JPH0518999Y2 - - Google Patents

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JPH0518999Y2
JPH0518999Y2 JP1987182154U JP18215487U JPH0518999Y2 JP H0518999 Y2 JPH0518999 Y2 JP H0518999Y2 JP 1987182154 U JP1987182154 U JP 1987182154U JP 18215487 U JP18215487 U JP 18215487U JP H0518999 Y2 JPH0518999 Y2 JP H0518999Y2
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seat body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パイプ製の脚体に合成樹脂製のシエ
ル状の座席体を載置取付けした椅子の構造に関す
るものである。
〔従来の技術とその問題点〕
椅子における背凭部と着座部とを一体的にシエ
ル状に形成して成る合成樹脂製の座席体を、脚体
に取付けする従来技術として、特開昭48−57751
号公報には、座席体の背凭部と着座部とにわたつ
てその裏面左右両側に前後長手の補強リブを一体
的に突設し、この補強リブを脚体に固定すること
を提案している。
そして、この補強リブの脚体に対する固定箇所
は、着座部の下面側の部位だけであり、且つ、固
定手段も溶接やリベツト等による。
従つて、この従来例では、脚体と座席体との固
定箇所においてもともと、きしみ等による異音が
発生することがない。しかし、左右一対の補強リ
ブが座席体の裏面に一体的に突設しているので、
着座時に座席体が弾性変形しようとするときの、
補強リブの前後長手の軸線と直交する面におい
て、下向き湾曲の曲率半径が小さくなるように、
着座部が下向き凸湾曲状に弾性変形し難いという
問題がある。
また、前記座席体裏面と補強リブとの付け根箇
所に大きな曲げ力が作用して補強リブが破損し易
い。この補強リブが破損すると、座席体ごと交換
しなければならず、さらに、この交換取付け作業
に際して、脚体と補強リブとの合成樹脂材同士の
溶接等の固定も簡単に実行できないという問題も
ある。
この問題を解決する手段として、合成樹脂製の
シエル状の座席体を、パイプ製の脚体に取付けす
る構造としての先行技術には、例えば、実公昭37
−12526号公報では、脚体に取付く左右一対の上
向き突杆の上端を、背凭部の裏面に一体的に形成
した袋孔に嵌挿する一方、脚体の前横杆を、着座
部裏面に前向きに突出させた鉤状爪にて係止させ
ることを提案している。
前記先行技術の構成によれば、着座部の裏面前
寄り位置で前向きに突出させた鉤状爪が、脚体の
前横杆に係止しているだけで、その他の箇所では
脚体の上端に対して拘束するものがないのである
から、着座部の弾性変形時において、当該着座部
の前後方向中央部から後側では、その左右両側部
は中央に向かつて大きく移動し、そのとき脚体上
端における前後方向に長手の補強部材にこすれて
異音を発するという問題があつた。
この問題を解決する技術として、実公昭38−
10427号公報では、脚体の上端に取付く左右一対
の上向き腕杆の前端を横杆にて連結し、該横杆を
座席体における着座部の裏面前寄り部から下向き
に突設した支承片に止め具にて固定する一方、前
記左右一対の腕杆の上端近傍を座席体の背凭部裏
面に形成した貫通孔に嵌挿すると共に凹溝状の支
承部にて支持させ、且つ、各腕杆の上端を背凭部
裏面の凹所にクツシヨンを介して嵌合せしめた構
造を提案している。
この従来技術では、座る人の荷重にて、当該着
座部の左右中央部分が弾性撓み変形するとき、前
記腕杆の軸線と平行な断面(第2図で示す断面)
においては、着座部の下向き凸湾曲面が前記腕杆
の下向き凸湾曲状の軸線と略平行となるように、
当該着座部の下向き凸湾曲面の曲率半径が小さく
なるように湾曲変形する。
しかし、前記腕杆の軸線と直交する断面(第2
図で示す断面と直角方向の断面)では、左右一対
の上向き腕杆は座席体における着座部の左右中央
寄りに位置するから、前記左右一対の腕杆の上端
近傍を座席体の背凭部裏面に形成した貫通孔に嵌
挿すると共に凹溝状の支承部にて支持させた構造
と、各腕杆の上端を背凭部裏面の凹所にクツシヨ
ンを介して嵌合せしめた構造とにより拘束され
て、当該着座部の左右中央側の弾性撓み変形は少
なく、却つて、着座部の左右側部が下向きに垂れ
る方向に弾性変形し易い。換言すると、腕杆の前
後長手の軸線と直交する面に沿う着座部の下向き
