され
る。
【0019】一方、両ロッカアーム27,28の上方位
置には、図示しないクランク軸に1/2の減速比で連
動、連結されたカム軸30がロッカアーム軸26と平行
な軸線を有して回転自在に配置されており、このカム軸
30には、駆動ロッカアーム27の上面に設けられたス
リッパ31に摺接する休止部32と、自由ロッカアーム
28の上面に設けられたカムスリッパ33に摺接する作
動カム34とが一体に設けられる。
【0020】休止部32は、カム軸30の軸線からの距
離を等距離とした円形でカム軸30の外面から隆起する
ように形成される。また作動カム34は、カム軸30の
軸線からの距離を前記休止部32の外面半径と同一とし
たベース円部34aと、該ベース円部34aから半径方
向外方に張出した高位部34bとを外面に有するもので
ある。
【0021】ところで、駆動ロッカアーム27が弁ばね
25により休止部32に向けて付勢されるのに対し、自
由ロッカアーム28は、図4で示すように、シリンダヘ
ッド20との間に設けられたロストモーション機構35
により作動カム34側に向けて付勢される。このロスト
モーション機構35は、シリンダヘッド20に固設され
た有底のガイド筒36と、該ガイド筒36内に摺動可能
に嵌合される有底円筒状のリフタ37と、ガイド筒36
およびリフタ37間に縮設されるばね38とを備え、ば
ね38で上方に向けて付勢されたリフタ37が自由ロッ
カアーム28の下面に当接することにより、自由ロッカ
アーム28が作動カム34に常時摺接するように付勢さ
れることになる。
【0022】駆動ロッカアーム27および自由ロッカア
ーム28間には、両ロッカアーム27,28の連結・連
結解除、すなわち両ロッカアーム27,28を連結して
吸気弁VI を作動カム34で開閉作動せしめる状態と、
両ロッカアーム27,28の連結を解除して吸気弁VI
を休止部32により休止せしめる状態とを、流体圧とし
ての油圧により切換可能な弁作動・休止切換手段401
が設けられる。
【0023】この弁作動・休止切換手段401 は、自由
ロッカアーム28に摺動自在に嵌合されて一端を油圧室
41に臨ませる第1ピストン42と、第1ピストン42
の他端に一端を対向させて自由ロッカアーム28に摺動
自在に嵌合される第2ピストン43と、第1および第2
ピストン42,43間に縮設されるばね44と、第2ピ
ストン43の他端に一端を当接させる切換ピン45と、
切換ピン45の他端に一端を当接させて駆動ロッカアー
ム27に摺動自在に嵌合される規制部材46と、該規制
部材46および駆動ロッカアーム27間に縮設される戻
しばね47とを備え、該戻しばね47のセット荷重は前
記ばね44のセット荷重よりも大きく設定される。
【0024】第1ピストン42は、一端を閉塞端とした
有底円筒状に形成されるものであり、油圧室41は第1
ピストン42の一端および自由ロッカアーム28間に形
成される。また自由ロッカアーム28には、油圧室41
に通じる連通路48が設けられており、この連通路48
は、ロッカアーム軸26内に同軸に設けられた油路49
に常時連通される。第2ピストン43は比較的短い円柱
状に形成される。
【0025】切換ピン45は、図5で示すように自由ロ
ッカアーム28および駆動ロッカアーム27間に跨がっ
て嵌合する状態と、図6で示すように第2ピストン43
との当接面を駆動ロッカアーム27および自由ロッカア
ーム28間に対応させて駆動ロッカアーム27に嵌合し
た位置との間で摺動可能なものであり、短円柱状に形成
される。
【0026】規制部材46は、切換ピン45に当接する
一端側を閉塞端とした有底円筒状に形成されるものであ
り、該規制部材46の他端部には、駆動ロッカアーム2
7に摺動自在に嵌合する鍔部46aが半径方向外方に張
出して設けられる。また駆動ロッカアーム27には、規
制部材46の鍔部46aに当接して該規制部材46の一
端側すなわち切換ピン45側への移動を規制する止め輪
50が嵌着される。
【0027】切換ピン45および規制部材46の軸方向
長さは、図5で示すように規制部材46が止め輪50に
よって移動を規制される位置まで移動したときには、該
規制部材46に当接した切換ピン45が駆動ロッカアー
ム27および自由ロッカアーム28間に跨がって両ロッ
カアーム27,28を連結するが、図6で示すように規
制部材46が戻しばね47を圧縮して駆動ロッカアーム
27に当接する位置まで移動したときには、切換ピン4
5の第2ピストン43との当接面が両ロッカアーム2
7,28間に対応する位置に在るように設定される。一
方、第1および第2ピストン42,43は、図5で示す
ように、切換ピン45がその一部を自由ロッカアーム2
8に嵌合させている状態では、ばね44のばね力により
両ピストン42,43が相互に離反せしめられるように
して自由ロッカアーム28に摺動自在に嵌合されてい
る。
【0028】ところで、第1ピストン42の第2ピスト
ン43側の端部外面には環状の係合凹部51が設けられ
ており、また第1ピストン42の外周には環状の係合溝
52が設けられる。
【0029】このような弁作動・休止切換手段401
は、その作動タイミングを規制するためのトリガ機構5
3が付設される。このトリガ機構53は、第1ピストン
42の係合凹部51あるいは係合溝52に係合して第1
ピストン42の移動を規制する位置、ならびに係合凹部
51あるいは係合溝52との係合状態を解除して第1ピ
ストン42の移動を許容する位置間でのロッカアーム軸
26の軸線まわりの両ロッカアーム27,28との相対
揺動が可能なトリガ板54を備える。
【0030】自由ロッカアーム28にはスリット55が
設けられ、該スリット55は、図5で示すように第1ピ
ストン42が油圧室41側に最大限変位している状態で
係合凹部51に対応するようにして自由ロッカアーム2
8に設けられ、係合溝52は、図6で示すように相互に
当接状態に在る第1および第2ピストン42,43が油
圧室41の容積を最大とする位置まで最大限移動した状
態で前記スリット55に対応する位置となるようにして
第1ピストン42の外周に設けられる。
【0031】トリガ板54はロッカアーム軸26に回動
可能に支承される。このトリガ板54には、スリット5
