JP3288816B2 - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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JP3288816B2 JP19030093A JP19030093A JP3288816B2 JP 3288816 B2 JP3288816 B2 JP 3288816B2 JP 19030093 A JP19030093 A JP 19030093A JP 19030093 A JP19030093 A JP 19030093A JP 3288816 B2 JP3288816 B2 JP 3288816B2
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浩貴 住田
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用シートに関
し、特に着座フィーリングを向上できるようにしたシー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用シートについては、基
本的にはシートクッション及びシートバックにウレタン
パッドを内装し、フレームにばね部材を懸架してウレタ
ンパッドを弾性支持した構造を採用し、着座の快適さを
向上させることが広く行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動車用シートでは、乗員がシートバックに体重をかける
と、シートバック全体が後方に沈み込んでしまって上半
身をバランスよく支えられず、満足しうるようなフィッ
ト感が得にくいという問題があった。
【0004】この発明は、かかる問題点に鑑み、着座フ
ィーリング、特にフィット感を大幅に向上した自動車用
シートを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件発明者は上述の課題
を改善すべく鋭意研究したところ、従来のシート構造で
は背後のばね部材の為に制約されていたウレタンパッド
の裏面形状を工夫し、着座時の縦断面及び横断面の剛性
バランスをとればよいこと、及びシートバック下方部に
おける乗員腰部両側の沈み込みを規制すればよいことに
着目し、本発明を完成した。
【0006】そこで本発明に係る自動車用シートは、合
成樹脂パッドをフレームに支承してなるシートバックを
備えた自動車用シートにおいて、合成樹脂パッドの背後
には該パッドからの荷重を受けて弾性変形可能な弾性プ
レートを設け、該弾性プレートをフレームに支承する一
方、合成樹脂パッドの背面には荷重に対して変形の少な
い撓み規制部を弾性プレートの両側にて上下方向に延び
て設けたことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る自動車用シートは、合
成樹脂パッドをフレームに支承してなるシートバックを
備えた自動車用シートにおいて、合成樹脂パッドの下方
部両側にはフレームのサイド部分と当接して該下方部両
側の荷重に対する横方向の変形を規制しうる当り部を設
けたことを特徴とする。
【0008】乗員腰部両側の沈み込みの規制する場合、
従来のばね部材にてウレタンパッドを支承したシートバ
ックに適用してもよいが、フィット感を向上させる上で
上述のウレタンパッドの縦断面及び横断面の剛性バラン
スを確保したシートバックに適用するのがよい。即ち、
本発明によれば、合成樹脂パッドの背後には該パッドか
らの荷重を受けて弾性変形可能な弾性プレートを設け、
該弾性プレートを上記フレームに支承し、合成樹脂パッ
ドの背面には荷重に対して変形の少ない撓み規制部を弾
性プレートの両側にて上下方向に延びて設ける一方、合
成樹脂パッドの下方部両側にはフレームのサイド部分と
当接して該下方部両側の横荷重に対する変形を規制しう
る当り部を設けるのが好ましい。
【0009】弾性プレートとフレームの取付方法は特に
限定されないが、下記実施例に示すように、弾性プレー
トの下方部及び上方部をばね部材にてフレームに取付け
るのがよい。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、荷重に対して
撓み規制部の変形が少ないことから、合成樹脂パッド両
側の横断面の剛性がアップし、かつ撓み規制部が上下方
向に延びて設けられていることから、合成樹脂パッド両
側の縦断面の剛性もアップする。従って、シートバック
に体重をかけると、撓み規制部によって合成樹脂パッド
の両側部分の撓みが規制されるので、身体全体が沈み込
むことはなく、又撓み規制部によって弾性プレートの両
側部分の撓みが規制され、その中央部分のみが撓むの
で、身体にピッタリとフィットする結果、快適な着座フ
ィーリングを得ることができる。
【0011】また、本発明によれば、合成樹脂パッドの
下方部両側の当り部がフレームのサイド部分と当接して
該下方部両側の荷重に対する変形が規制されることか
ら、乗員がシートに着座すると、腰部両側の沈み込みが
規制される結果、身体がシートに確実にサポートされつ
つピッタリとフィットし、快適な着座フィーリングを得
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例に
よる自動車用シートを示す。シートはシートクッション
とシートバック1とから構成され、該シートバック1は
基本的にはウレタンパッド(合成樹脂パッド)10の背
後に弾性プレート11を設けこれをフレーム12に支承
しその外方を表皮(図示せず)で覆って構成されてい
る。
【0013】上記フレーム12は図3及び図4に示すよ
うにパイプをほぼ四角形状に折曲げて構成され、該フレ
ーム12の両サイド部120にはナックルセットプレー
ト121が固定されている。