湾曲の曲率半径が大きくなる。従つてその方向に
着座部が平坦化するように弾性変形するので、着
座部と背凭部とを、弾性材料にてシエル状に一体
成形したにも拘らず、クツシヨンが硬く感じら
れ、座り心地が悪くなるという問題があつた。
本考案は前記従来の問題点を一挙に解決するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案は、脚体上部
に取付く前後長手の左右一対のパイプ製の支持杆
に、背凭部と着座部とが一体的に形成された合成
樹脂製の座席体を支持させて成る椅子において、
前記座席体の背凭部と着座部とにわつたつてその
裏面左右両側縁部近傍を、前記左右の支持杆の上
面に沿つて載置するように形成する一方、前記座
席体には、その背凭部の裏面に前記各支持杆の上
端を嵌挿係合する係合凹部を設け、座席体の着座
部の裏面には、前記各支持杆の前端開口部に嵌挿
してねじ止めする凸状係合部と、前記各支持杆の
前後方向中途部上面に穿設した係止孔に嵌合する
突起部とを設けた構成としたものである。
〔考案の作用及び効果〕
本考案における座席体は、その裏面の左右両側
縁部近傍において、前後長手の左右一対のパイプ
製の支持杆の上面に沿うようにして支持される。
そして、各支持杆の上端は背凭部裏面の係合凹
部に嵌挿係合され、支持杆の前端は着座部裏面の
凸状係合部に被嵌してねじ止めされる一方、さら
に支持杆の前後方向中途部上面に穿設した係止孔
と着座部裏面の突起部とが嵌合するというよう
に、各支持杆は3箇所で座席体と係合するので、
支持杆と座席体との取付けが確実となると共に、
取付け作業も至極簡単となる。
また、着座する人の荷重により、着座部が、そ
の左右中央部において、支持杆の前後長手の軸線
と直交する面において下向き湾曲の曲率半径が小
さくなるように、下向き凸湾曲状に弾性変形した
とき、当該着座部の左右両側縁近傍が支持杆に対
して横ずれしようとしても、突起部と係止孔との
関係により横ずれが防止されて、きしみやずれ等
のよる異音を発することがない。
しかも、突起部が前記支持杆の前後長手の軸線
回りに回動するように着座部が弾性変形できるか
ら、クツシヨンが硬く感じられず、着座部のクツ
シヨン性を損なうこともない。
このように、本考案では、着座部と背凭部とが
一体的に形成された合成樹脂製の座席体における
着座部のクツシヨン性を確保しつつ、しかも座席
体と脚体とのこすれやガタつきを防止できる椅子
を提供できるものである。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、符号1は、椅
子における金属パイプ製の脚体を示し、符号2
は、硬質ポリエチレン等の合成樹脂製の座席体で
該座席体2は着座部2aと背凭部2bとが一体的
に、いわゆるシエル状に成形されたものである。
脚体1は、金属パイプを湾曲成形した左右一対
の足部3,3の上部3aをフランジ板4,4を介
して二本の横杆5,5の左右両側端部と溶接等に
より連結されている。符号6,6は金属パイプ製
の側面視略L字状に湾曲形成された支持杆で、各
支持杆6の前後長手の水平部下面を前記各フラン
ジ板4に溶接して成り、左右一対の支持杆6,6
は前記座席体2の裏面左右両側縁部近傍に沿つて
配設されて、座席体2を支持するものである。な
お、横杆5,5はその中央側が下向き凸状に湾曲
しており、横杆5,5にて着座部2aを直接支持
するものではない。
各支持杆6の水平部前端における開口部7は上
向き傾斜状に切り放され、且つ、ねじ9の取付け
孔10が開口部7近傍の下面側に穿設されてい
る。また、支持杆6の水平部の前後中途部上面に
は、前後に長い平面視矩形状の係止孔8が穿設さ
れている。
前記座席体2における背凭部2bの裏面左右両
側には、前記支持杆6の上端が嵌挿係合する係合
凹部11を設け、着座部2aの裏面前寄り位置に
は、前記各支持杆6の前端の開口部7に嵌挿する
凸状係合部12を左右一対のリブ状に突設する。
従つて、該左右一対のリブ状の凸状係合部12
にねじ9が螺合できる。
また、着座部2aの裏面前後方向中途位置に
は、前記各支持杆6の係止孔8に嵌合する突起部
13を下向きに突設するものである。
なお、符号14,15は、前記脚体1における
左右両側の足部3,3の各上部3aと、フランジ
板4とを覆う上下一対のカバー体で、該両カバー
体14,15は合成樹脂の成形品であり、符号1
6は本考案の複数の椅子を上下に積み重ねると
き、下の椅子における座席体の着座部2a上面に
接当するために足部3の内側に突出するスタツキ
ングピンであり、この4本のスタツキングピン1
6に各々被嵌するピンカバー17の上端を、前記
