JPH0891663A - 原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置

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JPH0891663A
JPH0891663A JP26131394A JP26131394A JPH0891663A JP H0891663 A JPH0891663 A JP H0891663A JP 26131394 A JP26131394 A JP 26131394A JP 26131394 A JP26131394 A JP 26131394A JP H0891663 A JPH0891663 A JP H0891663A
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JP26131394A
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Masakazu Hiroi
雅一 広井
Tomohito Nakagawa
智仁 仲川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手差し原稿を原稿載置台に搬送する。 【構成】 エンドレスベルト20にて読み取り位置に搬
送された手差し原稿Pを原稿載置台5に排出する制御を
選択する場合において、サイドガイド7が所定値以上に
拡がっているときには、手差し原稿給送ローラ52によ
ってエンドレスベルト20に給送された手差し原稿Pを
大ローラ13を経由して原稿載置台5へ排出するように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に適用可能な原稿自動給送装
置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置に配設さ
れ、読み取り部に原稿Pを自動的に給送する原稿自動給
送装置において、図6に示すように、手差し原稿給送機
構を備えたものが知られている。該手差し原稿給送機構
によって給送される原稿は、手差し原稿供給口54から
正逆転自在のエンドレスベルトの正転により読み取り部
へ搬送され、読み取り後はエンドレスベルトが逆転する
ことによって、供給時と同じ手差し原稿供給口54から
排出されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、手差し原稿供給口54から給送された
原稿Pがエンドレスベルト20によってプラテン3上の
読み取り部に搬送され読みとりがされた後、該エンドレ
スベルト20が逆転することによって前記手差し原稿供
給口54から排出されるまで次の原稿を給送できないと
いう不都合があった。
【0004】また、駆動ローラ17と、中継ローラ46
が逆転することによって原稿自動給送装置の騒音化が生
じていた。
【0005】そこで、本発明は、エンドレスベルトによ
って読み取り位置に搬送された手差し原稿を前記原稿載
置台に排出する制御と、エンドレスベルトによって読み
取り位置に搬送された手差し原稿を手差し原稿供給口に
排出する制御とを切り替える切替え手段を設け、手差し
原稿を原稿載置台上に排出する制御を選択するときは、
手差し原稿を原稿載置台に排出させることによって、プ
ラテン上に手差し原稿が載置されている場合において
も、手差し原稿を給送できるとともに、静穏化を図るこ
とのできる、原稿自動給送装置及びそれを用いた画像形
成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、原稿を載置し得る原稿載置
台(5)該原稿載置台(5)上にスライド自在に支持さ
れ、原稿の幅方向を規制するサイドガイド(7)と、プ
ラテン(3)上の読取り位置に原稿を搬送するエンドレ
スベルト(20)を有し、前記原稿載置台(5)上の原
稿を該エンドレスベルト(20)に給送し、そして該エ
ンドレスベルト(20)から原稿(P)を前記原稿載置
台(5)に排出する原稿搬送手段(9、11、17)
と、を備えてなる原稿自動給送装置(2)において、手
差し原稿供給口(54)と、該手差し原稿供給口(5
4)の原稿を前記エンドレスベルト(20)に供給する
手差し原稿供給手段(52、47)と、前記サイドガイ
