JPH089203Y2 - セメント層付き弾性舗装ブロック - Google Patents
セメント層付き弾性舗装ブロックInfo
- Publication number
- JPH089203Y2 JPH089203Y2 JP1990000335U JP33590U JPH089203Y2 JP H089203 Y2 JPH089203 Y2 JP H089203Y2 JP 1990000335 U JP1990000335 U JP 1990000335U JP 33590 U JP33590 U JP 33590U JP H089203 Y2 JPH089203 Y2 JP H089203Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic pavement
- cement layer
- pavement block
- concrete
- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一般歩道、公園園路、遊歩道、広場、等の舗
装に使用される二次製品型弾性舗装材に係わるものであ
る。本考案は、詳しくは、加硫ゴム粉末をポリウレタン
または液状ゴム等のバインダーで固結してなる弾性舗装
ブロックの下全面に、モルタルまたは生コンクリートと
結合することができる未凝結、半硬化状態で固体化した
セメント層をもうけてなる弾性舗装ブロックに係わるも
のである。
装に使用される二次製品型弾性舗装材に係わるものであ
る。本考案は、詳しくは、加硫ゴム粉末をポリウレタン
または液状ゴム等のバインダーで固結してなる弾性舗装
ブロックの下全面に、モルタルまたは生コンクリートと
結合することができる未凝結、半硬化状態で固体化した
セメント層をもうけてなる弾性舗装ブロックに係わるも
のである。
(従来の技術) 弾性舗装ブロックは、一般的にアスファルト舗装また
はコンクリート舗装の上に、置き敷き工法で敷き並べら
れるが、歩行頻度の高い舗装路とか公共の場の舗装路で
は、耐久性の面とか持ち去られるという危惧から接着固
定される。接着固定する場合、アスファルト舗装または
コンクリート舗装の上に、接着剤を塗布して敷き並べら
れる。
はコンクリート舗装の上に、置き敷き工法で敷き並べら
れるが、歩行頻度の高い舗装路とか公共の場の舗装路で
は、耐久性の面とか持ち去られるという危惧から接着固
定される。接着固定する場合、アスファルト舗装または
コンクリート舗装の上に、接着剤を塗布して敷き並べら
れる。
(考案が解決しようとする課題) 接着剤による接着固定の場合、アスファルト舗装また
はコンクリート舗装の下地と弾性舗装ブロックとの接着
安定を得るために、施工時の下地の水分管理を必要と
し、雨上がり直後の施工は不可能であり、下地の水分が
所定量以下になるまで施工を延期しなければならない。
また、下地の平坦性も要求されるので、下地に不陸が生
じている時には、下地調整をしなければならない。また
施工現場で接着剤塗布という煩わしい手間のかかること
もあり、置き敷きに比較して施工に手間がかかるという
欠点がある。さらに、下地がアスファルトとかコンクリ
ートで舗装されていない砕石路盤である場合には、施工
に際し、新たにアスファルトとかコンクリートで舗装を
した後、接着剤を塗布して接着固定することが必要で、
工期が長くなるという欠点がある。
はコンクリート舗装の下地と弾性舗装ブロックとの接着
安定を得るために、施工時の下地の水分管理を必要と
し、雨上がり直後の施工は不可能であり、下地の水分が
所定量以下になるまで施工を延期しなければならない。
また、下地の平坦性も要求されるので、下地に不陸が生
じている時には、下地調整をしなければならない。また
施工現場で接着剤塗布という煩わしい手間のかかること
もあり、置き敷きに比較して施工に手間がかかるという
欠点がある。さらに、下地がアスファルトとかコンクリ
ートで舗装されていない砕石路盤である場合には、施工
に際し、新たにアスファルトとかコンクリートで舗装を
した後、接着剤を塗布して接着固定することが必要で、
工期が長くなるという欠点がある。
本考案は、これらの欠点を解消するために考えられた
ものである。
ものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、弾性舗装ブロックの下全面に非水系接着剤
層を介してセメント層を凝結、硬化することがない状態
で一体的に結合してなるセメント層付き弾性舗装ブロッ
クにある。
層を介してセメント層を凝結、硬化することがない状態
で一体的に結合してなるセメント層付き弾性舗装ブロッ
クにある。
(作用) アスファルトとかコンクリートで舗装されていない砕
石路盤下地に、生コンクリートまたはモルタルを敷きな
らして、本考案のブロックを敷き並べることにより、ま
たは、アスファルトとかコンクリート舗装下地に、敷モ
ルタルを用いて本考案のブロックを敷き並べることによ
り、非水系接着剤層を介して弾性舗装ブロックに一体的
に結合されている未凝結、半硬化のセメント層が生コン
クリートまたはモルタルに含まれる水を吸収して水和反
応を起こし、生コンクリートまたは生モルタルと結合
し、セメント層と生コンクリートまたはモルタルが水和
反応して硬化し、弾性舗装ブロックを強固に固定さすこ
とができる。
石路盤下地に、生コンクリートまたはモルタルを敷きな
らして、本考案のブロックを敷き並べることにより、ま
たは、アスファルトとかコンクリート舗装下地に、敷モ
ルタルを用いて本考案のブロックを敷き並べることによ
り、非水系接着剤層を介して弾性舗装ブロックに一体的
に結合されている未凝結、半硬化のセメント層が生コン
