JP3751071B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は定形物の搬送において、搬送物に与える振動を抑制し、かつ摩擦抵抗を減じて搬送可能な搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
定形物の搬送においては、一般にローラコンベア、ベルトコンベア等を用いている。これらの搬送手段は搬送物との接触による摩擦抵抗にて搬送手段の移送に応じて搬送するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の搬送手段では搬送物との間に生じる摩擦のため、搬送抵抗が大となり、また搬送手段にて発生する振動が直接搬送物に伝わり、搬送物を損傷する等の欠点がある。
【0004】
本発明は摩擦力を必要とすることなく、安全に搬送物を搬送することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになしたもので、ベース上両端部に駆動源にて回動可能に支持された2本の平行する軸と、この対向する2軸間にしかも軸端に偏心軸受を介して蠕動するように対設した2組の搬送板群とよりなり、この両軸端間に掛け渡すように配設する搬送板群は夫々複数枚の搬送板を重ねて構成すると共に、前記各搬送板を夫々位相が一定量ずつずれるようにした偏心軸受にて支持した搬送装置において、前記2組の搬送板群を分けてベースの両側部に互いに対向して配設し、該対向する搬送板群を構成する搬送板の内側から順に夫々その偏心軸受の位相を等しくなるようし、各搬送板の上面には搬送物の下面を支持する複数の支持片を、内側の搬送板の支持片を搬送板の頂部をほぼ水平に外向きに折り曲げて、外側の搬送板の支持片を搬送板の頂部をほぼ水平に内向きに折り曲げて、かつ、夫々の支持片の突設位置の位相をずらして重なり合わないように形成したことを特徴とする。
この場合において、搬送装置の複数を直列状に配列配置して長搬送路とすることができる。
【0006】
【作 用】
間歇搬送する複数枚の重なった各搬送板を、夫々位相を一定量ずらして回転駆動される2本の軸間で、かつ軸端部にしかも位相を一定量ずつずれて蠕動するように偏心軸受を介して支持しているので、搬送物との接触を少なくすることができ、摩擦をも低減できると共に、同一構成のものを直列的に配列することにより搬送距離を自由に選定できるものとなる。
【0007】
【実施例】
以下本発明の搬送装置を図面に示す実施例にもとづいて説明する。
図において1は搬送装置のベースで、これは構成する搬送装置の目的、搬送距離、搬送物の大きさ等により定めるものとし、長距離搬送時には、このベース1を直列的に2以上を配列配置することを可能とし、このように所定の大きさとしたベース1の上面で、その両端部位置に軸受2,2・・・を夫々取り付け、このベース一端部位置の左右の軸受2,2にて1本の軸3を回動自在に支持し、かつこのベース端部の2本の軸3,3を互いに平行にするように配設する。
【0008】
この軸3,3はその両端がベース1の外側方へ突出する長さとし、この左右の軸受2,2間にてスプロケットホイール4を取り付け、このスプロケットホイール4とベース1上の任意位置に配設したモータ等の動力源5に設けたスプロケットホイール6との間にチェン7を張架し、動力源5の駆動にて対向する2本の軸3,3は同方向に、かつ同一速度にて回転駆動するようにする。なお両軸3及び動力源5に設けるスプロケットホイール4,6及びこれに張架するチェン7の代わりにプーリ及びベルトあるいはギヤ等の動力伝達手段とすることも可能で、この動力伝達手段は図示のものに限定されることはない。
【0009】
またベース1の両側部には夫々2枚以上の複数枚を外側方向に重ねた搬送板群8,9を互いに対向して配設し、この搬送板群8,9即ち各搬送板81,82,83及び91,92,93の両端位置部に、偏心軸受11,12,13を取り付け、この各偏心軸受11,12,13に前記軸3の端部を挿通して軸3に回動自在に支持すると共に、この各搬送板81,82,83及び91,92,93の上面には搬送物の下面を支持して蠕動運動に伴って搬送物を移送するための支持片8a,8b,8c,9a,9b,9cを夫々所定間隔毎に突設する。
【0010】
各搬送板の上面に突設する支持片8a,8b,8c及び9a,9b,9cは、すべて同じ形状とすることも、或いは異なる形状とすることも可能で基準高さ位置で同一の搬送板の支持片にて、定形の搬送物下面にほぼ同時に接触して支持するようにしてその形状、突設位置等を定めるものである。一枚の搬送物に設けるこの支持片の個数及び間隔は、搬送物が安定して搬送できるようにして定めるものであると共に、ベースの外側方向に重ねた各搬送板においても各搬送板の支持片の位置も夫々異なるようにして突設する。例えば、図示のように互いに重なった各搬送板の支持片は夫々互いに順次組み合わされるようにして配列配設されるものとする。しかし各搬送板にあっては各支持片の高さは等しくし、同一の搬送板の支持片で搬送物下面を支持できれば、その形状は一定でなくても良い。
【0011】