ド(7)の位置を検出する検出手段(61)と、前記サ
イドガイド(7)の所定値以上に拡がっていることを前
記検出手段(61)が検出した状態にあっては、前記手
差し原稿供給手段(52、47)にて前記エンドレスベ
ルト(20)に供給された手差し原稿(P)を前記原稿
搬送手段(9、11、17)を経由して前記原稿載置台
(5)上への排出を可能とし、前記サイドガイド(7)
が前記所定値以下の拡がり状態にあっては、上記原稿載
置台(5)への排出を禁止する制御手段(60)と、を
備えてなることを特徴とする原稿自動給送装置(2)に
ある。
【0007】また、好ましくは、前記制御手段(60)
は、前記サイドガイド(7)が所定値以下の拡がり状態
にある場合、前記エンドレスベルト(20)にて前記読
取り位置に搬送された手差し原稿(P)を、該エンドレ
スベルト(20)及び手差し原稿供給手段(52、4
7)が逆転することに基づき前記手差し原稿供給口(5
4)に排出してなるとよい。
【0008】さらに、前記エンドレスベルト(20)に
て読取り位置に搬送された手差し原稿(P)を前記原稿
載置台(5)上に排出する制御と、前記エンドレスベル
トにて読取り位置に搬送された手差し原稿(5)を前記
手差し原稿供給口(54)に排出する制御とを切換える
切換え手段を備えてなると、好ましい。
【0009】また、望ましくは、前記原稿搬送手段
(9,11,17)は、原稿載置台(5)上の原稿
(P)を前記エンドレスベルト(20)に搬送し、該エ
ンドレスベルト(20)にて読取り位置に搬送した後該
ベルト(20)を逆転して、前記原稿載置台(5)上に
排出するスイッチバック経路と、前記原稿載置台(5)
上の原稿を前記エンドレスベルト(20)に搬送し、該
エンドレスベルト(20)を、前記読取り位置を経由し
て一方向に回転して、前記原稿載置台(5)上に排出す
るクローズド経路と、を備えてなる、とよい。
【0010】そして、本発明は、原稿自動給送装置
(2)と、前記プラテン(3)上の読取り位置にて前記
原稿を読取り、該読取った情報にて画像を形成する画像
形成手段と、該画像形成手段に形成された画像をシート
材に転写しつつ搬送するシート材搬送装置と、を備えて
なる画像形成装置にも同様に適用される。
【0011】なお、上述カッコ内の符号は図面を参照す
るために示すものであって本発明の構成をなんら限定す
るものではない。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、エンドレスベルトによって
読み取り位置に搬送された手差し原稿を前記原稿載置台
に排出する制御と、エンドレスベルトによって読み取り
位置に搬送された手差し原稿を手差し原稿供給口に排出
する制御とを切り替える、切替え手段を有している。
【0013】エンドレスベルトによって読み取り位置に
搬送された手差し原稿を手差し原稿供給口に排出する制
御に切り替えると、原稿が手差し原稿供給口より排出さ
れる。
【0014】一方、エンドレスベルトによって読み取り
位置に搬送された手差し原稿を原稿載置台に排出する制
御に切り替えると、原稿載置台に備えられているサイド
ガイドが所定値以上の拡がり状態にあるときは、原稿が
大ローラの外側を通って原稿載置台に排出される。ま
た、サイドガイドが所定値以下の拡がり状態にあるとき
は、原稿は手差し原稿載置台に排出される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。
【0016】図1は、本発明にかかる原稿自動給送装置
が適用可能な画像形成装置の一例として複写機の概略構
成を示している。
【0017】複写機の装置本体900は、原稿読み取り
部としてのプラテンガラス3、光源907、レンズ90
8、給紙部909、画像形成部902等を備えている。
上記プラテンガラス3上方には、原稿自動給送装置2が
配設されている。
【0018】給紙部909は、シートSを収納して装置
本体900に着脱自在なカセット910と、ペディスタ
ル912に配置されたデッキ913と、シートSを画像
形成部902に給送する給送ローラ911を有する。画
像形成部902には、円筒状の感光ドラム914、現像
器915、転写帯電器916、分離帯電器917、クリ
ーナ918、一次帯電器919等がそれぞれ配設されて
