JPH089310B2 - マット固定ブラケットの取付構造 - Google Patents

マット固定ブラケットの取付構造

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JPH089310B2
JPH089310B2 JP1120380A JP12038089A JPH089310B2 JP H089310 B2 JPH089310 B2 JP H089310B2 JP 1120380 A JP1120380 A JP 1120380A JP 12038089 A JP12038089 A JP 12038089A JP H089310 B2 JPH089310 B2 JP H089310B2
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JP
Japan
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fixing bracket
mat
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mat fixing
mounting
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JP1120380A
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雄二 恩田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 「マット」とは乗員の足元へそれぞれ別個に敷設され
るサービスマット等のことであり、「マット固定ブラケ
ット」とはこのようなマットの位置を固定(規制)する
ためのものである。そして、この発明は前記の如きマッ
ト固定ブラケットを車体のクロスメンバに取付けるため
の取付構造に関するものである。
<従来の技術> 従来のマット固定ブラケットの取付構造としては、例
えば第3図〜第5図に示されるようなものがある(実開
昭63−160238号公報参照) 1は車体フロアで、フロアパネル2と、このフロアパ
ネル2上に溶接固定した断面ハット形状のセカンドクロ
スメンバ3等から構成されている。そして、この車体フ
ロア1の上面には、略全面にわたってカーペット4(或
いは塩ビマット)が敷設されている。このカーペット4
の厚さ(種類)は車種に応じて相違したものがそれぞれ
採用されるようになっている。5はフロントシートで、
スライドレール(図示せず)を介して前記車体フロア1
に対し前後スライド自在に取付けられている。そしてこ
のフロントシート5の真下位置に相当するセカンドクロ
スメンバ3には、その前方縦壁部6に係入孔7が形成さ
れており、この係入孔7に相当する部分のカーペット4
には該係入孔7を露呈させるための切欠き8が形成して
ある。
9がマット固定ブラケットであり、前記セカンドクロ
スメンバ3の係入孔7に対応する係入孔10を設けた平板
状の取付部11と、該取付部11下端のヒンジ部12を介して
上下回動自在に接続されている回動部13とからなってい
る。この回動部13は1本の細ロッドを曲折形成したもの
であり、その前端には位置決めピン14が垂直状態となる
よう曲折形成してある。また、この位置決めピン14の先
端には膨出部15が形成されている。
そして、このマット固定ブラケット9の取付部11に形
成した係入孔10を、セカンドクロスメンバ3の前方縦壁
部6に形成した係入孔7に対応位置決めし、その両係入
孔7、10内にクリップ16を係入することにより、マット
固定ブラケット9をセカンドクロスメンバ3に対して取
付ける。そして、このようにして取付けたマット固定ブ
ラケット9の回動部13の位置決めピン14へ、サービスマ
ット17の固定孔18を挿通すれば、サービスマット17の位
置ズレ防止を図ることができる。しかも、位置決めピン
14先端の膨出部15がサービスマット17の固定孔18に引っ
掛かることから、固定孔18が位置決めピン14から用意に
離脱することもない。
従って、サービスマット17が乗員の足で前方Fに蹴ら
れたとしても、サービスマット17の固定孔18がマット固
定ブラケット9の位置決めピン14へしっかりと挿通され
ていることから、サービスマット17は前方Fへ位置ズレ
をおこすことはない。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来のマット固定ブラケッ
トの取付構造にあっては、マット固定ブラケット9をク
リップ16にてセカンドクロスメンバ3の前方縦壁部6へ
取付けていたため、サービスマット17が乗員の足等によ
り前方Fへ向けて蹴られた場合など、このサービスマッ
ト17からマット固定ブラケット9に作用する前方Fへの
入力が、そのままクリップ16の抜け方向(外れ方向)と
一致するため、取付強度の面からあまり好ましいとは言
えなかった。すなわち、前方Fへの力が強すぎると、ク
リップ16の結合力がその入力に負け、クリップ16が係入
孔7、10から抜け外れてしまうこととなる。
また、マット固定ブラケット9の取付強度を、前述の
如くクリップ16のセカンドクロスメンバ3に対する結合
力にだけ依存していたため、比較的結合力の強力なクリ
ップ16しか使用できず、使用可能なクリップ16の種類に
限りがあった。
更に、車体フロア1上に敷設されるカーペット4の厚
さ(種類)に応じ、マット固定ブラケット9からセカン
ドクロスメンバ3までの距離が相違するために、カーペ
ット4の厚さ(種類)に応じて最適な長さのクリップ16
をそれぞれ用意しなければならない煩わしさもあった。
<課題を解決するための手段> この発明に係るマット固定ブラケットの取付構造は、
上記の如き課題を解決するために、マット固定ブラケッ
トの取付部がクロスメンバの上面部に沿う水平部を有
し、該水平部と上面部とをクリップにて取付けると共
に、該水平部及び上面部の一方に係合孔を形成し且つ他
方に該係合孔に係入する切起こし部を形成して、マット
固定ブラケットのクロスメンバから離反する水平方向へ
の移動を規制するようにしたものである。
<作用> 切起こし部と係合孔との係合により、マット固定ブラ
ケットのクロスメンバから離反する水平方向への移動が
規制されるため、マットが乗員の足等により前方へ蹴ら
れたような場合でも、マット固定ブラケットに作用する