偏心軸受11,12,13はすべて同じ構成であるので、その一つに付いて説明する。偏心軸受11は搬送板に固定する搬送箱11aに軸受外輪11bを回動自在に支持し、この外輪11b内に軸3を嵌挿支持するが、この軸3の軸心と、外輪11bの中心とを予め定めた量だけ偏心させて、外輪11bに軸3を取り付ける。
【0012】
そして各搬送板81,82,83及び91,92,93に設ける偏心軸受11,12,13は夫々位相を予め定めた角度、ずらすようにする。例えば図示のように搬送板群を3枚一群とする場合、軸3の1回転にて1巡するよう偏心軸受11,12,13は夫々120度ずつ位相を異にして搬送板に取り付けるもので、この軸の回動と偏心軸受の偏心量に応じて各搬送板は軸3を中心として順次蠕動運動を行うようにする。この各搬送板が順次蠕動をすることにより各搬送板の支持片頂面は順次予め定めた基準水平位置より上下しつつ軸3の軸心より前方へ移動し、この各搬送板の蠕動作用にて搬送物を搬送させる。
【0013】
従って上述の如く構成する搬送装置において、以下その動作を説明する。
動力源5の駆動にて動力伝達機構を介して軸3,3を回動させると、この軸端に夫々偏心軸受11,12,13を介して取り付けた搬送板が蠕動する。この場合、ベース1の両側に配設した搬送板のうち81と91、82と92、83と93は夫々偏心軸受の位相を等しくしているので、搬送物はまず搬送板81、91の支持片8a,9aにて支持され、かつその蠕動にて支持片の1ストローク分だけ搬送され、支持片が定位置より降下する際、次位の搬送板82、92の蠕動にてこの搬送板82,92の支持片8b,9bに搬送物は移載される。このように夫々位相がずれて蠕動する搬送板の支持片にて、搬送物は順次移載されて搬送されるものである。
【0014】
なお各搬送板に突設する支持片8a,8b,8c・・・は、平板状の搬送板上面を所要間隔で突出させ、頂部をほぼ水平に折り曲げて搬送物下面を支持しやすくすると共に、全搬送板支持片の蠕動時、その最高位置が同じようにするものとする。
【0015】
上記実施例では、搬送装置1台について説明しているが、このベース1の全長よりも長い工程を搬送する長距離搬送には、上述の如く構成した搬送装置を1ユニットとし、これを直列的に互いに隣接して直線上又は曲路線上に、複数台を配列配置して構成すれば良い。この複数台を配設する場合、各搬送装置の駆動速度を同期させれば1つのコンベアの如くして使用できる。また、搬送工程において搬送速度を変える必要があれば、所定工程区間の搬送装置の駆動速度を変えるものでよい。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の搬送装置は、ベースの両側に対設した複数枚の搬送板を、夫々一定量位相をずらすようにした偏心軸受にて蠕動するようにしているため、順次蠕動する各搬送板にて搬送物を持ち上げ、一定量ずつ搬送して次に受け渡すので、摩擦を必要とせず、搬送物・装置の双方に摩耗を生じない利点がある。
また、搬送板の上面に複数突設する支持片を重なる各搬送板毎に夫々その突設位置の位相をずらして配設しているので、搬送物の搬送が連続して行える利点がある。
【0017】
さらに、請求項2記載の発明においては、本装置を直列に配列することにより長い距離の搬送が可能となり、搬送長及び搬送経路を任意に選定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送装置の1実施例を示す外観斜視図である。
【図2】 偏心軸受の正面図である。
【図3】 位相のずれた各偏心軸受の作動説明図である。
【図4】 長距離搬送装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ベース
3 軸
5 動力源
8 搬送板群
81,82,83 搬送板
8a,8b,8c 支持片
9 搬送板群
91,92,93 搬送板
9a,9b,9c 支持片
11 偏心軸受
12 偏心軸受
13 偏心軸受
Claims (2)
- ベース上両端部に駆動源にて回動可能に支持された2本の平行する軸と、この対向する2軸間にしかも軸端に偏心軸受を介して蠕動するように対設した2組の搬送板群とよりなり、この両軸端間に掛け渡すように配設する搬送板群は夫々複数枚の搬送板を重ねて構成すると共に、前記各搬送板を夫々位相が一定量ずつずれるようにした偏心軸受にて支持した搬送装置において、前記2組の搬送板群を分けてベースの両側部に互いに対向して配設し、該対向する搬送板群を構成する搬送板の内側から順に夫々その偏心軸受の位相を等しくなるようし、各搬送板の上面には搬送物の下面を支持する複数の支持片を、内側の搬送板の支持片を搬送板の頂部をほぼ水平に外向きに折り曲げて、外側の搬送板の支持片を搬送板の頂部をほぼ水平に内向きに折り曲げて、かつ、夫々の支持片の突設位置の位相をずらして重なり合わないように形成したことを特徴とする搬送装置。
- 搬送装置を直列状に複数を配列配置した請求項1記載の搬送装置。
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- 1996-03-11 JP JP08322596A patent/JP3751071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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