クリートまたはモルタルに含まれる水を吸収して水和反
応を起こし、生コンクリートまたは生モルタルと結合
し、セメント層と生コンクリートまたはモルタルが水和
反応して硬化し、弾性舗装ブロックを強固に固定さすこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施態様を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図に示すように、本考案に係るセメント層付き弾
性舗装ブロック1は、弾性舗装ブロック2の下全面に非
水系接着剤層3を介して未硬化のセメント層4が凝結、
硬化しない半硬化固体状態で一体的に結合されている。
性舗装ブロック1は、弾性舗装ブロック2の下全面に非
水系接着剤層3を介して未硬化のセメント層4が凝結、
硬化しない半硬化固体状態で一体的に結合されている。
弾性舗装ブロック2は、ウレタンとか液状ゴム等をバ
インダーとして加硫ゴム粉末を固め成型されたブロック
である。加硫ゴム粉末とバインダーとの混合物を所望の
型枠に入れて、加熱または常温で混合物を固結させて脱
型することにより得られる。弾性舗装ブロック2の上面
の形状は、長方形、正方形、多角形、円形、インターロ
ッキング型のようなデザイン性を考慮した種々の形状に
することができる。
インダーとして加硫ゴム粉末を固め成型されたブロック
である。加硫ゴム粉末とバインダーとの混合物を所望の
型枠に入れて、加熱または常温で混合物を固結させて脱
型することにより得られる。弾性舗装ブロック2の上面
の形状は、長方形、正方形、多角形、円形、インターロ
ッキング型のようなデザイン性を考慮した種々の形状に
することができる。
非水系接着剤層3は、弾性舗装ブロック2の下全面に
セメント層4を結合させるものである。セメント層4を
半硬化状態で弾性舗装ブロック2に接着結合させるに際
し、セメント層4が凝結・硬化することが無いようセメ
ント層4を半硬化の状態に保持する配慮が必要である。
そのため、接着剤層3の形成にはエポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、液状ゴム、合成ゴム等の非水系
接着剤を使用することが必要である。
セメント層4を結合させるものである。セメント層4を
半硬化状態で弾性舗装ブロック2に接着結合させるに際
し、セメント層4が凝結・硬化することが無いようセメ
ント層4を半硬化の状態に保持する配慮が必要である。
そのため、接着剤層3の形成にはエポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、液状ゴム、合成ゴム等の非水系
接着剤を使用することが必要である。
非水系の接着剤を弾性舗装ブロック2の下全面に塗布
し、非水系接着剤層3を形成させ、非水系接着剤層3の
上にセメントを散布またはセメントが入っている槽の中
に非水系接着剤層3を漬けて、セメントを非水系接着剤
層3に付着させた後、非水系接着剤層3を硬化させてセ
メントを接着剤層3に接着結合させて、半硬化のセメン
ト層4を形成する。
し、非水系接着剤層3を形成させ、非水系接着剤層3の
上にセメントを散布またはセメントが入っている槽の中
に非水系接着剤層3を漬けて、セメントを非水系接着剤
層3に付着させた後、非水系接着剤層3を硬化させてセ
メントを接着剤層3に接着結合させて、半硬化のセメン
ト層4を形成する。
第2図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの
一施工例の部分断面図を示す。砕石路盤8の上に生コン
クリート5を50mm厚で敷きならし、セメント層付き弾性
舗装ブロック1を置き、レベル合わせしながら敷き並べ
ていく。この過程で、未硬化のセメント層4は生コンク
リート5の表層部に接触し、未硬化のセメント層4は生
コンクリート5の水分を吸収して水和反応を起こし、セ
メント層4と生コンクリート5が硬化して結合し、セメ
ント層付き弾性舗装ブロック1は砕石路盤8に強固に固
定される。
一施工例の部分断面図を示す。砕石路盤8の上に生コン
クリート5を50mm厚で敷きならし、セメント層付き弾性
舗装ブロック1を置き、レベル合わせしながら敷き並べ
ていく。この過程で、未硬化のセメント層4は生コンク
リート5の表層部に接触し、未硬化のセメント層4は生
コンクリート5の水分を吸収して水和反応を起こし、セ
メント層4と生コンクリート5が硬化して結合し、セメ
ント層付き弾性舗装ブロック1は砕石路盤8に強固に固
定される。
第3図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの
他の施工例の部分断面図を示す。砕石路盤8の上にコン
クリート舗装7を施してある既設の下地に、第2図の生
コンクリート5に代えて生モルタル6(セメント:砂:
水=1:3:0.55)を30mm厚に敷きならし、セメント層付き
弾性舗装ブロック1を敷き並べていく。第2図で説明し
たと同様にセメント層付き弾性舗装ブロック1は未凝
結、最外端に半硬化のセメント層があるため、このセメ
ント層4がモルタル6の水分を吸収し、水和反応を起し
て、硬化し、強固に結合するので砕石路盤8の上にコン
クリート舗装7を施してある既設の下地に強固に固定さ
れる。
他の施工例の部分断面図を示す。砕石路盤8の上にコン
クリート舗装7を施してある既設の下地に、第2図の生
コンクリート5に代えて生モルタル6(セメント:砂:
水=1:3:0.55)を30mm厚に敷きならし、セメント層付き
弾性舗装ブロック1を敷き並べていく。第2図で説明し
たと同様にセメント層付き弾性舗装ブロック1は未凝
結、最外端に半硬化のセメント層があるため、このセメ