上下対のカバー体14,15にて挟んだ状態にて
ボルト18止めすることにより、外観が一体的と
なるように構成しているものである。
この構成により、支持杆6の上端が背凭部2b
の裏面の係合凹部11に嵌挿係合され、支持杆6
の前端は着座部2a裏面の凸状係合部12に被嵌
してねじ9止めされる一方、さらに支持杆6の前
後方向中途部上面に穿設した係止孔8と着座部2
a裏面の突起部13とが嵌合するというように、
左右一対のパイプ製の支持杆6,6と、座席体2
の左右両側縁部近傍とは、3箇所で係合するの
で、支持杆6,6と座席体2との取付けが確実と
なる。
また、着座する人の荷重により、着座部2a
が、その左右中央部において、左右両支持杆6,
6の前後長手の軸線と直交する面において、下向
き湾曲の曲率半径が小さくなるように、下向き凸
湾曲状に弾性変形したとき、当該着座部2aの左
右両側縁部近傍が支持杆6,6に対して横ずれし
ようとしても、突起部13と係止孔8との関係に
より着座部2aの横ずれが防止されて、きしみや
ずれ等のよる異音を発することがない。
しかも、突起部13が前記支持杆6の前後長手
の軸線回りに回動するように着座部2aが弾性変
形できるから、クツシヨンが硬く感じられず、着
座部のクツシヨン性を損なうこともないのであ
る。
本考案における突起部13は断面円柱ピン状等
任意のもので良いし、複数箇所に設けても良い。
なお、本考案の複数の椅子を上下に積み重ねる
とき、スタツキングピン16に各々被嵌する合成
樹脂製のピンカバー17が着座部2aの左右両側
上面に接当するので、積み重ねによる着座部2a
の損傷も少なくなるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は椅子の
側面図、第2図は正面図、第3図は部品要部の斜
視図、第4図は第2図の−視拡大断面図、第
5図は第4図のV−V視断面図、第6図は第1図
の要部拡大一部切欠き側面図、第7図は第1図の
拡大断面図、第8図は第6図の−視下面図、
第9図は第6図のIX−IX視断面図、第10図は
第7図のX−X視一部切欠き側面図、第11図は
第7図のXI−XI視断面図である。 1……脚体、2……座席体、2a……着座部、
2b……背凭部、3,3……足部、3a……上
部、4……フランジ板、5……横杆、6,6……
支持杆、7……開口部、8……係止孔、9……ね
じ、10……取付け孔、11……係合凹部、13
……凸状係合部、13……突起部、14,15…
…カバー体、16……スタツキングピン、17…
…ピンカバー、18……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚体上部に取付く前後長手の左右一対のパイプ
    製の支持杆に、背凭部と着座部とが一体的に形成
    された合成樹脂製の座席体を支持させて成る椅子
    において、前記座席体の背凭部と着座部とにわつ
    たつてその裏面左右両側縁部近傍を、前記左右の
    支持杆の上面に沿つて載置するように形成する一
    方、前記座席体には、その背凭部の裏面に前記各
    支持杆の上端を嵌挿係合する係合凹部を設け、座
    席体の着座部の裏面には、前記各支持杆の前端開
    口部に嵌挿してねじ止めする凸状係合部と、前記
    各支持杆の前後方向中途部上面に穿設した係止孔
    に嵌合する突起部とを設けたことを特徴とする椅
    子。
JP1987182154U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0518999Y2 (ja)

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JP1987182154U JPH0518999Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JPH0186838U JPH0186838U (ja) 1989-06-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857751A (ja) * 1971-11-12 1973-08-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857751A (ja) * 1971-11-12 1973-08-14

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JPH0186838U (ja) 1989-06-08

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