前方への入力をこの係合部同士の係合にて受け止めるこ
とができ、マット固定ブラケットのクロスメンバに対す
る十分な取付強度を確保することができる。
また、上記の如く、マット固定ブラケットに作用する
入力を切起こし部と係合孔との係合にて受け止めること
ができ、クリップだけがマット固定ブラケットの取付強
度を担うものではないので、比較的結合力の小さなクリ
ップでも使用でき、使用できるクリップの選択自由度が
広がる。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施例に係るマット固定ブラケット19の取付部20
は、セカンドクロスメンバ21の上面部22に沿った状態の
水平部23と、該水平部23の前端から下方へ曲折されてセ
カンドクロスメンバ21の前方縦壁部24に沿った状態の前
面部25とを有している。そしてこの取付部20の水平部23
には、下向きの切起こし部26と、クリップ27係入用の係
入孔28とが形成してある。また、取付部20の前面部25に
は、その下端に従来と同様のヒンジ部29が設けてあり、
このヒンジ部29には回動部30が持ち上げ回動自在に接続
されている。この実施例における回動部30は従来のもの
とは異なり、ヒンジ部29にて支持している部分からいっ
たんhだけ下方へ曲折した部分31を有している。尚、サ
ービスマット17の固定孔18を挿通するための位置決めピ
ン32や、この位置決めピン32の先端に形成した膨出部33
は従来と略同様である。また、回動部30の取付部20(ヒ
ンジ部29)に対する交換は容易であるので、長さhの異
なる回動部30を数種類用意しておけば、車種によりセカ
ンドクロスメンバ21の高さHが相違しても、回動部30だ
けをその高さHに相応する長さhのものと交換すること
により対処することができる。
一方、セカンドクロスメンバ21の上面部22には、前記
下向きの切起こし部26を係合させるための係合孔34と、
前記マット固定ブラケット19の係入孔28に対応する係入
孔35とが形成されている。また、これら係合孔34や係入
孔35に対応する部分のカーペット36には、これら係合孔
34及び係入孔35お露呈させるための切欠き37が形成して
ある。
次に、マット固定ブラケット19のセカンドクロスメン
バ21に対する取付け方を説明する。まずマット固定ブラ
ケット19の取付部20に形成した切起こし部26を、セカン
ドクロスメンバ21の上面部22に形成した係合孔34内へ上
方から挿入して係合状態とする。次に互いに対応状態と
なる係入孔28、35にクリップ27を係入する。このクリッ
プ27の外面には逆止用の凹凸38が多段形成されており、
この凹凸38が各係入孔28、35へそれぞれ係合すること
で、マット固定ブラケット19とセカンドクロスメンバ21
とが結合されるようになっている。
このようにしてセカンドクロスメンバ21へ取付けられ
たマット固定ブラケット19は、その切起こし部26と係合
孔34とが前後相対移動不能状態で係合し合っていること
から、サービスマット17が乗員の足で前方F(セカンド
クロスメンバ21から離反する水平方向)へ蹴られたよう
な場合でも、マット固定ブラケット19に作用する前方F
への入力をこの切起こし部26と係合孔34との係合にて確
実に受け止めることができる。すなわち、サービスマッ
ト17からマット固定ブラケット19に作用する入力の方向
(前方F)と、マット固定ブラケット19(或いは切起こ
し部26)の抜け方向(上方U)とが相違しているため、
マット固定ブラケット19に対しサービスマット17から前
方Fへの強い入力があったとしても、マット固定ブラケ
ット19がセカンドクロスメンバ21から外れることはな
い。
このように、切起こし部26と係合孔34との係合が、マ
ット固定ブラケット19の前方Fへの入力に対抗する取付
強度を担うこととなるために、クリップ27は単にマット
固定ブラケット19のセカンドクロスメンバ21からの浮き
上がりを防止するだけで良く、従来のように特別に結合
力が強力なクリップを必要とはしない。特に、この実施
例に係るクリップ27は、外面に形成した凹凸38が各係入
孔28、35に対し、任意位置で係合するようになっている
ため、車種によりカーペット36の厚さ(種類)が相違し
ても、このクリップ27が一種類あれば足りる。更に、マ
ット固定ブラケット19を取付けるためのクリップ27及び
切起こし部26がそれぞれセカンドクロスメンバ21の上面
部22に位置することから、外部からそれが見えづらくな
り、見映え上も有利となる。
尚、以上の説明において、切起こし部26をマット固定
ブラケット19に、係合孔34をセカンドクロスメンバ21の
上面部22にそれぞれ形成した例を示したが、逆でも良
い。
<発明の効果> この発明に係るマット固定ブラケットの取付構造は、
以上説明してきた如き内容のものであって、切起こし部
と係合孔との係合により、マット固定ブラケットのクロ
スメンバから離反する水平方向への移動が規制されるた
め、マットが乗員の足等により前方へ蹴られたような場
合でも、マット固定ブラケットに作用する前方への入力
をこの係合部同士の係合にて受け止めることができ、マ
ット固定ブラケットのクロスメンバに対する十分な取付
強度を確保することができる。
また、上記の如く、マット固定ブラケットに作用する
入力を切起こし部と係合孔との係合について受け止める
ことができ、クリップだけがマット固定ブラケットの取
付強度を担うものではないので、比較的結合力の小さな
クリップでも使用でき、使用できるクリップの選択自由
度が広がる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るマット固定ブラケッ
トの取付構造を示す斜視図、 第2図は第1図中矢示II−II線に沿う断面図、 第3図はこの発明の従来例を示す車体フロアの斜視図、 第4図はこの発明の従来例に係るマット固定ブラケット
の取付構造を示す斜視図、そして 第5図はマット固定ブラケットをクロスメンバに取付け
た状態を示す前記第4図中矢示V−V線に相当する断面
図である。 3、21……セカンドクロスメンバ(クロスメンバ) 9、19……マット固定ブラケット 11、20……取付部 13、30……回動部 14、32……位置決めピン 16、27……クリップ 17……サービスマット(マット) 18……固定孔 22……セカンドクロスメンバの上面部 26……切起こし部 34……係合孔 F……前方 U……上方

