JPH0891529A - 書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置 - Google Patents
書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置Info
- Publication number
- JPH0891529A JPH0891529A JP27191794A JP27191794A JPH0891529A JP H0891529 A JPH0891529 A JP H0891529A JP 27191794 A JP27191794 A JP 27191794A JP 27191794 A JP27191794 A JP 27191794A JP H0891529 A JPH0891529 A JP H0891529A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- book
- books
- partition plates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、書籍類の発送、集荷作業所に設置
された自動発送ラインにおける搬送装置であって、各種
サイズの書籍を搬送できるように仕切板の内寸を書籍の
サイズに合わせて簡単に調節変更することができ、搬送
中の書籍が荷崩れを起こすことなく高速タクト運転で確
実に搬送することができる構造簡単で操作容易にして堅
牢な装置を安価に得ることを目的としたものである。 【構成】外側チェーンコンベヤと内側チェーンコンベヤ
とを両端に配設した回転軸に同芯軸状に掛渡して書籍搬
送コンベヤ体を構成し、両チェーンコンベヤの夫々のス
ラットに立設した仕切板を互いに対向させて書籍収納区
画部を形成すると共に、両チェーンコンベヤを相対的に
逆方向に回動することで両仕切板の内寸を広狭可能に移
動して該書籍収納区画部に収納する書籍の幅サイズに合
わせて調整し、また両チェーンコンベヤを同期回転させ
ることによって両仕切板の内寸を固定状態として書籍搬
送コンベヤ体を高速タクト運転するものである。
された自動発送ラインにおける搬送装置であって、各種
サイズの書籍を搬送できるように仕切板の内寸を書籍の
サイズに合わせて簡単に調節変更することができ、搬送
中の書籍が荷崩れを起こすことなく高速タクト運転で確
実に搬送することができる構造簡単で操作容易にして堅
牢な装置を安価に得ることを目的としたものである。 【構成】外側チェーンコンベヤと内側チェーンコンベヤ
とを両端に配設した回転軸に同芯軸状に掛渡して書籍搬
送コンベヤ体を構成し、両チェーンコンベヤの夫々のス
ラットに立設した仕切板を互いに対向させて書籍収納区
画部を形成すると共に、両チェーンコンベヤを相対的に
逆方向に回動することで両仕切板の内寸を広狭可能に移
動して該書籍収納区画部に収納する書籍の幅サイズに合
わせて調整し、また両チェーンコンベヤを同期回転させ
ることによって両仕切板の内寸を固定状態として書籍搬
送コンベヤ体を高速タクト運転するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、書籍類の発送、集荷
作業所に設置された自動発送ラインにおける搬送装置に
関するものである。
作業所に設置された自動発送ラインにおける搬送装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の自動発送ラインにおける
搬送装置は、チェーンコンベヤの各スラットに仕切板が
夫々固定され、この両仕切板によって形成された書籍収
納区画部に書籍を収納積載してタクト運転を行い書籍を
搬送するものであった。
搬送装置は、チェーンコンベヤの各スラットに仕切板が
夫々固定され、この両仕切板によって形成された書籍収
納区画部に書籍を収納積載してタクト運転を行い書籍を
搬送するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この装置は
高速タクト運転を行う場合、その間欠的作動による慣性
作用で書籍収納区画部内の書籍が荷崩れを起こす虞れが
あり、これを防止する手段として、書籍収納区画部を形
成している両仕切板間の内寸を搬送する書籍のサイズと
ほぼ同じ内寸に設定しているため、一定の幅サイズの書