5から係合凹部51あるいは係合溝52に係脱可能に係
合する係合板部54aが一体的に設けられる。
【0032】機関本体Eには自由ロッカアーム28側に
向けてストッパピン56が固設されており、該ストッパ
ピン56に下方から当接可能なストッパ54bがトリガ
板54から突設される。またロッカアーム軸26を囲繞
するねじりばね57の一端が前記ストッパピン56に係
止され、該ねじりばね57の他端はトリガ板54に上方
から係止される。而してトリガ板54は、ねじりばね5
7によりストッパ54bをストッパピン56に当接させ
る方向に付勢されており、ストッパ54bがストッパピ
ン56に当接した状態で、自由ロッカアーム28が作動
カム34のベース円部34aに当接して静止状態にある
ときにはトリガ板54の係合板部54aがスリット55
から係合凹部51あるいは係合溝52に係合可能であ
り、自由ロッカアーム28が作動カム34の高位部34
bによって開弁方向に揺動すると係合板部54aがスリ
ット55から離脱するようにストッパピン56の位置が
設定される。
【0033】このような弁作動・休止切換手段401
よびトリガ機構53によると、油圧室41の油圧が解放
されている状態では、戻しばね47のばね力により、切
換ピン45は図5で示すように駆動ロッカアーム27お
よび自由ロッカアーム28間に跨がって両ロッカアーム
27,28を連結した位置に在り、この状態では、吸気
弁VI に連なる駆動ロッカアーム27は、作動カム34
で揺動駆動される自由ロッカアーム28とともに揺動
し、吸気弁VI は作動カム34のプロフィルに応じた特
性で開閉駆動される。
【0034】この際、トリガ機構53におけるトリガ板
54の係合板部54aは、自由ロッカアーム28が作動
カム34の高位部34bで押下げられているときには係
合凹部51から離脱し、自由ロッカアーム28が作動カ
ム34のベース円部34aに摺接した静止状態にあると
きに係合凹部51に係合する。
【0035】次に油圧室41に油圧を作用せしめると、
第1ピストン42は、係合凹部51から係合板部54a
が離脱したとき、すなわち吸気弁VI の開弁作動時にば
ね44を圧縮して第2ピストン43に当接するまで移動
するが、切換ピン45が駆動ロッカアーム27および自
由ロッカアーム28間に跨がって両ロッカアーム27,
28を連結した状態にあり、該切換ピン45に剪断方向
の力が作用しているので第1ピストン42が第2ピスト
ン43を介して切換ピン45を駆動ロッカアーム27に
押込むまで移動するのは阻止されている。しかるに、自
由ロッカアーム28が作動カム34のベース円部34a
に摺接し始めて切換ピン45への前記剪断方向の力が小
さくなったときに、第1ピストン42は、第2ピストン
43を介して切換ピン45を、図6で示すように、駆動
ロッカアーム27に押込むまで作動し、これにより、両
ロッカアーム27,28の連結状態が解除される。した
がって吸気弁VI は、その吸気弁VI に連なる駆動ロッ
カアーム27が休止部32によって休止したままとなる
ことから、閉弁休止状態となる。
【0036】このように両ロッカアーム27,28の連
結状態が解除された状態では、トリガ機構53における
トリガ板54の係合板部54aは、自由ロッカアーム2
8が作動カム34の高位部34bで押下げられていると
きには係合溝52から離脱し、自由ロッカアーム28が
作動カム34のベース円部34aに摺接した静止状態に
あるときに係合溝52に係合する。而して、油圧室41
の油圧を解放して両ロッカアーム27,28を連結状態
とするときには、自由ロッカアーム28が作動カム34
の高位部34bにより押下げられて係合溝52から係合
板部54aが離脱するのに応じて、第1ピストン42が
ばね44のばね力により油圧室41の容積を最小とする
位置まで移動し、次いで自由ロッカアーム28が作動カ
ム34のベース円部34aに摺接し始めて切換ピン45
および第2ピストン43の軸線が一致したときに、戻し
ばね47のばね力により切換ピン45が両ロッカアーム
27,28に跨がる位置まで移動し、両ロッカアーム2
7,28が連結されることになる。
【0037】第1気筒C1 の排気弁VE は、カム軸30
を共通として上述の吸気弁VI と同様の構成の動弁装置
に連結されるものであり、吸気弁VI の作動時には排気
弁V E も開閉作動し、吸気弁VI が休止するときには排
気弁VE も休止せしめられる。
【0038】図7において、第2ないし第4気筒C2
4 の吸気弁VI および排気弁VEは上述の第1気筒C
1 と同様の構成の動弁装置で開閉駆動されるものであ
り、第2ないし第4気筒C2 〜C4 の動弁装置にも、上
記第1気筒C1 の弁作動・休止切換手段401 と同様の
構成の弁作動・休止切換手段402 〜404 がそれぞれ
独立して設けられる。すなわち各弁作動・休止切換手段
401 〜404 の油圧室41に通じる油路49は、各気
筒C1 〜C4 毎に独立してロッカアーム軸26に設けら
れる。
【0039】各気筒C1 〜C4 の弁作動・休止切換手段
401 〜404 は、個別の電磁流体圧制御弁手段581
〜584 をそれぞれ介して共通の油圧源59に接続され
る。油圧源59は、作動油を貯留するリザーバ60と、
機関のクランク軸62により駆動されるとともに吸入口
がフィルタ61を介してリザーバ60に接続されるポン
プ63と、該ポンプ63の吐出口に接続されるフィルタ
64と、ポンプ63の吐出口およびリザーバ60間に介
設されるリリーフ弁65とを備え、機関運転中はフィル
タ64を経て略一定の油圧が油圧源59から出力され
る。
【0040】電磁流体圧制御弁手段681 は、油圧源5
9に連なる供給油路66ならびにリザーバ67に通じる
解放油路68と、供給油路66に接続されるとともに絞
り69が介設される油路70ならびに弁作動・休止切換
手段401 の油路49に連なる油路71との間に介設さ
れる切換制御弁72と、供給油路66に連なるパイロッ
ト油路73に介設される電磁切換弁74とを備え、リザ
ーバ67は、油圧源59のリザーバ60と同一のもので
あってもよい。
【0041】切換制御弁72は、パイロット油路73か
らのパイロット油圧に応じて切換作動するものであり、
