JPH08916Y2 - 連結椅子 - Google Patents

連結椅子

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Publication number
JPH08916Y2
JPH08916Y2 JP1989152348U JP15234889U JPH08916Y2 JP H08916 Y2 JPH08916 Y2 JP H08916Y2 JP 1989152348 U JP1989152348 U JP 1989152348U JP 15234889 U JP15234889 U JP 15234889U JP H08916 Y2 JPH08916 Y2 JP H08916Y2
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JP
Japan
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lateral beam
chair
back support
support
wall
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989152348U
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English (en)
Other versions
JPH0389646U (ja
Inventor
作二 伊東
利彦 北原
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Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C11/00Benches not otherwise provided for
    • A47C11/005Benches not otherwise provided for having multiple separate seats

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連結椅子に関する。
(従来の技術) 劇場や音楽ホールの観客席などでは椅子を整列して配
置するため、複数個の椅子を横方向に連結した連結椅子
が多く用いられている。これらの連結椅子では、人が出
入りしやすくするため等から座部がライジングできる構
造になっているものが多い。
第7図はこの連結椅子の従来例を示し、第7図(a)
はその正面図、第7図(b)は側面図である。連結椅子
は座部10および背部12と、背部12を支持する背サポート
14および座部10を支持する座部サポート16とを有し、背
サポート14の下部が横ビーム18に連結されて固定されて
いる。横ビーム18は複数個の椅子を横方向に連結するも
ので、各椅子の背サポート14をそれぞれ固定して、椅子
を一列状に整列して配置するためのものである。
なお、背サポート14の横ビーム18との取り付け位置で
は、側面形状がコの字状をなす受け金具20と背サポート
14で横ビーム18を上下で挟圧して固定している。また、
横ビーム18は各椅子の座部10の下方の床面に固定したベ
ース22に立設した脚24に固定されて支持されている。
なお、座部サポート16の背サポート14との取り付け位
置には座部サポート16を回動自在に支持するライジング
部26が設けられ、このライジング部26には座部10の立て
位置を保持するコイルスプリング等の保持機構が内蔵さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、劇場などの設計においてはステージを見や
すくしたり音響効果を高めたりする目的で、ステージに
たいして椅子の列を円弧状に設置する場合がしばしばあ
る。このようなアール施工の場合は、、第1図に示すよ
うに横ビーム18を湾曲させて設置し、横ビーム18に各椅
子を取り付けることによって所定の円弧状に配置するよ
うにしている。
ここで、湾曲させた横ビーム18に椅子を取り付けた場
合、横ビーム18が湾曲しているため、座部10の両サイド
に設けた背サポート14に、前側を狭め後側を押し広げよ
うとするねじれ力が加わる。この背サポート14を変形さ
せる力はライジング部26と座部サポート16の取り付け部
分に影響を及ぼし座部10の円滑な回動動作を妨げるよう
に作用する。この結果、座部10を回動させる際、きしん
だり、スムーズな動きができなくなるといった問題が生
じる。実際の施工では横ビーム18の曲率半径は小さいも
ので5m〜7m程度のものがある。
そこで、上記の問題を解消するため、従来は、第6図
に示すように、受け金具20と横ビーム18との間にクリア
ランスを設け、横ビーム18が湾曲しても背サポート14や
ライジング部26がねじれないようにしている。しかしな
がら、このようにクリアランスをとった場合は、受け金
具20の締め付け方や使い方によってガタが生じやすくな
り、椅子の耐久性を低めたり、座り心地がわるくなると
いった問題点があった。
そこで、本考案は上記問題点を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、横ビームと上記受
け金具および背サポートとの係合が確実にでき、アール
施工も好適に行うことのできる連結椅子を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために次の構成を備えて
なる。
すなわち、一本の横ビームに、各椅子の背部を支持す
る背サポート等の支持体を、前記横ビームを支持体の下
部と受け部材とで上下から挟圧すると共に、支持体の下
部と受け部材の少なくとも一方に前記横ビームを幅方向
にまたいで形成した嵌合凹部内に横ビームを嵌挿して固
定支持することにより、横ビームの延設方向に複数個の
椅子を取り付けてなる連結椅子において、 前記横ビームの側壁に当接する前記嵌合凹部の対向す
る内壁を該凹部の内方に膨出する曲面に形成して、横ビ
ームの側壁と嵌合凹部の対向する内壁とを線的に当接し
て固定支持することを特徴とする。
(作用) 横ビームを背サポート等の支持体と受け部材とで上下
から挟圧保持した際、嵌合凹部の内壁に横ビームの側壁
が当接するが、嵌合凹部の内壁を曲面によって形成した
ことにより横ビームの側壁と嵌合凹部の内壁とが線的に
当接する。これにより、円弧状に湾曲する横ビームに椅
子を取り付けた際、背サポート等の支持体にねじれ力が
作用せず、これによって椅子の座部がスムーズに回動で