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に沿って配されたクロスメンバに
    取付けられる取付部と、該取付部の下端へ回動自在に接
    続される回動部とから成り、該回動部にマットの固定孔
    を挿通するための位置決めピンが上向き状態で形成して
    あるマット固定ブラケットの取付構造において、 上記マット固定ブラケットの取付部がクロスメンバの上
    面部に沿う水平部を有し、該水平部と上面部とをクリッ
    プにて取付けると共に、該水平部及び上面部の一方に係
    合孔を形成し且つ他方に該係合孔に係入する切起こし部
    を形成して、マット固定ブラケットのクロスメンバから
    離反する水平方向への移動を規制するようにしたことを
    特徴とするマット固定ブラケットの取付構造。
JP1120380A 1989-05-16 1989-05-16 マット固定ブラケットの取付構造 Expired - Lifetime JPH089310B2 (ja)

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JPH02299938A JPH02299938A (ja) 1990-12-12
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578605U (ja) * 1992-04-01 1993-10-26 日本プラスト株式会社 ダクトのブラケット取付装置
ATE484417T1 (de) * 2000-09-12 2010-10-15 Honda Access Kk Fahrzeugfussmatte und befestigungselement für fahrzeugfussmatten

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228105Y2 (ja) * 1985-01-07 1990-07-27

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