パイロット油路73からのパイロット油圧が作用してい
ない状態で油路70,71を解放油路68に連通させる
状態すなわち弁作動・休止切換手段401 における油圧
室41の油圧を解放して吸気弁VI および排気弁VE
開閉作動せしめる状態と、パイロット油路73からのパ
イロット油圧が作用している状態で油路71を供給油路
66に連通させるとともに油路70を解放油路68とは
遮断する状態すなわち弁作動・休止切換手段401 にお
ける油圧室41に油圧を作用せしめて吸気弁VI および
排気弁VE を閉弁休止させる状態とを切換可能である。
【0042】また電磁切換弁74は、その消磁状態でパ
イロット油路73を遮断するとともに該電磁切換弁74
よりも下流側のパイロット油路73をリザーバ67に連
通させる状態と、励磁状態でパイロット油路73を連通
させる状態とを切換可能である。
【0043】すなわち電磁流体圧制御弁手段681
は、電磁切換弁74の消磁状態で切換制御弁72が弁作
動・休止切換手段401 における油圧室41の油圧を解
放して吸気弁VI および排気弁VE を開閉作動せしめる
状態となり、また電磁切換弁74の励磁状態で切換制御
弁72が弁作動・休止切換手段401 における油圧室4
1に油圧を作用せしめて吸気弁VI および排気弁VE
閉弁休止させる状態となる。
【0044】第2ないし第4気筒C2 〜C4 の弁作動・
休止切換手段402 〜404 に個別に対応する電磁流体
圧制御弁手段682 〜684 は、上述の電磁流体圧制御
弁手段681 と同様に構成される。
【0045】各電磁流体圧制御弁手段681 〜684
切換作動、すなわち各電磁流体圧制御弁手段681 〜6
4 における電磁切換弁74の消磁・励磁は制御ユニッ
ト75により制御される。
【0046】図8において、制御ユニット75は、アク
セル操作開度θACC 、機関回転数N E 、吸気圧PB 、ス
ロットル開度θTH、機関冷却水温TW 、油温TOIL 、変
速ギヤ比Gならびにクランク角θC 等により機関の運転
状態を検出する運転状態検出手段76と、運転状態検出
手段76で検出された運転状態が気筒休止を実行すべき
状態であるか否かを判断する気筒休止判断手段77と、
気筒休止を実行すべき運転状態での各気筒C1 〜C4
の吸気弁VI の休止タイミングを設定する休止タイミン
グ設定手段78と、クランク角θC により圧縮行程に在
る気筒を判別する気筒判別手段79と、該気筒判別手段
79および休止タイミング設定手段78からの信号によ
り休止気筒を選択して各電磁流体圧制御弁手段681
684 の切換作動すなわち各弁作動・休止切換手段40
1 〜404 の切換作動を実行する休止気筒選択手段80
とを備える。
【0047】また吸気弁VI および排気弁VE の作動休
止と並行して、点火プラグPの点火休止と、燃料噴射休
止とを実行するために、点火装置81および各気筒C1
〜C 4 の燃料噴射弁VFI…に、気筒判別手段79および
休止気筒選択手段80からの信号がそれぞれ並列して入
力される。
【0048】制御ユニット75における気筒休止判断手
段77では、機関が暖機状態にあってしかも機関負荷お
よび機関回転数NE が所定の領域に在ると認識したとき
に気筒休止を実行すべき運転状態と判断される。
【0049】また休止タイミング設定手段78において
は、たとえば表1および表2で示すように、機関弁休止
周期が異なる複数の制御モードが設定されており、それ
らの制御モードが機関運転状態に応じて選択される。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】 上記表1および表2において、○は作動状態、×は休止
状態をそれぞれ示すものである。而して表1にあって
は、各気筒C1 〜C4 の休止周期が1回の作動に続いた
2回の休止を繰り返すように休止周期が等間隔に設定さ
れており、各気筒C1 〜C4 の機関弁休止周期が等間隔
である。それに対し、表2にあっては、第1および第3
気筒C1 ,C3 の休止周期が休止および作動を1回毎に
繰り返すように均等に設定され、第2および第4気筒C
2 ,C4 の休止周期が2回続けた休止の後に作動が2回
続く周期を繰り返すように不均等に設定されている。す
なわち第1および第3気筒C1 ,C3 ではクランク回転
が12回転で3回休止するのに対し、第2および第4気
筒C2 ,C4 ではクランク12回転で4回休止するよう
に休止周期が設定される。しかも表1にあっては、少な
くとも2気筒間たとえば第1あるいは第2気筒C1 ,C
2 に対する第3あるいは第4気筒C3 ,C4 の休止周期
の位相が異なり、表2にあっては、全ての気筒C1 〜C
4 の休止周期の位相が異なるように設定される。
【0052】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、制御ユニット75は、機関が気筒休止運転状態に
在るときには、各気筒C1 〜C4 毎に設定される休止周
期に応じて全気筒C1 〜C4 の吸気弁VI および排気弁
E の作動・休止を繰り返すように、各気筒C1 〜C4
毎に独立した弁作動・休止切換手段401 〜404 の切
換作動を制御するので、全気筒C1 〜C4 において暖機
状態を維持することが可能であり、一部気筒のみを休止
するようにした従来のもので生じていた気筒間のアンバ
ランスを解消し、燃費の増大や排ガス性状の悪化を防止
することができる。
【0053】また吸気弁VI の休止周期を異ならせて各
気筒C1 〜C4 毎に設定された複数の制御モードを機関
運転状態に応じて選択可能であり、休止気筒でのオイル
上がりやオイル下がりのアンバランス、機関出力、燃費
および振動等を考慮して機関運転状態に適合した制御モ
ードを選択することにより、ポンピングロスの低減およ
び燃費の低減を機関運転状態により適合して果たすこと
ができる。しかも気筒休止すべき運転状態では気筒休止
運転を続行することができるので、気筒休止によるポン
ピングロスの低減および燃費の低減を充分に図ることが
できる。また各気筒C1 〜C4 における吸気弁VI の休
止周期は、少なくとも2気筒間で位相を異ならせて設定
されるものであり、気筒休止状態における機関の円滑な