籍しか搬送することができなかった。しかし多種類のサ
イズの書籍を搬送するには、書籍のサイズに合わせて仕
切板の内寸を変更できるように外部からの作動手段を採
ると構造が複雑になり、またスラットにも何らかの装置
を搭載することになることから、チェーンコンベヤを作
動させる電動機は大容量が必要となり、チェーンコンベ
ヤのチェーンサイズも大型化する欠点がある。そこで、
この発明は、上記の従来技術の問題点に鑑み、これを解
決すべくなされたものであって、各種サイズの書籍を搬
送できるように仕切板の内寸を書籍のサイズに合わせて
簡単に調節変更することができ、搬送中の書籍が荷崩れ
を起こすことなく高速タクト運転で確実に搬送すること
ができる構造簡単で操作容易にして堅牢な自動発送ライ
ンにおける搬送装置を安価に得ることを目的としたもの
である。
高速タクト運転を行う場合、その間欠的作動による慣性
作用で書籍収納区画部内の書籍が荷崩れを起こす虞れが
あり、これを防止する手段として、書籍収納区画部を形
成している両仕切板間の内寸を搬送する書籍のサイズと
ほぼ同じ内寸に設定しているため、一定の幅サイズの書
籍しか搬送することができなかった。しかし多種類のサ
イズの書籍を搬送するには、書籍のサイズに合わせて仕
切板の内寸を変更できるように外部からの作動手段を採
ると構造が複雑になり、またスラットにも何らかの装置
を搭載することになることから、チェーンコンベヤを作
動させる電動機は大容量が必要となり、チェーンコンベ
ヤのチェーンサイズも大型化する欠点がある。そこで、
この発明は、上記の従来技術の問題点に鑑み、これを解
決すべくなされたものであって、各種サイズの書籍を搬
送できるように仕切板の内寸を書籍のサイズに合わせて
簡単に調節変更することができ、搬送中の書籍が荷崩れ
を起こすことなく高速タクト運転で確実に搬送すること
ができる構造簡単で操作容易にして堅牢な自動発送ライ
ンにおける搬送装置を安価に得ることを目的としたもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
てこの発明は、外側チェーンコンベヤと内測チェーンコ
ンベヤとを両端に配設した回転軸に同芯軸状に掛渡して
書籍搬送コンベヤ体を構成し、両チェーンコンベヤの夫
々のスラットに立設した仕切板を互いに対向させて書籍
収納区画部を形成すると共に、両チェーンコンベヤを相
対的に逆方向に回動することで両仕切板の内寸を広狭可
能に移動して該書籍収納区画部に収納する書籍の幅サイ
ズに合わせて調整し、また両チェーンコンベヤを同期回
転させることによって両仕切板の内寸を固定状態として
書籍搬送コンベヤ体を高速タクト運転するものである。
てこの発明は、外側チェーンコンベヤと内測チェーンコ
ンベヤとを両端に配設した回転軸に同芯軸状に掛渡して
書籍搬送コンベヤ体を構成し、両チェーンコンベヤの夫
々のスラットに立設した仕切板を互いに対向させて書籍
収納区画部を形成すると共に、両チェーンコンベヤを相
対的に逆方向に回動することで両仕切板の内寸を広狭可
能に移動して該書籍収納区画部に収納する書籍の幅サイ
ズに合わせて調整し、また両チェーンコンベヤを同期回
転させることによって両仕切板の内寸を固定状態として
書籍搬送コンベヤ体を高速タクト運転するものである。
【０００５】
【実施例】この発明の構成を図面に示す一実施例につい
て以下詳細に説明する。書籍搬送コンベヤ体１は外側チ
ェーンコンベヤ２と内側チェーンコンベヤ３で構成され
いる。外側チェーンコンベヤ２はチェーン２１の両端を
スプロケットホイール２２、２２に掛け渡し、一方のス
プロケットホイール２２に駆動用シャフト２３を連結す
ると共に、他方のスプロケットホイール２２に従動用シ
ャフト２４を連結する。また内側チェーンコンベヤ３の
チェーン３１は外側チェーンコンベヤ２のチェーン２１
の内側に配設してその両端をスプロケットホイール３
２、３２に掛け渡し、一方のスプロケットホイール３２
に駆動用シャフト３３を連結すると共に、他方のスプロ
ケットホイール３２に従動用シャフト３４を連結する。
そして、外側チェーンコンベヤ２の駆動用シャフト２３
と内側チェーンコンベヤ３の従動用シャフト３４とを同
芯軸状に回転自在に嵌合し、外側チェーンコンベヤ２の
従動用シャフト２４も内側チェーンコンベヤ３の駆動用