いる。画像形成部902の下流側には、搬送装置92
0、定着装置904、排出ローラ905等が配設されて
いる。
【0019】上述構成の複写機の動作を簡単に説明す
る。
【0020】装置本体900に設けられている制御装置
930から給紙信号が出力されると、カセット910,
911またはデッキ913からシートSが給送される。
一方、光源907からプラテンガラス3に載置されてい
る原稿Pに当てられて反射した光は、レンズ908を介
して感光ドラム914に照射される。感光ドラム914
は、あらかじめ一次帯電器919により帯電されてお
り、光が照射されることにより静電潜像が形成され、次
いで現像器915によりトナー像が形成される。
【0021】給紙部909から給送されたシート材S
は、レジストローラ901で斜行が補正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部902へ送られる。画
像形成部902では、転写帯電器916によって、送ら
れてきたシートSに感光ドラム914のトナー像が転写
され、転写されたシートSは分離帯電器917によって
転写帯電器916と逆極性に帯電されて感光ドラム91
4から分離される。
【0022】そして、分離されたシートSは、搬送装置
920により定着装置904に搬送されて、定着装置9
04によりシートSに未定着トナー像が永久定着され
る。トナー像が定着されたシート材Sは排出ローラ90
5により装置本体900から排出される。
【0023】このようにして、給紙部909から給送さ
れたシート材Sは画像が形成されて排出される。
【0024】図2は、原稿自動給送装置2の縦断正面図
を示している。
【0025】同図において、原稿載置台5上には、載置
された複数枚の原稿Pに対し、その幅方向の位置を規制
して全体を整合させる1対のサイドガイド7がスライド
自在に支持されている。原稿P上に載置しているリサイ
クルレバー10は、未給紙の原稿Pと給紙後に原稿載置
台5上に排出される給紙済の原稿Pとを区別する部材で
ある。6は、原稿Pの先端部を受けて整合させ、給紙時
には原稿載置台5の下方に退避するシャッタを示してい
る。原稿載置台5は、支軸4を中心として図2の傾斜位
置と、図3に示す水平位置とに、回動可能になってお
り、図1の位置では、原稿Pが半月状の第1の送り出し
ローラ9の回転によって最下側から送り出されるように
構成されている。
【0026】第1の送り出しローラ9の下流側には、原
稿給送方向に回転する搬送ローラ11と、原稿戻し方向
に回転する分離ベルト12からなる第1の分離部が設け
られていて、該分離部では、第1の送り出しローラ9に
より送り出された原稿Pを1枚ずつ分離して搬送する。
第1の分離部の下流側には、大ローラ13とこれに当接
している給紙ローラ15からなる第1の給紙ローラ対が
配設されていて、前記第1の分離部及び第1の給紙ロー
ラ対によって形成される第1の搬送経路16が構成され
ている。
【0027】プラテンガラス3上方には、原稿搬送手段
1 が配設されている。原稿搬送手段F1 は、エンドレ
スベルト20と、駆動ローラ17と、従動ローラ19と
を有する。駆動ローラ17と従動ローラ19に巻回され
た正逆転自在のエンドレスベルト20が、プラテンガラ
ス3に当接して配設されており、このエンドレスベルト
20の正転により、所定のタイミングによって原稿Pが
プラテンガラス3上に搬送される。そして、読み取り位
置に停止された原稿Pは、光源907の矢印方向への走
査により原稿像が固定読みされる。
【0028】読み取り終了後の原稿Pは、エンドレスベ
ルト20の逆転により大ローラ13の外側の搬送経路を
経てフラッパ25へ搬送される。フラッパ25は、原稿
Pの両面を読み取る場合に原稿Pを反転してプラテンガ
ラス3へガイドし、片側読みの場合は、原稿Pをシート
排出経路26を介して排出ローラ対29へガイドする。
27は、排出経路26を通過する原稿Pを検知する検知
センサを示している。排出ローラ対29により排出され
る原稿Pは、原稿載置台5上の未給紙の原稿P上に載置
され、リサイクルレバー10により区別される(スイッ
チバック経路)。
【0029】なお、上述原稿搬送手段F1 は、第1の分
離部、第1の給紙ローラ対等をも有している。
【0030】原稿載置台5が、図3の位置にあるときに