き、椅子の取り付け部のガタをなくすことができる。
(実施例) 以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本考案に係る連結椅子をアール施工した状
態を示す説明図である。図のように各椅子は所定の曲率
半径で設置された横ビーム18の一定位置に取り付け固定
されて位置決めされる。横ビーム18への椅子の取り付け
は、第4図に示すように背サポート14の下部と受け部材
たる受け金具20とで横ビーム18を上下から挟圧し、受け
金具20を背サポート14に締め付けて固定する。
ここで、受け金具20は第3図に示すようにコの字状に
形成された部材であり、立ち上がり部20a,20bの中間に
横ビーム18が嵌合される嵌合凹部を設けている。21は締
め付け用ボルトを通す貫通孔21である。
第2図は横ビーム18に受け金具20を装着した状態を示
す平面図を示す。図のように、受け金具20の立ち上がり
部20a,20bの対向する内壁面はともに嵌合凹部の内側に
膨出する平面形状が円弧状をなす曲面に形成する。立ち
上がり部20a,20bの内壁面間の間隔は横ビーム18の幅サ
イズに一致させ、したがって横ビーム18を受け金具20に
嵌挿させた際、横ビーム18は立ち上がり部20a、20bの曲
面状の内壁面に線的に当接する。
なお、以上では受け金具20と横ビーム18との嵌合につ
いて説明したが、第4図に示すように横ビーム18は背サ
ポート14の下端部にも嵌合するから、背サポート14の嵌
合部においても上記受け金具20と同様に形成する必要が
ある。すなわち、背サポート14の下部に横ビーム18をま
たぐように嵌合凹部を形成し、嵌合凹部の内壁を同様な
曲面状に形成し、横ビーム18と線的に当接するようにす
る。
なお、場合によっては第5図のように、背サポート14
の下部に横ビーム18全体を嵌挿できる嵌合凹部を形成
し、受け金具20を単なる平版状に形成して横ビーム18に
固定するようにすることもできる。この場合は、背サポ
ート14に設けた嵌合凹部の内壁を上記のように曲面状に
形成する。
上記のように受け金具20および背サポート14を形成し
た場合は、受け金具20および背サポート14は横ビーム18
と線的に当接するのみであるから、横ビーム18が湾曲し
ても背サポート14およびライジング部26、座部サポート
16に対してねじれ力を及ぼさない。背サポート14等から
のねじれ力を受けないことにより、ライシング部26等は
完全に平行に設置でき、この結果座部10はスムーズに回
動させることができる。また、横ビーム18を湾曲させる
程度によっても影響を受けないから、アール施工で従来
不可能であったような曲率半径が小さい場合でも施工が
可能となる。
また、横ビーム18は受け金具20および背サポート14の
内壁面に当接して嵌合され、幅方向のガタをなくして装
着でき、これにより、取り付け時の締め付け方や使用に
よってガタが生じたりすることを効果的に防止すること
ができる。
なお、上述した嵌合凹部の内壁形状はもちろん円弧状
に限定されるものでなく、横ビーム18の外壁と線的に当
接できる曲面形状であればよい。また、背サポート14、
受け金具20等の材質は適宜変更できるものであって、金
属等に限定されるものではない。また、椅子が取り付け
られる横ビームの湾曲度も変更可能であって、中途でア
ール度が変化したり、直線的に折れ曲がるような形態の
場合でも適用可能である。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて種々説明
したが、本考案はこの実施例に限定されるものではな
く、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し
得るのはもちろんのことである。
(考案の効果) 本考案に係る連結椅子は、横ビームが嵌挿され横ビー
ムの側壁が当接する受け部材、背サポート等の支持体の
嵌合凹部の内壁面を曲面状に形成したから、任意形状で
湾曲する横ビームに椅子を取り付けた際も支持体にねじ
れ力を及ぼさずに取り付けることができ、これにより、
取り付けガタをなくすことができ、また座部の回動操作
がスムーズとなり等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連結椅子を横ビームに取り付けた
状態を示す説明図、第2図は受け金具と横ビームとの嵌
合状態を示す平面図、第3図は受け金具の斜視図、第4
図は受け金具および背サポートと横ビームとの取り付け
方法を示す断面図、第5図は取り付け方法の他の例を示
す断面図、第6図は従来の受け金具と横ビームとの嵌合
状態を示す説明図、第7図(a)および(b)は連結椅
子の正面図および側面図である。 10……座部、12……背部、14……背サポート、16……座
部サポート、18……横ビーム、20……受け金具、21……
貫通孔、24……脚、縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一本の横ビームに、各椅子の背部を支持す
    る背サポート等の支持体を、前記横ビームを支持体の下
    部と受け部材とで上下から挟圧すると共に、支持体の下
    部と受け部材の少なくとも一方に前記横ビームを幅方向
    にまたいで形成した嵌合凹部内に横ビームを嵌挿して固
    定支持することにより、横ビームの延設方向に複数個の
    椅子を取り付けてなる連結椅子において、 前記横ビームの側壁に当接する前記嵌合凹部の対向する
    内壁を該凹部の内方に膨出する曲面に形成して、横ビー
    ムの側壁と嵌合凹部の対向する内壁面とを線的に当接し
    て固定支持することを特徴とする連結椅子。
JP1989152348U 1989-12-27 1989-12-27 連結椅子 Expired - Lifetime JPH08916Y2 (ja)

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JP1989152348U JPH08916Y2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 連結椅子

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JPH0389646U JPH0389646U (ja) 1991-09-12
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