シャフト３３と同芯軸状に回転自在に嵌合する。さら
に、書籍搬送コンベヤ体１の両端基台１１上には夫々外
測チェーンコンベヤ駆動用サーボモータ２７および内側
チェーンコンベヤ駆動用サーボモータ３７が設置する。
サーボモータ２７は歯付プーリ２５、歯付ベルト２６を
介して駆動用シャフト２３に連結することによって外側
チェーンコンベヤ２を回転駆動し、サーボモータ３７も
歯付プーリ３５、歯付ベルト３６を介して駆動用シャフ
ト３３に連結することによって内側チェーンコンベヤ３
を回転駆動する。また、外側チェーンコンベヤ２のチェ
ーン２１には、スラット４に仕切板４１を立設し、内側
チェーンコンベヤ３のチェーン３１のスラット５にも、
上記仕切板４１と対面する仕切板５１を立設して、仕切
板４１と仕切板５１との両仕切板によって書籍収納区画
部６を形成し、この両仕切板の間の書籍収納区画部６内
には、外側チェーンコンベヤ２のチェーン２１に固定し
た取付板４２に支持板４３を２列立設し、夫々チェーン
の回転方向に向く片持ち軸４４を間隔を置いて取付け、
これに受けローラ４５を回転自在に枢着してローラ群を
構成する。一方、内側チェーンコンベヤ３のチェーン３
１固定した取付板５２に支持板５３を２列立設し、夫々
チェーンの回転方向に向く片持ち軸５４を間隔を置いて
取付け、これに受けローラ５５を回転自在に枢着してロ
ーラ群を構成するが、取付板４２および内側の受けロー
ラ４５はこれと対向する取付板５２および内側の受けロ
ーラ５５と衝突しないように互いに喰違い状に取付けら
れている。さらに、書籍搬送コンベヤ体１の背面部に
は、基台１１上に間隔を置いて固定台６１を複数台設置
し、この固定台６１に取付けたベアリングに摺動自在に
嵌合したスライド台６２に背面板６３を立設すると共
に、固定台６１に取付けたエアーシリンダ６４のロッド
６５をスライド台６２に連結して、書籍収納区画部６に
収納する書籍の大きさに応じて背面板６３を前後に移動
する。７１は書籍切出し装置であって、書籍搬送コンベ
ヤ体１に沿って複数台設置されている。７２は排出台で
あって、書籍搬送コンベヤ体１の移送方向の先端部分に
設置されている。
て以下詳細に説明する。書籍搬送コンベヤ体１は外側チ
ェーンコンベヤ２と内側チェーンコンベヤ３で構成され
いる。外側チェーンコンベヤ２はチェーン２１の両端を
スプロケットホイール２２、２２に掛け渡し、一方のス
プロケットホイール２２に駆動用シャフト２３を連結す
ると共に、他方のスプロケットホイール２２に従動用シ
ャフト２４を連結する。また内側チェーンコンベヤ３の
チェーン３１は外側チェーンコンベヤ２のチェーン２１
の内側に配設してその両端をスプロケットホイール３
２、３２に掛け渡し、一方のスプロケットホイール３２
に駆動用シャフト３３を連結すると共に、他方のスプロ
ケットホイール３２に従動用シャフト３４を連結する。
そして、外側チェーンコンベヤ２の駆動用シャフト２３
と内側チェーンコンベヤ３の従動用シャフト３４とを同
芯軸状に回転自在に嵌合し、外側チェーンコンベヤ２の
従動用シャフト２４も内側チェーンコンベヤ３の駆動用
シャフト３３と同芯軸状に回転自在に嵌合する。さら
に、書籍搬送コンベヤ体１の両端基台１１上には夫々外
測チェーンコンベヤ駆動用サーボモータ２７および内側
チェーンコンベヤ駆動用サーボモータ３７が設置する。
サーボモータ２７は歯付プーリ２５、歯付ベルト２６を
介して駆動用シャフト２３に連結することによって外側
チェーンコンベヤ２を回転駆動し、サーボモータ３７も
歯付プーリ３５、歯付ベルト３６を介して駆動用シャフ
ト３３に連結することによって内側チェーンコンベヤ３
を回転駆動する。また、外側チェーンコンベヤ２のチェ
ーン２１には、スラット４に仕切板４１を立設し、内側
チェーンコンベヤ３のチェーン３１のスラット５にも、
上記仕切板４１と対面する仕切板５１を立設して、仕切
板４１と仕切板５１との両仕切板によって書籍収納区画
部６を形成し、この両仕切板の間の書籍収納区画部６内
には、外側チェーンコンベヤ２のチェーン２１に固定し
た取付板４２に支持板４３を２列立設し、夫々チェーン
の回転方向に向く片持ち軸４４を間隔を置いて取付け、
これに受けローラ４５を回転自在に枢着してローラ群を
構成する。一方、内側チェーンコンベヤ３のチェーン３
１固定した取付板５２に支持板５３を２列立設し、夫々