は、原稿Pは、その後端側を先頭して第2の搬送経路4
5を介してプラテンガラス3へ搬送されるようになって
いる。
【0031】原稿Pの後端側にも、原稿Pの先端側に配
設されている上述した原稿搬送手段F1 とほぼ同様の構
成からなる原稿搬送手段F2 が配設されている。すなわ
ち、原稿搬送手段F2 は、ガイド板37、半月状の第2
の送り出しローラ36、原稿Pを第2の送り出しローラ
36に押圧するウェイト39、原稿給送方向に回転する
搬送ローラ40、原稿Pの戻し方向に回転する分離ベル
ト41、駆動ローラ17、従動ローラ19、エンドレス
ベルト20を有している。原稿載置台5に載置された原
稿Pは、第2の送り出しローラ36によって、下流側に
送り出され、さらに、搬送ローラ40と分離ベルト41
からなる第2の分離部によって、1枚ずつ分離される。
搬送ローラ40と分離ベルト41とからなる第2の分
離部の下流側には、分離後の原稿Pを読み取り部として
のプラテンガラス3へ搬送する第2の搬送経路45が設
けられている。この第2の搬送経路45には、搬送ロー
ラ対43、中継センサ48、中継ローラ46、給紙ロー
ラ対47がそれぞれ配設されている。
【0032】前記給紙ローラ対47の上ローラとエンド
レスベルト20の第2のローラ19との間には、原稿P
をプラテンガラス3へ導いたり、又はプラテンガラス3
上の原稿Pをガイドしたりする移動ガイド部材50が配
設されている。
【0033】第2の分離部によって分離された原稿P
は、第2の搬送経路45、移動ガイド部材50を経由し
て従動ローラ19によってプラテンガラス3上に搬送さ
れる。プラテンガラス3上に搬送された原稿Pは、固定
された光源907を通過し流し読みされた後、大ローラ
13の外側を通って排出経路26に搬送され、排出ロー
ラ対29によって、原稿載置台5に載置される。ところ
で、本実施例においては、図2に示すように手差し原稿
を原稿自動給送装置2に給送する手差し原稿給送機構を
備えている。
【0034】図4は手差し原稿Pを原稿自動給送装置2
に給送する手差し原稿給送機構の拡大図である。
【0035】手差し原稿給送機構は、原稿Pを載置する
手差しトレイ51と、手差し原稿供給口54と、手差し
トレイ51に載置された原稿Pを給送する手差し給送ロ
ーラ52(手差し原稿供給手段)と、手差し原稿ガイド
板53、49と、原稿Pを斜行補正するとともに従動ロ
ーラ19に搬送する給紙ローラ対47(手差し原稿供給
手段)とを備えてなる。
【0036】手差しトレイ51は、手差し給送ローラ対
52の上ローラを支軸として回動自在になっている。そ
して、手差し時に原稿給送機構を使用しない場合には、
手差しトレイ51は、自動原稿給送装置2に収納するこ
とができ、該機構を使用する場合には、手差し給送ロー
ラ対52の上ローラを中心に自動原稿給送装置2から取
り出せるようになっており、該トレイ上の最下位の原稿
が手差し給紙ローラ対52に当接する位置で止まるよう
に構成されている。手差し原稿供給口54は、手差しト
レイ51に設けられている手差し原稿挿入口51aから
挿入された原稿を給送するとともに、プラテンガラス3
上の原稿Pを手差しトレイ51上の手差し原稿載置台5
1bに排出するときの原稿排出口を兼ねる。
【0037】給紙ローラ対52は、手差し原稿供給口5
4から供給された原稿Pを手差し原稿ガイド板53に沿
って給紙ローラ対47に搬送する。
【0038】給紙ローラ対47は搬送されてきた原稿P
を斜行補正するとともに手差し原稿ガイド板49に沿っ
て、従動ローラ19に搬送するように構成されている。
【0039】エンドレスベルト20によってプラテンガ
ラス3上の読み取り位置に搬送された原稿Pは、光源9
07によって読み取られると、第1駆動モータの駆動軸
が逆回転し駆動ローラ17が逆回転することによって、
エンドレスベルト20、従動ローラ19が逆回転し、こ
れによって従動ローラ19と不図示のギアトレインによ
って連結されている給紙ローラ対47も逆回転する。さ
らに、第2の駆動モータの駆動軸が逆回転し中継ローラ
46が逆回転することによって、中継ローラ46の駆動
と連結されている手差し給紙ローラ52も逆回転する。
このような動作によって、プラテン上の原稿Pは、手差
し給紙ローラ対47のニップ部に狭持された状態で手差