運転が可能となる。
【0054】ところで、表1および表2で示した機関弁
休止周期と、特定気筒のみを休止するようにしていた従
来タイプのものとを各気筒C1 〜C4 の点火気筒順に並
べて示すと表3のようになる。
【0055】
【表3】 この表3で明らかなように、従来のように一部気筒の休
止を行なうようにしたものにあっては爆発機会が2/4
(1/2)であり、表2タイプのものも点火機会が1/
2であるが、表1タイプのものでは爆発機会が1/3と
なる。すなわち表1で示すような休止タイミングでは、
爆発機会をより減少させることができ、これにより休止
運転の負荷領域を拡大することができ、燃費をより低減
することが可能となる。しかも表1タイプのものでは点
火間隔が等間隔であるのに対し、表2タイプのものでは
点火間隔が不等間隔である。
【0056】すなわち図9において、極小スロットル開
度では、気筒休止運転は全気筒運転に比べてポンピング
ロス低減分だけ機関の正味出力は高くなり、高スロット
ル開度となるにつれて気筒休止運転では気筒休止分だけ
前記正味出力が低下するので、気筒休止運転と全気筒運
転とのクロスポイントが存在するものであり、このクロ
スポイントで全気筒運転および気筒休止運転の切換をす
ることは公知である。この際、爆発機会を減らすことに
よりポンピングロスをより低減することができるので、
従来のものに比べてクロスポイントもより高いスロット
ル開度側に移ることになる。したがって気筒休止運転の
負荷領域を拡大することができ、機関運転モードにおけ
る気筒休止運転割合を増加して、より燃費を低減するこ
とが可能となるのである。
【0057】また図10で示すように、4気筒のうち3
気筒を休止する運転状態と、2気筒を休止する運転状態
と、1気筒を休止する運転状態と、全気筒を運転する運
転状態とを切換可能としておき、スロットル開度が小さ
い範囲での上記各運転状態間のクロスポイントP1 ,P
2 ,P3 で休止気筒の数を順次切換えるようにすると、
図10の斜線部で示す部分でポンピングロスを低減して
出力増大を図ることができる。
【0058】さらに表4で示すように、各気筒C1 〜C
4 での機関弁休止周期を異ならせるが所定回数のクラン
ク回転での吸気弁VI の休止回数を各気筒C1 〜C4
で均等とした複数の制御モード、たとえばAモード、B
モードおよびCモードを設定しておき、それらの制御モ
ードを機関運転状態に応じて選択するようにしてもよ
い。
【0059】
【表4】 このように全気筒C1 〜C4 の吸気弁VI が所定回数の
クランク回転で同一回数だけ休止する休止サイクルを定
めておくことにより、全気筒C1 〜C4 での気筒休止に
よる温度条件を同一に維持することが可能となる。
【0060】図11ないし図15は本発明の第2実施例
を示すものであり、図11は弁作動・休止切換手段に連
なる油圧回路を示す図、図12は図4に対応する吸気弁
用動弁装置の構成を示す縦断側面図、図13はロータリ
ー弁の構成を示す斜視図、図14は吸気弁の休止タイミ
ングチャート、図15はロータリー弁の作動過程を示す
図である。
【0061】先ず図11において、第1気筒C1 の弁作
動・休止切換手段401 はロータリー弁841 を介して
電磁流体圧制御弁手段58A に接続され、第2気筒C2
の弁作動・休止切換手段402 はロータリー弁842
介して電磁流体圧制御弁手段58A に接続され、第3気
筒C3 の弁作動・休止切換手段403 はロータリー弁8
3 を介して電磁流体圧制御弁手段58B に接続され、
第4気筒C4 の弁作動・休止切換手段404 はロータリ
ー弁844 を介して電磁流体圧制御弁手段58 B に接続
される。すなわち油圧源59からの油圧の作用・解放を
制御する電磁流体圧制御弁手段58A ,58B が第1お
よび第2気筒C1 ,C2 から成る群、ならびに第3およ
び第4気筒C3 ,C4 から成る群毎に1つずつ配設さ
れ、それらの電磁流体圧制御弁手段58A ,58B と各
弁作動・休止切換手段401 〜40 4 との間に個別のロ
ータリー弁841 〜844 がそれぞれ設けられる。
【0062】電磁流体圧制御弁手段58A ,58B は、
第1実施例における図7で示した電磁流体圧制御弁手段
581 と同一の構成をそれぞれ有するものであり、制御
ユニット75によりそれぞれ制御される。
【0063】ロータリー弁841 〜844 は、クランク
回転に同期した機械的作動により各弁作動・休止切換手
段401 〜404 への作動流体の供給タイミングを定め
る機械作動弁であり、たとえばカム軸30からの回転動
力が調時伝動手段85を介して各ロータリー弁841
844 に伝達される。
【0064】図12および図13を併せて参照して、ロ
ータリー弁841 は、横断面円形であってカム軸30と
平行に延びる摺動孔86を有して機関本体Eのシリンダ
ヘッド20に固設されるハウジング87と、前記摺動孔
86に軸線まわりの回転を可能として嵌合される円柱状
の弁体88とを備える。
【0065】而して調時伝動手段85は、図12で示す
ように、たとえばカム軸30に固定される調時輪89
と、弁体88に固定される調時輪90とに無端状のチェ
ーンやベルト等の伝動帯91が巻掛けられて成るもので
ある。しかも、表1で示したように、1回の作動に続い
た2回の休止を繰り返す休止周期にあっては、調時輪8
9に対する調時輪90の外径比は1/3に設定される。
【0066】弁体88には、電磁流体圧制御弁手段58
A に通じる給油路92と、リザーバ60,67と同一あ
るいは別のリザーバ93に通じる排油路94とが、弁体
88の軸線に沿って平行に穿設されており、弁体88の
外周には、給油路92に通じる給油溝95と、排油路9
4に通じる排油溝96とが設けられる。而して給油溝9
5は、弁体88の軸線まわりに略240度の範囲にわた
って設けられるものであり、排油溝96は、給油溝95
とは弁体88の軸線方向に間隔をあけた位置で給油溝9
5が設けられている範囲を除く略120度の範囲にわた
って設けられる。
【0067】一方、ハウジング87には、弁作動・休止
切換手段401 の油路49に通じる油路97が設けられ
るとともに、摺動孔86の内面に開口して前記油路97