チェーンの回転方向に向く片持ち軸５４を間隔を置いて
取付け、これに受けローラ５５を回転自在に枢着してロ
ーラ群を構成するが、取付板４２および内側の受けロー
ラ４５はこれと対向する取付板５２および内側の受けロ
ーラ５５と衝突しないように互いに喰違い状に取付けら
れている。さらに、書籍搬送コンベヤ体１の背面部に
は、基台１１上に間隔を置いて固定台６１を複数台設置
し、この固定台６１に取付けたベアリングに摺動自在に
嵌合したスライド台６２に背面板６３を立設すると共
に、固定台６１に取付けたエアーシリンダ６４のロッド
６５をスライド台６２に連結して、書籍収納区画部６に
収納する書籍の大きさに応じて背面板６３を前後に移動
する。７１は書籍切出し装置であって、書籍搬送コンベ
ヤ体１に沿って複数台設置されている。７２は排出台で
あって、書籍搬送コンベヤ体１の移送方向の先端部分に
設置されている。
【０００６】このように構成されているので、書籍搬送
コンベヤ体１によって書籍Ａを搬送するには、搬送する
書籍Ａの大きさに合わせて書籍収納区画部６を構成する
両仕切板４１と仕切板５１との間隔を調整する。例えば
小さい書籍Ａを搬送する場合は、サーボモータ２７を駆
動することにより歯付プーリ２５、歯付ベルト２６を介
し駆動用シャフト２３を回転して外側チェーンコンベヤ
２のチェーン２１に取付けた仕切板４１を図３において
右方向に移動し、一方サーボモータ３７を駆動して歯付
プーリ３５、歯付ベルト３６を介し駆動用シャフト３３
を回転して内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１に取
付けた仕切板５１を左方向へ移動する。これによって両
仕切板４１と仕切板５１との距離は互いに近寄り、書籍
収納区画部６の内寸を搬送する書籍Ａの大きさと合うよ
うに調節することができる。その際これと同時に取付板
４２および内側の受けローラ４５はこれと対向する取付
板５２および内側の受けローラ５５と互いに喰違い状に
取付けられているので、近寄っても喰込み合って衝突し
ないように配置される。また、書籍搬送コンベヤ体１の
背面部は、エアーシリンダ６４を作動して背面板６３を
前後に移動することによって収納する書籍の大きさに対
応するように調節する。このように書籍収納区画部６の
内寸を調節して所望の位置に設定したならば、両サーボ
モータ２７、３７を同一方向に回転駆動させる。この回
転はタクトピッチ間隔で互いに同期したタクト運転で行
なわれるので、この両サーボモータ２７、３７の回転力
を受けて、夫々歯付プーリ２５、３５および歯付ベルト
２６、３６を介し両駆動用シャフト２３、３３を回転駆
動し、これによって外側チェーンコンベヤ２のチェーン
２１および内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１は同
一方向に等速度で間欠的に回転する。そこで、書籍搬送
コンベヤ体１に沿って設置されている各書籍切出し装置
７１より書籍Ａを書籍収納区画部６に切出し、外側チェ
ーンコンベヤ２と内側チェーンコンベヤ３の同期タクト
運転によって書籍Ａを間欠的に搬送して排出台７２より
排出される。その際、両チェーンコンベヤ２、３は共に
サーボモータを使用しているので運転速度、ストップ時
の加減速時間を簡単容易に制御でき、両仕切板４１、５
１もこの運転に追従してその内寸法は確実に維持されて
移動し、荷姿を保持しながら４００ｍｍ／ｓの高速タク
ト運転が可能となる。さらにまた、搬送する書籍Ａが大
きい場合は、上記操作と逆の操作を行って書籍収納区画
部６の内寸を構成する両仕切板４１と仕切板５１との間
隔を広げ搬送する書籍Ａの大きさに合わせるように調節
すれば良い。しかる後、両サーボモータ２７、３７を同
一方向に回転駆動させ外側チェーンコンベヤ２のチェー
ン２１および内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１を
同一方向に等速度で間欠的に回転する同期タクト運転を
行うことによって書籍Ａを間欠的に搬送することができ
る。
コンベヤ体１によって書籍Ａを搬送するには、搬送する
書籍Ａの大きさに合わせて書籍収納区画部６を構成する
両仕切板４１と仕切板５１との間隔を調整する。例えば
小さい書籍Ａを搬送する場合は、サーボモータ２７を駆
動することにより歯付プーリ２５、歯付ベルト２６を介