しトレ51イ上の手差し原稿載置台51bに載置され
る。
【0040】一方、原稿自動給送装置2は、エンドレス
ベルト20によって読み取り位置にに搬送された手差し
原稿Pに対し2種類の制御を行うスイッチ、すなわち、
これをを前記手差し原稿供給口54に排出する制御と原
稿載置台5上に排出する制御とを切り替える不図示のス
イッチ(切り替え手段)を有する。該スイッチはサービ
スマンによって切り替えるようになっており、エンドレ
スベルト20によって読み取り位置に搬送された原稿P
を原稿載置台5上に排出する制御を選択する場合には以
下のような構成をとり、動作を行う。図5に示すよう
に、原稿記載台5上には、スライド自在に支持され、原
稿Pの幅方向を規制する1対のサイドガイド7が備えら
れており、それぞれのサイドガイド7には、原稿載置台
5の下方にラック7aが配設されており、原稿記載台5
下方中央部に配設されているピニオン7bにかみ合うよ
うになっている。ピニオン7bは、回転角を検知するボ
リュウム(検出手段)7cのボリュウム軸7dに固着さ
れている。このような構成をとることによって、サイド
ガイド7をスライドするとボリュウムが回転し、そのボ
リュウム角によって原稿載置台5上のサイドガイド7の
位置を検知することができる。
【0041】また、原稿自動給送装置2は、光源907
によって読み取られた手差し原稿Pを原稿載置台5に設
けられたボリュウム角によって検知できるサイドガイド
7の位置に応じて、手差し供給口54に排出する場合と
原稿載置台5に排出する場合とに制御する制御装置(制
御手段)60を有している。サイドガイド7が原稿載置
台5の両端に所定値以上拡がっている状態、すなわち、
本実施例では最大に開かれた状態において、手差し原稿
供給口54より給送された原稿Pは、がプラテンガラス
3上の読み取り位置で流し読みあるいは連送読みされた
後、大ローラ13の外側、排出経路26を通って、原稿
載置台5に排出される。一方、サイドガイド7が原稿載
置台5の両端に所定値以下の拡がり状態にある場合、す
なわち、本実施例では最大に開かれていない状態にある
場合には、プラテンガラス3上の読み取り位置に載置さ
れた原稿Pは、禁止手段60aによって原稿載置台5へ
の載置が禁止され、駆動モータM1 が逆回転することに
よって、駆動ローラ17が反転し、これにともないエン
ドレスベルト20、従動ローラ19、給紙ローラ対47
が反転し手差しローラ対52のにニップ部に挟持された
状態で手差しトレイ51上に載置される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンドレスベルトによって読み取り位置に搬送された手
差し原稿を手差し原稿供給口に排出する制御に切り替え
ると、原稿が手差し原稿供給口より排出され、オペレー
タが直近に画像形成処理された原稿を把握できる。
【0043】また、エンドレスベルトによって読み取り
位置に搬送された手差し原稿を原稿載置台に排出する制
御に切り替えると、原稿が大ローラの外側を通って原稿
載置台に載置されるので、原稿が原稿載置台に排出され
る前に次の原稿を給送でき連続して無駄なく原稿の読み
取りが可能となる。
【0044】また、原稿搬送手段がシートを反転する必
要がないので、手差し原稿給送時に静穏化が図られる。
【0045】なお、エンドレスベルトによって読み取り
位置に搬送された手差し原稿を原稿載置台に排出する制
御に切り替えた場合において、原稿載置台に配設された
サイドガイドが所定位置以下の拡がり状態にあっては、
手差し原稿供給口から原稿Pが排出されるのでサイドガ
イド間の幅がガイドすべきシートの幅よりも狭いことに
起因するジャム防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体を示す縦断面
図。
【図2】本発明に係る、手差し給送機構を用いた原稿自
動給送装置(スイッチバック経路)の縦断正面図。
【図3】本発明に係る、手差し給送機構を用いた原稿自
動給送装置(クローズド経路)の縦断正面図。
【図4】本発明に係る手差し給送機構を拡大した縦断面
図。
【図5】本発明に係る原稿載置台の平面図。
【図6】従来の手差し原稿給送機構を備えた自動原稿給
送装置。
【符号の説明】