に通じる連通溝98が設けられており、該連通溝98
は、弁体88の回転に応じて給油溝95および排油溝9
6のいずれにも連通可能とすべく摺動孔86の軸線方向
に沿って長く形成される。
【0068】このようなロータリー弁841 にあって
は、電磁流体圧制御弁手段58A を油圧作用状態、すな
わち電磁切換弁74を励磁状態としたときに、図14
(c)で示すようにロータリー弁841 が作動し、それ
に応じて吸気弁VI が図14(d)で示すように、1回
作動した後に2回続けて休止せしめられることになる。
【0069】すなわち図14(a)で示す3回のクラン
ク回転に応じてロータリー弁841の弁体88は、図1
4(b)で示すように1回回転するものであり、クラン
ク角の最初の1回転が終了した直後の時刻t1 までは図
15(a)で示すように弁体88は排油溝96を油路9
7に連通した状態に在り、時刻t1 で給油路95が油路
97に連通すると、弁作動・休止切換手段401 の油圧
室41に油圧が作用することになる。而してトリガ機構
53におけるトリガ板54のトリガ板部54aが、吸気
弁VI の作動に伴って図14(e)で示すようにリフト
するのに伴い、吸気弁VI が閉弁休止状態となる時刻t
2 で、図14(f)で示すように弁作動・休止切換手段
401 が連結状態から連結解除状態へと切換作動する。
この間、ロータリー弁841 の弁体88は図15(b)
で示すように給油溝96を油路97に連通した状態に在
る。したがって2回目の吸気弁VI の開弁時期にあって
も吸気弁VI は閉弁休止したままとなっている。
【0070】弁体88は、3回目の開弁時期となっても
給油溝96を油路97に連通した状態のままであり、し
たがって吸気弁VI は3回目の開弁時期にあっても閉弁
休止状態のままとなっている。而して、3回目の開弁時
期の途中である時刻t3 ではロータリー弁841 はその
排油溝96を油路97に連通した状態となり、図15
(c)で示すように、油路97から作動油を排出するよ
うになる。而してトリガ機構53におけるトリガ板54
のトリガ板部54aがリフトするのに伴い、閉弁休止状
態に在る吸気弁VI の休止時期すなわち自由ロッカアー
ム28が作動カム34のベース円部34aに当接する時
刻t4 で、弁作動・休止切換手段401 が連結解除状態
から連結状態へと切換作動する。その後、弁体88は、
図15(d)て示すように排油溝96を油路97に連通
させた位置から図15(a)の位置に戻ることになる。
【0071】このようにして、ロータリー弁841 は、
吸気弁VI を閉弁休止させるときには、吸気弁VI の1
回の作動に続いて吸気弁VI を2回休止させるようにし
て、弁作動・休止切換手段401 への油圧作用・解放を
機械的に制御することになる。
【0072】また第1気筒C1 の排気弁VE について
も、その弁作動・休止切換手段401に上述と同様のロ
ータリー弁841 が接続されており、排気弁VE も1回
の作動に続いて2回休止するように制御されることにな
る。
【0073】第2ないし第4気筒C1 〜C4 の吸気弁V
I ,VE についても上記第1気筒C 1 と同様の構成のロ
ータリー弁842 〜844 により休止タイミングが制御
されることになる。
【0074】この第2実施例によると、各気筒C1 〜C
4 の弁作動・休止切換手段401 〜404 への作動流体
の供給タイミングが、クランク回転に連動して機械的に
作動するロータリー弁841 〜844 で制御されるの
で、気筒判別を行なう必要かなく、しかも気筒判別によ
る制御を行なう際には信号の遅れや油圧の立ち上がり遅
れ等が生じるのに対し、そのような考慮をすることが不
要となる。しかも電磁流体圧制御弁手段58A ,58B
を複数気筒群毎に1つずつ配設すればよいので、比較的
高価であるソレノイド弁の個数を低減することができ
る。
【0075】ただし、油圧作用・解放のタイミングによ
っては、吸気弁VI の開弁後に排気弁VE が閉弁休止し
て燃焼ガスの円滑な排除が困難となったり、吸気弁VI
の閉弁休止後に排気弁VE が開弁して排気マニホールド
E 側からの燃焼ガスの逆流が生じたりすることがある
ので、そのような不都合が生じ難い気筒毎に、たとえば
第1および第2気筒C1 ,C2 、ならびに第3および第
4気筒C3 ,C4 毎に電磁流体圧制御弁手段58A ,5
B で油圧の作用タイミングを制御することが望まし
い。
【0076】図16は本発明の第3実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0077】ロッカアーム軸26′には、吸気弁VI
連動、連結される駆動ロッカアーム27′と、該駆動ロ
ッカアーム27′の一側に隣接した第1自由ロッカアー
ム28と、駆動ロッカアーム27′の他側に隣接した第
2自由ロッカアーム100とが揺動可能に支承される。
またカム軸30′には、駆動ロッカアーム27′に摺接
する休止部32と、第1自由ロッカアーム28に摺接す
る第1作動カム34と、第2自由ロッカアーム100に
摺接する第2作動カム101とが一体に設けられる。而
して第1作動カム34が機関の高速運転域に対応したカ
ムプロフィルを有するのに対し、第2作動カム101は
第1作動カム34よりも低速の運転域に対応したカムプ
ロフィルを有するものである。
【0078】駆動ロッカアーム27′および第1自由ロ
ッカアーム28間には、両ロッカアーム27′,28の
連結・連結解除を切換可能な連結切換手段401Aが設け
られ、駆動ロッカアーム27′および第2自由ロッカア
ーム100間には、両ロッカアーム27′,100の連
結・連結解除を切換可能な連結切換手段401Bが設けら
れる。而して両連結切換手段401A,401Bは、第1実
施例における弁作動休止切換手段401 と基本的に同一
の構成を有するものであり、油圧解放時の連結状態と油
圧作用時の連結解除状態とを切換可能である。しかもロ
ッカアーム軸26′には、一方の連結切換手段401A
連なる油路49A と、他方の連結切換手段401Bに連な
る油路49B とが相互に独立して設けられており、両連
結切換手段401A,401Bは相互に独立した切換作動が
可能である。