し駆動用シャフト２３を回転して外側チェーンコンベヤ
２のチェーン２１に取付けた仕切板４１を図３において
右方向に移動し、一方サーボモータ３７を駆動して歯付
プーリ３５、歯付ベルト３６を介し駆動用シャフト３３
を回転して内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１に取
付けた仕切板５１を左方向へ移動する。これによって両
仕切板４１と仕切板５１との距離は互いに近寄り、書籍
収納区画部６の内寸を搬送する書籍Ａの大きさと合うよ
うに調節することができる。その際これと同時に取付板
４２および内側の受けローラ４５はこれと対向する取付
板５２および内側の受けローラ５５と互いに喰違い状に
取付けられているので、近寄っても喰込み合って衝突し
ないように配置される。また、書籍搬送コンベヤ体１の
背面部は、エアーシリンダ６４を作動して背面板６３を
前後に移動することによって収納する書籍の大きさに対
応するように調節する。このように書籍収納区画部６の
内寸を調節して所望の位置に設定したならば、両サーボ
モータ２７、３７を同一方向に回転駆動させる。この回
転はタクトピッチ間隔で互いに同期したタクト運転で行
なわれるので、この両サーボモータ２７、３７の回転力
を受けて、夫々歯付プーリ２５、３５および歯付ベルト
２６、３６を介し両駆動用シャフト２３、３３を回転駆
動し、これによって外側チェーンコンベヤ２のチェーン
２１および内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１は同
一方向に等速度で間欠的に回転する。そこで、書籍搬送
コンベヤ体１に沿って設置されている各書籍切出し装置
７１より書籍Ａを書籍収納区画部６に切出し、外側チェ
ーンコンベヤ２と内側チェーンコンベヤ３の同期タクト
運転によって書籍Ａを間欠的に搬送して排出台７２より
排出される。その際、両チェーンコンベヤ２、３は共に
サーボモータを使用しているので運転速度、ストップ時
の加減速時間を簡単容易に制御でき、両仕切板４１、５
１もこの運転に追従してその内寸法は確実に維持されて
移動し、荷姿を保持しながら４００ｍｍ／ｓの高速タク
ト運転が可能となる。さらにまた、搬送する書籍Ａが大
きい場合は、上記操作と逆の操作を行って書籍収納区画
部６の内寸を構成する両仕切板４１と仕切板５１との間
隔を広げ搬送する書籍Ａの大きさに合わせるように調節
すれば良い。しかる後、両サーボモータ２７、３７を同
一方向に回転駆動させ外側チェーンコンベヤ２のチェー
ン２１および内側チェーンコンベヤ３のチェーン３１を
同一方向に等速度で間欠的に回転する同期タクト運転を
行うことによって書籍Ａを間欠的に搬送することができ
る。
【０００７】なお、上記実施例の書籍収納区画部を構成
する両仕切板の間隔を調整する手段として、両サーボモ
ータによって外側チェーンコンベヤと内側チェーンコン
ベヤとを互いに逆方向に回動させたが、これに代わって
いずれか一方のチェーンコンベヤのチェーンをサーボモ
ータで回動させ、他方のチェーンコンベヤのチェーンに
対して相対的に移動するようにしても良い。
する両仕切板の間隔を調整する手段として、両サーボモ
ータによって外側チェーンコンベヤと内側チェーンコン
ベヤとを互いに逆方向に回動させたが、これに代わって
いずれか一方のチェーンコンベヤのチェーンをサーボモ
ータで回動させ、他方のチェーンコンベヤのチェーンに
対して相対的に移動するようにしても良い。
【０００８】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
この発明は内外両チェーンコンベヤの両端の回転軸を夫
々同芯軸状にして掛渡して駆動し、仕切板を互いに対向
させて書籍収納区画部を形成したものであるから、両チ
ェーンコンベヤを相対的に逆方向に回動することで簡単
に書籍の幅サイズに合わせて両仕切板の内寸を調節変更
でき各種サイズの書籍を容易に搬送できる。また書籍は
高速タクト運転によって搬送する際、運転速度、ストッ
プ時の加減速時間を簡単容易に制御できる上、両仕切板
はその内寸法が変動せずこの運転に追従して搬送中の書
籍の荷崩れを防止し確実に搬送することができるもの
で、構造簡単で操作容易にして堅牢な装置を安価に提供
することができる等、種々の優れた効果を有するもので
ある。