ント層4がモルタル6の水分を吸収し、水和反応を起し
て、硬化し、強固に結合するので砕石路盤8の上にコン
クリート舗装7を施してある既設の下地に強固に固定さ
れる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るセメント層付き弾
性舗装ブロックは、水和反応し生コンクリートまたはモ
ルタルと硬化結合する未硬化のセメント層が、非水系接
着剤層を介して弾性舗装ブロックの下全面に一体的に結
合されており、生コンクリートまたはモルタルを用いて
敷き並べるだけで、下地に強固に固定されるので、簡単
に取り外して持ち去られることもない。施工に際し、現
場で接着剤を塗付する作業をしないので、コンクリート
又はモルタル下地の水分管理が不要となり、接着剤を塗
布する煩わしさから開放される。また生コンクリートま
たは生モルタルを用いて固定するので、下地の平坦性を
得るための下地調整が不要となる。新設の場合、路盤の
上に生コンクリートまたは生モルタルを敷きならしなが
ら、本考案のセメント付き弾性舗装ブロックを敷き並べ
れば良く、施工工期の短縮が図れる利点がある。
性舗装ブロックは、水和反応し生コンクリートまたはモ
ルタルと硬化結合する未硬化のセメント層が、非水系接
着剤層を介して弾性舗装ブロックの下全面に一体的に結
合されており、生コンクリートまたはモルタルを用いて
敷き並べるだけで、下地に強固に固定されるので、簡単
に取り外して持ち去られることもない。施工に際し、現
場で接着剤を塗付する作業をしないので、コンクリート
又はモルタル下地の水分管理が不要となり、接着剤を塗
布する煩わしさから開放される。また生コンクリートま
たは生モルタルを用いて固定するので、下地の平坦性を
得るための下地調整が不要となる。新設の場合、路盤の
上に生コンクリートまたは生モルタルを敷きならしなが
ら、本考案のセメント付き弾性舗装ブロックを敷き並べ
れば良く、施工工期の短縮が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの断
面図、 第2図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの一
施工例の部分断面図、 第3図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの他
の施工例の部分断面図である。 1……セメント層付き弾性舗装ブロック 2……弾性舗装ブロック、3……接着剤層 4……セメント層、5……生コンクリート 6……モルタル、7……コンクリート舗装 8……砕石路盤
面図、 第2図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの一
施工例の部分断面図、 第3図は本考案のセメント層付き弾性舗装ブロックの他
の施工例の部分断面図である。 1……セメント層付き弾性舗装ブロック 2……弾性舗装ブロック、3……接着剤層 4……セメント層、5……生コンクリート 6……モルタル、7……コンクリート舗装 8……砕石路盤
Claims (2)
- 【請求項1】弾性舗装ブロックの下全面に非水系接着剤
層を介してセメント層を凝結、硬化することがない状態
で一体的に結合してなるセメント層付き弾性舗装ブロッ
ク。 - 【請求項2】弾性舗装ブロックは加硫ゴム粉末をバイン
ダーで固結してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
の弾性舗装ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990000335U JPH089203Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | セメント層付き弾性舗装ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990000335U JPH089203Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | セメント層付き弾性舗装ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393805U JPH0393805U (ja) | 1991-09-25 |
JPH089203Y2 true JPH089203Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31504289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990000335U Expired - Lifetime JPH089203Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | セメント層付き弾性舗装ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089203Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53166521U (ja) * | 1977-05-24 | 1978-12-27 |
-
1990
- 1990-01-09 JP JP1990000335U patent/JPH089203Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0393805U (ja) | 1991-09-25 |
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