【0079】この第3実施例では、両連結切換手段40
1A,401Bをともに連結解除状態として吸気弁VI を休
止する状態と、連結切換手段401Bを連結状態とするが
連結切換手段401Aを連結解除状態として吸気弁VI
第2作動カム101で開閉作動せしめる状態と、連結切
換手段401Aを連結状態とするが連結切換手段401B
連結解除状態として吸気弁VI を第1作動カム34で開
閉作動せしめる状態とを切換可能であり、弁稼働状態で
動弁特性を切換可能として機関運転状態により適合した
動弁制御が可能となる。
【0080】図17は本発明の第4実施例を示すもので
あり、第1作動カム34に摺接する第1自由ロッカアー
ム28と、第2作動カム101に摺接する第2自由ロッ
カアーム100との間で、ロッカアーム軸26′には、
一対の吸気弁VI ,VI に連動、連結されるとともに休
止部32に摺接される駆動ロッカアーム27″が揺動可
能に支承され、駆動ロッカアーム27″および第1自由
ロッカアーム28間には、両ロッカアーム27″,28
の連結・連結解除を切換可能な連結切換手段401Aが設
けられ、駆動ロッカアーム27″および第2自由ロッカ
アーム100間には、両ロッカアーム27″,100の
連結・連結解除を切換可能な連結切換手段401Bが設け
られる。
【0081】この第4実施例によれば、一対の吸気弁V
I ,VI を休止する状態と、一対の吸気弁VI ,VI
第2作動カム101で開閉作動せしめる状態と、一対の
吸気弁VI ,VI を第1作動カム34で開閉作動せしめ
る状態とが切換可能となる。
【0082】図18は本発明の第5実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0083】ロッカアーム軸26″には、一対の吸気弁
I ,VI の一方が連動、連結される第1駆動ロッカア
ーム27A と、両吸気弁VI ,VI の他方が連動、連結
されるとともに第1駆動ロッカアーム27A に隣接する
第2駆動ロッカアーム27Bと、第2駆動ロッカアーム
27B とは反対側で第1駆動ロッカアーム27A に隣接
した第1自由ロッカアーム28と、第1駆動ロッカアー
ム27A とは反対側で第2駆動ロッカアーム27B に隣
接した第2自由ロッカアーム100とが揺動可能に支承
される。またカム軸30″には、第1および第2駆動ロ
ッカアーム27 A ,27B にそれぞれ個別に摺接する一
対の休止部32,32と、第1自由ロッカアーム28に
摺接する第1作動カム34と、第2自由ロッカアーム1
00に摺接する第2作動カム101とが一体に設けられ
る。
【0084】第1駆動ロッカアーム27A および第1自
由ロッカアーム28間には、両ロッカアーム27A ,2
8の連結・連結解除を切換可能な連結切換手段401A
設けられ、第2駆動ロッカアーム27B および第2自由
ロッカアーム100間には、両ロッカアーム27B ,1
00の連結・連結解除を切換可能な連結切換手段40 1B
が設けられ、両駆動ロッカアーム27A ,27B 間に
は、両ロッカアーム27 A ,27B の連結・連結解除を
切換可能な連結切換手段401Cが設けられる。而して各
連結切換手段401A,401B,401Cは、第1実施例に
おける弁作動休止切換手段401 と基本的に同一の構成
を有するものであり、油圧解放時の連結状態と油圧作用
時の連結解除状態とを切換可能である。しかもロッカア
ーム軸26″には、連結切換手段401Aに連なる油路4
A と、連結切換手段401Bに連なる油路49B と、連
結切換手段401Cに連なる油路49C とが相互に独立し
て設けられており、各連結切換手段401A,401B,4
1Cは相互に独立した切換作動が可能である。
【0085】この第5実施例では、全ての連結切換手段
401A,401B,401Cを連結解除状態として両吸気弁
I ,VI をともに休止する気筒休止状態と、連結切換
手段401Bを連結状態とするが連結切換手段401A,4
1Cを連結解除状態として一方の吸気弁VI を休止する
とともに他方の吸気弁VI を第2作動カム101で開閉
作動せしめる状態と、連結切換手段401A,401Bを連
結状態とするが連結切換手段401Cを連結解除状態とし
て一方の吸気弁VI を第1作動カム34で開閉作動する
とともに他方の吸気弁VI を第2作動カム101で開閉
作動せしめる状態と、全ての連結切換手段401A,40
1B,401Cを連結状態とすることにより両吸気弁VI
I を第1作動カム34で開閉作動せしめる状態とを切
換可能であり、より細分化した動弁制御が可能である。
【0086】図19は本発明の第6実施例を示すもので
あり、各気筒C1 〜C4 での燃焼の実行・休止を支配す
る燃焼支配手段として各気筒C1 〜C4 に個別に対応し
て吸気マニホールドMI に設けられる燃料噴射弁VFI
の作動が制御ユニット75で制御される。而して制御ユ
ニット75は、機関が気筒休止運転状態に在るときに予
め設定された気筒休止周期に応じて各気筒C1 〜C4
作動・休止を繰り返すように前記各燃料噴射弁VFI…の
作動・休止を切換制御するものであり、しかも気筒休止
周期が異なる複数の制御モードが予め設定されており、
機関運転状態に応じて選択された制御モードにより燃料
噴射弁VFI…が制御される。
【0087】図20は本発明の第7実施例を示すもので
あり、吸気マニホールドMI には、各気筒C1 〜C4
の混合気の供給を遮断可能な遮断弁103…が各気筒C
1 〜C4 に個別に対応して設けられ、各遮断弁103…
にはアクチュエータ104…がそれぞれ連結される。而
して遮断弁103およびアクチュエータ104は、各気
筒C1 〜C4 での燃焼の実行・休止を支配する燃焼支配
手段105を構成するものであり、この燃焼支配手段1
05…の作動が制御ユニット75により制御される。而
して制御ユニット75は、機関が気筒休止運転状態に在
るときに予め設定された気筒休止周期に応じて全気筒の
作動・休止を繰り返すように燃焼支配手段105…の作
動・休止を各気筒毎に切換制御するものであり、気筒休
止周期が異なる複数の制御モードを機関運転状態に応じ
て選択可能である。
【0088】本発明のさらに他の実施例として、各気筒