この発明は内外両チェーンコンベヤの両端の回転軸を夫
々同芯軸状にして掛渡して駆動し、仕切板を互いに対向
させて書籍収納区画部を形成したものであるから、両チ
ェーンコンベヤを相対的に逆方向に回動することで簡単
に書籍の幅サイズに合わせて両仕切板の内寸を調節変更
でき各種サイズの書籍を容易に搬送できる。また書籍は
高速タクト運転によって搬送する際、運転速度、ストッ
プ時の加減速時間を簡単容易に制御できる上、両仕切板
はその内寸法が変動せずこの運転に追従して搬送中の書
籍の荷崩れを防止し確実に搬送することができるもの
で、構造簡単で操作容易にして堅牢な装置を安価に提供
することができる等、種々の優れた効果を有するもので
ある。
【図１】この発明の一部省略した概略側面図
【図２】同じく一部省略した概略平面図
【図３】同じく要部の拡大横断平面図
【図４】同じく要部の拡大縦断側面図
【図５】同じく要部の拡大縦断正面図
１ 書籍搬送コンベヤ体 ２ 外側チェーンコンベヤ ２１、３１ チェーン ２３、３３ 駆動用シャフト ２４、３４ 従動用シャフト ２７、３７ サーボモータ ３ 内側チェーンコンベヤ ４、５ スラット ４１、５１ 仕切板 ４５、５５ 受けローラ
Claims (1)
- 【請求項１】 外側チェーンコンベヤと内側チェーンコ
ンベヤとを両端に配設した回転軸に同芯軸状に掛渡して
書籍搬送コンベヤ体を構成し、両チェーンコンベヤの夫
々のスラットに立設した仕切板を互いに対向させて書籍
収納区画部を形成すると共に、両チェーンコンベヤを相
対的に逆方向に回動することで両仕切板の内寸を広狭可
能に移動して該書籍収納区画部に収納する書籍の幅サイ
ズに合わせて調整し、また両チェーンコンベヤを同期回
転させることによって両仕切板の内寸を固定状態として
書籍搬送コンベヤ体を高速タクト運転することを特徴と
する書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27191794A JP3564644B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27191794A JP3564644B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0891529A true JPH0891529A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3564644B2 JP3564644B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=17506677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27191794A Expired - Fee Related JP3564644B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 書籍類の自動発送ラインにおける搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3564644B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111071753A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-04-28 | 深圳市红标点科技有限公司 | 一种书籍整理分离装置 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP27191794A patent/JP3564644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111071753A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-04-28 | 深圳市红标点科技有限公司 | 一种书籍整理分离装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3564644B2 (ja) | 2004-09-15 |
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