【0014】上記ウレタンパッド10は乗員の身体両側
をサポートしうるように両側部分が前方に突設され、又
ウレタンパッド10の背面には図2に示すように収容凹
部100が上下方向に延びて形成され、該収容凹部10
0内には上記弾性プレート11が収容されている。この
弾性プレート11は合成樹脂材料等を用いてウレタンパ
ッド10の中央ほぼ3/4程度の幅でかつウレタンパッ
ド10の高さより若干小さい高さの平板状にブロー成形
等で製作され、該弾性プレート11の上方部裏面には係
止フック110が突設され、該係止フック110にはば
ね部材111の中央部が係止され、該ばね部材111の
両端はフレーム12のサイド部120に固定されてい
る。
【0015】弾性プレート11の下方部裏面には取付ロ
ッド112が取付金具113によって取付けられてい
る。この取付ロッド112は図3に示すように線ばねを
長方形状に折曲げ、両端を下側長辺中央にて上方に折り
返してなり、該折り返し部分112aをフレーム12に
固定されたロッド受122の取付穴122aに挿通させ
ることによってフレーム12に取付けられており、こう
して弾性プレート11はフレーム12に弾性支持されて
ウレタンパッド10からの横荷重を受けて弾性変形しう
るようになっている。
【0016】また、ウレタンパッド10の裏面には撓み
規制部101が収容凹部100の両側にて上下方向に延
びて突設されており、これによって横荷重によるウレタ
ンパッド10両側部分の撓みを規制するようになってい
る。
【0017】さらに、ウレタンパッド10の下方部両側
には当り部102が形成され、該当り部102にはフレ
ームサイド部120のナックルセットプレート121の
先端と当接されており、こうして乗員の腰部両側を支持
するようになっている。
【0018】以上のような構成の自動車用シートにおい
ては、ウレタンパッド10の裏面両側に横荷重に対して
変形の少ない撓み規制部101を設けているので、ウレ
タンパッド10両側の横断面の剛性が高い。また、撓み
規制部101が上下方向に延びて設けられているので、
ウレンタパッド10両側の縦断面の剛性も高い。する
と、乗員がシートに着座し、シートバック1に体重をか
けると、シートバック1両側部分の撓みが撓み規制部1
01によって規制されるので、身体全体が沈み込むのを
防止できる。
【0019】また、撓み規制部101によって弾性プレ
ート11の両側部分の撓みも規制され、その中央部分の
みが撓むので、シートバック1が身体にピッタリとフィ
ットする。
【0020】さらに、ウレタンパッド10の下方部両側
の当り部102にフレームサイド部120のナックルセ
ットプレート121の先端が当接しているので、乗員が
シートに着座し体重をかけても、ウレタンパッド12の
下方部両側の横荷重に対する変形が規制され、乗員の腰
部両側がサポートされて沈み込みが規制され、腰部がシ
ートバック1に確実にサポートされる。
【0021】その結果、上半身が沈み込むのが防止され
るとともに、シートバック1にピッタリとフィットし、
又腰部がシートバック1に確実にサポートされてフィッ
ト感が向上し、快適な着座フィーリングを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による自動車用シートにお
けるシートバックを示す分解側面図である。
【図2】 図1のAーA線及びBーB線の端面を示す図
である。
【図3】 上記シートバックにおけるフレームへの弾性
プレートの取付状態を示す斜視図である。
【図4】 上記シートバックにおけるフレームと弾性プ
レートの分解状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…シートバック 10…ウレンタパッド 101…撓み規制部 102…当り部 11…弾性プレート 111…ばね部材 113…取付ロッド 12…フレーム 121…ナックルセットプレート(フレームサイド部
分)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂パッドをフレームに支承してな
    るシートバックを備えた自動車用シートにおいて、 上記合成樹脂パッドの背後には該パッドからの荷重を受
    けて弾性変形可能な弾性プレートを設け、該弾性プレー
    トを上記フレームに支承する一方、上記合成樹脂パッド
    の背面には荷重に対して変形の少ない撓み規制部を上記
    弾性プレートの両側にて上下方向に延びて設けたことを
    特徴とする自動車用シート。
  2. 【請求項2】 合成樹脂パッドをフレームに支承してな
    るシートバックを備えた自動車用シートにおいて、 上記合成樹脂パッドの下方部両側には上記フレームのサ
    イド部分と当接して該下方部両側の荷重に対する横方向
    の変形を規制しうる当り部を設けたことを特徴とする自
    動車用シート。
  3. 【請求項3】 合成樹脂パッドをフレームに支承してな
    るシートバックを備えた自動車用シートにおいて、 上記合成樹脂パッドの背後には該パッドからの荷重を受
    けて弾性変形可能な弾性プレートを設け、該弾性プレー
    トを上記フレームに支承し、上記合成樹脂パッドの背面
    には荷重に対して変形の少ない撓み規制部を上記弾性プ
    レートの両側にて上下方向に延びて設ける一方、 上記合成樹脂パッドの下方部両側には上記フレームのサ
    イド部分と当接して該下方部両側の荷重に対する横方向
    の変形を規制しうる当り部を設けたことを特徴とする自
    動車用シート。
  4. 【請求項4】 上記弾性プレートは、その下方部及び上
    方部がばね部材にて上記フレームに取付けられている請
    求項1又は3記載の自動車用シート。
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