1 〜C4 での燃焼を支配する燃焼支配手段としての各
点火プラグP…の点火・休止を制御ユニット75で制御
するようにしてもよい。
【0089】ところで上記実施例では、4気筒の内燃機
関について説明したが、本発明は5気筒の内燃機関にも
適用可能であり、C1 〜C5 の5気筒から成る内燃機関
の場合にはたとえば表5で示す複数の制御モードが設定
され、機関運転状態に応じて各制御モードの1つが選択
される。
【0090】
【表5】 上記表5において、爆発機会は、第1モードで1/4、
第2モードで1/3、第3モードで1/2となる。
【0091】また本発明は6気筒の内燃機関にも適用可
能であり、C1 〜C6 の6気筒から成る内燃機関の場合
にはたとえば表6で示す複数の制御モードか設定され、
機関運転状態に応じて各制御モードの1つが選択され
る。
【0092】
【表6】 上記表6において、爆発機会は、第1モードで1/2、
第2モードで1/5、第3モードで1/4、第4モード
で1/3となり、また点火間隔は第1および第2モード
で等間隔であるのに対し、第3および第4モートでは不
等間隔となる。
【0093】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0094】たとえば本発明は、4サイクル内燃機関だ
けでなく2サイクル内燃機関にも適用可能であり、また
吸気弁VI および排気弁VE のうち吸気弁VI のみを閉
弁休止することにより気筒休止を行なうようにした内燃
機関にも適用可能である。
【0095】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、複
数気筒にそれぞれ配設される機関弁の作動を休止して一
部気筒の運転を休止可能な多気筒内燃機関において、機
関弁の作動および休止を各気筒毎に独立して切換可能と
して各気筒毎に設けられる弁作動・休止切換手段と、機
関が気筒休止運転状態に在るときに予め設定された機関
弁休止周期に応じて全気筒の機関弁の作動・休止を繰り
返すように前記弁作動・休止切換手段の作動を制御する
制御ユニットとを備えるので、各気筒の機関弁をそれぞ
れ閉弁休止させるようにして、長時間の気筒休止運転継
続後に全気筒運転状態に復帰したときに一部気筒で不完
全な暖機状態となることを防止することができ、機関弁
の作動停止による気筒休止でポンピングロスの低減およ
び燃費低減を図ることが可能となる。
【0096】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、機関弁休止周期が異
なる複数の制御モードが設定され、制御ユニットは、そ
れらの制御モードを機関運転状態に応じて選択可能であ
るので、機関運転状態に適合した気筒休止を選択するこ
とができる。
【0097】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、所定回数のクラ
ンク回転での機関弁の休止回数が気筒間で異なる休止サ
イクルを含めて機関弁休止周期が設定されるので、機関
弁休止周期設定の幅を広げて気筒休止制御の細分化およ
び広域化を図ることができる。
【0098】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、各気筒での機関弁休止周
期を異ならせるが所定回数のクランク回転での機関弁の
休止回数を気筒間で均等とした複数の制御モードが設定
され、制御ユニットは、それらの制御モードを機関運転
状態に応じて選択可能であるので、長時間の気筒休止運
転継続後に全気筒運転状態に復帰したときの各気筒間で
のアンバランスをより確実に解消することができる。
【0099】請求項5記載の発明の構成によれば、上記
請求項1記載の発明の構成に加えて、各気筒の機関弁休
止周期は、少なくとも2気筒間で位相を異ならせて設定
されるので、気筒休止時の機関の運転を円滑ならしめる
ことができる。
【0100】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3または4記載の発明の構成に加えて、各気筒
の弁作動・休止切換手段は流体圧により機関弁の作動・
休止を切換可能に構成され、各気筒の弁作動・休止切換
手段には、制御ユニットによりそれぞれ制御される電磁
流体圧制御弁手段がそれぞれ個別に接続されるので、各
電磁流体圧制御弁手段の個別制御により、各気筒の機関
弁の閉弁休止周期を精密に制御することができる。
【0101】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3または4記載の発明の構成に加えて、各気筒
の弁作動・休止切換手段は流体圧により機関弁の作動・
休止を切換可能に構成され、複数気筒群毎に1つずつ配
設されて制御ユニットにより制御される電磁流体圧制御
弁手段と、各気筒の弁作動・休止切換手段との間には、
クランク回転に連動した機械的作動により各弁作動・休
止切換手段への作動流体の供給タイミングを定める機械
作動弁がそれぞれ設けられるので、比較的高価な流体圧
制御弁手段の個数を低減し、クランク回転に連動した機
械的な作動による機関弁の作動・休止切換を実行可能と
なる。
【0102】さらに請求項8記載の発明は、燃焼の実行
・休止を支配して複数気筒にそれぞれ配設される燃焼支
配手段の作動を休止して一部気筒の運転を休止可能な気
筒数制御内燃機関において、機関が気筒休止運転状態に
在るときに予め設定された気筒休止周期に応じて全気筒
の作動・休止を繰り返すように前記燃焼支配手段の作動
・休止を各気筒毎に切換制御する制御ユニットを備え、
該制御ユニットは、気筒休止周期が異なる複数の制御モ
ードを機関運転状態に応じて選択可能であるので、各気
筒をそれぞれ気筒休止させるようにして、長時間の気筒
休止運転継続後に全気筒運転状態に復帰したときに一部
気筒で不完全な暖機状態となることを防止することがで
き、しかも機関運転状態に適合した気筒休止を選択する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の4気筒内燃機関の簡略化した平面
図である。