P 原稿 2 原稿自動給送装置 3 プラテンガラス 5 原稿載置台 6 第1のシャッタ 7 サイドガイド 7c 検出手段(ボリュウム) F1 、F2 原稿搬送手段 9 第1の送り出しローラ 10 サイクルレバー 11 搬送ローラ 12 分離ベルト 13 大ローラ 15 給紙ローラ 16 第1の搬送経路 17 駆動ローラ 19 従動ローラ 20 エンドレスベルト 26 排出経路 29 排出ローラ対 36 第2の送り出しローラ 40 搬送ローラ 41 分離ベルト 47 手差し原稿供給手段(給紙ローラ
対) 50 移動ガイド部材 51 手差しトレイ 51a 手差し原稿挿入口 51b 手差し原稿載置台 52 手差し原稿供給手段(手差し給紙ロ
ーラ) 54 手差し原稿供給口 60 制御手段(制御装置) 60a 禁止手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置し得る原稿載置台と、 該原稿載置台上にスライド自在に支持され、原稿の幅方
    向を規制するサイドガイドと、 プラテン上の読取り位置に原稿を搬送するエンドレスベ
    ルトを有し、前記原稿載置台上の原稿を該エンドレスベ
    ルトに給送し、そして該エンドレスベルトから原稿を前
    記原稿載置台に排出する原稿搬送手段と、 を備えてなる原稿自動給送装置において、 手差し原稿供給口と、 該手差し原稿供給口の原稿を前記エンドレスベルトに供
    給する手差し原稿供給手段と、 前記サイドガイドの位置を検出する検出手段と、 前記サイドガイドが所定値以上に拡がっていることを前
    記検出手段が検出した状態にあっては、前記手差し原稿
    供給手段にて前記エンドレスベルトに供給された手差し
    原稿の、前記原稿搬送手段を経由して前記原稿載置台上
    への排出を可能とし、前記サイドガイドが前記所定値以
    下の拡がり状態にあっては、上記原稿載置台への排出を
    禁止する制御手段と、を備えてなることを特徴とする原
    稿自動給送装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記サイドガイドが所
    定値以下の拡がり状態にある場合、前記エンドレスベル
    トにて前記読取り位置に搬送された手差し原稿を、該エ
    ンドレスベルト及び手差し原稿供給手段が逆転すること
    に基づき前記手差し原稿供給口に排出してなる、 請求項1記載の原稿自動給送装置。
  3. 【請求項3】 前記エンドレスベルトにて読取り位置に
    搬送された手差し原稿を前記原稿載置台上に排出する制
    御と、前記エンドレスベルトにて読取り位置に搬送され
    た手差し原稿を前記手差し原稿供給口に排出する制御と
    を切換える切換え手段を備えてなる、 請求項1又は2記載の原稿自動給送装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿搬送手段は、原稿載置台上の原
    稿を前記エンドレスベルトに搬送し、該エンドレスベル
    トにて読取り位置に搬送した後該ベルトを逆転して、前
    記原稿載置台上に排出するスイッチバック経路と、前記
    原稿載置台上の原稿を前記エンドレスベルトに搬送し、
    該エンドレスベルトを、前記読取り位置を経由して一方
    向に回転して、前記原稿載置台上に排出するクローズド
    経路と、を備えてなる、 請求項1ないし3のいずれか1項記載の原稿自動給送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれか1項記
    載の原稿自動給送装置と、 前記プラテン上の読取り位置にて前記原稿を読取り、該
    読取った情報にて画像を形成する画像形成手段と、 該画像形成手段に形成された画像をシート材に転写しつ
    つ搬送するシート材搬送装置と、 を備えてなる画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20150210492A1 (en) * 2014-01-30 2015-07-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing media
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