【図2】吸気弁用動弁装置の平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】弁休止状態での図5に対応する断面図である。
【図7】弁作動・休止切換手段に連なる油圧回路を示す
図である。
【図8】制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図9】気筒休止・全気筒運転の切換ポイントを従来と
対比して示す図である。
【図10】休止気筒数の変化による出力変化を示す図で
ある。
【図11】第2実施例における弁作動・休止切換手段に
連なる油圧回路を示す図である。
【図12】図4に対応する吸気弁用動弁装置の構成を示
す縦断側面図である。
【図13】ロータリー弁の構成を示す斜視図である。
【図14】吸気弁の休止タイミングチャートである。
【図15】ロータリー弁の作動過程を示す図である。
【図16】第3実施例の図2に対応する平面図である。
【図17】第4実施例の図2に対応する平面図である。
【図18】第5実施例の図2に対応する平面図である。
【図19】第6実施例の図1に対応する平面図である。
【図20】第7実施例の図1に対応する平面図である。
【符号の説明】
401 〜404 ・・・弁作動・休止切換手段 581 〜584 ,58A ,58B ・・・電磁流体圧制御
弁手段 75・・・制御ユニット 841 〜844 ・・・機械作動弁としてのロータリー弁 105・・・燃焼支配手段 C1 〜C4 ・・・気筒 VE ・・・機関弁としての排気弁 VFI・・・燃焼支配手段としての燃料噴射弁 VI ・・・機関弁としての吸気弁
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 17/02 V

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数気筒(C1 〜C4 )にそれぞれ配設
    される機関弁(VI,VE )の作動を休止して一部気筒
    の運転を休止可能な気筒数制御内燃機関において、機関
    弁(VI ,VE )の作動および休止を各気筒(C1 〜C
    4 )毎に独立して切換可能として各気筒(C1 〜C4
    毎に設けられる弁作動・休止切換手段(401 〜4
    4 )と、機関が気筒休止運転状態に在るときに予め設
    定された機関弁休止周期に応じて全気筒(C1 〜C4
    の機関弁(VI ,VE )の作動・休止を繰り返すように
    前記弁作動・休止切換手段(401 〜404 )の作動を
    制御する制御ユニット(75)とを備えることを特徴と
    する気筒数制御内燃機関。
  2. 【請求項2】 機関弁休止周期が異なる複数の制御モー
    ドが設定され、制御ユニット(75)は、それらの制御
    モードを機関運転状態に応じて選択可能であることを特
    徴とする請求項1記載の気筒数制御内燃機関。
  3. 【請求項3】 所定回数のクランク回転での機関弁(V
    I ,VE )の休止回数が気筒(C1 〜C4 )間で異なる
    休止サイクルを含めて機関弁休止周期が設定されること
    を特徴とする請求項1または2記載の気筒数制御内燃機
    関。
  4. 【請求項4】 各気筒(C1 〜C4 )での機関弁休止周
    期を異ならせるが所定回数のクランク回転での機関弁
    (VI ,VE )の休止回数を気筒(C1 〜C4)間で均
    等とした複数の制御モードが設定され、制御ユニット
    (75)は、それらの制御モードを機関運転状態に応じ
    て選択可能であることを特徴とする請求項2記載の気筒
    数制御内燃機関。
  5. 【請求項5】 各気筒(C1 〜C4 )の機関弁休止周期
    は、少なくとも2気筒間で位相を異ならせて設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の気筒数制御内燃機関。
  6. 【請求項6】 各気筒(C1 〜C4 )の弁作動・休止切
    換手段(401 〜404 )は流体圧により機関弁
    (VI ,VE )の作動・休止を切換可能に構成され、各
    気筒(C1 〜C4 )の弁作動・休止切換手段(401
    404 )には、制御ユニット(75)によりそれぞれ制
    御される電磁流体圧制御弁手段(581 〜584 )が個
    別に接続されることを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の気筒数制御内燃機関。
  7. 【請求項7】 各気筒(C1 〜C4 )の弁作動・休止切
    換手段(401 〜404 )は流体圧により機関弁
    (VI ,VE )の作動・休止を切換可能に構成され、複
    数気筒群毎に1つずつ配設されて制御ユニット(75)
    により制御される電磁流体圧制御弁手段(58A ,58
    B )と、各気筒(C1 〜C4 )の弁作動・休止切換手段
    (401 〜404 )との間には、クランク回転に連動し
    た機械的作動により各弁作動・休止切換手段(401
    404 )への作動流体の供給タイミングを定める機械作
    動弁(841 〜844 )がそれぞれ設けられることを特
    徴とする請求項1、2、3または4記載の気筒数制御内
    燃機関。
  8. 【請求項8】 燃焼の実行・休止を支配して複数気筒
    (C1 〜C4 )にそれぞれ配設される燃焼支配手段(V
    FI,105)の作動を休止して一部気筒の運転を休止可
    能な気筒数制御内燃機関において、機関が気筒休止運転
    状態に在るときに予め設定された気筒休止周期に応じて
    全気筒(C1 〜C4 )の作動・休止を繰り返すように前
    記燃焼支配手段(VFI,105)の作動・休止を各気筒
    (C1 〜C4 )毎に切換制御する制御ユニット(75)
    を備え、該制御ユニット(75)は、気筒休止周期が異
    なる複数の制御モードを機関運転状態に応じて選択可能
    であることを特徴とする気筒数制御内燃機関。
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